JP3003930U - 排塵装置を有するハンドカッターのアーム - Google Patents

排塵装置を有するハンドカッターのアーム

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JP3003930U
JP3003930U JP1994006104U JP610494U JP3003930U JP 3003930 U JP3003930 U JP 3003930U JP 1994006104 U JP1994006104 U JP 1994006104U JP 610494 U JP610494 U JP 610494U JP 3003930 U JP3003930 U JP 3003930U
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arm
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由美子 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は円形刃物と排塵装置のファンを回す
駆動力を原動機から取り出せる排塵装置を有するハンド
カッターのアームに関するものであり、ハンドカッター
のコンパクト化と排塵装置の能力アップと原動機能力、
排塵能力、切断能力の最適配分をチューンアップできる
自由度を高めることのできる排塵装置を有するハンドカ
ッターのアームを得ることを目的とする。 【構成】 減速装置を中に設置したアームの一端に原動
機取付用マウントを形設させ、他端を安全カバーの側面
と固着し、この固着しない方の安全カバーの側面に向け
て前記減速装置に発生する回転運動を動力伝達手段で取
り出し、その端末出力をB面に設置する排塵装置と端末
出力増速機構を介在させてつないだ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は円形刃物と排塵装置のファンを回す駆動力を原動機から取り出せる排 塵装置を有するハンドカッターのアームに関する。
【0002】
【従来の技術】
原動機の回転出力を円形刃物を回す工具に利用するとき、減速装置が必要であ る。円形刃物を先端に枢着できるアームを原動機に突設し、原動機の回転出力軸 と円形刃物固定軸とを減速装置を介してつないだ構成が知られる。更にこのアー ムに対して排塵装置を付け加えるときは、前記減速装置に発生する回転運動をプ ーリーの組み合わせで増速して取り出し、その回転出力を排塵装置とつないでい た。その例を図1乃至図3に示す。
【0003】 図1において、アーム(1)は減速装置(2)を内蔵できるハウジングも兼ね ている。このアーム(1)は原動機(3)と安全カバー(4)を橋渡している。 安全カバー(4)はアーム(1)の先端に固着しており、アーム(1)の後端に は原動機取付用マウント(5)が形成し、当該マウントと原動機(3)を取付ボ ルトを使って結合するものである。円形刃物(6)が図1に示す矢印方向に回転 するので、物を切断中に発生する粉じんは安全カバー(4)の中に流れ込む。流 れ込んだ粉じんを安全カバー(4)の内部に形成させるボリュート隔壁(7)で 排塵穴(8)に収れんさせ、この穴から粉じんを排塵装置(9)で排出していた 。その排塵装置(9)は後述する減速装置(2)の屈撓媒介リンクとの関わり合 いから、図1に示す安全カバー(4)の位置に設置されていた。
【0004】 減速装置(2)としての動力伝達手段は、図1の点線部分に相当するものであ り、図3の(イ)(ロ)図に示す。当該減速装置(2)は、これらの図に示すよ うに、大径プーリー(10)と中径プーリー(11)と小径プーリー(12)を 同芯一体とした複合プーリー(13)と円形刃物固定軸用の駆動プーリー(14 )と排塵ファン固定軸用の小径プーリー(15)とからなる。ベルト(17)を 原動機の回転出力軸用の小径プーリー(16)と複合プーリー(13)の大径プ ーリー(10)に巻回し、ベルト(18)を複合プーリー(13)の小径プーリ ー(12)と円形刃物固定軸用の駆動プーリー(14)に巻回し、ベルト(19 )を複合プーリー(13)の中径プーリー(11)と排塵ファン固定軸用の小径 プーリー(15)に巻回して、それぞれ屈撓媒介リンクを形成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術では、原動機(3)の回転出力を一旦、複合プーリー(13)に取り 込み、当該複合プーリー(13)から円形刃物(6)と排塵ファン(20)を回 す二系統の回転出力を取り出している。この手段においては、円形刃物(6)を 回す減速比は都合良く達成できるが、排塵ファン(20)を回す増速比は都合良 く達成できなかった。それは、原動機(3)の回転出力は複合プーリー(13) の大径プーリー(10)によって一旦減速されており、その減速後の回転出力を もとに、複合プーリー(13)の中径プーリー(11)と排塵ファン固定軸用の 小径プーリー(15)を一巻きのベルト(19)でリンクさせても、そのリンク に係る増速比で達成できる回転数は十分なものでなかった。又、図1から判るよ うに、排塵装置(9)を取り付けできる位置は、上記ベルト(19)の関係及び 排塵穴(8)の関係から、安全カバー(4)の周端付近に限定さる結果、図1の C点において、原動機(3)と排塵装置(9)が取り合いコンパクト化を阻害す る欠点が生起していた。更には、排塵ファン(20)の回転を高速にできないた めに排塵ファン(20)を大きくしなければならず、この点においてもコンパク ト化を阻害する一因になっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、安全カバー(4)の厚みでない一方の側面をA面、他方の側面をB 面とするとき、アーム(1)を固着させない側であるB面に排塵装置(9)を移 動させて、排塵装置(9)を安全カバー(4)の周端からはみ出ない位置に設置 可能とし、更には、A面に設置する減速装置(2)と、B面に設置する排塵装置 (9)とをつなぐ動力伝達手段を増速比の大幅なアップに役立てようとするもの であって、A面に設置する減速装置に発生する回転運動を前記動力伝達手段で取 り出し、当該動力伝達手段の端末出力をB面に迂回形成させ、その端末出力をB 面に設置する排塵装置(9)に端末出力増速機構を介在させてつないだことを特 徴とする排塵装置を有するハンドカッターのアームを提供しようとするものであ る。
【0007】 アーム(1)は横長で厚みのある台盤形状であって、中に減速装置(2)に係 る動力伝達手段を収納できるようにハウジングを形成させている。動力伝達手段 はプーリーとベルトの関係又はこれらにギアを組み合わせた関係でも構成できる 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、図4において、動力伝 達手段(21)をアーム(1)のA面からB面に向けて、アーム(1)の下方を 跨ぐように設置する。動力伝達手段(21)は大プーリー(22)と小プーリー (23)を軸(24)で結合したものである。小プーリー(23)と複合プーリ ー(13)の大径プーリー(11)にはベルト(27)を掛ける。大プーリー( 22)と排塵ファン固定軸用の小径プーリー(15)にはベルト(19)を掛け る。この場合のベルト(19)が掛かる屈撓媒介リンクが端末出力増速機構を構 成するものである。
【0009】 動力伝達手段(21)と減速装置(2)との関係は図6の(ロ)図に示す。減 速装置(2)は、大径プーリー(10)と中径プーリー(11)と小径プーリー (12)を同芯一体とした複合プーリー(13)と、円形刃物固定軸用の駆動プ ーリー(14)とからなる。ベルト(17)を原動機の回転出力軸用の小径プー リー(16)と複合プーリー(13)の大径プーリー(10)に巻回し、ベルト (18)を複合プーリー(13)の小径プーリー(12)と円形刃物固定軸用の 駆動プーリー(14)に巻回して、屈撓媒介リンクを形成する。
【0010】 排塵装置(9)は安全カバー(4)の図4に示す位置に設置する。排塵装置( 9)の吸塵口と安全カバー(4)に穿設する排塵穴(8)はダクト(25)で連 通させる。排塵装置(9)の吸塵口は、ボリュートポンプのようにうず形室の中 央に開口させている。集塵袋につながるホースの端を前記うず巻室の出口(26 )に填めて使用する。
【0011】 ベルト(17)が掛かる原動機の回転出力軸用の小径プーリー(16)と複合 プーリー(13)の大径プーリー(10)においては、後者は前者よりも減速回 転となる。プーリーの径の大小の関係に基づく。更に、ベルト(18)が掛かる 小径プーリー(12)と円形刃物固定軸用の駆動プーリー(14)においては、 後者は前者よりも減速する。プーリーの径の大小の関係に基づく。この場合にお いて、小径プーリー(12)は大径プーリー(10)と同芯一体であり、円形刃 物固定軸用の駆動プーリー(14)の回転は、原動機の回転出力軸用の小径プー リー(16)の回転から比較して二段階に減速されたことになる。この減速装置 (2)によって、原動機の回転出力を円形刃物を回す工具に利用できることとな る。
【0012】 ベルト(27)が掛かる動力伝達手段(21)の小プーリー(23)と複合 プーリー(13)の中径プーリー(11)においては、前者は後者よりも高速回 転となる。プーリーの径の大小の関係に基づく。更に、ベルト(19)が掛かる 動力伝達手段(21)の大プーリー(22)と排塵ファン固定軸用の小径プーリ ー(15)においては、後者は前者よりも高速回転となる。プーリーの径の大小 の関係に基づく。この場合において、小プーリー(23)と大プーリー(22) は軸(24)を通じて同芯一体であり、排塵ファン固定軸用の小径プーリー(1 5)の回転は、複合プーリー(13)の回転から比較して二段階に増速されたこ とになる。この端末出力増速機構によって、排塵装置(9)の排塵ファン(20 )を高速回転させることができる。 複合プーリー(13)から分岐する減速機構、増速機構共に二段階変速となる 。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、これまで原動機(3)と排塵装置(9)が取り合っていたC 点が解消するので、ハンドカッターの丈をコンパクト、軽量にすることができる 。二段階変速となるので、排塵装置の排塵能力の選択の自由度を上げることがで きる。このことは、原動機能力、排塵能力、切断能力の最適配分をチューンアッ プする自由度が高まり、作業に適したより軽量なハンドカッターを提供できるこ とになる。排塵ファンを高速で回転させることが可能となるので、排塵装置を小 型化できる。しても排塵効率を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のハンドカッターの右側面図である。
【図2】従来のハンドカッターの左側面図である。
【図3】(イ)図は減速装置としての動力伝達手段を示
す側面図であり、(ロ)図はその斜視図である。
【図4】本考案の一実施例を示す右側面図である。
【図5】本考案の一実施例を示す左側面図である。
【図6】(イ)図は本考案によるハンドカッターの平面
図であり、(ロ)図は動力伝達手段と減速装置との関係
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アーム 2 減速装置 3 原動機 4 安全カバー 5 原動機取付用マウント 6 円形刃物 7 ボリュート隔壁 8 排塵穴 9 排塵装置 10 大径プーリー 11 中径プーリー 12 小径プーリー 13 複合プーリー 14 円形刃物固定軸用の駆動プーリー 15 排塵ファン固定軸用の小径プーリー 16 原動機の回転出力軸用の小径プーリー 17 ベルト 18 ベルト 19 ベルト 20 排塵ファン 21 動力伝達手段 22 大プーリー 23 小プーリー 24 軸 25 ダクト 26 うず巻室の出口 27 ベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングを形成するアームを設け、当
    該アームの中に減速装置を設置し、当該アームの一端に
    は原動機取付用マウントを形設させ、そのアームの他端
    は安全カバーの側面と固着し、この固着した方の安全カ
    バーの側面をA面、その反対の側面をB面とするとき、
    前記減速装置に発生する回転運動を動力伝達手段で取り
    出して、当該動力伝達手段の端末出力をB面に迂回形成
    させ、その端末出力をB面に設置する排塵装置に端末出
    力増速機構を介在させてつないだことを特徴とする排塵
    装置を有するハンドカッターのアーム。
JP1994006104U 1994-05-06 1994-05-06 排塵装置を有するハンドカッターのアーム Expired - Lifetime JP3003930U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10225927A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Kioritz Corp 動力切断機
JPH10225925A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Kioritz Corp 動力切断機及び該切断機用遠心クラッチ
WO2019187949A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 工機ホールディングス株式会社 切断機

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