JPH10153247A - 駆動制御装置及びシート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents
駆動制御装置及びシート給送装置及び画像形成装置Info
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- JPH10153247A JPH10153247A JP9209894A JP20989497A JPH10153247A JP H10153247 A JPH10153247 A JP H10153247A JP 9209894 A JP9209894 A JP 9209894A JP 20989497 A JP20989497 A JP 20989497A JP H10153247 A JPH10153247 A JP H10153247A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65H3/06—Rollers or like rotary separators
- B65H3/0669—Driving devices therefor
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Abstract
く、生産効率の良い、しかも、駆動制御精度の優れた駆
動制御装置を提供すること。 【解決手段】駆動制御装置であって、回転する駆動歯車
4と、駆動歯車4と噛合する位置に設けられた第1欠歯
歯車14,第2欠歯歯車6とを備え、第2静止手段とし
て第2欠歯歯車の爪部13とソレノイド7とが設けら
れ、両者は第2欠歯歯車の欠歯部が駆動歯車4に対向す
る状態で、その回転を静止させる位置に配置されてい
る。また、回転手段であるスプリング10が、第1欠歯
歯車14の固定部11と、第2欠歯歯車6の固定部9で
その両端を固定され、連動手段として、溝部5にキー部
12aが挿入されている。
Description
くは画像形成装置に備えられるシート給送装置に用いら
れる駆動制御装置に関するものである。
置にはシート給送装置が備えられており、そのシート給
送装置には、給送ローラを駆動制御する駆動制御装置が
用いられている。
示すようなものがある。
示す概略断面図であり、その構成を大きく分けると、シ
ートカセット部、駆動部、給送ローラ部、ロック部、の
4つに分けることができる。そのそれぞれの機構につい
て以下に簡単に説明する。
ト108と、シート100とからなり、更にそのシート
カセットには、支点108aを中心に回動可能な中板1
08bが設けられ、その中板のシート給送方向下流側端
部には、突起108cが突設されている。中板裏面には
スプリング108dが備えられ、中板108bを図のX
方向に付勢している。
は、突起108cを介して給送ローラ部121のカム1
21aをY方向に回転する力として働く。これにより、
回転軸120を介してこのカム121aと一体的に設け
られた給送ローラ109、欠歯歯車121b,係止部材
121cもY方向に回転しようとする。しかし、係止部
材121cに設けられた係止爪121dと、ストッパ1
22とが係止することにより、給送ローラ部121は全
体的に静止している。
1dからはずれるとこの給送ローラ部121は全体とし
てY方向に一定角度回転し、もともとモータMによりW
方向に回転駆動されていた駆動歯車127と、欠歯歯車
121bの歯車部がかみ合い、次に図の状態になるまで
一回転する。一回転して欠歯歯車121bの欠歯部12
1eが駆動歯車127と対向する位置に戻ると、給送ロ
ーラ部121が更にY方向に回転しようとするのを再び
ストッパ122で係止する。
21cとを係止したり、またそれを解除したりする動作
は、ストッパ122をZ方向に付勢するスプリング12
2cとそれに抗してストッパ122を押圧するロック解
除部とで行う。
の係止部材123cが回転してストッパ122を押圧す
ることにより、給送ローラ部の係止爪121dとの係止
が解かれ、給送ローラ部121が全体として回転し始
め、それ以外のときには、常にスプリング122cによ
りストッパ122は給送ローラ部の係止部材121cに
対し押圧されている。
りつけられたカム123a、欠歯歯車123b、係止部
材123cと、このカム123cに回転力を与える板ば
ね125、そして、回転のタイミングを制御するソレノ
イド126からなっている。図の状態では、板ばね12
5によってカム123cはV方向に回転しようとする
が、係止部材123cの係止爪123dと、ソレノイド
アクチュエータ126aとが係止することにより全体と
して静止している。
ソレノイドアクチュエータ126aがソレノイド126
に引きつけられることにより、係止部材123cの係止
爪123dとの係止が解かれると、カム123cは板ば
ねの押圧力により、一定角度回転する。この回転で、欠
歯歯車123bの歯車部と、駆動歯車127がかみ合
い、カム123cはそのまま一回転する。カム123c
が一回転して再び欠歯歯車123bの欠歯部が図の位置
に来ると、同時にソレノイドアクチュエータ126aと
係止部材123cの係止爪123dとが係止し、回転が
止まる。
用いた駆動制御装置においては、欠歯歯車を駆動歯車に
かみ合うまで回転させる力(以後これを起回転力とい
う)が必要となる。
置においては、この起回転力は上記のように、中板10
8bの裏に設けたスプリング108dによって得られ、
給送ローラ部121のカム121aによって直接欠歯歯
車121bに伝えられていたため、必要以上の強さにな
っていた。
セットに積載されたシート100を給送ローラ109に
押圧するだけの十分な付勢力が必要で、その強い付勢力
をカム121aが起回転力として受けることによるもの
である。そして、この強い起回転力により、以下のよう
な数々の問題が存在していた。
121の係止爪121dとストッパ122との係止力を
強くするため、ソレノイドではその係止を解除すること
はできず、上記のようなロック解除部を設けなければな
らなかった。その結果、装置全体の構造が複雑となって
いた。
解除されて欠歯歯車121bと駆動歯車127とがかみ
合う際には、必要以上の力を駆動歯車に与えてしまって
いた。このため、その瞬間、モータM側の歯車と駆動歯
車との間のバックラッシ分だけ駆動歯車の回転速度が増
加していた。(図19) 上記のように起回転力を中板の裏に設けたスプリングに
よって得る構成でなく、特開平2−193830のよう
に独立したスプリングによって得る構成であっても、中
板の裏に設けたスプリングの付勢力はカムを通じて給送
ローラを回転する回転力となり、やはり、ロックが解除
されて欠歯歯車と駆動歯車とがかみ合う際に、必要以上
の力を駆動歯車に与えていた。
車と連動するあらゆる歯車に対して影響を与え、例え
ば、一般的な場合で、転写部にシートを直接搬送する搬
送ローラと連動している場合には、搬送ローラの回転速
度が増加しシートを転写部に押し込む形になり、画像の
ぶれ等が生じ、画像形成精度が低下していた。また、搬
送部全体の搬送速度のバランスが崩れ、ジャム等を起こ
し易くなることもあった。
り得ることであり、所定のタイミングで駆動源から回転
軸に回転を伝達するための駆動制御装置であって、回転
軸の回転開始時に駆動源に影響を及ぼすことの無いもの
の開発が待たれていた。
るために、中板の裏に設けたスプリング及び給送ローラ
部のカム以外の機構で必要十分な起回転力を得ることを
提案してなされたもので、その目的とするところは、ロ
ック解除機構の構成が簡単で部品点数も少なく、生産効
率の良い、しかも、駆動制御精度の優れた駆動制御装置
を提供することにあり、また、この駆動制御装置を用い
ることで、生産性が高く、給送ローラが安定して回転す
るシート給送装置を提供することにあり、また、このシ
ート給送装置を用いることで、生産性が高く、シート給
送精度及び画像形成精度の高い画像形成装置を提供する
ことにある。
に本発明にあっては、所定のタイミングで駆動源から回
転軸に回転を伝達するための駆動制御装置において、前
記駆動源に接続された駆動歯車と、前記回転軸に固定さ
れ、前記駆動歯車と噛合可能な位置に設けられた第1欠
歯歯車と、前記回転軸に対し回動可能に支持され、前記
駆動歯車と噛合可能な位置に設けられた第2欠歯歯車
と、前記第1欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向し
た状態で第1欠歯歯車を静止するための第1静止手段
と、前記第2欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向し
た状態で第2欠歯歯車を静止するための第2静止手段
と、前記第2静止手段の静止を解除した時に、前記第2
欠歯歯車を前記駆動歯車と噛合するように回転させる回
転手段と、前記第2欠歯歯車の回転に伴って、第1静止
手段を解除し、前記第1欠歯歯車を回転させ、前記駆動
歯車に噛合させる連動手段と、を備えたことを特徴とす
る。
装置では、回転手段によって第2欠歯歯車に起回転力を
与え、第2欠歯歯車が回転した後に連動手段によってそ
の回転力を第1欠歯歯車に伝える。この時、第2欠歯歯
車は回転軸と直接固定されていないので回転軸から負荷
を受けることはなく、第2静止手段の解除を小さな力で
行なうことができる。
は、第2欠歯歯車には伝わらないので、第2欠歯歯車が
駆動歯車と噛合する際に駆動歯車に対して力を与えず、
駆動歯車の回転速度の増加を防止することができる。
歯車に設けた係止部と、作動・非作動に応じて、該係止
部に係合して第2欠歯歯車を静止する状態と前記係止部
に非係合の静止解除状態とを切り替えるソレノイドと、
を有することを特徴とする。
機構で確実に行なうことができる。前記回転手段は、前
記第1及び第2欠歯歯車の間に掛け渡された付勢手段で
あって、該付勢手段は静止した第2欠歯歯車を前記駆動
歯車と噛合させる方向に付勢することを特徴とする。
る間、前記付勢手段によって回転方向に付勢力を受け、
静止が解かれると、その付勢手段を回転手段として回転
を始め、駆動歯車と噛合し、第2欠歯歯車の回転後は連
動手段により第1欠歯歯車の回転が開始する。
欠歯歯車との間に設けられた付勢手段の付勢力であるか
ら、装置全体の構成が小型化でき、部品点数も少なく、
組み立ても容易であり、生産効率を向上できる。
適である。
車との間に付勢手段をスペースを取らずに配置すること
ができる。
を回転させる際、第2欠歯歯車と同一位相で前記駆動歯
車に噛合させるように第1,第2欠歯歯車の相対位置を
規制することを特徴とする。
転手段として回転を始めると、連動手段を通じて第1欠
歯歯車に回転力が伝わり、第2欠歯歯車と位相がそろう
状態、つまり、互いの山と山、谷と谷がそろう状態で回
り始め、第2欠歯歯車が駆動歯車と噛合した後、第1欠
歯歯車もスムーズに駆動歯車と噛合することができる。
するキーと、前記第2欠歯歯車に設けられ該キーが挿入
される溝と、を有し、該溝は、前記第2欠歯歯車が前記
回転軸に対し相対的に所定の範囲内で回動可能であるよ
うに、キーの移動を許容する大きさに設けられたことを
特徴とする。
及び第1欠歯歯車と、第2欠歯歯車とを連動させること
ができる。
る軸部を設け、該軸部に対し、前記第2欠歯歯車を回動
可能に保持することを特徴とする。
く、第1欠歯歯車と回転軸との嵌合長を長く取ることが
できる。
駆動源から所定角度の回転を伝達することにより、シー
ト支持手段に支持されているシートを給送ローラにより
送り出すシート給送装置において、前記駆動源に接続さ
れた駆動歯車と、前記回転軸に固定され、前記駆動歯車
と噛合可能な位置に設けられた第1欠歯歯車と、前記回
転軸に対し回動可能に支持され、前記駆動歯車と噛合可
能な位置に設けられた第2欠歯歯車と、前記第1欠歯歯
車の欠歯部が前記駆動歯車に対向した状態で第1欠歯歯
車を静止するための第1静止手段と、前記第2欠歯歯車
の欠歯部が前記駆動歯車に対向した状態で第2欠歯歯車
を静止するための第2静止手段と、前記第2静止手段の
静止を解除した時に、前記第2欠歯歯車を前記駆動歯車
と噛合するように様に回転させる回転手段と、前記第2
欠歯歯車の回転に伴って、第1静止手段を解除し、前記
第1欠歯歯車を回転させ、前記駆動歯車に噛合させる連
動手段と、を備えたことを特徴とする。
動歯車に対し加速度を与えず、給送開始時に安定してシ
ートを給送できるシート給送装置を提供することができ
る。
れた中板と、該中板を給送ローラ側に付勢するスプリン
グと、を有し、前記回転軸に固定されたカムにより、回
転軸の回転に応じて、中板を揺動させるように構成し、
前記第1静止手段は、前記カムまたは中板のいずれか一
方に設けた凹部と、他方に設けた凸部とを係合させるこ
とによって回転軸を規制して前記第1欠歯歯車をその欠
歯部が前記駆動歯車に対向する状態で静止させる静止手
段であることを特徴とする。
給する際に、中板を下げるように設定することができ、
シートの補給が容易になる。また、簡単な機構で、第1
欠歯歯車を確実にその欠歯部が駆動歯車に対向する状態
で、静止させることができる。
達する時に、前記第1欠歯歯車が回転してその欠歯部の
端部が前記駆動歯車に到達する状態に設定され、且つ、
前記凹部と前記凸部が係合するときに、前記第1欠歯歯
車の欠歯部と前記駆動歯車とが対向する状態に設定され
ており、前記スプリングの付勢力は、前記前記カム及び
中板の凹部の端部に凸部が到達する状態から、前記凹部
と前記凸部が係合する状態に、カムを回転させることを
特徴とする。
が、駆動歯車に到達して、第1欠歯歯車に回転力が伝わ
らなくなってから、第1欠歯歯車の歯車部が駆動歯車と
一定の距離だけ離間し、安定して静止した状態になるま
で、第1欠歯歯車を回転させる回転力を中板に対する付
勢力から得ることになり、簡単な機構で、確実に第1欠
歯歯車を静止させることができる。
形状のローラであり、前記第1及び第2欠歯歯車が静止
状態の時に、切り欠かれた部分が前記中板に対向し、該
給送ローラと前記スプリングにより付勢された中板とを
離間させるころを設けたことを特徴とする。これによ
り、前記第1及び第2欠歯歯車が静止状態の時に、給送
ローラに対向する位置にシートが存在する状態でジャム
した場合でも、給送ローラの切り欠かれた部分が中板に
対向するので、給送ローラにシートが挟まれるというこ
とは無い。しかも、分離パッド等を用いて、シートを分
離する場合などには、ころにより、分離パッド等よりも
搬送方向下流側にシート束が侵入することを防止し、分
離パッド上にシートが存在する状態でジャムが起きた場
合にもシートを搬送方向上流へ引っ張り出すことがで
き、ジャム処理が容易になる。
後、次の搬送手段にシートが到達すると、シートに加わ
る負荷が必要以上になるのを防止できる。
該丸ローラと前記第1欠歯歯車との間にワンウェイクラ
ッチを設けることも好適であり、このように丸ローラが
常にシートに当接する場合にも給紙ローラが一回転して
停止した後、搬送方向下流側に配置された搬送手段に到
達したシートに負荷を与えることは無い。
第2欠歯歯車、第2静止手段、回転手段、付勢手段、連
動手段においても、上記駆動制御装置におけるものと同
様の特徴を持つことができ、その場合、上記と同様の作
用を有する。
置と、該シート給送装置により送り出されたシートに画
像を形成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とす
る。
シート給送を行なうことができ、画像形成精度の高い、
しかも生産効率の良い画像形成装置を提供することがで
きる。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
の実施の形態に係る駆動制御装置を用いたシート給送装
置の概略構成図を示す。図3はその動作説明図である。
及び(b)に基づいて説明する。
12に固定されている。3はころであり、給送ローラ1
の両側に回転自在に取付けられている。中板16は、シ
ート2の給送方向(図1(a)の矢印方向)上流側を支
点として揺動可能に支持され、コイルスプリング16b
で給送ローラ1に向けて付勢されている。
6には凸部16aがそれぞれ固定され、互いに当接する
ように配置されている。そして、回転軸12の回転にと
もない、カム17が凹部16aを押し下げ、給紙ローラ
1の切り欠き部分が中板16に積載されたシート2に対
向する位置で、シート2を給送ローラ1及びころ3から
離間させる。
出したり、補給したりする時の操作性をよくしている。
り、コイルスプリング8aにより給送ローラ1にむけて
付勢され、給送ローラ1で送り出された中板16上のシ
ートを一枚ずつ分離する。24は分離パッド8により分
離されたシートを画像形成手段に向けて搬送する搬送手
段としての搬送ローラ対である。
に、中板16が上がったままであれば、送り出されるシ
ートは分離パッド8と、ころ3とに挟まれているだけで
はなく、中板16に積載されているシート2と、ころ3
にも挟まれていることになりシートに加わる負荷が大き
くなる。これにより、駆動系の負担を大きくしてしまう
という問題があるので、下流側の搬送手段にシートが到
達すると中板16をカム17により下降させ、シートに
加わる負荷を軽減している。
ラ1の円弧の径よりもやや小径に設けられており、給送
ローラの切り欠き部が分離パッド8に対向した時にこの
ころ3が分離パット8上へシートを押し付けることで、
分離パット8上のシートの分離を安定して行なうことが
できる。
あるから、給送ローラ1に対向する位置にシートが存在
する状態でジャムが起きても簡単に引き抜くことがで
き、ジャム処理が容易になる。
には凹部17aが形成されており、この凹部17aに中
板16の凸部16aが係合することによって回転軸12
及び給紙ローラ1は静止状態が維持される。
ラの駆動制御装置について説明する。
は給紙ローラ1に駆動を伝達制御するための駆動制御装
置が設けられており、図示しないモータ等の駆動源に接
続された駆動歯車4と、駆動歯車4と噛合する位置に設
けられた第1欠歯歯車14,第2欠歯歯車6とを備えて
いる。
車4に対向する状態で、上記したカム17の凹部17a
と中板16の凸部16aが係合するように、回転軸12
に対し取付けられている。すなわち、凹部17a及び凸
部16aは第1欠歯歯車14を静止する第1静止手段と
して働く。一方、第2欠歯歯車6は、その溝部5に回転
軸12のキー部12aが遊嵌されることにより、所定範
囲回動可能に取付けられる。また、第2欠歯歯車6には
爪部13が設けられ、爪部13は、第1欠歯歯車14に
設けられた孔14aを貫通し、第1欠歯歯車14よりも
給紙ローラ1側に設けられたソレノイド7により係止さ
れる。この時、両者は、第2欠歯歯車6の欠歯部が駆動
歯車4に対向する状態で、その回転を静止させる位置に
配置されている。すなわち、爪部13とソレノイド7は
第2欠歯歯車6を静止する第2静止手段として働く。
りも給紙ローラ1側に配置したのは、ソレノイド7の配
置スペースによって、シート2の幅方向に装置が大きく
なることを防止するためのレイアウト上の問題であり、
装置の大型化につながらない場合は、他の位置に配置す
ることも可能である。
り、第1欠歯歯車14の固定部11と、第2欠歯歯車6
の固定部9でその両端を固定されている。第1欠歯歯車
14と第2欠歯歯車6の相対的位置関係によって弾性力
を発生させる。
送ローラ1とは、共に回転軸12上に固定されているた
め、給送ローラ1は第1欠歯歯車14に伴って回転され
る。
す。
第1欠歯歯車14及び第2欠歯歯車6はその欠歯部が重
複状態にあり、どちらも駆動ギア4と非係合状態であ
る。
態で縮む方向に一定の弾性力を発生しているが第1欠歯
歯車14及び第2欠歯歯車6はこの弾性力に抗して静止
している。
で示したように、回転軸12を介してカム17と固定さ
れており、またカム17は、図2(a)で示したように
第1静止手段としての凹部17aに中板16の凸部16
aが嵌り合った状態で安定状態を維持しているからであ
る。更に、第2欠歯歯車6が静止しているのは第2静止
手段である非通電状態のソレノイド7と係止部である爪
部13とが係止しているからである。
ック解除状態となると、Bの状態になる。
4と係合する状態である。
と、第2欠歯歯車6のみがスプリング10の弾性力によ
って、反時計回り方向に回転する。これは、つまり、第
1欠歯歯車14は第2欠歯歯車6に比べ、回転軸12を
介して給送ローラ1と固定されている分、抵抗が大き
く、また、凹部17aに凸部16aが係合し、静止状態
が維持されているため、スプリング10の弾性力で第2
欠歯歯車6のみが回転し、駆動歯車4と噛合する。
12のキー部12aに対して正転方向及び逆転方向のい
ずれにも回転可能なように、溝部5とキー部12aとの
間に遊びがあるため、第2欠歯歯車6と駆動歯車4がか
み合い始める時に歯先同士(山部と山部)が干渉しても
第2欠歯歯車6が正逆どちらにも回転でき、それぞれの
歯車同士が乗り上げることなくスムーズに噛み合うこと
ができる。
2欠歯歯車6が第1欠歯歯車14に対して回動可能な、
回転方向の限界である第1回動限界まで達すると、すな
わち、第2欠歯歯車6に設けられた溝部5の側壁5a
が、回転軸12に設けられたキー部12aに対し付勢す
ることで、連動手段として働き、第1欠歯歯車14を駆
動歯車4と噛み合うまで回転させる。この時、溝部5の
側壁5aは、第1欠歯歯車14と第2欠歯歯車6との歯
の位相が一致する位置に設けられており、第1欠歯歯車
14が駆動歯車4と噛み合う際には歯の干渉が起きない
ように設定されている。
歯歯車14が回転を始めた直後であって、駆動歯車4と
噛み合うまでの間に、スプリング16bによって中板1
6に及ぼされる付勢力が凸部16aを介してカム17に
対し回転力として作用し、第1欠歯歯車14に回転力を
与えることも考えられる。
第2欠歯歯車6の回転速度以上の速度で回転し、キー部
12aが溝部5の側壁5aから離間しても、溝のクリア
ランスがあるため、第2欠歯歯車6の回転を増速するま
でには至らず、更に、第1欠歯歯車14と駆動歯車4が
噛合する前にその回転力はなくなるため、再び溝部5の
側壁5aをキー部12aが付勢して回転する。
7に対して回転力として作用するのは図2(a)におけ
る角度θ程度、回転軸が回転する間であり、第1欠歯歯
車14が駆動歯車4に噛合するまで回転しなければなら
ない角度はθ以上に設定されているので、この回転力が
第1欠歯歯車14を介して駆動歯車4に伝わることはな
い。
ぼすことなく、バックラッシュによる問題も起こること
なく第1欠歯歯車14すなわち給送ローラ1が回転を始
めることができる。
駆動歯車4とが噛み合ったのち、第1欠歯歯車14は駆
動歯車4によって更に回転を続け、そのまま、第1欠歯
歯車14及び第2欠歯歯車6の両方が駆動歯車4と噛み
合った状態で、更に回転すると(図3Cの状態、このと
き、給送ローラ1のR部がシートをピックアップし搬送
する)、第2欠歯歯車6がほぼ一回転した後に駆動歯車
4との噛み合いが外れる(図3Dの状態)。
14は駆動歯車4と噛合しており、第1欠歯歯車14が
更に回り続けようとすると、第1欠歯歯車14と第2欠
歯歯車6との間に設けられたスプリング10が再び弾性
力を発生させ、その弾性力によって、第2欠歯歯車6は
更に回転し、ソレノイド7に爪部13が係止されて図3
Aの状態で静止する。
噛み合いが外れた直後には図2(b)に示すように、中
板16の凸部16aがカム17の凹部17aに係合する
寸前の状態にある。この状態では、中板16がスプリン
グ16bにより給紙ローラ1側に押圧されているため、
カム17が、凹部17aと凸部16aとが係合する方向
に回転し、それに伴って、第1欠歯歯車14も回転して
図3Aの状態に戻る。つまり、カム17の凹部17aと
中板16の凸部16aとが係合する寸前の、凸部16a
から凹部17aに加わる力は、カム17を凹部17aと
凸部16aとを係合する方向の回転力として作用するよ
うに設定されている。
ート給送装置は、非常に簡単な構成でスムーズ且つ効率
的な給送ローラ1の駆動を行なうことができ、また、ジ
ャム処理も、更に、シートの補充等も簡便に行なうこと
ができる。
態にかかるシート給送装置について、図4に示す。上記
第1の実施の形態では回転軸12上に設けたキー部12
aと、第2欠歯歯車6の溝部5とを連動手段としていた
が、本実施の形態では連動手段としての第1欠歯歯車1
4のキー部14a及び第2欠歯歯車6の溝部6aは、回
転軸12上にはなく、軸から離れた箇所に位置してい
る。
時に比べ軸から離れた分、回転中にキーにかかる負荷が
小さいので、キー自体を小さくすることができる。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
態にかかるシート給送装置について図5に示す。
接回転軸12に固定する構成であったが、本実施の形態
では回転軸12に歯車18を固定し、この歯車18と第
1欠歯歯車14と噛合させることによって、駆動制御装
置の回転を給送ローラ1に伝えシート給送を行わせる。
2の間に歯車18を介することによって、レイアウト上
の自由度が広がる。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
態にかかるシート給送装置について図6に示す。
2欠歯歯車6共にほぼ同様の欠歯部を有する欠歯歯車を
用いたが、本実施の形態では第2欠歯歯車6は上記実施
の形態と同様のものを用い、第1欠歯歯車14は図6の
様に回転方向後ろの部分にのみ歯15を有するものを用
いる。
力を受けた第2欠歯歯車6が駆動歯車4と噛合して回転
する間、溝5の側壁5aが回転軸12に設けたキー部1
2aに対して付勢し、給送ローラ1に回転力を与えるた
め、第1欠歯歯車14はこの部分に歯を設ける必要はな
く、削除したものである。
噛合を解かれ、第2静止手段によって静止すると、第1
欠歯歯車14は回転力を失うため、その状態になってか
ら、両欠歯歯車の欠歯部が駆動歯車4と対向する位置に
来るまでの間確実に回転する様に一部歯を設けたのであ
る。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
態にかかるシート給送装置について図7に示す。
は上記実施の形態と同様のものを用い、第1欠歯歯車1
4は図7の様に回転方向後ろの部分にのみ歯を有するも
のを用いたが、本実施の形態では逆に、第1欠歯歯車に
上記第1〜4の実施の形態と同様のものを用い、第2欠
歯歯車6には図9の様に回転方向前の部分にのみ歯を有
するものを用いた。
力を受けた第2欠歯歯車6が駆動歯車4と噛合して回転
し、溝5の側壁が回転軸12に設けたキー部12aに対
して付勢することで、第1欠歯歯車14が回転を始め、
駆動歯車4と噛合するまでが、第2欠歯歯車6の役割だ
と考えたものである。
よって直接回転力を与えられるのであるから、第2欠歯
歯車6が駆動歯車4によって回転力を受ける必要はな
く、その部分の歯を削除したのである。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
6の実施の形態に係るシート給送装置を示す。
0を回転手段とし、溝部4及びキー部12aを連動手段
として用いたが本実施の形態では、スプリング10を回
転手段及び連動手段として用いている。
の違いについて図9を用いて説明する。
欠歯歯車6は駆動歯車4と非噛合状態である。この状態
からソレノイド7に通電させ、第2欠歯歯車6が駆動歯
車4と噛合する状態Bになるところまでは、第1の実施
の形態と同様である。
歯車6が駆動歯車4と噛合して回転し始めると、第1の
実施の形態と異なり、スプリング10が縮もうとする力
が、第1欠歯歯車14が第2欠歯歯車6に対して、反時
計回りに回転する力となってつたわり、第1欠歯歯車1
4も回転を始める。
プリング10によって吸収された後、第1欠歯歯車14
と駆動歯車4とが噛合するように、スプリング10のば
ね係数及び第1欠歯歯車14の欠歯部の大きさは設定さ
れている。
回転して、再び第2欠歯歯車6と駆動歯車4との噛合が
解けた状態になると、爪部13とソレノイド7とが係止
して第2欠歯歯車6を静止させる(状態D)。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
態にかかるシート給送装置について図10に示す。
ものと同様であるが、上記実施の形態では給送ローラ1
として半月ローラを用いたのに対し、本実施の形態では
丸ローラを用いたものである。しかも、同時にカムを除
いたので中板は常時ローラへ付勢されている。
わるまで、つまり、シート後端部が給送ローラ1から出
るまで、常にローラ1と分離パッド8(図1(b)に挟
まれ、しかもソレノイド7の係止を解いた状態で、第1
欠歯歯車14、第2欠歯歯車6ごと回転しなければ、給
送ローラ1は矢印方向に回転できないため、ある一定の
シート長さのみ給送するということが困難である。
歯車14と回転軸12との間に設け、給送ローラ単独で
(第1欠歯歯車が静止していても)矢印方向に回転可能
とした。
にワンウェイクラッチ19の片側のかみ合い部を、回転
軸12の端部にもう片側のかみ合い部を配してある。回
転軸12側のかみ合い部にはワンウェイクラッチスプリ
ング20を設け、片側のかみ合い部を第2欠歯歯車側へ
押さえつけている。これにより、第2欠歯歯車14から
の回転を回転軸12側へ伝え、回転軸12側からの回転
を第2欠歯歯車14側へ伝えないようにしてある。
ッチを使い歯車と第2欠歯歯車が係合して回転を伝える
構成も考えられる。
用いれば、カム及びころを省略可能となるため、装置の
構成を簡略化できる。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
態に係るシート給送装置について図11に示す。
おける第1欠歯歯車14と、第2欠歯歯車6との位置関
係を逆にしたものである。
14のキー部14a及び第2欠歯歯車6の溝部6aを軸
から離れたところに配置することにより、軸周辺の自由
度が増し、第2欠歯歯車6を、第1欠歯歯車14よりも
給送ローラ1側において、回転軸12に回動可能に支持
させることができる。
おり、第1欠歯歯車14の同形の孔に嵌挿することによ
って、回転時に滑りが起きないように、互いに固定して
いる。
側に配置すれば、上記実施の形態のように、ソレノイド
7と爪部13との係止を給紙ローラ側で行うための孔1
4aを第1欠歯歯車に設ける必要がなくなり、構成が単
純化できる。
6の給送ローラ1側の面に係止部6bを設け、ソレノイ
ド7と共に第2静止手段を構成している。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
態に係るシート給送装置について図12、図13に示
す。
図、図13はその一部破断断面図である。
要は上記第8の実施の形態とほぼ同様だが、第1欠歯歯
車14に回転軸12を挿入固定する軸部14bを設け、
第2欠歯歯車6をこの軸部14bの外周に回動自在に取
付ける点で異なっている。
bを設けることにより、第1欠歯歯車14の幅を大きく
することなく、回転時に高い負荷のかかる第1欠歯歯車
14と回転軸12との嵌合長を確保することができる。
の固定強度を損なわずに、軸部14aの設けた分の幅だ
け装置全体の幅を狭くすることができ、装置の小型化を
図ることができる。
6、スプリング10の3部材のユニット化が可能である
ため、シート給送装置の組立性を向上することもでき
る。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
の形態に係るシート給送装置の概略斜視図を図14に、
概略断面図を図15に示す。
転軸12に固定支持されていたが、本実施の形態では第
1欠歯ギア14の軸部14aをカム17まで延長し、カ
ム17をその軸部14aに固定支持している。本実施の
形態のシート給送装置においても、駆動制御装置の動作
は上記第2の実施の形態で説明したものと同様であり、
第1欠歯歯車14の軸部14aに第2欠歯歯車6を回転
可能に保持することで、第9の実施の形態と同様に装置
の小型化が可能となる。
第1欠歯歯車14に直接に固定支持することで、第1欠
歯歯車14とカム17の位相方向の位置精度を向上でき
る。本発明の駆動制御装置は、第1の実施の形態におい
て説明したように、給送ローラ1がシート給送動作を終
え、初期の位置にもどる動作において、第1欠歯歯車1
4と駆動歯車4とが噛合を解除された状態で、丁度、図
5bに示すように中板16の凸部16aがカム17の凹
部16aに係合する寸前の状態になっている必要があ
り、また、カム17の凹部17aと凸部18aとが完全
に係合する状態(図5(a))で、第1欠歯歯車14は
図6Aの状態に戻る必要がある。従って、第1欠歯歯車
14とカム17の位相方向の位置精度を向上させれば、
装置全体の動作精度を向上する効果がある。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
の形態に係るシート給送装置の概略斜視図を図16に示
す。
ものとほぼ同様であるが、第9の実施の形態では給送ロ
ーラとして半月ローラを用いたのに対し、本実施の形態
は第7の実施の形態と同様、丸ローラ1及びワンウェイ
クラッチ19を用いたものである。
置の構成をより簡単なものとすることができる。
と同様であるため、同一の構成部分には同一の符号を付
してその説明は省略する。
2の実施の形態として、上記駆動制御装置を用いたシー
ト給送装置を適用可能な画像形成装置の概略構成を示
す。
てレーザ光を照射する光学系22と、像担持体である感
光体ドラム25、コロナ放電器である一次帯電器26、
現像器27、クリーナ28を有する画像形成部23と、
シートを給送、搬送、排出するシート搬送部とからな
る。
る感光体ドラム25は、その表面を一次帯電器26で電
圧印加されながら回転することよって一様に帯電されて
おり、画像情報に基づいて光学系から露光部を介して照
射された光像は、そのように予め一次帯電器26により
帯電された感光ドラム25上に潜像を形成し、現像器2
7によって現像剤(以下トナーという)の像を形成す
る。
29におけるシート2は、上記駆動制御装置により駆動
されるシート給送装置の一部である給送ローラ1、搬送
ローラ対24等で搬送され、画像形成部23に搬送され
る。
ナー像と逆極性の電圧を印加された転写ローラ30によ
って、トナー像を転写される。画像形成部23はクリー
ナ28によって感光体ドラムに残留したトナーを除去
し、次の画像形成に備える。
タを内蔵する定着ローラ31へと配送され、転写トナー
像を定着される。その後、シートは排出ローラ32へ搬
送されトレイ33へと排出される。
は欠歯歯車はすべて欠歯部が1つのものを用いたが、欠
歯部は複数でもよい。
用いた場合のみ示したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、所定のタイミングで所定角度回転させよう
とするあらゆる機能手段と連動して用いることができ
る。
次のような効果が得られる。
ら回転軸に回転を伝達するための駆動制御装置におい
て、前記駆動源に接続された駆動歯車と、前記回転軸に
固定され、前記駆動歯車と噛合可能な位置に設けられた
第1欠歯歯車と、前記回転軸に回動可能に支持され、前
記駆動歯車と噛合可能な位置に設けられた第2欠歯歯車
と、前記第1欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向し
た状態で第1欠歯歯車を静止するための第1静止手段
と、前記第2欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向し
た状態で第2欠歯歯車を静止するための第2静止手段
と、前記第2静止手段の静止を解除した時に、前記第2
欠歯歯車を前記駆動歯車と噛合する様に回転させる回転
手段と、前記第2欠歯歯車の回転に伴って、第1静止手
段を解除し、前記第1欠歯歯車を回転させ、前記駆動歯
車に噛合させるように連動させる連動手段と、を備えた
ので、簡単な構成で、回転軸からの負荷が駆動歯車に影
響することを防止でき、生産効率のよい、しかも駆動制
御精度の優れた駆動制御装置を提供することができる。
第2欠歯歯車に設けた爪部と、作動・非作動に応じて、
該爪部に係合して第2欠歯歯車を静止する状態と前記爪
部に非係合の静止解除状態とを切り替えるソレノイド
と、を有するので第2欠歯歯車の静止を簡単な機構で確
実に行なうことができる。
第1及び第2欠歯歯車の間に掛け渡された付勢手段であ
って、該付勢手段は静止した第2欠歯歯車を前記駆動歯
車と噛合させる方向に付勢するのでスペースを取らず、
部品点数も少なく、組み立ても容易であり、生産効率を
向上できる。更に回転力の調整が簡単に行なえる。
ングであるので、第1欠歯歯車と、第2欠歯歯車との間
に付勢手段をスペースを取らずに配置することができ
る。
は、前記第1欠歯歯車を回転させる際、第2欠歯歯車と
同一位相で前記駆動歯車に噛合させるように第1,第2
欠歯歯車の相対位置を規制するので、第2欠歯歯車が駆
動歯車と噛合した後、第1欠歯歯車もスムーズに駆動歯
車と噛合することができる。
回転軸の回転に追動するキーと、前記第2欠歯歯車に設
けられ該キーが挿入される溝と、を有し、該溝は、前記
第2欠歯歯車が前記回転軸に対し相対的に所定の範囲内
で回動可能であるように、キーの移動を許容する大きさ
に設けられたので、簡単な構成で、確実に回転軸及び第
1欠歯歯車と、第2欠歯歯車とを連動させることができ
る。
軸を挿入固定する軸部を設け、その軸部に対し、第2欠
歯歯車を回動可能に保持するので、装置全体の幅を変え
ることなく、第1欠歯歯車と回転軸との嵌合長を長く取
ることができ、装置の小型化と、第1欠歯歯車の回転の
安定化と、カムと第1欠歯歯車との位相位置精度の向上
とを同時に図ることができる。
タイミングで駆動源から所定角度の回転を伝達すること
により、シート支持手段に支持されているシートを給送
ローラにより送り出すシート給送装置において、前記駆
動源に接続された駆動歯車と、前記回転軸に固定され、
前記駆動歯車と噛合可能な位置に設けられた第1欠歯歯
車と、前記回転軸に回動可能に支持され、前記駆動歯車
と噛合可能な位置に設けられた第2欠歯歯車と、前記第
1欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向した状態で第
1欠歯歯車を静止するための第1静止手段と、前記第2
欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向した状態で第2
欠歯歯車を静止するための第2静止手段と、前記第2静
止手段の静止を解除した時に、前記第2欠歯歯車を前記
駆動歯車と噛合する様に回転させる回転手段と、前記第
2欠歯歯車の回転に伴って、第1静止手段を解除し、前
記第1欠歯歯車を回転させ、前記駆動歯車に噛合させる
ように連動させる連動手段と、を備えたので、駆動歯車
を共有する他の搬送手段に対して影響を与えることなく
安定してシートを給送でき、しかも、簡単な構成でその
ような効果が得られるのでシート給送装置の生産効率を
向上させることができる。また、駆動制御装置の構造が
比較的簡単で小型軽量化できるので、装置全体の重量や
設置スペースを小さくできる。
自在に設けられた中板と、該中板を給送ローラ側に付勢
するスプリングと、を有し、前記回転軸に固定されたカ
ムにより、回転軸の回転に応じて、中板を揺動させるよ
うに構成し、前記第1静止手段は、前記カムまたは中板
のいずれか一方に設けた凹部と、他方に設けた凸部とを
係合させることによって回転軸を規制して前記第1欠歯
歯車をその欠歯部が前記駆動歯車に対向する状態で静止
させる静止手段であるから、シート支持手段にシートを
補給する際に、中板を下げるように設定することがで
き、シートの補給が容易になる。また、簡単な機構で、
第1欠歯歯車を確実にその欠歯部が駆動歯車に対向する
状態で、静止させることができる。
端部に凸部が到達する時に、前記第1欠歯歯車が回転し
てその欠歯部の端部が前記駆動歯車に到達する状態に設
定され、且つ、前記凹部と前記凸部が係合するときに、
前記第1欠歯歯車の欠歯部と前記駆動歯車とが対向する
状態に設定されており、前記スプリングの付勢力は、前
記前記カム及び中板の凹部の端部に凸部が到達する状態
から、前記凹部と前記凸部が係合する状態に、カムを回
転させるので、第1欠歯歯車の欠歯部の端部が、駆動歯
車に到達して、第1欠歯歯車に回転力が伝わらなくなっ
てから、第1欠歯歯車の歯車部が駆動歯車と一定の距離
だけ離間し、安定して静止した状態になるまで、第1欠
歯歯車を回転させる回転力を中板に対する付勢力から得
ることになり、簡単な機構で、確実に第1欠歯歯車を静
止させることができる。
り欠かれた半月形状のローラであり、前記第1及び第2
欠歯歯車が静止状態の時に、切り欠かれた部分が前記中
板に対向し、該給送ローラと前記スプリングにより付勢
された中板とを離間させるころを設けたので、前記第1
及び第2欠歯歯車が静止状態の時に、給送ローラに対向
する位置にシートが存在する状態でジャムした場合で
も、給送ローラの切り欠かれた部分が中板に対向するの
で、給送ローラにシートが挟まれるということは無い。
しかも、分離パッド等を用いて、シートを分離する場合
などには、ころにより、分離パッド等よりも搬送方向下
流側にシート束が侵入することを防止し、分離パッド上
にシートが存在する状態でジャムが起きた場合にもシー
トを搬送方向上流へ引っ張り出すことができ、ジャム処
理が容易になる。
後、次の搬送手段にシートが到達すると、シート給送を
中止し、シートに加わる負荷が必要以上になるのを防止
できる。
で構成し、カムやころを省略したので、構成を簡略化で
きる。しかも、該丸ローラと前記第1欠歯歯車との間の
回転軸にワンウェイクラッチを設けたので、給紙ローラ
が一回転して停止した後、搬送方向下流側に配置された
搬送手段に到達したシートに負荷を与えることは無い。 (請求項19)上記シート給送装置と、該シート給送装
置により送り出されたシートに画像を形成する画像形成
手段と、を備えた画像形成装置にあっては、中板からカ
ムを通じて給送ローラの回転速度が速まる力を受けて
も、その力を駆動系へ伝えることを防止でき、駆動系を
共有する他の搬送手段等に対して影響を与えることもな
く、シートに画像形成する際に搬送が不安定になって画
像品質が低下するといったことも防止できる。すなわ
ち、画像形成手段に対し、安定したシート給送を行なう
ことができ、画像形成精度の高い、しかも生産効率の良
い画像形成装置を提供することができる。
るシート給送装置の斜視分解図であり(b)は概略断面
図である。
図であり、(b)は(a)の直前の状態を示す図であ
る。
給送装置の動作説明用の断面図である。
給送装置の動作説明用の断面図である。
給送装置の動作説明用の断面図である。
給送装置の斜視分解図である。
給送装置の斜視分解図である。
給送装置の斜視分解図である。
給送装置の動作説明用の断面図である。
ート給送装置の斜視分解図である。
ート給送装置の斜視分解図である。
ート給送装置の斜視分解図である。
ート給送装置の一部破断断面図である。
シート給送装置の斜視分解図である。
シート給送装置の一部破断断面図である。
シート給送装置の斜視分解図である。
画像形成装置の概略断面図である。
ある。
図である。
Claims (19)
- 【請求項1】所定のタイミングで駆動源から回転軸に回
転を伝達するための駆動制御装置において、 前記駆動源に接続された駆動歯車と、 前記回転軸に固定され、前記駆動歯車と噛合可能な位置
に設けられた第1欠歯歯車と、 前記回転軸に対し回動可能に支持され、前記駆動歯車と
噛合可能な位置に設けられた第2欠歯歯車と、 前記第1欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向した状
態で第1欠歯歯車を静止するための第1静止手段と、 前記第2欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向した状
態で第2欠歯歯車を静止するための第2静止手段と、 前記第2静止手段の静止を解除した時に、前記第2欠歯
歯車を前記駆動歯車と噛合するように回転させる回転手
段と、 前記第2欠歯歯車の回転に伴って、第1静止手段を解除
し、前記第1欠歯歯車を回転させ、前記駆動歯車に噛合
させる連動手段と、 を備えたことを特徴とする駆動制御装置。 - 【請求項2】前記第2静止手段は、 前記第2欠歯歯車に設けた係止部と、 作動・非作動に応じ、該係止部に係合して第2欠歯歯車
を静止する状態と前記係止部に非係合の静止解除状態と
を切り替えるソレノイドと、 を有することを特徴とする請求項1に記載の駆動制御装
置。 - 【請求項3】前記回転手段は、前記第1及び第2欠歯歯
車の間に掛け渡された付勢手段であって、該付勢手段は
静止した第2欠歯歯車を前記駆動歯車と噛合させる方向
に付勢することを特徴とする請求項1または2に記載の
駆動制御装置。 - 【請求項4】前記付勢手段はスプリングであることを特
徴とする請求項3に記載の駆動制御装置。 - 【請求項5】前記連動手段は、 前記第1欠歯歯車を回転させる際、第2欠歯歯車と同一
位相で前記駆動歯車に噛合させるように第1,第2欠歯
歯車の相対位置を規制することを特徴とする請求項1〜
4のいずれか一つに記載の駆動制御装置。 - 【請求項6】前記連動手段は、 前記回転軸の回転に追動するキーと、 前記第2欠歯歯車に設けられ該キーが挿入される溝と、 を有し、 該溝は、前記第2欠歯歯車が前記回転軸に対し相対的に
所定の範囲内で回動可能であるように、キーの移動を許
容する大きさに設けられたことを特徴とする請求項1〜
5のいずれか一つに記載の駆動制御装置。 - 【請求項7】前記第1欠歯歯車に、回転軸を挿入固定す
る軸部を設け、 該軸部に対し、前記第2欠歯歯車を回動可能に保持する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の
駆動制御装置。 - 【請求項8】給送ローラの回転軸に所定のタイミングで
駆動源から所定角度の回転を伝達することにより、シー
ト支持手段に支持されているシートを給送ローラにより
送り出すシート給送装置において、 前記駆動源に接続された駆動歯車と、 前記回転軸に固定され、前記駆動歯車と噛合可能な位置
に設けられた第1欠歯歯車と、 前記回転軸に対し回動可能に支持され、前記駆動歯車と
噛合可能な位置に設けられた第2欠歯歯車と、 前記第1欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向した状
態で第1欠歯歯車を静止するための第1静止手段と、 前記第2欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車に対向した状
態で第2欠歯歯車を静止するための第2静止手段と、 前記第2静止手段の静止を解除した時に、前記第2欠歯
歯車を前記駆動歯車と噛合するように回転させる回転手
段と、 前記第2欠歯歯車の回転に伴って、第1静止手段を解除
し、前記第1欠歯歯車を回転させ、前記駆動歯車に噛合
させる連動手段と、 を備えたことを特徴とするシート給送装置。 - 【請求項9】前記シート支持手段は、 揺動自在に設けられた中板と、 該中板を給送ローラ側に付勢するスプリングと、 を有し、 前記回転軸に設けたカムにより、回転軸の回転に応じ
て、中板を揺動させるように構成し、 前記第1静止手段は、前記カムまたは中板のいずれか一
方に設けた凹部と、他方に設けた凸部とを係合させるこ
とによって回転軸を規制して前記第1欠歯歯車をその欠
歯部が前記駆動歯車に対向する状態で静止させる静止手
段であることを特徴とする請求項8に記載のシート給送
装置。 - 【請求項10】前記カム及び中板の凹部の端部に凸部が
到達する時に、前記第1欠歯歯車が回転してその欠歯部
の端部が前記駆動歯車に到達する状態に設定され、 且つ、前記凹部と前記凸部が係合するときに、前記第1
欠歯歯車の欠歯部と前記駆動歯車とが対向する状態に設
定されており、 前記スプリングの付勢力は、前記カム及び中板の凹部の
端部に凸部が到達する状態から、前記凹部と前記凸部が
係合する状態に、カムを回転させることを特徴とする請
求項9に記載のシート給送装置。 - 【請求項11】前記給送ローラが一部を切り欠かれた半
月形状のローラであり、前記第1及び第2欠歯歯車が静
止状態の時に、切り欠かれた部分が前記中板に対向し、
該給送ローラと前記スプリングにより付勢された中板と
を離間させるころを設けたことを特徴とする請求項9ま
たは10に記載のシート給送装置。 - 【請求項12】前記給送ローラを丸ローラで構成し、該
丸ローラと前記第1欠歯歯車との間の回転軸にワンウェ
イクラッチを設けたことを特徴とする請求項8に記載の
シート給送装置。 - 【請求項13】前記第2静止手段は、 前記第2欠歯歯車に設けた係止部と、 作動・非作動に応じ、該係止部に係合して第2欠歯歯車
を静止する状態と前記係止部に非係合の静止解除状態と
を切り替えるソレノイドと、 を有することを特徴とする請求項8〜12のいずれか一
つに記載のシート給送装置。 - 【請求項14】前記回転手段は、前記第1及び第2欠歯
歯車の間に掛け渡された付勢手段であって、該付勢手段
は静止した第2欠歯歯車を前記駆動歯車と噛合させる方
向に付勢することを特徴とする請求項8〜13のいずれ
か一つに記載のシート給送装置。 - 【請求項15】前記付勢手段はスプリングであることを
特徴とする請求項14に記載のシート給送装置。 - 【請求項16】前記連動手段は、 前記第1欠歯歯車を回転させる際、第2欠歯歯車と同一
位相で前記駆動歯車に噛合させるように第1,第2欠歯
歯車の相対位置を規制することを特徴とする請求項8〜
15のいずれか一つに記載のシート給送装置。 - 【請求項17】前記連動手段は、 前記回転軸の回転に追動するキーと、 前記第2欠歯歯車に設けられ該キーが挿入される溝と、 を有し、 該溝は、前記第2欠歯歯車が前記回転軸に対し相対的に
所定の範囲内で回動可能であるように、キーの移動を許
容する大きさに設けられたことを特徴とする請求項8〜
16のいずれか一つに記載のシート給送装置。 - 【請求項18】前記第1欠歯歯車に、回転軸を挿入固定
する軸部を設け、 該軸部に対し、前記第2欠歯歯車を回動可能に保持する
ことを特徴とする請求項8〜17のいずれか一つに記載
のシート給送装置 - 【請求項19】請求項8〜18のいずれか一つに記載の
シート給送装置と、該シート給送装置により送り出され
たシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えた画
像形成装置。
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