JP2813044B2 - シート材給送装置 - Google Patents
シート材給送装置Info
- Publication number
- JP2813044B2 JP2813044B2 JP2182739A JP18273990A JP2813044B2 JP 2813044 B2 JP2813044 B2 JP 2813044B2 JP 2182739 A JP2182739 A JP 2182739A JP 18273990 A JP18273990 A JP 18273990A JP 2813044 B2 JP2813044 B2 JP 2813044B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- sheet material
- rotator
- feeding
- urged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、複写機，プリンター，レーザービームプリ
ンター，ファクシミリ等の画像形成装置に装備されるシ
ート材給送装置に関するものである。
ンター，ファクシミリ等の画像形成装置に装備されるシ
ート材給送装置に関するものである。
＜従来の技術＞ 従来、複写機，プリンター等の画像形成装置において
は、シート材給送部に装備された給送ローラーの回転動
作を、バネクラッチによって制御する一回転制御機構が
用いられている。
は、シート材給送部に装備された給送ローラーの回転動
作を、バネクラッチによって制御する一回転制御機構が
用いられている。
例えば第９図において、50は摩擦部材からなる給送ロ
ーラーであって、その駆動軸51の一端にはギヤ52,制御
環53,バネ54,ボス55からなるバネクラッチ56が取り付け
られている。
ーラーであって、その駆動軸51の一端にはギヤ52,制御
環53,バネ54,ボス55からなるバネクラッチ56が取り付け
られている。
上記駆動軸51は装置本体の支持板57に軸受58を介して
支持されている。上記ギヤ52は駆動源から駆動力を伝達
されて回転するものであり、また上記制御環53の外周面
には、爪部53aが突設されており、図示しないソレノイ
ドのアクチュエーターによって係止するように構成され
ている。またボス55は、駆動軸51にビス59によって固着
されている。
支持されている。上記ギヤ52は駆動源から駆動力を伝達
されて回転するものであり、また上記制御環53の外周面
には、爪部53aが突設されており、図示しないソレノイ
ドのアクチュエーターによって係止するように構成され
ている。またボス55は、駆動軸51にビス59によって固着
されている。
上記バネ54は、ギヤ52のリング部52a及びボス55のリ
ング部55aの周面に巻き付けられており、その巻き付け
方向は、ギヤ52が矢印Ａ方向に回転駆動すると、そのバ
ネ54が摩擦によって上記リング部52aを締め付けるよう
に巻かれている。
ング部55aの周面に巻き付けられており、その巻き付け
方向は、ギヤ52が矢印Ａ方向に回転駆動すると、そのバ
ネ54が摩擦によって上記リング部52aを締め付けるよう
に巻かれている。
従って、上記ギヤ52に矢印Ａ方向に回転駆動すると、
バネ54がリング部52aに巻き付いて締め付け、ボス55,駆
動軸51を介して駆動力が給送ローラー50に伝達されるよ
うに構成されている。
バネ54がリング部52aに巻き付いて締め付け、ボス55,駆
動軸51を介して駆動力が給送ローラー50に伝達されるよ
うに構成されている。
また上記バネ54の一端54aは、ボス55の溝部55bに係止
されており、他端54bは制御環53の切欠部53bに係止され
ている。
されており、他端54bは制御環53の切欠部53bに係止され
ている。
上記ギヤ52の回転に伴って、バネ54も回転しようとす
るが、アクチュエーターに制御環53の爪部53aが係止さ
れていると、リング部52aに巻き付いているバネ54が緩
んでギヤ52のみが空転する。この時、上記ギヤ52はその
リング部52aがバネ54に摺動しながら回転する。
るが、アクチュエーターに制御環53の爪部53aが係止さ
れていると、リング部52aに巻き付いているバネ54が緩
んでギヤ52のみが空転する。この時、上記ギヤ52はその
リング部52aがバネ54に摺動しながら回転する。
従って、ソレノイド（図示せず）のON,OFF制御によっ
て、アクチュエーターを作動させて給送ローラー50の回
転を制御していた。
て、アクチュエーターを作動させて給送ローラー50の回
転を制御していた。
＜発明が解決しようとする課題＞ しかしながら、上記構成においては、以下に述べる課
題があった。
題があった。
即ち、前記ギヤ52のリング部52aは、バネ54が摺動す
るため焼結部品を使用し、更には潤滑剤を塗布する必要
があるため、コスト高になる場合があった。
るため焼結部品を使用し、更には潤滑剤を塗布する必要
があるため、コスト高になる場合があった。
また、アクチュエーターに制御環53の爪部53aを係止
して、駆動力の伝達を解除した場合、バネ54に負荷が加
わって、変音を生ずるおそれがあった。
して、駆動力の伝達を解除した場合、バネ54に負荷が加
わって、変音を生ずるおそれがあった。
更に、駆動力伝達時以外にも、空転トルクが生じてい
るため、駆動源に余分な負荷が加わる場合があった。
るため、駆動源に余分な負荷が加わる場合があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、シー
ト材を給送する給送回転体をバネクラッチを使用せずに
駆動を制御することにより、低コスト化を実現した駆動
制御機構を有するシート材給送装置を提供することにあ
る。
ト材を給送する給送回転体をバネクラッチを使用せずに
駆動を制御することにより、低コスト化を実現した駆動
制御機構を有するシート材給送装置を提供することにあ
る。
＜課題を解決するための手段＞ 上記従来技術の課題を解決し、以下に述べる実施例に
適用される手段は、駆動源と、シート材を給送するため
の給送回転体と、前記給送回転体と同軸に所定回転方向
に付勢されて取り付けられた前記駆動源より駆動力を伝
達可能な第１回転体と、前記駆動源より駆動力を伝達可
能な所定回転方向に付勢された第２回転体と、前記第２
回転体の回転を停止，停止解除するための制御手段と、
前記第２回転体の回転動作に連動して第１回転体の回転
を停止，停止解除する係止手段と、を有することを特徴
とする。
適用される手段は、駆動源と、シート材を給送するため
の給送回転体と、前記給送回転体と同軸に所定回転方向
に付勢されて取り付けられた前記駆動源より駆動力を伝
達可能な第１回転体と、前記駆動源より駆動力を伝達可
能な所定回転方向に付勢された第２回転体と、前記第２
回転体の回転を停止，停止解除するための制御手段と、
前記第２回転体の回転動作に連動して第１回転体の回転
を停止，停止解除する係止手段と、を有することを特徴
とする。
＜作用＞ 上記手段によれば、制御手段により第２回転体の停止
状態を解除すると、所定方向に付勢された第２回転体が
回転する。このとき第２回転体の回転動作に連動して、
係止手段による第１回転体の停止状態が解除され、所定
方向に付勢された第１回転体が回転する。
状態を解除すると、所定方向に付勢された第２回転体が
回転する。このとき第２回転体の回転動作に連動して、
係止手段による第１回転体の停止状態が解除され、所定
方向に付勢された第１回転体が回転する。
次に前記第２回転体に駆動源より駆動力が伝達されて
所定量だけ回転し、次いで前記第１回転体に駆動力が伝
達されて所定量だけ回転し、同軸に取り付けられた給送
回転体を回転させることができる。
所定量だけ回転し、次いで前記第１回転体に駆動力が伝
達されて所定量だけ回転し、同軸に取り付けられた給送
回転体を回転させることができる。
また、前記制御手段により、第２回転体の回転を停止
すると、これに連動して前記係止手段により第１回転体
の回転を停止させることができる。
すると、これに連動して前記係止手段により第１回転体
の回転を停止させることができる。
＜実施例＞ 以下、図面を参照して本発明を適用したシート材給送
装置の一実施例について説明する。尚、本実施例では、
上記シート材給送装置をレーザービームプリンターに適
用した場合について説明する。
装置の一実施例について説明する。尚、本実施例では、
上記シート材給送装置をレーザービームプリンターに適
用した場合について説明する。
第１図は給送ローラーのシート材給送装置を示す断面
説明図、第２図乃至第４図はその動作説明図、第５図は
上記シート材給送装置を装備したレーザービームプリン
ターの概略構成を示す断面説明図である。
説明図、第２図乃至第４図はその動作説明図、第５図は
上記シート材給送装置を装備したレーザービームプリン
ターの概略構成を示す断面説明図である。
先ず第５図を参照してレーザービームプリンタの概略
構成について説明する。
構成について説明する。
１は記録情報に応じてレーザー光を照射及び走査する
スキャナユニットであり、２はプロセスカートリッジで
あり、像担持体である感光ドラム3,コロナ放電器である
一次帯電器4,トナーを収納した現像器5,クリーナー６等
の記録手段を内蔵している。
スキャナユニットであり、２はプロセスカートリッジで
あり、像担持体である感光ドラム3,コロナ放電器である
一次帯電器4,トナーを収納した現像器5,クリーナー６等
の記録手段を内蔵している。
また上記スキャナユニット１から発射されたレーザー
光は折り返しミラー７を介してプロセスカートリッジ２
内の感光ドラム３上に照射される。上記感光ドラム３
は、予め一次帯電器４により帯電されており、レーザー
光を照射されることにより静電潜像が形成され、次いで
現像器５によりトナー像を形成して顕画像化される。
光は折り返しミラー７を介してプロセスカートリッジ２
内の感光ドラム３上に照射される。上記感光ドラム３
は、予め一次帯電器４により帯電されており、レーザー
光を照射されることにより静電潜像が形成され、次いで
現像器５によりトナー像を形成して顕画像化される。
一方、給紙カセット８から給送回転体である給送ロー
ラー９により給送されたシート材10は、その給送ローラ
ー９に対向して設けられた分離パッド11により一枚ずつ
分離される。そして分離されたシート材10は、上下に設
けられたガイド板12a,12bによりガイドされて、一時的
に停止しているレジストローラ対13a,13b間に搬送され
て斜行を補正される。次いで、前記シート材10はレジス
トローラ対13a,13bにより前記感光ドラム３上に形成さ
れたトナー像の先端と同期して転写部に間歇的に搬送さ
れる。
ラー９により給送されたシート材10は、その給送ローラ
ー９に対向して設けられた分離パッド11により一枚ずつ
分離される。そして分離されたシート材10は、上下に設
けられたガイド板12a,12bによりガイドされて、一時的
に停止しているレジストローラ対13a,13b間に搬送され
て斜行を補正される。次いで、前記シート材10はレジス
トローラ対13a,13bにより前記感光ドラム３上に形成さ
れたトナー像の先端と同期して転写部に間歇的に搬送さ
れる。
14は前記感光ドラム３上に形成されたトナー像をシー
ト材10に転写するための転写帯電器である。この転写帯
電器14によりシート材10の裏面側にトナーの帯電極性と
逆極性の帯電がなされ、トナー像は感光ドラム３上から
シート材10上に順次転写されていく。上記転写帯電器14
により画像を転写されたシート材10は、分離帯電器５に
より上記転写帯電器14と逆極性に帯電されて感光ドラム
３より分離される。上記感光ドラム３上に残存するトナ
ーはクリーナー６により除去され、次の記録に備える。
ト材10に転写するための転写帯電器である。この転写帯
電器14によりシート材10の裏面側にトナーの帯電極性と
逆極性の帯電がなされ、トナー像は感光ドラム３上から
シート材10上に順次転写されていく。上記転写帯電器14
により画像を転写されたシート材10は、分離帯電器５に
より上記転写帯電器14と逆極性に帯電されて感光ドラム
３より分離される。上記感光ドラム３上に残存するトナ
ーはクリーナー６により除去され、次の記録に備える。
また前記分離されたシート材10は、搬送装置16により
定着器17に搬送される。そして上記定着器17により未定
着転写画像が永久定着されたシート材10は、フラッパ18
により選択された搬送経路を経て、装置外の排出トレイ
19a若しくは19b上に排出されるものである。
定着器17に搬送される。そして上記定着器17により未定
着転写画像が永久定着されたシート材10は、フラッパ18
により選択された搬送経路を経て、装置外の排出トレイ
19a若しくは19b上に排出されるものである。
次に第１図乃至第４図を参照して上記レーザービーム
プリンタに装備されたシート材給送装置について説明す
る。
プリンタに装備されたシート材給送装置について説明す
る。
先ず第１図に於いて、前記給紙カセット８内には、支
点8aを中心に回動可能な中板8bが設けられており、その
中板8b上にはシート材10が積載されている。またこの中
板8bのシート給送方向下流側（図面左側）端部には、突
起8cが突設されている。上記中板8bは裏面よりスプリン
グ8dにより矢印Ｘ方向に付勢されている。
点8aを中心に回動可能な中板8bが設けられており、その
中板8b上にはシート材10が積載されている。またこの中
板8bのシート給送方向下流側（図面左側）端部には、突
起8cが突設されている。上記中板8bは裏面よりスプリン
グ8dにより矢印Ｘ方向に付勢されている。
上記シート材10の下流側上方には、中板8bに積載され
たシート材10を給送するための給送ローラー９が配置さ
れている。この給送ローラー９は摩擦部材より構成され
ており、駆動軸20に一体的に取り付けられている。
たシート材10を給送するための給送ローラー９が配置さ
れている。この給送ローラー９は摩擦部材より構成され
ており、駆動軸20に一体的に取り付けられている。
上記駆動軸20の一端には、カム21a,切欠部21eを形成
した作動ギヤ21b,係止爪21dを形成した係止部材21cを有
する第１回転体21が一体的に取り付けられている。
した作動ギヤ21b,係止爪21dを形成した係止部材21cを有
する第１回転体21が一体的に取り付けられている。
前記中板8bに突設された突起8cは、上記カム21aに当
接して矢印Ｘ方向に付勢しており、第１回転体21に矢印
Ｙ方向の回転力を付与している。
接して矢印Ｘ方向に付勢しており、第１回転体21に矢印
Ｙ方向の回転力を付与している。
22は支点22aを中心に揺動可能な係止手段であるスト
ッパーであって、先端部22bが上記係止部材21cの係止爪
に21dに係止している。上記ストッパー22は、スプリン
グ22cにより矢印Ｚ方向に付勢されて先端部22bが上記係
止爪に21dに係止するように構成されている。
ッパーであって、先端部22bが上記係止部材21cの係止爪
に21dに係止している。上記ストッパー22は、スプリン
グ22cにより矢印Ｚ方向に付勢されて先端部22bが上記係
止爪に21dに係止するように構成されている。
従って、前記第１回転体21は、カム21aに当接する突
起8cにより矢印Ｙ方向に回転しようとするが、ストッパ
ー22によって係止爪21dが係止されているため回転せず
停止している。
起8cにより矢印Ｙ方向に回転しようとするが、ストッパ
ー22によって係止爪21dが係止されているため回転せず
停止している。
23は固定軸24を中心に一体的に回転するように取り付
けられたカム23a,切欠部23eを形成した作動ギヤ23b,係
止爪23dを形成した係止部材23cを有する第２回転体であ
る。
けられたカム23a,切欠部23eを形成した作動ギヤ23b,係
止爪23dを形成した係止部材23cを有する第２回転体であ
る。
25は板バネであって、上記カム23aに当接して矢印Ｕ
方向に付勢しており、第２回転体23に矢印Ｖ方向の回転
力を付与している。
方向に付勢しており、第２回転体23に矢印Ｖ方向の回転
力を付与している。
26は上記第２回転体23の回転を停止，停止解除させる
ための制御手段であるソレノイドである。このソレノイ
ド26のアクチュエーター26aは、上記係止部材23cの係止
爪23dに係止している。
ための制御手段であるソレノイドである。このソレノイ
ド26のアクチュエーター26aは、上記係止部材23cの係止
爪23dに係止している。
従って、前記第２回転体23は、カム23aに当接する板
バネ25により矢印Ｖ方向に回転しようとするが、アクチ
ュエーター26aによって係止爪23dが係止されているため
回転せず停止している。
バネ25により矢印Ｖ方向に回転しようとするが、アクチ
ュエーター26aによって係止爪23dが係止されているため
回転せず停止している。
27は駆動源である駆動モーターＭより前記第１回転体
21及び第２回転体23に夫々駆動力を伝達する伝達ギヤで
ある。この伝達ギヤ27は前記作動ギヤ21b,23bに噛合す
ることにより、駆動力を伝達するものであり、通常は上
記作動ギヤ21b,23bの切欠部21e,23eに夫々対向させて配
置されている。
21及び第２回転体23に夫々駆動力を伝達する伝達ギヤで
ある。この伝達ギヤ27は前記作動ギヤ21b,23bに噛合す
ることにより、駆動力を伝達するものであり、通常は上
記作動ギヤ21b,23bの切欠部21e,23eに夫々対向させて配
置されている。
従って、初期位置（ホームポジション）においては、
駆動モーターＭの駆動力は伝達ギヤ27より作動ギヤ21b,
23bに対して駆動力が伝達されないように構成されてい
る。尚、上記作動ギヤ23bの歯数は作動ギヤ21bの歯数よ
り少なく、回転速度は第２回転体23の方が第１回転体21
より速くなるように構成されている。
駆動モーターＭの駆動力は伝達ギヤ27より作動ギヤ21b,
23bに対して駆動力が伝達されないように構成されてい
る。尚、上記作動ギヤ23bの歯数は作動ギヤ21bの歯数よ
り少なく、回転速度は第２回転体23の方が第１回転体21
より速くなるように構成されている。
次に上述のように構成されたシート材給送装置の動作
について、第２図乃至第４図を参照して説明する。
について、第２図乃至第４図を参照して説明する。
第２図において、駆動モーターＭが作動すると、伝達
ギヤ27は矢印Ｗ方向に回転している。この時第１回転体
21及び第２回転体23はホームポジションにあり、作動ギ
ヤ21b,23bは切欠部21e,23eが伝達ギヤ27に対して夫々対
向しているため、上記第１回転体21及び第２回転体23に
対して駆動力は伝達されない。
ギヤ27は矢印Ｗ方向に回転している。この時第１回転体
21及び第２回転体23はホームポジションにあり、作動ギ
ヤ21b,23bは切欠部21e,23eが伝達ギヤ27に対して夫々対
向しているため、上記第１回転体21及び第２回転体23に
対して駆動力は伝達されない。
次にソレノイド26に瞬間的（第２回転体23が１回転す
る時間内）に通電（ON,OFF）すると、アクチュエータ26
aが上方に移動して、係止爪23dより係止状態が解除され
る。この時板バネ25によりカム23aを介して付勢されて
いた第２回転体23は、矢印Ｖ方向に回り始め、作動ギヤ
23bと伝達ギヤ27が噛合すると、第２回転体23は駆動モ
ーターＭから駆動力を伝達されて回転する。
る時間内）に通電（ON,OFF）すると、アクチュエータ26
aが上方に移動して、係止爪23dより係止状態が解除され
る。この時板バネ25によりカム23aを介して付勢されて
いた第２回転体23は、矢印Ｖ方向に回り始め、作動ギヤ
23bと伝達ギヤ27が噛合すると、第２回転体23は駆動モ
ーターＭから駆動力を伝達されて回転する。
上記第２回転体23が矢印Ｖ方向に回転すると、係止部
材23cも同方向に回転し、ストッパー22がスプリング22c
の弾性力に抗して図の矢印Ｚ′方向に移動し、先端部22
bは係止部材21cの係止爪21dより係止状態が解除され
る。
材23cも同方向に回転し、ストッパー22がスプリング22c
の弾性力に抗して図の矢印Ｚ′方向に移動し、先端部22
bは係止部材21cの係止爪21dより係止状態が解除され
る。
またカム21aは中板8b上の突起8cにより、矢印Ｘ方向
に付勢されているので、第１回転体21は矢印Ｙ方向に回
転を始める。
に付勢されているので、第１回転体21は矢印Ｙ方向に回
転を始める。
そして、第３図に示すように、カム21aと突起8cが離
れると、中板8bがスプリング8dの弾性力により支点8aを
中心に上昇して、積載されたシート材10の下端が給送ロ
ーラー９に圧接する。また上記第１回転体21の回転によ
り作動ギヤ21bと伝達ギヤ27が噛合すると、第１回転体2
1は駆動モーターＭから駆動力を伝達されて回転し、給
送ローラー９が圧接する最上位のシート材10を下流側
（矢印Ｆ方向）に給送する。
れると、中板8bがスプリング8dの弾性力により支点8aを
中心に上昇して、積載されたシート材10の下端が給送ロ
ーラー９に圧接する。また上記第１回転体21の回転によ
り作動ギヤ21bと伝達ギヤ27が噛合すると、第１回転体2
1は駆動モーターＭから駆動力を伝達されて回転し、給
送ローラー９が圧接する最上位のシート材10を下流側
（矢印Ｆ方向）に給送する。
前述のように、第２回転体23の方が、第１回転体21よ
り回転速度が速いため、第４図に示すように、作動ギヤ
23bの切欠部23eが、作動ギヤ21の切欠部21eより先に伝
達ギヤ27に対向する位置に到達する。
り回転速度が速いため、第４図に示すように、作動ギヤ
23bの切欠部23eが、作動ギヤ21の切欠部21eより先に伝
達ギヤ27に対向する位置に到達する。
この時、第２回転体23に対する駆動モーターＭからの
駆動力の伝達は解除され、アクチュエーター26aは再び
係止部材23cの係止爪23dに係止して回転が停止する。
駆動力の伝達は解除され、アクチュエーター26aは再び
係止部材23cの係止爪23dに係止して回転が停止する。
上記係止部材23cが回転してストッッパー22より離れ
ると、スプリング22cの弾性力により係止部材21cに当接
する。この状態で第１回転体21が回転して、第１図に示
すように、切欠部21eが伝達ギヤ27に対向する位置に到
達すると、第１回転体21に対する駆動モーターＭからの
駆動力の伝達は解除され、ストッパー22の先端部22bは
係止部材21cの係止爪21dに係止して回転が停止する。
ると、スプリング22cの弾性力により係止部材21cに当接
する。この状態で第１回転体21が回転して、第１図に示
すように、切欠部21eが伝達ギヤ27に対向する位置に到
達すると、第１回転体21に対する駆動モーターＭからの
駆動力の伝達は解除され、ストッパー22の先端部22bは
係止部材21cの係止爪21dに係止して回転が停止する。
このように前記ソレノイド26をON,OFF制御することに
より、給送ローラー９が１回転して、中板8bに積載され
たシート材10を最上位から一枚ずつ給送することができ
る。
より、給送ローラー９が１回転して、中板8bに積載され
たシート材10を最上位から一枚ずつ給送することができ
る。
上記構成によれば、従来のようにバネクラッチを用い
ていないので、焼結部品や潤滑剤等を使用しないので、
低コスト化を実現することができる。また、駆動力伝達
時以外において変音等が生ずることもなく、また伝達ギ
ヤ27より第１回転体21及び第２回転体23には駆動力が伝
達されないので、負荷を減少させることができる。従っ
て、駆動モーターＭを小型化して省スペース並びに低コ
スト化を実現することができる。
ていないので、焼結部品や潤滑剤等を使用しないので、
低コスト化を実現することができる。また、駆動力伝達
時以外において変音等が生ずることもなく、また伝達ギ
ヤ27より第１回転体21及び第２回転体23には駆動力が伝
達されないので、負荷を減少させることができる。従っ
て、駆動モーターＭを小型化して省スペース並びに低コ
スト化を実現することができる。
尚、本実施例は、シート材給送装置をレーザービーム
プリンターに適用した場合について説明したが、他の装
置、例えば複写機，ファクシミリ等にも適用することが
可能である。
プリンターに適用した場合について説明したが、他の装
置、例えば複写機，ファクシミリ等にも適用することが
可能である。
＜他の実施例＞ 次に上記シート材給送装置の他の実施例について第６
図乃至第８図を参照して説明する。
図乃至第８図を参照して説明する。
第６図において、本実施例は前記係止手段を構成する
ストッパー22及びスプリング22cの代わりに、これらを
樹脂材料により一体的に成形したストッパー28を用いた
ものである。このストッパー28は支点28aを中心に一片2
8bが固定されており、他片28cは係止部材21cの係止爪21
dに係止するように構成されている。
ストッパー22及びスプリング22cの代わりに、これらを
樹脂材料により一体的に成形したストッパー28を用いた
ものである。このストッパー28は支点28aを中心に一片2
8bが固定されており、他片28cは係止部材21cの係止爪21
dに係止するように構成されている。
上記構成によれば、部品点数を少なくすることができ
るので、より低コスト化を図ることができる。
るので、より低コスト化を図ることができる。
次に第７図において、本実施例は第１回転体21の作動
ギヤ21bの歯数より、第２回転体23の作動ギヤ23bの歯数
が多くなるように構成したものである。従って、第１回
転体21より第２回転体23の方が回転速度が遅くなる。
ギヤ21bの歯数より、第２回転体23の作動ギヤ23bの歯数
が多くなるように構成したものである。従って、第１回
転体21より第２回転体23の方が回転速度が遅くなる。
この場合、ソレノイド26に瞬間的（第２回転体23が１
回転する時間内）に通電（ON,OFF）すると、前述のよう
にアクチュエーター26aの係止爪23dとの係止状態を解除
されて第２回転体23が回転する。次いで、ストッパー22
の係止爪21dとの係止状態を解除されて第１回転体21が
回転する。上述のように、第１回転体21より第２回転体
23の方が回転速度が遅いため、第２回転体23が１回転す
る間に第１回転体21を１回転以上（例えば２回転）回転
させることができる。
回転する時間内）に通電（ON,OFF）すると、前述のよう
にアクチュエーター26aの係止爪23dとの係止状態を解除
されて第２回転体23が回転する。次いで、ストッパー22
の係止爪21dとの係止状態を解除されて第１回転体21が
回転する。上述のように、第１回転体21より第２回転体
23の方が回転速度が遅いため、第２回転体23が１回転す
る間に第１回転体21を１回転以上（例えば２回転）回転
させることができる。
上記第２回転体23は、１回転して切欠部23eが伝達ギ
ヤ27に対向し、アクチュエーター26aが係止爪23dに係止
すると回転が停止し、ストッパー22は、第１回転体21が
２回転した後、係止爪21dに係止して停止する。
ヤ27に対向し、アクチュエーター26aが係止爪23dに係止
すると回転が停止し、ストッパー22は、第１回転体21が
２回転した後、係止爪21dに係止して停止する。
上記構成によれば、第１回転体21を複数回転させるこ
とによって、給送ローラー９も同時に回転させることが
でき、シート材10の給送力を増やす場合に有効である。
とによって、給送ローラー９も同時に回転させることが
でき、シート材10の給送力を増やす場合に有効である。
更に第８図において、本実施例は第１回転体21及び第
２回転体23を夫々別個の駆動モーターM1,M2により、伝
達ギヤ27a,27bを介して駆動するように構成したもので
ある。
２回転体23を夫々別個の駆動モーターM1,M2により、伝
達ギヤ27a,27bを介して駆動するように構成したもので
ある。
この場合、上記駆動モーターM1,M2の回転速度の設定
値を変えることにより、第２回転体23が１回転する間
に、第２回転体21を１回転若しくは複数回転させること
等が可能となり、汎用性を向上させることができる。
値を変えることにより、第２回転体23が１回転する間
に、第２回転体21を１回転若しくは複数回転させること
等が可能となり、汎用性を向上させることができる。
＜発明の効果＞ 本発明は前述したように、従来のようにシート給送装
置の駆動制御機構にバネクラッチを用いていないので、
焼結部品や潤滑剤等は不要であり、低コスト化を実現す
ることができる。
置の駆動制御機構にバネクラッチを用いていないので、
焼結部品や潤滑剤等は不要であり、低コスト化を実現す
ることができる。
また、駆動力伝達時以外において変音等が生ずること
もなく、また駆動源より第１回転体及び第２回転体には
駆動力が伝達されないので、負荷を減少させることがで
きる。
もなく、また駆動源より第１回転体及び第２回転体には
駆動力が伝達されないので、負荷を減少させることがで
きる。
従って、駆動源を小型化して省スペース並びに低コス
ト化を実現することができる。
ト化を実現することができる。
第１図は給送ローラーのシート材給送装置を示す断面説
明図、第２図乃至第４図はその動作説明図、第５図は上
記シート材給送装置を装備したレーザービームプリンタ
ーの概略構成を示す断面説明図、第６図乃至第８図は他
例の説明図、第９図は従来例の説明図である。 M,M1,M2は駆動モーター、１はスキャナユニット、２は
プロセスカートリッジ、３は感光ドラム、４は一次帯電
器、５は現像器、６はクリーナー、７は折り返しミラ
ー、８は給紙カセット、8a,22aは支点、8bは中板、8cは
突起、8d,22cはスプリング、９は給送ローラー、10はシ
ート材、11は分離パッド、12a、12bはガイド板、13a,13
bはレジストローラ対、14は転写帯電器、15は分離帯電
器、16は搬送装置、17は定着器、18はフラッパ、19a,19
bは排出トレイ、20は駆動軸、21は第１回転体、21a,23a
はカム、21b,23bは作動ギヤ、21c,23cは係止部材、21d,
23dは係止爪、21e,23eは切欠部、22,28はストッパー、2
3は第２回転体、24は固定軸、25は板バネ、26はソレノ
イド、26aはアクチュエーター、27,27a,27bは伝達ギヤ
である。
明図、第２図乃至第４図はその動作説明図、第５図は上
記シート材給送装置を装備したレーザービームプリンタ
ーの概略構成を示す断面説明図、第６図乃至第８図は他
例の説明図、第９図は従来例の説明図である。 M,M1,M2は駆動モーター、１はスキャナユニット、２は
プロセスカートリッジ、３は感光ドラム、４は一次帯電
器、５は現像器、６はクリーナー、７は折り返しミラ
ー、８は給紙カセット、8a,22aは支点、8bは中板、8cは
突起、8d,22cはスプリング、９は給送ローラー、10はシ
ート材、11は分離パッド、12a、12bはガイド板、13a,13
bはレジストローラ対、14は転写帯電器、15は分離帯電
器、16は搬送装置、17は定着器、18はフラッパ、19a,19
bは排出トレイ、20は駆動軸、21は第１回転体、21a,23a
はカム、21b,23bは作動ギヤ、21c,23cは係止部材、21d,
23dは係止爪、21e,23eは切欠部、22,28はストッパー、2
3は第２回転体、24は固定軸、25は板バネ、26はソレノ
イド、26aはアクチュエーター、27,27a,27bは伝達ギヤ
である。
Claims (5)
- 【請求項１】駆動源と、 シート材を給送するための給送回転体と、 前記給送回転体と同軸に所定回転方向に付勢されて取り
付けられた前記駆動源より駆動力を伝達可能な第１回転
体と、 前記駆動源より駆動力を伝達可能な所定回転方向に付勢
された第２回転体と、 前記第２回転体の回転を停止，停止解除するための制御
手段と、 前記第２回転体の回転動作に連動して第１回転体の回転
を停止，停止解除する係止手段と、 を有するシート材給送装置。 - 【請求項２】前記第１回転体は、所定回転方向に付勢さ
れるカムと、前記係止手段に係止される爪状部材と、前
記駆動源より回転力を伝達される切欠部を形成した作動
ギヤと、を有する請求項（１）記載のシート材給送装
置。 - 【請求項３】前記第２回転体は、所定回転方向に付勢さ
れるカムと、前記制御手段に係止される爪状部材と、前
記駆動源より回転力を伝達される切欠部を形成した作動
ギヤと、を有する請求項（１）記載のシート材給送装
置。 - 【請求項４】前記第１回転体，第２回転体は別個の駆動
源より駆動力を伝達される請求項（１）記載のシート材
給送装置。 - 【請求項５】前記第１回転体は、シート材を積載して前
記給送回転体に加圧する手段によって、所定回転方向に
付勢されて取り付けられている請求項（１）記載のシー
ト材給送装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2182739A JP2813044B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | シート材給送装置 |
| US07/725,620 US5240242A (en) | 1990-07-05 | 1991-07-03 | Sheet feeding device |
| DE69107527T DE69107527T2 (de) | 1990-07-05 | 1991-07-04 | Bogenzuführvorrichtung. |
| EP91111110A EP0464815B1 (en) | 1990-07-05 | 1991-07-04 | Sheet feeding device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2182739A JP2813044B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | シート材給送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0472233A JPH0472233A (ja) | 1992-03-06 |
| JP2813044B2 true JP2813044B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=16123593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2182739A Expired - Fee Related JP2813044B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-12 | シート材給送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2813044B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008265930A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Kyocera Mita Corp | 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 |
| JP2009057170A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Ricoh Co Ltd | シート給送装置、及びそのシート給送装置を備える画像形成装置 |
-
1990
- 1990-07-12 JP JP2182739A patent/JP2813044B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0472233A (ja) | 1992-03-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10591853B2 (en) | Moving device and image forming apparatus incorporating the moving device | |
| US6070867A (en) | Sheet supplying apparatus | |
| EP0464815B1 (en) | Sheet feeding device | |
| US20130270764A1 (en) | Sheet conveying device, sheet feed device and image forming apparatus having the same | |
| US9388000B2 (en) | Spacing mechanism for spacing two members, and a fixing device sheet feeding-conveying device and image forming apparatus incorporating same | |
| JP2004124988A (ja) | 回転クラッチ装置、給紙装置及び画像形成装置 | |
| JP3320982B2 (ja) | 給紙装置 | |
| JP5140702B2 (ja) | 搬送装置及び搬送装置が組み込まれた画像形成装置 | |
| US6062557A (en) | Image forming apparatus having a non-exciting actuate type electromagnetic clutch | |
| JPH08225167A (ja) | シート給送装置および画像形成装置 | |
| JP3912880B2 (ja) | クラッチ装置及び給紙装置 | |
| JP2813044B2 (ja) | シート材給送装置 | |
| US4575223A (en) | Braking mechanism for document table drive means in a copying apparatus | |
| US5486910A (en) | Image forming apparatus having paper feeding mechanism for feeding sheet from sheet a storage portion to an image forming portion | |
| JP2001225973A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2016137961A (ja) | 回転力伝達機構及び画像形成装置 | |
| JP2003312868A (ja) | 駆動制御装置及びシート給送装置及び画像形成装置 | |
| JP2001348130A (ja) | 用紙搬送装置および原稿読取装置ならびに画像形成装置 | |
| US5562280A (en) | Sheet conveying apparatus having a guide member to prevent buckling or curling of a conveyed sheet | |
| JP4218242B2 (ja) | 駆動装置及びトナー補給装置 | |
| JPH115641A (ja) | 駆動伝達装置および給送装置および画像形成装置 | |
| JPH11189338A (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
| JP2007070005A (ja) | 給紙装置および画像形成装置 | |
| US20220380152A1 (en) | Sheet feeding device and image forming apparatus | |
| JP3081069B2 (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070807 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080807 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080807 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090807 Year of fee payment: 11 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |