JPH08225157A - 物品の移送装置 - Google Patents

物品の移送装置

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JPH08225157A
JPH08225157A JP5204795A JP5204795A JPH08225157A JP H08225157 A JPH08225157 A JP H08225157A JP 5204795 A JP5204795 A JP 5204795A JP 5204795 A JP5204795 A JP 5204795A JP H08225157 A JPH08225157 A JP H08225157A
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JP
Japan
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article
push
power transmission
type power
pull type
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Application number
JP5204795A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kishimoto
一夫 岸本
Yoji Hirano
洋二 平野
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SANKURU KK
Original Assignee
SANKURU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラックの荷台など高さの異なる各種平面ス
ペースへの各種物品の移送を迅速、安全、確実に実施で
きる様にすると共に、極めて狭小な設置スペースでも稼
動でき、コンピューターシステムとも連係させた出荷管
理を実施できる物品の移送装置を提供すること。 【構成】 プーリにより移送される平行に配置された3
本のプッシュプルタイプの動力伝導用チェーンの先端
に、移送用パレットや戻り防止ストッパー、起倒自在な
支えアーム等を設けると共に、積み込み面と連接される
連接板を傾斜自在とし、荷崩れを防止する保持部材や位
置検出装置、リフト等を付設して、両側のプッシュプル
タイプの動力伝導用チェーンと中央の動力伝導用チェー
ンとの移動タイミングに差を持たせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物品の移送装置、詳しく
はビンや缶などを収容した箱状体やパレットに積み上げ
られたさまざまな商品等各種物品をトラックの荷台等各
種平面スペースに移送する為に用いる装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】工場で生産したさまざまな商品をトラッ
クの荷台に積み込んだり、半完成品を一旦部品ストック
に移送したり、トラックの積荷を他のトラックに積み替
えたりする様に、物品の生産、流通過程においては各種
物品を移送する機会は非常に多い。トラックへの物品の
積み込みを例にとれば、フォークリフトの利用が一般的
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フォークリフ
ト利用の場合には、移送すべき物品がバラの場合は、一
旦その物品をパレットに積み、パレット積みしたものを
フォークリフトでトラックの荷台まで運び、このトラッ
クの荷台上において作業員が一個ずつパレットからおろ
し、長時間かけてトラックの荷台に積み直していた。パ
レットはこの積み込み作業終了後フォークリフトで工場
などの所定位置に戻しており、作業終了には長い時間が
かかり、トラックの滞留時間も長くならざるを得なかっ
た。従って、広大なトラックのパーキングスペースを必
要とするだけではなく、積み込み作業には非常な人手と
時間がかかり、物流コスト上昇の大きな要因となってい
た。又、フォークリフト利用の場合は、フォークリフト
が自由に動き回れる十分なスペースを必要とするばかり
か、その走行によって騒音やホコリが発生することは避
けられず、安全面、環境面からの配慮も必要であった。
更に、生産工場においては商品の生産数と出荷数の計数
管理が是非とも必要であるが、フォークリフト利用の場
合にはコンピューターシステムを介在させた出荷数(積
み込み数)の自動管理がむずかしく、生産ペースに連動
したきめの細かい出荷(積み込み)を行うことは至難で
あった。本発明は上記実情に鑑みて提案されたものであ
り、トラックの荷台など各種平面スペースへの物品の移
送を迅速、安全、確実に実施できると共に、極めて狭小
な設置スペースですみ、コンピューターシステムと連係
させた出荷管理も円滑に実施できる汎用性に富む物品の
移送装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、互いに平行に配置され、水平方向に移送さ
れる3本のプッシュプルタイプの動力伝導用チェーン
と、対応する前記プッシュプルタイプの動力伝導用チェ
ーンの後端の巻き取り巻き戻しを行う3枚のプーリと、
中央に位置するプーリが軸受を介して支承され、両側に
位置するプーリが固定された駆動軸を有し、両側に位置
するプーリの壁面間を連結する連結棒が中央に位置する
プーリの壁面を貫通する部分に、連結棒を案内する駆動
軸を中心とした所定長さを有する円弧状のスリットを設
けると共に、両側に位置する前記プッシュプルタイプの
動力伝導用チェーンの先端には移送される物品を載置す
る上下両面に案内ローラを有する移送用パレットを設
け、かつ少なくとも一方の移送用パレットと前記プッシ
ュプルタイプの動力伝導用チェーンの先端部の間には移
送される物品の背面を支える起倒自在なアームを有し、
中央に位置する前記プッシュプルタイプの動力伝導用チ
ェーンの先端部には移送された物品の戻りを防止する戻
り防止ストッパーを設けて、物品の移送装置を構成した
ことを特徴とするものである。
【0006】又、本発明は上記手段よりなる物品の移送
装置において、前記プッシュプルタイプの動力伝導用チ
ェーンの移送方向の下面に物品の積み込み面と連接され
る傾斜自在な連接板を設けたり、起倒自在な支えアーム
の前面に移送される物品の背面を支えて荷崩れを阻止す
る保持部材を設け、さらには少なくとも一方の移送用パ
レットの先端部に位置検出装置を設けたり、前記プッシ
ュプルタイプの動力伝導用チェーンの移送の途中位置に
物品を載置して昇降するリフト等の手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の物品の移送装置は前記のような手段を
もって構成されているので、リフトを上昇させてその上
に箱状体などの物品を段積みし、駆動軸を回転させて前
記プッシュプルタイプの動力伝導用チェーンを巻き戻す
と、両側に位置するプーリは同期して回転するため、両
側の前記プッシュプルタイプの動力伝導用チェーンはそ
の先端にある移送用パレットが同位置に整列した状態で
移動されることになる。
【0008】これに対し、中央に位置するプーリは駆動
軸に支承されているだけであるため、連結棒が円弧状の
スリット内を移動して、スリットの後端に当接してはじ
めて回転されるため、中央の前記プッシュプルタイプの
動力伝導用チェーンは円弧状のスリットの所定長さ分だ
け遅れて動き始めることになる。
【0009】従って、移送用パレットがリフトの位置に
達した状態で、駆動軸の回転を停止させてリフトを下降
させれば、リフト上に載置されていた物品は移送用パレ
ット上に移し替えられることになる。この状態で支えア
ームを起立させると、移送用パレット上に載置された物
品の背面は保持部材によって支えられて荷崩れが阻止さ
れる。次に、駆動軸を回転させると、物品は支えアーム
によって安定的に保持された状態で移送用パレットによ
り移送される。なお、動力伝導用チェーンはプッシュプ
ルタイプのものであるので、特にガイド等が付設されて
いなくとも前方へのスライドの際にも左右上下に屈曲蛇
行することなく、自律的に直線性を保持し続ける。
【0010】この時移送場所の種類によっては物品の積
み込み面である平面スペースの高さが異なることがあ
る。そのため、トラックの荷台等平面スペースの高さに
応じて連接板の傾斜角を変化させれば、移送用パレット
や動力伝導用チェーン等は連接板を介してスムーズに積
み込み面に案内されることになる。そして、移送用パレ
ットが所定位置に達すると、その先端部に設けられた位
置検出装置がそれを検知して、駆動軸の回転が停止され
ることになる。
【0011】この状態で支持アームを水平に倒し、駆動
軸を逆方向に回転させると、中央に位置するプッシュプ
ルタイプの動力伝導用チェーンの先端部にある戻り防止
ストッパーが物品の戻りを防止した状態で、移送用パレ
ットが引き抜かれ、移送用パレット上に段積みされてい
た物品はトラックの荷台等平面スペースの積み込み面の
所定位置に載置されることになる。
【0012】なお、このとき、中央に位置するプーリの
壁面に設けられている円弧状のスリットの長さは移送用
パレットの長さに応じて所定の長さに設定されているの
で、段積みされた物品の底より移送用パレットが丁度引
き抜かれると、連結棒が円弧状のスリットに案内されて
このスリットの先端に当接するため、この段階から中央
のプッシュプルタイプの動力伝導用チェーンも両側のプ
ッシュプルタイプの動力伝導用チェーンと同期して後退
し、その後端を順次プーリに巻き取られることになる。
従って、上記操作を繰り返せば、物品は順次トラックの
荷台等の平面スペースに効率よく移送されることにな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体
的に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る物品の
移送装置を使用してトラックの荷台に物品を移送する状
況を示す使用説明図で、図2は図1における物品の移送
装置の側面図、図3はその平面図、図4はその正面図、
図5はその背面図である。又、図6は図2に示す物品の
移送装置の移送状態における各部の位置関係を示す側面
図で、図7はその状態にあるプッシュプルタイプの動力
伝導用チェーンの先端部の位置関係を示す平面図であ
る。又、図8は支持アームの起倒手段を示す側面図であ
る。
【0014】図において、1は水平方向に前進/後退運
動を行う所謂プッシュプルタイプの動力伝導用チェーン
であり、それ自身保針力を有し、案内ガイドがなくとも
左右及び上下方向に屈曲蛇行せず、自律的に直線状前後
運動ができるチェーンである。つまり、後方から押圧力
が加えられた際、蛇行することなく直線性を維持するこ
とができる点で一般の動力伝導用チェーンとは異なって
おり、一般にはプッシュプルタイプの動力伝導用チェー
ンと称されている。図9はこの実施例において用いてい
るプッシュプルタイプの動力伝導用チェーン1の拡大し
た側面図であり、図中矢印Aはその前進(プッシュ)方
向である。このプッシュプルタイプの動力伝導用チェー
ン1は、互いに平行に3本配置されている。2はプッシ
ュプルタイプの動力伝導用チェーン1の後端の巻き取り
巻き戻しを行うプーリで、3本のプッシュプルタイプの
動力伝導用チェーン1に対応して3枚設けられている。
3は各プッシュプルタイプの動力伝導用チェーン1を対
応するプーリ2に導くためのチェーン案内プーリで、中
央に位置するチェーン案内プーリ3は、両側に位置する
チェーン案内プーリ3よりも、対応するプッシュプルタ
イプの動力伝導用チェーン1の水平パスラインが少し高
くなるように配置されている。4は駆動軸で、カップリ
ング5を介してブレーキとギア減速機付のモータ6に連
結されている。
【0015】ところで、上記3枚のプーリ2のうち、中
央に位置するプーリ2は軸受7を介して駆動軸4に支承
されているが、両側に位置するプーリ2はキー8を介し
て駆動軸4に固定されている。9は両側に位置するプー
リ2の壁面間を連結する連結棒で、中央に位置するプー
リ2の壁面には、連結棒9が貫通する部分にカムフォロ
ア10を介して連結棒9を案内する円弧状のスリット1
1が設けられている。
【0016】この円弧状のスリット11は、駆動軸4を
中心とした所定の長さXを有する半径Rの円弧に沿っ
て、まゆ型に形成されている。次に、12は両側に位置
するプッシュプルタイプの動力伝導用チェーン1の先端
に設けられた移送用パレットで、その上下両面は案内ロ
ーラ13を有し、移送される物品Bが丁度載置されるよ
うに寸法設計されており、その移送用パレット12の長
さLに合せて、円弧状のスリット11の所定長さXが設
定されている。14は一方の移送用パレット12とプッ
シュプルタイプの動力伝導用チェーン1の先端部の間に
設けられた起倒自在な支えアームで、シリンダー15を
ストロークさせることによって、レバー16を介し、支
えアーム14が水平状態から垂直状態まで自在に起倒し
得るようになっている。なお、図示は省略したが、前記
スリット11の途中にいくつかの開閉式ストッパーを設
けておけば、スリット11の実質的長さを簡単に変更で
き、移送用パレットLの長さの変更にもすぐに対応でき
る。又、移送すべき物品の寸法を検知する検知センサー
とこの開閉式ストッパーとを連動させる様にすれば、ラ
ンダムに寸法の異なる物品群が供給されても、適宜スリ
ット11の実質的長さを変更することにより何ら問題な
くこれに対応して移送することができる。
【0017】なお、17は保持部材であり、この実施例
においては図示を省略した真空ポンプ等に接続された吸
盤を用い、起倒自在な支えアーム14の前面に所定間隔
をおいて配置され、移送される物品Bの背面を適宜吸着
して保持することができるようになっている。なお、こ
の実施例においては保持部材17として吸盤を用いた
が、物品の荷姿によってはツメ式、上下クランプ式の保
持部材を用いても良い。18は中央に位置するプッシュ
プルタイプの動力伝導用チェーン1の先端部に設けられ
た戻り防止ストッパーで、バネ19にて通常は戻り防止
ストッパー18の先端面が垂直となるように付勢され、
その先端面を移送された物品Bの背面に当接させて、物
品Bの戻りが防止されるようになっている。
【0018】但し、この戻り防止ストッパー18は、プ
ッシュプルタイプの動力伝導用チェーン1によって後方
に引き戻される途中で、その頭部に障害となる部材が当
接すると、頭部がバネ19に抗して押し下げられ、これ
を通過することができるようになっている。20はこの
戻り防止ストッパー18を支承するストッパー台で、そ
の後端は中央に位置するプッシュプルタイプの動力伝導
用チェーン1に連結され、その下面には移送をスムーズ
にするために案内ローラ21が設けられている。
【0019】次に、22はプッシュプルタイプの動力伝
導用チェーン1の移送方向の下面に設けられた傾斜自在
な連接板で、シリンダー23のストロークによって適宜
傾斜され、箱状体Bの積み込み面Sの高さHが変化して
も、それに応じて積み込み面Sと連接されるようになっ
ている。24はプッシュプルタイプの動力伝導用チェー
ン1の移送の途中位置に設けられたリフトで、その上面
にはプッシュプルタイプの動力伝導用チェーン1の配置
に対応する間隔をおいて、箱状体Bを載置するローラ2
5が設けられ、シリンダー26によってリフト24を適
宜昇降せしめることができるようになっている。
【0020】又、27は移送用パレット12の先端部に
設けられた、例えば拡散反射形光電スイッチ等を内蔵す
る位置検出装置であり、これにより移送用パレット12
の移動量を自動的かつ自由に変更できる様になってい
る。なお、28は装置本体カバー、29は支持脚、30
は移送すべき平面スペースの一例であるトラックの荷台
をそれぞれ示す。
【0021】次に、上記構成よりなる物品の移送装置を
用いてトラックの荷台30に箱状体である物品Bを移送
する要領について説明する。まずシリンダー26によっ
てリフト24を上昇させ、その上に物品Bを段積みす
る。次に駆動軸4を回転させてプッシュプルタイプの動
力伝導用チェーン1を巻き戻すと、両側に位置するプー
リ2は同期して回転するため、両側のプッシュプルタイ
プの動力伝導用チェーン1は、その先端にある移送用パ
レット12が同位置に整列した状態で前進する。
【0022】これに対し、中央に位置するプーリ2は、
駆動軸4に支承されているだけであるため、連結棒9が
カムフォロア10を介して円弧状のスリット11内を移
動して、スリット11の後端に当接してはじめて回転さ
れるため、中央のプッシュプルタイプの動力伝導用チェ
ーン1は、円弧状のスリット11の所定長さX分だけ遅
れて移送されることになる。こうして移送用パレット1
2がリフト24の位置に達すると、それを位置検出装置
27が検知し、その検知信号によってモータ6の駆動を
制御し、駆動軸4の回転が停止される。この状態でリフ
ト24を下降させると、リフト24上に載置されていた
物品Bは、丁度移送用パレット12上に移し替えられる
ことになる。
【0023】この状態でシリンダー15によって支えア
ーム14を起立させると、移送用パレット12上に載置
された物品Bの背面は保持部材17により保持され、荷
崩れが阻止されることになる。この時、戻り防止ストッ
パー18の先端面は物品Bの背面に近接された位置にあ
る。次に駆動軸4を回転させると、物品Bが支えアーム
14によって安定的に保持され、移送用パレット12は
プッシュプルタイプの動力伝導用チェーン1により押圧
され、前方にスライドさせられる。なお、動力伝導用チ
ェーン1はプッシュプルタイプのものであるので、特に
ガイド等を付設しなくとも前方へのスライドの際にも左
右上下に屈曲蛇行することなく、自律的に直線性を保持
し続ける。この時、移送すべき平面スペースの種類によ
っては物品Bの積み込み面Sである荷台30の高さHが
異なることがある。その場合には、荷台30の高さHに
応じて、シリンダー23により連接板22の傾斜角を変
化させて、連接板22を積み込み面3に連接させ、移送
用パレット12やプッシュプルタイプの動力伝導用チェ
ーン1等の移送をスムーズに案内させることができる。
【0024】こうして移送用パレット12が積み込み面
Sに案内され、所定位置に達すると、その先端部に設け
られた位置検出装置27がそれを検知し、その検知信号
によってモータ6の駆動を制御し、駆動軸4の回転が停
止されることになる。この状態でシリンダー15により
支持アーム14を水平に倒し、駆動軸4を逆方向に回転
させると、中央に位置するプッシュプルタイプの動力伝
導用チェーン1の先端部にある戻り防止ストッパー18
の先端面が物品Bの背面に直ちに当接するため、物品B
の戻りを防止した状態で移送用パレット12が引き抜か
れ、移送用パレット12上に段積みされていた物品Bは
積み込み面Sの所定位置に載置されることになる。
【0025】なお、このとき、中央に位置するプーリ2
の壁面に設けられている円弧状のスリット11の長さ
は、丁度移送用パレット12の長さLに応じて所定の長
さXに設定されているので、段積みされた物品Bの底よ
り移送用パレット12が丁度引き抜かれると、連結棒9
が円弧状のスリット11に案内されてスリット11の先
端に当接するため、この段階から中央のプッシュプルタ
イプの動力伝導用チェーン1も両側のプッシュプルタイ
プの動力伝導用チェーン1と同期して後退し、その後端
を順次プーリ2に巻き取られることになる。
【0026】なお、プッシュプルタイプの動力伝導用チ
ェーン1の後退時には、すでにリフト24上には次の箱
状体Bが載置され、下降位置において停止している。こ
の時、戻り防止ストッパー18の頭部は物品Bの底に当
って押し下げられた状態で後退し、物品Bを過ぎると再
びバネ19によって元の状態に復帰する。他方、支えア
ーム14は水平状態となっているので、そのまま物品B
を通過する。
【0027】そして、移送用パレット12が丁度リフト
24の下の位置に達すると、位置検出装置27がそれを
検知し、その検知信号によってモータ6の駆動を制御
し、駆動軸4の回転が停止される。この状態でリフト2
4を下降させて、リフト24上に載置されていた物品B
を移送用パレット12上に移し替え、また初めに戻って
上記操作を繰り返せば、物品Bは順次トラックの荷台3
0等に効率よく積み込まれることになる。なお、本実施
例においては、一方の移送用パレット12とプッシュプ
ルタイプの動力伝導用チェーン1の先端部の間に起倒自
在な支えアーム14を設けたが、物品Bの寸法が長い場
合には、バランスを取るため他方の移送用パレット12
とプッシュプルタイプの動力伝導用チェーン1の先端部
の間にも同様に起倒自在な支えアーム14を設けてもよ
い。
【0028】又、本実施例においては、一方の移送用パ
レット12の先端部に位置検出装置27を設けたが、念
の為もう一方の移送用パレット12の先端部にも位置検
出装置27を設けてもよい。但し、その位置検出装置2
7としては、機械式、電気式、光学式等、各種タイプの
ものを採用し得ることは言うまでもない。又、本実施例
においては、段積み状態の箱状体Bを一列ずつ積み込む
ようにしているが、本装置を並列配置し、数列同時に積
み込めるようにしてもよい。更に、可搬式にして積み込
み場所へ自由に移動できる様にしても良い。又、パレッ
ト部12の先端を改造することにより、取り出し装置と
して用いることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上具体的に説明した様に、トラックの
荷台等各種平面スペースに人手を要することなく迅速、
確実に各種物品を移送することができる。設置スペース
も極めて小さくてすみ、フォークリフト使用の場合の様
に大きな騒音、ホコリの発生といった環境問題が発生す
る余地がない。トラックの荷台の様に積み込み高さがま
ちまちな平面スペースにも簡単に対応することができ
る。コンピューターシステムとの連係が容易で、トラッ
クに進入すべきレーンを自動指示し、レーン進入と同時
に自動的に移送を開始させるといったシステムの構築も
容易である等、種々の効果を有し、汎用性の面からも極
めて実用的なものである。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る物品の移送装置を使用
してトラックの荷台に物品を積み込む状況を示す使用説
明図である。
【図2】図1における物品の移送装置の側面図である。
【図3】図2に示す物品の移送装置の平面図である。
【図4】図2に示す物品の移送装置の正面図である。
【図5】図2に示す物品の移送装置の背面図である。
【図6】図2に示す物品の移送装置の積み込み状態にお
ける各部の位置関係を示す側面図である。
【図7】図6に示す状態にあるプッシュプルタイプの動
力伝導用チェーンの先端部の位置関係を示す平面図であ
る。
【図8】支持アームの起倒手段を示す側面図である。
【図9】本発明の構成要素の一つであるプッシュプルタ
イプの動力伝導用チェーンの拡大側面図である。
【符号の説明】
1 プッシュプルタイプの動力伝導用チェーン 2 プーリ 3 チェーン案内プーリ 4 駆動軸 5 カップリング 6 モータ 7 軸受 8 キー 9 連結棒 10 カムフォロア 11 円弧状のスリット 12 移送用パレット 13 案内ローラ 14 支えアーム 15 シリンダー 16 レバー 17 保持部材 18 戻り防止ストッパー 19 バネ 20 ストッパー台 21 案内ローラ 22 連接板 23 シリンダー 24 リフト 25 ローラ 26 シリンダー 27 位置検出装置 28 装置本体カバー 29 支持脚 30 荷台 B 物品 X 円弧状スリットの所定長さ L 移送用パレットの長さ R 半径 H 高さ S 積み込み面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配置され、水平方向に移送
    される3本のプッシュプルタイプの動力伝導用チェーン
    と、対応する前記プッシュプルタイプの動力伝導用チェ
    ーンの後端の巻き取り巻き戻しを行う3枚のプーリと、
    中央に位置するプーリが軸受を介して支承され、両側に
    位置するプーリが固定された駆動軸を有し、両側に位置
    するプーリの壁面間を連結する連結棒が中央に位置する
    プーリの壁面を貫通する部分に、連結棒を案内する駆動
    軸を中心とした所定長さを有する円弧状のスリットを設
    けると共に、両側に位置する前記プッシュプルタイプの
    動力伝導用チェーンの先端には移送される物品を載置す
    る上下両面に案内ローラを有する移送用パレットを設
    け、かつ少なくとも一方の移送用パレットと前記プッシ
    ュプルタイプの動力伝導用チェーンの先端部の間には移
    送される物品の背面を支える起倒自在な支えアームを有
    し、中央に位置する前記プッシュプルタイプの動力伝導
    用チェーンの先端部には移送された物品の戻りを防止す
    る戻り防止ストッパーが設けられていることを特徴とす
    る物品の移送装置。
  2. 【請求項2】 前記プッシュプルタイプの動力伝導用チ
    ェーンの前進方向の下面に、物品の積み込み面と連接さ
    れる傾斜自在な連接板を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の物品の移送装置。
  3. 【請求項3】 起倒自在な支えアームに、移送される物
    品の背面を保持して荷崩れを防止する保持部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜2に記載の物品の移送装
    置。
  4. 【請求項4】 すくなくとも一方の移送用パレットの先
    端部に、位置検出装置を設けたことを特徴とする請求項
    1〜3に記載の物品の移送装置。
  5. 【請求項5】 前記プッシュプルタイプの動力伝導用チ
    ェーンの移送の途中位置に、物品を載置して昇降するリ
    フトを設けたことを特徴とする請求項1〜4に記載の物
    品の移送装置。
JP5204795A 1995-02-17 1995-02-17 物品の移送装置 Pending JPH08225157A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1089694C (zh) * 1996-09-30 2002-08-28 佳能株式会社 送纸装置和成像设备
CN108082964A (zh) * 2016-11-22 2018-05-29 亳州学院 一种物流系统用方便装卸货品的车厢设备
CN109693953A (zh) * 2019-03-07 2019-04-30 宣城市白茅岭饮品有限公司 一种用于大桶罐装裂隙深泉水的半自动装车设备

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