JPH0912139A - 巻取ロール縦積みパレタイザ及びパレットへの巻取ロール縦積み方法 - Google Patents

巻取ロール縦積みパレタイザ及びパレットへの巻取ロール縦積み方法

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JPH0912139A
JPH0912139A JP18355995A JP18355995A JPH0912139A JP H0912139 A JPH0912139 A JP H0912139A JP 18355995 A JP18355995 A JP 18355995A JP 18355995 A JP18355995 A JP 18355995A JP H0912139 A JPH0912139 A JP H0912139A
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▲晧▼ 片岡
Takeshi Kataoka
雄 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取ロールをパレット上に縦積みする作業を
省力化すると共に、必要に応じて積み付けパターンを多
様に変えることができ、かつパレットの積載面積を有効
に利用することができる、コンパクトな巻取ロール縦積
みパレタイザを提供する。 【構成】 巻取ロールRをパレット2上の所要位置に起
立した状態で移載する巻取ロール縦積みパレタイザ1に
おいて、前記パレット2手前のパレット幅方向における
所要位置につくことができる搬送車3と、起立した巻取
ロールRの下端面を支えて前記パレット2の直上へ所要
距離だけ進出してから後退することができる、前記搬送
車3に設けた可動支持板4と、前記進出した可動支持板
4上の巻取ロールR外周に係合して、前記可動支持板4
と共に巻取ロールRが後退するのを阻止する、前記パレ
ット2の前後方向に進出・後退可能に前記搬送車3上に
設けた押し具5とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパレット上に巻取ロール
を縦積みするための巻取ロール縦積みパレタイザ及びパ
レットへの巻取ロール縦積み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム、紙、金属箔等の帯状シートの
巻取ロールの加工設備では、巻取ロールを一般に寝かせ
た状態で搬送する。そして、それを出荷するときパレッ
トに縦積みすることが多い。この巻取ロールは傷付き易
いため、その外周をたとえばロボットハンドのような装
置で掴んでパレットに縦積みするのは好ましくない。従
来、巻取ロールを傷付けないようパレットに縦積みする
ための装置としては、たとえば特開平6−24554号
公報に開示されるように、寝た状態の巻取ロールを倒立
可能な台の上に載せ、台の先端部に台の上面から垂直方
向に進出した可動ストッパ板に巻取ロール端面を当接さ
せ、ストッパと共に台を倒立させて可動ストッパ板の上
に巻取ロールが起立した状態とし、この状態から可動ス
トッパを後退させることにより、可動ストッパの下方に
位置するパレット上に降ろすようにしたものがある。そ
して、この装置ではパレットの横方向における移載位置
を、巻取ロールを台の横方向に搬送する供給装置により
変え、パレットの縦方向における積載位置を、台の前後
方向にパレットを搬送する搬送装置により変える。
【0003】また、巻取ロール加工設備では、製品収率
の向上を最優先に考えて生産計画を立て、それ基づき巻
取ロールを加工するのが望ましい。そして加工した巻取
ロールは、一般に受注条件に応じて複数個一組とし、そ
れをパレットに載せて出荷する。そのため一つのパレッ
トに載せる巻取ロールの個々の加工時期は多様に異な
る。そこで、従来においては、加工した巻取ロールを順
次に仕分け装置へ搬送し、パレット毎に仕分けて保管す
る。そして、パレット単位の巻取ロールが全て揃うと、
そのパレット単位の巻取ロールを仕分け装置から搬出し
てパタイザへ送り、パレタイザでパレットに積む(特開
平5−338741号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なパレタイザを使用すとると、可動ストッパ板と共に台
を倒立させるとき、パレット上に既に載せた巻取ロール
に可動ストッパ板が当らないようにする必要があるた
め、パレットへの巻取ロールの積載位置が限定され、僅
かなパレット積み付けパターンしか得られない。そし
て、積載された巻取ロールの相互間隔が大きくなり、パ
レットの積載面積を有効に利用できないという問題が生
ずる。
【0005】また、寝かせた状態の巻取ロールを可動ス
トッパまで搬送することが必要であり、しかも、巻取ロ
ールをパレットの前後に並列に載せるとき、パレットを
前後方向に移動して位置決めする必要があるので、装置
の設置に必要な床面積がパレット前後方向に長くなる。
更に、パレット幅方向に複数の巻取ロールを載せるに
は、複数の巻取ロールを同時にパレタイザの倒立する部
分に載せる必要があるので、その倒立する部分の構造が
大きくなり、装置が大型になる。そのため、大きな動力
や、大きな設置面積及び設置高さが必要になる。
【0006】また、上述のような手順で巻取ロールをパ
レットに縦積みすると、次のような問題を生ずる。即
ち、巻取ロールを仕分け装置に運んで仕分け、仕分け装
置に保管した巻取ロールを適時に取り出してパレタイザ
へ搬送し、パレタイザによりパレットに載せなければな
らない。そのため、仕分け装置への搬入、搬出、仕分け
等に時間がかかる。そして、巻取ロールを仕分けて保管
し、かつ必要なものを適時に取り出すことができる仕分
け装置が必要であり、それらを自動化するためには構造
や制御が非常に複雑になり、装置が高価になる。
【0007】本発明の目的は、巻取ロールをパレット上
に縦積みする作業を省力化すると共に、必要に応じて積
み付けパターンを多様に変えることができ、かつパレッ
トの積載面積を有効に利用することができる、コンパク
トな巻取ロール縦積みパレタイザを提供することにあ
る。
【0008】また、本発明の他の目的は、次々と送られ
てくる巻取ロールを予め仕分けて保管したり、それを取
り出したりすることなく、仕分けながらパレットへ縦積
みすることができる、パレットへの巻取ロール縦積み方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る巻取ロール縦積みパレタイザは、巻取ロ
ールをパレット上の所要位置に起立した状態で移載する
巻取ロール縦積みパレタイザにおいて、前記パレット手
前のパレット幅方向における所要位置につくことができ
る搬送車と、起立した巻取ロールの下端面を支えて前記
パレットの直上へ所要距離だけ進出してから後退するこ
とができる、前記搬送車に設けた可動支持板と、前記進
出した可動支持板上の巻取ロール外周に係合して、前記
可動支持板と共に前記巻取ロールが後退するのを阻止す
る、前記パレットの前後方向に進出・後退可能に前記搬
送車に設けた押し具とを備えることを特徴とする。
【0010】また、倒れ易い巻取ロールを確実にパレッ
トに載せるには、前記可動支持板上に載せた巻取ロール
の上面を押さえることができる押さえ装置を上記搬送車
上に設けるのが望ましい。更に、前記押さえ装置は前記
押し具上に設けるとよい。
【0011】また、本発明に係るパレットへの巻取ロー
ル縦積み方法は、複数のパレットをそれぞれの巻取ロー
ル受取位置に準備しておき、送られてくる巻取ロール
を、本願発明の巻取ロール縦積みパレタイザの前記可動
支持板上に1個ずつ起立させて載せ、前記可動支持板上
に巻取ロールを載せた搬送車を目的とするパレット手前
の幅方向における所要位置につけ、前記巻取ロールを、
前記可動支持板と共に所要距離だけ前記パレット直上に
進出させ、前記押し具を前記巻取ロールの外周に係合さ
せた状態で前記可動支持板を後退させることを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明の巻取ロール縦積みパレタイザによれ
ば、巻取ロールのパレット幅方向における移載位置はパ
レットに対する搬送車の停止位置で決まり、巻取ロール
のパレット前後方向における移載位置は、搬送車上の可
動支持板又は押し具の進出距離により決まる。そして、
搬送車を所要位置につけ、可動支持板を所要距離だけ進
出させることにより、或るいは、可動支持板と共に押し
具を巻取ロールの外周に係合させて所要距離だけ進出さ
せることにより、巻取ロールはパレット直上の所要位置
に移動する。そして、押し具により可動支持板と共に巻
取ロールが後退するのを阻止した状態で可動支持板のみ
を後退させることにより、パレット直上の所要位置に進
出した巻取ロールは、僅かな距離だけ真下へ落ちてパレ
ットに起立した状態で載る。
【0013】また、可動支持板上に載った巻取ロールの
上面を押さえ装置で押さえることにより、巻取ロールを
可動支持板と押さえ装置間に保持することができるの
で、巻取ロールの転倒が防げる。また、押さえ装置を押
し具上に設けることにより、押さえ装置と押し具が連動
するので、その進出・後退機構が簡素になる。
【0014】本発明のパレットへの巻取ロール縦積み方
法によれば、送られてくる巻取ロールを起立させて搬送
車に設けた可動支持板上に1個ずつ載せ、その搬送車
を、複数のパレットのうちの必要なパレット手前に位置
づけ、可動支持板1と共に巻取ロールを搬送車から進出
させてパレット上に移載するので、巻取ロールを仕分け
ながらパレット上に移載することができる。そして、そ
れによって、従来のように仕分け装置を別に設けてお
き、その仕分け装置に巻取ロールを搬送して仕分けた
り、保管した巻取ロールを取り出したりすることが不要
になる。
【0015】
【実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0016】図1は本発明の巻取ロール縦積みパレタイ
ザの一実施例の概略側面図、図2は同概略平面図、図3
は図1におけるA−A矢視断面図である。図示のよう
に、巻取ロール縦積みパレタイザ1は、パレット2の手
前の幅方向における所要位置に自動的につくことができ
る搬送車3を備える。搬送車3には、起立した巻取ロー
ルRの下端面を支えるための、上面が平滑な可動支持板
4と、可動支持板4上の巻取ロールRの外周に係合す
る、進退可能な押し具5とが設けてある。
【0017】可動支持板4は、取り扱う巻取ロールRの
最小外径より幅を狭くしてあり、その下面がパレット2
の上面とほぼ同じ高さになるよう、取付部6に水平又は
略水平に取り付けてある。この取付部6は、可動台7に
設けた前後方向のレール8にスライド可能に取り付けて
あり、可動台7の下面沿いに支持した流体圧シリンダ9
のピストンロッド9aが連結してある。また、可動支持
板4は、搬送車3上に設けた支持部3aの上面を摺動す
ることができる。
【0018】押し具5は上下方向に伸びており、その下
部が可動台8に固着してある。この押し具5には、可動
支持板4上に載せた巻取ロールRの上面を押さえるため
の押さえ装置10が設けてある。この押さえ装置10
は、押し具5に設けた上下方向のレール11にスライド
可能に保持されており、巻取ロールRの上端面に係合す
る係合部材10aを前方へ突き出すように支持してい
る。そして、先端を押さえ装置10に枢着した揺動レバ
ー12aを、レバー12bの上端を中心として揺動駆動
することができる流体圧シリンダ12cを備えた昇降機
構12により、昇降させることができる。
【0019】この実施例では、搬送車3がパレット2の
前後方向に短いものであっても押し具5の進出量を大き
くできるようにするために、進出方向への伸長部分13
aを上部に有する中間可動台13を設け、この中間可動
台13上の前後方向のレール14に可動台7をスライド
可能に取り付け、更に中間可動台13を搬送車3上の前
後方向のレール15にスライド可能に取り付けている。
そして、可動台7は、パレット2の上方へ進出できるよ
う、後部においてレール14に係合しており、第1移動
機構16によって、中間可動台13に対し前後方向に移
動させることができる。第1駆動機構16は可動台7上
に設置した流体圧シリンダからなり、そのピストンロッ
ド16aを中間可動台13に連結している。また、中間
可動台13は、これに螺合し、かつ搬送車3上面に沿っ
て前後方向に伸びたネジ軸17a及びこのネジ軸17a
を正逆両方向に回転駆動するためのモータ17bとから
なる第2移動機構17によって、搬送車3に対し前後方
向に所要距離だけ移動させることができる。
【0020】図4は、巻取ロール仕分け縦積み設備の平
面図であり、複数(図4に示す実施例では5個所)の巻
取ロール受取位置Pが一列に並んでおり、パレット2は
各巻取ロール受取位置Pに、左右方向に搬送可能な幹線
コンベヤ18と、前後方向に搬送可能な個々の交差コン
ベヤ19を経て準備される。そして、パレット2の手前
に沿っての幅方向にレール20が設けてあり、このレー
ル20に案内されて搬送車3が所要の位置に移動するこ
とができるようになっている。巻取ロール受取位置Pの
側方には、図示しない包装機を経てコンベヤ21で個別
の荷台上に寝かせて載せた状態で次々と送られてくる巻
取ロールRを倒立させて、巻取ロール縦積みパレタイザ
1の可動支持板4上に載せる倒立移載装置22が設けて
ある。
【0021】この実施例では、倒立移載装置22は倒立
したとき、それに垂直に固設したフォーク22aが水平
姿勢になり、このフォーク22aで、起立した巻取ロー
ルRの下端面を支えるようになっている。そして、フォ
ーク22a上の巻取ロールRを、可動支持板4上に載置
するために、可動支持板4の両側には図2に示すように
支持板23を、一定の隙間を設け、この間隔を通して可
動支持板4より低い位置にフォーク22aが倒れ込むこ
とができるようにしてある。そして、フォーク22aが
搬送車3の移動を妨げないようにするために、倒立移載
装置22は、巻取ロールRを支持板23上に移載した
後、フォーク22aを抜き去ることができるようになっ
ている。なお、フォーク22aを抜き去る代わりに支持
板23を、その後部で片持ち支持して昇降可能に設けて
おき、この支持板23を上昇させて巻取ロールRをフォ
ーク22aから持ち上げるようにしてもよい。
【0022】次に、巻取ロール縦積みパレタイザの動作
について説明する。
【0023】まず、各巻取ロール受取位置Pにパレット
2をそれぞれ準備しておく。そして、送られてくる巻取
ロールRを倒立移載装置22により、その手前に待機し
た巻取ロール縦積みパレタイザ1の可動支持板4上に載
せる。このとき、可動支持板4は、図1に示すように可
動台7に対する前進限で待機しており、押し具5は後退
限に後退している。
【0024】巻取ロール縦積みパレタイザ1は、巻取ロ
ールRが載せられると、流体圧シリンダ12を作動させ
て押し具5を前進させ、起立した巻取ロールRの外周に
当接させる。押し具5が巻取ロールRに当接すると、図
示しないセンサが働いて流体圧シリンダ12がロックさ
れ、押し具5の前進は停止する。
【0025】次に、昇降機構12を作動させて押さえ装
置10を押し下げ、係合部材10aを巻取ロールRの上
端面に係合させて巻取ロールRを押さえる。なお、この
実施例では、押し具5を前進させる際に可動支持板4も
可動台7と共に少し前進するが、巻取ロールRは、可動
支持板4と共に移動しないよう倒立移載装置22により
前進を妨げられるようになっている。
【0026】次に、搬送車3を走行させて、目的とする
パレット2の手前の所要位置につける。そして、第1移
動機構16と第2移動機構17を作動させて可動台7及
び中間可動台13を前進させ、巻取ロールRを押さえ装
置10並びに押し具5及び可動支持板4と共に前方へ所
要距離だけ進出させる。このとき、第1移動機構16は
可動台7を全ストロークを前進させ、第2移動機構17
は、巻取ロールRが所要位置につくよう、第1移動機構
16による前進距離を差し引いて中間移動台13を前進
させる。そうすると、巻取ロールRはパレット直上へ押
し出されて所要位置につく。この状態の巻取ロールR及
び可動支持板4を図5に鎖線で示す。
【0027】巻取ロールRが所要位置へ押し出される
と、流体圧シリンダー9を作動させて可動支持板4だけ
を図5に実線で示すように可動台7に対する後退限に後
退させる。そうすると、巻取ロールRは押し具5により
後退を阻止され、パレット2上に落ちて起立した状態で
載る。その後、第1移動機構16並びに第2移動機構1
7を作動させて押し具5及び押さえ装置10を後退限ま
で移動させる。それと並行して、流体圧シリンダ9を作
動させて可動支持板4を、可動台7に対する前進限に復
帰させ、また、昇降機構12を作動させて押さえ装置1
0を上昇させ、待機させる。
【0028】巻取ロールRをパレット2上に移載し終わ
ると、巻取ロール縦積みパレタイザ1は、搬送車3を作
動させて再び移載位置に復帰し、次の巻取ロールRが倒
立移載装置22より供給されるのを待つ。そして、次の
巻取ロールRが可動支持板4上に載せられると、上述と
同様に動作して、巻取ロールRを、目的とするパレット
2上に移載する。
【0029】以上、一実施例を示したが、本発明の実施
態様は要旨を変えることなく多様に変化し得る。本発明
によれば、図6に示すように押し具5を、前後方向に伸
びた基台25に固着し、この基台25を、可動台7上に
設けたレール26にスライド可能に取り付け、可動台7
上にロック機構付き流体圧シリンダ27を設けておき、
この流体圧シリンダ27により基台25を駆動して押し
具5を前進させ、押し具5が巻取ロールRの外周に当接
したとき駆動を停止してロック機構を働かせることによ
り、押し具5を可動台7に固定した状態とし、その後、
可動台7を前進させることにより、可動支持板4と押し
具5及び押さえ装置10とを一緒に所要距離だけ前進さ
せるようにしてもよい。このようにすると、押し具5
を、巻取ロールRの外周に当接させるとき、押し具5と
共に可動支持板4が前進せず、巻取ロールRが前進しな
いように拘束する必要がなくなる。
【0030】また、必要に応じて、巻取ロールを、可動
支持板のみの進出でパレット上へ所要距離だけ進出させ
てもよい。或るいは、可動支持板と押さえ装置とで巻取
ロールを保持し、その両者を同時に進出させることによ
り、巻取ロールをパレット上へ所要距離だけ、押し具で
押さずに進出させてもよい。また、可動支持板と押し具
の進出時期は同時とは限らず、たとえば可動支持板の方
を押し具より早く進出させることも有り得る。そして、
まず可動支持体を前進させ、その後押し具の進出により
巻取ロールを所要距離だけ押し出してパレット上の所要
位置につけてもよい。また、押し具と押さえ装置はそれ
ぞれ独立して前後方向に移動できるように設けてもよ
い。また、押し具や押さえ装置、可動支持板の支持手段
や前後方向への移動手段は、前述の実施例のものに限定
されない。また、巻取ロールを可動支持板上に起立させ
て載せるための手段は前述の実施例における倒立移載装
置に限るものではない。また、巻取ロールの端面から巻
芯が僅かに突出したり、巻芯の穴に包装用のキャップ等
を嵌め込む場合もあり、この場合、起立した巻取ロール
の下側端面から突出する巻芯やキャップ等が、可動支持
板で支持する巻取ロールの下端面となる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0032】本発明の巻取ロール縦積みパレタイザによ
れば、巻取ロールの縦積み作業を省力化することがで
き、しかも、巻取ロールをパレット上の所望の位置に載
せることができるため、パレットに縦積みした巻取ロー
ル相互の隙間を非常に小さくしたり、場合によっては接
触する状態にしたりすることができ、多様な寸法の巻取
ロールをパレット上の必要な位置に必要な積み付けパタ
ーンで密に載せることができる。したがって、パレット
の積載面積を有効に利用することができる。また、巻取
ロールを支持する可動支持板や押し具は搬送車上に設け
てあるため、しかも、巻取ロールを1個ずつ取り扱うた
め、コンパクトな装置を得ることができ、移載に必要な
動力や占有空間も小さくて済む。そして、巻取ロール受
取位置ではパレットを所定位置に保持するだけで済むの
で、巻取ロール受取位置側の装置構造、動作が簡素化で
き、その占有面積も節約できる。
【0033】また、起立した巻取ロールの上面を押さえ
ることができる押さえ装置を搬送車上に設けると、外径
が小さく幅が大きい巻取ロールであっても確実にパレッ
ト上に載せることができる。そして、巻取ロールの転倒
が防止され、搬送車の急加速、急減速が可能になるの
で、搬送車の移動時間を短縮することができる。更に押
さえ装置を押し具と共に進退できるように設けることに
より装置が簡素化する。
【0034】本発明のパレットへの巻取ロール縦積み方
法によれば、巻取ロールを仕分けながらパレット上に縦
積みすることができるので、リードタイムを短縮でき、
装置の全自動化が従来に比べて容易になり、構造や制御
が複雑で高価な、巻取ロール保管、取り出し機能をもつ
仕分け装置、あるいは自動倉庫を設置する必要がなくな
る。そして、設置面積が節約でき設備コストを下げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取ロール縦積みパレタイザの一実施
例の概略側面図である。
【図2】図1に示す巻取ロール縦積みパレタイザの概略
平面図である。
【図3】図1におけるA−A矢視断面図である。
【図4】図1に示す巻取ロール縦積みパレタイザを適用
した、巻取ロール仕分け縦積み設備の概略平面図であ
る。
【図5】図1に示す装置において巻取ロールをパレット
上に降ろした直後の状態を示す概略側面図である。
【図6】本発明の巻取ロール縦積みパレタイザの他の実
施例の概略側面図である。
【符号の説明】
R 巻取ロール P 巻取ロール
受取位置 1 巻取ロール縦積みパレタイザ 2 パレット 3 搬送車 4 可動支持板 5 押し具 7 可動台 9 流体圧シリンダ 10 押さえ装置 12 昇降機構 13 中間可動
台 16 第1移動機構 17 第2移動
機構 22 倒立移載装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取ロールをパレット上の所要位置に起
    立した状態で移載する巻取ロール縦積みパレタイザにお
    いて、前記パレット手前のパレット幅方向における所要
    位置につくことができる搬送車と、起立した巻取ロール
    の下端面を支えて前記パレットの直上へ所要距離だけ進
    出してから後退することができる、前記搬送車に設けた
    可動支持板と、前記進出した可動支持板上の巻取ロール
    外周に係合して、前記可動支持板と共に巻取ロールが後
    退するのを阻止する、前記パレットの前後方向に進出・
    後退可能に前記搬送車上に設けた押し具とを備えること
    を特徴とする巻取ロール縦積みパレタイザ。
  2. 【請求項2】 前記可動支持板上に起立させて載せた巻
    取ロールの上面を押さえることができる押さえ装置を上
    記搬送車上に設けた請求項1記載の巻取ロール縦積みパ
    レタイザ。
  3. 【請求項3】 前記押さえ装置を前記押し具上に設けた
    請求項2記載の巻取ロール縦積みパレタイザ。
  4. 【請求項4】 複数のパレットをそれぞれの巻取ロール
    受取位置に準備しておき、送られてくる巻取ロールを、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の縦積みパ
    レタイザの前記可動支持板上に1個ずつ起立させて載
    せ、前記可動支持板上に巻取ロールを載せた搬送車を目
    的とするパレット手前の幅方向における所要位置につ
    け、前記巻取ロールを、前記可動支持板と共に所要距離
    だけ前記パレット直上に進出させ、前記押し具を前記巻
    取ロールの外周に係合させた状態で前記可動支持板を後
    退させることを特徴とするパレットへの巻取ロール縦積
    み方法。
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US5026818A (en) * 1988-09-17 1991-06-25 Bayer Aktiengesellschaft Melt preparation of polyamide with additive combination
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WO2023000286A1 (zh) * 2021-07-23 2023-01-26 湖南泰嘉新材料科技股份有限公司 钢带码垛装置及钢带码垛方法

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