JP3241147B2 - ケース分離装置 - Google Patents

ケース分離装置

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JP3241147B2
JP3241147B2 JP04043393A JP4043393A JP3241147B2 JP 3241147 B2 JP3241147 B2 JP 3241147B2 JP 04043393 A JP04043393 A JP 04043393A JP 4043393 A JP4043393 A JP 4043393A JP 3241147 B2 JP3241147 B2 JP 3241147B2
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徹 石井
久典 宮田
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石井工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ネスティン
グ形やスタッキング形に形成された合成樹脂製のコンテ
ナケース、或いは、箱形態に組立てられた段ボール製の
運搬用ケース等、複数個のケースが積重ねられたケース
群を1段ずつ分離する作業に用いられるようなケース分
離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のようなケースが積重ねら
れたケース群を1段ずつ分離するためのケース分離装置
としては、例えば、当出願人によって既に開発したケー
ス分離装置(実願平3−75767号参照)がある。
【0003】この装置は、ケース分離機を構成する昇降
用コンベアの下部一側にエアシリンダを連結して、同エ
アシリンダの作動により上段側に配設したパレットに対
して水平となる上昇位置と、下段側に配設した分配用コ
ンベアに対して水平となる降下位置とに昇降停止する。
すなわち、上昇位置停止時に於いて、パレットに積重ね
られた1列分の各コンテナ群を昇降用コンベア上に移載
する。降下時に於いて、昇降用コンベア上に載置された
最下段の各コンテナを除く、残り上段側の各コンテナ群
を左右の各保持アームで起立姿勢に保持し、同昇降用コ
ンベア上に載置された最下段の各コンテナを分離する。
降下位置停止時に於いて、昇降用コンベア上に載置され
た最下段の各コンテナを分配用コンベア上に移載する装
置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のケース
分離装置は、ケース分離機を構成する昇降用コンベアを
エアシリンダの作動により垂直昇降するので、最下段の
各コンテナを分離するとき、昇降用コンベア上の下から
2段目に積重ねられた各ケースを左右の各保持アームで
保持した後、最下段の各コンテナが載置された昇降用コ
ンベアを降下位置まで一挙に垂直降下させるため、降下
停止したときのショックにより昇降用コンベア上に載置
された各コンテナが若干跳ね上がり、昇降用コンベアと
各コンテナとの瞬間的な接離動作により騒音が発生す
る。
【0005】且つ、次段の各コンテナを分離するとき、
昇降用コンベアを上昇位置まで一挙に垂直上昇させて、
左右の各保持アームで保持した残りの各ケース群を昇降
用コンベアにより勢いよく持ち上げるため、同各保持ア
ームで保持した最下段の各コンテナと昇降用コンベアと
が衝突してしまい、その衝突時に生じる衝撃により大き
な騒音が発生する。
【0006】また、上昇停止時及び降下停止時に生じる
衝撃が大きいと、各コンテナに投入された投入物に打ち
傷や擦り傷等が付いてしまい、その投入物の商品価値が
損なわれてしまう可能性がある。
【0007】この発明は上記問題に鑑み、ケース分離装
置を構成する昇降用コンベアの昇降速度をコンベア昇降
手段によりケース保持位置及びケース分離位置に至る直
前に減速することにより、ケース分離時に生じる騒音及
び衝撃が低減され、分離作業の安定化を図ることがで
、併せて、昇降用コンベアとケース保持手段の開閉回
動との同期の設定が容易にできるケース分離装置の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数段積重
ねられたケース群を昇降用コンベア上に移載して、該昇
降用コンベアをケース保持位置とケース分離位置とに
ンベア昇降手段で垂直昇降し、上記昇降用コンベア上に
載置された最下段のケースを除く残り上段側のケース群
をケース保持手段で保持して、該昇降用コンベア上に載
置された最下段のケースを分離するケース分離装置であ
って、上記コンベア昇降手段を、回転制御される回転体
と、該回転体の一側面の縁部に一端を連結し他端で上記
昇降用コンベアを垂直昇降させるクランクアームとで形
成し、上記回転体の他側面に、前記ケース保持手段を開
閉回動させる開閉手段を形成したケース分離装置である
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明は、ケース分離装置を構成する昇降用
コンベアをコンベア昇降手段により垂直昇降する際、該
コンベア昇降手段を形成するクランクアームの昇降の移
動端が回転体の上下の死点位置になるため、この昇降移
動端に昇降用コンベアのケース保持位置とケース分離位
置とを対応させることにより、ケース分離位置に至る直
前に昇降用コンベアの降下速度減速して、ケース群の
最下段から分離したケースを昇降用コンベアによりゆっ
くり垂直降下して停止する。同様に、ケース保持位置に
至る直前に昇降用コンベアの上昇速度減速して、ケー
ス保持手段で保持した残りのケース群を昇降用コンベア
によりゆっくり持ち上げて停止するので、複数段積重ね
れたケース群を1段ずつ分離するときに生じる騒音及
び衝撃が低減される。併せて、上述のコンベア昇降手段
の回転体の開閉手段によって、ケース保持手段の開閉回
動と昇降用コンベアの垂直昇降との同期を取って、複
段積重ねられたケース群を1段ずつ分離する。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、ケース分離装置を構
成する昇降用コンベアの昇降速度をケース保持位置及び
ケース分離位置に至る直前に減速するので、降下停止時
に於いて、ケースに付加される垂下重力が減衰され、昇
降用コンベア上に載置されたケースに跳ね上がりが起き
るのを防止できる。且つ、上昇停止時に於いて、適宜高
さに保持した残りのケース群を昇降用コンベアによりゆ
っくりと持ち上げるため、ケース分離時に生じる騒音及
び衝撃が低減されると共に、ケースに投入された投入物
の商品価値が損なわれるのを確実に防止でき、ケース分
離作業の安定化を図ることができる。加えて、回転体に
ケース保持手段を開閉回動させる開閉手段を形成したの
で、コンベア昇降手段の昇降とケース保持手段の開閉回
動との同期が、1つの回転体上で簡単に設定できる。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はケースの一例としてネスティング形に形
成された合成樹脂製のコンテナを1段ずつ分離する作業
に用いられるケース分離装置を示し、図1、図2、図3
に於いて、このケース分離装置1は、例えば、45個の
各コンテナa…が積重ねられたパレットPを運搬用コン
ベア2上の積下ろし位置に搬送した後、ケース支持機3
を駆動して、パレットPに積重ねられた複数列の各コン
テナ群A…を起立姿勢に支持し、運搬用コンベア2を駆
動して、パレットPに積重ねられた複数列の各コンテナ
群A…を1列ずつ積下ろしする1ピッチ分だけ間欠送り
する。同時に、ケース積下ろし機4を駆動して、パレッ
トPに積重ねられた複数列の各コンテナ群A…を1列ず
つ順次積下ろし、ケース分離機5を駆動して、所定個の
各コンテナa…が積重ねられた1列分の各コンテナ群A
…を下段側から順次分離して分配用コンベア6上に供給
する装置である。
【0012】上述の運搬用コンベア2は、送り側始端部
に軸支した各スプロケット7,7と、送り側終端部に軸
支した各スプロケット8,8との間に各送り用チェーン
9,9を張架し、終端側下部に配設した減速機付き送り
用モータ10の駆動力により、スプロケット11,12
及び駆動チェーン13を介して各送り用チェーン9,9
をパレット送り方向に周回する。すなわち、後述するケ
ース積下ろし機4の積下ろし動作と同期して、パレット
Pに積重ねられた複数列の各コンテナ群A…を1列ずつ
積下ろしする1ピッチ分だけ運搬用コンベア2を間欠駆
動し、パレット供給時及びパレット排出時に於いて運搬
用コンベア2を連続駆動する。
【0013】且つ、運搬用コンベア2上に設定した積下
ろし位置上部にパレット送り方向と平行して取付け枠1
4を水平架設し、同取付け枠14の積下ろし側下部にパ
レットPの送り側前端部に積重ねられた1列分の各コン
テナ群A…と対向して整列プレート14aを配設してい
る。なお、パレットPに積重ねられた全コンテナ群A…
を積下ろし後、運搬用コンベア2の送り側終端部に配設
したパレット積重ね機(図示省略)に空のパレットPを
供給して順次積重ねる。
【0014】前述のケース支持機3は、運搬用コンベア
2上に設定した積下ろし位置上部にパレット送り方向と
平行して取付け枠14を水平架設し、同取付け枠14の
下面側に架設した2本の各ガイドレール15,15間に
可動台16を前後移動自在に取付け、同可動台16の下
面側後端部に、パレットPに積重ねられた各コンテナ群
A…の送り側後面部と対向する横長形状のケース支持板
17を上下回動自在に軸支している。
【0015】且つ、取付け枠14の送り側始端部及び送
り側終端部に軸支した各スプロケット18,19間に移
動用チェーン20を張架し、同移動用チェーン20の両
端部を可動台16の上面側中央部に連結固定して、終端
側上部に配設した減速機付き移動用モータ21の駆動力
により、スプロケット22,23及び駆動チェーン24
を介して移動用チェーン20を送り方向に周回する。す
なわち、上述した運搬用コンベア2の間欠送りと同期し
て、1列分の各コンテナ群A…を積下ろしする1ピッチ
分だけケース支持板17を間欠移動すると共に、パレッ
トPに積重ねられた各コンテナ群A…の送り側後面部に
対してケース支持板17を所定間隔に近接した状態のま
ま移動する。
【0016】上述のケース支持板17は、可動台16の
一側上部に配設した旋回用シリンダ25のピストンロッ
ドをケース支持板17の軸端部に連結して、同旋回用シ
リンダ25の作動により、パレットPに積重ねられた各
コンテナ群A…の送り側後面部と対向する垂直位置と、
パレットPに積重ねられた各コンテナ群A…の通過を許
容する水平位置とに上下回動する。且つ、ケース支持板
17の前面側下端部に押圧板26を上下回動自在に軸支
すると共に、同ケース支持板17の後面側下端部と押圧
板26の後面側軸端部との間にスプリング27を張架し
て、ケース支持板17の前面側に対して押圧板26を常
時突出する方向に回動付勢している。
【0017】前述のケース積下ろし機4は、運搬用コン
ベア2上に設定した積下ろし位置上部にパレット送り方
向と直交して取付け枠28を水平架設し、同取付け枠2
8の前面側に水平架設した2本の各ガイドレール29,
29間に可動台30を左右移動自在に取付け、同可動台
30の前面側中央部に、5段に積重ねられたコンテナ群
Aの積下ろし側後面部と対向する縦長形状のプッシャ板
31を連結固定している。
【0018】且つ、取付け枠28の積下ろし側始端部及
び積下ろし側終端部に軸支した各スプロケット32,3
3間に移動用チェーン34を張架し、同移動用チェーン
34の端部を可動台30の後面側中央部に連結固定し、
終端側上部に配設した減速機付き移動用モータ35をス
プロケット33の軸端部に直結して、同移動用モータ3
5の駆動力により、各スプロケット32,33を介して
移動用チェーン34を積下ろし方向に周回させ、パレッ
トPに積重ねられた1列分の各コンテナ群A…と対向す
る後退位置と、後述するケース分離機5の昇降用コンベ
ア39上に1列分の各コンテナ群A…を移載する前進位
置とにプッシャ板31を前後移動する。
【0019】前述のケース分離機5は、図3、図4、図
5、図6に示すように、運搬用コンベア2上に設定した
積下ろし位置側部に積下ろし方向と平行して取付け枠3
6を水平架設し、同取付け枠36の前面側に垂直架設し
た2本の各ガイドレール37,37間に昇降台38を上
下昇降自在に取付け、同昇降台38の前面側上端部に1
列分の各コンテナ群A…を載置する大きさに形成した昇
降用コンベア39を水平固定している。
【0020】且つ、取付け枠36の上端側中央部に軸受
した回転板40の前面側周縁部と、昇降台38の後面側
下端部とをクランクアーム41で連結して、同側下部に
配設した減速機付き昇降用モータ42の駆動力により、
スプロケット43,44及び駆動チェーン45を介して
回転板40を一方向に回転させ、同回転板40の回転を
クランクアーム41のクランク運動により昇降台38の
上下動に変換して、上段側に配設した運搬用コンベア2
上のパレットPに対して水平となるケース保持位置と、
下段側に配設した分配用コンベア6に対して水平となる
ケース分離位置とに昇降用コンベア39を昇降停止す
る。同時に、回転板40の軸端部に直結したエンコーダ
40aにより回転量を検出して、同エンコーダ40aか
ら出力される検出信号に基づいて昇降用モータ42の回
転を制御する。
【0021】上述の昇降用コンベア39は、送り側始端
部に軸支した各プーリ46,46と、送り側終端部に軸
支した各プーリ47,47との間に断面V字形の各送り
用ベルト48,48を張架し、終端側下部に配設した減
速機付き送り用モータ49の駆動力により、スプロケッ
ト50,51及び駆動チェーン52を介して各送り用ベ
ルト48,48を積下ろし方向に周回する。すなわち、
上昇停止時に於いて、1列分の各コンテナ群A…の積込
み動作が終了するまで昇降用コンベア39を回転駆動
し、降下停止時に於いて、1段分の各コンテナa…の積
出し動作が終了するまで昇降用コンベア39を回転駆動
する。同時に、スプロケット51に内蔵した一方向クラ
ッチ51aによりケース積下ろし方向のみに回転規制し
ている。
【0022】且つ、ケース保持位置に停止した昇降用コ
ンベア39の両側位置にケース積下ろし方向と平行して
各支軸54,54を軸架し、同各支軸54,54上に、
昇降用コンベア39上の下から2段目に積重ねられた各
コンテナa…の両側面と対向して3枚の各ケース保持板
53…を夫々固定し、同各支軸54,54の一側端部
と、終端側上部に軸架した連動軸55の左右両端部とを
傘形の各ギャ56,57を介して夫々連結している。
【0023】且つ、一方に軸架した支軸54の一側端部
と、同支軸54と平行して軸架した支軸58の一側端部
とをアーム59で連結し、同支軸58の他側端部に軸支
したカムローラ60と、回転板40の後面側周縁部に形
成したカム部61とを係合すると共に、終端側上部に配
設した牽引用シリンダ62のピストンロッドを支軸54
の一側端部に連結して、同牽引用シリンダ62の作動に
より、回転板40のカム部61に対して支軸58のカム
ローラ60を常時押圧する方向に回動付勢している。す
なわち、上述した昇降用モータ42の駆動力により回転
板40を回転して、カムローラ60及びカム部61を介
して、昇降用コンベア39上に載置された下から2段目
の各コンテナa…を起立姿勢に保持する閉位置と、同各
コンテナa…の保持を解除する開位置とに左右の各ケー
ス保持板53,53を開閉回動する。
【0024】且つ、昇降用コンベア39に載置された上
段側の各コンテナa…に近接して各支持プレート63,
63を左右位置に夫々配設し、同昇降用コンベア39の
終端側に載置されたコンテナ群Aの積下ろし側前面部に
近接して支持プレート64を配設している。
【0025】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、ケース分離装置1による各コンテナa…の分
離動作を説明する。先ず、図1、図2に示すように、運
搬用コンベア2をパレット送り方向に連続駆動して、4
5個の各コンテナa…が積重ねられたパレットPを積下
ろし位置に搬送し、同パレットPの最前列に積重ねられ
た各コンテナ群A…を整列プレート14aに当接する。
同時に、ケース支持機3を駆動して、パレットPの最終
列に積重ねられた各コンテナ群A…に対してケース支持
板17を所定間隔に近接する。
【0026】次に、図3、図4、図5に示すように、ケ
ース積下ろし機4を駆動して、パレットPに積重ねられ
た1列目の各コンテナ群A…をプッシャ板31で積下ろ
し方向に一括移動すると共に、ケース保持位置に待機す
るケース分離機5の昇降用コンベア39を積下ろし方向
に回転駆動して、パレットPから積下ろされる1列目の
各コンテナ群A…を昇降用コンベア39上に移載し、同
昇降用コンベア39上に移載された先頭のコンテナ群A
を支持プレート64に当接する。この後、プッシャ板3
1を初期位置に復帰移動させる。
【0027】次に、ケース分離機5の昇降用モータ42
を駆動して、スプロケット43,44及び駆動チェーン
45を介して回転板40を一方向に回転すると共に、同
回転板40に連結したクランクアーム41のクランク運
動により昇降用コンベア39を上下動する。
【0028】すなわち、昇降用コンベア39をケース保
持位置からケース分離位置に垂直降下するとき、回転板
40に連結したクランクアーム41のクランク運動によ
り昇降用コンベア39の降下速度を一時速くして、1列
分の各コンテナ群A…を昇降用コンベア39に載置した
状態のまま一括して垂直降下する。同時に、図8に示す
ように、昇降用コンベア39上の下から2段目に積重ね
られた各コンテナa…が左右の各ケース保持板53,5
3により保持される高さ位置に降下するまで、回転板4
0に形成したカム部61とカムローラ60とを係合し
て、各支軸54,54上に固定した左右の各ケース保持
板53,53を開位置に回動停止する。
【0029】ケース分離位置に至る直前に於いて、昇降
用コンベア39の降下速度を減速して、1列分の各コン
テナ群A…に付加される垂下重力を減衰させる。同時
に、図9に示すように、回転板40に形成したカム部6
1とカムローラ60との係合を解除して、各支軸54,
54上に固定した左右の各ケース保持板53,53を閉
方向に回動すると共に、昇降用コンベア39上の下から
2段目に積重ねられた各コンテナa…に左右の各ケース
保持板53,53を夫々係止して、残り上段側の各コン
テナ群A…を左右の各ケース保持板53,53により起
立姿勢に保持する。
【0030】1段分の各コンテナa…を昇降用コンベア
39に載置した状態のまま垂直降下し、図4に示すよう
に、下段側の分配用コンベア6に対して水平となる高さ
位置に昇降用コンベア39をゆっくりと降下停止して、
同昇降用コンベア39上に載置された最下段の各コンテ
ナa…を分離する。この後、昇降用コンベア39を積下
ろし方向に回転駆動して、分離した最下段の各コンテナ
a…を分配用コンベア6上に順次移載して次工程(図示
省略)に供給する。
【0031】次に、昇降用コンベア39をケース分離位
置からケース保持位置に垂直上昇するとき、回転板40
に連結したクランクアーム41のクランク運動により昇
降用コンベア39の上昇速度を一時速くして、同昇降用
コンベア39を駆動停止した状態のまま垂直上昇する。
【0032】ケース保持位置に至る直前に於いて、昇降
用コンベア39の上昇速度を減速して、左右の各ケース
保持板53,53で保持された最下段の各コンテナa…
に対して昇降用コンベア39をゆっくりと接触させ、左
右の各ケース保持板53,53で保持された残り上段側
の各コンテナ群A…を昇降用コンベア39により一括し
て持ち上げる。同時に、図7に示すように、回転板40
に形成したカム部61とカムローラ60とを係合して、
各支軸54,54上に固定した左右の各ケース保持板5
3,53を開方向に回動すると共に、昇降用コンベア3
9上に載置された残りの各コンテナ群A…に対して左右
の各ケース保持板53,53を適宜間隔に離間する。
【0033】残りの各コンテナ群A…を昇降用コンベア
39に載置した状態のまま垂直上昇し、図3に示すよう
に、上段側の運搬用コンベア2に載置されたパレットP
に対して水平となる高さ位置に昇降用コンベア39をゆ
っくりと上昇停止する。以下、上述と同様にして、残り
の各コンテナ群A…を下段側から順次分離し、分離した
最下段の各コンテナa…を分配用コンベア6上に順次移
載する。
【0034】次に、1列目の各コンテナ群A…を分離し
た後、運搬用コンベア2及びケース積下ろし機4を駆動
して、パレットPに積重ねられた2列目〜5列目の各コ
ンテナ群A…を1列ずつ順次積下ろしする。同時に、ケ
ース分離機5を駆動して、1列分の各コンテナ群A…を
下段側から順次分離し、分離した最下段の各コンテナa
…を分配用コンベア6上に順次移載する。一つのパレッ
トPに積重ねられた全コンテナ群A…の積下ろし作業が
終了後、運搬用コンベア2上に設定した積下ろし位置に
次のパレットPを搬送し、同パレットPに積重ねられた
各コンテナ群A…の積下ろし作業及び分離作業を継続し
て行う。
【0035】以上のように、ケース分離機5を構成する
昇降用モータ42の駆動力により回転板40を回転さ
せ、同回転板40に連結したクランクアーム41のクラ
ンク運動により昇降用コンベア39の昇降速度をケース
保持位置及びケース分離位置に至る直前で減速するた
め、降下停止時に於いて、昇降用コンベア39上に載置
された各コンテナa…が跳ね上がるのを防止でき、且
つ、上昇停止時に於いて、左右の各ケース保持板53,
53で保持した残りの各コンテナ群A…を昇降用コンベ
ア39によりゆっくりと持ち上げるため、1列分の各コ
ンテナ群A…を分離するときに生じる騒音及び衝撃が低
減され、各コンテナa…に投入された投入物の商品価値
が損なわれるのを確実に防止し、コンテナ分離作業の安
定化を図ることができる。
【0036】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のケースは、実施例のコンテナaに
対応し、以下同様に、ケース群は、コンテナ群Aに対応
し、ケース保持手段は、ケース保持板53と、支軸5
4,58と、連動軸55と、ギャ56,57と、アーム
59と、カムローラ60と、カム部61とに対応し、コ
ンベア昇降手段は、回転板40と、クランクアーム41
と、昇降用モータ42と、スプロケット43,44と
駆動チェーン45と対応し、 開閉手段は、カム部61
対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに
限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ケース分離装置を構成するケース積下ろし機
及びケース支持機のコンテナ積下ろし動作を示す側面
図。
【図2】 ケース積下ろし機によるコンテナ積下ろし動
作を示す平面図。
【図3】 ケース分離機によるコンテナ分離直前のコン
ベア上昇状態を示す側面図。
【図4】 ケース分離機によるコンテナ分離直後のコン
ベア降下状態を示す側面図。
【図5】 ケース分離機によるコンテナ分離直前のコン
ベア上昇状態を示す正面図。
【図6】 コンテナ積込み前又はコンテナ積出し後のコ
ンベア待機状態を示す平面図。
【図7】 ケース分離機によるコンテナ持上げ状態を示
す正面図。
【図8】 ケース分離機によるコンテナ降下状態を示す
正面図。
【図9】 ケース分離機によるコンテナ分離状態及びコ
ンテナ保持状態を示す正面図。
【符号の説明】
a…コンテナ A…コンテナ群 P…パレット 1…ケース分離装置 2…運搬用コンベア 5…ケース分離機 6…分配用コンベア 39…昇降用コンベア 40…回転板 41…クランクアーム 53…ケース保持板 60…カムローラ 61…カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 59/00 - 59/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段積重ねられたケース群を昇降用コン
    ベア上に移載して、該昇降用コンベアをケース保持位置
    とケース分離位置とにコンベア昇降手段で垂直昇降し、
    上記昇降用コンベア上に載置された最下段のケースを除
    く残り上段側のケース群をケース保持手段で保持して、
    該昇降用コンベア上に載置された最下段のケースを分離
    するケース分離装置であって、上記コンベア昇降手段を、回転制御される回転体と、該
    回転体の一側面の縁部に一端を連結し他端で上記昇降用
    コンベアを垂直昇降させるクランクアームとで形成し、 上記回転体の他側面に、前記ケース保持手段を開閉回動
    させる開閉手段を形成した ケース分離装置。
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