JP2000044072A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2000044072A
JP2000044072A JP10215698A JP21569898A JP2000044072A JP 2000044072 A JP2000044072 A JP 2000044072A JP 10215698 A JP10215698 A JP 10215698A JP 21569898 A JP21569898 A JP 21569898A JP 2000044072 A JP2000044072 A JP 2000044072A
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roller
sheet
rotating shaft
sheet feeding
paper
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Tetsuo Asada
哲男 浅田
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Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙ローラの耐用寿命を従来より長くできる
給紙装置を提供することにある。 【解決手段】 給紙ローラ10の大径部10aは、作動
時間の経過に伴って徐々に摩耗してゆく。コロ12は、
初期状態において、突起12aの先端が回転軸14に接
触する状態となっているが、回転軸14が回転動作した
り、あるいはコロ12が回転動作すると、コロ12と回
転軸14との間に作用する摩擦力が、突起12aの先端
に集中的に作用し、突起12aが徐々に摩耗してゆく。
そのため、給紙ローラ10の大径部10aにおける径と
コロ12の径との差を見ると、初期状態における差G1
と、コロ12の摩耗が進行した状態における差G2に
は、ほとんど差がない。そのため、給紙ローラ10の摩
耗が進行してもピックミスの発生頻度が高くならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、給紙装置の一つとして、図6
(a)および同図(b)に例示するような給紙装置が、
プリンタ等において採用されている。この給紙装置は、
同一軸線を回転中心とする給紙ローラ80,コロ82,
および回転軸84を備えている。給紙ローラ80は、回
転中心から外周までの径がコロ82よりも大きい大径部
80a、およびコロ82よりも小さい小径部80bを有
する形状とされ、回転軸84が回転駆動された際に回転
軸84とともに回転する。コロ82は、回転軸84と用
紙Sとの最小間隔を維持する間隔維持部材として機能す
るもので、回転軸84の周囲を自由に回転できる構造と
されている。なお、通常、用紙Sを挟んでコロ82とは
反対側の面には、分離パッド(図示略)が配置されてい
て、分離パッドからの押圧力で用紙Sがコロ82に向か
って付勢されている。
【0003】このような給紙装置において、給紙動作開
始前は、給紙ローラ80の小径部80bが、給紙位置に
設置された用紙Sの表面に対向する位置にあり、コロ8
2が用紙Sの表面に接触している。給紙動作時には、回
転軸84が図中の矢印B方向へ回転駆動され、給紙ロー
ラ80が回転軸84とともに回転する。この回転に伴っ
て、給紙ローラ80の大径部80aが用紙Sの表面に対
向する位置にくると、図6(a)に示すように、給紙ロ
ーラ80の大径部80aが用紙Sの表面に接触し、給紙
ローラ80−用紙S間に作用する摩擦力で、用紙Sが搬
送経路の下流側へ送り出される。そして、給紙ローラ8
0によって送り出された用紙Sの先端が、搬送ローラ対
86,88に到達すると、その後は、搬送ローラ対8
6,88によって、用紙Sが搬送経路のさらに下流側へ
と搬送される。
【0004】また、用紙Sが搬送ローラ対86,88に
到達した後も、給紙ローラ80は回転を続ける。この回
転に伴って、再び給紙ローラ80の小径部80bが用紙
Sの表面に対向する位置にくると、図6(b)に示すよ
うに、コロ82が用紙Sの表面に接触する。最終的に
は、給紙ローラ80が一回転したところで、給紙ローラ
80の回転が停止する。但し、コロ82は、回転軸84
の周囲を自由に回転できるので、用紙Sが搬送ローラ対
86,88によって引っ張られると、コロ82−用紙S
間に作用する摩擦力で、コロ82が用紙Sに追従して回
転する。したがって、コロ82−用紙S間には、搬送ロ
ーラ対86,88による用紙Sの搬送を妨げるような力
が作用せず、用紙Sはスムーズに搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記給紙装
置において、給紙ローラ80の大径部80aは、ゴム等
の軟質で摩擦係数の大きな材料で形成されることが多
い。そのため、給紙ローラ80を長期間にわたって使用
していると、大径部80aの外周側から徐々に摩耗が進
行してゆく。一方、コロ82は、給紙ローラ80よりも
はるかに硬質で摩擦係数の小さな材料で形成されてい
る。そのため、コロ82の摩耗量は、給紙ローラ80の
摩耗量との比較において無視できるほど小さい。したが
って、給紙ローラ80の大径部80aにおける径とコロ
82の径との差は、経時変化によって徐々に小さくなっ
てゆく。
【0006】この様子をグラフに表すと、例えば、図7
に示すようなグラフになる。ここで、図7のグラフにお
いては、給紙装置の作動時間が累積値t1に至った時点
で、給紙ローラ80の大径部80aにおける径とコロ8
2の径との差が、ある最小許容値Aになっている。上記
差がこの最小許容値Aより小さくなると、その後は、ピ
ックミスが頻発するようになる。
【0007】そのため、従来は、ピックミスを防止する
には、給紙装置の作動時間が累積値t1に至るまでに、
給紙ローラ80を新しいものに交換しなければならなか
ったが、この交換には相応のコストがかかるため、給紙
ローラ80の耐用寿命をさらに長くすることが望まれて
いた。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、給紙ローラの耐用寿命を
従来より長くできる給紙装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】上述
の目的を達成するために、本発明は、請求項1に記載の
通り、回転可能に配設された回転軸と、給紙位置に設置
された用紙または前記回転軸のいずれか一方を他方に向
かって付勢する付勢手段と、前記回転軸に対して回転可
能に取り付けられ、外周で前記用紙の表面に接触し、前
記付勢手段による付勢に抗して前記回転軸と前記用紙と
の最小間隔を維持する間隔維持部材と、前記回転軸に固
定されて該回転軸とともに回転可能で、回転中心から外
周までの径が前記最小間隔よりも大きい大径部、および
前記最小間隔よりも小さい小径部によって全外周をなす
形状で、常時は前記小径部を前記用紙の表面に対向させ
て静止した状態にあり、回転駆動されて一回転する際
に、前記大径部を前記用紙の表面に接触させつつ回転す
ることにより、該用紙を1枚だけ前記給紙位置から搬送
経路の下流側へと送り出す給紙ローラとを備えた給紙装
置において、前記回転軸および/または前記間隔維持部
材の動作時に、該間隔維持部材の一部が摩耗して、前記
最小間隔が徐々に縮まってゆく構造としたことを特徴と
する。
【0010】この給紙装置において、回転軸は、モータ
等の動力源から動力が伝達されて回転動作する。また、
間隔維持部材は、何らかの外力が作用すれば回転軸の周
囲で回転動作するが、主に、搬送ローラによって搬送さ
れる用紙との接触時に、用紙との間に作用する摩擦力で
回転動作する。そして、これら回転軸および間隔維持部
材のいずれか一方または両方が動作した時に、その動作
に伴って間隔維持部材の一部が摩耗してゆく。ここでい
う間隔維持部材の一部は、間隔維持部材の回転軸との接
触面側、あるいは間隔維持部材の用紙との接触面側のい
ずれであってもよいが、いずれにしても、回転軸と用紙
との最小間隔は徐々に縮まってゆくことになる。
【0011】したがって、給紙ローラの大径部における
径が、給紙ローラの摩耗に伴って徐々に小さくなって
も、同時に、回転軸と用紙との最小間隔が徐々に小さく
なってゆくので、上記最小間隔がほぼ不変のものに比べ
て、給紙ローラの大径部における径と上記最小間隔との
差の変化量は小さくなる。その結果、従来よりも長期間
にわたって給紙ローラを使用しても、ピックミスが頻発
する状態になりにくい。
【0012】次に、請求項2に記載の給紙装置は、前記
間隔維持部材の前記回転軸との接触面に凹凸を形成する
ことにより、前記回転軸に接触する凸部が摩耗して、前
記最小間隔が徐々に縮まってゆく構造としたことを特徴
とする。
【0013】この給紙装置において、上記凹凸として
は、例えば、請求項3に記載のような、前記凸部が、環
状であるもの、請求項4に記載のような、前記凸部が、
複数の突起であるもの、あるいは、請求項5に記載のよ
うな 前記凸部が、ネジ山状であるもの、などを考え得
るが、もちろん、これ以外の形状で凹凸を形成してもよ
い。
【0014】このような給紙装置によれば、間隔維持部
材の回転軸との接触面に凹凸を形成してあるので、この
ような凹凸が形成されていない従来品に比べ、凸部にお
ける接触圧が高くなり、凸部が摩耗して前記最小間隔が
徐々に縮まってゆく構造となる。
【0015】したがって、間隔維持部材を製造するに当
たり、従来品と同じような材質を利用しても、一部が摩
耗しやすい間隔維持部材となり、所期の給紙装置を構成
できる。なお、請求項1に記載の給紙装置において、請
求項2〜請求項5に記載の構成を採用しないものとして
は、例えば、間隔維持部材の形状は従来品と同様である
ものの、間隔維持部材の材質が摩耗しやすい材料になっ
ている、といったものを考え得る。しかし、この場合
は、間隔維持部材の予期しない箇所にも摩耗が生じる恐
れがあるので、その点は間隔維持部材の設計時に十分に
留意する必要がある。また、必要箇所のみ摩耗しやすい
材料を採用し、残りは従来品と同様の材料で形成する、
といったことも可能である。但し、複数種の材料を組み
合わせて間隔維持部材を形成することになるので、通常
は、コスト的に割高になる可能性が高い。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
一例を挙げて説明する。図1に示すように、本実施形態
における給紙装置1は、レーザプリンタPに組み込まれ
ている。
【0017】すなわち、このレーザプリンタPは、給紙
装置1を作動させて、給紙カセット2に積載収納された
用紙Sを1枚ずつ搬送経路下流側へと搬送し、一対のレ
ジストローラ3で用紙Sの先端位置を整えた後、その用
紙Sを画像記録ユニット4へと搬送し、この画像記録ユ
ニット4において用紙S上に記録画像を形成し、その用
紙Sをさらに搬送経路下流側にある熱定着器6へと搬送
し、この熱定着器6において用紙S上の記録画像を用紙
Sに定着させ、その用紙Sを排紙装置8によって本体外
部の排紙トレイ9へと排出するように構成されている。
【0018】画像記録ユニット4は、ドラム型電子写真
感光体4a,スコロトロンによって構成される帯電器4
b,レーザスキャナによって構成される露光器4c,現
像器4d,スコロトロンによって構成される転写器4
e,スコロトロンによって構成される除電器4f等を備
え、ドラム型電子写真感光体4aの表面に帯電器4bで
電荷を与えておいて、露光器4cでレーザ光源からの光
を電子写真感光体4aの表面に投射して静電潜像を作
り、現像器4dで静電潜像をトナーを用いて現像し、そ
のトナーからなる画像(以下、トナー像という)を転写
器4eで用紙Sに転写することにより、用紙S上にトナ
ー像を形成するものである。
【0019】熱定着器6は、一対のヒートローラ6aお
よびプレッシャローラ6bを備え、両ローラ6a,6b
間に用紙Sを挟み込みながら回転することにより、用紙
Sを搬送経路下流側へと搬送し、その際、用紙Sおよび
トナーを、ヒートローラ6aが発生させる熱によって加
熱するとともに、プレッシャローラ6bからの圧力で加
圧することにより、溶融ないし軟化させたトナーを用紙
Sに定着させるものである。
【0020】次に、給紙装置1の要部について詳しく説
明する。この給紙装置は、図2(a)および同図(b)
に示すような、同一軸線を回転中心とする給紙ローラ1
0,コロ12,および回転軸14を備えている。給紙ロ
ーラ10は、樹脂製コア20の外周に2本の帯状ゴム2
2を装着した構造で、回転中心から外周までの径がコロ
12よりも大きい大径部10a、およびコロ12よりも
小さい小径部10bを有する形状とされ、回転軸14が
回転駆動された際に回転軸14とともに回転する。
【0021】コロ12は、回転軸14と回転軸14側へ
付勢された状態にある用紙との間に介在して、その付勢
力に抗して両者間の最小間隔を維持する間隔維持部材と
して機能するもので、回転軸14の周囲を自由に回転で
きる構造とされている。また、本給紙装置1における特
徴的な構成として、コロ12の回転軸14との接触面に
は、環状をなす突起12aの有無による凹凸が形成さ
れ、凸部に相当する突起12aの先端が、回転軸14に
接触している。なお、コロ12の外側(コロ12を挟ん
で給紙ローラ10とは反対側)において、回転軸14に
は抜け止めリング24が装着され、給紙ローラ10およ
びコロ12の軸方向への変位が防止されている。
【0022】ちなみに、これらの給紙ローラ10,コロ
12,および回転軸14は、機能的には従来品と同様の
ものであり、その動作も、従来技術の欄において詳細に
説明したとおりの動作なので、ここでは説明を省略す
る。次に、上記のようなコロ12を採用したことによる
作用、効果について説明する。
【0023】この給紙装置1において、給紙ローラ10
の大径部10aは、従来品と同様に、作動時間の経過に
伴って徐々に摩耗してゆく。一方、この給紙装置1にお
いては、従来品とは異なり、コロ12も給紙ローラ10
と同程度のペースで摩耗しゆく。すなわち、この給紙装
置1のコロ12は、図3に拡大して示すように、初期状
態において、突起12aの先端が回転軸14に接触する
状態となっているが、回転軸14が回転動作したり、あ
るいはコロ12が回転動作すると、コロ12と回転軸1
4との間に作用する摩擦力が、突起12aの先端に集中
的に作用し、突起12aが徐々に摩耗してゆく。摩耗が
進行した状態においては、突起12aの先端と回転軸1
4との間にいくらかの遊びが生じることになるが、この
遊びは、用紙側との接触圧の関係で、回転軸14を挟ん
で用紙とは反対側に偏るため、遊びが大きくなるほど、
回転軸14の回転中心から用紙の表面までの距離が縮ま
ってゆくことになる。
【0024】そのため、給紙ローラ10の大径部10a
における径とコロ12の径との差を見ると、初期状態に
おける差G1と、コロ12の摩耗が進行した状態におけ
る差G2には、ほとんど差がない。この様子をグラフに
表すと、例えば、図4に示すようなグラフになる。ここ
で、図4のグラフにおいて、仮にコロ12の径に変化が
ないとすれば(図中の点線の場合)、給紙装置の作動時
間が累積値t1に至った時点で、給紙ローラ10の大径
部10aにおける径とコロ12の径との差が、ある最小
許容値Aになり、その後は、ピックミスが頻発するよう
になる。
【0025】しかし、本給紙装置1においては、給紙ロ
ーラ10よりも若干遅いペースではあるが、コロ12の
径が徐々に小さくなるので、給紙装置の作動時間が累積
値t1に至った時点では、給紙ローラ10の大径部10
aにおける径とコロ12の径との差が、最小許容値Aに
はならず、さらに時間が経過して、給紙装置の作動時間
が累積値t2に至った時点で、初めて給紙ローラ10の
大径部10aにおける径とコロ12の径との差が、ある
最小許容値Aになる。したがって、ピックミスが頻発す
るようになるまでの寿命は、時間にして(t2−t1)
分だけ長くなる。
【0026】このように、この給紙装置1によれば、給
紙ローラ10の摩耗が進行しても、従来ほど早期にピッ
クミスの発生頻度が高くならないので、より長期間にわ
たって給紙ローラ10を使い続けることができ、給紙ロ
ーラ10の交換にかかるコストを抑制することができ
る。
【0027】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の実施形態については上記のもの以外にも種
々の具体的形態が考えられる。例えば、上記実施形態に
おいて、コロ12には、環状の突起12aを形成して、
摩耗を促すようにしてあったが、突起の形状については
特に限定されない。
【0028】より具体的には、図5(a)に示すよう
に、コロ30の内周面を所定の回転角で複数の領域に分
割し、各領域に1つの突起が含まれ、且つ、隣合う領域
では突起の軸方向位置が異なるように、第1の軸方向位
置にある突起群30aと、第2の軸方向位置にある突起
群30bを形成してもよい。また、図5(b)に示すよ
うに、コロ32の内周面にネジ溝32aを形成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 給紙装置を備えたレーザプリンタの概略構造
を示す右側面側から見た従断面図である。
【図2】 給紙装置の要部である給紙ローラ、コロ、お
よび回転軸を示し、(a)は軸方向から見た図、(b)
は断面図である。
【図3】 初期状態と摩耗が進行した状態の違いを示す
ため、給紙ローラ、コロ、および回転軸の一部を拡大し
て示す部分断面図である。
【図4】 コロが摩耗する場合について、給紙装置の作
動時間と給紙ローラおよびコロの径との関係を概念的に
表したグラフである。
【図5】 (a),(b)ともにコロの変形例を示す断
面図である。
【図6】 給紙ローラとコロの動きを説明するための図
である。
【図7】 コロが摩耗しない場合について、給紙装置の
作動時間と給紙ローラおよびコロの径との関係を概念的
に表したグラフである。
【符号の説明】
1・・・給紙装置、2・・・給紙カセット、3・・・レ
ジストローラ、4・・・画像記録ユニット、6・・・熱
定着器、8・・・排紙装置、9・・・排紙トレイ、10
・・・給紙ローラ、10a・・・大径部、10b・・・
小径部、12,30,32・・・コロ、12a・・・突
起、14・・・回転軸、20・・・樹脂製コア、22・
・・帯状ゴム、24・・・抜け止めリング、30a,3
0b・・・突起群、32a・・・ネジ溝。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能に配設された回転軸と、給紙位置
    に設置された用紙または前記回転軸のいずれか一方を他
    方に向かって付勢する付勢手段と、前記回転軸に対して
    回転可能に取り付けられ、外周で前記用紙の表面に接触
    し、前記付勢手段による付勢に抗して前記回転軸と前記
    用紙との最小間隔を維持する間隔維持部材と、前記回転
    軸に固定されて該回転軸とともに回転可能で、回転中心
    から外周までの径が前記最小間隔よりも大きい大径部、
    および前記最小間隔よりも小さい小径部によって全外周
    をなす形状で、常時は前記小径部を前記用紙の表面に対
    向させて静止した状態にあり、回転駆動されて一回転す
    る際に、前記大径部を前記用紙の表面に接触させつつ回
    転することにより、該用紙を1枚だけ前記給紙位置から
    搬送経路の下流側へと送り出す給紙ローラとを備えた給
    紙装置において、 前記回転軸および/または前記間隔維持部材の動作時
    に、該間隔維持部材の一部が摩耗して、前記最小間隔が
    徐々に縮まってゆく構造としたことを特徴とする給紙装
    置。
  2. 【請求項2】前記間隔維持部材の前記回転軸との接触面
    に凹凸を形成することにより、前記回転軸に接触する凸
    部が摩耗して、前記最小間隔が徐々に縮まってゆく構造
    としたことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】前記凸部が、環状であることを特徴とする
    請求項2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】前記凸部が、複数の突起であることを特徴
    とする請求項2に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】前記凸部が、ネジ山状であることを特徴と
    する請求項2に記載の給紙装置。
JP10215698A 1998-07-30 1998-07-30 給紙装置 Pending JP2000044072A (ja)

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