JPH10142356A - 時計機械体 - Google Patents

時計機械体

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JPH10142356A
JPH10142356A JP8293929A JP29392996A JPH10142356A JP H10142356 A JPH10142356 A JP H10142356A JP 8293929 A JP8293929 A JP 8293929A JP 29392996 A JP29392996 A JP 29392996A JP H10142356 A JPH10142356 A JP H10142356A
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hand wheel
minute
hand
hole
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Hiromichi Hashizume
裕通 橋詰
Koji Baba
康治 馬場
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    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • G04C3/146Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor incorporating two or more stepping motors or rotors
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 時計のリセット時において、初期位置を検出
するための初期化動作を短時間で行い時計の指針を現在
時刻に合わせる時間を短くする。 【解決手段】 上・下ケース1,2には、秒針車7と、
分針車とが独立して回転可能に同心的に設けてある。秒
針車には、秒針側3番車6に形成してある透孔6cと対
向可能な透孔及び反射部が所定の角度間隔で設けてあ
る。分針側4番車には複数の透孔が等中心角度間隔で設
けてあり、分針車には複数の透孔が等中心角度間隔で分
針側4番車の透孔と対向可能に設けてあり、時針車には
分針車の透孔と対向可能な複数の透孔及び異なる幅を有
する複数の遮蔽部とが設けてある。秒針側3番車と秒針
車と分針側4番車と分針車と時針車との外側には、上ケ
ースに取り付けられた第1の発光素子と受光素子とから
なる反射形センサ23と下ケースに取り付けられた第2
の発光素子24とがそれぞれ対向させて設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、時計機械体に関し、更に
詳しくは分針車と秒針車とが独立して回転駆動され、そ
の基準位置を検出し得る時計機械体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、対向する発光ダイオー
ドと受光センサとの光路上に透光と遮蔽部とを設けてあ
る秒針車駆動輪列及び分針車駆動輪列とを配し、発光ダ
イオードを発光させた状態で上記輪列を駆動して受光セ
ンサの出力がレベル0からレベル1に反転する位置を検
出してこの位置を秒針車及び時・分針車の初期位置とす
る初期位置検出を自動的に行える時計機械体が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、秒針車を駆動する駆動モータと、分針車および時針
車を駆動する駆動モータとを有し、光信号の信号入力側
の受光センサとしてフォトダイオードまたはフォトトラ
ンジスタで行っているため、秒針車側と時・分針車側の
駆動モータを交互に回転させ、初めに秒針車側の透孔と
時・分針車側の透孔を一致させレベル1とした後で初期
位置検出を行うものであった。秒針車側の透孔と時・分
針車側の透孔とを合わせるのには組み合わせが多いの
で、この透孔合わせに時間がかかるという問題点があっ
た。また、構成上、秒針車側と時・分針車側の輪列を殆
ど透孔とし、発光ダイオードの赤外線の透過する確率を
上げているが、これは透孔の部分が時・分針車の位置検
出時にあまり役をなさず、位置検出時間の増加となって
いた。さらに、歯車のほとんどが透孔なので強度的にも
弱く不安があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
手段として、本発明では、秒針車側の位置検出を発光部
と受光部とを有する反射形フォトセンサのみでかつ時・
分針車の位置に無関係に行っている。また、時・分針車
側の位置検出は、上記反射形フォトセンサの受光部のみ
を使用し、発光ダイオードを別に有している。発光ダイ
オードを別に有することにより、時・分針車側の初期位
置検出を時・分針車に開けた比較的小さな透孔と、この
透孔から当該透孔と隣合う透孔まで回転させる駆動モー
タのパルス数により可能にしている。さらに、時・分針
車に開設してある透孔が小さいので強度上安心できる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、上・下ケースには、第
1の駆動モータにより秒針車駆動輪列を介して回転駆動
される秒針車と、第2の駆動モータにより分針車駆動輪
列を介して回転駆動される分針車とが独立して回転可能
に同心的に設けてある。秒針車には、当該秒針車に噛合
する高速段の第1の伝達車に形成してある透孔と対向可
能な透孔及び反射部が所定の角度間隔で設けてあり、分
針車に噛合する高速段の第2の伝達車には、複数の透孔
が等中心角度間隔で設けてある。分針車には、複数の透
孔が等中心角度間隔で上記第2の伝達車の透孔と対向可
能に設けてあり、分針車と同心的に形成してある時針車
には、分針車の透孔と対向可能な複数の透孔及び異なる
幅を有する複数の遮蔽部とが設けてある。第1の伝達車
と秒針車と第2の伝達車と分針車と時針車との外側に
は、上ケースに取り付けられた第1の発光素子と受光素
子とからなる反射形センサと下ケースに取り付けられた
第2の発光素子とがそれぞれ対向させて設けてある。第
1及び第2の駆動モータの作動を制御する制御回路に
は、秒針車と時・分針車の初期位置を検出するための初
期化動作を行なうプログラムが組み込まれている。初期
化動作は、第1の発光素子を発光させた状態で上記秒針
車を歩進的に駆動して、受光素子の出力がレベル0から
レベル1に反転する受光素子と反射部とが対向する反射
部対向位置を検出して、この位置から所定の角度間隔を
歩進的に駆動し受光素子と秒針車の透孔とが対向するよ
うにし、この位置を秒針車の基準位置とし第1の発光素
子を消灯し、ついで第2の発光素子を発光させた状態で
分針車を歩進的に駆動して、受光素子の出力がレベル0
からレベル1に反転する位置を検出してこの位置を時・
分針車の基準位置とし、ついで第2の駆動モータを駆動
して受光素子の出力をレベル0に反転させ、その後さら
に受光素子の出力がレベル0からレベル1に反転するま
での第2の駆動モータの駆動パルスのカウント数から予
め制御回路に記憶させてある当該カウント数の対応時刻
を確定し、この反転位置を時針車の基準位置とする。上
記秒針車の透孔と反射部とのなす角度は180度である
ことが好ましい。
【0006】
【実施例】図1〜3に示すように、上ケース1と下ケー
ス2とが対向して結合しており、その間に平行に中板3
が設けてある。上ケース1,下ケース2及び中板3にそ
れぞれ形成された軸部及び軸受孔部を介して、後述の第
1の駆動モータS1と第2の駆動モータS2とが設けて
ある。第1の駆動モータS1と第2の駆動モータS2と
は独立して作動できるように制御回路によって作動を制
御されている。
【0007】駆動モータS1には当該駆動モータによっ
て間欠的に回転駆動される秒針側ロータ4の回転を後述
の秒針車7に伝達する秒針車減速輪列R1が設けてあ
り、駆動モータS2には当該駆動モータによって間欠的
に回転される分針側ロータ8の回転を後述の分針車12
に伝達する分針車減速輪列R2が設けてある。
【0008】上ケース1と中板3によって秒針側ロータ
4および秒針車駆動輪列R1が回転自在に支持されてい
る。秒針側ロータ4の秒針側ロータカナ4aには秒針側
駆動歯車5が噛合しており、秒針側駆動歯車5には高速
段の第1の伝達車の一例としての秒針側3番車6の秒針
側3番歯車6aが噛合しており、秒針側3番車6の秒針
側3番カナ6bには秒針車7の秒針歯車7aが噛合して
いる。
【0009】通常の運針状態では秒針側ロータ4は後述
の制御回路から1秒毎に発せられる駆動パルスによって
1秒間に1/2回転させられるようになっている。秒針
側ロータ4には永久磁石(図示せず。)が固着してあ
る。
【0010】上ケース1,中板3および下ケース2によ
って分針側ロータ8および分針車駆動輪列R2及び日の
裏輪列R3が回転自在に支持されている。分針側ロータ
8の分針側ロータカナ8aには分針側駆動歯車9が噛合
しており、分針側駆動歯車9には分針側3番車10の分
針側3番歯車10aが噛合している。分針側3番車10
の分針側3番カナ10bには高速段の第2の伝達車の一
例としての分針側4番車11の分針側4番歯車11aが
噛合しており、分針側4番車11の分針側4番カナ11
bには分針車12の分針歯車12aが噛合している。分
針車12の分針カナ12bには日の裏車13の日の裏歯
車13aが噛合しており、日の裏車13の日の裏カナ1
3bには時針車14の時針歯車14aが噛合している。
【0011】通常の運針状態では分針側ロータ8は制御
回路から15秒毎に1回発せられる駆動パルスによって
15秒間に1/2回転させられるようになっている。分
針側ロータ8には永久磁石8bが固着してある。秒針車
7と分針車12とは独立して回転可能に同心的に設けて
ある。
【0012】図1に示すように、駆動モータS1は、秒
針側ロータ4,コイル枠15,コイル16,ステータ1
7により構成してあり、駆動モータS2は、分針側ロー
タ8,コイル枠19,コイル20,ステータ21により
構成してある。両ステータ17,21はこれらに形成し
てある透孔を貫通する中板3に上ケース2に向けて突設
してある複数のピン3aによって位置決め固定されてい
る。
【0013】図3に示すように、上ケース1の外面に
は、プリント基板22が上ケース1に形成されたガイド
ピン1aに嵌合されるとともに、下ケース2に形成され
た係止爪2aによって端部を係止されている。
【0014】上ケース1には発光機能を有する第1の発
光素子(発光ダイオード)23aと光感知機能を有する
受光素子(フォトトランジスタ)23bとを合わせ持つ
反射形センサ23が取り付けてあり、下ケース2には反
射形センサ23に対向させて、当該反射形センサに光を
発する第2の発光素子(発光ダイオード)24が取り付
けてある。すなわち、発光ダイオード24の背面には、
矩形薄板状の弾性部材からなる押圧板25が設けてあ
り、押圧板25は下板2に形成された細溝(図示せ
ず。)に長手方向を差し込まれることによって、発光ダ
イオード24を前方に付勢して押さえている。反射形セ
ンサ23と第2の発光ダイオード24とは共にプリント
基板22に電気的に接続してあり、プリント基板22に
は図示しない各種半導体素子を接続して制御回路が形成
してある。制御回路は第1及び第2の駆動モータS1,
S2の作動を制御するもので、秒針車7と時・分針車1
4,12の初期位置を検出するための初期化動作を行な
うプログラムが組み込まれており、中板3には第2の発
光ダイオード24からの光を反射形ホトセンサ23へ到
達可能にするための透孔3bが設けてある。
【0015】本時計機械体には駆動系が2つあり、それ
ぞれの駆動系を位置検出できるように上下ケース1,2
内に2つの検出系が設けてある。まず、秒針側の位置検
出系について説明する。秒針側3番車6には初期位置検
出用の小さな透孔6cと輪列組み込み用の位置決め孔6
dとが設けてあり、位置決め孔6dは透孔6cよりさら
に小さな孔でありかつ回転中心から透孔6cより近距離
の180度ずれた位置に形成してある。秒針車7には同
一円周上で所定の角度間隔すなわち回転中心に対して互
いに180度ずれた位置に光が透過する小さな透孔7b
と反射板からなる反射部7cとが形成してあり、この反
射部は反射形センサ23の第1の発光ダイオード23a
からの光を反射するようになっている。
【0016】秒針車7に対して反射形センサ23側に配
してある秒針側3番車6は、秒針車7の透孔7bまたは
反射部7cが反射形センサ23と対向する位置にあると
きにはいつも初期位置検出用の透孔6cが反射形センサ
23と透孔7bまたは反射部7cとの対向位置間に位置
するようになっている。秒針車7には輪列組み込み用の
位置決め孔7dが形成してあり、位置決め孔7dは透孔
7bよりさらに小さな孔でありかつ回転中心から透孔7
bより近距離の位置に形成してある。
【0017】秒針側3番車6の反射形センサ23側の面
は光を反射しない黒色面となっており、秒針車7の反射
部7cを除いた反射形センサ23側の面も光を反射しな
い黒色面となっている。図4に示すように、分針側4番
車11には中心から同心円上に120度間隔すなわち1
20度の等中心角度間隔で15度の角度を持つ等しい形
状に形成された3つの小さな透孔11cが形成してあ
り、分針車12には120度の等中心角度間隔で9度の
角度を持つ等しい形状に形成された3つの小さな透孔1
2cが形成してある。時針車14には中心角度間隔が異
なる等しい形状の7つの小さな透孔14bが形成してあ
る。すなわち、時針車7つの小さな透孔14bは図5に
示すように、9度の角をなす6個の透孔14bと19度
の角をなす1個の透孔14cとから成っている。これら
の透孔の間が複数の異なる幅を有する遮蔽部14dとな
っている。
【0018】分針側4番車11と分針車12と時針車1
4には、いずれにも図示しない輪列組み込み用の位置決
め孔が形成してあり、輪列組み込み時には分針側4番車
11、分針車12時針車14の各々の位置決め孔と、秒
針側3番車6の位置決め孔6dと、秒針車7の位置決め
孔7dとにより、秒針側3番車の透孔6cと秒針車の透
孔7bと分針側4番車の透孔11cと分針車の透孔12
cと時針車の透孔14bとが、反射形センサ23と発光
ダイオード24の直線光路上で重なるようになってい
る。
【0019】
【動作】図6によって、秒針側の位置検出系の動作及び
時・分針側の位置検出系の動作について説明する。反射
形センサ23の第1の発光ダイオード23aを発光させ
た状態で第1の駆動モータS1を早送り回転させて秒針
車7を歩進的に駆動して、秒針車7の反射部7cが反射
形センサ23と対向し第1の発光ダイオード23aの光
を反射部7cが反射し、この反射光がフォトトランジス
タ23bに到達し、このフォトトランジスタ23bの出
力がレベル0からレベル1に反転する反射部対向位置を
検出する。フォトトランジスタ23bの出力がレベル0
からレベル1に反転したときに第1の発光ダイオード2
3aを消灯し、第2の発光ダイオード24を発光させ
る。
【0020】次に、反射部対向位置から再び第1の駆動
モータS1を30パルス早送りし秒針車7を歩進的に駆
動して180度回転させ、秒針車7の透孔7bが反射形
センサ23と対向するようにし、この位置を秒針車7の
基準位置として第1の駆動モータS1を停止する。すな
わち、秒針車7の透孔7bが反射形センサ23と対向す
る位置が秒針車7の基準位置となり、秒針側の位置検出
が終了する。この状態では、反射形センサ23と第2の
発光ダイオード24の直線光路上には秒針側3番車の透
孔6cと秒針車の透孔7bとが対向しており、時・分針
側の第2の発光ダイオード24の発光を秒針側の輪列R
1が遮ることがないようになっている。
【0021】次に、時・分針側の位置検出をするため
に、第2の発光ダイオード24を発光させた状態で第2
の駆動モータS2を早送り回転させて分針車12を歩進
的に駆動する。やがて第2の発光ダイオード24と時針
車の透孔14bと分針車の透孔12cと分針側4番車の
透孔11cと反射形センサ23とが対向し、第2の発光
ダイオード24の光がフォトトランジスタ23bに到達
し、このフォトトランジスタ23bの出力がレベル0か
らレベル1に反転する位置を検出する。この位置を時・
分針車14,12の基準位置とし、ついでこの位置から
第2の駆動モータS2を駆動して、フォトトランジスタ
23bの出力をレベル0に反転させ、その後さらにフォ
トトランジスタ23bの出力がレベル0からレベル1に
反転するまでの第2の駆動モータS2の駆動パルスのカ
ウント数から予め制御回路に記憶させてある当該カウン
ト数の対応時刻を確定し、この反転位置を時針車の基準
位置にしてある。すなわち、時・分針車14,12の基
準位置から第2の駆動モータS2を駆動すると分針側4
番車11は1パルス目で15度回転し、フォトトランジ
スタ23bの出力をレベル0に反転させる。
【0022】分針側4番車11は8パルスで次の透孔1
1cが第2の発光ダイオード24との対向位置にくるが
7パルスで分針車12がその透孔12cの角度9度以上
の角度10.5度回転しており、フォトトランジスタ2
3bの出力をレベル0に反転させ、その後さらにフォト
トランジスタ23bの出力がレベル0からレベル1に反
転するまでの第2の駆動モータS2の駆動パルスのカウ
ント数は80の整数倍としてある。本実施例ではレベル
1のタイミングを12:00,2:20,3:00,
5:00,6:00,7:40,9:00,11:40
に設定してある。レベル1がどの時刻に対応するかを示
すために、レベル0からレベル1までの駆動パルス数
が、80パルスの場合は12:00、560パルスの場
合は2:20、160パルスの場合は3:00、480
パルスの場合は5:00、240パルスの場合は6:0
0、400パルスの場合は7:40、320パルスの場
合は9:00、640パルスの場合は11:40に設定
してある。レベル0からレベル1までの駆動パルス数が
対応する対応時刻が確定したら第2の発光ダイオード2
4を消灯する。このようにして、初期位置検出ができた
後は、制御回路により当該初期位置検出時刻を標準周波
数秒報時によって知らされる現在時刻に自動的に修正さ
れて使用される。
【0023】本実施例では秒針車の基準位置を検出する
際に、フォトトランジスタ23bの出力がレベル0から
レベル1に反転したときに第1の発光ダイオード23a
を消灯しているが、これに限るものではなく第1の発光
ダイオード23aを消す時期は、時・分針側の位置検出
系の動作の際の分針車を歩進的に駆動する前ならどの時
期でもよい。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の時計機
械体は、反射形のホトセンサを使用しているため秒針側
駆動輪列を1つの検出系として独立させてあるので秒針
側駆動輪列だけで検出動作が行へ初期位置検出動作が早
くできる。時・分針側の検出を穴ー穴間のパルスによっ
て検出することによってより時針車を1回転することな
く時刻の確定ができるので初期位置検出が早くできる。
時・分針側の検出を小さな穴で行うため、歯車の強度を
増すことができる。
【0025】秒針車の透孔と反射部とのなす角度は18
0度であるので透孔と反射部との設定が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント基板と上ケースとを省略した平面図で
ある。
【図2】図1のAーA線断面図である。
【図3】反射形センサと第2の発光ダイオードとの光路
が形成された位置に、秒針車の反射部が位置している状
態を示す断面図である。
【図4】分針側4番車と分針車と時針車とが各々の透孔
を対向させた状態を示す平面図である。
【図5】時針車の平面図である。
【図6】初期位置検出動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 6 高速段の第1の伝達車(秒針側3番
車) 6c 透孔 7 秒針車 7b 透孔 7c 反射部 11 高速段の第2の伝達車(分針側4番
車) 11c 透孔 12 分針車 12c 透孔 14 時針車 14b,14c 透孔 14d 遮蔽部 23 反射形センサ 23a 第1の発光素子 23b 受光素子 24 第2の発光素子 R1 秒針車駆動輪列 R2 分針車駆動輪列 S1 第1の駆動モータ S2 第2の駆動モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上・下ケースには、第1の駆動モータに
    より秒針車駆動輪列を介して回転駆動される秒針車と、
    第2の駆動モータにより分針車駆動輪列を介して回転駆
    動される分針車とが独立して回転可能に同心的に設けて
    あり、 上記秒針車には、当該秒針車に噛合する高速段の第1の
    伝達車に形成してある透孔と対向可能な透孔及び反射部
    が所定の角度間隔で設けてあり、 上記分針車に噛合する高速段の第2の伝達車には、複数
    の透孔が等中心角度間隔で設けてあり、 上記分針車には、複数の透孔が等中心角度間隔で上記第
    2の伝達車の透孔と対向可能に設けてあり、 上記分針車と同心的に形成してある時針車には、上記分
    針車の透孔と対向可能な複数の透孔及び異なる幅を有す
    る複数の遮蔽部とが設けてあり、 上記第1の伝達車と上記秒針車と上記第2の伝達車と上
    記分針車と上記時針車との外側には、上記上ケースに取
    り付けられた第1の発光素子と受光素子とからなる反射
    形センサと上記下ケースに取り付けられた第2の発光素
    子とがそれぞれ対向させて設けてあり、 上記第1及び第2の駆動モータの作動を制御する制御回
    路には、上記秒針車と上記時・分針車の初期位置を検出
    するための初期化動作を行なうプログラムが組み込まれ
    ており、 上記初期化動作は、上記第1の発光素子を発光させた状
    態で上記秒針車を歩進的に駆動して、上記受光素子の出
    力がレベル0からレベル1に反転する上記受光素子と上
    記反射部とが対向する反射部対向位置を検出して、この
    位置から上記所定の角度間隔を歩進的に駆動し上記受光
    素子と上記秒針車の透孔とが対向するようにし、この位
    置を上記秒針車の基準位置とし上記第1の発光素子を消
    灯し、ついで上記第2の発光素子を発光させた状態で上
    記分針車を歩進的に駆動して、上記受光素子の出力がレ
    ベル0からレベル1に反転する位置を検出してこの位置
    を上記時・分針車の基準位置とし、ついで上記第2の駆
    動モータを駆動して上記受光素子の出力をレベル0に反
    転させ、その後さらに上記受光素子の出力がレベル0か
    らレベル1に反転するまでの上記第2の駆動モータの駆
    動パルスのカウント数から予め上記制御回路に記憶させ
    てある当該カウント数の対応時刻を確定し、この反転位
    置を上記時針車の基準位置とするものであることを特徴
    とする時計機械体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記秒針車の透孔と
    反射部とのなす角度は180度であることを特徴とする
    時計機械体。
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