JP3625253B2 - 自動修正時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、正時信号等の時刻信号を受けて時刻修正を行う自動修正時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動修正時計のうち電波を用いる電波修正時計は、ラジオ局から発せられる所定周波数、例えば日本標準時を高精度で伝える長波(40kHz)の標準時刻電波(JG2AS)を受信し、この受信信号に基づいて、いわゆる帰零等を行うものであり、この帰零の際に、指針の位置を正確に正時等に合わせるべく、指針位置検出装置を備えている。
【0003】
この指針位置検出装置を備えた従来の電波修正時計としては、特開平6−222164号公報、実開平6−30793号公報等に記載されたものが知られている。これらの公報に開示の電波修正時計には、秒針歯車を回転させる第1駆動系と、分針歯車及び時針歯車を回転させる第2駆動系と、秒針の位置を検出する第1光反射型センサと、分針及び時針の位置を検出する第2光反射型センサ等が設けられている。
【0004】
この第1光反射型センサ及び第2光反射型センサは、それぞれ発光素子及び受光素子により形成されており、第1駆動系を構成する中間歯車及び時針車にそれぞれ形成された検出孔と、秒針車及び別個に設けた回転板にそれぞれ形成された光反射部とがそれぞれ一致した時に、受光素子が発光素子から発せられた光を受光して指針位置を検出するようになっている。
【0005】
また、光センサとして、上記光反射型センサに代えて光透過型センサを用いたものも知られている。この光透過型センサを用いた電波修正時計においては、秒針を駆動する駆動系を構成する歯車、分針及び時針を駆動する駆動系を構成する歯車に透孔を形成し、この透孔を介して発光素子と受光素子とを対向させ、各透孔が対向して発光素子から発せられた光が受光素子で受光されたときに、指針位置を検出するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような指針位置検出装置を備えた電波修正時計においては、以下の如き問題があった。すなわち、光検出センサとして、秒針を駆動する駆動系に対応させた光検出センサと、分針及び時針を駆動する駆動系に対応させた光検出センサとをそれぞれ別々に設けると、光検出センサ2個分のスペースが必要になり、装置が大型化し、又、コストが高くなるという問題があった。
【0007】
また、2つの駆動系を備えた状態で光検出センサの単一化を図ろうとした場合、指針を駆動する2つの駆動系のそれぞれのモータ等が、衝撃あるいはその他の外的要因によりそれぞれに回転して位相ずれを生じた際に、それらの位相を合わせる作業が必要になり、その結果、指針の位置を検出する時間が長くなるという問題があった。また、従来のような検出孔を設けた場合には、全ての検出孔が一致するまで時間を要し、同様に指針の位置検出に長時間を要するという問題があった。
【0008】
さらに、光検出センサとして、光透過型センサを用いる場合は、発光素子と受光素子との間の距離が長くなり、発光素子から発せられる光が末広がり状になることもあって、誤検出を招き易いという問題もあった。
【0009】
さらにまた、組付け後において、概略の時分が分かるようにするために、内部に収納された歯車に刻まれた目印等を確認できるようにケースに孔を開けると、この孔から粉塵等が侵入し、又、外部の光が侵入して誤検出を招くという問題があった。
【0010】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、装置の小型化及び低コスト化を図りつつ、高精度でかつ迅速に時刻の修正を行なうことのできる自動修正時計を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の目的を達成するべく鋭意検討を重ねた結果、以下の如き構成をなす発明を見出すに至った。
すなわち、本発明の自動修正時計は、第1指針を駆動する第1駆動系と、第2指針を駆動する第2駆動系と、前記第1指針に直結される第1指針車及び前記第2指針車が時刻信号に基づく所定時刻に対応する位置に位置付けられたことを検出する検出手段と、前記検出手段の出力信号及び時刻信号に基づいて所定時刻に修正する動作を制御する制御部とを備えて時刻の自動修正を行なう自動修正時計であって、前記検出手段は、検出光を発する発光素子及び前記発光素子から発せられた検出光を受光して信号を出力する受光素子からなる透過型光検出センサであり、前記第1駆動系又は第2駆動系を形成する歯車のうち少なくとも1つの歯車は、回転軸の軸線方向に付勢するように切り欠き孔により画定されて一体的に形成された付勢ばねと、周方向において所定の間隔をおいて開けられて検出光の通過を許容する複数の透孔と、回転角度位置を検出する際の位置決め指標となる位置決め遮光部とを有し、前記位置決め遮光部は、周方向において前記切り欠き孔から離隔した位置に設けられ、前記複数の透孔の少なくとも一部は、前記切り欠き孔を兼用するように形成されている、ことを特徴としている。
【0012】
上記構成の自動修正時計においては、前記付勢ばねは、円弧状をなすようにかつ周方向においてお互いに離隔するように形成された複数の円弧状付勢ばねからなり、前記位置決め遮光部は、周方向において前記複数の円弧状付勢ばねがお互いに途切れて離隔した領域に配置されている、構成を採用することができる。
【0014】
本発明の自動修正時計においては、回転軸の軸線方向に付勢するように切り欠き孔により画定されて一体的に形成された付勢ばね、周方向において所定の間隔をおいて開けられて検出光の通過を許容する複数の透孔、回転角度位置を検出する際の位置決め指標となる位置決め遮光部を有する歯車の回転角度位置を、透過型光検出センサを構成する発光素子から検出光を発して検出する際に、位置決め遮光部が、周方向において切り欠き孔から離隔した位置に設けられていることから、この位置決め遮光部の領域においては、検出光が切り欠き孔から通り抜けるのを防止でき、確実に高精度な位置検出が行なわれる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る自動修正時計の中で特に電波修正時計における指針位置検出装置の一実施形態を示す平面図であり、図2は、この指針位置検出装置の縦断面図である。この実施形態に係る電波修正時計は、時計本体10内において、指針である秒針を駆動する第1駆動系20と、指針である分針及び時針を駆動する第2駆動系30と、秒針,分針及び時針の位置を検出する光透過型の光検出センサ40と、利用者が手により直接時刻合わせを行なう手動修正系50と、ラジオ局から発せられる所定周波数、例えば日本標準時を高精度で伝える長波(40kHz)の標準時刻電波(JG2AS)を受信し、この受信信号に基づいて、いわゆる帰零等を行う際の制御を司る制御部(不図示)等を備えている。
【0016】
時計本体10は、お互いに対向して接続されて輪郭を形成する第2ケースとしての下ケース11及び第1ケースとしての上ケース12と、この下ケース11及び上ケース12で形成される空間内のほぼ中央部において下ケース11と連結した状態で配置される中板13とを備えており、空間内の下ケース11、中板13、上ケース12の所定の位置に対して、第1駆動系20、第2駆動系30、光検出センサ40、手動修正系50、制御部等が固定あるいは軸支されている。
【0017】
第1駆動系20は、図1ないし図3に示すように、略コ字状のステータ21a、このステータ21aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル21b、このステータ21aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ21cにより構成された第1ステッピングモータ21と、ロータ21cのピニオン21c’に大径歯車22aが噛合した第1伝達歯車(第1検出用歯車)としての第1の5番車22と、この第1の5番車22の小径歯車22bに噛合した第2検出用歯車(第1指針車)としての秒針車23とにより構成されている。
ここで、第1ステッピングモータ21は、ステータ21aが中板13に載置して固定され、ロータ21cが中板13と上ケース12とに軸支されており、制御部の出力制御信号に基づいて、その回転方向、回転角度および回転速度が制御される。
【0018】
第1の5番車22は、大径歯車22aの歯数が60個、小径歯車22bの歯数が15個に形成され、下ケース11及び上ケース12に回動自在に軸支され、その大径歯車22aが第1ステッピングモータ21のロータ21c(ピニオン21c’)と噛合して、ロータ21cの回転速度を所定速度に減速させる。この第1の5番車22には、図3及び図5に示すように、秒針車23と重なる領域において周方向に等間隔(中心角α1が120°)で配置された3個の円形状をなす透孔22cが形成されている。この透孔22cは、光検出センサ40の検出光を通過させるだけでなく、少なくともその1つは、第1の5番車22を組付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
【0019】
秒針車23は、大径歯車23aの歯数が60個に形成され、その軸部の一端が上ケース12に軸支され、中板13を下ケース11側に貫通したその他端側には秒針軸23bが圧入されており、この秒針軸23bは、後述する分針パイプ34pの内部に挿通されて、その先端に秒針(不図示)が取り付けられている。この秒針車23には、図6に示すように、回転により第1の5番車22と重なる領域において周方向に等間隔(中心角α2が30°)で配置された11個の円形状をなす透孔23cと、一箇所だけピッチの異なる位置決め遮光部23d(透孔23cと透孔23cとの中心角が60°)とが形成されている。そして、上記第1の5番車22の透孔22cが位置決め遮光部23dに対向した後に最初に透孔23cと対向する時に、秒針が正時を指すように構成されている。
【0020】
上記透孔23cは、光検出センサ40の検出光を通過させるだけでなく、少なくともその1つは、秒針車23を組付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
また、これらの透孔23cの内側には、周方向に長尺で回転軸方向に突出する円弧状の付勢ばね23eが、切り欠き孔23fにより画定されている。この円弧状付勢ばね23eは、秒針車23をその回転軸方向に付勢するものである。
【0021】
ここで、上記位置決め遮光部23dは、周方向において切り欠き孔23fから離れた位置、すなわち、2つの切り欠き孔23fが途切れて離れた領域に形成されている。したがって、切り欠き孔23fと位置決め遮光部23eとの距離を十分確保できるため、位置決め遮光部23dの領域において検出光が切り欠き孔23fに回り込むようなことはなく、確実にこの位置決め遮光部23dで検出光を遮ることができる。すなわち、検出光の回り込みによる誤検出を生じ易い切り欠き孔23fを設けた領域から離れた位置に位置決め遮光部23dが形成されていることから、この位置決め遮光部23dを、秒針車22の回転角度位置の位置決めに用いることで、確実な位置決めを行なうことができる。
【0022】
上記秒針車22においては、図6に示すように、複数(11個)の透孔23cを設ける代わりに、図7に示すように、位置決め遮光部23dと径方向において対向する位置にある透孔23cのみを残して、その他の透孔23cをそれぞれ切り欠き孔23gと一体的に開けてもよい。これによれば、検出光の通過を許容する部分において、検出光の通過をより一層確実なものとし、又、秒針車22を形成する材料の無駄を低減することができる。
【0023】
第2駆動系30は、図1、図2、図4に示すように、略コ字状のステータ31a、このステータ31aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル31b、このステータ31aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ31cにより構成された第2ステッピングモータ31と、ロータ31cのピニオン31c’に大径歯車32aが噛合した中間歯車としての第2の5番車32と、この第2の5番車32の小径歯車32bに大径歯車33aが噛合した第2伝達歯車(第3検出用歯車)としての3番車33と、この3番車33の小径歯車33bに大径歯車34aが噛合した第4検出用歯車(第2指針車)としての分針車34と、この分針車34の小径歯車34bに大径歯車35aが噛合した中間歯車としての日の裏車35と、この日の裏車35の小径歯車35bに噛合した第5検出用歯車(第2指針車)としての時針車36とにより構成されている。
ここで、第2ステッピングモータ31は、ステータ31aが中板13に載置して固定され、ロータ31cが中板13と上ケース12とに軸支されており、制御部の出力制御信号に基づいて、その回転方向、回転角度および回転速度が制御される。
【0024】
第2の5番車32は、大径歯車32aの歯数が60個、小径歯車32bの歯数が15個に形成され、中板13および上ケース12に軸支され、その大径歯車32aが第2ステッピングモータ31のロータ31c(ピニオン31c’)と噛合して、ロータ31cの回転速度を所定速度に減速させる。尚、この第2の5番車32としては、前述の第1の5番車22を流用、すなわち、透孔22cが設けられたものを用いてもよい。これにより、部品の共用化が行なえ製品のコストを低減することができる。
【0025】
3番車33は、大径歯車33aの歯数が60個、小径歯車33bの歯数が10個に形成され、軸部の一端が上ケース12に軸支され、他端側が中板13を貫通した状態で回動自在に配設されており、第2の5番車32の回転を減速して分針車34に伝達する。また、3番車33には、図8に示すように、回転により秒針車23及び第1の5番車22と重なる領域において周方向に等間隔(中心角α3が36°)で配置された10個の円形状をなす透孔33cが形成されている。この透孔33cは、光検出センサ40の検出光を通過させるだけでなく、少なくともその1つは、3番車33を組付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
【0026】
分針車34は、大径歯車34aの歯数が60個、小径歯車34bの歯数が14個に形成され、その中央部には小径歯車34bが一体的に形成された分針パイプ34pが、側面視にて略T字形状をなすように形成されている。そして、分針パイプ34pの一端部が中板13に回動自在に軸支され、他端側の軸部は後述する時針車36の時針パイプ36pの内部に回動自在に挿通されいる。また、分針パイプ34pは、下ケース11を貫通して時計の文字板(不図示)側に突出しており、その先端には分針(不図示)が取り付けられている。
【0027】
また、分針車34には、図9に示すように、回転により秒針車23,第1の5番車22,3番車33と重なる領域において周方向に長尺な3個の円弧状透孔34c,34d,34eが形成されている。これら円弧状透孔34cと円弧状透孔34dとは、中心角α5で30°隔てて形成され、円弧状透孔34dと円弧状透孔34eとは、中心角α6で30°隔てて形成され、又、円弧状透孔34eと円弧状透孔34cとは、中心角α7で60°隔てて形成されている。すなわち、円弧状透孔34eと円弧状透孔34cとの間に、最も幅の広い遮光部Aが形成され、円弧状透孔34cと円弧状透孔34dとの間及び円弧状透孔34dと円弧状透孔34eとの間に、上記遮光部Aよりも幅狭の遮光部Bが形成されている。
【0028】
また、円弧状透孔34cは、一端側の円形部34c’と、他端側から伸びる幅広円弧部34c’’と、両者を連結する幅狭円弧部34c’’’とにより形成されている。この幅狭円弧部34c’’’により画定される円形部34c’は、検出光を通過させるだけでなく、分針車34を組み付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
【0029】
時針車36は、大径歯車36aの歯数が40個に形成され、その中央部に円筒状の時針パイプ36pが一体的に取り付けられており、この時針パイプ36pの内部に前述の分針パイプ34pが挿通されている。そして、時針パイプ36pは、下ケース11に形成された軸受け孔11aに挿通されて回動自在に軸支されており、又、その先端側は下ケース11を貫通して時計の文字板(不図示)側に突出しており、その先端には時針(不図示)が取り付けられている。
【0030】
また、時針車36には、図10に示すように、回転により秒針車23,第1の5番車22,3番車33,分針車34と重なる領域において周方向に長尺な3個の円弧状透孔36c,36d,36eが形成されている。これら円弧状透孔36cと円弧状透孔36dとは、中心角α8で45°隔てて形成され、円弧状透孔36dと円弧状透孔36eとは、中心角α9で60°隔てて形成され、又、円弧状透孔36eと円弧状透孔36cとは、中心角α10で30°隔てて形成されており、さらに、円弧状透孔36c,36d,36eの長さは、中心角β1+β2,β3,β4がそれぞれ75°,60°,90°となるように設定されている。すなわち、円弧状透孔36eと円弧状透孔36cとの間に、最も幅の狭い遮光部Cが形成され、円弧状透孔36cと円弧状透孔36dとの間に、遮光部Cよりも幅の広い遮光部Dが形成され、円弧状透孔36dと円弧状透孔36eとの間に、遮光部Dよりも幅の広い遮光部Eが形成されている。
【0031】
また、円弧状透孔36cは、一端側から中心角β1で7.5°のところに位置する円形部36c’と、他端側から伸びる幅広円弧部36c’’と、両者を連結すると共に円形部36c’の両側に位置する幅狭円弧部36c’’’とにより形成されている。この幅狭円弧部36c’’’により画定される円形部36c’は、検出光を通過させるだけでなく、時針車36を組み付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
【0032】
日の裏車35は、大径歯車35aの歯数が42個、小径歯車35bの歯数が10個に形成され、下ケース11に形成された突部11bに対して回動自在に軸支されており、大径歯車35aが分針パイプ34pに形成された小径歯車34bに噛合し、又、小径歯車35bが時針車36(36a)に噛合して、分針車34の回転を減速して時針車36に伝達する。
【0033】
光検出センサ40は、図2に示すように、上ケース12の壁面に固定された回路基板41に取付けられた発光ダイオードからなる発光素子42と、この発光素子42に対向するように、下ケース11の壁面に固定された回路基板43に取付けられたフォトトランジスタからなる受光素子44とにより形成されている。そして、発光素子42及び受光素子44は回路基板上に設けられた制御部(不図示)に接続されて、種々の検出信号及び制御信号等のやり取りが行なわれるようになっている。
【0034】
また、図1に示すように、平面視にて第1の5番車22、秒針車23、3番車33、分針車34、時針車36の全てが同時に重なる位置に配置されている。そして、第1の5番車22の透孔22c、3番車33の透孔33c、秒針車23の透孔23c、分針車の透孔34c(34d、34e)、時針車36の透孔36c(36d、36e)が重なり合った時に、発光素子42から発せられた検出光が受光素子44により受光されて、秒針、分針、時針が正時等の位置を指していることを出力するようになっている。
【0035】
さらに、上記発光素子42は、上ケース12の外側に開口するように形成された第1配置部としての取付け凹部12c内に配置されており、この取付け凹部12cの底面には、所定径の円形貫通孔12dが開けられている。この円形貫通孔12dは、発光素子42から発せられる検出光が末広がり状に広がる性質があるため、その広がった部分の光を遮断して収束された光のみを通過させて誤検出を防止できるようにするものである。同様に、上記受光素子44は、下ケース11の外側に開口するように形成された第2配置部としての取付け凹部11c内に配置されており、この取付け凹部11cの底面には、所定径の円形貫通孔11dが開けられている。この円形貫通孔11dは、発光素子42から発せられ、上記透孔を通過してきた光のみをできるだけ通過させて誤検出を防止できるようにするものである。
【0036】
上記第1の5番車22、3番車33、秒針車23、分針車34、時針車36を組付ける場合は、所定の位置決めピンが、下ケース11の円形貫通孔11d、位置決めとして用いられるそれぞれの透孔、及び上ケース12の円形貫通孔12dを貫くように、順次に組付ける。そして、上ケース12及び下ケース11を接合して一体化した後、位置決めピンを引き抜いて、貫通孔12dが位置する取付け凹部12cに発光素子42を取付け、又、貫通孔11dが位置する取付け凹部11cに受光素子44を取付ける。
【0037】
これにより、貫通孔12d及び11dは完全に塞がれ、上ケース12及び下ケース11により画定される内部空間に外部の光が侵入するのを防止できる。したがって、外部の光が侵入することによる誤検出を防止できると共に、組付け時の位置決め孔と光検出用の透孔とを兼用していることから、これらの孔を別々に設ける場合に比べて装置の集約化、小型化を行なうことができる。
【0038】
手動修正系50は、図1及び図2に示すように、上述の分針車34の小径歯車34b及び時針車36の大径歯車36aに噛合する日の裏車35と、この日の裏車35の大径歯車35aに噛合する歯車51aを有する手動修正軸51とにより構成されている。この手動修正軸51は、上ケース12の外部に位置付けられて利用者が直接指を触れることのできる頭部51bと、この頭部51bから伸びて上ケース12に形成された開口12eを貫挿し下ケース11に形成された突部11eに対して軸支された柱状部51cとからなり、この柱状部51cの下方領域に歯車51aが形成されている。
【0039】
手動修正軸51は、分針車34と同位相で回転するように構成されており、上述の第2駆動系30により分針車34が駆動されているときには日の裏車35を介して分針車34と同相で回転するとともに、第2駆動系30の非作動時には、頭部51bを指で回転させることにより、指針位置を手動修正できるようになっている。
【0040】
上記のように、秒針車23の秒針軸23bが分針車34の分針パイプ34pに挿通され、分針車34の分針パイプ34pが時針車36の時針パイプ36pに挿通されていることから、秒針車23と、分針車34と、時針車36とは、それぞれの回転中心軸が共通しており、又、時刻表示の際に、秒針が60秒間に1回転、分針が60分間に1回転、時針が12時間に1回転するように駆動される。
【0041】
上記分針車34の分針パイプ34pの先端部及び時針車36の時針パイプ36pの先端部には、図11に示すように、径方向に所定幅をなして伸びる位置決めのための第1指標としての溝34g及び第2指標としての溝36gが形成されている。そして、これらの溝34g及び溝36gが、一直線に並んだとき所定の時刻例えば12時00分を指すように設定されている。
【0042】
このような位置決め指標を設けたことにより、分針車34及び時針車36を下ケース11及び上ケース12により囲繞して覆ってしまった後においても、溝34g及び36gが一直線に並んでいれば予め設定された概略の時刻を指していることが分かるため、その状態を基に分針及び時針を容易に取り付けることができ、その他の位置合わせ及び位置確認工程が不要になり、製造ライン及び検査ラインでの製造時間及び検査時間を短縮することができる。尚、位置決め指標としては、上記の溝に限るものではなく、ポッチ等のマークでもよい。
【0043】
次に、本電波修正時計の時刻修正動作について説明する。
図12は、時刻修正動作の一例を示すものである。ここで、第1の5番車22、秒針車23、3番車33、分針車34、時針車36は、それぞれ制御部により制御される第1ステッピングモータ21及び第2ステッピングモータ31のステップ駆動により回転駆動される。この際、第1の5番車22は、第1ステッピングモータ21のステップ駆動により、15ステップで1回転するように駆動制御され、その結果、秒針車23は60ステップで1回転する。一方、3番車33は、第2ステッピングモータ31のステップ駆動により、60ステップで1回転するように駆動制御され、その結果、分針車34は360ステップで1回転し、時針車36は4320ステップで1回転する。
【0044】
図12に示すように、先ずリセットあるいは電源投入時に、スタートスイッチがオンされて、発光素子42すなわち発光ダイオードが所定の出力周波数で起動されて検出光を発する(S1)。続いて、第1ステッピングモータ21がパルス駆動され(S2)、受光素子44すなわちフォトトランジスタからの出力が有るか否かの判断がなされる(S3)。
【0045】
ここで、フォトトランジスタからの出力が無い場合は、ステップ駆動を行なうためのパルス数を加算する度に、フォトトランジスタからの出力が有るか否かの判断がなされ(S4)、パルス数が9に達してもフォトトランジスタからの出力が無い場合は、第2ステップピングモータ31が1ステップ(パルス)駆動され(S5)、その後再び第1ステッピングモータ21がステップ駆動され(S2)て秒針車23が回転駆動される。
【0046】
一方、フォトトランジスタの出力が有る場合は、秒針車23が早送りされて(S6)、制御部に予め記憶された出力パターンとの比較が行なわれ(S7)、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合しない場合は、再び秒針車23が早送りされる。一方、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合した場合は、その時点(5ステップ目でもフォトトランジスタからの出力が得られない場合において次にフォトトランジスタの出力が得られた時点)で秒針車23を停止し(第1ステッピングモータ21を止める)、秒針車23を帰零位置まで駆動して停止する(S8)。この時、秒針は所定時刻例えば正時(0秒)の位置に修正される。
【0047】
続いて、第2ステップモータ31のみを所定の出力周波数でパルス駆動して分針車34を早送りする(S9)。そして、フォトトランジスタからの出力パターンと制御部に予め記憶された出力パターンとの比較が行なわれ(S10)、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合しない場合は、再び分針車34が早送りされる。一方、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合した場合は、その時点で、第2ステッピングモータ31を止めて、分針車34及び時針車36の駆動を停止する(S11)。
【0048】
ここで、上記出力パターンと予め記憶されたパターンとの比較による時刻修正は、3種類のパターンのいずれかに合わせることにより行なわれる。すなわち、分針車34によるフォトトランジスタの出力パターンは、図13(a)に示すように、遮光部が作用するオフの幅として、2つの幅狭のB部と1つの幅広のA部とが交互に現れるようなパターンとなり、又、時針車36によるフォトトランジスタの出力パターンは、図13(b)に示すように、遮光部が作用するオフの幅が3種類のD部、E部、C部が所定間隔をおいて交互に現れるようなパターンとなり、両者を合成した出力パターンは、図13(c)に示すように、D部,B部及びA部が組み合わされたパターンと、E部,B部及びA部が組み合わされたパターンと、C部,B部及びA部が組み合わされたパターンの3種類が所定間隔をおいて現れるパターンとなる。尚、図13に示すパターンのうちオンとなるパターンの部分は、実際には3番車33の遮光部によりオフとなる部分があるので、歯抜け状のパターンとなっている。
【0049】
そこで、D部,B部及びA部の組み合わせからなるパターンが確認されたときを例えば4時00分、E部,B部及びA部の組み合わせからなるパターンが確認されたときを例えば8時00分、C部,B部及びA部の組み合わせからなるパターンが確認されたときを例えば12時00分として予め設定しておけば、これらのパターンのいずれかを検出したきに第2ステッピングモータ31を停止させることで、分針車34及び時針車36すなわち分針及び時針を所定の時刻に時刻修正することができる。
【0050】
上記第2ステッピングモータ31を停止させた後、発光ダイオードの出力をオフにして、発光を停止し(S12)、時刻修正動作を終了する。
【0051】
上記の動作を行なう電波修正時計によれば、分針車34及び時針車36に、検出光を通過させるための透孔として、円弧状透孔すなわち長孔を用いているため、光検出センサ40がオンとなる範囲が広がり、位置検出時間を短縮でき、その結果、秒針の時刻修正を行なう時間を短縮することができる。また、時針車36に3種類の遮光部C,D,Eを設けたことから、3箇所のいずれかを検出して時刻修正を行なうことができ、又、最も回転速度の遅い時針車36を従来に比べ略1/3回転させるだけで位置検出ができ、これにより、分針及び時針の時刻修正を行なう時間を短縮することができる。
【0052】
次に、本電波修正時計における他の時刻修正動作について説明する。
図14は、時刻修正動作の他の実施形態を示すものである。ここで、第1の5番車22、秒針車23、3番車33、分針車34、時針車36は、前述の駆動方法と同様に、それぞれ制御部により制御される第1ステッピングモータ21及び第2ステッピングモータ31のステップ駆動により回転駆動される。この際、第1の5番車22は、第1ステッピングモータ21のステップ駆動により、15ステップで1回転するように駆動制御され、その結果、秒針車23は60ステップで1回転する。一方、3番車33は、第2ステッピングモータ31のステップ駆動により、60ステップで1回転するように駆動制御され、その結果、分針車34は360ステップで1回転し、時針車36は4320ステップで1回転する。この場合、第1の5番車22は、第1ステッピングモータ21により5ステップ駆動される毎に1回検出光を通過させ、又、3番車33は、第2ステッピングモータ31により6ステップ駆動される毎に1回検出光を通過させるようになっている。
【0053】
図14に示すように、先ずリセットあるいは電源投入時に、スタートスイッチがオンされて、発光素子42すなわち発光ダイオードが起動されて検出光を発する(S1)。続いて、第1ステッピングモータ21及び第2ステッピングモータ31が同時に同一の出力周波数でパルス駆動されて、秒針車23及び分針車34(及び時針車36)が回転駆動される(S2)。次に、受光素子44すなわちフォトトランジスタからの出力が有るか否かの判断がなされる(S3)。
【0054】
ここで、フォトトランジスタからの出力が無い場合は、再び第1ステッピングモータ21及び第2ステッピングモータ31がパルス駆動されて秒針車23及び分針車34(及び時針車36)が回転駆動される。一方、フォトトランジスタからの出力が有る場合は、一旦秒針車23及び分針車34(及び時針車36)が停止され(S4)、その後、秒針車23が早送りされて(S5)、制御部に予め記憶された出力パターンとの比較が行なわれ(S6)、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合しない場合は、再び秒針車23が早送りされる。一方、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合した場合は、その時点で秒針車23を停止し(第1ステッピングモータ21を止める)、秒針車23を帰零位置まで駆動して停止する(S7)。この時、秒針は所定時刻例えば正時(0秒)の位置に修正される。
【0055】
続いて、第2ステップモータ31のみをパルス駆動して分針車34を早送りする(S8)。そして、フォトトランジスタからの出力パターンと制御部に予め記憶された出力パターンとの比較が行なわれ(S9)、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合しない場合は、再び分針車34が早送りされる。一方、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合した場合は、その時点で第2ステッピングモータ31を止めて、分針車34及び時針車36の駆動を停止する(S10)。
【0056】
ここで、上記出力パターンと予め記憶されたパターンとの比較による時刻修正は、前述の場合と同様にして、3種類のパターンのいずれかに合わせることにより行なわれる。すなわち、分針車34によるフォトトランジスタの出力パターンは、図13(a)に示すように、遮光部が作用するオフの幅として、2つの幅狭のB部と1つの幅広のA部とが交互に現れるようなパターンとなり、又、時針車36によるフォトトランジスタの出力パターンは、図13(b)に示すように、遮光部が作用するオフの幅が3種類のD部、E部、C部が所定間隔をおいて交互に現れるようなパターンとなり、両者を合成した出力パターンは、図13(c)に示すように、D部,B部及びA部が組み合わされたパターンと、E部,B部及びA部が組み合わされたパターンと、C部,B部及びA部が組み合わされたパターンの3種類が所定間隔をおいて現れるパターンとなる。
【0057】
そこで、D部,B部及びA部の組み合わせからなるパターンが確認されたときを例えば4時00分、E部,B部及びA部の組み合わせからなるパターンが確認されたときを例えば8時00分、C部,B部及びA部の組み合わせからなるパターンが確認されたときを例えば12時00分として予め設定しておけば、これらのパターンのいずれかを検出したきに第2ステッピングモータ31を停止させることで、分針車34及び時針車36すなわち分針及び時針を所定の時刻に時刻修正することができる。
【0058】
上記第2ステッピングモータ31を停止させた後、発光ダイオードの出力をオフにして、発光を停止し(S11)、時刻修正動作を終了する。
【0059】
上記の動作を行なう電波修正時計によれば、第1ステッピングモータ21により駆動される第1の5番車22と、第2ステッピングモータ31により駆動される3番車33とにおいて、光検出センサ40の検出光を通す間隔が、それぞれのモータ21,31の出力パルス数で奇数と偶数とになっており、この奇数と偶数には公約数が存在しない関係となっている。
【0060】
したがって、組み込み後衝撃等の外的要因により、第1ステッピングモータ21と第2ステッピングモータ31との間に相対的な回転が生じ、両者の回転位相がずれた場合、第1ステッピングモータ21及び第2ステッピングモータ31を同時に回転駆動しても、必ず位相の合う位置(光検出センサの出力がオンとなる位置)が存在することになる。
【0061】
例えば、3番車33がずれた場合において、第1の5番車22は、第1ステッピングモータ21のパルス数が5パルス毎すなわち0、5、10、15、20、25、30・・・パルス毎に検出光を通し、一方、3番車33は、1パルスずれた場合1、7、13、19、25、31・・・パルス毎に検出光を通し、又、2パルスずれた場合2、8、14、20、26、32・・・パルス毎に検出光を通し、3パルスずれた場合3、9、15、21、27、33・・・パルス毎に検出光を通し、4パルスずれた場合4、10、16、22・・・パルス毎に検出光を通し、5パルスずれた場合5、11・・・パルス毎に検出光を通す。この場合、1パルスずれた場合は25パルス、2パルスずれた場合は20パルス、3パルスずれた場合は15パルス、4パルスずれた場合は10パルス、5パルスずれた場合は5パルスのところで両者の位相が合うことになる。
【0062】
一方、第1の5番車22がずれた場合において、3番車33は、第2ステッピングモータ31のパルス数が6パルス毎すなわち0、6、12、18、24、30・・・パルス毎に検出光を通し、一方、第1の5番車22は、1パルスずれた場合1、6、11、16、21、26・・・パルス毎に検出光を通し、又、2パルスずれた場合2、7、12、17、22、27・・・パルス毎に検出光を通し、3パルスずれた場合3、8、13、18、23、28・・・パルス毎に検出光を通し、4パルスずれた場合4、9、14、19、24、29・・・パルス毎に検出光を通し、5パルスずれた場合5、10、15、20、25、30・・・パルス毎に検出光を通す。この場合、1パルスずれた場合は6パルス、2パルスずれた場合は12パルス、3パルスずれた場合は18パルス、4パルスずれた場合は24パルス、5パルスずれた場合は30パルスのところで両者の位相が合うことになる。
【0063】
すなわち、秒針の位置合わせと分針及び時針の位置合わせとを、両モータ21,31を同時に駆動させて行なうことができるため、全体としての時刻修正に要する時間を短縮することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の自動修正時計によれば、回転軸の軸線方向に付勢するように切り欠き孔により画定されて一体的に形成された付勢ばね、周方向において所定の間隔をおいて開けられて検出光の通過を許容する複数の透孔、回転角度位置を検出する際の位置決め指標となる位置決め遮光部を有する歯車の回転角度位置を、透過型光検出センサを構成する発光素子から検出光を発して検出する際に、位置決め遮光部が、周方向において切り欠き孔から離隔した位置に設けられていることから、この位置決め遮光部の領域においては、検出光が切り欠き孔から通り抜けるのを防止でき、確実に高精度な位置検出を行なうことができる。
【0065】
また、複数の透孔の少なくとも一部が、切り欠き孔を兼用するように形成されている場合は、それぞれの透孔を開ける手間(型の場合、それに対応した形状の形成)が省け、又、一体的に肉抜きすることにより材料の無駄を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動修正時計の一実施形態を示す平面図である。
【図2】本発明に係る自動修正時計の一実施形態を示す縦断面図である。
【図3】自動修正時計の一部である秒針を駆動する第1駆動系を示す平面図である。
【図4】自動修正時計の一部である分針及び時針を駆動する第2駆動系を示す平面図である。
【図5】秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす第1の5番車を示す平面図である。
【図6】秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす秒針車を示す平面図である。
【図7】秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす秒針車の他の例を示す平面図である。
【図8】分針及び時針を駆動する第2駆動系の一部をなす3番車を示す平面図である。
【図9】分針及び時針を駆動する第2駆動系の一部をなす分針車を示す平面図である。
【図10】分針及び時針を駆動する第2駆動系の一部をなす時針車を示す平面図である。
【図11】分針パイプ及び時針パイプの先端部を示す端面図である。
【図12】自動修正時計において時刻の修正駆動を行なう場合の動作を示すフローチャートである。
【図13】図12に示す修正駆動において、分針車、時針車、及び両者の合成による検出手段の出力パターンを示すグラフである。
【図14】自動修正時計において時刻の修正駆動を行なう場合の他の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・時計本体
11・・・下ケース(第2ケース)
11c・・・取付け凹部(第2配置部)
11d・・・円形貫通孔
12・・・上ケース(第1ケース)
12c・・・取付け凹部(第1配置部)
12d・・・円形貫通孔
13・・・中板
20・・・第1駆動系
21・・・第1ステッピングモータ(第1駆動源)
22・・・第1の5番車(第1伝達歯車、第1検出用歯車)
22c・・・透孔
23・・・秒針車(第2検出用歯車、第1指針車)
23c・・・透孔
23d・・・位置決め遮光部
23e・・・付勢ばね
23f・・・切り欠き孔
23g・・・切り欠き孔
30・・・第2駆動系
31・・・第2ステッピングモータ(第2駆動源)
32・・・第2の5番車
33・・・3番車(第2伝達歯車、第3検出用歯車)
33c・・・透孔
34・・・分針車(第4検出用歯車、第2指針車)
34c・・・円弧状透孔
34d・・・円弧状透孔
34e・・・円弧状透孔
34g・・・溝(第1指標)
34p・・・分針パイプ
35・・・日の裏車
36・・・時針車(第5検出用歯車、第2指針車)
36c・・・円弧状透孔
36d・・・円弧状透孔
36e・・・円弧状透孔
36g・・・溝(第2指標)
36p・・・時針パイプ
40・・・光検出センサ(検出手段)
42・・・発光素子
44・・・受光素子
50・・・手動修正系

Claims (2)

  1. 第1指針を駆動する第1駆動系と、第2指針を駆動する第2駆動系と、前記第1指針に直結される第1指針車、前記第2指針に直結される第2指針車が時刻信号に基づく所定時刻に対応する位置に位置付けられたことを検出する検出手段と、前記検出手段の出力信号及び時刻信号に基づいて所定時刻に修正する動作を制御する制御部とを備えて時刻の自動修正を行なう自動修正時計であって、
    前記検出手段は、検出光を発する発光素子及び前記発光素子から発せられた検出光を受光して信号を出力する受光素子からなる透過型光検出センサであり、
    前記第1駆動系又は第2駆動系を形成する歯車のうち少なくとも1つの歯車は、回転軸の軸線方向に付勢するように切り欠き孔により画定されて一体的に形成された付勢ばねと、周方向において所定の間隔をおいて開けられて検出光の通過を許容する複数の透孔と、回転角度位置を検出する際の位置決め指標となる位置決め遮光部とを有し、
    前記位置決め遮光部は、周方向において前記切り欠き孔から離隔した位置に設けられ、
    前記複数の透孔の少なくとも一部は、前記切り欠き孔を兼用するように形成されている、
    ことを特徴とする自動修正時計。
  2. 前記付勢ばねは、円弧状をなすようにかつ周方向においてお互いに離隔するように形成された複数の円弧状付勢ばねからなり、
    前記位置決め遮光部は、周方向において前記複数の円弧状付勢ばねがお互いに途切れて離隔した領域に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動修正時計。
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