JPH10117040A - 半導体レーザ素子及びその製造方法 - Google Patents
半導体レーザ素子及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回折格子のピッチを変えることにより発振波
長を変えていても、ゲインピーク波長が全ての素子にお
いて一定に保たれているため、デチューニング量を全て
の素子において同じ量に設定することができず、レーザ
特性にばらつきが生じてしまう。 【解決手段】 回折格子2のピッチに応じてレーザ領域
や変調領域における絶縁膜であるSiO2の幅を変える
ことによって、複数のMQW活性層5のそれぞれの組成
を互いに異なるようにし、それにより、発振波長を変え
た場合においてもデチューニングを適切な範囲に設定す
る。
長を変えていても、ゲインピーク波長が全ての素子にお
いて一定に保たれているため、デチューニング量を全て
の素子において同じ量に設定することができず、レーザ
特性にばらつきが生じてしまう。 【解決手段】 回折格子2のピッチに応じてレーザ領域
や変調領域における絶縁膜であるSiO2の幅を変える
ことによって、複数のMQW活性層5のそれぞれの組成
を互いに異なるようにし、それにより、発振波長を変え
た場合においてもデチューニングを適切な範囲に設定す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザに関
し、特に、WDM(波長多重)伝送用の半導体レーザに
関する。
し、特に、WDM(波長多重)伝送用の半導体レーザに
関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア社会の進展に伴い、1本
のファイバで大容量の情報を伝送することができる波長
多重(WDM)伝送が注目を浴びてきている。
のファイバで大容量の情報を伝送することができる波長
多重(WDM)伝送が注目を浴びてきている。
【0003】WDM伝送においては、一般的に光ファイ
バ増幅器(EDFA)の利得波長帯域(1530nm〜
1562nm)が利用されているが、この帯域を十分に
利用するためには、上述した約30nmの波長帯域幅に
おいて、発振波長がそれぞれ異なる複数の半導体レーザ
(LD)を設ける必要がある。
バ増幅器(EDFA)の利得波長帯域(1530nm〜
1562nm)が利用されているが、この帯域を十分に
利用するためには、上述した約30nmの波長帯域幅に
おいて、発振波長がそれぞれ異なる複数の半導体レーザ
(LD)を設ける必要がある。
【0004】このような、発振波長がそれぞれ異なる複
数のLDを安価に提供する手段が、第1回オプトエレク
トロニクス・アンド・コミュニケーション・コンファレ
ンス(OECC’96)、テクニカル・ダイジェスト、
PD2−1、H.Yamazaki他(以下、文献1と称す)にお
いて報告されている。文献1においては、半導体基板上
に、ピッチの異なる複数の回折格子が電子ビーム露光に
より形成され、その上に分布帰還型(DFB)LDが形
成されている。ここで、DFBLDの発振波長は回折格
子のピッチにより決まるため、発振波長の異なる複数の
LDを同一のウェハから得ることができる。
数のLDを安価に提供する手段が、第1回オプトエレク
トロニクス・アンド・コミュニケーション・コンファレ
ンス(OECC’96)、テクニカル・ダイジェスト、
PD2−1、H.Yamazaki他(以下、文献1と称す)にお
いて報告されている。文献1においては、半導体基板上
に、ピッチの異なる複数の回折格子が電子ビーム露光に
より形成され、その上に分布帰還型(DFB)LDが形
成されている。ここで、DFBLDの発振波長は回折格
子のピッチにより決まるため、発振波長の異なる複数の
LDを同一のウェハから得ることができる。
【0005】これにより、上述したものにおいては、発
振波長の異なる複数のLDを得るために複数のウェハが
必要となるものと比べて、一枚のウェハで、必要な発振
波長を有する複数のLDを全て得ることができるため、
LDの単価を低く抑えることができる。
振波長の異なる複数のLDを得るために複数のウェハが
必要となるものと比べて、一枚のウェハで、必要な発振
波長を有する複数のLDを全て得ることができるため、
LDの単価を低く抑えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したDFBLDの
発振しきい電流値は、発振波長とLDの活性層のゲイン
ピーク波長との相対関係で決まるが、一般に、発振波長
(λdfb)とゲインピーク波長(λg)との差(デチュー
ニング=λdfb−λg)が大きくなると、発振しきい電流
が上昇してしまい、好ましくない。
発振しきい電流値は、発振波長とLDの活性層のゲイン
ピーク波長との相対関係で決まるが、一般に、発振波長
(λdfb)とゲインピーク波長(λg)との差(デチュー
ニング=λdfb−λg)が大きくなると、発振しきい電流
が上昇してしまい、好ましくない。
【0007】また、DFBLDを直接変調して光通信に
用いる場合においては、LDの変調時の波長変動(波長
チャーピング)が大きいと光ファイバの波長分散の影響
によって長距離伝送後に波形劣化が生じてしまうため、
波長チャーピングが小さくなくてはいけない。
用いる場合においては、LDの変調時の波長変動(波長
チャーピング)が大きいと光ファイバの波長分散の影響
によって長距離伝送後に波形劣化が生じてしまうため、
波長チャーピングが小さくなくてはいけない。
【0008】この波長チャーピングを小さくするために
はLDの微分利得が大きい方がよいとされており、その
ためには発振波長(λdfb)をゲインピーク波長(λg)
よりも短波側に設定する(負のデチューニングという)
とよいことが判明している。しかし、負のデチューニン
グが大きすぎると、上述したように発振しきい電流が上
昇してしまうため、低しきい電流で、かつ波長チャーピ
ングの小さな特性を同時に実現するためのデチューニン
グは、−20nm〜0nmが適当といわれている。
はLDの微分利得が大きい方がよいとされており、その
ためには発振波長(λdfb)をゲインピーク波長(λg)
よりも短波側に設定する(負のデチューニングという)
とよいことが判明している。しかし、負のデチューニン
グが大きすぎると、上述したように発振しきい電流が上
昇してしまうため、低しきい電流で、かつ波長チャーピ
ングの小さな特性を同時に実現するためのデチューニン
グは、−20nm〜0nmが適当といわれている。
【0009】しかしながら、文献1に記載されているも
のも含めて従来の半導体レーザ素子においては、回折格
子のピッチを変えることにより発振波長を変えていて
も、ゲインピーク波長が全ての素子において一定に保た
れているため、デチューニング量を全ての素子において
同じ量に設定することができない。そのため、発振波長
の分布の幅が20nmを超えた場合、全ての素子におけ
るデチューニング量を、低しきい電流及び低チャーピン
グ動作のための最適範囲内(−20nm〜0nm)に設
定することができないという問題点がある。
のも含めて従来の半導体レーザ素子においては、回折格
子のピッチを変えることにより発振波長を変えていて
も、ゲインピーク波長が全ての素子において一定に保た
れているため、デチューニング量を全ての素子において
同じ量に設定することができない。そのため、発振波長
の分布の幅が20nmを超えた場合、全ての素子におけ
るデチューニング量を、低しきい電流及び低チャーピン
グ動作のための最適範囲内(−20nm〜0nm)に設
定することができないという問題点がある。
【0010】例えば、文献1に記載されているものにお
いては、1520nm〜1563nmの範囲で発振波長
が制御されているが、ゲインピーク波長が1520nm
であるため、1540nmより長波側ではデチューニン
グ量が大きくなりすぎてレーザ発振が得られなくなって
しまう。
いては、1520nm〜1563nmの範囲で発振波長
が制御されているが、ゲインピーク波長が1520nm
であるため、1540nmより長波側ではデチューニン
グ量が大きくなりすぎてレーザ発振が得られなくなって
しまう。
【0011】上述したものに類似した問題は、DFBL
Dと電界吸収型光変調器とが集積された集積光源におい
ても予測される。
Dと電界吸収型光変調器とが集積された集積光源におい
ても予測される。
【0012】回折格子のピッチを変えることにより発振
波長が変化するDFBLDと電界吸収型変調器とが集積
化された集積光源においては、波長チャーピングの小さ
なWDM用光源として期待されている。
波長が変化するDFBLDと電界吸収型変調器とが集積
化された集積光源においては、波長チャーピングの小さ
なWDM用光源として期待されている。
【0013】上述した集積型変調器の場合、変調特性を
左右するのは変調器の吸収端波長(λm)とLDの発振
波長(λdfb)との差(同じく、デチューニングと呼
ぶ)であるが、デチューニングが所望の値よりも小さな
場合には、変調器内での光吸収が大きくなるため、消光
比が大きくなる反面、光出力が低下してしまい、一方、
デチューニングが大きな場合には、光出力は大きくなる
が消光比は小さくなってしまう。
左右するのは変調器の吸収端波長(λm)とLDの発振
波長(λdfb)との差(同じく、デチューニングと呼
ぶ)であるが、デチューニングが所望の値よりも小さな
場合には、変調器内での光吸収が大きくなるため、消光
比が大きくなる反面、光出力が低下してしまい、一方、
デチューニングが大きな場合には、光出力は大きくなる
が消光比は小さくなってしまう。
【0014】そのため、集積光源においては、光出力及
び消光比の観点で、許容されるばらつきの範囲内に素子
特性を抑えるためには、デチューニングの範囲を所定の
値から±15nm以内に設定する必要がある。したがっ
て、集積光源においては、LD側の発振波長を変える
と、変調器の光吸収端波長のデチューニング量が最適範
囲から外れてしまい、変調特性が損なわれてしまうとい
う問題点がある。
び消光比の観点で、許容されるばらつきの範囲内に素子
特性を抑えるためには、デチューニングの範囲を所定の
値から±15nm以内に設定する必要がある。したがっ
て、集積光源においては、LD側の発振波長を変える
と、変調器の光吸収端波長のデチューニング量が最適範
囲から外れてしまい、変調特性が損なわれてしまうとい
う問題点がある。
【0015】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、発振波長を
変えた場合においてもデチューニングを適切な範囲に設
定することができる半導体レーザ素子及びその製造方法
を提供することを目的とする。
する問題点に鑑みてなされたものであって、発振波長を
変えた場合においてもデチューニングを適切な範囲に設
定することができる半導体レーザ素子及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、同一半導体基板上に形成された発振波長の
異なる複数の単一軸モード半導体レーザからなる半導体
レーザ素子において、前記複数の単一軸モード半導体レ
ーザは、それぞれの活性層において互いに異なるピーク
波長を具備する光学利得を有することを特徴とする。
に本発明は、同一半導体基板上に形成された発振波長の
異なる複数の単一軸モード半導体レーザからなる半導体
レーザ素子において、前記複数の単一軸モード半導体レ
ーザは、それぞれの活性層において互いに異なるピーク
波長を具備する光学利得を有することを特徴とする。
【0017】また、同一の単一軸モード半導体レーザに
おける前記発振波長と前記光学利得のピーク波長との差
が、全ての単一軸モード半導体レーザにおいて同一か、
もしくはある一定値から±10nm以内の範囲に設定さ
れていることを特徴とする。
おける前記発振波長と前記光学利得のピーク波長との差
が、全ての単一軸モード半導体レーザにおいて同一か、
もしくはある一定値から±10nm以内の範囲に設定さ
れていることを特徴とする。
【0018】また、同一の単一モード半導体レーザにお
ける前記光学利得のピーク波長が、前記発振波長よりも
0nm〜20nmだけ長波長側に設定されていることを
特徴とする。
ける前記光学利得のピーク波長が、前記発振波長よりも
0nm〜20nmだけ長波長側に設定されていることを
特徴とする。
【0019】また、単一軸モード半導体レーザと電界吸
収型の光変調器とが集積化された集積光源が同一半導体
基板に複数形成されてなる半導体レーザ素子において、
前記単一軸モード半導体レーザは、互いに異なる発振波
長を有し、前記光変調器は、互いに異なる光吸収端波長
を有することを特徴とする。
収型の光変調器とが集積化された集積光源が同一半導体
基板に複数形成されてなる半導体レーザ素子において、
前記単一軸モード半導体レーザは、互いに異なる発振波
長を有し、前記光変調器は、互いに異なる光吸収端波長
を有することを特徴とする。
【0020】また、同一の集積光源における前記発振波
長と前記光吸収端波長との差が、全ての集積光源におい
て同一か、もしくはある一定値から±15nm以内の範
囲に設定されていることを特徴とする。
長と前記光吸収端波長との差が、全ての集積光源におい
て同一か、もしくはある一定値から±15nm以内の範
囲に設定されていることを特徴とする。
【0021】また、同一の集積光源における前記光吸収
端波長が、前記発振波長よりも50nm〜80nmだけ
短波長側に設定されていることを特徴とする。
端波長が、前記発振波長よりも50nm〜80nmだけ
短波長側に設定されていることを特徴とする。
【0022】また、前記複数の単一軸モード半導体レー
ザは、同一半導体基板上に形成された光導波路により互
いに接続されることにより、光出力を一つの光出力ポー
トに導く手段を有することを特徴とする。
ザは、同一半導体基板上に形成された光導波路により互
いに接続されることにより、光出力を一つの光出力ポー
トに導く手段を有することを特徴とする。
【0023】また、半導体基板上の複数の領域にピッチ
の異なる回折格子を形成する工程と、該回折格子の上に
ストライプ状の窓を有する絶縁膜を形成する工程と、前
記窓が設けられた領域に選択的に量子井戸活性層を結晶
成長させる工程と、該活性層を埋め込むようにクラッド
層を結晶成長させる工程と、該クラッド層の表面及び前
記半導体基板の裏面に金属電極を形成する工程とを少な
くとも順次行うことにより半導体レーザ素子を作製する
半導体レーザの素子製造方法において、前記絶縁膜は、
前記回折格子のピッチに応じて互いに異なる幅で形成さ
れることを特徴とする。
の異なる回折格子を形成する工程と、該回折格子の上に
ストライプ状の窓を有する絶縁膜を形成する工程と、前
記窓が設けられた領域に選択的に量子井戸活性層を結晶
成長させる工程と、該活性層を埋め込むようにクラッド
層を結晶成長させる工程と、該クラッド層の表面及び前
記半導体基板の裏面に金属電極を形成する工程とを少な
くとも順次行うことにより半導体レーザ素子を作製する
半導体レーザの素子製造方法において、前記絶縁膜は、
前記回折格子のピッチに応じて互いに異なる幅で形成さ
れることを特徴とする。
【0024】また、前記絶縁膜は、前記回折格子のピッ
チが長い場所ほど広い幅で形成されることを特徴とす
る。
チが長い場所ほど広い幅で形成されることを特徴とす
る。
【0025】また、半導体基板上の複数の領域にピッチ
の異なる回折格子を部分的に形成する工程と、該回折格
子の形成されたレーザ領域と前記回折格子が形成されて
いない平坦な変調領域とにわたってストライプ状の窓を
有する絶縁膜を形成する工程と、前記窓が設けられた領
域に選択的に量子井戸導波路層を結晶成長させる工程
と、該導波路層を埋め込むようにクラッド層を結晶成長
させる工程と、該クラッド層の表面及び半導体基板の裏
面に金属電極を形成する工程とを少なくとも順次行うこ
とにより半導体レーザ素子を作製する半導体レーザ素子
の製造方法において、前記絶縁膜は、前記レーザ領域に
おける幅が前記変調領域における幅よりも広く、かつ、
前記変調領域においては、前記レーザ領域に形成されて
いる回折格子のピッチに応じて異なる幅で形成されるこ
とを特徴とする。
の異なる回折格子を部分的に形成する工程と、該回折格
子の形成されたレーザ領域と前記回折格子が形成されて
いない平坦な変調領域とにわたってストライプ状の窓を
有する絶縁膜を形成する工程と、前記窓が設けられた領
域に選択的に量子井戸導波路層を結晶成長させる工程
と、該導波路層を埋め込むようにクラッド層を結晶成長
させる工程と、該クラッド層の表面及び半導体基板の裏
面に金属電極を形成する工程とを少なくとも順次行うこ
とにより半導体レーザ素子を作製する半導体レーザ素子
の製造方法において、前記絶縁膜は、前記レーザ領域に
おける幅が前記変調領域における幅よりも広く、かつ、
前記変調領域においては、前記レーザ領域に形成されて
いる回折格子のピッチに応じて異なる幅で形成されるこ
とを特徴とする。
【0026】また、前記変調領域における絶縁膜は、前
記回折格子のピッチが長い場所ほど広い幅で形成される
ことを特徴とする。
記回折格子のピッチが長い場所ほど広い幅で形成される
ことを特徴とする。
【0027】また、前記レーザ領域における絶縁膜は、
前記回折格子のピッチが長い場所ほど広い幅で形成され
ることを特徴とする。
前記回折格子のピッチが長い場所ほど広い幅で形成され
ることを特徴とする。
【0028】(作用)図5は、半導体レーザの発振波長
とゲインスペクトルとの関係を示す図であり、(a)は
従来の半導体レーザ素子における発振波長とゲインスペ
クトルとの関係を示す図、(b)は本発明の半導体レー
ザ素子における発振波長とゲインスペクトルとの関係を
示す図である。
とゲインスペクトルとの関係を示す図であり、(a)は
従来の半導体レーザ素子における発振波長とゲインスペ
クトルとの関係を示す図、(b)は本発明の半導体レー
ザ素子における発振波長とゲインスペクトルとの関係を
示す図である。
【0029】図5(a)に示すように、従来の半導体レ
ーザ素子においては、発振波長が複数の素子においてそ
れぞれ異なるのに対して活性層のゲインスペクトルが全
ての素子において同一であり、そのため、各素子の光の
ゲインが互いに異なり、発振しきい電流等のレーザ特性
にばらつきが生じてしまう。
ーザ素子においては、発振波長が複数の素子においてそ
れぞれ異なるのに対して活性層のゲインスペクトルが全
ての素子において同一であり、そのため、各素子の光の
ゲインが互いに異なり、発振しきい電流等のレーザ特性
にばらつきが生じてしまう。
【0030】そこで、この問題を解決するには、図5
(b)に示すように、発振波長とゲインピーク波長と
が、ある一定の相対関係となるように活性層の組成を同
一ウェハ内で制御すればよい。すなわち、回折格子のピ
ッチが短いDFBLDにおいては、ゲインピーク波長が
短い組成の活性層を形成すればよい。
(b)に示すように、発振波長とゲインピーク波長と
が、ある一定の相対関係となるように活性層の組成を同
一ウェハ内で制御すればよい。すなわち、回折格子のピ
ッチが短いDFBLDにおいては、ゲインピーク波長が
短い組成の活性層を形成すればよい。
【0031】また、集積光源においては、図6に示すよ
うに、LDの発振波長と吸収端波長とが常に一定の相対
関係となるように変調器部の組成を同一ウェハ内で制御
することで上述した問題を解決することができる。すな
わち、LD部の回折格子のピッチが短い場合には、変調
器部に吸収端波長の短い組成の光吸収層を形成すればよ
い。
うに、LDの発振波長と吸収端波長とが常に一定の相対
関係となるように変調器部の組成を同一ウェハ内で制御
することで上述した問題を解決することができる。すな
わち、LD部の回折格子のピッチが短い場合には、変調
器部に吸収端波長の短い組成の光吸収層を形成すればよ
い。
【0032】図6は、集積光源におけるLDの発振波長
と吸収端波長との関係を示す図である。
と吸収端波長との関係を示す図である。
【0033】上述した構造を実現するためには、有機金
属気相成長(MOVPE)による選択成長技術が有効で
ある。
属気相成長(MOVPE)による選択成長技術が有効で
ある。
【0034】ジャーナル・オブ・クリスタルグロース、
第132巻、第435〜443頁(1993)T.Sasaki
他 において報告されているように、半導体基板上にS
iO2膜等の絶縁膜を複数のストライプ状に形成し、そ
れによって挟まれた領域に多重量子井戸(MQW)構造
を結晶成長させると、ストライプ状の絶縁膜の幅によっ
てMQW構造の組成波長を変えることができる。
第132巻、第435〜443頁(1993)T.Sasaki
他 において報告されているように、半導体基板上にS
iO2膜等の絶縁膜を複数のストライプ状に形成し、そ
れによって挟まれた領域に多重量子井戸(MQW)構造
を結晶成長させると、ストライプ状の絶縁膜の幅によっ
てMQW構造の組成波長を変えることができる。
【0035】MOVPE選択成長は、LDや集積光源の
成長手段として既に用いられているが、LD部に形成さ
れた回折格子のピッチに応じて、LD部や変調器部の絶
縁膜の幅をウェハ面内で変えるような試みはこれまでな
かった。
成長手段として既に用いられているが、LD部に形成さ
れた回折格子のピッチに応じて、LD部や変調器部の絶
縁膜の幅をウェハ面内で変えるような試みはこれまでな
かった。
【0036】本発明においては、回折格子のピッチに応
じて、LD部や変調器部の絶縁膜の幅が変えられるの
で、発振波長が異なる複数のLDにおけるデチューニン
グがそれぞれ適切な範囲に設定される。
じて、LD部や変調器部の絶縁膜の幅が変えられるの
で、発振波長が異なる複数のLDにおけるデチューニン
グがそれぞれ適切な範囲に設定される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施の
形態においては、説明を簡単にするために素子の製造工
程にそって説明する。
いて図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施の
形態においては、説明を簡単にするために素子の製造工
程にそって説明する。
【0038】(第1の実施の形態)図1は、本発明の半
導体レーザの第1の実施の形態の製造工程を示す図であ
り、波長1.55μm帯の異波長で発振するDFBLD
について示している。
導体レーザの第1の実施の形態の製造工程を示す図であ
り、波長1.55μm帯の異波長で発振するDFBLD
について示している。
【0039】まず、n型InP基板1の上に、電子ビー
ム(EB)露光及びエッチング技術を用いて、周期の異
なる16種類の位相シフト型の回折格子2を幅10μm
のストライプ領域に順次形成する(図1(a))。な
お、ストライプ領域は[011]方向に平行で、隣どう
しの間隔は250μmであり、また、回折格子2のピッ
チはΛ=237.0nm〜242.0nmの範囲で0.
33nmのステップで変えてある。
ム(EB)露光及びエッチング技術を用いて、周期の異
なる16種類の位相シフト型の回折格子2を幅10μm
のストライプ領域に順次形成する(図1(a))。な
お、ストライプ領域は[011]方向に平行で、隣どう
しの間隔は250μmであり、また、回折格子2のピッ
チはΛ=237.0nm〜242.0nmの範囲で0.
33nmのステップで変えてある。
【0040】次に、絶縁膜であるストライプ状の選択成
長用SiO2マスク3を[011]方向に形成する。な
お、SiO2マスク3は、回折格子2の上に、幅1.5
μmのストライプ状の窓領域を有するように形成され、
SiO2マスク3の幅Wmは、SiO2マスク3が形成さ
れた領域における回折格子2のピッチによって変えてあ
る。回折格子2のピッチが最も短い(Λ1=237.0
nm)ところでWm1=27μm、ピッチが最も長い(Λ
16=242.0nm)ところでWm16=33μmであ
り、その間は等間隔にWmを変えてある。
長用SiO2マスク3を[011]方向に形成する。な
お、SiO2マスク3は、回折格子2の上に、幅1.5
μmのストライプ状の窓領域を有するように形成され、
SiO2マスク3の幅Wmは、SiO2マスク3が形成さ
れた領域における回折格子2のピッチによって変えてあ
る。回折格子2のピッチが最も短い(Λ1=237.0
nm)ところでWm1=27μm、ピッチが最も長い(Λ
16=242.0nm)ところでWm16=33μmであ
り、その間は等間隔にWmを変えてある。
【0041】その後、MOVPE選択成長により、Si
O2マスク3で挟まれた領域に、波長組成1.2μm、
厚さ0.1μmのn型InGaAsPガイド層4と、井
戸層数5、バンドギャップ波長1.54〜1.57μm
のInGaAsP/InGaAsP−MQW活性層5
と、厚さ0.2μmのp型InPクラッド層6とを順次
成長させる(図1(b))。ここで、このSiO2マス
ク3に挟まれた幅1.5μmの領域に形成された多層半
導体層の部分が光導波路となる。
O2マスク3で挟まれた領域に、波長組成1.2μm、
厚さ0.1μmのn型InGaAsPガイド層4と、井
戸層数5、バンドギャップ波長1.54〜1.57μm
のInGaAsP/InGaAsP−MQW活性層5
と、厚さ0.2μmのp型InPクラッド層6とを順次
成長させる(図1(b))。ここで、このSiO2マス
ク3に挟まれた幅1.5μmの領域に形成された多層半
導体層の部分が光導波路となる。
【0042】なお、図1(b)においては、構造を簡単
化するために、異なる幅のマスク間に形成された半導体
層は図示してない。
化するために、異なる幅のマスク間に形成された半導体
層は図示してない。
【0043】次に、ストライプ状の光導波路の周辺のS
iO2マスク3の開口幅を5μm程度にまで広げ、その
後、再びMOVPE選択成長により、厚さ1.5μmの
p型InP埋め込み層7を形成する(図1(c))。こ
こで、図1(b)と同様、幅の異なるSiO2マスク3
の間に形成された半導体層は便宜上、省略してある。
iO2マスク3の開口幅を5μm程度にまで広げ、その
後、再びMOVPE選択成長により、厚さ1.5μmの
p型InP埋め込み層7を形成する(図1(c))。こ
こで、図1(b)と同様、幅の異なるSiO2マスク3
の間に形成された半導体層は便宜上、省略してある。
【0044】次に、MQW活性層5を含むリッジ構造多
層半導体のトップを除いてSiO2膜8を形成し、In
P基板1の表面に金属電極9を、裏面に金属電極10を
それぞれ形成する(図1(d))。なお、InP基板1
の表面に形成された金属電極9においては、素子間で分
離されている。
層半導体のトップを除いてSiO2膜8を形成し、In
P基板1の表面に金属電極9を、裏面に金属電極10を
それぞれ形成する(図1(d))。なお、InP基板1
の表面に形成された金属電極9においては、素子間で分
離されている。
【0045】その後、ウェハをLDの素子長である40
0μm間隔にへき開し、そのへき開端面に無反射(A
R)コーティングを施してLD素子を完成させる。
0μm間隔にへき開し、そのへき開端面に無反射(A
R)コーティングを施してLD素子を完成させる。
【0046】上記工程によって作製されたDFBLDに
おいては、回折格子2のピッチが最も短い素子が153
0nm、ピッチが最も長い素子が1562nmの波長で
それぞれ単一軸モード発振し、また、活性層におけるゲ
インピーク波長は、SiO2マスク3の幅Wmに依存して
1540nm〜1575nmの範囲で変化しており、そ
の結果として、全ての素子における発振波長とゲインピ
ーク波長との差(デチューニング量)は、−10nm〜
−15nmの範囲に入っていた。そのため、発振しきい
電流は全ての素子で7±1mAの範囲に入っており、極
めて均一なレーザ特性が得られた。
おいては、回折格子2のピッチが最も短い素子が153
0nm、ピッチが最も長い素子が1562nmの波長で
それぞれ単一軸モード発振し、また、活性層におけるゲ
インピーク波長は、SiO2マスク3の幅Wmに依存して
1540nm〜1575nmの範囲で変化しており、そ
の結果として、全ての素子における発振波長とゲインピ
ーク波長との差(デチューニング量)は、−10nm〜
−15nmの範囲に入っていた。そのため、発振しきい
電流は全ての素子で7±1mAの範囲に入っており、極
めて均一なレーザ特性が得られた。
【0047】(第2の実施の形態)図2は、本発明の半
導体レーザの第2の実施の形態の製造工程を示す図であ
り、波長1.55μm帯の異波長で発振するDFBLD
について示している。
導体レーザの第2の実施の形態の製造工程を示す図であ
り、波長1.55μm帯の異波長で発振するDFBLD
について示している。
【0048】まず、n型InP基板1の上に、電子ビー
ム(EB)露光及びエッチング技術を用いて、周期の異
なる16種類の位相シフト型の回折格子2を幅10μm
のストライプ領域に順次形成する(図2(a))。な
お、ストライプ領域は[011]方向に平行で、隣どう
しの間隔は250μmであり、また、回折格子2のピッ
チはΛ=237.0nm〜242.0nmの範囲で0.
33nmのステップで変えてある。
ム(EB)露光及びエッチング技術を用いて、周期の異
なる16種類の位相シフト型の回折格子2を幅10μm
のストライプ領域に順次形成する(図2(a))。な
お、ストライプ領域は[011]方向に平行で、隣どう
しの間隔は250μmであり、また、回折格子2のピッ
チはΛ=237.0nm〜242.0nmの範囲で0.
33nmのステップで変えてある。
【0049】次に、絶縁膜であるストライプ状の選択成
長用SiO2マスク3を[011]方向に形成する。な
お、SiO2マスク3は、回折格子2の上に、幅10μ
mのストライプ状の窓領域を有するように形成され、S
iO2マスク3の幅Wmは、SiO2マスク3が形成され
た領域における回折格子2のピッチによって変えてあ
る。回折格子2のピッチが最も短い(Λ1=237.0
nm)ところでWm1=10μm、ピッチが最も長い(Λ
16=242.0nm)ところでWm16=28μmであ
り、その間は等間隔にWmを変えてある。
長用SiO2マスク3を[011]方向に形成する。な
お、SiO2マスク3は、回折格子2の上に、幅10μ
mのストライプ状の窓領域を有するように形成され、S
iO2マスク3の幅Wmは、SiO2マスク3が形成され
た領域における回折格子2のピッチによって変えてあ
る。回折格子2のピッチが最も短い(Λ1=237.0
nm)ところでWm1=10μm、ピッチが最も長い(Λ
16=242.0nm)ところでWm16=28μmであ
り、その間は等間隔にWmを変えてある。
【0050】その後、MOVPE選択成長により、Si
O2マスク3で挟まれた領域に、波長組成1.2μm、
厚さ0.1μmのn型InGaAsPガイド層4と、井
戸層数5、バンドギャップ波長1.54〜1.57μm
のInGaAsP/InGaAsP−MQW活性層5
と、厚さ1.5μmのp型InPクラッド層6とを順次
成長させる(図2(b))。
O2マスク3で挟まれた領域に、波長組成1.2μm、
厚さ0.1μmのn型InGaAsPガイド層4と、井
戸層数5、バンドギャップ波長1.54〜1.57μm
のInGaAsP/InGaAsP−MQW活性層5
と、厚さ1.5μmのp型InPクラッド層6とを順次
成長させる(図2(b))。
【0051】なお、図2(b)においては、構造を簡単
化するために、異なる幅のマスク間に形成された半導体
層は省略してある。
化するために、異なる幅のマスク間に形成された半導体
層は省略してある。
【0052】次に、幅10μmのストライプ状の窓領域
に形成された多層半導体を[011]方向にメサストラ
イプ状にエッチング加工する。その際、メサストライプ
31のトップの幅が1.5μmとなり、かつ、メサスト
ライプ31の中に回折格子2が含まれるように加工す
る。
に形成された多層半導体を[011]方向にメサストラ
イプ状にエッチング加工する。その際、メサストライプ
31のトップの幅が1.5μmとなり、かつ、メサスト
ライプ31の中に回折格子2が含まれるように加工す
る。
【0053】その後、MOVPEにより、メサストライ
プ31の両側に厚さ3μmのFeドープ高抵抗InP層
32を成長させる(図2(c))。
プ31の両側に厚さ3μmのFeドープ高抵抗InP層
32を成長させる(図2(c))。
【0054】次に、InP基板1の表面に金属電極9
を、裏面に金属電極10をそれぞれ形成する(図2
(d))。なお、InP基板1の表面に形成された金属
電極9においては、素子間で分離されている。
を、裏面に金属電極10をそれぞれ形成する(図2
(d))。なお、InP基板1の表面に形成された金属
電極9においては、素子間で分離されている。
【0055】その後、ウェハをLDの素子長である40
0μm間隔にへき開し、そのへき開端面にARコーティ
ングを施してLD素子を完成させる。
0μm間隔にへき開し、そのへき開端面にARコーティ
ングを施してLD素子を完成させる。
【0056】上記工程によって作製されたDFBLDに
おいては、回折格子2のピッチが最も短い素子が153
0nm、ピッチが最も長い素子が1562nmの波長で
それぞれ単一軸モード発振し、また、活性層におけるゲ
インピーク波長は、SiO2マスク3の幅Wmに依存して
1540nm〜1575nmの範囲で変化しており、そ
の結果として、全ての素子において発振波長とゲインピ
ーク波長との差(デチューニング量)は−10nm〜−
15nmの範囲に入っていた。そのため、発振しきい電
流は全ての素子で6±1mAの範囲に入っており、極め
て均一なレーザ特性が得られた。
おいては、回折格子2のピッチが最も短い素子が153
0nm、ピッチが最も長い素子が1562nmの波長で
それぞれ単一軸モード発振し、また、活性層におけるゲ
インピーク波長は、SiO2マスク3の幅Wmに依存して
1540nm〜1575nmの範囲で変化しており、そ
の結果として、全ての素子において発振波長とゲインピ
ーク波長との差(デチューニング量)は−10nm〜−
15nmの範囲に入っていた。そのため、発振しきい電
流は全ての素子で6±1mAの範囲に入っており、極め
て均一なレーザ特性が得られた。
【0057】また、本形態におけるLDは高抵抗InP
層32に埋め込まれた構造となっているため、5Gb/
sを超える超高速変調が可能である。さらに、デチュー
ニング量が負の値に制御されているため、変調時の波長
チャーピングも小さい(変調時時間平均スペクトル幅=
0.3nm)という結果が得られた。
層32に埋め込まれた構造となっているため、5Gb/
sを超える超高速変調が可能である。さらに、デチュー
ニング量が負の値に制御されているため、変調時の波長
チャーピングも小さい(変調時時間平均スペクトル幅=
0.3nm)という結果が得られた。
【0058】なお、上述した第1及び第2の実施の形態
においては、回折格子2に位相シフト型(回折格子の山
谷がLD素子中央で反転した構造)を用いたが、回折格
子2は位相シフトのない均一型であってもよい。その場
合、LDの端面は一方がARコーティング、他方が高反
射コーティング構造とすることで安定な単一軸モード発
振が得られた。
においては、回折格子2に位相シフト型(回折格子の山
谷がLD素子中央で反転した構造)を用いたが、回折格
子2は位相シフトのない均一型であってもよい。その場
合、LDの端面は一方がARコーティング、他方が高反
射コーティング構造とすることで安定な単一軸モード発
振が得られた。
【0059】また、第1及び第2の実施の形態において
は、デチューニング量が−12.5nmを中心に±2.
5nmの範囲内に入っているが、デチューニング量の設
定値からのずれ量が±10nm以下であればLD特性の
均一性はほとんど損なわれないことが判明しているの
で、デチューニング量の誤差はこの範囲であればよい。
は、デチューニング量が−12.5nmを中心に±2.
5nmの範囲内に入っているが、デチューニング量の設
定値からのずれ量が±10nm以下であればLD特性の
均一性はほとんど損なわれないことが判明しているの
で、デチューニング量の誤差はこの範囲であればよい。
【0060】また、DFBLDを直接変調方式の長距離
大容量伝送に使用する場合、変調時のチャーピングを極
力低減する必要があるため、負のデチューニングが好ま
しく、低しきい電流では低チャーピングな特性を同時に
得るためには、デチューニング量の設定値は一般的には
−20nm〜0nmが適している。
大容量伝送に使用する場合、変調時のチャーピングを極
力低減する必要があるため、負のデチューニングが好ま
しく、低しきい電流では低チャーピングな特性を同時に
得るためには、デチューニング量の設定値は一般的には
−20nm〜0nmが適している。
【0061】(第3の実施の形態)図3は、本発明の半
導体レーザの第3の実施の形態の製造工程を示す図であ
り、波長1.55μm帯の異波長で発振する集積光源に
ついて示している。
導体レーザの第3の実施の形態の製造工程を示す図であ
り、波長1.55μm帯の異波長で発振する集積光源に
ついて示している。
【0062】まず、n型InP基板1の上に、電子ビー
ム(EB)露光及びエッチング技術を用いて、周期の異
なる16種類の回折格子2を幅10μm、長さ400μ
mのストライプ領域に順次形成する(図3(a))。な
お、ストライプ領域は[011]方向に平行で、隣どう
しの間隔は250μmであり、また、回折格子2のピッ
チはΛ=237.0nm〜242.0nmの範囲で0.
33nmのステップで変えてある。
ム(EB)露光及びエッチング技術を用いて、周期の異
なる16種類の回折格子2を幅10μm、長さ400μ
mのストライプ領域に順次形成する(図3(a))。な
お、ストライプ領域は[011]方向に平行で、隣どう
しの間隔は250μmであり、また、回折格子2のピッ
チはΛ=237.0nm〜242.0nmの範囲で0.
33nmのステップで変えてある。
【0063】次に、絶縁膜であるストライプ状の選択成
長用SiO2マスク3を[011]方向に形成する。な
お、SiO2マスク3は、回折格子2の上に幅1.5μ
mのストライプ状の窓領域を有するように形成され、回
折格子2が形成されているLD領域におけるSiO2マ
スク3の幅WmはWmL=30μm一定であり、回折格子
2が形成されていない変調器領域におけるSiO2マス
ク3の幅WmmはLD領域に形成されている回折格子2の
ピッチによって変えてある。回折格子2のピッチが最も
短い(Λ1=237.0nm)ところでWmm1=12μ
m、ピッチが最も長い(Λ16=242.0nm)ところ
でWmm16=17μmであり、その間は等間隔にWmmを変
えてある。
長用SiO2マスク3を[011]方向に形成する。な
お、SiO2マスク3は、回折格子2の上に幅1.5μ
mのストライプ状の窓領域を有するように形成され、回
折格子2が形成されているLD領域におけるSiO2マ
スク3の幅WmはWmL=30μm一定であり、回折格子
2が形成されていない変調器領域におけるSiO2マス
ク3の幅WmmはLD領域に形成されている回折格子2の
ピッチによって変えてある。回折格子2のピッチが最も
短い(Λ1=237.0nm)ところでWmm1=12μ
m、ピッチが最も長い(Λ16=242.0nm)ところ
でWmm16=17μmであり、その間は等間隔にWmmを変
えてある。
【0064】その後、MOVPE選択成長により、Si
O2マスク3で挟まれた領域に、波長組成λg=1.2μ
m、厚さ0.1μmのn型InGaAsPガイド層4
と、井戸層数5、バンドギャップ、波長がLD領域で
1.55μm、変調器領域で1.46〜1.49μmの
InGaAsP/InGaAsP−MQW活性層5と、
厚さ0.2μmのp型InPクラッド層6とを順次成長
させる(図3(b))。ここで、SiO2マスク3に挟
まれた幅1.5μmの領域に形成された多層半導体層の
部分が光導波路となる。
O2マスク3で挟まれた領域に、波長組成λg=1.2μ
m、厚さ0.1μmのn型InGaAsPガイド層4
と、井戸層数5、バンドギャップ、波長がLD領域で
1.55μm、変調器領域で1.46〜1.49μmの
InGaAsP/InGaAsP−MQW活性層5と、
厚さ0.2μmのp型InPクラッド層6とを順次成長
させる(図3(b))。ここで、SiO2マスク3に挟
まれた幅1.5μmの領域に形成された多層半導体層の
部分が光導波路となる。
【0065】なお、図3(b)においては、構造を簡単
化するために、異なる幅のマスク間に形成された半導体
層は省略してある。
化するために、異なる幅のマスク間に形成された半導体
層は省略してある。
【0066】次に、ストライプ状の光導波路の周辺のS
iO2マスク3の開口幅を5μm程度にまで広げ、その
後、再びMOVPE選択成長により、厚さ1.5μmの
p型InP埋め込み層7を形成する(図3(c))。こ
こで、図3(b)と同様、幅の異なるSiO2マスク3
の間に形成された半導体層は便宜上、省略してある。
iO2マスク3の開口幅を5μm程度にまで広げ、その
後、再びMOVPE選択成長により、厚さ1.5μmの
p型InP埋め込み層7を形成する(図3(c))。こ
こで、図3(b)と同様、幅の異なるSiO2マスク3
の間に形成された半導体層は便宜上、省略してある。
【0067】次に、MQW活性層5を含むリッジ構造多
層半導体のトップを除いてSiO2膜8を形成し、In
P基板1の表面に金属電極9,11を、裏面に金属電極
10をそれぞれ形成する(図3(d))。なお、InP
基板1の表面に形成された金属電極9,11において
は、隣合う素子間及びLD領域と変調器領域間で分離さ
れている。
層半導体のトップを除いてSiO2膜8を形成し、In
P基板1の表面に金属電極9,11を、裏面に金属電極
10をそれぞれ形成する(図3(d))。なお、InP
基板1の表面に形成された金属電極9,11において
は、隣合う素子間及びLD領域と変調器領域間で分離さ
れている。
【0068】その後、ウェハを、LD領域の長さが40
0μm、変調器領域の長さが200μmとなるようにへ
き開し、そのへき開面のうち変調器側端面にARコーテ
ィングを、またLD側端面に高反射(HR)コーティン
グをそれぞれ施して集積光源を完成させる。
0μm、変調器領域の長さが200μmとなるようにへ
き開し、そのへき開面のうち変調器側端面にARコーテ
ィングを、またLD側端面に高反射(HR)コーティン
グをそれぞれ施して集積光源を完成させる。
【0069】上記工程によって作製された集積光源にお
いては、回折格子2のピッチが最も短い素子が1530
nm、ピッチが最も長い素子が1562nmの波長でそ
れぞれ単一軸モード発振し、発振しきい電流は10mA
±2mAであった。また、変調器における吸収端波長
は、SiO2マスク3の幅Wmmに依存して1460nm
〜1490nmの範囲で変化しており、その結果とし
て、全ての素子における発振波長と光吸収端波長との差
(デチューニング量)は、60nm〜75nmの範囲に
入っていた。そのため、変調器における変調特性は全て
の素子において均一であり、13dBの消光比を得るた
めの変調電圧は2Vp-p±0.2Vであった。また、変
調器からの光出力は、LD電流が100mA、変調器が
無バイアスのとき、10mW±2mWの範囲に入ってい
た。
いては、回折格子2のピッチが最も短い素子が1530
nm、ピッチが最も長い素子が1562nmの波長でそ
れぞれ単一軸モード発振し、発振しきい電流は10mA
±2mAであった。また、変調器における吸収端波長
は、SiO2マスク3の幅Wmmに依存して1460nm
〜1490nmの範囲で変化しており、その結果とし
て、全ての素子における発振波長と光吸収端波長との差
(デチューニング量)は、60nm〜75nmの範囲に
入っていた。そのため、変調器における変調特性は全て
の素子において均一であり、13dBの消光比を得るた
めの変調電圧は2Vp-p±0.2Vであった。また、変
調器からの光出力は、LD電流が100mA、変調器が
無バイアスのとき、10mW±2mWの範囲に入ってい
た。
【0070】(第4の実施の形態)図4は、本発明の半
導体レーザの第4の実施の形態の製造工程を示す図であ
り、波長1.55μm帯の異波長で発振する集積光源に
ついて示している。
導体レーザの第4の実施の形態の製造工程を示す図であ
り、波長1.55μm帯の異波長で発振する集積光源に
ついて示している。
【0071】まず、n型InP基板1の上に、電子ビー
ム(EB)露光及びエッチング技術を用いて、周期の異
なる16種類の回折格子2を幅10μm、長さ400μ
mのストライプ領域に順次形成する(図4(a))。な
お、ストライプ領域は[011]方向に平行で、隣どう
しの間隔は250μmであり、また、回折格子2のピッ
チはΛ=237.0nm〜242.0nmの範囲で0.
33nmのステップで変えてある。
ム(EB)露光及びエッチング技術を用いて、周期の異
なる16種類の回折格子2を幅10μm、長さ400μ
mのストライプ領域に順次形成する(図4(a))。な
お、ストライプ領域は[011]方向に平行で、隣どう
しの間隔は250μmであり、また、回折格子2のピッ
チはΛ=237.0nm〜242.0nmの範囲で0.
33nmのステップで変えてある。
【0072】次に、絶縁膜であるストライプ状の選択成
長用SiO2マスク3を[011]方向に形成する。な
お、SiO2マスク3は、回折格子2の上に、幅10μ
mのストライプ状の窓領域を有するように形成され、回
折格子2が形成されているLD領域におけるSiO2マ
スク3の幅Wmは、WmL=20μmで一定であり、回折
格子2が形成されていない変調器領域におけるSiO2
マスク3の幅Wmmは、LD領域に形成されている回折格
子2のピッチによって変えてある。回折格子2のピッチ
が最も短い(Λ1=237.0nm)ところでWmm1=7
μm、ピッチが最も長い(Λ16=242.0nm)とこ
ろでWmm16=12μmであり、その間は等間隔にWmmを
変えてある。
長用SiO2マスク3を[011]方向に形成する。な
お、SiO2マスク3は、回折格子2の上に、幅10μ
mのストライプ状の窓領域を有するように形成され、回
折格子2が形成されているLD領域におけるSiO2マ
スク3の幅Wmは、WmL=20μmで一定であり、回折
格子2が形成されていない変調器領域におけるSiO2
マスク3の幅Wmmは、LD領域に形成されている回折格
子2のピッチによって変えてある。回折格子2のピッチ
が最も短い(Λ1=237.0nm)ところでWmm1=7
μm、ピッチが最も長い(Λ16=242.0nm)とこ
ろでWmm16=12μmであり、その間は等間隔にWmmを
変えてある。
【0073】その後、MOVPE選択成長により、Si
O2マスク3で挟まれた領域に、波長組成λg=1.2μ
m、厚さ0.1μmのn型InGaAsPガイド層4
と、井戸層数5、バンドギャップ波長がLD領域で1.
55μm、変調器領域で1.46〜1.49μmのIn
GaAsP/InGaAsP−MQW活性層5と、厚さ
1.5μmのp型InPクラッド層6とを順次成長させ
る(図4(b))。
O2マスク3で挟まれた領域に、波長組成λg=1.2μ
m、厚さ0.1μmのn型InGaAsPガイド層4
と、井戸層数5、バンドギャップ波長がLD領域で1.
55μm、変調器領域で1.46〜1.49μmのIn
GaAsP/InGaAsP−MQW活性層5と、厚さ
1.5μmのp型InPクラッド層6とを順次成長させ
る(図4(b))。
【0074】なお、図4(b)においては、構造を簡単
化するために、異なる幅のマスク間に形成された半導体
層は省略してある。
化するために、異なる幅のマスク間に形成された半導体
層は省略してある。
【0075】次に、幅10μmのストライプ状の窓領域
に形成された多層半導体を[011]方向にメサストラ
イプ状にエッチング加工する。その際、メサストライプ
31のトップの幅が1.5μmとなり、かつ、LD領域
においてメサストライプ31の中に回折格子2が含まれ
るように加工する。
に形成された多層半導体を[011]方向にメサストラ
イプ状にエッチング加工する。その際、メサストライプ
31のトップの幅が1.5μmとなり、かつ、LD領域
においてメサストライプ31の中に回折格子2が含まれ
るように加工する。
【0076】その後、MOVPEにより、メサストライ
プ31の両側に厚さ3μmのFeドープ高抵抗InP層
32を成長させる(図4(c))。
プ31の両側に厚さ3μmのFeドープ高抵抗InP層
32を成長させる(図4(c))。
【0077】次に、InP基板1の表面に金属電極9,
11を、InP基板1の裏面に金属電極10をそれぞれ
形成する(図4(d))。なお、InP基板1の表面に
形成されている金属電極9,11においては、隣合う素
子間及びLD領域と変調器領域間で分離されている。
11を、InP基板1の裏面に金属電極10をそれぞれ
形成する(図4(d))。なお、InP基板1の表面に
形成されている金属電極9,11においては、隣合う素
子間及びLD領域と変調器領域間で分離されている。
【0078】その後、ウェハをLD領域の長さが400
μm、変調器領域の長さが200μmとなるようにへき
開し、そのへき開面のうち変調器側端面にARコーティ
ングを、またLD側端面にHRコーティングをそれぞれ
施して集積光源を完成させる。
μm、変調器領域の長さが200μmとなるようにへき
開し、そのへき開面のうち変調器側端面にARコーティ
ングを、またLD側端面にHRコーティングをそれぞれ
施して集積光源を完成させる。
【0079】上記工程によって作製された集積光源にお
いては、回折格子2のピッチが最も短い素子が1530
nm、ピッチが最も長い素子が1562nmの波長でそ
れぞれ単一軸モード発振し、発振しきい電流は9mA±
2mAであった。また、変調器における光吸収端波長
は、SiO2マスク3の幅Wmmに依存して1460nm
〜1490nmの範囲で変化しており、その結果とし
て、全ての素子において発振波長と光吸収端波長との差
(デチューニング量)は60nm〜75nmの範囲に入
っていた。そのため、変調器における変調特性は全ての
素子において均一であり、13dBの消光比を得るため
の変調電圧は2Vp-p±0.2Vであった。また、変調
器からの光出力は、LD電流が100mA、変調器が無
バイアスのとき、11mW±2mWの範囲に入ってい
た。
いては、回折格子2のピッチが最も短い素子が1530
nm、ピッチが最も長い素子が1562nmの波長でそ
れぞれ単一軸モード発振し、発振しきい電流は9mA±
2mAであった。また、変調器における光吸収端波長
は、SiO2マスク3の幅Wmmに依存して1460nm
〜1490nmの範囲で変化しており、その結果とし
て、全ての素子において発振波長と光吸収端波長との差
(デチューニング量)は60nm〜75nmの範囲に入
っていた。そのため、変調器における変調特性は全ての
素子において均一であり、13dBの消光比を得るため
の変調電圧は2Vp-p±0.2Vであった。また、変調
器からの光出力は、LD電流が100mA、変調器が無
バイアスのとき、11mW±2mWの範囲に入ってい
た。
【0080】なお、上述した第3及び第4の実施の形態
においては、デチューニング量の誤差が67.5nmを
中心に±7.5nmの範囲であったが、デチューニング
量の設定値からのずれが±15nm以下であれば変調特
性の均一性の点で大きな問題とはならないことが判明し
ているので、デチューニング量の誤差はこの範囲であれ
ばよい。デチューニング量の設定値は集積光源が用いら
れるシステムによって異なるが、一般的には消光特性及
び光出力特性とのバランスで50nm〜80nmが適し
ている。
においては、デチューニング量の誤差が67.5nmを
中心に±7.5nmの範囲であったが、デチューニング
量の設定値からのずれが±15nm以下であれば変調特
性の均一性の点で大きな問題とはならないことが判明し
ているので、デチューニング量の誤差はこの範囲であれ
ばよい。デチューニング量の設定値は集積光源が用いら
れるシステムによって異なるが、一般的には消光特性及
び光出力特性とのバランスで50nm〜80nmが適し
ている。
【0081】また、第3及び第4の実施の形態において
は、LD領域におけるSiO2マスク3の幅を一定とし
たが、第1及び第2の実施の形態のように、LD領域に
おけるSiO2マスク3の幅も回折格子2のピッチに応
じて変えてもよい。そうすることにより、集積光源のL
D部の発振しきい電流が発振波長に依存せずほぼ一定値
となり、一層素子特性の均一性が向上する。
は、LD領域におけるSiO2マスク3の幅を一定とし
たが、第1及び第2の実施の形態のように、LD領域に
おけるSiO2マスク3の幅も回折格子2のピッチに応
じて変えてもよい。そうすることにより、集積光源のL
D部の発振しきい電流が発振波長に依存せずほぼ一定値
となり、一層素子特性の均一性が向上する。
【0082】上述した実施の形態においては紹介しなか
ったが、第1〜第4の実施の形態において示したデバイ
スにおいては、複数のレーザ素子からの光出力を一つの
出力ポートに合波するための光導波路からなる合波器を
同一半導体基板上に集積することも可能である。
ったが、第1〜第4の実施の形態において示したデバイ
スにおいては、複数のレーザ素子からの光出力を一つの
出力ポートに合波するための光導波路からなる合波器を
同一半導体基板上に集積することも可能である。
【0083】また、第1〜第4の実施の形態において、
半導体レーザはDFB型のものに限らず、分布反射型
(DBR)LDであっても本発明は有効である。上述し
た実施の形態においては、InGaAsP/InGaA
sP系の半導体レーザ素子について紹介してきたが、半
導体材料系はこれに限らずInGaAs(P)/InA
lGaAs系、AlGaAs/GaAs系、InGaA
s/AlGaAs系やその他材料系であってもよい。こ
こでは波長1.55μm帯の素子について紹介したが、
他の波長帯においても本発明は有効である。
半導体レーザはDFB型のものに限らず、分布反射型
(DBR)LDであっても本発明は有効である。上述し
た実施の形態においては、InGaAsP/InGaA
sP系の半導体レーザ素子について紹介してきたが、半
導体材料系はこれに限らずInGaAs(P)/InA
lGaAs系、AlGaAs/GaAs系、InGaA
s/AlGaAs系やその他材料系であってもよい。こ
こでは波長1.55μm帯の素子について紹介したが、
他の波長帯においても本発明は有効である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
回折格子のピッチに応じてレーザ領域や変調領域におけ
る絶縁膜の幅を変えることによって、複数の活性層のそ
れぞれの組成を互いに異なるようにしたため、発振波長
を変えた場合においてもデチューニングを適切な範囲に
設定することができる。
回折格子のピッチに応じてレーザ領域や変調領域におけ
る絶縁膜の幅を変えることによって、複数の活性層のそ
れぞれの組成を互いに異なるようにしたため、発振波長
を変えた場合においてもデチューニングを適切な範囲に
設定することができる。
【0085】それにより、レーザ特性及び変調特性が均
一な異波長で発振するDFBLDや、または変調特性が
均一な異波長で発振する集積光源を同一基板上に形成で
き、WDM伝送用に異波長の光源を安価に提供すること
ができる。
一な異波長で発振するDFBLDや、または変調特性が
均一な異波長で発振する集積光源を同一基板上に形成で
き、WDM伝送用に異波長の光源を安価に提供すること
ができる。
【図1】本発明の半導体レーザの第1の実施の形態の製
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
【図2】本発明の半導体レーザの第2の実施の形態の製
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
【図3】本発明の半導体レーザの第3の実施の形態の製
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
【図4】本発明の半導体レーザの第4の実施の形態の製
造工程を示す図である。
造工程を示す図である。
【図5】半導体レーザの発振波長とゲインスペクトルと
の関係を示す図であり、(a)は従来の半導体レーザ素
子における発振波長とゲインスペクトルとの関係を示す
図、(b)は本発明の半導体レーザ素子における発振波
長とゲインスペクトルとの関係を示す図である。
の関係を示す図であり、(a)は従来の半導体レーザ素
子における発振波長とゲインスペクトルとの関係を示す
図、(b)は本発明の半導体レーザ素子における発振波
長とゲインスペクトルとの関係を示す図である。
【図6】集積光源におけるLDの発振波長と吸収端波長
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
1 n型InP基板 2 回折格子 3 SiO2マスク 4 n型InGaAsPガイド層 5 MQW活性層 6 p型InPクラッド層 7 p型InP埋め込み層 8 SiO2膜 9,10,11 金属電極 31 メサストライプ 32 高抵抗層
Claims (12)
- 【請求項1】 同一半導体基板上に形成された発振波長
の異なる複数の単一軸モード半導体レーザからなる半導
体レーザ素子において、 前記複数の単一軸モード半導体レーザは、それぞれの活
性層において互いに異なるピーク波長を具備する光学利
得を有することを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体レーザ素子にお
いて、 同一の単一軸モード半導体レーザにおける前記発振波長
と前記光学利得のピーク波長との差が、全ての単一軸モ
ード半導体レーザにおいて同一か、もしくはある一定値
から±10nm以内の範囲に設定されていることを特徴
とする半導体レーザ素子。 - 【請求項3】 請求項2に記載の半導体レーザ素子にお
いて、 同一の単一モード半導体レーザにおける前記光学利得の
ピーク波長が、前記発振波長よりも0nm〜20nmだ
け長波長側に設定されていることを特徴とする半導体レ
ーザ素子。 - 【請求項4】 単一軸モード半導体レーザと電界吸収型
の光変調器とが集積化された集積光源が同一半導体基板
に複数形成されてなる半導体レーザ素子において、 前記単一軸モード半導体レーザは、互いに異なる発振波
長を有し、 前記光変調器は、互いに異なる光吸収端波長を有するこ
とを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項5】 請求項4に記載の半導体レーザ素子にお
いて、 同一の集積光源における前記発振波長と前記光吸収端波
長との差が、全ての集積光源において同一か、もしくは
ある一定値から±15nm以内の範囲に設定されている
ことを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項6】 請求項5に記載の半導体レーザ素子にお
いて、 同一の集積光源における前記光吸収端波長が、前記発振
波長よりも50nm〜80nmだけ短波長側に設定され
ていることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
半導体レーザ素子において、 前記複数の単一軸モード半導体レーザは、同一半導体基
板上に形成された光導波路により互いに接続されること
により、光出力を一つの光出力ポートに導く手段を有す
ることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項8】 半導体基板上の複数の領域にピッチの異
なる回折格子を形成する工程と、 該回折格子の上にストライプ状の窓を有する絶縁膜を形
成する工程と、 前記窓が設けられた領域に選択的に量子井戸活性層を結
晶成長させる工程と、 該活性層を埋め込むようにクラッド層を結晶成長させる
工程と、 該クラッド層の表面及び前記半導体基板の裏面に金属電
極を形成する工程とを少なくとも順次行うことにより半
導体レーザ素子を作製する半導体レーザ素子の製造方法
において、 前記絶縁膜は、前記回折格子のピッチに応じて互いに異
なる幅で形成されることを特徴とする半導体レーザ素子
の製造方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の半導体レーザ素子の製
造方法において、 前記絶縁膜は、前記回折格子のピッチが長い場所ほど広
い幅で形成されることを特徴とする半導体レーザ素子の
製造方法。 - 【請求項10】 半導体基板上の複数の領域にピッチの
異なる回折格子を部分的に形成する工程と、 該回折格子の形成されたレーザ領域と前記回折格子が形
成されていない平坦な変調領域とにわたってストライプ
状の窓を有する絶縁膜を形成する工程と、 前記窓が設けられた領域に選択的に量子井戸導波路層を
結晶成長させる工程と、 該導波路層を埋め込むようにクラッド層を結晶成長させ
る工程と、 該クラッド層の表面及び半導体基板の裏面に金属電極を
形成する工程とを少なくとも順次行うことにより半導体
レーザ素子を作製する半導体レーザ素子の製造方法にお
いて、 前記絶縁膜は、前記レーザ領域における幅が前記変調領
域における幅よりも広く、かつ、前記変調領域において
は、前記レーザ領域に形成されている回折格子のピッチ
に応じて異なる幅で形成されることを特徴とする半導体
レーザ素子の製造方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の半導体レーザ素子
の製造方法において、 前記変調領域における絶縁膜は、前記回折格子のピッチ
が長い場所ほど広い幅で形成されることを特徴とする半
導体レーザ素子の製造方法。 - 【請求項12】 請求項11に記載の半導体レーザ素子
の製造方法において、 前記レーザ領域における絶縁膜は、前記回折格子のピッ
チが長い場所ほど広い幅で形成されることを特徴とする
半導体レーザ素子の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8267006A JPH10117040A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 半導体レーザ素子及びその製造方法 |
US08/946,766 US5953359A (en) | 1996-10-08 | 1997-10-08 | Laser diode array and fabrication method thereof |
EP97117422A EP0836255B1 (en) | 1996-10-08 | 1997-10-08 | Laser diode array and fabrication method thereof |
DE69709822T DE69709822T2 (de) | 1996-10-08 | 1997-10-08 | Laserdioden-Array und Herstellungsverfahren |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8267006A JPH10117040A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 半導体レーザ素子及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10117040A true JPH10117040A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17438754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8267006A Pending JPH10117040A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 半導体レーザ素子及びその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5953359A (ja) |
EP (1) | EP0836255B1 (ja) |
JP (1) | JPH10117040A (ja) |
DE (1) | DE69709822T2 (ja) |
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JP2018093002A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 日本オクラロ株式会社 | アレイ半導体光素子、光送信モジュール、及び光モジュール、並びに、それらの製造方法 |
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