JP2003309321A - 分布帰還型半導体レーザ - Google Patents

分布帰還型半導体レーザ

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JP2003309321A
JP2003309321A JP2003150715A JP2003150715A JP2003309321A JP 2003309321 A JP2003309321 A JP 2003309321A JP 2003150715 A JP2003150715 A JP 2003150715A JP 2003150715 A JP2003150715 A JP 2003150715A JP 2003309321 A JP2003309321 A JP 2003309321A
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semiconductor laser
distributed feedback
grating
feedback semiconductor
gratings
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Takuo Morimoto
卓夫 森本
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NEC Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】均一グレーティングDFBレーザ並の光出力が
得られる製造が容易なλ/4位相シフトDFBレーザを
提供する。 【解決手段】本発明の分布帰還型半導体レーザは、回折
格子上にλ/4の位相シフト点を有する分布帰還型半導
体レーザにおいて、周期又は位相差を異ならせた複数の
グレ−ティングの組合わせにより、結合係数が共振器軸
方向で変化する回折格子を備え、前記複数のグレ−ティ
ングの山の高さを一定とし、前記共振器軸方向の所定領
域ごとそれぞれのグレ−ティングの周期又は位相差を変
化させ、前記回折格子の結合係数を前記共振器軸方向で
段階的に変化させる構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分布帰還型半導体
レーザに関し、特に結合係数が共振器軸方向で変化する
分布帰還型半導体レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】回折格子を備えた分布帰還型半導体レー
ザ(Distributed Feedback Laser :以下、DFBレーザ
と称する) は、Bragg 反射を利用することにより、変調
時においても単一波長のレーザ発振動作が得られること
から、長距離光ファイバ通信に広く用いられている。そ
して現在広く用いられているDFBレーザには、均一グ
レーティングDFBレーザと、λ/4位相シフトDFB
レーザがある。
【0003】均一グレーティングDFBレーザは、回折
格子のピッチが一定で位相の飛びもなく、共振器の両端
面は無反射コーティング膜(以下、ARコーティング膜
と称する)と高反射コーティング膜(以下、HRコーテ
ィング膜と称する)が施されている。またλ/4位相シ
フトDFBレーザは、共振器軸方向の中央にλ/4位相
シフト点があり、共振器の両端面はAR−ARコーティ
ングが施されている。
【0004】上述のように均一グレーティングDFBレ
ーザは、AR−HRコーティングを施してあるためAR
側から大きな光出力が得られるが、λ/4位相シフトD
FBレーザは基本的には両端面からの光出力が同じなの
で、均一グレーティングDFBレーザに比べて前方から
取り出せる光出力が小さくなる。然しながら均一グレー
ティングDFBレーザは、λ/4位相シフトDFBレー
ザに比べ、シングルモード性が劣り製造上の歩留りが悪
く、またレーザをデジタルで変調した時の動的なシング
ルモード性も劣るため、光通信に使用した場合に信号誤
り率が大きくなるという欠点がある。
【0005】シングルモード性を定量的に扱う値とし
て、通常Δαで表される閾値利得差がある。レーザは、
光導波路の利得がある値以上になるとレーザ発振し、こ
のレーザ発振の利得を閾値利得と言うが、DFBレーザ
では異なった波長で発振するそれぞれのモードに対して
閾値利得がある。そして最も低い閾値利得を有するモー
ドと次に低い閾値利得を有するモードとの、閾値利得の
差を閾値利得差Δαと言うが、構造上、λ/4位相シフ
トDFBレーザでは大きな閾値利得差が得られるが、均
一グレーティングDFBレーザでは小さな閾値利得差し
か得られない。
【0006】均一グレーティングDFBレーザとλ/4
位相シフトDFBレーザとは、光通信に使用する場合、
それぞれ上述のような合い反する長所と短所があり、こ
れらの短所を解消するレーザの研究が行われている。例
えば、昭和60年度電子通信学会半導体・材料部門全国
大会、論文番号310(1985)では、λ/4位相シフト
DFBレーザにおいて、AR−HRコーティングを施
し、位相シフト位置を後方のHR側にずらすことによっ
て、閾値利得差をある程度の値に保持しながら前方光出
力を大きく取り出す方法が提案されている。
【0007】然しながらHRコーティングを施したDF
Bレーザは、一般に回折格子の端面位相により閾値利得
差が変動し、このため論理的にある確率でシングルモー
ド不良が発生する。このためAR−HRコーティングを
施した非対称型λ/4位相シフトDFBレーザは、均一
グレーティングDFBレーザよりシングルモード歩留り
が向上したとしても、ある一定の割合で不良が発生する
のを避けられない。
【0008】また、AR−ARコーティングのλ/4位
相シフトDFBレーザにおいても、前方光出力と後方光
出力を異ならせようとする研究がなされている。例え
ば、"Asymmetric λ/4-Shifet InGaAsP/InP DFB Laser
s" M.Usami et.(IEEE J. Quantum Electron., QE-23,
p.815〜821,1987年6月) では、共振器軸方向の中
央からλ/4位相シフト点を前方にずらすことにより、
それ程シングルモード性を損なわずに前方光出力を向上
させる方法を開示している。
【0009】また例えば特公平1−37872号公報で
は、位相シフト点の前後で回折格子の高さを変化させ
て、前方光出力と後方光出力とを変化させる方法を開示
している。また、このような回折格子の高さを変化させ
た場合の解析については、例えば、" λ/4-Shifet InGa
AsP/InP DFB Lasers" k.Utaka et.(IEEE J. Quantum E
lectron., QE-22, p.1042〜1051 ,1986年7月) に
述べられている。
【0010】以下、従来の分布帰還型半導体レーザにつ
いて、図面を参照して説明する。図6は、従来のこの種
の分布帰還型半導体レーザの構成の一例を示す断面図で
ある。図6において、1はn型InP基板、2は回折格
子、3はn−InGaAsPガイド層、4はSCH−歪
MQW層、5はp−InPクラッド層、6はp−コンタ
クト層、7はp側電極、8はn側電極、9はARコーテ
ィング膜を示す。表面面方位が(100)のn型InP
基板1に、共振器軸方向に対して中央の位置にλ/4位
相シフトのある回折格子2が刻まれる。回折格子2のピ
ッチは光導波路内の光の波長の半分であることから、こ
の位相シフトは、回折格子の位相をπずらしたものであ
る。
【0011】図6に示すλ/4位相シフトDFBレーザ
の特徴的なことは、回折格子2の山の高さをλ/4位相
シフト位置から前方側では低くし、後方側では高くして
いる点である。この回折格子2を形成した基板1の上に
は、厚さが100nm でバンドギャップ波長が1.15μmの(1.
15μm 組成の) n−InGaAsPガイド層3、活性
層、p−InPクラッド層5が積層される。近年では、
活性層にSCH−歪MQW層4が用いられる。SCHと
は、Separate Confinement Heterostructureの略であ
り、歪MQWの両側にInGaAsP層が設けられて光
閉じ込め効果を有しており、MQWとは、Multi-Quantu
m Wellの略であり、多重量子井戸構造と呼ばれるもので
ある。
【0012】このような回折格子を有した光導波路で
は、共振器軸方向に等価屈折率が例えば、 n =n0+n1・c
os( 2β0z+ Ω) のように周期的に変動している。ここ
で真空中の光の波数をk0とおいて、 κ =k0n1/2 と定
義されるκを結合係数と呼ぶ。図6に示すレーザは、λ
/4シフト点の前後で結合係数κを変化させるために、
回折格子の高さを変化させている例であるが、結合係数
κを変化させるために回折格子のデューティを変える構
成のものもある。
【0013】DFBレーザでは、光のフィールド強度を
共振器軸方向分布でなるべくフラットにするため、設計
上、結合係数κを共振器軸方向で変化させると良い場合
がある。例えば特開平8−255954号公報では、λ
/4シフトDFBレーザにおいて、λ/4位置でフィー
ルドが大きくなりキャリア密度が小さくなる軸方向のス
ペーシャルホールバーニングを抑制するために、回折格
子のデューティを変化させ、共振器軸方向の中央部分で
結合係数を小さくしている。この場合、回折格子の高さ
を変化させる構成ではないので、製造は比較的容易に行
える。
【0014】同じ目的で、特公平8−17262号公報
では、高次の回折格子を用いることを前提としている。
然しながら2次の回折格子は1次の回折格子に比べて、
Bragg 反射による分布帰還が格段に弱まるため最適設計
とならず、実際にこのような方法を適用した製品例はな
い。
【0015】またアナログ用途のDFBレーザでは、注
入電流に対する光出力特性のリニアリティを向上させる
ために、特に、共振器軸方向の光のフィールドフラット
ネスが要求される。均一グレーティングDFBレーザに
おいて、このようなフィールドフラットネスを実現する
ためには、AR側の結合係数を大きく、HR側の結合係
数を小さくすればよいが、特開平9−64456号公報
では、選択成長の成長阻止マスク幅より、エピタキシャ
ル層の層厚が変化することを利用して、共振器軸方向の
結合係数を変化させている。アナログ性能を向上させる
という同じ目的をもった例としては、特開平6−310
806号公報があり、この場合はAR側の一部にのみ回
折格子を持たせ、HR側の領域の回折格子を無くしてい
る。
【0016】また均一グレーティングに比べ、位相シフ
トを回折格子に導入するのは、製造が難しいという欠点
がある。例えば特開昭61−222189号公報では、
活性層の上下に回折格子を設け、それらの回折格子のピ
ッチをずらしてシングルモード発振するようにしてい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の分布帰
還型半導体レーザは、以下のような問題点があった。
【0018】例えば特公平1−37872号公報のよう
に、結合係数を共振器の途中でκ1>κ2 のように変化
させることが製造上非常に難しいという問題がある。今
日、歪MOWは、有機金属気相成長法(以下、MO−V
PE法と呼ぶ)で結晶成長させるが、このとき基板上に
形成した回折格子を、フォスフィン(PH3) ,アルシン(A
sH3)雰囲気中で昇温中に崩して、所望の高さを得てい
る。従って共振器軸方向でその高さが変化する回折格子
の製造再現性が十分確保できないからである。
【0019】なお上述した特開平8−255954号公
報では、回折格子の高さは一定としデユーティ比を変化
させているが、長波光通信用のDFBレーザでは回折格
子のピッチは200nm〜250nm程度であり、1つ
の回折格子の山の長さは100nm〜120nm程度で
あり、この長さを変調しようとすると、10nmオーダ
のパターン形成精度が要求されることになり、このよう
なパターン形成技術は今日の量産技術には存在しないた
め同様に製造が困難である。
【0020】また、上述の特開平9−64456号公報
では、選択成長の成長阻止マスク幅により、エピタキシ
ャル層の層厚が変化することを利用して、共振器軸方向
の結合係数を変化させることとしており、この方法を用
いれば回折格子の高さを精度良く形成できるが、選択成
長のマスク幅依存性を利用するため、回折格子の高さの
変化にも限度があり、従って非対称λ/4シフトDFB
レーザのように、かなりの大きさで回折格子の高さを変
化させたい場合には適用できない。
【0021】また、上述の特開昭61−222189号
公報のように、活性層の上下に回折格子を設けることに
より、製造の難しい位相シフトを用いずに閾値利得を向
上させようとする試みの場合でも、確率的にシングルモ
ードの不良が発生する。活性層の上下では、互いの回折
格子の位相差を制御することができず、その位相の違い
により閾値利得差が著しく低下する場合が生じるからで
ある。
【0022】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、閾値利得差を良好に維持できると共
に端面位相の影響を受けず、且つ均一グレーティングD
FBレーザ並の光出力が得られる製造が容易なDFBレ
ーザを提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】大きなκの変化を共振器
軸方向で回折格子の高さを変化させることにより形成す
るのは、実際のMO−VPE成長を考えると、相当難し
い。そこで回折格子の高さを一定という条件で、結合係
数κを変化させることを考える。結合係数は、導波路方
向に等価屈折率が三角関数で変化している変化幅に比例
している量である。そこで三角関数の足し合わせの性質
を利用し、導波路に平行して複数のグレーティングを形
成し、これらのグレーティングを領域ごとに位相差を変
化させることにより、合計の結合係数を変化させること
ができる。
【0024】また、このような複数の回折格子の製造
は、今日のEB技術を用いれば、同一面内に違ったピッ
チや位相の回折格子を形成することが可能である。ま
た、同じ高さの回折格子を所々間引くことによって、平
均的に結合係数を変化させることができる。特に、回折
格子の有る領域と無い領域の繰り返しを共振器軸方向に
対して斜めに設定すれば、共振器軸方向の結合係数の変
化はなだらかになり、また活性層形成位置が共振器方向
に対して垂直の方向にずれたとしても、平均の結合係数
が変化することはない。
【0025】具体的な構成としては、本発明の分布帰還
型半導体レーザは、回折格子上にλ/4の位相シフト点
を有する分布帰還型半導体レーザにおいて、周期又は位
相差を異ならせた複数のグレ−ティングの組合わせによ
り、結合係数が共振器軸方向で変化する回折格子を備
え、前記複数のグレ−ティングの山の高さを一定とし、
前記共振器軸方向の所定領域ごとそれぞれのグレ−ティ
ングの周期又は位相差を変化させ、前記回折格子の結合
係数を前記共振器軸方向で段階的に変化させることを特
徴とする。
【0026】また、結合係数を大きくする領域では前記
複数のグレ−ティングの位相を互いに一致させ、結合係
数を小さくする領域では前記複数のグレ−ティングの位
相を互いにずらせることを特徴とする。
【0027】また、前記複数のグレ−ティングを、前記
共振器軸方向に並列して左右に別れた2つのグレ−ティ
ングとしたことを特徴とする。
【0028】また、前記2つのグレ−ティングは、その
周期数が前記共振器長L内で互いに1周期だけ異なるよ
うに僅かに周期を異ならせ、それぞれの共振器端面で位
相が一致し、共振器中央で位相がπだけずれた構成とし
たことを特徴とする。
【0029】また、前記2つのグレ−ティングは、光導
波路を選択成長で形成する活性層幅を変調し、選択成長
部の両端面に形成されることを特徴とする。
【0030】また、共振器長Lより十分小さい間隔でグ
レ−ティングを形成する領域とグレ−ティングを形成し
ない領域とを繰り返しパターンで設けることとし、これ
らの領域の比率を変化させることで平均的な結合係数を
前記共振器軸方向に変化させる回折格子を備えたことを
特徴とする。
【0031】また、前記グレ−ティングを形成する領域
とグレ−ティングを形成しない領域との繰り返しパター
ンを共振器軸方向に対して斜めに設けたことを特徴とす
る分布帰還型半導体レーザ。
【0032】さらに、ある領域ではグレ−ティングの山
がm個中n個の割合で存在するように間引かれ、他の領
域ではグレ−ティングの山がp個中q個(m,n,p,
qは共に1以上の整数でm>n,p>q)の割合で存在
するように間引かれており、平均的な結合係数をn/
m:q/pの比率で前記共振器軸方向に変化させる回折
格子を備えたことを特徴とする
【0033】
【発明の実施の形態】実施形態1.例えば上述の図6に
示す分布帰還型半導体レーザでは、回折格子の結合係数
κを軸方向に変化させる必要性がある。この結合係数κ
はほぼ回折格子のグレーティング高さに比例するため、
これを変化させれば良いのであるが、実際のグレーティ
ング埋め込み成長でグレーティング保存高さ(凹凸の深
さ)を各領域によって変化させることは困難である。従
って本実施形態1では、光導波路の上または下にグレー
ティングを左右に分けて並列させ、κを高める必要のあ
る領域では左右のグレーティングの位相を合わせ、κを
低くする必要のある領域では左右のグレーティングの位
相をずらす構造とする。以下、この実施形態1を図面を
参照して説明する。
【0034】図1は、本発明の実施形態1を説明するた
めの回折格子構造を示す斜視図である。上述したように
結合係数を共振器軸方向で変化させることができれば、
良好なDFBレーザ特性が得られるが、実際の製造では
結合係数の変化を回折格子の高さで変化させることは難
しい。従って本実施形態1では、回折格子の高さを一定
としながら結合係数を変化させる構造とする。本実施形
態1の分布帰還型DFBレーザは、図1に示すように、
先ず表面面方位が(100)のn型InP基板1に、
[011]方向に伸びた幅3μm の二酸化シリコン膜1
0を二対、間隔1.8μm で形成する。この二酸化シリコ
ン膜10は、活性層をMO−VPE選択成長で形成する
ための成長阻止マスクとなる。DFBレーザの活性層を
選択成長で形成する理由は、活性層幅を制御良くバラツ
キを少なく製造するためであり、この結果として結合係
数や発振波長を精密に制御でき、活性層幅のうねりによ
るキンクの発生を無くすことができる。このMO−VP
Eの選択成長で、InPとInGaAsPのエピタキシ
ャル成長を行うが、原料ガスは、TMI、TMG、As
3 、PH3 を用い、有機金属は水素のバブリングによ
り供給する。ドーピングについては、適宜、Si2
6 、DMZn を水素で希釈したガスを用いる。また成長
圧力は75Torrとする。
【0035】回折格子2は、二酸化シリコン膜10の隙
間1.8μm の中で、2つのグレーティングを並列させ
る。光導波路の等価屈折率の変化は、2つのグレーティ
ングの寄与の足し算となる。これを模式的に示したのが
図2である。
【0036】2つのグレーティングは、後方0.38L の領
域において位相を合わせる。そして後方から0.38L の位
置でλ/4シフトを導入する。λ/4シフトは、屈折率
変化の位相をπずらすことであるが、これは屈折率の符
号を反転させることと等価である。そこでλ/4位置か
ら前方では、後方に対してグレーティングの変化の符号
を反転させるが、それと同時に一方のグレーティングの
位相を、cos-1(1/3)、他方のグレーティングの位相を-c
os-1(1/3) ずらす。
【0037】このように互いに位相をずらすことによ
り、前方側での結合係数は減少し、後方側の1/3にな
る。このことを式で表すと、以下のようになる。位相シ
フト位置をz=0 とすると、 後方側: -sin(z)-sin(z)=-2sin(z) 前方側: sin(z+cos-1(1/3))+sin(z-cos-1(1/3))=2/3s
in(z)
【0038】ここでは結合係数を3:1で変化させる場
合について述べたが、勿論一般化することができる。こ
のように2つのグレーティングを組み合わせるとき、活
性層幅の中で、2つのグレーティングの寄与が丁度半分
半分になっていないとこの足し合わせが狂ってくること
になる。然しながら今日では、EB(エレクトロンビー
ム加工)によりグレーティングを形成することができる
ため、十分な目合わせ精度でこのような回折格子を形成
できる。
【0039】すなわち本実施形態1は、2本のグレーテ
ィングの位相差を変化させ、干渉によりトータルとして
の結合係数κを段階的に変化させることとする。大きな
前方光出力を得たい場合、λ/4シフト位置の前後でκ
を変化させると効果的であることは上述したが、κの大
きな部分は各グレーティングの位相差を0とし、κの小
さな部分は適当な位相差を設ける。この構造によりグレ
ーティングの高さやデューティ比等によりκの大きさを
制御する必要がなくなり、製造が容易でフレキシブルな
制御が可能となり、素子歩留まりを大幅に改善し、製造
コストの低減が可能な分布帰還型半導体レーザが得られ
ることとなる。
【0040】実施形態2.次に本発明の分布帰還型半導
体レーザの実施形態2について説明する。λ/4位相シ
フトを導入した分布帰還型半導体レーザでは、λ/4位
置でフィールドが大きくなりキャリア密度が小さくなる
ホールバーニングの問題がある。これを解決するために
は、位相シフト点近傍でグレーティングの結合係数を小
さくすれば良い。従来グレーティングの結合係数を小さ
くする方法として、グレーティングの深さを制御した
り、例えば上述の特開平8−255954号公報のよう
にグレーティングのデューティ比を変化させる方法が試
みられているが、深さを制御する方法は上述のように困
難であり、デューティ比を制御する方法も共振器中央で
極めて小さな幅(50nm以下)でInGaAsP薄膜を残
す必要があり現実的には不可能である。
【0041】従って本実施形態2では、幅が変調された
ストライブ上に選択成長で光導波路を形成することによ
って活性層側面に回折格子を形成する分布帰還型半導体
レーザにおいて、二対の左右の側面のグレーティングの
ピッチを僅かに変え、位相が導波路の両端で一致し、中
央で反転する構造とする。ピッチの僅かに異なる2つの
グレーティングは、EBで形成することにより、κを軸
方向に高精度に変化させることができ、κを中央は小さ
く、端では大きくなるような変化を極めてなだらかに実
現でき、ホールバーニングの影響を非常に良く抑制する
ことができるようになる。
【0042】図3は、この実施形態2を説明するための
回折格子の構造を示す図である。本実施形態2において
は、実施形態1で述べた二対の二酸化シリコン膜10の
間隔を変調することにより、選択成長で形成する活性層
幅を変調して等価屈折率を変調する構造とした。従って
回折格子は選択成長の(111)B面斜面に形成される
ようになる。そして両斜面のグレーティングの位相や周
期を、互いに僅かに異ならせることにより、結合係数を
共振器軸方向で変化させる。図3の例は、対称型λ/4
シフトDFBレーザにおいて、軸方向のスペーシャルホ
ールバーニングを解決するために、共振器中央部で結合
係数を小さくするための構造である。
【0043】この回折格子構造では、2つのグレーティ
ングの高さは等しく、位相も途中で不連続に変わること
はない。ただピッチを僅かに異ならせ、共振器の長さの
間で、一周期だけ変わらせるようにする。このとき両共
振器端面では、2つのグレーティングの位相を一致さ
せ、共振器中央で位相が反転するようにする。このよう
にすると結合係数は中央に向かって緩やかに減少して行
き、三角関数の足し合わせを考えると、符号が中央で逆
転することから、λ/4位相シフトとなる。このような
2つのグレーティングの形成は、二酸化シリコン膜10
のパターニングをEBで行うことにより可能である。
【0044】更に詳述すると、回折格子をピッチの僅か
に異なる2つのグレーティングで構成し、軸方向 zの等
価屈折率の分布で、以下のような”うなり”を起こさせ
る(ピッチΛ 《 共振器長L)。この式からピッチが
Λ2 /L だけ異なるグレーティングを組み合わせると、
κが軸方向に 2cos(πz/L)のように変化し、z<L/2で
はκは正に、z>L/2 ではκは負になり、κの符号が反
転するところでκの絶対値を0に漸近させることができ
る。κの正負が反転するということはλ/4位相シフト
を導入することと等価であるため、この構造はλ/4点
でκを小さくするグレーティング構造とできる。
【0045】実施形態3.次に本発明の分布帰還型半導
体レーザの実施形態3について説明する。分布帰還型半
導体レーザでは、軸方向の光のフィールド分布を制御す
るために、グレーティングの結合係数κを軸方向で変化
させたい場合がある。このような場合、従来では埋め込
んだ回折格子の高さや層数を変化させる構造としている
が、この構造は製造工程が複雑でコスト高になる。この
実施形態3では、グレーティングを形成する領域を導波
路方向に対して斜めの複数のストライブ状領域とし、グ
レーティングのある領域と無い領域とを設け、これらの
領域の比率を変化させることで、結合係数κを変化させ
る回折格子構造とした。
【0046】図4は、本実施形態3を説明するための回
折格子の構造を示す図である。選択成長によりDFBレ
ーザを製造する場合については上述したが、レーザの製
造方法には、エッチングにより活性層の横幅を形成する
方法もある。このエッチングによる方法の場合、上述し
た回折格子を左右に分ける方法は、左右に分けるライン
を活性層の横幅の中心にもってくる目合わせが困難にな
る。従って本実施形態3では、EBによって作成したグ
レーティングに対して、活性層位置のトレランスのある
構造とする。
【0047】結合係数の大小は、回折格子の有る部分と
無い部分とを繰り返すことによって、平均的に結合係数
を変化させることで制御する。図4の黒く塗った部分が
EBにより露光する部分である。作成するDFBレーザ
構造は、後方から0.38L の位置にλ/4シフトがあり、
λ/4シフト位置から後方部では、κ1L=3.3、前方部で
はκ2L=1.1とする。
【0048】これを実現するために、後方部分は通常通
りのグレーティング領域を形成するが、前方部分はグレ
ーティングを形成する領域を活性層の1/3 とする。この
1/3の領域の設定の仕方は、共振器方向に垂直な断面で
みて、グレーティングのある部分が0.4μm 、回折格子
の無い部分が0.8μm とする。そして、グレーティング
の有無のパターン領域の方向を、共振器軸方向に対して
斜め方向とする。このようにグレーティングの形成領域
を1/3 とすることにより、結合係数は約1/3 となる(厳
密には、共振器軸方向で結合係数値が波打つが、平均す
ると1/3となっており、DFBレーザ設計を大きく狂わ
せる程度にはならない)。このEBのパターンは、活性
層領域となる1.5μm 幅より広い領域で形成する。
【0049】このようにすると活性層を1.5μm 幅に切
るフォトレジスト工程において、横方向の位置ずれが生
じても、結合係数の平均値は変動しない。そしてグレー
ティングの有る無しの繰り返し方向が、共振器軸方向に
対して垂直になっていれば、横の位置ずれに対しグレー
ティングにかかる光のフィールドの大きさが変わってく
るため結合係数が変化してしまうが、本実施形態の構造
では平均的な結合係数で考えれば良いので、その値は変
動しない。
【0050】更に詳述すれば、InP基板にEBで回折
格子を形成する際、κを小さくする部分において、グレ
ーティングを形成する領域を、導波路方向に対して斜め
の複数のストライブ状の領域とする。このストライブの
幅(0.4μm) により、κの大きさを制御する。この後、
ガイド層,活性層,グラッド層を成長した後、導波路幅
が1.5μm になるようにメサエッチングを行うが、この
ときは目合わせずれが起きたとしてもκの大きさは変動
しない。これは、グレーティング形成領域が斜めのスト
ライプ状となっているため、横にずれてもグレーティン
グ領域の比率が変化しないためである。仮にグレーティ
ングの形成領域が、斜めでなく導波路方向に平行な複数
のストライプであるとすると、活性層の横の位置ずれに
対してκの変化を鈍感にさせるためには、各ストライプ
幅は0.2μm 以下と極めて短くする必要がでてくる。こ
れはピッチと同レベルであるため、グレーティングは殆
どドットとなり、エッチングの制御性が低下してしま
う。このためκの制御性は向上しない。本実施形態3で
は、上述のような構成とすることにより、回折格子形成
のためのエッチングと、κ変化のためのエッチングを同
じ工程で行え、κの変化率をグレーティング形成領域の
比率で制御できるため極めて正確な制御が行えるように
なる。
【0051】実施形態4.次に、本発明の分布帰還型半
導体レーザの実施形態4について説明する。図5は、本
発明の実施形態4を説明するための分布帰還型半導体レ
ーザの断面図である。上述の実施形態3では、グレーテ
ィングを形成する領域を縞模様とするか否かにより、平
均的な結合係数を変化させることとしているが、それで
も微妙に結合係数値が波打っている。そこでこの実施形
態4においては、グレーティングの数周期レベルで、グ
レーティングの山の有る無しを設定し、なめらかな結合
係数が得られる構造とした。
【0052】図5の例では、後方0.38L までに対して、
前方0.62L の部分が結合係数を1/3とする例である。後
方部分は通常のグレーティングであるが、前方部分では
3個に1個だけ山を残す構成とした。結合係数はピッチ
をΛとして、共振器軸方向の等価屈折率の変調をフーリ
エ展開したときのcos(2 πZ/Λ+ Ω) の係数に比例する
ことから、このように3個に1個山を残すようにする
と、結合係数が1/3 になる。すなわち高次の回折格子の
結合係数への寄与は、1次の回折格子の寄与に比べて無
視できるからであり、また3個に1個の山があるのは、
3次の回折格子でもあるが、1次の回折格子としても1/
3 の効果がある。これはフーリェ係数的にいって明らか
である。
【0053】一般には、ある領域ではm個中n個、別の
領域ではp個中q個、回折格子の山を残すようにすれ
ば、結合係数をn/m:q/pの比率で変化させること
ができる。しかし図5に示すように、3倍周期で回折格
子の山を残すようにすると、Bragg 反射は、光導波路の
上下の角度に対しても起こり、パワーロスが生じる。そ
こでこのような周期性はなるべく無いようにランダムに
回折格子を残すことが望ましい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の分布帰還型
半導体レーザは上述のような構成とすることにより、以
下のような効果を生じる。
【0055】第1には実施形態1及び実施形態2記載の
ように、複数の回折格子の位相差やピッチ差を利用する
構造とすることで、共振器軸方向の結合係数分布を精度
良く製造できるようになる。その理由は、回折格子の高
さは一定で良いため、回折格子の高さを数nmといった
精度で制御しなくて良いからである。また回折格子の1
つ1つのデューティも一定で良いため、数10nmといった
精度でパターニングを行う必要がなくなる。また、この
ような複数の回折格子は、1つのフォトレジスト工程の
EBで行えるため、互いの位相差やピッチ差を形成する
ことが可能となる。
【0056】第2には、回折格子の有無を共振器長に比
べて短い周期で繰り返し、その比率を変えることによっ
て平均的に結合係数を共振器方向で変化させる方法にお
いても、結合係数分布を精度,再現性良く作成できるよ
うになる。その理由は、1つは実施形態3記載のよう
に、回折格子の有無の繰り返しを共振器軸方向に対して
斜め方向に形成することにより、活性層位置のずれに対
して結合係数が変化しなくなり、また同時に結合係数が
回折格子の有無を平均化した滑らかな値が得られるから
である。また他の1つは実施形態4記載のように、回折
格子の山の有り無しを数個レベルで繰り返す方法によ
り、結合係数の平均値が凹凸しないようにすることがで
きる。
【0057】このような結合係数の良好な制御性が得ら
れる理由は、回折格子の山の高さを一定としながら結合
係数を変化させる構造としたからであり、同時に回折格
子のパターニングをドーズ量を変調したEB露光で形成
できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を説明するための図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の実施形態2を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の実施形態3を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の実施形態4を説明するための図であ
る。
【図6】従来の分布帰還型半導体レーザの一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 n型InP基板 2 回折格子 3 n−InGaAsPガイド層 4 SCH−歪MQW層(活性層) 5 p−InPクラッド層 6 p−コンタクト層 7 p側電極 8 n側電極 9 ARコーティング膜 10 二酸化シリコン膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回折格子上にλ/4の位相シフト点を有
    する分布帰還型半導体レーザにおいて、 周期又は位相差を異ならせた複数のグレ−ティングの組
    合わせにより、結合係数が共振器軸方向で変化する回折
    格子を備え、 前記複数のグレ−ティングの山の高さを一定とし、前記
    共振器軸方向の所定領域ごとそれぞれのグレ−ティング
    の周期又は位相差を変化させ、前記回折格子の結合係数
    を前記共振器軸方向で段階的に変化させることを特徴と
    する分布帰還型半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分布帰還型半導体レー
    ザにおいて、 結合係数を大きくする領域では前記複数のグレ−ティン
    グの位相を互いに一致させ、結合係数を小さくする領域
    では前記複数のグレ−ティングの位相を互いにずらせる
    ことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の分布帰還型半導
    体レーザにおいて、 前記複数のグレ−ティングを、前記共振器軸方向に並列
    して左右に別れた2つのグレ−ティングとしたことを特
    徴とする分布帰還型半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の分布帰還型半導体レー
    ザにおいて、 前記2つのグレ−ティングは、その周期数が前記共振器
    長L内で互いに1周期だけ異なるように僅かに周期を異
    ならせ、 それぞれの共振器端面で位相が一致し、共振器中央で位
    相がπだけずれた構成を特徴とする分布帰還型半導体レ
    ーザ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の分布帰還型半導
    体レーザにおいて、 前記2つのグレ−ティングは、光導波路を選択成長で形
    成する活性層幅を変調し、選択成長部の両端面に形成さ
    れることを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。
  6. 【請求項6】 回折格子上にλ/4の位相シフト点を有
    する分布帰還型半導体レーザにおいて、 共振器長Lより十分小さい間隔でグレ−ティングを形成
    する領域とグレ−ティングを形成しない領域とを繰り返
    しパターンで設けることとし、これらの領域の比率を変
    化させることで平均的な結合係数を前記共振器軸方向に
    変化させる回折格子を備えたことを特徴とする分布帰還
    型半導体レーザ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の分布帰還型半導体レー
    ザにおいて、 前記グレ−ティングを形成する領域とグレ−ティングを
    形成しない領域との繰り返しパターンを前記共振器軸方
    向に対して斜めに設けたことを特徴とする分布帰還型半
    導体レーザ。
  8. 【請求項8】 回折格子上にλ/4の位相シフト点を有
    する分布帰還型半導体レーザにおいて、 ある領域ではグレ−ティングの山がm個中n個の割合で
    存在するように間引かれ、他の領域ではグレ−ティング
    の山がp個中q個(m,n,p,qは共に1以上の整数
    でm>n,p>q)の割合で存在するように間引かれて
    おり、平均的な結合係数をn/m:q/pの比率で前記
    共振器軸方向に変化させる回折格子を備えたことを特徴
    とする分布帰還型半導体レーザ。
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