JPH10107623A - 変換装置および方法、並びに、pll演算装置および方法 - Google Patents

変換装置および方法、並びに、pll演算装置および方法

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JPH10107623A
JPH10107623A JP8260666A JP26066696A JPH10107623A JP H10107623 A JPH10107623 A JP H10107623A JP 8260666 A JP8260666 A JP 8260666A JP 26066696 A JP26066696 A JP 26066696A JP H10107623 A JPH10107623 A JP H10107623A
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JP
Japan
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signal
phase error
clock signal
error
frequency
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JP8260666A
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English (en)
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Kensuke Fujimoto
健介 藤本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/10Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range
    • H03L7/113Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using frequency discriminator
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0004Initialisation of the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数誤差を利用したデジタルPLL回路を
実現する。 【解決手段】 A/Dコンバータ2は、読み取り装置1
からの再生信号を、PLL回路4からのクロック信号に
同期してサンプリングし、そのサンプル値を2値化回路
3および位相比較器21に出力する。位相比較器21
は、サンプル値の、正から負、あるいは、負から正への
変化(ゼロクロス)を検出し、ゼロクロスに対応する位
相誤差信号を周波数比較器23に出力する。周波数比較
器23は、その信号の値の変化より検出した周波数誤差
を、ローパスフィルタ24を介してスイッチ25に出力
する。スイッチ25は、同期引き込み時だけ周波数誤差
を加算器22に出力する。加算器22は、周波数誤差と
位相誤差の和を、ループフィルタ26を介してVCO2
7に出力する。VCO27は、その値に対応する周波数
のクロック信号を発振し、A/Dコンバータ2などに供
給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変換装置および方
法、並びに、PLL演算装置および方法に関し、特に、
クロック信号に同期して、アナログ信号をサンプリング
し、そのアナログ信号に対応するデジタル信号を生成
し、そのデジタル信号とクロック信号の位相誤差を演算
するとともに、位相誤差より、デジタル信号とクロック
信号との周波数誤差を演算し、位相誤差と周波数誤差の
和に対応してクロック信号を発生することにより、キャ
プチャレンジを拡大し、引き込み時間を短縮する変換装
置および方法、並びに、PLL演算装置および方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクなどに代表されるデ
ジタルデータを保持する記録媒体が広く普及している。
【0003】このような記録媒体である光ディスク、光
磁気ディスクなどに記録されているデジタルデータを再
生する場合、ディスクから検出した信号よりクロック信
号を抽出し、そのクロック信号に同期して、検出した信
号からデジタルデータを再生する自己同期を利用するこ
とが多い。
【0004】また、デジタルデータ通信に利用される受
信器においても、受信信号からクロック信号を抽出し、
自己同期を利用するものがある。
【0005】このような自己同期においては、検出した
信号からPLL(Phase Locked Loop)回路でクロック
信号を抽出する。
【0006】図9は、アナログ方式のPLL回路を有す
る再生装置の一構成例を示している。
【0007】読み取り装置121は、コンパクトディス
クなどの光ディスク201にレーザ光を照射し、光ディ
スク201で反射したレーザ光(戻り光)を受光し、受
光した戻り光の光量に対応する電気信号(再生信号)を
波形整形器122に出力するようになされている。
【0008】波形整形器122は、読み取り装置121
より供給された再生信号を2値化し、2値化した信号
を、再生信号としてラッチ回路123およびアナログP
LL回路124に出力するようになされている。
【0009】アナログPLL回路124は、波形整形器
122より供給された再生信号からクロック信号を抽出
し、その信号をラッチ回路123に出力するようになさ
れている。この再生信号においては、所定のビット間隔
Tの整数倍の間隔(光ディスク201に記録されている
データに対応する)で、即ち、周期Tのチャネルクロッ
クに対応して、その値(0または1)が変化する。従っ
て、アナログPLL回路124は、この間隔から、ビッ
ト間隔Tを抽出し、このビット間隔Tに対応した周期の
クロック信号を発生する。
【0010】このアナログPLL回路124において
は、位相比較器141は、波形整形器122より供給さ
れた再生信号と、電圧制御発振器(VCO)143によ
り発振されたクロック信号(PLLクロック信号)との
位相誤差を算出し、その位相誤差をループフィルタ14
2に出力し、ループフィルタ142は、位相比較器14
1より供給された位相誤差の不要な周波数帯域の成分
(高周波成分)を除去した後、処理された位相誤差をV
CO143に出力する。
【0011】VCO143は、ループフィルタ142よ
り供給された信号の電圧値に応じて、波形整形器122
より供給された再生信号に対する位相誤差がなくなるよ
うに、発振周波数を調整しながらクロック信号を発振
し、そのクロック信号を位相比較器141およびラッチ
回路123に出力する。
【0012】このようにして、アナログPLL回路12
4は、再生信号に同期したクロック信号を生成する。
【0013】ラッチ回路123は、アナログPLL回路
124より供給されたクロック信号に同期して、波形整
形器122より供給された再生信号を、後段の再生回路
(図示せず)に出力するようになされている。
【0014】アナログ回路である上述のPLL回路12
4は、環境変化、経時変化、部品のばらつきなどの影響
を受けやすいという問題を有している。また、アナログ
回路であるため、高集積化が困難であるという問題を有
している。
【0015】そこで、そのような問題を解決する、デジ
タル化されたPLL回路が開発されている。
【0016】図10は、デジタルPLL回路の一構成例
を示している。
【0017】デジタルPLL回路では、デジタル化され
た位相比較器161およびループフィルタ162が利用
されるとともに、VCOの代わりに、可変周波数発振器
(VFO)163が利用される。このVFO163は、
ループフィルタ162を介して供給された位相誤差(デ
ジタル値)に応じて、所定の周波数の発振信号に対し
て、パルスの付加または除去を行うことにより周波数を
調整する。あるいは、VFO163は、ループフィルタ
162を介して供給された位相誤差に応じて、発振周波
数の異なる2つの内蔵する発振器を切り換えて使用し、
発振周波数を調整する。
【0018】位相誤差に応じて滑らかに発振周波数を調
整する場合、VFO163は、出力する信号の周波数に
対して数倍の周波数の信号を、位相誤差に応じて発振周
波数の調整を行いながら出力し、分周器164が、その
信号を分周した後、出力信号(クロック信号)を位相比
較器161に供給するとともに、後段の回路(図示せ
ず)に出力している。
【0019】しかしながら、データの処理速度が速い装
置や高転送速度を有する装置においては、クロック信号
の周波数が高く、そのクロック信号の周波数のさらに数
倍の周波数の信号を発振するVFOを実現することは困
難であり、実現した場合においても、コストが高いとい
う問題を有している。
【0020】そこで、本出願人は、先に、図11に示す
ように、第1のクロック信号に同期して、再生信号の位
相誤差に応じてクロック周波数を調整しながら第2のク
ロック信号を生成し、再生信号を第1のクロック信号に
同期してサンプリングして生成されたサンプル値(第1
のデジタル値)から、第2のクロック信号の所定の位相
における補間値を算出するようにして、比較的低いクロ
ック周波数で動作する装置を、例えば特願平8−184
428号に開示した。
【0021】一方、PLLにおいて、引き込み可能な周
波数範囲(キャプチャレンジ)を広くし、引き込みが終
了するまでの時間(引き込み時間)を短くするために、
周波数誤差を利用する方法が、例えば、「周波数検出器
を用いた新方式高速引き込みPLL」(白濱 弘幸、谷
口 研二、中司 健一著、電子情報通信学会論文誌C−
II Vol. J76-C-II No.10 pp.679-687)に記載されて
いる。
【0022】この方法においては、PLLにおけるVC
Oの出力と、入力信号の周波数誤差を検出し、引き込み
時に、その周波数誤差と、位相比較器により検出された
位相誤差をVCOに入力して、キャプチャレンジを広く
するとともに、引き込み時間を短縮するようにしてい
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
周波数誤差を利用した方法は、アナログPLL回路に適
用されたもので、上述のデジタル信号を取り扱うデジタ
ルPLL回路に、そのまま適用することが困難であると
いう問題を有している。
【0024】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、クロック信号に同期して、入力信号をサンプ
リングし、サンプリングしたデジタル信号とクロック信
号の位相誤差を演算するとともに、デジタル信号とクロ
ック信号との周波数誤差を演算し、位相誤差と周波数誤
差の和に対応して、クロック信号を発生するようにし
て、周波数誤差を利用したキャプチャレンジが広く、か
つ、引き込み時間が短いデジタルPLL回路を実現する
ものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の変換装
置は、クロック信号に同期して、アナログ信号をサンプ
リングし、アナログ信号に対応するデジタル信号を出力
するサンプリング手段と、サンプリング手段により出力
されたデジタル信号とクロック信号の位相誤差を演算す
る第1の演算手段と、位相誤差より、デジタル信号とク
ロック信号との周波数誤差を演算する第2の演算手段
と、位相誤差と周波数誤差の和に対応して、クロック信
号を発生する発生手段と、デジタル信号を処理してデジ
タルデータを生成する処理手段とを備えることを特徴と
する。
【0026】請求項5に記載の変換方法は、クロック信
号に同期して、アナログ信号をサンプリングし、アナロ
グ信号に対応するデジタル信号を出力するステップと、
デジタル信号とクロック信号の位相誤差を演算するステ
ップと、位相誤差より、デジタル信号とクロック信号と
の周波数誤差を演算するステップと、位相誤差と周波数
誤差の和に対応して、クロック信号を発生するステップ
と、デジタル信号を処理してデジタルデータを生成する
ステップとを備えることを特徴とする。
【0027】請求項6に記載のPLL演算装置は、クロ
ック信号に同期して、アナログ信号をサンプリングし、
アナログ信号に対応するデジタル信号を出力するサンプ
リング手段と、サンプリング手段により出力されたデジ
タル信号とクロック信号の位相誤差を演算する第1の演
算手段と、位相誤差より、デジタル信号とクロック信号
との周波数誤差を演算する第2の演算手段と、位相誤差
と周波数誤差の和に対応して、クロック信号を発生する
発生手段とを備えることを特徴とする。
【0028】請求項9に記載のPLL演算方法は、クロ
ック信号に同期して、アナログ信号をサンプリングし、
アナログ信号に対応するデジタル信号を出力するステッ
プと、デジタル信号とクロック信号の位相誤差を演算す
るステップと、位相誤差より、デジタル信号とクロック
信号との周波数誤差を演算するステップと、位相誤差と
周波数誤差の和に対応して、クロック信号を発生するス
テップとを備えることを特徴とする。
【0029】請求項1に記載の変換装置においては、サ
ンプリング手段は、クロック信号に同期して、アナログ
信号をサンプリングし、アナログ信号に対応するデジタ
ル信号を出力し、第1の演算手段は、サンプリング手段
により出力されたデジタル信号とクロック信号の位相誤
差を演算し、第2の演算手段は、位相誤差より、デジタ
ル信号とクロック信号との周波数誤差を演算し、発生手
段は、位相誤差と周波数誤差の和に対応して、クロック
信号を発生し、処理手段は、デジタル信号を処理してデ
ジタルデータを生成する。
【0030】請求項5に記載の変換方法においては、ク
ロック信号に同期して、アナログ信号をサンプリング
し、アナログ信号に対応するデジタル信号を出力し、デ
ジタル信号とクロック信号の位相誤差を演算し、位相誤
差より、デジタル信号とクロック信号との周波数誤差を
演算し、位相誤差と周波数誤差の和に対応して、クロッ
ク信号を発生し、デジタル信号を処理してデジタルデー
タを生成する。
【0031】請求項6に記載のPLL演算装置において
は、サンプリング手段は、クロック信号に同期して、ア
ナログ信号をサンプリングし、アナログ信号に対応する
デジタル信号を出力し、第1の演算手段は、サンプリン
グ手段により出力されたデジタル信号とクロック信号の
位相誤差を演算し、第2の演算手段は、位相誤差より、
デジタル信号とクロック信号との周波数誤差を演算し、
発生手段は、位相誤差と周波数誤差の和に対応して、ク
ロック信号を発生する。
【0032】請求項9に記載のPLL演算方法において
は、クロック信号に同期して、アナログ信号をサンプリ
ングし、アナログ信号に対応するデジタル信号を出力
し、デジタル信号とクロック信号の位相誤差を演算し、
位相誤差より、デジタル信号とクロック信号との周波数
誤差を演算し、位相誤差と周波数誤差の和に対応して、
クロック信号を発生する。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の変換装置を応用
した再生装置の一構成例を示している。
【0034】読み取り装置1は、コンパクトディスクな
どの光ディスク201にレーザ光を照射し、光ディスク
201で反射したレーザ光(戻り光)を受光し、受光し
た戻り光の光量に対応する電気信号(再生信号)をA/
Dコンバータ2(サンプリング手段)に出力するように
なされている。
【0035】A/Dコンバータ2は、読み取り装置1よ
り供給された再生信号を、PLL回路4より供給された
サンプリングクロック信号(PLLクロック信号)に同
期してサンプリングし、その値(サンプル値)(所定の
ビット数のデジタル値)を2値化回路3(処理手段)お
よびPLL回路4の位相比較器21(第1の演算手段)
に出力するようになされている。
【0036】2値化回路3は、PLLクロック信号に同
期して動作し、A/Dコンバータ2より供給されたサン
プル値を2値化して後段の回路(図示せず)に出力する
ようになされている。
【0037】PLL回路4の位相比較器21は、PLL
クロック信号で動作し、A/Dコンバータ2より供給さ
れたサンプル値の、正から負、あるいは、負から正への
変化(ゼロクロス)を検出し、ゼロクロスに対応する位
相誤差検出信号を周波数比較器23(第2の演算手段)
に出力するとともに、そのゼロクロスのタイミングに応
じて位相誤差信号を算出し、その位相誤差信号を加算器
22および周波数比較器23に出力するようになされて
いる。
【0038】周波数比較器23は、位相比較器21より
供給された位相誤差信号の値の変化より周波数誤差を検
出し、周波数誤差に対応する信号をローパスフィルタ2
4に出力するようになされている。
【0039】ローパスフィルタ24は、周波数比較器2
3より供給された信号の高周波成分を抑制した後、スイ
ッチ25に出力するようになされている。
【0040】スイッチ25は、例えば位相比較器21の
出力の絶対値が、所定の時間だけ、所定の値より大きい
場合、PLLが同期引き込み状態にあると判断し、ロー
パスフィルタ24より供給された信号を加算器22に出
力し、そうでない場合においては、PLLが同期ロック
状態にあると判断し、オフ状態となり、ローパスフィル
タ24より供給された信号を加算器22に出力しないよ
うになされている。
【0041】ループフィルタ26は、加算器22より供
給された信号の高周波成分を抑制した後、VCO27
(発生手段)に出力するようになされている。
【0042】VCO27は、ループフィルタ26より供
給された信号の電圧に対応する周波数のPLLクロック
信号を発振し、そのPLLクロック信号をA/Dコンバ
ータ2、位相比較器21などに供給するようになされて
いる。
【0043】図2は、位相比較器21の構成例を示して
いる。遅延素子41は、A/Dコンバータ2より供給さ
れたサンプル値Liを、PLLクロック信号の1クロッ
クの期間だけ保持し、次のクロックで位相誤差算出回路
42、ゼロクロス検出回路43、および、判定回路44
に出力するようになされている。即ち、サンプル値Li
が供給されたクロックにおいて、遅延素子41は、1ク
ロック前に供給されたサンプル値Li-1を位相誤差算出
回路42、ゼロクロス検出回路43、および、判定回路
44に出力する。
【0044】ゼロクロス検出回路43は、遅延素子41
より供給された1クロック前のサンプル値Li-1と、A
/Dコンバータ2より供給されたサンプル値Liの符号
が異なる場合、再生信号にゼロクロスが発生したか否か
を判断し、ゼロクロスの発生に対応した位相誤差検出信
号を位相誤差検出回路42および周波数比較器23に出
力するようになされている。
【0045】判定回路44は、遅延素子41より供給さ
れた1クロック前のサンプル値Li- 1と、A/Dコンバ
ータ2より供給されたサンプル値Liを比較し、再生信
号に発生したゼロクロスが、立ち下がりのゼロクロス、
立ち上がりのゼロクロスのいずれであるかを判断し、ゼ
ロクロスの方向に対応した信号を位相誤差算出回路42
に出力するようになされている。
【0046】即ち、判定回路44は、Li-1が正であ
り、かつ、Liが負であるか否かを判断し、Li-1が正で
あり、かつ、Liが負であると判断した場合、再生信号
に立ち下がりのゼロクロスが発生したと判断し、それに
対応する信号を位相誤差算出回路42に供給し、Li-1
が負であり、かつ、Liが正であるか否かを判断し、L
i-1が負であり、かつ、Liが正である場合、再生信号に
立ち上がりのゼロクロスが発生したと判断し、それに対
応する信号を位相誤差算出回路42に供給するようにな
されている。
【0047】位相誤差算出回路42は、ゼロクロス検出
回路43より供給される信号および判定回路44より供
給される信号に応じて、遅延素子41より供給された1
クロック前のサンプル値Li-1と、A/Dコンバータ2
より供給されたサンプル値Liから位相誤差信号を算出
し、その位相誤差信号を加算器22および周波数比較器
23に出力するようになされている。
【0048】即ち、位相誤差算出回路42は、立ち上が
りのゼロクロスに対応する信号が供給された場合、補間
値Li-1と補間値Liの和(Li-1+Li)を計算し、その
和を位相誤差信号として、加算器22および周波数比較
器23に出力し、立ち下がりのゼロクロスに対応する信
号が供給された場合、補間値Li-1と補間値Liの和に−
1を乗じた値(−(Li-1+Li))を計算し、その値を
位相誤差信号として、加算器22および周波数比較器2
3に出力するようになされている。
【0049】図3は、周波数比較器23の構成例を示し
ている。
【0050】レジスタ61は、位相比較器21より供給
される位相誤差検出信号を、イネーブル信号として供給
され、その信号が供給されたとき、位相比較器21より
供給された位相誤差信号の値ei-1を保持し、次に、そ
の信号が供給されたとき、その値ei-1を比較器62に
出力するようになされている。
【0051】比較器62は、レジスタ61より供給され
た位相誤差信号の1つ前の値ei-1と、位相比較器21
より供給された位相誤差信号の値eiを比較し、eiがe
i-1より大きい場合、値1をスイッチ63,64および
AND回路65,69に出力し、eiがei-1以下である
場合、値0を出力するようになされている。
【0052】スイッチ63は、比較器62より供給され
た値が1である場合、位相誤差信号の値eiを減算器6
6に出力し、比較器62より供給された値が0である場
合、レジスタ61より供給された位相誤差信号の1つ前
の値ei-1を減算器66に出力するようになされてい
る。
【0053】スイッチ64は、比較器62より供給され
た値が1である場合、位相誤差信号の値eiを減算器6
6に出力し、比較器62より供給された値が0である場
合、レジスタ61より供給された位相誤差信号の1つ前
の値ei-1を減算器66に出力するようになされてい
る。
【0054】減算器66は、スイッチ63より供給され
た値から、スイッチ64より供給された値を減算した値
(即ち、|ei−ei-1|)を比較器68に出力するよう
になされている。
【0055】定数発生回路67は、|ei−ei-1|と比
較するための所定の閾値を発生し、その値を比較器68
に出力するようになされている。
【0056】比較器68は、減算器66より供給された
値|ei−ei-1|と、定数発生回路67より供給された
閾値を比較し、|ei−ei-1|が閾値より大きい場合、
値1をAND回路65,69に出力し、|ei−ei-1
が閾値以下である場合、値0を出力するようになされて
いる。
【0057】AND回路65は、比較器62より供給さ
れた値、比較器68より供給された値、および、位相比
較器21より供給された位相誤差検出信号の論理積を計
算し、その計算結果を差動増幅器70に出力するように
なされている。
【0058】AND回路69は、比較器62より供給さ
れた値を反転した値、比較器68より供給された値、お
よび、位相比較器21より供給された位相誤差検出信号
の論理積を計算し、その計算結果を差動増幅器70に出
力するようになされている。
【0059】差動増幅器70は、AND回路65より供
給された値とAND回路69より供給された値の差を増
幅し、増幅した信号をローパスフィルタ24に出力する
ようになされている。
【0060】次に、図1の再生装置の動作について説明
する。
【0061】最初に、A/Dコンバータ2は、PLL回
路4のVCO27が発振したPLLクロック信号に従っ
て、読み取り装置1より供給された再生信号をサンプリ
ングし、そのサンプル値を2値化回路3およびPLL回
路4の位相比較器21に出力する。
【0062】位相比較器21において、ゼロクロス検出
回路43は、1システムクロック前の再生信号の補間値
i-1と、補間値Liを受け取り、Li-1が負であり、か
つ、Liが正である、あるいは、Li-1が正であり、か
つ、Liが負であるか否かを判断し、Li-1が負であり、
かつ、Liが正である、あるいは、Li-1が正であり、か
つ、Liが負である場合、ゼロクロスが発生したと判断
し、それに対応する信号を位相誤差算出回路42に出力
する。
【0063】そのとき、判定回路44は、1システムク
ロック前の再生信号の補間値Li-1が負であり、かつ、
補間値Liが正であるか否かを判断し、Li-1が負であ
り、かつ、Liが正である場合、補間値に立ち上がりの
ゼロクロスが発生したと判断し、それに対応する信号を
位相誤差算出回路42に供給する。
【0064】立ち上がりのゼロクロスに対応する信号が
供給されると、位相誤差算出回路42は、1システムク
ロック前の補間値Li-1と補間値Liの和(Li-1+Li
を計算し、その和を位相誤差信号として、加算器22と
周波数比較器23に出力する。
【0065】図4(A)は、立ち上がりのゼロクロスが
検出されたときの補間値Li-1,Liの値と位相誤差信号
Δθの値の関係を示している。補間値Liの絶対値が、
補間値Li-1の絶対値より大きい場合、Δθの値は、正
となる。これに対して、補間値Liの絶対値が、補間値
i-1の絶対値より小さい場合、Δθの値は、負とな
る。
【0066】一方、判定回路44は、Li-1が正であ
り、かつ、Liが負であるか否かを判断し、Li-1が正で
あり、かつ、Liが負であると判断した場合、補間値に
立ち下がりのゼロクロスが発生したと判断し、それに対
応する信号を位相誤差算出回路42に供給する。
【0067】立ち下がりのゼロクロスに対応する信号が
供給されると、位相誤差算出回路42は、1システムク
ロック前の補間値Li-1と補間値Liの和に−1を乗じた
値(−(Li-1+Li))を計算し、その値を位相誤差信
号として、加算器22と周波数比較器23に出力する。
【0068】図4(B)は、立ち下がりのゼロクロスが
検出されたときの補間値Li-1,Liの値と位相誤差信号
Δθの値の関係を示している。補間値Liの絶対値が、
補間値Li-1の絶対値より大きい場合、Δθの値は、正
となる。一方、補間値Liの絶対値が、補間値Li-1の絶
対値より小さい場合、Δθの値は、負となる。
【0069】なお、補間値Li-1および補間値Liが同符
号である場合、ゼロクロスは発生していないので、ゼロ
クロス検出回路43は、位相度誤差算出回路42に、特
に何も出力しない。そして、位相誤差算出回路42は、
ゼロクロス検出回路43によりゼロクロスに対応する信
号が供給されなかった場合、位相誤差信号として、ゼロ
を出力する。
【0070】図4に示すように、立ち上がりのゼロクロ
スおよび立ち下がりのゼロクロスのいずれの場合におい
ても、時刻ti-1の補間値Li-1と時刻tiの補間値Li
線形補間した値Lが0になる時刻が、時刻ti-1と時刻
iの中点より小さい場合、位相比較器21は、加算器
22と周波数比較器23に正の位相誤差信号を出力し、
値Lが0になる時刻が、時刻ti-1と時刻tiの中点より
大きい場合、負の位相誤差信号を出力する。
【0071】次に、周波数比較器23において、比較器
62は、レジスタ61より供給された位相誤差信号の1
つ前の値ei-1と、位相比較器21より供給された位相
誤差信号の値eiを比較し、eiがei-1より大きい場
合、値1をスイッチ63,64およびAND回路65,
69に出力し、eiがei-1以下である場合、値0を出力
する。
【0072】スイッチ63は、比較器62より供給され
た値が1である場合、位相誤差信号の値eiを減算器6
6に出力し、比較器62より供給された値が0である場
合、レジスタ61より供給された位相誤差信号の1つ前
の値ei-1を減算器66に出力し、スイッチ64は、比
較器62より供給された値が1である場合、レジスタ6
1より供給された位相誤差信号の1つ前の値ei-1を減
算器66に出力し、比較器62より供給された値が0で
ある場合、位相誤差信号の値eiを減算器66に出力す
る。
【0073】減算器66は、スイッチ63より供給され
た値から、スイッチ64より供給された値を減算した値
(即ち、|ei−ei-1|)を比較器68に出力する。
【0074】比較器68は、減算器66より供給された
値|ei−ei-1|と、定数発生回路67より供給された
閾値を比較し、|ei−ei-1|が閾値より大きい場合、
値1をAND回路65,69に出力し、|ei−ei-1
が閾値以下である場合、値0を出力する。
【0075】AND回路65は、比較器62より供給さ
れた値、比較器68より供給された値、および、位相比
較器21より供給された位相誤差検出信号の論理積を計
算し、その計算結果を差動増幅器70に出力する。
【0076】即ち、AND回路65は、ei>ei-1、か
つ、位相誤差の変化分|ei−ei−1|が閾値より大
きい場合、位相誤差検出信号に同期して、値1を出力
し、それ以外の場合、値0を出力する。
【0077】図5に示すようにPLLクロック信号の周
波数が再生信号のチャネルクロック(再生信号のゼロク
ロスに同期したクロック)の周波数より低い場合、PL
Lクロック信号の位相は、チャネルクロックの位相に対
して遅れていくので、位相誤差は負の傾きを有する。
【0078】この場合、位相比較器21より出力される
位相誤差信号は、図5に示す位相誤差の大きさに対応
し、かつ、図6に示すように、PLLクロック信号に同
期して離散的に出力される。
【0079】従って、傾きが負である位相誤差が180
度を通過した場合、e>ei-1であり、かつ、位相誤
差の変化分|ei−ei-1|が閾値より大きくなるので、
PLLクロック信号の周波数が、チャネルクロックの周
波数より低いことが判り、それに対応する信号(値1)
がAND回路65より出力される。また、PLLクロッ
ク信号とチャネルクロックの周波数の差がより大きい場
合、位相誤差が180度を通過する回数が増えるので、
AND回路65は、より多くの値1の信号を出力する。
【0080】なお、本実施の形態のように、自己同期に
より、チャネルクロックに対応するクロック信号を生成
する場合、PLLにおいてクロックスキューが生じない
ように、再生される信号の最大反転時間が大きくない値
に予め設定されているので、位相誤差信号の値eiは、
位相誤差の1周期の間に、頻繁に演算される。従って、
位相誤差が180度を通過したときの位相比較器21の
出力の変化分|ei−ei -1|は、位相誤差が180度を
通過しないときのものより大きくなるので、上述の閾値
は、両者を判別することできるように設定される。
【0081】AND回路69は、比較器62より供給さ
れた値を反転した値、比較器68より供給された値、お
よび、位相比較器21より供給された位相誤差検出信号
の論理積を計算し、その計算結果を差動増幅器70に出
力する。
【0082】即ち、AND回路69は、ei≦ei-1であ
り、かつ、位相誤差の変化分|ei−ei-1|が閾値より
大きい場合、位相誤差検出信号に同期して、値1を出力
し、それ以外の場合、値0を出力する。
【0083】図7に示すようにPLLクロック信号の周
波数が再生信号のチャネルクロック(再生信号のゼロク
ロスに同期したクロック)の周波数より高い場合、PL
Lクロック信号の位相は、チャネルクロックの位相に対
して進んでいくので、位相誤差は正の傾きを有する。
【0084】この場合、位相比較器21より出力される
位相誤差信号は、図7に示す位相誤差の大きさに対応
し、かつ、図8に示すように、PLLクロック信号に同
期して離散的に出力される。
【0085】従って、傾きが正である位相誤差が180
度を通過した場合、ei<ei-1であり、かつ、位相誤差
の変化分|ei−ei-1|が閾値より大きくなるので、P
LLクロック信号の周波数が、チャネルクロックの周波
数より高いことが判り、それに対応する信号(値1)が
AND回路69より出力される。また、PLLクロック
信号とチャネルクロックの周波数の差がより大きい場
合、位相誤差が180度を通過する回数が増えるので、
AND回路69は、より多くの値1の信号を出力する。
【0086】差動増幅器70は、AND回路65より供
給された値から、AND回路69より供給された値を減
算した値を増幅し、増幅した信号をローパスフィルタ2
4に出力する。
【0087】即ち、差動増幅器70は、PLLクロック
信号の周波数が、チャネルクロックの周波数より低い場
合、周波数誤差信号として、周波数誤差の大きさに対応
した大きさの正の信号をローパスフィルタ24を介して
出力し、PLLクロック信号の周波数が、チャネルクロ
ックの周波数より高い場合、周波数誤差信号として、周
波数誤差の大きさに対応した大きさの負の信号をローパ
スフィルタ24を介して出力する。
【0088】次に、スイッチ25は、同期引き込み時だ
けオン状態となり、周波数誤差信号を加算器22に供給
し、同期ロック時においては、ジッタ特性を良好にする
ためにオフ状態となる。
【0089】加算器22は、同期引き込み時だけ供給さ
れる周波数誤差信号と、位相誤差信号を加算し、加算に
より得られた信号をループフィルタ26に出力する。
【0090】ループフィルタ26は、その信号の高周波
成分を抑制し、VCO27に出力する。このようにし
て、ループフィルタ26は、PLLにおいて高域で位相
が大きく遅れて正帰還がかからないようにするととも
に、再生信号に含まれている符号間干渉の成分や雑音を
低減させている。
【0091】そして、VCO27は、ループフィルタ2
6より供給された信号の電圧に対応する周波数のクロッ
ク信号を発振し、PLLクロック信号として、位相比較
器21、A/Dコンバータ2などに出力する。
【0092】以上のようにして、周波数誤差を算出し、
位相誤差に加算することにより、デジタルPLLにおい
て、キャプチャレンジを拡大し、引き込み時間を短縮す
ることができる。
【0093】なお、上記のPLL回路4は、デジタル回
路で構成されているが、D/Aコンバータを利用するこ
とにより、ローパスフィルタ24、ループフィルタ2
6、および、VCO27をアナログ回路とすることもで
きる。
【0094】また、A/Dコンバータ2と位相比較器2
1との間に、デジタル等価器などの信号処理部を設けて
もよい。
【0095】なお、上記実施の形態においては、読み取
り装置1が出力する再生信号をサンプリングしている
が、例えば、所定のデジタルデータ通信の受信器より出
力される再生信号をサンプリングするようにしてもよ
い。
【0096】
【発明の効果】以上のごとく、請求項1に記載の変換装
置および請求項5に記載の変換方法によれば、クロック
信号に同期して、所定のアナログ信号をサンプリング
し、そのアナログ信号に対応するデジタル信号とクロッ
ク信号の位相誤差を演算するとともに、デジタル信号と
クロック信号との周波数誤差を演算し、位相誤差と周波
数誤差の和に対応して、クロック信号を発生するととも
に、そのデジタル信号を処理して、デジタルデータを出
力するようにしたので、キャプチャレンジが広く、か
つ、引き込み時間が短いデジタルPLL回路を利用し
て、アナログ信号からデジタルデータへの変換を行うこ
とができる。
【0097】請求項6に記載のPLL演算装置および請
求項9に記載のPLL演算方法によれば、クロック信号
に同期して、所定のアナログ信号をサンプリングし、そ
のアナログ信号に対応するデジタル信号とクロック信号
の位相誤差を演算するとともに、デジタル信号とクロッ
ク信号との周波数誤差を演算し、位相誤差と周波数誤差
の和に対応して、クロック信号を発生するようにしたの
で、周波数誤差を利用したキャプチャレンジが広く、か
つ、引き込み時間が短いデジタルPLL回路を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変換装置を応用した再生装置の一構成
例を示すブロック図である。
【図2】図1の位相比較器の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】図1の周波数比較器の構成例を示すブロック図
である。
【図4】再生信号のサンプル値Li-1,Liと位相誤差Δ
θの関係を例を示す図である。
【図5】再生信号とPLLクロック信号の位相誤差の一
例を示す図である。
【図6】再生信号とPLLクロック信号の周波数誤差の
検出の一例を示す図である。
【図7】再生信号とPLLクロック信号の位相誤差の他
の例を示す図である。
【図8】再生信号とPLLクロック信号の周波数誤差の
検出の他の例を示す図である。
【図9】アナログ方式のPLL回路を有する再生装置の
一構成例を示すブロック図である。
【図10】従来のデジタルPLL回路の一構成例を示す
ブロック図である。
【図11】従来の方法により算出される補間値の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 読み取り装置, 2 A/Dコンバータ, 3 2
値化回路, 4 PLL回路, 21 位相比較器,
22 加算器, 23 周波数比較器, 24ローパス
フィルタ, 25 スイッチ, 26 ループフィル
タ, 27 電圧制御発振器(VCO), 41 遅延
素子, 42 位相誤差算出回路, 43 ゼロクロス
検出回路, 44 判定回路, 61 レジスタ, 6
2 比較器, 63,64 スイッチ, 65 AND
回路, 66 減算器, 67定数発生回路, 68
比較器, 69 AND回路, 70 差動増幅器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝送媒体より伝送されたアナログ
    信号を、デジタルデータに変換する変換装置において、 クロック信号に同期して、前記アナログ信号をサンプリ
    ングし、前記アナログ信号に対応するデジタル信号を出
    力するサンプリング手段と、 前記サンプリング手段により出力されたデジタル信号と
    クロック信号の位相誤差を演算する第1の演算手段と、 前記位相誤差より、前記デジタル信号とクロック信号と
    の周波数誤差を演算する第2の演算手段と、 前記位相誤差と周波数誤差の和に対応して、前記クロッ
    ク信号を発生する発生手段と、 前記デジタル信号を処理して前記デジタルデータを生成
    する処理手段とを備えることを特徴とする変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の演算手段は、時間軸における
    前記位相誤差の傾きの方向から前記周波数誤差の符号を
    演算し、前記位相誤差の値が所定の値を通過する回数に
    対応して前記周波数誤差の大きさを演算することを特徴
    とする請求項1に記載の変換装置。
  3. 【請求項3】 前記発生手段は、同期引き込み時におい
    ては、前記位相誤差と周波数誤差の和に対応して前記ク
    ロック信号を発生し、同期ロック時においては、前記位
    相誤差に対応して前記クロック信号を発生することを特
    徴とする請求項1に記載の変換装置。
  4. 【請求項4】 前記アナログ信号は、記録媒体から検出
    されたアナログ信号であることを特徴とする請求項1に
    記載の変換装置。
  5. 【請求項5】 所定の伝送媒体より伝送されたアナログ
    信号を、デジタルデータに変換する変換方法において、 クロック信号に同期して、前記アナログ信号をサンプリ
    ングし、前記アナログ信号に対応するデジタル信号を出
    力するステップと、 前記デジタル信号とクロック信号の位相誤差を演算する
    ステップと、 前記位相誤差より、前記デジタル信号とクロック信号と
    の周波数誤差を演算するステップと、 前記位相誤差と周波数誤差の和に対応して、前記クロッ
    ク信号を発生するステップと、 前記デジタル信号を処理して前記デジタルデータを生成
    するステップとを備えることを特徴とする変換方法。
  6. 【請求項6】 クロック信号に同期して、アナログ信号
    をサンプリングし、前記アナログ信号に対応するデジタ
    ル信号を出力するサンプリング手段と、 前記サンプリング手段により出力されたデジタル信号と
    クロック信号の位相誤差を演算する第1の演算手段と、 前記位相誤差より、前記デジタル信号とクロック信号と
    の周波数誤差を演算する第2の演算手段と、 前記位相誤差と周波数誤差の和に対応して、前記クロッ
    ク信号を発生する発生手段とを備えることを特徴とする
    PLL演算装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の演算手段は、時間軸における
    前記位相誤差の傾きの方向から前記周波数誤差の符号を
    演算し、前記位相誤差の値が所定の値を通過する回数に
    対応して前記周波数誤差の大きさを演算することを特徴
    とする請求項6に記載のPLL演算装置。
  8. 【請求項8】 前記発生手段は、同期引き込み時におい
    ては、前記位相誤差と周波数誤差の和に対応して前記ク
    ロック信号を発生し、同期ロック時においては、前記位
    相誤差に対応して前記クロック信号を発生することを特
    徴とする請求項6に記載のPLL演算装置。
  9. 【請求項9】 クロック信号に同期して、前記アナログ
    信号をサンプリングし、前記アナログ信号に対応するデ
    ジタル信号を出力するステップと、 前記デジタル信号とクロック信号の位相誤差を演算する
    ステップと、 前記位相誤差より、前記デジタル信号とクロック信号と
    の周波数誤差を演算するステップと、 前記位相誤差と周波数誤差の和に対応して、前記クロッ
    ク信号を発生するステップとを備えることを特徴とする
    PLL演算方法。
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