JP3707711B2 - 再生クロック抽出装置 - Google Patents

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    • G11B5/09Digital recording

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体から再生された微分波形信号より再生クロックを抽出するのに好適な再生クロック抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気テープ等からディジタルデータを再生するにあたり、再生された微分波形信号より再生クロックを抽出するのに再生クロック抽出装置が必要となる。
【0003】
従来、この種の再生クロック抽出装置として、たとえば、電子情報通信学会論文誌(Vol.J75−C−2/No.11)での招待論文「磁気ディスク用信号処理技術の最近の展開」第618頁に記載されている構成のものがある。
【0004】
図9にこの従来の再生クロック抽出装置の構成を示す。
【0005】
図9において、A/D変換回路11は、入力した再生微分波形信号をデータレートの再生クロック(サンプリングクロック)にてサンプリングしてディジタルデータとして出力する。このデジタルデータは、タイミング調整用のDフリップフロップ401に入力されてラッチされ、再生データとして出力される。
【0006】
3値判別回路12は、入力したディジタルデータの3値判別を行ってその判別結果を出力する。すなわち、入力されるデジタルデータが正値スレッシュレベル(図10中の正th)よりも大きければ"1"と判別し、負値スレッシュレベル(図10中の負th)よりも小さければ"−1"と判別し、それ以外であれば"0"と判別する。
【0007】
電圧制御発振回路15は、入力する誤差演算結果および誤差累積データに基づいて周波数調整を行って生成した再生クロックを出力する。すなわち、生成される再生クロックの周波数は、入力した誤差演算結果が正の値であれば瞬時的に大きく、負の値であれば瞬時的に小さくなる。また、入力した誤差累積データの値が大きければ周波数は大きく、値が小さければ周波数は小さくなる。そして、この再生クロックは、A/D変換回路11、および各Dフリップフロップ401,431,432に与えられる。
【0008】
誤差演算回路43は、タイミング調整用の2つのDフリップフロップ431,432と、減算器433と、乗算器434とからなり、Dフリップフロップ431,432によって現在のデジタルデータを再生クロックの2クロック分遅延し、次の減算器433で現在のデジタルデータから2クロック前のデジタルデータを減算し、さらに、次の乗算器434でその減算結果に3値判別回路12による判別結果を乗算したものをサンプリングタイミングの誤差分を示す誤差演算結果として出力する。
【0009】
なお、3値判別回路12への入力データは、Dフリップフロップ401で再生クロックの1クロック分が、誤差演算回路43の減算器433の(+)端子への入力データは2つのDフリップフロップ431,432で再生クロックの2クロック分がそれぞれ遅延されるため、3値判別回路12からは、減算器433の(−)端子へ入力されるデータよりも再生クロックで1クロック分前のデータについて判別した結果が乗算器434に加わるようになっている。
【0010】
誤差累積回路14は、誤差演算回路43の出力を入力し、その誤差演算結果を累積加算したものを誤差累積データとして出力する。
【0011】
図10は、図9に示した従来装置における再生微分波形信号と再生クロック(サンプリングクロック)との関係を示すタイミングチャートである。
【0012】
図10において、点a〜点hはA/D変換回路11での再生クロック(サンプリングクロック)によるサンプリングタイミングであり、ここでは、サンプリングして得られたディジタルデータの値をそれぞれ符号"A"〜"H"で表している。
【0013】
図9の従来装置において、再生微分波形信号は、再生クロックの立ち上がりごとにA/D変換回路11でサンプリングされてDフリップフロップ401でラッチされるので、再生データは、"A"〜"G"となる。
【0014】
図10(ア)は、再生微分波形信号に対して再生クロックの位相が合っている場合である。この場合において、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"C"に対する判別結果が"1"、"F"に対する判別結果が"−1"となるときであり、誤差演算回路43が出力する誤差演算結果は、"B−D"(={B−D}×{1})および"G−E"(={E−G}×{−1})の各値となる。
【0015】
ここで、図10(ア)の位相では、"B−D"および"G−E"の各値は共にほとんど零となるので、電圧制御発振回路15において生成する再生クロックの周波数は保持され、位相も再生微分波形信号に対して合ったままとなる。
【0016】
図10(イ)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が進んでいる場合である。この場合においても、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"C"に対する判別結果が"1"、"F"に対する判別結果が"−1"となるときであり、誤差演算回路43が出力する誤差演算結果は、"B−D"(={B−D}×{1})および"G−E"(={E−G}×{−1})の各値となる。
【0017】
ここで、図10(イ)の位相では、"B−D"と"G−E"の各値は共に負となるので、電圧制御発振回路15で生成される再生クロックの周波数は瞬時的に小さくなり、その位相は再生微分波形信号に対して遅れる方向、つまり位相が合う方向に移動する。
【0018】
図10(ウ)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が遅れている場合である。この場合においても、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"C"に対する判別結果が"1"、"F"に対する判別結果が"−1"となるときであり、誤差演算回路43が出力する誤差演算結果は、"B−D"(={B−D}×{1})および"G−E"(={E−G}×{−1})の各値となる。
【0019】
ここで、図10(ウ)の位相では、"B−D"と"G−E"の各値は共に正となるので、電圧制御発振回路15で生成される再生クロックの周波数は瞬時的に大きくなり、その位相は再生微分波形信号に対して進む方向、つまり位相が合う方向に移動する。
【0020】
このように、図9に示した従来の上記構成の再生クロック抽出装置は、微分波形信号に対して再生クロックの位相が合うように自動的に制御されて、できるだけ正確な信号再生を行えるようにしている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9に示した構成の従来のものでは、次の問題がある。
【0022】
(1) 磁気テープ等の特性によっては、再生微分波形信号について、波形等化が行われていない、あるいは、等化残りがあるような状態では、生成される再生クロックの位相が再生微分波形信号の位相から余分にずれるという現象(以下、これを位相ジッタという)が発生してしまう。このため、正確な信号再生を行えなくなる場合がある。
【0023】
(2) また、3値判別回路12において判別余裕(マージン)を持たせるために、正値スレッシュレベル(正th)を小さめに、負値スレッシュレベル(負th)を大きめに設定しておく必要があるが、その結果として、再生クロックの位相が再生微分波形信号の位相に合うように最終的に収束される状態(以下、これを位相収束点という)が、本来の位相収束点の他に、再生クロックの位相が半周期分ずれた場合にも誤った位相収束点が存在することになってしまう。このため、正確な信号再生を行えなくなる場合がある。
【0024】
(3) さらに、電圧制御発振回路15から出力される再生クロックの周波数は、誤差演算回路43の出力によって瞬時的に変化されるため、再生クロックの再生微分波形信号に対する位相ずれを解消する性能(以下、これを位相引き込み能力という)はあるものの、誤差演算回路43の出力を累積した値が変化しないとき(たとえば、誤差演算回路43の誤差演算結果の絶対値が同じで、正負が交互に出力されるような場合)には、誤差累積回路14の出力が変化しないため、再生クロックが目的とする所期の周波数からずれている場合でも、これを解消する性能(以下、これを周波数引き込み能力という)がない。このため、正確な信号再生を行えなくなる場合がある。
【0025】
次に、上記(1)の問題点に関して、生成される再生クロックに位相ジッタが発生する理由について、以下にさらに詳述する。
【0026】
磁気テープ等からの再生微分波形信号は、理想的にはきれいな微分特性であり、図9のA/D変換回路11における再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が合っているときには、図10(ア)に示したように、点bおよび点dにおけるサンプリング値"B","D"はほぼ零となるのであるが、実際の再生微分波形信号は、記録媒体自体および磁気再生系の特性により周波数特性が劣化しており、理想的な微分特性を得るためには波形等化を行う必要がある。
【0027】
波形等化が行われていない、あるいは、等化残りがあるような場合には、再生微分波形信号はゼロクロス付近で大きく歪んだ微分特性となる。
【0028】
図11は、図9の従来装置における等化残りがある再生微分波形信号と再生クロックとの関係を示すタイミングチャートである。
【0029】
図11において、点a〜点hはA/D変換回路11での再生クロック(サンプリングクロック)のサンプリングタイミングであり、ここでは、サンプリングして得られたディジタルデータの値をそれぞれ符号"A"〜"H"で表している。
【0030】
図11は、再生微分波形信号に対して再生クロックの位相が合っているにもかかわらず、等化残りがある再生微分波形信号では、ゼロクロス付近(点dおよび点g付近)の波形が大きく歪んでいることにより、誤差演算回路43が出力する誤差演算結果は、"B−D"および"G−E"の各値は共に正となり、その結果、電圧制御発振回路15において生成する再生クロックの周波数は瞬時的に大きくなり、位相は再生微分波形信号に対して進んでしまう。
【0031】
つまり、波形等化が行われていない、あるいは、等化残りがあるような状態で誤差演算を行うと、生成される再生クロックに位相ジッタが発生する。
【0032】
次に、上記(2)の問題点に関して、誤った位相収束点が存在することになってしまう理由について、以下にさらに詳述する。
【0033】
図12は、図9の従来装置における再生微分波形信号と再生クロック(サンプリングクロック)との関係を示すタイミングチャートである。
【0034】
図12において、点a〜点hはA/D変換回路11での再生クロック(サンプリングクロック)のサンプリングタイミングであり、ここでは、サンプリングして得られたディジタルデータの値をそれぞれ符号"A"〜"H"で表している。
【0035】
図12(ア)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が170度程度進んでいる場合である。この場合において、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"C"および"D"に対する判別結果が共に"1"、"F"および"G"に対する判別結果が共に"−1"となるときであり、誤差演算回路43が出力する誤差演算結果は、"B−D"、"C−E"、"G−E"、"H−F"の各値となる。
【0036】
ここで、図12(ア)に示す場合、電圧制御発振回路15には、誤差演算回路43からの誤差演算結果として、"B−D"(負)が、次に"C−E"(正)が到来する。さらに、"G−E"(負)が、次に"H−F"(正)が到来する。"B−D"と"C−E""、G−E"と"H−F"は、それぞれ互いに大部分を打ち消し合うものの、互いに完全に相殺するまでにはいたらず、全体としてはわずかに正の傾向となる({C−E}+{B−D}>0、{H−F}+{G−E}>0)ので、電圧制御発振回路15において生成する再生クロックの周波数は瞬時的に大きくなり、再生クロックの位相は再生微分波形信号に対して進む方向に移動する。そして、最終的には位相が0度でなく丁度半周期(180度)進んだところで位相が収束してしまう。そして、このときには、誤った再生信号が出力されることになる。
【0037】
図12(イ)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が190度程度進んでいる(つまり170度程度遅れている)場合である。この場合においても、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"C"および"D"に対する判別結果が"1"、"F"および"G"に対する判別結果が"−1"となるときであり、誤差演算回路43が出力する誤差演算結果は、"B−D"、"C−E"、"G−E"、"H−F"の各値となる。
【0038】
ここで、図12(イ)の場合、電圧制御発振回路15には、誤差演算回路43からの誤差演算結果として、"B−D"(負)が、次に"C−E"(正)が到来する。また、"G−E"(負)が、次に"H−F"(正)が到来する。"B−D"と"C−E""、G−E"と"H−F"は、それぞれ互いに大部分を打ち消し合うものの、互いに完全に相殺するまでにはいたらず、全体としてはわずかに負の傾向となる({C−E}+{B−D}<0、{H−F}+{G−E}<0)ので、電圧制御発振回路15において生成する再生クロックの周波数は瞬時的に小さくなり、再生クロックの位相は再生微分波形信号に対して遅れる方向に移動する。そして、最終的には位相が0度でなく丁度半周期(180度)遅れたところで収束してしまう。そして、このときには、誤った再生信号が出力されることになる。
【0039】
図13は、図9の従来装置における再生クロックの位相ずれに対する誤差演算結果の関係を示す特性図である。
【0040】
再生クロックの位相が再生微分波形信号に対して0度のときが本来の位相収束点である。ところが、図12に示したように、再生クロックの位相が半周期(±180度)近くずれたときには、2クロック分連続して"1"あるいは"−1"の判別結果が得られる事態が生じる(微分波形では、このような事態は正しい位相でサンプリングされている限りは生じない)。
【0041】
換言すれば、図13に示しているように、本来、0度(あるいは±360度)となるべき位相収束点の他に、再生クロックの位相が半周期(±180度)ずれた点にも誤った位相収束点が存在することになってしまう。このため、忠実に信号を再生することができなくなる。
【0042】
さらに、上記(3)の問題点に関して、図9に示す従来の装置は、電圧制御発振回路15から出力される再生クロックの周波数が、誤差演算回路43の出力によって瞬時的に変化されるため、再生クロックの位相引き込み能力がある。
【0043】
しかし、誤差演算回路43の誤差演算結果の絶対値が同じで、正負が交互に出力されるような場合、例えば、図13の±θ0の位相進み遅れが交互に発生して誤差演算結果として±Δ0が交互に出力されるような場合には、誤差累積回路14で誤差演算回路43の出力±Δ0を累積しても、全体の値は時間経過に伴う変化が起こらないので(図13を見て分かるように、このグラフは原点oを中心として点対称図形となっている)、電圧制御発振回路15から出力される再生クロックの周波数が本来の所期の値からずれていても、これを修正することができず、再生クロックの周波数引き込み能力に欠ける。
【0044】
このように従来の装置では、再生クロックの周波数引き込み能力がないために、例えば、A/D変換回路11が出力するディジタルデータに対して、ディジタル的に適応型等化処理を施しながら後段の処理を行うような系を考えた場合、適応型等化処理のための遅延により、A/D変換からクロック生成までの制御ループの遅延が大きくなり、再生クロックの位相および周波数の引き込み可能な範囲が狭くなってしまうことになる。
【0045】
本発明は、上記従来の(1)〜(3)の各問題点を解決するもので、波形等化が行われていない、あるいは、等化残りがあるような状態でタイミング誤差演算を行っても、位相ジッタの少ない再生クロックを生成できる再生クロック抽出装置を提供することを第1の課題とし、本来のクロック位相収束点の他に誤った位相収束点が発生することがない再生クロック抽出装置を提供することを第2の課題とし、さらに、再生クロックの位相引き込み能力とともに、周波数引き込み能力をもつ再生クロック抽出装置を提供することを第3の課題とする。
【0050】
【課題を解決するための手段】
発明の再生クロック抽出装置は、記録媒体から再生された信号をデータレートの2倍のレートのサンプリングクロックで量子化する量子化手段と、前記量子化手段が出力するサンプルデータのうち1サンプリングクロックおきのサンプルデータを再生データとして正値か零値か負値かの3値判別を行う3値判別手段と、前記3値判別手段が出力する判別結果を判別対象である再生データの直前と直後のサンプルデータの差に乗算することにより前記量子化手段でのサンプリングタイミング誤差を演算する誤差演算手段と、前記量子化手段に供給するサンプリングクロックの生成に際して、前記誤差演算手段が出力する誤差演算結果に基づいて位相を調整するサンプリングクロック生成手段と、前記サンプリングクロックを2分周することにより再生クロックを生成する再生クロック生成手段と、を備えた再生クロック抽出装置であって、前記誤差演算手段が出力する誤差演算結果を累積する誤差累積手段と、前記誤差演算結果の一定期間での遷移が増加傾向にあるか減少傾向にあるかを検出する誤差遷移検出手段と、前記3値判別手段が出力する判別結果が連続して正値あるいは連続して負値となるときには、前記誤差遷移検出手段が出力する誤差遷移検出結果に基づいて、誤差が増加傾向に遷移するときには連続するうちの1回目の判別結果を強制的に零値に、誤差が減少傾向に遷移するときには連続するうちの2回目の判別結果を強制的に零値にそれぞれ変更して前記誤差演算手段に出力する判別変更手段と、を設け、前記サンプリングクロック生成手段を、前記量子化手段に供給するサンプリングクロックの生成に際して、前記誤差演算手段が出力する誤差演算結果に基づいて主として位相を調整し、前記誤差累積手段が出力する誤差累積結果に基づいて主として周波数を調整するよう構成したことを特徴とする。
【0051】
これにより、本来のクロック位相収束点の他に誤った位相収束点が発生することがなくなるうえ、クロックの位相引き込み能力とともに周波数引き込み能力をもたせることができる。
【0056】
【発明の実施の形態】
本発明の再生クロック抽出装置は、記録媒体から再生された信号をデータレートの2倍のレートのサンプリングクロックで量子化する量子化手段と、前記量子化手段が出力するサンプルデータのうち1サンプリングクロックおきのサンプルデータを再生データとして正値か零値か負値かの3値判別を行う3値判別手段と、前記3値判別手段が出力する判別結果を判別対象である再生データの直前と直後のサンプルデータの差に乗算することにより前記量子化手段でのサンプリングタイミング誤差を演算する誤差演算手段と、前記量子化手段に供給するサンプリングクロックの生成に際して、前記誤差演算手段が出力する誤差演算結果に基づいて位相を調整するサンプリングクロック生成手段と、前記サンプリングクロックを2分周することにより再生クロックを生成する再生クロック生成手段と、を備えた再生クロック抽出装置であって、前記誤差演算手段が出力する誤差演算結果を累積する誤差累積手段と、前記誤差演算結果の一定期間での遷移が増加傾向にあるか減少傾向にあるかを検出する誤差遷移検出手段と、前記3値判別手段が出力する判別結果が連続して正値あるいは連続して負値となるときには、前記誤差遷移検出手段が出力する誤差遷移検出結果に基づいて、誤差が増加傾向に遷移するときには連続するうちの1回目の判別結果を強制的に零値に、誤差が減少傾向に遷移するときには連続するうちの2回目の判別結果を強制的に零値にそれぞれ変更して前記誤差演算手段に出力する判別変更手段と、を設け、前記サンプリングクロック生成手段を、前記量子化手段に供給するサンプリングクロックの生成に際して、前記誤差演算手段が出力する誤差演算結果に基づいて主として位相を調整し、前記誤差累積手段が出力する誤差累積結果に基づいて主として周波数を調整するよう構成する。
【0057】
これらの構成によると、判別変更手段において、判別結果が連続して正値あるいは連続して負値となるときには、誤差遷移検出手段が出力する誤差遷移検出結果に基づいて、遷移傾向が継続するように、一方の判別結果を零値に変更して出力する。
【0058】
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0059】
図1は、この実施形態1の再生クロック抽出装置の構成を示すブロック図である。
【0060】
図1において、量子化手段としてのA/D変換回路11は、入力した再生微分波形信号をデータレートの2倍のレートのサンプリングクロックにてサンプリングしてディジタルデータとして出力する。このデジタルデータは、Dフリップフロップ101に入力されて再生データとして出力される。
【0061】
3値判別回路12は、入力したディジタルデータの3値判別を行ってその判別結果を出力する。すなわち、入力されるデジタルデータが正値スレッシュレベル(図中の正th)よりも大きければ"1"と判別し、負値スレッシュレベル(図中の負th)よりも小さければ"−1"と判別し、それ以外であれば"0"と判別する
サンプリングクロック生成手段としての電圧制御発振回路15は、入力する誤差演算結果および誤差累積データに基づいて周波数調整を行って生成したサンプリングクロックを出力する。すなわち、生成されるサンプリングクロックの周波数は、入力した誤差演算結果が正の値であれば瞬時的に大きく、負の値であれば瞬時的に小さくなる。また、入力した誤差累積データの値が大きければ周波数は大きく、また、その値が小さければ周波数は小さくなる。そして、このサンプリングクロックは、A/D変換回路11、Dフリップフロップ101、および分周回路16にそれぞれ与えられる。
【0062】
再生クロック生成手段としての分周回路16は、サンプリングクロックを2分周することにより再生クロックを生成して出力する。そして、この再生クロックは、各Dフリップフロップ102,103,131にそれぞれ与えられる。
【0063】
誤差演算回路13は、1つのDフリップフロップ131と、減算器133と、乗算器134とからなり、Dフリップフロップ131によってデジタルデータを1クロック分遅延し、次の減算器133でそのデジタルデータから1クロック前のデジタルデータを減算し、さらに、次の乗算器134でその減算結果に3値判別回路12により判別結果を乗算したものをサンプリングタイミングの誤差分を示す誤差演算結果として出力する。
【0064】
なお、3値判別回路12への入力データは、2つのDフリップフロップ101,102でサンプリングクロックの3クロック分が、誤差演算回路13の減算器133の(+)端子への入力データは2つのDフリップフロップ103,131でサンプリングクロックの4クロック分がそれぞれ遅延されるため、3値判別回路12からは、減算器133の(−)端子へ入力されるデータよりもサンプリングクロックで1クロック分前のデータについて判別した結果が乗算器134に加わるようになっている。
【0065】
誤差累積回路14は、誤差演算回路13の出力を入力し、その誤差演算結果を累積加算したものを誤差累積データとして出力する。
【0066】
図2は、この実施形態1の再生クロック抽出装置における等化残りがある再生微分波形信号とサンプリングクロックと再生クロックとの関係を示すタイミングチャートである。
【0067】
図2において、点a〜点oはA/D変換回路11でのサンプリングタイミングであり、サンプリングして得られたディジタルデータの値をそれぞれ符号"A"〜"O"で表している。
【0068】
この実施形態1の装置において、再生微分波形信号は、サンプリングクロックの立ち上がりごとにA/D変換回路11でサンプリングされて次段のDフリップフロップ101でラッチされるが、さらに、次のDフリップフロップ102は、分周回路16から出力される再生クロックごとに前段のDフリップフロップ101の出力をラッチするので、再生データは、"A","C","E","G","I","K","M","O"となる。なお、"D","F”,"J","L"は再生データにはならない。
【0069】
図2(ア)は、再生微分波形信号に対して再生クロックの位相が合っている場合である。この場合において、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"E"に対する判別結果が"1"、"K"に対する判別結果が"−1"となるときであり、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果は、"D−F"および"L−J"の各値となる。
【0070】
ここで、再生微分波形信号に等化残りがあっても、ゼロクロス付近以外は歪みも少なく、図2(ア)の位相では、"D−F"と"L−J"とは共にほとんど零となるので、電圧制御発振回路15において生成するサンプリングクロックの周波数は保持され、再生クロックの位相は再生微分波形信号に対して合ったままとなる。図2(イ)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が進んでいる場合である。この場合においても、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"E"に対する判別結果が"1"、"K"に対する判別結果が"−1"となるときであり、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果は"D−F"と"L−J"となる。
【0071】
ここで、図2(イ)の位相では、"D−F"および"L−J"の各値が共に負となるので、電圧制御発振回路15において生成するサンプリングクロックの周波数は瞬時的に小さくなり、これに伴い、再生クロックの位相は再生微分波形信号に対して遅れる方向、つまり位相が合う方向に移動する。
【0072】
図2(ウ)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が遅れている場合である。この場合においても、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"E"に対する判別結果が"1"、"K"に対する判別結果が"−1"となるときであり、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果は"D−F"と"L−J"となる。
【0073】
ここで、図2(ウ)の位相では、"D−F"および"L−J"の各値は共に正となるので、電圧制御発振回路15において生成されるサンプリングクロックの周波数は瞬時的に大きくなり、これに伴い、再生クロックの位相は再生微分波形信号に対して進む方向、つまり位相が合う方向に移動する。
【0074】
上記のように、この実施形態1では、A/D変換のサンプリングはデータレートの2倍のレートのサンプリングクロックで行われ、誤差演算回路13が、再生データ以外の歪みの少ないサンプルデータを用いてA/D変換のサンプリングタイミング誤差を演算するので、波形等化が行われていない、あるいは、等化残りがあるような状態でタイミング誤差演算を行っても、位相ジッタの少ない再生クロックを生成することができる。
【0075】
ただし、この実施形態1の構成の場合には、【発明が解決しようとする課題】の項で指摘した(2),(3)の問題点、すなわち、本来不要な位相収束点が発生するのを解消し、また、周波数の引き込み能力を高めるまでには至らない。
【0076】
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2について、図面を参照しながら説明する。
【0077】
図3は、この実施形態2の再生クロック抽出装置の構成を示すブロック図である。
【0078】
図3において、A/D変換回路11、3値判別回路12、誤差演算回路13、誤差累積回路14、電圧制御発振回路15および分周回路16は、図1に示した実施形態1と同様の構成であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0079】
この実施形態2において、図1に示した実施形態1の構成と異なるところは、再生データ比較回路28、判別変更回路27、およびDフリップフロップ204が追加されていることである。
【0080】
再生データ比較回路28は、Dフリップフロップ281と比較器282とからなり、再生クロックの1クロック前後の再生データの振幅値の大きさを比較して比較結果を出力する。
【0081】
判別変更回路27は、3値判別回路12が出力する判別結果が連続して正値あるいは連続して負値となるときには、再生データ比較回路28が出力する比較結果に基づいて、振幅値の小さいほうの再生データに対する判別結果を強制的に零の値に変更して出力する。
【0082】
再生クロックは、各Dフリップフロップ102,103,131にそれぞれ与えられるとともに、さらに、判別変更回路27とDフリップフロップ204、および再生データ比較回路28のDフリップフロップ281にもそれぞれ与えられる。
【0083】
なお、3値判別回路12への入力データは、2つのDフリップフロップ101,102でサンプリングクロックの3クロック分、さらに、判別変更回路27の判別変更処理のためにサンプリングクロックの2クロック分の計5クロック分が遅延される一方、誤差演算回路13の減算器133の(+)端子への入力データは3つのDフリップフロップ103,204,131でサンプリングクロックの6クロック分が遅延されるため、3値判別回路12からは、減算器133の(−)端子へ入力されるデータよりもサンプリングクロックで1クロック分前のデータについて判別した結果が乗算器134に加わるようになっている。
【0084】
図4は、この実施形態2の再生クロック抽出装置における再生微分波形信号とサンプリングクロックと再生クロックとの関係を示すタイミングチャートである。
【0085】
図4において、点a〜点oはA/D変換回路11でのサンプリングタイミングであり、ここでは、サンプリングして得られたディジタルデータの値をそれぞれ符号"A"〜"O"で表している。
【0086】
この実施形態2の装置において、再生微分波形信号は、サンプリングクロックの立ち上がりごとにA/D変換回路11でサンプリングされて次段のDフリップフロップ101でラッチされるが、さらに、次のDフリップフロップ102は、分周回路16から出力される再生クロックごとに前段のDフリップフロップ101の出力をラッチするので、再生データは、"A","C","E","G","I","K","M","O"となる。なお、"F","L”,"D","F","H","J","L","N"は再生データにはならない。
【0087】
図4(ア)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が170度程度進んでいる場合である。この場合において、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"E"および"G"に対する判別結果が"1"、"K"および"M"に対する判別結果が"−1"となるときである。
【0088】
ここで、"E"と"G"は連続して"1"となっているので、再生データ比較回路28は、|E|>|G|の比較結果を判別変更回路27に出力するため、判別変更回路27によって振幅値の小さい"G"に対する判別結果が"0"に強制的に変更される。また、"K"と"M"は連続して"−1"となっているので、再生データ比較回路28は、|K|>|M|の比較結果を判別変更回路27に出力するため、判別変更回路27によって振幅値の小さい"M"に対する判別結果が"0"に強制的に変更される。
【0089】
したがって、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果は、"D−F"と"L−J"で、共に負の値となるので、電圧制御発振回路15において生成されるサンプリングクロックの周波数は瞬時的に小さくなり、これに伴い、再生クロックの位相は再生微分波形信号に対して遅れる方向、つまり位相が合う方向に移動する。
【0090】
図4(イ)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が190度程度進んでいる(つまり170度程度遅れている)場合である。この場合においても、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"E"および"G"に対する判別結果が"1"、"K"および"M"に対する判別結果が"−1"となるときである。
【0091】
ここで、"E"と"G"は連続して"1"となっているので、再生データ比較回路28は、|E|<|G|の比較結果を判別変更回路27に出力するため、判別変更回路27によって振幅値の小さい"E"に対する判別結果が"0"に強制的に変更される。また、"K"と"M"は連続して"−1"となっているので、再生データ比較回路28は、|K|<|M|の比較結果を判別変更回路27に出力するため、判別変更回路27によって振幅値の小さい"K"に対する判別結果が"0"に強制的に変更される。
【0092】
したがって、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果は、"F−H"と"N−L"で、共に正の値となるので、電圧制御発振回路15において生成するサンプリングクロックの周波数は瞬時的に大きくなり、これに伴い、再生クロックの位相は再生微分波形信号に対して進む方向、つまり位相が合う方向に移動する。
【0093】
図5は、この実施形態2の再生クロック抽出装置における再生クロックの位相ずれに対する誤差演算結果の関係を示す特性図である。
【0094】
従来の再生クロック抽出装置や実施形態1の再生クロック抽出装置の場合では、前述のように、再生クロック位相の半周期(±180度)ずれ付近に誤った位相収束点が発生するが(図13参照)、この実施形態2の場合、再生クロックの位相が半周期(±180度)近くずれたために、3値判別回路12で2クロック分に連続して"1"あるいは"−1"の2つの判別結果が得らたとしても、次の判別変更回路27で2つの判別結果の一方が強制的に"0"にされるため、再生クロックの位相が半周期(±180度)ずれたところで誤って収束される事態には至らず、再生微分波形信号の位相に対して、再生クロックの位相は、本来の0度(あるいは±360度)の位相で収束するようになる。
【0095】
このように、この実施形態2では、実施形態1の場合に比べてわずかに回路規模が増加するが、A/D変換のサンプリングはデータレートの2倍のレートのサンプリングクロックで行われ、誤差演算回路13が、再生データ以外の歪みの少ないサンプルデータを用いてA/D変換のサンプリングタイミング誤差を演算するので、波形等化が行われていない、あるいは、等化残りがあるような状態でタイミング誤差演算を行っても、位相ジッタの少ない再生クロックを生成することができる。
【0096】
しかも、この実施形態2では、判別変更回路27において、3値判別回路12の出力する判別結果が連続して正値あるいは連続して負値となるときには、再生データ比較回路28の出力する比較結果に基づいて、振幅値の小さいほうの再生データに対する判別結果を強制的に零値に変更して出力するので、再生クロックの位相ずれに対する誤差演算結果の特性は図5に示すようになり、本来のクロック位相収束点の他に誤った位相収束点が発生することがなくなる。
【0097】
ただし、この実施形態2の構成の場合には、【発明が解決しようとする課題】の項で指摘した(3)の問題点、すなわち、周波数の引き込み能力を高めるまでには至らない。
【0098】
また、位相ジッタの影響を無視して、本来のクロック位相収束点の他に誤った位相収束点が発生するのを防止する観点からは、A/D変換のサンプリングはデータレートの2倍のレートのサンプリングクロックではなく、1倍のレートのサンプリングクロックであってもかわまない。
【0099】
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3について、図面を参照しながら説明する。
【0100】
図6は、この実施形態3の再生クロック抽出装置の構成を示すブロック図である。
【0101】
図6において、A/D変換回路11、3値判別回路12、誤差演算回路13、誤差累積回路14、電圧制御発振回路15および分周回路16は、図1に示した実施形態1と同様の構成であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0102】
この実施形態3において、図1に示した実施形態1の構成と異なるところは、誤差遷移検出回路38、判別変更回路37、およびDフリップフロップ204が追加されていることである。
【0103】
誤差遷移検出回路38は、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果が一定期間内において増加傾向に遷移のするか、あるいは減少傾向に遷移するのあるかを検出してその検出結果を出力する。
【0104】
判別変更回路37は、3値判別回路12が出力する判別結果が連続して正値あるいは連続して負値となるときには、誤差遷移検出回路38が出力する検出結果に基づいて、誤差が増加傾向に遷移するときには連続するうちの1回目(最初)の判別結果を強制的に零値に、誤差が減少傾向に遷移するときには連続するうちの2回目の判別結果を強制的に零値にそれぞれ変更して出力する。
【0105】
再生クロックは、各Dフリップフロップ102,103,131にそれぞれ与えられるとともに、さらに、判別変更回路37とDフリップフロップ204にも与えられる。
【0106】
なお、3値判別回路12への入力データは、2つのDフリップフロップ101,102でサンプリングクロックの3クロック分、さらに、判別変更回路37の判別変更処理のためにサンプリングクロックの2クロック分の計5クロック分が遅延される一方、誤差演算回路13の減算器133の(+)端子への入力データは3つのDフリップフロップ103,204,131でサンプリングクロックの6クロック分が遅延されるため、3値判別回路12からは、減算器133の(−)端子へ入力されるデータよりもサンプリングクロックで1クロック分前のデータについて判別した結果が乗算器134に加わるようになっている。
【0107】
図7は、この実施形態3の再生クロック抽出装置における再生微分波形信号とサンプリングクロックと再生クロックとの関係を示すタイミングチャートである。
【0108】
図7において、点a〜点oはA/D変換回路11でのサンプリングタイミングであり、ここでは、サンプリングして得られたディジタルデータの値をそれぞれ符号"A"〜"O"で表している。
【0109】
この実施形態3の装置において、再生微分波形信号は、サンプリングクロックの立ち上がりごとにA/D変換回路11でサンプリングされて次段のDフリップフロップ101でラッチされるが、さらに、次のDフリップフロップ102は、分周回路16から出力される再生クロックごとに前段のDフリップフロップ101の出力をラッチするので、再生データは、"A","C","E","G","I","K","M","O"となる。なお、"F","L,"D","F","H","J","L","N"は再生データにはならない。
【0110】
図7(ア)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が170度程度進んでいる場合である。この場合において、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"E"および"G"に対する判別結果が"1"、"K"および"M"に対する判別結果が"−1"となるときである。
【0111】
ここで、"E"と"G"は連続して"1"となっているので、判別変更回路37によって、誤差が減少傾向に遷移する場合には2回目の"G"に対する判別結果が"0"に、誤差が増加傾向に遷移する場合には1回目の"E"に対する判別結果が"0"に強制的に変更される。図7に示す例において、誤差が減少傾向に遷移していたとすると、"G"が"0"に変更される。また、"K"と"M"は連続して"−1"となっているので、判別変更回路37によって、誤差遷移が減少傾向にある場合には2回目の"M"に対する判別結果が"0"に、誤差遷移が増加傾向にある場合には1回目の"K"に対する判別結果が"0"に強制的に変更される。図7に示す例において、誤差が減少傾向に遷移していたとすると、"M"が"0"に変更される。
【0112】
したがって、誤差遷移が減少傾向にある場合には、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果は、"D−F"と"L−J"のみで、共に負の値となる。すなわち、(D−F)×(1)=D−F、(F−H)×(0)=0、(J−L)×(−1)=L−J、(L−N)×(0)=0である。また、誤差遷移が増加傾向にある場合には、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果は、"F−H"と"N−L"で、共に正の値となる。
【0113】
図7(イ)は、再生微分波形信号に対する再生クロックの位相が190度程度進んでいる(つまり170度程度遅れている)場合である。この場合においても、3値判別回路12が出力する判別結果が"0"以外になるのは、"E"および"G"に対する判別結果が"1"、"K"および"M"に対する判別結果が"−1"となるときである。
【0114】
ここで、"E"と"G"は連続して"1"となっているので、判別変更回路37によって、誤差遷移が減少傾向にある場合には"G"に対する判別結果が"0"に、誤差遷移が増加傾向にある場合には"E"に対する判別結果が"0"に強制的に変更される。
【0115】
また、"K"と"M"は連続して"−1"となっているので、判別変更回路37によって、誤差遷移が減少傾向にある場合には"M"に対する判別結果が"0"に、誤差遷移が増加傾向にある場合には"K"に対する判別結果が"0"に強制的に変更される。
【0116】
したがって、誤差遷移が減少傾向にある場合には、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果は、"D−F"と"L−J"で、共に負の値となり、誤差遷移が増加傾向にある場合には、誤差演算回路13が出力する誤差演算結果は、"F−H"と"N−L"で、共に正の値となる。
【0117】
ここで、誤差が減少傾向に遷移するということは、サンプリングクロックの位相が再生微分波形信号に対して進んでいくということであるので、サンプリングクロックの周波数が目的とする周波数よりも大きいということになる。
【0118】
また、誤差が増加傾向に遷移するということは、サンプリングクロックの位相が再生微分波形信号に対して遅れていくということであるので、サンプリングクロックの周波数が目的とする周波数よりも小さいということになる。
【0119】
図8は、この実施形態3の再生クロック抽出装置における再生クロックの位相ずれに対する誤差演算結果の関係を示す特性図である。
【0120】
図8に示す特性においては、従来の再生クロック抽出装置および実施形態1の再生クロック抽出装置における再生クロック位相の半周期ずれ付近に見られるような誤った位相収束点(図13参照)は見られない。
【0121】
そのうえ、誤差遷移が減少傾向にある場合には、誤差演算結果の値が負の値に全般的に片寄っている(原点oを中心とした点対称図形とはなっていない)ことから、例えば、±θ1の位相進み遅れが交互に発生しても、誤差演算結果は、−Δ1と−Δ2となっている。したがって、誤差累積回路14が出力する誤差累積データは時間経過とともに次第に小さくなっていき、電圧制御発振回路15が出力するサンプリングクロックの周波数は小さくなる。
【0122】
また、誤差遷移が増加傾向にある場合には、誤差演算結果の値が正の値に全般的に片寄っている(原点oを中心とした点対称図形とはなっていない)ことから、例えば、±θ2の位相進み遅れが交互に発生しても、誤差演算結果は、Δ3とΔ4となっている。したがって、誤差累積回路14が出力する誤差累積データは時間経過とともに次第に大きくなっていき、電圧制御発振回路15が出力するサンプリングクロックの周波数は大きくなる。
【0123】
つまり、この実施形態3では、再生クロックの周波数引き込み能力を同時にもつことになる。
【0124】
上記のように、この実施形態3では、実施形態2の場合に比べて、さらに回路規模が増加するが、A/D変換のサンプリングはデータレートの2倍のレートのサンプリングクロックで行われ、誤差演算回路13が、再生データ以外の歪みの少ないサンプルデータを用いてA/D変換のサンプリングタイミング誤差を演算するので、波形等化が行われていない、あるいは、等化残りがあるような状態でタイミング誤差演算を行っても、位相ジッタの少ない再生クロックを生成することができる。
【0125】
しかも、この実施形態3では、判別変更回路37において、3値判別回路12の出力する判別結果が連続して正値あるいは連続して負値となるときには、誤差遷移検出回路38が出力する検出結果に基づいて、誤差遷移が増加傾向にあれば連続するうちの1回目の判別結果を零値に、誤差遷移が減少傾向にあれば連続するうちの2回目の判別結果を零値に変更して出力するので、本来のクロック位相収束点の他に誤った位相収束点が発生することがなくなる。
【0126】
さらに、この実施形態3では、再生クロックの位相ずれに対する誤差演算結果の特性は、図8に示したようになるため、再生クロックの位相引き込み能力とともに、周波数引き込み能力をもたせることができる。
【0127】
なお、以上の本発明の各実施形態1〜3の説明では、電圧制御発振回路15において、生成するクロックの位相移動を周波数を瞬時的に変えることにより行っているが、例えば遅延器を用いて行うなどの他の方法によっても可能である。
【0128】
また、以上の本発明の実施形態1〜3の説明では、再生微分信号に等化残りがある場合について述べているが、A/D変換回路11が出力するディジタルデータに対して、ディジタル的に適応型等化処理を施しながら後段の処理を行うことも可能である。
【0129】
この場合、適応型等化処理のための遅延により、A/D変換からクロック生成までの制御ループの遅延が大きくなり、従来の方法であればクロックの引き込み範囲が狭くなってしまうが、本発明の実施形態3ではクロックの周波数引き込み能力をもたせることができるので、クロックの引き込み範囲を広くすることができる。すなわち、等化残りが大きい状態においてディジタル的適応型等化処理とタイミング誤差演算を同時に行っても、両者とも速やかに収束し、適応型等化とサンプリングタイミングとが最適値となる。
【0130】
また、位相ジッタの影響を無視して、本来のクロック位相収束点の他に誤った位相収束点が発生するのを防止し、また、再生クロックの周波数の引き込み能力を高める観点からは、A/D変換のサンプリングはデータレートの2倍のレートのサンプリングクロックではなく、1倍のレートのサンプリングクロックであってもかわまない。
【0131】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、次の効果を奏する。
【0136】
差演算手段が出力する誤差演算結果を累積する誤差累積手段と、誤差演算結果の一定期間での遷移が増加傾向にあるか減少傾向にあるかを検出する誤差遷移検出手段とを設け、判別変更手段において、3値判別手段が出力する判別結果が連続して正値あるいは連続して負値となるときには、誤差遷移検出手段が出力する誤差遷移検出結果に基づいて、遷移傾向が継続するように、一方の判別結果を零値に変更して出力する。
【0137】
そのため、本来のクロック位相収束点の他に誤った位相収束点が発生することがなくなるうえ、クロックの位相引き込み能力とともに、周波数引き込み能力をもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る再生クロック抽出装置の構成を示すブロック図
【図2】図1の再生クロック抽出装置における等化残りがある再生微分波形信号とサンプリングクロックおよび再生クロックの関係を示すタイミングチャート
【図3】本発明の実施形態2に係る再生クロック抽出装置の構成を示すブロック図
【図4】図3の再生クロック抽出装置における再生微分波形信号とサンプリングクロックおよび再生クロックの関係を示すタイミングチャート
【図5】図3の再生クロック抽出装置における再生クロックの位相ずれに対する誤差演算結果の関係を示す特性図
【図6】本発明の実施形態3に係る再生クロック抽出装置の構成を示すブロック図
【図7】図6の再生クロック抽出装置における再生微分波形信号とサンプリングクロックおよび再生クロックの関係を示すタイミングチャート
【図8】図6の再生クロック抽出装置における再生クロックの位相ずれに対する誤差演算結果の関係を示す特性図
【図9】従来の再生クロック抽出装置の構成を示すブロック図
【図10】図9の再生クロック抽出装置における再生微分波形信号と再生クロックおよびサンプリングクロックの関係を示すタイミングチャート
【図11】図9の再生クロック抽出装置における等化残りがある再生微分波形信号と再生クロックおよびサンプリングクロックの関係を示すタイミングチャート
【図12】図9に示す再生クロック抽出装置における再生微分波形信号と再生クロックおよびサンプリングクロックの関係を示すタイミングチャート
【図13】図9に示す再生クロック抽出装置における再生クロックの位相ずれに対する誤差演算結果の関係を示す特性図
【符号の説明】
11 A/D変換回路
12 3値判別回路
13 誤差演算回路
14 誤差累積回路
15 電圧制御発振回路
16 分周回路
27 判別変更回路
28 再生データ比較回路
38 誤差遷移検出回路

Claims (3)

  1. 記録媒体から再生された信号をデータレートの2倍のレートのサンプリングクロックで量子化する量子化手段と、
    前記量子化手段が出力するサンプルデータのうち1サンプリングクロックおきのサンプルデータを再生データとして正値か零値か負値かの3値判別を行う3値判別手段と、
    前記3値判別手段が出力する判別結果を判別対象である再生データの直前と直後のサンプルデータの差に乗算することにより前記量子化手段でのサンプリングタイミング誤差を演算する誤差演算手段と、
    前記量子化手段に供給するサンプリングクロックの生成に際して、前記誤差演算手段が出力する誤差演算結果に基づいて位相を調整するサンプリングクロック生成手段と、
    前記サンプリングクロックを2分周することにより再生クロックを生成する再生クロック生成手段と、
    を備えた再生クロック抽出装置であって、
    前記誤差演算手段が出力する誤差演算結果を累積する誤差累積手段と、
    前記誤差演算結果の一定期間での遷移が増加傾向にあるか減少傾向にあるかを検出する誤差遷移検出手段と、
    前記3値判別手段が出力する判別結果が連続して正値あるいは連続して負値となるときには、前記誤差遷移検出手段が出力する誤差遷移検出結果に基づいて、誤差が増加傾向に遷移するときには連続するうちの1回目の判別結果を強制的に零値に、誤差が減少傾向に遷移するときには連続するうちの2回目の判別結果を強制的に零値にそれぞれ変更して前記誤差演算手段に出力する判別変更手段と、
    を設け、前記サンプリングクロック生成手段を、前記量子化手段に供給するサンプリングクロックの生成に際して、前記誤差演算手段が出力する誤差演算結果に基づいて主として位相を調整し、前記誤差累積手段が出力する誤差累積結果に基づいて主として周波数を調整するよう構成した再生クロック抽出装置。
  2. 記録媒体から再生された信号が微分波形である請求項に記載の再生クロック抽出装置。
  3. 前記量子化手段が出力するサンプルデータに対して、ディジタル的に適応型等化処理を施しながら後段の処理を行う請求項記載の再生クロック抽出装置。
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