JPH099855A - 麺の製造装置 - Google Patents
麺の製造装置Info
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- JPH099855A JPH099855A JP7162091A JP16209195A JPH099855A JP H099855 A JPH099855 A JP H099855A JP 7162091 A JP7162091 A JP 7162091A JP 16209195 A JP16209195 A JP 16209195A JP H099855 A JPH099855 A JP H099855A
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- noodle
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Abstract
加減が均一な高品質な麺の製造が可能な装置を提供す
る。 【構成】 一対の切断ロール6,7の手前に一対の溝切
り用ロール4,5を配置する。一対の溝切り用ロール
4,5の内の右側のロール5の溝切り刃8によって麺帯
9の右面に溝を形成すると共に、左側のロール4のロー
ル面で麺帯9の左面を受け止める。
Description
製造装置に関する。
特公昭53−25014号公報に記載のものが知られて
いる。この装置は、図11に示すように、一対の切断ロ
ールa,bを備えたもので、各切断ロールa,bには軸
方向に等間隔で配置された円形の切断刃cが設けられて
いる。各切断ロールa,bの互いに隣合う切断刃cの間
には、円形の溝切り刃dが設けられており、該溝切り刃
dの外径は切断刃cより小径にされている。
断ロールa,bの間に幅広な麺帯(図示せず)を通過さ
せることにより、切断刃cによって複数の麺線eを切り
出すと同時に、溝切り刃dによって該麺線eの表裏両面
に送り方向に沿った溝fを形成するようにしている。そ
して、このように麺線eの表裏両面に溝fを形成するこ
とにより、麺の表面積を広くすると共に麺の中心部まで
の距離を短くして茹で上がり時間の短縮等を図ってい
る。
においては、製造目的等により麺帯の厚さにばらつきが
あるため、一対の切断ロールa,bによって切り出され
た麺線eの厚さにもばらつきが発生する。従って、麺帯
が一対の切断ロールa,bを通過する際に、麺線eの厚
さが切断刃cにより囲まれた空間より小さいと麺線eと
該空間との間に空隙gが生じて、溝切り刃dによる溝f
の形成時に麺線eが該空隙g内を逃げてしまい、しかも
その逃げ方向もまちまちとなる。このため、切り出され
た複数の麺線eに溝切り刃dの形状に対応した均一な溝
fを形成することが困難となり、該麺線eを茹でた際に
茹で上がり加減が不均一なものとなるという不都合があ
る。
されたものであり、一対の切断ロールによって切り出さ
れた複数の麺線に溝切り刃の形状に対応した均一な溝を
容易に形成することができるようにして高品質の麺を製
造することができる麺の製造装置を提供することを目的
とする。
めに、請求項1に係る麺の製造装置は、軸方向に所定の
間隔で配置された円形の切断刃を有する一対の切断ロー
ルを備え、該一対の切断ロールの間に幅広な麺帯を通過
させることにより複数の麺線を切り出すようにした麺の
製造装置において、前記一対の切断ロールの手前に配置
され、前記麺帯を通過させることにより前記麺線の表面
に対応する前記麺帯の表面に送り方向に沿った溝を形成
する一対の溝切り用ロールを備え、該一対の溝切り用ロ
ールの内の一方のロールに前記麺帯の表面に前記溝を形
成する円形の溝切刃を軸方向に所定の間隔で配置すると
共に、他方のロールに前記麺帯の裏面を受け止める受け
部を設けたことを特徴とする。
の切断ロールの手前に、一方のロールに前記麺帯の裏面
に前記溝を形成する円形の溝切刃を軸方向に所定の間隔
で配置すると共に、他方のロールに前記麺帯の表面を受
け止める受け部を設けた他の一対の溝切り用ロールを配
置したことを特徴とする。
間に麺帯を通過させることにより、一方のロールの溝切
り刃によって該麺帯の表面に送り方向に沿った溝を形成
する。この時、麺帯の裏面は他方のロールの受け部によ
って受け止められ、麺帯の逃げが阻止される。次いで、
一対の切断ロールの間に該麺帯を通過させ、これにより
表面に溝切り刃の形状に対応した均一な溝が形成された
複数の麺線を切り出す。
えて、一対の切断ロールの手前に、一方のロールに麺帯
の裏面に前記溝を形成する円形の溝切刃を軸方向に所定
の間隔で配置すると共に、他方のロールに麺帯の表面を
受け止める受け部を設けた他の一対の溝切り用ロールを
配置することにより、一対の切断ロールによって切り出
された複数の麺線の表裏両面に溝切り刃の形状に対応し
た均一な溝を形成することを可能にする。
して説明する。図1は本発明の一実施例である麺の製造
装置を説明するための説明的概略図、図2は図1の−
線断面図、図3は図1の−線断面図、図4は該製
造装置によって製造された麺の横断面図である。
装置によって製造された麺から説明すると、該麺1は、
横断面形状が略長方形状をなしており、長片側の表面2
(下面)には横断面形状が略二等辺三角形状の溝3が長
手方向に沿って形成されている。かかる溝3の存在によ
り、麺1の表面積を広くすると共に麺1の中心部までの
距離を短くして茹で上がり時間の短縮等を図っている。
溝切り用ロール4,5と一対の切断ロール6,7とを示
す。尚、かかる製造装置の他の構成は従来と同一である
ため、ここではその図示及び説明を省略する。一対の溝
切り用ロール4,5は、左側のロール4が平滑ロールと
され、右側のロール5には、図2に示すように、円形の
溝切り刃8が軸方向に等間隔で複数形成されている。溝
切り刃8は、横断面形状が溝3の形状に対応した略二等
辺三角形状をなしており、刃先が左側ロール4のロール
面から所定距離離間している。また、ロール4又は5は
左右方向の移動が可能に配置されており、これにより各
ロール4,5間のすき間調整ができるようになってい
る。
する一対の溝切り用ロール4,5間に幅広な麺帯9を通
過させることにより、右側ロール5の溝切り刃8によっ
て麺帯9の表面(右面)に送り方向に沿った複数条の溝
3を形成するようにしている。この時、麺帯9の裏面
(左面)は左側ロール4のロール面(受け部)によって
受け止められ、これにより、溝3の形成時において従来
ような麺帯9の逃げを阻止して溝切り刃8の形状に対応
した溝3を確実に形成するようにしている。尚、本実施
例では、麺帯9の裏面を平滑ロールのロール面で受け止
めるようにしているが、麺帯9の裏面を受け止められる
限りにおいて特に限定されない。
度を麺帯9に食い込ませて溝3を形成しているが、上述
したようにロール4又は5を左右方向に移動させてロー
ル4,5間のすき間調整を行うことにより、溝切り刃8
の食い込み深さを調整して溝3を深さを適宜調節するこ
とができる。一対の溝切り用ロール4,5の下流側に
は、一対の切断ロール6,7が配置されている。
に示すように、左右のロール6,7共に円形の切断刃1
0が軸方向に等間隔で複数形成されている。各切断ロー
ル6,7の切断刃10は互いに刃先が接触しており、ま
た、軸方向に互いに隣り合う切断刃10の間に上述した
溝切り刃8が位置するように配置されている。そして、
一対の溝切り用ロール4,5によって溝3が形成された
麺帯9を回転する一対の切断ロール6,7間に通過させ
ることにより、横断面形状が略長方形状で、かつ、表面
に送り方向に沿った溝3が形成された複数の麺線11を
切り出すようにしている。
をそのまま麺1として販売すると例えば「生うどん」
が、該麺線11を茹で上げると「茹でうどん」が、麺線
11を乾燥させると「乾うどん」が、麺線11に表面加
工を施して日持ちするようにすると「半生うどん」が製
造され、いずれのうどんも茹で時間が溝3のない従来の
うどんに比べて約30〜50%短縮された。また、麺線
11を即席めんに適用した場合にも、喫食の際に熱湯を
注いでから可食状態となるまでの時間が溝3のない従来
品と比べて約50%短縮された。
切り用ロール4,5の一方のロール5の溝切り刃8によ
って麺帯9の表面に溝3を形成する際に、該麺帯9の裏
面を他方のロール4のロール面で受け止めるようにして
いるので、溝3の形成時に従来のように麺帯9が不規則
な方向に逃げるのを阻止することができる。この結果、
一対の切断ロール6,7によって切り出された麺線11
の表面に溝切り刃8の形状に対応した均一な溝3を容易
に形成することができ、換言すれば溝3の外の肉厚が均
一な麺1を容易に製造することができ、茹で上がり加減
の均一な高品質な麺を製造できる装置を提供することが
できる。
略二等辺三角形状にしているが、必ずしもこれに限定す
る必要はなく、右側ロール5の溝切り刃8の形状を適宜
変更して、横断面形状が略四角形状或いは半円状の溝を
形成してもよい。また、上記実施例では、一対の切断ロ
ール6,7の手前に一対の溝切り用ロール4,5を一組
配置して麺線11の表面のみに溝3を形成する場合を例
に採ったが、図5に示すように、一対の切断ロール6,
7の手前に二組或いは二組以上の溝切り用ロールを配置
して図9に示すように麺の表裏両面に溝を形成する装置
を構成してもよい。
前に、一対の溝切り用ロール4a,5aと一対の溝切り
用ロール4b,5bとを配置したもので、図5において
上段に配置された一対の溝切り用ロール4b,5bは、
右側のロール5bが平滑ロールとされ、左側のロール4
bには、図6に示すように、円形の溝切り刃8が軸方向
に等間隔で複数形成されている。溝切り刃8は、横断面
形状が溝3の形状に対応した略二等辺三角形状をなして
おり、刃先が右側ロール5bのロール面から所定距離離
間している。また、ロール4b又は5bは左右方向の移
動が可能に配置されており、これにより溝3の深さが調
整ができるようになっている。
b,5b間に幅広な麺帯9を通過させることにより、左
側ロール4bの溝切り刃8によって麺帯9の裏面(左
面)に送り方向に沿った複数条の溝3を形成するように
している。この時、麺帯9の表面(右面)は右側ロール
5bのロール面によって受け止められ、これにより、溝
3の形成時において従来のような麺帯9の逃げを阻止し
て溝切り刃8の形状に対応した溝3を確実に形成するよ
うにしている。
の溝切り用ロール4a,5aは、左側のロール4aが平
滑ロールとされ、右側のロール5aには、図7に示すよ
うに、円形の溝切り刃8a,8aが溝3を間に挟むよう
位置に2列一組で軸方向に等間隔で複数形成されてい
る。溝切り刃8aは、横断面形状が溝3a(図9参照)
の形状に対応した略二等辺三角形状をなしており、刃先
が左側ロール4aのロール面から所定距離離間してい
る。また、ロール4a又は5aは左右方向の移動が可能
に配置されており、これにより溝3aの深さが調整がで
きるようになっている。
a,5a間に幅広な麺帯9を通過させることにより、右
側ロール5aの溝切り刃8a,8aによって、麺帯9の
表面(右面)の前記溝3を間に挟む位置に送り方向に沿
った2列の溝3a,3aを複数条形成するようにしてい
る。この時、麺帯9の裏面(左面)は左側ロール4aの
ロール面によって受け止められ、これにより、溝3a,
3aの形成時において従来のような麺帯9の逃げを阻止
して溝切り刃8a,8aの形状に対応した溝3a,3a
を確実に形成するようにしている。
a、4b,5bを通過した麺帯9を回転する一対の切断
ロール6,7間に通過させることにより、図9に示すよ
うに、裏面に送り方向に沿った溝3が形成されると共
に、表面に送り方向に沿った2条の溝3a,3aが溝3
を間に挟むように形成された横断面形状が略M字状の複
数の麺線11aを切り出すようにしている。
ル6,7として所謂薄切り刃切断ロールを採用している
が、これに限定されず、図10に示すような櫛刃型切断
ロール12を採用して麺線11を切り出すようにしても
よい。
1の発明では、一対の切断ロールによって切り出された
麺線の表面に溝切り刃の形状に応じた均一な溝を容易に
形成することができるので、茹で上がり加減が均一な高
品質な麺の製造が可能な装置を提供することができると
いう効果が得られる。
えて、一対の切断ロールの手前に、一方のロールに麺帯
の裏面に前記溝を形成する円形の溝切刃を軸方向に所定
の間隔で配置すると共に、他方のロールに麺帯の表面を
受け止める受け部を設けた他の一対の溝切り用ロールを
配置することにより、一対の切断ロールによって表裏両
面に均一な溝が形成された複数の麺線を切り出すことが
できる装置を提供することができるという効果が得られ
る。
るための説明的概略図である。
ある。
するための説明的概略図である。
の説明的断面図である。
概略図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 軸方向に所定の間隔で配置された円形の
切断刃を有する一対の切断ロールを備え、該一対の切断
ロールの間に幅広な麺帯を通過させることにより複数の
麺線を切り出すようにした麺の製造装置において、前記
一対の切断ロールの手前に配置され、前記麺帯を通過さ
せることにより前記麺線の表面に対応する前記麺帯の表
面に送り方向に沿った溝を形成する一対の溝切り用ロー
ルを備え、該一対の溝切り用ロールの内の一方のロール
に前記麺帯の表面に前記溝を形成する円形の溝切刃を軸
方向に所定の間隔で配置すると共に、他方のロールに前
記麺帯の裏面を受け止める受け部を設けたことを特徴と
する麺の製造装置。 - 【請求項2】 前記一対の切断ロールの手前に、一方の
ロールに前記麺帯の裏面に前記溝を形成する円形の溝切
刃を軸方向に所定の間隔で配置すると共に、他方のロー
ルに前記麺帯の表面を受け止める受け部を設けた他の一
対の溝切り用ロールを配置したことを特徴とする請求項
1記載の麺の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16209195A JP3586000B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 麺の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16209195A JP3586000B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 麺の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH099855A true JPH099855A (ja) | 1997-01-14 |
JP3586000B2 JP3586000B2 (ja) | 2004-11-10 |
Family
ID=15747911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16209195A Expired - Lifetime JP3586000B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 麺の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3586000B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008090802A1 (ja) * | 2007-01-25 | 2008-07-31 | Nisshin Foods Inc. | 溝付き麺類およびその製造方法 |
JP2009055870A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Nisshin Foods Kk | 溝付き麺類 |
JP2009077700A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-04-16 | Nisshin Foods Kk | 溝付き麺類 |
EP2837291A4 (en) * | 2012-04-11 | 2015-11-25 | Nisshin Foods Inc | STUFFED NOODLE |
JP2016192927A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺帯溝切り装置、溝付き麺帯の製造方法及び溝付き麺帯、ならびに溝付き麺線の製造方法及び溝付き麺線 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16209195A patent/JP3586000B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008090802A1 (ja) * | 2007-01-25 | 2008-07-31 | Nisshin Foods Inc. | 溝付き麺類およびその製造方法 |
JP2009055870A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Nisshin Foods Kk | 溝付き麺類 |
JP2009077700A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-04-16 | Nisshin Foods Kk | 溝付き麺類 |
JP2013027402A (ja) * | 2007-09-03 | 2013-02-07 | Nisshin Foods Kk | 溝付き麺類 |
EP2837291A4 (en) * | 2012-04-11 | 2015-11-25 | Nisshin Foods Inc | STUFFED NOODLE |
JP2016192927A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺帯溝切り装置、溝付き麺帯の製造方法及び溝付き麺帯、ならびに溝付き麺線の製造方法及び溝付き麺線 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3586000B2 (ja) | 2004-11-10 |
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