JP2019097559A - 幅広麺用切刃ロール - Google Patents

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Atsuhiro Kaneko
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Abstract

【課題】実際の刀削麺の食感に近い幅広麺を製造することが可能な幅広麺用切刃ロールを提供する。【解決手段】回転軸の外周に円板状の回転刃を連設したロールRを一対並設する。該ロールR間で麺線Pを切り出すように製麺用切刃ロールを構成する。幅広の麺線Pの一方の面を肉薄に形成する雄刃10を設ける。麺線Pの他方の面を肉厚に形成する雌刃20を設ける。雄刃10の突出面に断面円弧状の凹曲線11を形成する。雄刃10と雌刃20とが対向する間隙で幅広麺を形成するように構成する。【選択図】 図3

Description

本発明は、主に刀削麺を模した幅広麺の製造に好適な幅広麺用切刃ロールに関するものである。
従来、特殊な断面形状を成した麺線を製造する切刃ロールとして、一対の切刃ロールを対向させると共に、切刃の位置を左右にずらして使用する切刃ロールが各種提供されている。
特許文献1に記載の切刃ロールは、断面T字型の麺線を製造するように構成されたものである。すなわち、一対のロールからなる製麺用切刃ロールであって、一方のロール及び他方のロールの各二枚刃が対向しないように、二枚刃を形成する各切刃の外縁端の刃先同士で当接することにより、一方のロール及び他方のロール間に平面略T字型の間隙を形成したものである。
特許文献2に記載の切刃ロールは、略ハート型形状の麺線を切出すように構成されている。この切刃ロールは、第1切刃および第2切刃を軸方向に並べて備えると共に、第1切刃および第2切刃の間に窪み形成刃を設けたものである。そして、この切刃ロールと同じ形状に設けた他方の切刃ロールを向き合わせに設置して使用する。
一方、刀削麺と称する特殊な断面形状を成した麺が知られている。この刀削麺200は、専用の切刃で、小麦粉を練った塊状の生地の表面を次々削り取って作る麺である(図6参照)。このように刀削麺200は専用の切刃で削りとって形成するため、麺に薄いところと厚いところができ、それが独特の食感を生み出している。
ところが、従来の切刃ロールでは、刀削麺のような極めて特殊な断面形状の幅広麺を形成することは困難であった。すなわち、切刃の部分と切刃のない部分とを向い合せにして使用するので、麺の断面中央部分は、極めて厚くならざるを得ず、断面T字形状の麺線やハート形状の麺線を形成することは可能でも、刀削麺のような幅広麺を形成することは困難であった。
そこで当出願人は、特許文献3記載の製麺用切刃ロールを先に提案している。すなわち、雄刃と雌刃とが対向する間隙で刀削麺や幅広パスタ等の幅広麺を製造するように構成したものである。
特許第5179539号公報 特許第5182936号公報 実用新案登録第3199157号公報
特許文献3の切刃ロールでは、幅広の麺線の一方の面を形成する雄刃と、他方の面を肉厚に形成する雌刃とを備え、これら雄刃と雌刃とが対向する間隙で幅広麺を形成するように構成しているので、刀削麺や幅広パスタ等の幅広麺を製造することに成功した。ところが、刀削麺のような幅広麺を製造することは可能でも、刀削麺本来の食感に近い幅広麺を製麺することについて課題が残されていた。
すなわち、特許文献3の切刃ロールで使用する雌刃は、麺線の幅広の両端を形成する一対の端部用刃と、麺線の幅広の中央部位を形成する中央刃とを備え、該中央刃に、麺線の中央部の肉厚を調整する肉厚調整刃を設けたものである。その結果、幅広麺の肉厚や形状を任意に調整することができ、刀削麺や幅広パスタ、あるいは油そば等の各種幅広麺を製麺することが可能になっている。
ところが、この切り刃ロールで刀削麺を製麺した場合、この肉厚調整刃で成形される部分が、刀削麺の食感を損ねてしまうことが判明した。すなわち、実際の刀削麺は、幅広麺の片面が鋭利な刃物で切り取られた滑らかな形状を成している。そのため、幅広麺を刀削麺の食感に近くするには、この滑らかな形状を再現する切り刃ロールの提供が必要になる。
そこで本発明は上述の課題を解消すべく案出されたもので、実際の刀削麺の食感に近い幅広麺を製造することが可能な幅広麺用切刃ロールの提供を目的とする。
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、回転軸の外周に円板状の回転刃を連設したロールRが一対並設され、該ロールR間で麺線Pを切り出すように構成された製麺用切刃ロールにおいて、幅広の麺線Pの一方の面を肉薄に形成する雄刃10と、他方の面を肉厚に形成する雌刃20とを備え、雄刃10の突出面に断面円弧状の凹曲線11を形成すると共に、この雄刃10に対向するように雌刃20を配置し、これら雄刃10と雌刃20との間隙で幅広麺を形成するように構成したことにある。
第2の手段において、前記雄刃10の前記凹曲線11は、刀削麺の切断面を模した曲線とし、前記ロールRに連設した複数の前記雄刃10と前記雌刃20とで形成する幅広麺の幅が異なるように、複数種類の幅の前記雄刃10と前記雌刃20とを前記ロールRに連設したものである。
第3の手段において、前記雌刃20は、麺線Pの幅広の両端を形成する一対の端部用刃21と、麺線Pの幅広の両端側から中央に向けて次第に肉厚になるように形成する中央刃22とを備え、次第に肉厚に形成された前記麺線Pの中央に突出する突条P3を形成する肉厚調整刃23を中央刃22に設けたものである。
請求項1のごとく、雄刃10の突出面に断面円弧状の凹曲線11を形成すると共に、この雄刃10に対向するように雌刃20を配置し、これら雄刃10と雌刃20との間隙で幅広麺を形成するように構成したことにより、従来のような特殊な形状の麺線に代えて、刀削麺等の幅広麺を製造することができるものである。
請求項2のように、雄刃10の凹曲線11は、刀削麺の切断面を模した曲線とし、ロールRに連設した複数の雄刃10と雌刃20とで形成する幅広麺の幅が異なるように、複数種類の幅の雄刃10と雌刃20とをロールRに連設したことで、実際の刀削麺の食感に近い幅広麺を製造することが可能になった。
請求項3のごとく、雌刃20は、麺線Pの幅広の両端を形成する一対の端部用刃21と、麺線Pの幅広の両端側から中央に向けて次第に肉厚になるように形成する中央刃22とを備え、次第に肉厚に形成された前記麺線Pの中央に突出する突条P3を形成する肉厚調整刃23を中央刃22に設けているので、この突条P3によって幅広麺の幅のサイズに合わせたコシを与えることができ、刀削麺のみならず各種の幅広麺を形成することが可能になる。
このように本発明によると、実際の刀削麺の食感に近い幅広麺を製造することが可能になるなどといった当初の目的を達成することができる。
本発明の一実施例を示す斜視図である。 本発明ロールの一実施例を示す概略平面図である。 図2に示すロールの要部を拡大した平面図である。 ロールの要部を拡大した他の実施例を示す平面図である。 本発明で製造した麺線を示し(イ)は要部斜視図(ロ)は断面図である。 実際の刀削麺を切り取る状態を示す参考斜視図である。
以下、本発明の実施例を説明する。本発明製麺用切刃ロールは、回転軸の外周に円板状の回転刃を連設したロールRが一対並設されたもので、このロールR間で麺線Pを切り出すように構成されている(図1参照)。
各ロールRには、雄刃10と雌刃20とが交互に連設され、雄刃10は幅広の麺線Pの一方の面を肉薄に形成し、雌刃20は他方の面を肉厚に形成する部位である(図2参照)。
そして、雄刃10の突出面に断面円弧状の凹曲線11を形成し、この雄刃10と雌刃20とが対向する間隙で幅広麺を形成するように構成している(図3参照)。この凹曲線11にて切り出された麺線Pの肉薄面P1は、滑らかなカーブを描くように形成される(図5(イ)、(ロ)参照)。
図示例では、刀削麺の切断面を模した凹曲線11とし、雄刃10と雌刃20とで形成する幅広麺の幅が異なるように、大、中、小の幅に形成した雄刃10と雌刃20とをロールRに連設している(図3参照)。
この結果、幅広麺の片面が刀削麺に近い滑らかな感触になると共に、実際の刀削麺のように、幅が異なる幅広麺が形成されるので、相対的に刀削麺の食感に近付けることが可能になる。
また、同じ幅の雄刃10と雌刃20とをロールRに連設することも可能である。この場合、刀削麺以外の各種の幅広麺を形成することが可能になる(図4参照)。
一方、雌刃20は、麺線Pの幅広の両端を形成する一対の端部用刃21と、麺線Pの幅広の両端側から中央に向けて次第に肉厚になるように形成する中央刃22とを備えている(図3参照)。更に、肉厚調整刃23を中央刃22に設け、次第に肉厚となる突条P3を形成している。したがって、この雌刃20に切り出された麺線Pの肉厚面P2の中央部には、突条P3が形成されるものである(図5(イ)、(ロ)参照)。この突条P3の幅や厚みによって麺線Pのコシの強さを調整することができる。
本発明では、塊状の生地をロールR間に送り込んで雄刃10と雌刃20との間隔で麺線Pを切り出すものである。図1に示す製麺装置100は、ハンドル110を設けているが、この他、電動の製麺装置にも適用することができる。
尚、本発明において図示例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で設計変更は自由に行える。また本発明の使用例も限定されるものではない。
P 麺線
P1 肉薄面
P2 肉厚面
P3 突条
R ロール
10 雄刃
11 突条刃
20 雌刃
21 端部用刃
22 中央刃
23 肉厚調整刃
100 製麺装置
110 ハンドル
200 刀削麺

Claims (3)

  1. 回転軸の外周に円板状の回転刃を連設したロールが一対並設され、該ロール間で麺線を切り出すように構成された製麺用切刃ロールにおいて、幅広の麺線の一方の面を肉薄に形成する雄刃と、他方の面を肉厚に形成する雌刃とで構成され、雄刃の突出面に断面円弧状の凹曲線を形成し、これら雄刃と雌刃とが対向する間隙で幅広麺を形成するように構成したことを特徴とする幅広麺用切刃ロール。
  2. 前記雄刃の前記凹曲線は、刀削麺の切断面を模した曲線とし、前記ロールに連設した複数の前記雄刃と前記雌刃とで形成する幅広麺の幅が異なるように、複数種類の幅の前記雄刃と前記雌刃とを前記ロールに連設した請求項1記載の幅広麺用切刃ロール。
  3. 前記雌刃は、麺線の幅広の両端を形成する一対の端部用刃と、麺線の幅広の両端側から中央に向けて次第に肉厚になるように形成する中央刃とを備え、次第に肉厚に形成された前記麺線の中央に突出する突条を形成する肉厚調整刃を中央刃に設けた請求項1記載の幅広麺用切刃ロール。
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