JP2014150789A - 手打ち風麺類製造機の圧延装置と切断装置 - Google Patents

手打ち風麺類製造機の圧延装置と切断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】手打ち麺特有の外観や食感等を有する麺類を提供することができる、麺類製造機の圧延装置と切断装置を提供する。
【解決手段】麺類の生地3を圧延する際の一次圧延装置1に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の一次圧延部2を設けることで、一次圧延された麺類の生地6を手打ち麺特有の凸凹形状に提供することを可能とする。更に、前記一次圧延された麺類の生地6を切断する際の切断装置4に、規則的あるいは不規則的な形状の切り刃5を設けることで、切断された麺類9を手打ち麺特有の不揃いなものとして提供することを可能とする。更に、前記切断された麺類9へ手打ち麺特有の外観や食感等を与えるための二次圧延装置7に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の二次圧延部8を設けることで、提供される麺類を手打ち麺特有の外観や食感等を有するものとして提供することを可能とする。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、麺類製造機において麺類を提供する際の麺類の生地の圧延装置と、麺類の生地の切断装置に関するものである。
従来の麺類製造機では、図2に示す麺類の生地3を圧延する際の圧延装置10の圧延部11は、平たいローラーなどによって圧延されるため、圧延された麺類の生地12は平たく平坦なものとなっている。
更に、圧延された麺類の生地12を切断する際の切断装置13は、真っ直ぐなローラー刃14などによって切断されるため、切断された麺類は平たく平坦なものとなっている。
このことから、平たく平坦な麺類の生地を真っ直ぐなローラー刃などによって切断された麺類は、麺類製造機特有の厚さや切断部が均一で真っ直ぐなものしか提供できず、手打ち麺特有の厚さや切断部が不揃いなものが提供できなかった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のものは、麺類の生地を圧延する際の一次圧延装置に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の一次圧延部を設ける。
従って、請求項1に記載の発明によれば、麺類の生地を圧延する際の一次圧延装置に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の一次圧延部を設けることで、一次圧延された麺類の生地を手打ち麺特有の凸凹形状に提供することを可能とする。
請求項2に記載のものは、前記一次圧延された麺類の生地を切断する際の切断装置に、規則的あるいは不規則的な形状の切り刃を設ける。
従って、請求項2に記載の発明によれば、前記一次圧延された麺類の生地を切断する際の切断装置に、規則的あるいは不規則的な形状の切り刃を設けることで、切断された麺類を手打ち麺特有の不揃いなものとして提供することを可能とする。
請求項3に記載のものは、前記切断された麺類へ手打ち麺特有の外観や食感等を与えるための二次圧延装置に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の二次圧延部を設ける。
従って、請求項3に記載の発明によれば、前記切断された麺類へ手打ち麺特有の外観や食感等を与えるための二次圧延装置に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の二次圧延部を設けることで、提供される麺類を手打ち麺特有の外観や食感等を有するものとして提供することを可能とする。
請求項1に記載の発明によれば、麺類の生地を圧延する際の一次圧延装置に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の一次圧延部を設けることで、一次圧延された麺類の生地を手打ち麺特有の凸凹形状に提供することを可能とする。
請求項2に記載の発明によれば、一次圧延された麺類の生地を切断する際の切断装置に、規則的あるいは不規則的な形状の切り刃を設けることで、切断された麺類を手打ち麺特有の不揃いなものとして提供することを可能とする。
請求項3に記載の発明によれば、切断された麺類へ手打ち麺特有の外観や食感等を与えるための二次圧延装置に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の二次圧延部を設けることで、提供される麺類を手打ち麺特有の外観や食感等を有するものとして提供することを可能とする。
請求項1および請求項2および請求項3に記載の発明により、図9に示す従来の麺類製造機において提供されている厚さや切断部が均一で真っ直ぐなものに対し、図10に示す手打ち麺特有の厚さや切断部が不揃いのものが提供できる。
本発明(請求項1および請求項2および請求項3記載)における麺類製造機の一次圧延装置と切断装置と二次圧延装置の斜視図 本発明(請求項1記載)における麺類製造機の一次圧延装置と一次圧延部の断面図 本発明(請求項1記載)における麺類製造機の一次圧延装置と一次圧延部の側面図 本発明(請求項2記載)における麺類製造機の切断装置と切り刃の側面図 本発明(請求項2記載)における麺類製造機の切断装置と切り刃の側面図 本発明(請求項2記載)における麺類製造機の切断装置と切り刃の斜視図 本発明(請求項3記載)における麺類製造機の二次圧延装置と二次圧延部の断面図 本発明(請求項3記載)における麺類製造機の二次圧延装置と二次圧延部の側面図 従来の技術における麺類製造機の圧延装置と切断装置の斜視図 本発明(請求項1記載)における麺類製造機の一次圧延装置の一実施形態の斜視図 本発明(請求項1記載)における麺類製造機の一次圧延装置の一実施形態の斜視図 本発明(請求項2記載)における麺類製造機の切断装置の一実施形態の斜視図 本発明(請求項2記載)における麺類製造機の切断装置の一実施形態の斜視図 本発明(請求項3記載)における麺類製造機の二次圧延装置の一実施形態の斜視図 本発明(請求項3記載)における麺類製造機の二次圧延装置の一実施形態の斜視図 従来の技術における麺類製造機によって提供された麺類の斜視図 本発明(請求項1および請求項2および請求項3記載)における麺類製造機によって提供された麺類の斜視図
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
小麦粉や水などから得られた麺類の生地3は、通常このあと圧延、切断を経て麺類となって提供される。
図1は、請求項1および請求項2および請求項3記載による、手打ち麺特有の外観や食感等を有する麺類を提供することができる、麺類製造機の圧延装置と切断装置を示す。
麺類の生地3は、一次圧延装置1に設けられた規則的あるいは不規則的な凸凹形状の一次圧延部2によって圧延されることにより、一次圧延された麺類の生地6は、手打ち麺特有の凸凹形状に提供することを可能とする。
図1aは、図1中のA−A指示の一次圧延装置1および一次圧延部2の断面図を示し、図1bは、図1中のa目視方向から見た一次圧延装置1および一次圧延部2の側面図を示す。
一次圧延部2における規則的あるいは不規則的な凸凹形状は、本実施形態においては、不規則的な曲線の凸凹形状とするが、規則的な曲線の凸凹形状、または規則的あるいは不規則的な直線の凸凹形状のものでもよく、これに限定されることはない。
一次圧延部2における凸凹形状の差15は、本実施形態においては、約1.5mmから2mm程度とするが、提供される麺類の特徴に考慮されればよく、これに限定されることはない。
一次圧延部2における凸凹形状の凸と凸の距離16は、本実施形態においては、約8mmから10mm程度とするが、提供される麺類の特徴に考慮されればよく、これに限定されることはない。
なお、本実施形態においては、一次圧延装置1および一次圧延部2はローラー形状としたが、図3に示すベルト状のもの、もしくは図4に示す平面形状のものでもよく、これに限定されることはない。
次に、一次圧延された麺類の生地6は、切断装置4に設けられた規則的あるいは不規則的な形状の切り刃5によって切断されることにより、切断された麺類9を手打ち麺特有の不揃いなものとして提供することを可能とする。
図1cは、図1中のc目視方向から見た切断装置4および切り刃5の側面図を示し、図1dは、図1中のb目視方向から見た切断装置4および切り刃5の側面図を示す。
切り刃5における規則的あるいは不規則的な刃形状は、本実施形態においては、不規則的な曲線の刃形状とするが、規則的な曲線の刃形状、または規則的あるいは不規則的な直線の刃形状のものでもよく、これに限定されることはない。
切断装置4に設けられる多数の切り刃5は、図1eに示す1枚の切り刃5が複数枚、連結部17を介して接合される。
切り刃5と切り刃5の距離18は、本実施形態においては約4mmから5mm程度とするが、提供される麺類の特徴に考慮されればよく、これに限定されることはない。
切り刃5の山と谷の差19は、本実施形態においては約2mmから3mm程度とするが、提供される麺類の特徴に考慮されればよく、これに限定されることはない。
切り刃5の山と山の距離20は、本実施形態においては約10mmから15mm程度とするが、提供される麺類の特徴に考慮されればよく、これに限定されることはない。
なお、本実施形態においては、切断装置4および切り刃5はローラー形状としたが、図5に示すベルト状のもの、もしくは図6に示す平面形状のものでもよく、これに限定されることはない。
次に、切断された麺類9は、二次圧延装置7に設けられた規則的あるいは不規則的な凸凹形状の二次圧延部8によって圧延されることにより、提供される麺類を手打ち麺特有の外観や食感等を有するものとして提供することを可能とする。
図1fは、図1中のB−B指示の二次圧延装置7および二次圧延部8の断面図を示し、図1gは、図1中のd目視方向から見た二次圧延装置7および二次圧延部8の側面図を示す。
二次圧延部8における規則的あるいは不規則的な凸凹形状は、本実施形態においては、不規則的な曲線の凸凹形状とするが、規則的な曲線の凸凹形状、または規則的あるいは不規則的な直線の凸凹形状のものでもよく、これに限定されることはない。
二次圧延部8における凸凹形状の差21は、本実施形態においては、約1.5mmから2mm程度とするが、提供される麺類の特徴に考慮されればよく、これに限定されることはない。
二次圧延部2における凸凹形状の凸と凸の距離22は、本実施形態においては、約8mmから10mm程度とするが、提供される麺類の特徴に考慮されればよく、これに限定されることはない。
なお、本実施形態においては、二次圧延装置7および二次圧延部8はローラー形状としたが、図7に示すベルト状のもの、もしくは図8に示す平面形状のものでもよく、これに限定されることはない。
なお、図2に示した従来の麺類製造機における、平たく平坦な麺類の生地を真っ直ぐなローラー刃などによって切断された麺類を、請求項3に記載の二次圧延装置の工程を経て麺類を提供されてもよい。
また、図1に示した本発明の麺類製造機における、請求項3に記載の二次圧延装置の工程の必要有無は、提供される麺類の特徴に考慮されればよく、請求項1に記載の一次圧延装置の工程、更に請求項2に記載の切断装置の工程を経て麺類を提供されてもよい。
また、図1に示した本発明の麺類製造機における、請求項1に記載の一次圧延装置および請求項2に記載の切断装置および請求項3に記載の二次圧延装置の各工程の組合せは、提供される麺類の特徴に考慮されればよく、これに限定されることはない。
1…一次圧延装置、2…一次圧延部、3…麺類の生地、4…切断装置、5…切り刃、6…一次圧延された麺類の生地、7…二次圧延装置、8…二次圧延部、9…切断された麺類、10…圧延装置(従来の技術における)、11…圧延部(従来の技術における)、12…圧延された麺類の生地(従来の技術における)、13…切断装置(従来の技術における)、14…ローラー刃(従来の技術における)、15…一次圧延部2における凸凹形状の差、16…一次圧延部2における凸凹形状の凸と凸の距離、17…連結部、18…切り刃5と切り刃5の距離、19…切り刃5の山と谷の差、20…切り刃5の山と山の距離、21…二次圧延部8における凸凹形状の差、22…二次圧延部2における凸凹形状の凸と凸の距離

Claims (3)

  1. 麺類の生地を圧延する際の一次圧延装置に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の一次圧延部を設けることで、一次圧延された麺類の生地を手打ち麺特有の凸凹形状に提供することを特徴とする麺類製造機の圧延装置。
  2. 前記一次圧延された麺類の生地を切断する際の切断装置に、規則的あるいは不規則的な形状の切り刃を設けることで、切断された麺類を手打ち麺特有の不揃いなものとして提供することを特徴とする麺類製造機の切断装置。
  3. 前記切断された麺類へ手打ち麺特有の外観や食感等を与えるための二次圧延装置に、規則的あるいは不規則的な凸凹形状の二次圧延部を設けることで、提供される麺類を手打ち麺特有の外観や食感等を有するものとして提供することを特徴とする麺類製造機の圧延装置。
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