JP2887371B2 - 麺類用の回転式裁断装置 - Google Patents

麺類用の回転式裁断装置

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JP2887371B2
JP2887371B2 JP6201442A JP20144294A JP2887371B2 JP 2887371 B2 JP2887371 B2 JP 2887371B2 JP 6201442 A JP6201442 A JP 6201442A JP 20144294 A JP20144294 A JP 20144294A JP 2887371 B2 JP2887371 B2 JP 2887371B2
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noodles
rotary
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roller
rotary cutting
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熊一 武田
啓司 大田
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  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、麺類用の回転式裁断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】製麺機にて機械的手段により製造される
麺類は、図4に示すように、縦断面が長方形(同図a)
または正方形(同図b)の角柱状を呈していて、これら
両麺類1、2においては、互いに対向する両隅部1a、
1b、2a、2b、および両隅部1c、1d、2c、2
dが約90度の角度を呈している。また、当該製麺機に
採用されている麺類用の回転式裁断装置は、一般には図
5に示すように、外周にて軸方向に所定間隔を保持して
多数の刃部3a、4aを有する2本の回転ローラ3、4
を互いに噛合させた状態で平行に配置されて回転可能に
支持されているもので、各回転ローラ3、4が有する各
刃部3a、4aは図6に示すように、断面長方形または
正方形に形成されてい。従って、各刃部3a、4aが互
いに噛合した状態においては、各刃部3a間、および各
刃部4a間に断面長方形または背四方形の環状の溝部3
b、4bが形成されている。当該回転式裁断装置におい
ては、麺類の平板状の原料を互いに逆方向に回転してい
る両回転ローラ3、4間に挿入することにより、細長く
裁断された麺類が各溝部3b、4bから吐出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、機械的手
段により製造される麺類は縦断面が長方形または正方形
を呈していて、外観的には全体として均一で画一的な感
が強く、縦断面形状および太さが長手方向で異なる変化
に富んだ形状の手打ち麺や手延べ麺等とは外観的に大き
な隔たりがあり、また当該麺類は味覚的にも画一的で、
長手方向での異なる形状に起因する舌触りの変化に富
み、かつつゆの付着状態の相違に起因する味の変化に富
んだ手打ち麺や手延べ麺等とは味覚的にも大きな隔たり
がある。
【0004】従って、本発明の目的は、外観的にも味覚
的にもできる限り手打ち麺や手延べ麺等に近い麺類を
断することのできる麺類用の回転式裁断装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、軸方向に多数の刃部を有する第1の回転ロ
ーラと、同第1の回転ローラの各刃部に対向する刃部を
軸方向に多数有して同第1の回転ローラに平行に配置さ
れ回転可能に支持される第2の回転ローラとを備え、こ
れら各回転ローラが有する各刃部の刃先同回転ローラ
の回転軸の軸線に対して傾斜する1つの環状の傾斜面に
形成すると共に、各刃先の傾斜面を互いに対向させて噛
合するように設け、前記各刃先間に形成される溝部に麺
原料を投入することにより麺類を製造するように構成し
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用・効果】両回転ローラの各刃部が噛合して
形成される環状の溝部は、菱形またはこれに近似する縦
断面形状を呈するため、縦断面形状が長方形または正方
形の従来の機械的手段による麺類に比較して外観的には
より手打ち麺、手延べ麺に近い形状となる。
【0007】この麺類用の回転式裁断装置によれば、従
来の回転式裁断装置を使用する場合と全く同様の要領で
麺類を裁断することができ、手打ち麺、手延べ麺に近い
形状の特異断面の麺類を高い効率で製造することができ
る。
【0008】
【実施例】図1には、本発明の麺類用の回転式裁断装置
により得られた麺類の一例である2種類のうどん11、
12が示されている。図1(a)に示す第1のうどん1
1にあっては、その縦断面形状がほぼ平行四辺形であっ
て、互いに対向する一対の両隅部11a、11bが鈍角
に形成され、かつ互いに対向する他の一対の両隅部11
c、11dが鋭角に形成されている。また、同図(b)
に示す第2のうどん12にあっては、その断面形状がほ
ぼ平行四辺形であるが特に菱形を呈しており、互いに対
向する一対の両隅部12a、12bが鈍角に形成され、
かつ他の一対の両隅部12c、12dが鋭角に形成され
ている。
【0009】このような形状のうどん11、12におい
ては、縦断面形状が菱形またはこれに近似する形状を呈
しているため、縦断面形状が長方形または正方形の従来
の機械的手段によるうどんに比較して外観的にはより手
打ちうどん、手延べ素麺に近い形状となる。また、これ
らのうどん11、12をゆでる際には湯の浸透および熱
の伝達が部分的に異なる。すなわち、互いに対向する鈍
角の両隅部11a、11b間の肉厚の厚い部分は湯の浸
透および熱の伝達が遅く、当該部分から鋭角の各隅部1
1c、1d側にいくに従って湯の浸透および熱の伝達が
早い。
【0010】このため、各うどん11、12は、ゆで上
がった状態では縦断面方向の各部における水分の分布が
異なりかつ軟らかさも異なるとともに、縦断面が長方形
または正方形のうどんに比較して、外周面が大きくてつ
ゆの付着が良好である。従って、これらのうどん11、
12は、味覚的にも手打ちうどん、手延べ素麺に近いも
のとなる。
【0011】これらのうどん11、12は、うどん粉を
混練してなる麺原料を図2に示す回転式裁断装置20に
より細長く裁断して製造される。当該回転式裁断装置2
0は、軸方向に多数の刃部21aを有する第1回転ロー
ラ21と、第1回転ローラ21の各刃部21aに対向す
る刃部22aを軸方向に多数有して第1回転ローラ21
に平行に配置されて回転可能に支持される第2回転ロー
ラ22とにより構成されており、各刃部21a、22a
の刃先21b、22bの一辺は、特に図3に拡大して示
すように、回転ローラ21、22の回転軸の軸線に対し
て傾斜する1つの環状の傾斜面に形成されている。これ
ら両回転ローラ21、22は、従来の製麺機の基台に互
いに平行して回転可能に支持され、各刃先21b、22
bはこれらの傾斜面を互いに対向させて噛合している。
この状態において、各刃先21b、22b間には菱形ま
たはこれに近似する多数の環状の溝部21c、22cが
形成される。
【0012】このように構成した当該回転式裁断装置
従来の製麺機の基台に取付られて使用され、うどん
11、12を従来の裁断装置を使用する場合と全く同様
の要領で細く裁断することができ、手打ち麺、手延べ麺
に近い形状の特異断面のうどん11、12を能率よく製
造することができる。
【0013】なお、上記した麺類用の回転式裁断装置の
実施例においては、麺類として菱形またはこれに近似す
る縦断面形状を有するうどんを得る例を示したが、本発
によればきし麺、冷麦、素麺、蕎麦等各種の麺類にも
適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られるうどんの一例を示す部分
斜視図(a)、および他の一例のうどんを示す部分斜視
図(b)。
【図2】麺類用の回転式裁断装置の一例を示す正面図
(a)、および同図の矢印A−A線方向の縦断面図
(b)。
【図3】同裁断装置の図2(a)における矢印B部分の
拡大縦断面図。
【図4】従来のうどんの一例を示す部分斜視図(a)、
および他の一例を示す部分斜視図(b)。
【図5】従来の回転式裁断装置の一例を示す正面図
(a)、および同図の矢印C−C線方向の縦断面図
(b)。
【図6】同裁断装置の図5(a)における矢印D部分の
拡大縦断面図。
【符号の説明】
1、2→麺類 1a、1b、1c、1d、2a、2b、
2c、2d→両隅部 3、4→回転ローラ 3a、4a→刃部 3b、4b→
溝部 11、12→うどん 11a、11b、12a、12b
→鈍角の隅部 11c、11d、12c、12d→鋭角の隅部 20→
回転式裁断機 21、22→回転ローラ 21a、22a→刃部 21
b、22b→刃先 21c、22c→溝部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方向に多数の刃部を有する第1の回転ロ
    ーラと、同第1の回転ローラの各刃部に対向する刃部を
    軸方向に多数有して同第1の回転ローラに平行に配置さ
    れ回転可能に支持される第2の回転ローラとを備え、こ
    れら各回転ローラが有する各刃部の刃先同回転ローラ
    の回転軸の軸線に対して傾斜する1つの環状の傾斜面に
    形成すると共に、各刃先の傾斜面を互いに対向させて噛
    合するように設け、前記各刃先間に形成される溝部に麺
    原料を投入することにより麺類を製造するように構成し
    ことを特徴とする麺類用の回転式裁断装置。
JP6201442A 1994-08-02 1994-08-02 麺類用の回転式裁断装置 Expired - Lifetime JP2887371B2 (ja)

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JPH0838027A JPH0838027A (ja) 1996-02-13
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KR100599007B1 (ko) * 2004-03-15 2006-07-12 조중현 이중면, 이중면 제조장치 및 제조방법
JP6217973B2 (ja) * 2013-11-07 2017-10-25 シマダヤ株式会社 麺類用混合切刃及びその細断方法
US20230023072A1 (en) * 2019-12-23 2023-01-26 Sanyo Foods Co., Ltd. Noodle cutting device, noodle production device, noodle, and instant noodle production method

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