JPH0838027A - 麺類および麺類用の回転式裁断装置 - Google Patents

麺類および麺類用の回転式裁断装置

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JPH0838027A
JPH0838027A JP6201442A JP20144294A JPH0838027A JP H0838027 A JPH0838027 A JP H0838027A JP 6201442 A JP6201442 A JP 6201442A JP 20144294 A JP20144294 A JP 20144294A JP H0838027 A JPH0838027 A JP H0838027A
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JP
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rotary
noodles
noodle
cutting device
roller
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JP6201442A
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Kumaichi Takeda
熊一 武田
Keiji Ota
啓司 大田
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SHIMADAYA HONTEN KK
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SHIMADAYA HONTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的製麺手段により手打ち風の麺類を製造
する。 【構成】 長手方向に延びる長尺の麺体が四辺形の縦断
面形状を有し、同縦断面の互いに対向する一対の両隅部
が鈍角に形成され、かつ互いに対向する他の一対の両隅
部が鋭角に形成されている麺類。当該麺類を細く裁断す
るための回転式裁断装置であり、軸方向に多数の刃部を
有する第1の回転ローラと、同第1の回転ローラの各刃
部に対向する刃部を軸方向に多数有して同第1の回転ロ
ーラに平行に回転可能に支持される第2の回転ローラと
からなり、これら各回転ローラが有する各刃部の刃先は
同回転ローラの回転軸の軸線に対して傾斜する環状の傾
斜面に形成されていて、これら両回転ローラの各刃先の
傾斜面が互いに対向して噛合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は麺類、および麺類を細く
裁断するための麺類用の回転式裁断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製麺機にて機械的手段により製造される
麺類は、図4に示すように、縦断面が長方形(同図a)
または正方形(同図b)の角柱状を呈していて、これら
両麺類1、2においては、互いに対向する両隅部1a、
1b、2a、2b、および両隅部1c、1d、2c、2
dが約90度の角度を呈している。また、当該製麺機に
採用されている麺類用の回転式裁断装置は、一般には図
5に示すように、外周にて軸方向に所定間隔を保持して
多数の刃部3a、4aを有する2本の回転ローラ3、4
を互いに噛合させた状態で平行に配置されて回転可能に
支持されているもので、各回転ローラ3、4が有する各
刃部3a、4aは図6に示すように、断面長方形または
正方形に形成されてい。従って、各刃部3a、4aが互
いに噛合した状態においては、各刃部3a間、および各
刃部4a間に断面長方形または背四方形の環状の溝部3
b、4bが形成されている。当該回転式裁断装置におい
ては、麺類の平板状の原料を互いに逆方向に回転してい
る両回転ローラ3、4間に挿入することにより、細長く
裁断された麺類が各溝部3b、4bから吐出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、機械的手
段により製造される麺類は縦断面が長方形または正方形
を呈していて、外観的には全体として均一で画一的な感
が強く、縦断面形状および太さが長手方向で異なる変化
に富んだ形状の手打ち麺や手延べ麺等とは外観的に大き
な隔たりがあり、また当該麺類は味覚的にも画一的で、
長手方向での異なる形状に起因する舌触りの変化に富
み、かつつゆの付着状態の相違に起因する味の変化に富
んだ手打ち麺や手延べ麺等とは味覚的にも大きな隔たり
がある。
【0004】従って、本発明の目的は、機械的手段によ
り製造される麺類において、外観的にも味覚的にもでき
る限り手打ち麺や手延べ麺等に近い麺類を提供するとと
もに、このような麺類を裁断することのできる麺類用の
回転式裁断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は麺類および麺類
用の回転式裁断装置に関するもので、当該麺類は、長手
方向に延びる長尺の麺体が四辺形の縦断面形状を有し、
同縦断面の互いに対向する一対の両隅部が鈍角に形成さ
れ、かつ互いに対向する他の一対の両隅部が鋭角に形成
されていることを特徴とするものである。
【0006】また、当該回転式裁断装置は、上記した麺
類を製造するための裁断用回転装置であり、軸方向に多
数の刃部を有する第1の回転ローラと、同第1の回転ロ
ーラの各刃部に対向する刃部を軸方向に多数有して同第
1の回転ローラに平行に配置されて回転可能に支持され
る第2の回転ローラからなり、これら各回転ローラが有
する各刃部の刃先は同回転ローラの回転軸の軸線に対し
て傾斜する環状の傾斜面に形成されていて、これら両回
転ローラの各刃先の傾斜面が互いに対向して噛合してい
ることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用・効果】このような形状の麺類において
は、縦断面形状が菱形またはこれに近似する形状を呈す
るため、縦断面形状が長方形または正方形の従来の機械
的手段による麺類に比較して外観的にはより手打ち麺、
手延べ麺に近い形状となる。また、当該麺類をゆでる際
の湯の浸透および熱の伝達は、肉厚の薄い部分が早くて
肉厚の厚い部分が遅いため、断面の各部において水分の
分布および軟らかさが漸次異なるものとなる。また、当
該麺類においては外周面が大きくて、つゆの付着が良好
である。従って、当該麺類は味覚的にも手打ち麺、手延
べ麺に近いものとなる。
【0008】一方、当該麺類は上記した回転式裁断装置
により、効率よく裁断されて製造される。当該裁断装置
においては、両回転ローラの各刃部が噛合して形成する
環状の溝部は、菱形またはこれに近似する縦断面形状を
呈するため、当該麺類を従来の回転式裁断装置を使用す
る場合と全く同様の要領で麺類を裁断することができ、
特異断面の当該麺類を従来の機械的手段と同様高い効率
で製造することができる。
【0009】
【実施例】
(麺類)図1には本発明に係る麺類の一例である2種類
のうどん11、12が示されている。これら両うどん1
1、12は製麺機による機械的手段により製造されたも
ので、縦断面が共に四辺形を呈している。図1(a)に
示す第1のうどん11にあっては、その縦断面形状がほ
ぼ平行四辺形であって、互いに対向する一対の両隅部1
1a、11bが鈍角に形成され、かつ互いに対向する他
の一対の両隅部11c、11dが鋭角に形成されてい
る。また、同図(b)に示す第2のうどん12にあって
は、その断面形状がほぼ平行四辺形であるが特に菱形を
呈しており、互いに対向する一対の両隅部12a、12
bが鈍角に形成され、かつ他の一対の両隅部12c、1
2dが鋭角に形成されている。
【0010】このような形状のうどん11、12におい
ては、縦断面形状が菱形またはこれに近似する形状を呈
しているため、縦断面形状が長方形または正方形の従来
の機械的手段によるうどんに比較して外観的にはより手
打ちうどん、手延べ素麺に近い形状となる。また、これ
らのうどん11、12をゆでる際には湯の浸透および熱
の伝達が部分的に異なる。すなわち、互いに対向する鈍
角の両隅部11a、11b間の肉厚の厚い部分は湯の浸
透および熱の伝達が遅く、当該部分から鋭角の各隅部1
1c、1d側にいくに従って湯の浸透および熱の伝達が
早い。
【0011】このため、各うどん11、12は、ゆで上
がった状態では縦断面方向の各部における水分の分布が
異なりかつ軟らかさも異なるとともに、縦断面が長方形
または正方形のうどんに比較して、外周面が大きくてつ
ゆの付着が良好である。従って、これらのうどん11、
12は、味覚的にも手打ちうどん、手延べ素麺に近いも
のとなる。
【0012】これらのうどん11、12は、うどん粉を
混練してなる原料を図2に示す回転式裁断装置20によ
り細長く裁断して製造される。当該回転式裁断装置20
は、軸方向に多数の刃部21aを有する第1回転ローラ
21と、第1回転ローラ21の各刃部21aに対向する
刃部22aを軸方向に多数有して第1回転ローラ21に
平行した配置されて回転可能に支持される第2回転ロー
ラ22とにより構成されており、各刃部21a、22a
の刃先21b、22bは、特に図3に拡大して示すよう
に、回転ローラ21、22の回転軸の軸線に対して傾斜
する環状の傾斜面に形成されている。これら両回転ロー
ラ21、22は従来の製麺機の基台に互いに平行して回
転可能に支持され、各刃先21b、22bはこれらの傾
斜面を互いに対向させて噛合している。この状態におい
て、各刃先21b、22b間には菱形またはこれに近似
する多数の環状の溝部21c、22cが形成される。
【0013】このように構成した当該回転式裁断装置2
0は従来の製麺機の基台に取付られて使用され、うどん
11、12を従来の裁断装置を使用する場合と全く同様
の要領で細く裁断することができ、特異断面のうどん1
1、12を従来の機械的手段と同様能率よく製造するこ
とができる。当該回転式裁断装置20においては、上記
したように、両回転ローラ21、22の各刃部21b、
22bが噛合して形成される環状の溝部21c、22c
は菱形またはこれに近似する断面形状を呈するため、各
溝部21c、22cからはうどん11または12が能率
よく吐出される。
【0014】なお、上記した実施例においては、本発明
に係る麺類として菱形またはこれに近似する縦断面形状
のうどん11、12の例を示すとともに、かかるうどん
11、12を裁断して得るための回転式裁断機20の例
を示したが、本発明はきし麺、冷麦、素麺、蕎麦等各種
の麺類にも適用されるものであり、また裁断機20を構
成する各回転ローラ21、22の各刃部の刃先21b、
22bの環状の傾斜面を適宜変更して各種形状の溝部を
形成することにより、麺類を各種形状の縦断面形状のも
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る麺類であるうどんの一例を示す部
分斜視図(a)、および他の一例のうどんを示す部分斜
視図(b)。
【図2】本発明に係る回転式裁断装置の一例を示す正面
図(a)、および同図の矢印A−A線方向の縦断面図
(b)。
【図3】同裁断装置の図2(a)における矢印B部分の
拡大縦断面図。
【図4】従来のうどんの一例を示す部分斜視図(a)、
および他の一例を示す部分斜視図(b)。
【図5】従来の回転式裁断装置の一例を示す正面図
(a)、および同図の矢印C−C線方向の縦断面図
(b)。
【図6】同裁断装置の図5(a)における矢印D部分の
拡大縦断面図。
【符号の説明】
1、2→麺類 1a、1b、1c、1d、2a、2b、
2c、2d→両隅部 3、4→回転ローラ 3a、4a→刃部 3b、4b→
溝部 11、12→うどん 11a、11b、12a、12b
→鈍角の隅部 11c、11d、12c、12d→鋭角の隅部 20→
回転式裁断機 21、22→回転ローラ 21a、22a→刃部 21
b、22b→刃先 21c、22c→溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に延びる長尺の麺体が四辺形の縦
    断面形状を有し、同縦断面の互いに対向する一対の両隅
    部が鈍角に形成され、かつ互いに対向する他の一対の両
    隅部が鋭角に形成されていることを特徴とする麺類。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の麺類を製造するための回
    転式裁断装置であり、軸方向に多数の刃部を有する第1
    の回転ローラと、同第1の回転ローラの各刃部に対向す
    る刃部を軸方向に多数有して同第1の回転ローラに平行
    に配置され回転可能に支持される第2の回転ローラから
    なり、これら各回転ローラが有する各刃部の刃先は同回
    転ローラの回転軸の軸線に対して傾斜する環状の傾斜面
    に形成されていて、これら両回転ローラの各刃先の傾斜
    面が互いに対向して噛合していることを特徴とする麺類
    用の回転式裁断装置。
JP6201442A 1994-08-02 1994-08-02 麺類用の回転式裁断装置 Expired - Lifetime JP2887371B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100599007B1 (ko) * 2004-03-15 2006-07-12 조중현 이중면, 이중면 제조장치 및 제조방법
JP2015089371A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 シマダヤ株式会社 麺類用混合切刃及びその細断方法
CN114727607A (zh) * 2019-12-23 2022-07-08 三洋食品株式会社 面条切出装置、面类的制造装置及面类和速食面的制造方法

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CN114727607A (zh) * 2019-12-23 2022-07-08 三洋食品株式会社 面条切出装置、面类的制造装置及面类和速食面的制造方法
CN114727607B (zh) * 2019-12-23 2023-03-03 三洋食品株式会社 面条切出装置、面类的制造装置及面类和速食面的制造方法

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