JPH0822B2 - 麺類の製造方法 - Google Patents

麺類の製造方法

Info

Publication number
JPH0822B2
JPH0822B2 JP4149885A JP14988592A JPH0822B2 JP H0822 B2 JPH0822 B2 JP H0822B2 JP 4149885 A JP4149885 A JP 4149885A JP 14988592 A JP14988592 A JP 14988592A JP H0822 B2 JPH0822 B2 JP H0822B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rollers
noodles
thin plate
shaped
corrugated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4149885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0638663A (ja
Inventor
康郎 三波
Original Assignee
康郎 三波
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 康郎 三波 filed Critical 康郎 三波
Priority to JP4149885A priority Critical patent/JPH0822B2/ja
Publication of JPH0638663A publication Critical patent/JPH0638663A/ja
Publication of JPH0822B2 publication Critical patent/JPH0822B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noodles (AREA)
  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉状澱粉(小麦粉、玉
蜀黍粉、芋粉等も含む)を主原料とするうどん等の麺類
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の機械式によるうどん等の麺類の製
造は、小麦粉と所定量の食塩水を混練機に入れて混練し
て練り状物を造り、次に、この練り状物の塊を円筒状の
ローラを対向して配置された麺帯機に通して薄板状物と
し、該薄板状物をカッターによって所定幅に切断し、う
どん等の麺類を製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この麺類の一部を図3
に示すが、図に示すように単純な断面略正方形の麺20
となる。この為、通常の人が一目見て機械によって製造
されたうどんと分かり、商品価値に欠けるという問題点
があった。また、従来の機械造りのうどんは図3に示す
ように断面が略正方形であるので、熱の通りが悪く、手
打ち麺に比較して茹でるのに時間がかかるという問題点
があった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、茹でるのが短時間で行え、更にはその形状が単一で
なくて手打ち麺に近い麺類の製造方法を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の麺類の製造方法は、主原料である粉状澱粉に所定
量の水を加えて混練して練り状物とする工程と、該練り
状物を複数段の対向するローラで押して薄板状物とする
工程と、該薄板状物を噛合する多数の有底リング状刃に
よって切断して麺線を形成する工程とを有してなる麺類
の製造方法において、前記対向するローラの内、最終段
の対向するローラを対応する波型ローラによって形成す
ると共に、該波型ローラの隙間を前記有底リング状刃の
刃高より小さくして構成されている。
【0005】
【作用】請求項1記載の麺類の製造方法は、多数の有底
リング状刃によって線状に切断する薄板状物が、該有底
リング状刃の深さより小さい間隔で配置された対向する
波型ローラによって押圧成形されているので、切った麺
線が有底リング状刃の内部に隙間を有して配置され、更
に内部に隙間を有するので、適当に麺線にひねりが与え
られ、これによって切断された麺線が単純正方形でな
く、表面に皺を有する不規則な連続線となり、より手打
ち式の麺に近づく。そして、前記薄板状物は有底リング
状刃の深さより薄いので、従来の機械麺より薄く形成さ
れて、湯通しが良くなる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例について説明する。ここに、図1は
本発明の一実施例に係る麺類の製造方法に使用する波型
ローラ及びカッターの正面図、図2は薄板状物と切断さ
れた麺の斜視図である。
【0007】図1に示すように、本発明の一実施例に使
用する波型ローラ10、11は、ステンレス等の円柱状
材料をNC旋盤によってその表面を波型(サインカー
ブ)にそれぞれ加工し、対向させた場合、その隙間が均
一になるようになっている。なお、前記波型ローラ1
0、11は、図示しない駆動源によって、図の矢印のよ
うにそれぞれ反対方向に回転駆動されるようになってい
る。
【0008】一方、本実施例に使用するカッター12、
13は硬質の鋼あるいはステンレスによってなり、周囲
に多数の有底リング状刃14、15をそれぞれ有してい
る。該有底リング状刃14、15は対向する刃部が部分
嵌入して噛合し、しかも、回転駆動源に接続されて回転
し、その交差する刃部の剪断力によって間を通る薄板状
物を縦切りするようになっている。なお、該有底リング
状刃14、15のピッチは前記波型ローラ10、11の
波のピッチ0.3〜3倍程度となっているが、本発明は
係るピッチの相違によって限定されるものではない。ま
た、前記波型ローラ10、11の直径は大きい方が練り
状物を円滑に成形できるが、装置をコンパクトにする為
に、小径にしても良い。
【0009】続いて、本発明の一実施例に係る麺類の製
造方法を具体的に説明すると、粉状澱粉の一例である小
麦粉に所定量の食塩水を入れ、混練機によって充分に攪
拌混合し、練り状物を造る。この練り状物を回転駆動さ
れる一段あるいはそれ以上の段数の円筒状のローラ対間
に入れて適当厚みの板状物を造る。そして、該板状物を
前記波型ローラ10、11の間に入れて薄板状物16を
造る。なお、前記波型ローラ10、11の隙間は、上流
側に配置される円筒状のローラ対の隙間より充分小さく
なっているものとする。
【0010】次に、この薄板状物16を前記カッター1
2、13の間を通すと、噛合する有底リング状刃14、
15によって切断される。この場合、有底リング状刃1
4、15の刃高(刃の先端から溝底までの高さをいう)
が前記薄板状物16の厚みより厚くなっているので、切
断された麺線17に適当な線状溝、場合によっては捩じ
りを生じ、麺線17が薄くなって、従来の機械式のもの
より単調でなくなる。そして、以上の製法によって製造
された麺は、薄板状物16からなっているので、湯通し
が良い。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の麺類の製造方法は以上の
説明からも明らかなように、多数の有底リング状刃によ
って線状に切断する薄板状物が、該有底リング状刃の深
さより小さい間隔で配置された対向する波型ローラによ
って押圧成形されているので、麺線が薄く、これによっ
て湯通し時間が従来の麺に比較して1/2〜1/3とな
り、短時間の内に麺を茹でることができる。そして、波
型ローラによって波型に押圧した薄板状物を該薄板状物
の厚みより大きい刃高を有する有底リング状刃によって
切断しているので、麺線が単調でなくなり、溝模様等も
生じ、本来の手打ちの麺に近づき、商品価値が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る麺類の製造方法に使用
する波型ローラ及びカッターの正面図である。
【図2】薄板状物と切断された麺の斜視図である。
【図3】従来例に係る方法で製造された麺の部分斜視図
である。
【符号の説明】
10 波型ローラ 11 波型ローラ 12 カッター 13 カッター 14 有底リング状刃 15 有底リング状刃 16 薄板状物 17 麺線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主原料である粉状澱粉に所定量の水を加
    えて混練して練り状物とする工程と、該練り状物を複数
    段の対向するローラで押して薄板状物とする工程と、該
    薄板状物を噛合する多数の有底リング状刃によって切断
    して麺線を形成する工程とを有してなる麺類の製造方法
    において、 前記対向するローラの内、最終段の対向するローラを対
    応する波型ローラによって形成すると共に、該波型ロー
    ラの隙間を前記有底リング状刃の刃高より小さくしたこ
    とを特徴とする麺類の製造方法。
JP4149885A 1992-05-16 1992-05-16 麺類の製造方法 Expired - Lifetime JPH0822B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4149885A JPH0822B2 (ja) 1992-05-16 1992-05-16 麺類の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4149885A JPH0822B2 (ja) 1992-05-16 1992-05-16 麺類の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0638663A JPH0638663A (ja) 1994-02-15
JPH0822B2 true JPH0822B2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=15484769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4149885A Expired - Lifetime JPH0822B2 (ja) 1992-05-16 1992-05-16 麺類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0822B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5356987B2 (ja) * 2009-11-26 2013-12-04 サンヨー食品株式会社 麺製造装置
US9004899B2 (en) 2012-02-07 2015-04-14 Sanyo Foods Co., Ltd. Noodles and apparatus for processing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0638663A (ja) 1994-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4508739A (en) Potato product with opposite corrugations of different frequencies
JPS61162152A (ja) 食物製品ならびにその製造方法および装置
US9004899B2 (en) Noodles and apparatus for processing the same
JPH0822B2 (ja) 麺類の製造方法
JP2001017104A (ja) 早茹でスパゲッティ
JPH08256669A (ja) 製麺用ロール
JP5356987B2 (ja) 麺製造装置
JPH06178642A (ja) 帯状体の細断装置
KR20030040945A (ko) 감자로 만든 면류의 제조방법
JP2887371B2 (ja) 麺類用の回転式裁断装置
JPS61135575A (ja) 繊維状食品押出製造機
EP1424010B1 (en) Process for the preparation of edible pasta with a high absorption of substances, a relative dough processing device and the pasta thus obtained
JPS62158442A (ja) 太さや幅の異なる麺の製造法および製麺用回転切刃装置
KR20160007755A (ko) 누룽지 파쇄장치
CN212306755U (zh) 一种银针粉机
KR100562166B1 (ko) 수제비의 제조방법및 그 장치
KR940000460Y1 (ko) 파형면류 제조 로울러
KR200290933Y1 (ko) 국수 컷터기
JPS6144455B2 (ja)
EP4369945A1 (en) Process for the production of pasta by means of extrusion through a bronze die plate insert with grooves
JPS6113787B2 (ja)
JP3071746B2 (ja) すいとん生地の製造装置
JP2002171895A (ja) 多重層麺生地製造装置および製造方法
JPS585169A (ja) 長繊維状食品の製造法
JPS61173755A (ja) 麺類の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term