JPH0961497A - 半導体装置およびその試験方法 - Google Patents

半導体装置およびその試験方法

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JPH0961497A
JPH0961497A JP7220442A JP22044295A JPH0961497A JP H0961497 A JPH0961497 A JP H0961497A JP 7220442 A JP7220442 A JP 7220442A JP 22044295 A JP22044295 A JP 22044295A JP H0961497 A JPH0961497 A JP H0961497A
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Katsuhiro Suma
克博 須磨
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    • HELECTRICITY
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/01Shaping pulses
    • H03K5/08Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サージ電圧吸収のためのクランプ回路を備え
る半導体装置において、ピンコンタクト試験および内部
電位の外部モニタおよび内部電位の外部印加を実現す
る。 【解決手段】 外部端子(7)に電気的に接続される内
部ノード(NA)の電位をクランプするクランプ回路
(10)は、モニタフォースモード活性化信号(TES
T1)に応答して制御回路(30)から発生される制御
信号IFG1に従って選択的にそのクランプ機能が活性
/非活性状態とされる。所定の内部電圧を発生する基板
電位発生回路(15)の出力部はこのモニタフォースモ
ード活性化信号に応答して第2の制御回路(40)から
発生される制御信号に応答して選択的に内部ノード(N
A)に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置に関
し、特に、外部端子に接続する内部ノードの電位をクラ
ンプする保護回路を有する半導体装置およびその試験方
法に関する。より特定的には、内部ノードの電位を正確
に所定の電圧レベルに設定するための構成および方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、パーソナルコンピュータおよびワ
ークステーションを含むさまざまな電気製品にマイクロ
コンピュータ、メモリ装置およびゲートアレイなどの種
々の半導体装置が搭載されている。これらの半導体装置
の多くは高集積化および低消費電力化に適したMOSト
ランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)によ
り構成される。MOSトランジスタを構成要素とするメ
モリに、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス
・メモリ)がある。このDRAMは、近年大容量化が進
み、パーソナルコンピュータおよびワークステーション
のメインメモリとして使用されている。パーソナルコン
ピュータおよびワークステーションの高性能化および低
価格化に伴って、DRAMに対しても、さらに低コスト
化および高性能化が要求されている。しかしながら、高
性能かつ高信頼性のDRAM製品を提供するために必要
とされる各種の特性試験が複雑化し、それに伴いテスト
時間が長くなり、製品コストを高くするという問題点が
生じてきた。
【0003】この問題点を解決するために、マイクロコ
ンピュータおよびゲートアレイなどのロジックデバイス
においては早くからテストを容易に行なうことができる
ように、設計段階でテスト容易化機能が装置内に組込ま
れてきているが、半導体メモリにおいても、この問題点
を解決するためにテスト容易化設計が必要とされてきて
いる。このようなテスト容易化設計の1つとしてDRA
Mのテスト時間短縮に関してJEDEC(ジョイント・
エレクトロン・デバイス・エンジニアリング・カウンシ
ル)は、マルチビットテストを標準化している。このマ
ルチビットテストにおいては、データを縮退することに
より、アクセス回数を少なくしてテスト時間を短縮して
いる。すなわち、通常モードにおいては複数回のアクセ
スが必要な複数個のメモリセルに対し、テストモード時
においては、1回のアクセスで同じデータを書込む。チ
ップ内部でこれらの複数のメモリセルに書込まれたデー
タを読出して、読出されたデータの論理が一致している
か否かを示す信号を1回のアクセスサイクルで出力す
る。複数個のメモリセルが同時にテストされるため、個
々のメモリセルをテストする場合に比べて大幅にテスト
時間を短縮することができる。
【0004】また、JEDECでは標準されていないさ
まざまなテストモードもDRAMに対し提案されてい
る。たとえば、特開平5−242698号公報に示され
ているように、常温で高温動作状況を実現する方法があ
る。この方法においては、複数のカスケード接続された
インバータからなる特定の制御信号を遅延するためのデ
ィレーチェーンのインバータの段数をテストモード時に
低減し、かつこのディレーチェーンに関連する特定のア
クセスパス(データ入出力経路)を短絡する。ディレー
チェーンのインバータ段数を少なくすることにより、遅
延時間を小さくし、また特定のアクセスパスを短絡する
ことによりデータ転送時間を短縮し、これにより等価的
に常温動作状況で高温時の動作状況を実現する。
【0005】また、半導体基板領域へ印加される基板バ
イアス電圧レベルを変化させてこの基板バイアス電圧に
関連する半導体装置の不良を加速することにより、半導
体装置の信頼性をテストする方法がある。
【0006】さらに、特開平6−194424号公報に
記載されているような、装置内部で発生される内部電圧
を特定のパッドへテストモード時に伝達することによ
り、内部電圧が所定の電圧レベルにあるか否かを外部で
容易にモニタする方法も提案されている。
【0007】また、半導体装置においても、通常動作時
にその信頼性を保証するために、さまざまな保護回路が
設けられている。
【0008】図34は、たとえば特開昭61−2326
58号公報に記載された、入力保護回路の構成を示す図
である。図33において、入力保護回路は、外部ピン端
子7と内部回路11の間に接続される。この入力保護回
路は、内部回路11の入力ノードNAと外部端子7の間
に接続される電流制限用の抵抗体8と、内部ノードNA
と電源ノードVCCの間に順方向に接続されるP+/N
−接合ダイオード9aと、内部ノードNAと接地ノード
VSSの間に逆方向に接続されるP−/N+接合ダイオ
ード9bを含む。
【0009】内部回路11は、PチャネルMOSトラン
ジスタ11aとnチャネルMOSトランジスタ11bで
構成されるCMOSインバータの構成を備え、内部ノー
ドNAに与えられた信号の論理を反転して別の内部回路
へ伝達する。この内部回路11は、単に入力バッファと
しての機能を備える。
【0010】P+/N−接合ダイオード9aおよびP−
/N+接合ダイオード9bは、それぞれ内部ノードNA
に接続される部分の不純物濃度を高くすることにより、
接合耐圧を高くする。次に動作について簡単に説明す
る。
【0011】今、接合ダイオード9aの順方向降下電圧
をV9aとし、接合ダイオード9bの順方向降下電圧を
V9bとする。内部ノードNAの電圧VAが、VCC+
V9a以上となると、接合ダイオード9aが導通し、ノ
ードNA上の電圧VAが電圧VCC+V9a以上の電圧
レベルになるのを防止する。ここで、VCCは電源ノー
ドVCC上の電圧をも併せて示す。逆に、ノードNA上
の電圧VAがVSS−V9b以下となると、この接合ダ
イオード9bが導通し、接地ノードVSSから内部ノー
ドNAへ電流を供給し、内部ノードNA上の電圧を上昇
させ、この内部ノードNA上の電圧VAがVSS−V9
b以下になるのを防止する。接合ダイオード9aおよび
9bを用いることにより、サージなどのノイズが外部端
子7に与えられたときに、内部ノードNAの電圧レベル
が異常に高電圧または低電圧となるのを防止し、これに
より内部回路11に過電圧が印加され、MOSトランジ
スタ11aおよび11bに絶縁破壊を生じるのを防止す
る。抵抗体8は、過電圧が外部端子7に印加されたとき
に、接合ダイオード9aおよび/または9bに大きな電
流が流れPN接合が破壊されるのを防止する機能を備え
る。抵抗体8は、また外部端子7に過電流が生じたとき
に、この過電流を抑制する機能を備える。
【0012】上述のような入力保護回路を用いることに
より、内部ノードNAの電圧VAは、VCC+V9aと
VSS−V9bの間の電圧レベルに保持され、内部回路
11に異常電圧が印加されるのを防止することができ、
応じて、この内部回路11の異常電圧による誤動作また
は破壊を防止することにより、半導体装置の信頼性を保
証する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置は、樹脂封
止などにより、パッケージに収納されて出荷される。半
導体装置は、ウエハレベルのテストに加えて、製品出荷
前の最終テストを受ける。この最終テストにおいては、
信号の入出力はすべて外部ピン端子(リード端子)を介
して行なわれる(半導体装置はパッケージに収納されて
いるため)。このような場合、図34に示すような入力
保護回路が設けられている場合に外部端子7を介して信
号の入出力を行なった場合、正確に所望のテストを行な
えない場合が生じる。
【0014】図35は、内部電圧検出テストの配置の一
例を示す図である。図35においては、基板電位発生回
路15が発生する基板電位VBBの電圧レベルを外部で
モニタする配置が示される。この基板電位発生回路15
は、半導体記憶装置などにおいて、P型半導体基板領域
(ウェル領域または半導体層)に対し負電位のバイアス
電圧を印加し、これによりnチャネルMOSトランジス
タのしきい値電圧の安定化、寄生MOSトランジスタの
発生の防止、半導体記憶装置におけるソフトエラーの防
止などを図る。この基板電位発生回路15の出力部に、
テストモード指示信号φcに応答して導通し、この基板
電位発生回路15の出力部を内部ノードNAへ電気的に
接続する接続用のnチャネルMOSトランジスタQ1が
設けられる。
【0015】通常動作モード時においては、テストモー
ド指示信号φcは、負電位VBBレベルのローレベルに
あり、トランジスタQ1はオフ状態にあり、基板電位発
生回路15の出力部は内部ノードNAと分離される。
【0016】基板電位VBBをモニタする場合、テスト
モード指示信号φcがハイレベルとなり、トランジスタ
Q1がオン状態となる。基板電位発生回路15の出力部
が内部ノードNAに電気的に接続され、内部ノードNA
へは、基板電位発生回路15からの負電圧VBBが伝達
される。内部ノードNAは、抵抗体8を介して外部端子
7に接続されている。したがって、この外部端子7の電
圧レベルを外部でモニタすることにより、基板電位発生
回路15が発生する基板電位VBBの電圧レベルを検出
することができる。これにより、基板電位発生回路15
が正確に動作しているか否かを識別することができる。
【0017】しかしながら、内部ノードNAと接地ノー
ドVSSの間には、接合ダイオード9bが接続されてい
る。したがって、内部ノードNAに伝達される基板電圧
VBBの電圧レベルの絶対値が接合ダイオード9bの順
方向降下電圧V9bよりも大きくなると、この接合ダイ
オード9bが導通し、内部ノードNAの電圧レベルを−
V9bの電圧レベルにクランプする。したがって、この
基板電位発生回路15が発生する負電圧VBBの絶対値
が、この接合ダイオード9bの順方向降下電圧V9bよ
りも大きくなると、正確にこの基板電位発生回路15が
発生する基板電圧VBBの電圧レベルを測定することが
できなくなるという問題が生じる。
【0018】すなわち、図36に示すように、負電圧V
BBの絶対値が、接合ダイオード9bの順方向降下電圧
V9b(=Vclump)よりも大きい場合、内部ノー
ドNAに伝達された負電圧VBBの電圧レベルは、この
接合ダイオード9bによりクランプされ、外部端子7に
おいてモニタされる電圧VMONは、実際の負電圧VB
Bの電圧レベルではなく、それよりも、電位ΔV高いク
ランプレベルVclump(=V9b)の電圧レベルと
なり、したがって、外部端子7を介して外部でモニタす
る電圧VMONと基板電位発生回路15が実際に発生す
る負電圧VBBの電圧レベルが異なり、正確な電位レベ
ルを検出することができなくなるという問題が生じる。
【0019】この図34および図35に示す接合ダイオ
ード9bは、以下に説明するIFリークテストにおいて
利用されており、この接合ダイオード9bを削除するこ
とはできない。
【0020】図37(A)は、IFリークテスト(ピン
コンタクト試験)の配置を示す図である。図33(A)
に示すように、抵抗体8はこの半導体装置チップ周辺に
設けられたパッド70aに接続される。このパッド70
aは、外部端子7とボンディングワイヤ70bを介して
電気的に接続される。IFリークテスト(ピンコンタク
ト試験)においては、この外部端子7とパッド70aが
確実に電気的に接続されているか否かをテストする。す
なわち、このテスト時においては、外部端子7へ、電流
計70cを介して負電圧VENが印加される。この外部
端子7へ印加される負電圧VENの絶対値が接合ダイオ
ード9bの順方向降下電圧V9bよりも大きくなると、
接地ノードVSSから抵抗体8、パッド70a、ボンデ
ィングワイヤ70bを介して外部端子7へ電流IAが流
れる。
【0021】図37(B)にこのIFリークテスト(ピ
ンコンタクト試験)の場合の電圧−電流特性を示すが、
外部端子7に、所定の電圧レベルの負電圧VFを印加し
たとき、この電流計70cにより検出される電流値IM
が所定の値以上あるか否かを識別することにより、外部
端子7とパッド70aが正常に電気的に接続されている
か否かを検査することができる。
【0022】上述のようなIFリークテスト(ピンコン
タクト試験)を行なうために、この接合ダイオード9b
をなくすことはできない。したがって、このような入力
保護回路における接合ダイオード9bが設けられている
限り、図35に示すような、基板電位発生回路15が発
生する基板電位VBBの電圧レベルを正確に外部でモニ
タすることができなくなるという問題が生じる(半導体
装置のパッケージ収納後において)。
【0023】さらに、半導体装置の最終テストにおいて
は、動作マージン、不良の加速などを行なうために、外
部端子7から所望の電圧レベルの試験電圧を印加して、
この内部ノードNAと異なる別の内部ノードへ印加する
場合(たとえば図35の基板電位発生回路15の出力
部)、負電圧の印加の場合、図34または図35に示す
接合ダイオード9bのクランプ機能により、この接合ダ
イオード9bの順方向降下電圧よりも絶対値の大きな負
電圧を所望の内部ノードへ印加することができず、半導
体装置の内部状態を、外部から設定することができず、
所望の特性試験を行なうことができなくなるという問題
が生じる。この特性試験には、後に詳細に説明するが、
半導体記憶装置において基板バイアスを深くして、ポー
ズリフレッシュ不良を加速する試験などがある。
【0024】上述のような、入力保護回路におけるクラ
ンプダイオードによる問題は、負電圧のみならず、高電
圧を印加する場合にも生じる。
【0025】それゆえ、この発明の目的は、パッケージ
収納後においても正確に所望の試験を実施することので
きる、内部回路保護機能を備える半導体装置を提供する
ことである。
【0026】この発明の他の目的は、テスト時において
は、外部と内部ノードとの間で所望のレベルの電圧を授
受することができ、かつ通常動作モード時には外部サー
ジなどの異常電圧/電流から内部回路を保護することの
できる半導体装置を提供することである。
【0027】この発明のさらに他の目的は、パッケージ
収納後の内部電位の外部モニタ、外部電位の内部ノード
への印加およびピンコンタクト試験の実施が可能であ
る、内部回路保護機能付き半導体装置を提供することで
ある。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体装
置は、外部ピン端子に結合される内部ノードと第1の基
準電圧源との間に結合され、この内部ノードの電位を第
1の所定電位レベルにクランプするための第1のクラン
プ手段と、テストモード指示信号に応答してこの第1の
クランプ手段のクランプ動作を禁止するための制御信号
を発生して第1のクランプ手段へ与える制御手段とを備
える。
【0029】請求項2に係る半導体装置は、請求項1の
半導体装置において、第1のクランプ手段が、内部ノー
ドと第1の基準電圧源との間に互いに直列に接続される
少なくとも1つの第1の絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタおよび少なくとも1つの第2の絶縁ゲート型電界効
果トランジスタを含む。第1の絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタは第1の基準電圧源の電圧をゲートに受け、
第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、制御手段
からの制御信号をそのゲートに受ける。
【0030】請求項3に係る半導体装置は、請求項2の
半導体装置において、第1の絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタが内部ノードに接続され、第2の絶縁ゲート型
電界効果トランジスタが第1の絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタと第1の基準電圧源との間に接続される。
【0031】請求項4に係る半導体装置は、請求項2の
半導体装置において、第2の絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタが内部ノードに接続され、第1の絶縁ゲート型
電界効果トランジスタは内部ノードと第2の絶縁ゲート
型電界効果トランジスタとの間に接続される。
【0032】請求項5に係る半導体装置は、請求項2な
いし4のいずれかの装置において、第1の絶縁ゲート型
電界効果トランジスタが第1導電型を有し、第2の絶縁
ゲート型電界効果トランジスタが第2導電型を有する。
【0033】請求項6に係る半導体装置は、請求項2な
いし4のいずれかの装置において、第1および第2の絶
縁ゲート型電界効果トランジスタがともに第1の導電型
を有する。
【0034】請求項7に係る半導体装置は、請求項1の
装置において、クランプ手段が、内部ノードと第1の基
準電圧源との間に接続され、そのゲートに制御手段から
の制御信号を受ける1つの絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタを備える。
【0035】請求項8に係る半導体装置は、請求項2ま
たは7の装置において、さらに第1の基準電圧源の電圧
よりも絶対値の大きな内部電圧を発生する内部電圧発生
手段と、テストモード指示信号に応答してこの内部電圧
発生手段の出力部を内部ノードへ結合する内部電位接続
手段をさらに備え、制御手段が、テストモード指示信号
の活性化時この内部電圧発生手段の出力部の電圧レベル
の制御信号を発生する手段を含む。
【0036】請求項9に係る半導体装置は、請求項1の
装置において、クランプ手段が、内部ノードと基準電圧
源との間に直列に接続される第1および第2の絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタを備え、制御手段は、テスト
モード指示信号の活性化時第1の絶縁ゲート型電界効果
トランジスタを導通状態とする電圧を制御信号として発
生しかつテストモード指示信号の非活性化時には第1の
基準電圧源の電圧レベルの電圧を制御信号として発生し
て第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート電
極ノードへ印加する第1の制御信号発生手段と、テスト
モード指示信号の活性化時内部ノード上の電圧レベルの
電圧を発生しかつテストモード指示信号の非活性化時第
1の基準電圧源の電圧レベルの電圧を発生して第2の絶
縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート電極ノードへ
印加する第2の制御信号発生手段とを含む。
【0037】請求項10に係る半導体装置は、請求項9
の半導体装置において、第1の絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタが内部ノードに接続され、第2の絶縁ゲート
型電界効果トランジスタが第1の絶縁ゲート型電界効果
トランジスタと第1の基準電圧源との間に結合される。
【0038】請求項11の半導体装置は、請求項9の装
置において、第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
が内部ノードに接続され、第1の絶縁ゲート型電界効果
トランジスタが第2の絶縁ゲート型電界効果トランジス
タと第1の基準電圧源との間に結合される。
【0039】請求項12に係る半導体装置は、請求項7
の装置において、制御手段が、テストモード指示信号の
非活性化時第1の基準電圧源の電圧レベルの電圧を発生
しかつテストモード指示信号の活性化時内部ノードにテ
ストモード時に伝達される電圧レベルの電圧を発生して
それぞれ制御信号として出力する手段を含む。
【0040】請求項13に係る半導体装置は、請求項7
または12の装置において、制御手段がテストモード指
示信号を受け、第2の基準電圧源の電圧レベルとテスト
動作モード時に内部ノードに伝達される電圧レベルとの
相補信号を発生する第1の制御信号発生手段と、この相
補信号を受け、テストモード指示信号の非活性化時第1
の基準電圧源の電圧レベルの信号を出力し、テストモー
ド指示信号の活性化時に、テストモード動作時に内部ノ
ードに伝達される電圧レベルの信号を発生してMOSト
ランジスタのゲートへ印加する第2の制御信号発生手段
とを備える。
【0041】請求項14に係る半導体装置は、請求項
1、2または7の装置において、第1の基準電圧源の電
圧よりも絶対値の大きな内部電圧を発生する内部電圧発
生手段と、制御手段からの制御信号に応答してこの内部
電圧発生手段の出力を内部ノードに結合する接続手段と
をさらに備える。
【0042】請求項15に係る半導体装置は、請求項1
4の装置において、接続手段が、第1導電型の絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタを備え、第2の絶縁ゲート型
電界効果トランジスタが第2導電型を有し、制御手段
が、テストモード指示信号の活性化時第1の基準電圧源
の電圧と論理の異なる第2の基準電圧源の電圧を出力
し、テストモード指示信号の非活性化時内部電圧発生手
段の出力部の電圧レベルの電圧を出力して接続手段の絶
縁ゲート型電界効果トランジスタおよび第2の絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタのゲートへ与える手段を含
む。
【0043】請求項16に係る半導体装置は、請求項2
の装置において、第1の基準電圧源の電圧よりも絶対値
の大きな内部電圧を発生する内部電圧発生手段と、この
テストモード指示信号に応答して内部電圧発生手段の出
力部を内部ノードへ接続する接続手段とをさらに備え
る。接続手段は、第1導電型の絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタで構成され、第2の絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタは第1の導電型を有する。制御手段は、テス
トモード指示信号に応答して互いに相補な論理レベルの
信号を生成して接続手段の絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタおよび第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
のそれぞれのゲート電極ノードへ印加する手段を含む。
第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、テストモ
ード指示信号の非活性化時には、導通状態となる第2の
基準電圧を受け、テストモード指示信号の活性化時には
内部電圧発生手段の出力部の電圧を受けるように、制御
手段が相補な信号を出力する。
【0044】請求項17に係る半導体装置は、請求項7
の装置において、第1の基準電圧源が接地電圧を供給
し、内部電圧発生手段はこの接地電圧よりも低い負電圧
を発生する。
【0045】請求項18に係る半導体装置は、請求項7
の装置において、第1の基準電圧源が電源電圧を供給
し、内部電圧発生手段が、この電源電圧よりも高い高電
圧を発生する。
【0046】請求項19に係る半導体装置は、請求項2
の装置において、第1および第2の絶縁ゲート型電界効
果トランジスタが、ともにPチャネルMOSトランジス
タで構成され、第1の基準電圧源は電源電圧を供給す
る。
【0047】請求項20に係る半導体装置は、請求項1
の装置において、クランプ手段が、内部ノードと第1の
基準電圧源との間に直列に接続される少なくとも1つの
第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、少なくと
も2つの第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを
含む。この第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
ゲート電極ノードは第1の基準電圧源の電圧を受ける。
制御手段は、第1のテストモード指定信号の活性化時こ
の第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの一方のゲ
ート電極ノードへ第1の内部電圧を印加し、この第1の
テストモード指示信号の非活性化時この一方の絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタにチャネルが形成される電圧
をゲート電極ノードへ印加する第1の制御信号発生手段
と、第2のテストモード指定信号の活性化時第2の内部
電圧を発生して第2の絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの他方のゲート電極ノードへ印加し、かつ第2のテス
トモード指定信号の非活性化時、この他方の絶縁ゲート
型電界効果トランジスタにチャネルが形成される電圧を
そのゲート電極ノードへ印加する第2の制御信号発生手
段とを備える。テストモード指示信号の活性化時には、
第1および第2のテストモード指定信号の一方が活性状
態とされ、他方は非活性状態に維持される。
【0048】請求項21に係る半導体装置は、請求項2
0の装置において、第1のテストモード指定信号の活性
化には、内部ノードと第1の内部電圧発生手段とを接続
する第1の接続手段と、第2のテストモード指定信号の
活性化に応答して、第2の内部電圧発生手段の出力を内
部ノードに結合する第2の接続手段を含む。
【0049】請求項22に係る半導体装置は、請求項1
の装置において、内部ノードと第1の基準電圧源とは異
なる第2の基準電圧源との間に結合され、内部ノードの
電圧を第2のクランプレベルにクランプするための第2
のクランプ手段と、第2のテストモード指示信号の活性
化に応答して第2のクランプ手段のクランプ機能を非活
性化するための第2の制御手段をさらに備える。
【0050】請求項23に係る半導体装置は、請求項2
2の装置において、第2のクランプ手段が、第2の基準
電圧源の電圧をゲートに受ける少なくとも1つの第1の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、制御信号に応答
して、選択的にチャネルが形成される少なくとも1つの
第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを含み、こ
れら第1および第2の絶縁ゲート型電界効果トランジス
タは第2の基準電圧源と内部ノードとの間に直列に接続
される。
【0051】請求項24に係る半導体装置は、請求項2
2の装置において、第2のクランプ手段が、第2の基準
電圧源と内部ノードとの間に接続され、第2の制御手段
の出力信号をゲート電極ノードに受ける絶縁ゲート型電
界効果トランジスタを備える。
【0052】請求項25の半導体装置は、請求項1の装
置において、第1のクランプ手段と並列に設けられて第
1のクランプ手段のクランプレベルよりも絶対値の大き
な電圧レベルに内部ノードをクランプするための保護手
段をさらに備える。
【0053】請求項26に係る半導体装置は、請求項1
の装置がさらに、第1の基準電圧源の供給する電圧より
も絶対値の大きな内部電圧を発生する内部電圧発生手段
と、テストモード指示信号の活性化に応答して内部電圧
発生手段の出力部を内部ノードに結合する接続制御手段
と、テストモード指示信号の活性化に応答して、内部電
圧発生手段を非活性状態として内部電圧発生動作を停止
させる停止手段とをさらに備える。
【0054】請求項27に係る半導体装置の試験方法
は、テストモード指示信号を印加して内部電圧発生回路
の動作を停止させるステップと、この内部電圧発生回路
の出力部へ外部からの電圧を供給するステップとを備え
る。
【0055】請求項28に係る半導体装置の試験方法
は、請求項27の方法において、外部からの電圧は、内
部電圧発生回路が通常動作モード時に発生する電圧レベ
ルよりも絶対値の小さな電圧レベルを有する。
【0056】請求項29に係る方法は、請求項27の方
法において、テストモード指示信号に応答して内部電圧
発生回路の出力部を外部端子に結合するステップを含
む。内部ノードを所定電位にクランプするクランプ手段
は、テストモード動作時に非活性状態とすることによ
り、このクランプ手段のクランプレベルの影響を受ける
ことなく内部ノードへ外部から所望のレベルの電圧を正
確に印加することができ、また逆に内部ノードの電圧を
外部端子を介して外部でモニタすることができる。
【0057】また、テストモード指示信号を非活性状態
とすれば、クランプ手段が動作し、内部ノードを所定の
電位レベルにクランプするため、ピンコンタクト試験
(IFリークテスト)などのテストを正確に行なうこと
ができる。
【0058】さらに、テストモード動作時に内部電圧発
生回路の動作を停止させることにより、外部から所望の
電圧レベルにこの内部電圧を正確に設定することがで
き、必要な特性試験を正確に行なうことができる。
【0059】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の第1の実施の形態
である半導体装置の要部の構成を示す図である。図1に
おいて、半導体装置は、内部ノードNAの電位を所定電
位にクランプするための第1のクランプ回路10と、内
部ノードNAと外部端子7との間に設けられる第1の保
護回路20と、テストモード指示信号TEST1に応答
して、第1のクランプ回路10のクランプ動作を禁止す
る制御信号IFG1を発生して第1のクランプ回路10
へ与える第1の制御回路30を含む。
【0060】内部回路11は、先の図34において示し
た内部回路と同様の構成を備え、電源電圧VCCと接地
電圧VSSを動作電源電圧として動作し、内部ノードN
A上の信号に所定のバッファ処理を施してさらに内部の
回路へ伝達する。
【0061】第1のクランプ回路10は、内部ノードN
Aに接続される一方導通電極ノードと、接地電圧VSS
を受けるように結合されるゲート電極ノードと、他方導
通ノードとを有するnチャネルMOSトランジスタQ3
と、MOSトランジスタQ3と接地ノード(基準電圧
源)VSSとの間に接続され、そのゲートに制御信号I
FG1を受けるnチャネルMOSトランジスタQ4を含
む。なお、以下の説明において電圧源とそこへ印加され
る電圧とは同じ参照符号で示す。
【0062】第1の保護回路20は、外部ピン端子7と
内部ノードNAの間に直列に接続される抵抗体R1およ
びR2と、抵抗体R1およびR2の接続ノードと接地ノ
ードVSSの間に接続されるnチャネルMOSトランジ
スタQ2を含む。MOSトランジスタQ2は、たとえば
LOCOS(局所シリコン酸化膜)で構成される素子分
離絶縁膜をゲート絶縁膜として有し、大きなしきい値電
圧を有する。このMOSトランジスタQ2のゲートおよ
び一方導通ノードがともに接地ノードVSSに接続さ
れ、ダイオードと同じ機能を実現する。抵抗体R1は、
MOSトランジスタQ2に大きな電流が流れるのを防止
するための電流制限機能を有し、抵抗体R2は、第1の
クランプ回路10のMOSトランジスタQ3およびQ4
に大きな電流が流れ、PN接合が破壊されるなどの不良
が発生するのを防止する。
【0063】第1の制御回路30は、テストモード指示
信号TEST1を反転するインバータIV1と、電源ノ
ードVCCとノードBの間に接続され、そのゲートにテ
ストモード指示信号TEST1を受けるpチャネルMO
SトランジスタQ5と、電源ノードVCCとノードCの
間に接続され、そのゲートにインバータIV1の出力信
号を受けるpチャネルMOSトランジスタQ6と、ノー
ドBと負電圧印加ノードVBBの間に接続され、そのゲ
ートがノードCに接続されるNチャネルMOSトランジ
スタQ7と、ノードCと負電圧印加ノードVBBの間に
接続され、そのゲートがノードBに接続されるnチャネ
ルMOSトランジスタQ8を含む。
【0064】MOSトランジスタQ7およびQ8は、ゲ
ートおよびドレインが交差結合されてフリップフロップ
を構成する。ノードBから、第1のクランプ回路10に
含まれるMOSトランジスタQ4へ与えられる制御信号
IFG1が出力される。テストモード指示信号TEST
1は、接地電圧VSSと電源電圧VCCの間で変化す
る。この第1の制御回路30は、後にその動作を詳細に
説明するように、このテストモード指示信号TEST1
を反転しかつその出力信号のローレベルを負電圧VBB
レベルに変換するレベル変換機能を備える。
【0065】半導体装置はさらに、基板領域へ所定の負
電位レベルのバイアス電圧VBBを印加する基板電位発
生回路15と、テストモード指示信号TEST1に応答
して第2の制御信号Gcnt1を発生する第2の制御回
路40と、この第2の制御回路40からの第2の制御信
号Gcnt1に応答して基板電位発生回路15の出力部
を内部ノードNAへ電気的に接続する第1の内部電位接
続回路60を含む。この第1の内部電位接続回路60
は、内部ノードNAと基板電位発生回路15の出力部の
間に接続され、そのゲートに第2の制御信号Gcnt1
を受けるnチャネルMOSトランジスタQ13で構成さ
れる。
【0066】第2の制御回路40は、テストモード指示
信号TEST1を反転するインバータIV2と、電源ノ
ード(第2の基準電圧源)とノードDの間に接続され、
そのゲートにテストモード指示信号TEST1を受ける
pチャネルMOSトランジスタQ9と、電源ノードVC
CとノードEの間に接続され、そのゲートにインバータ
IV2の出力信号を受けるpチャネルMOSトランジス
タQ10と、ノードDと負電圧印加ノードVBBの間に
接続され、そのゲートがノードEに接続されるnチャネ
ルMOSトランジスタQ11と、ノードEと負電圧印加
ノードVBBの間に接続され、そのゲートがノードDに
接続されるnチャネルMOSトランジスタQ12を含
む。ノードEから第2の制御信号Gcnt1が出力され
る。制御回路30および40の負電圧印加ノードVBB
は、基板電位発生回路15の出力部に結合される。次
に、この図1に示す半導体装置の動作を、その動作波形
図である図2を参照して説明する。
【0067】第1の保護回路20では、このMOSトラ
ンジスタQ2が大きなしきい値電圧を有している。この
MOSトランジスタQ2のしきい値電圧をV2として表
わすと、MOSトランジスタQ2は、抵抗体R1および
R2の接続部の電位が−V2以下となったときに導通
し、この抵抗体R1およびR2の接続部へ接地ノードV
SSから電流を供給する。MOSトランジスタQ2はフ
ィールド絶縁膜をゲート絶縁膜として有しており、した
がって第1のクランプ回路10に含まれるMOSトラン
ジスタQ2およびQ4のしきい値電圧に比べて十分大き
なしきい値電圧を有している。したがって、大きな負の
サージ電圧が外部端子7に印加された場合、この大きな
サージ電圧は、このMOSトランジスタQ2で吸収し、
不必要に大きな負電圧が第1のクランプ回路10に印加
されるのを防止し、第1のクランプ回路10に含まれる
MOSトランジスタQ3およびQ4が破壊されるのを防
止する。
【0068】内部電位をモニタするモードおよび外部か
ら所定の電圧をある特定の内部ノードに印加するテスト
モードを、ピンコンタクト試験(IFリークテスト)と
区別するために、以下モニタフォースモードと称す。
【0069】モニタフォースモードが非活性状態の場
合、モニタフォースモード活性化信号TEST1は、接
地電圧VSSレベルのローレベルである。第1の制御回
路30において、インバータIV1の出力信号が電源電
圧VCCレベルのハイレベルとなり、MOSトランジス
タQ5がオン状態、MOSトランジスタQ6がオフ状態
とされる。ノードBが、MOSトランジスタQ5により
充電され、MOSトランジスタQ8のコンダクタンスが
大きくなり、ノードCの電位をその負電圧印加ノードV
BBの電圧レベルに低下させる。このノードCの電位低
下に応じてMOSトランジスタQ7のゲート電位が低下
し、そのコンダクタンスが小さくなる。ノードBの電位
がさらに上昇して電源電圧VCCレベルに到達すると、
MOSトランジスタQ8がオン状態となり、ノードCの
電位が負電圧VBBレベルとなり、MOSトランジスタ
Q7がオフ状態とされる。したがってこの状態において
は、ノードBから出力される第1の制御信号IFG1
は、電源電圧VCCレベルのハイレベルとなる。
【0070】第1のクランプ回路10においては、MO
SトランジスタQ4は、電源電圧VCCレベルの第1の
制御信号IFG1を受けており、オン状態とされ、接地
電圧VSSをMOSトランジスタQ3の一方導通ノード
へ伝達する。nチャネルMOSトランジスタでは電位の
低い導通ノードがソースとなる。この状態においては、
MOSトランジスタQ3がダイオードモードで動作し、
ノードNAの電位が−V3以下となると(V3はMOS
トランジスタのしきい値電圧かつVSS=OV)、MO
SトランジスタQ3が導通し、内部ノードNAへ接地ノ
ードVSSから電流が流れ、この内部ノードNAの電位
が上昇する。したがって、この内部ノードNAの最低電
位が−V3の電位レベルにクランプされる。
【0071】第2の制御回路40においては、第1の制
御回路と同様、モニタフォースモード活性化信号TES
T1が接地電圧VSSレベルのローレベルであるため、
ノードDの電位が電源電圧VCCレベル、ノードEの電
位が負電圧VBBレベルである。したがって、第1の内
部電位接続回路60においては、MOSトランジスタQ
13は、そのゲートに与えられる第2の制御信号Gcn
t1の電位レベルとソース(基板電位発生回路15の出
力部)の電位が同じであり、オフ状態を維持し、内部ノ
ードNAと基板電位発生回路15の出力部とは電気的に
切り離される。
【0072】したがって、この状態においては、第1の
クランプ回路10および第1の保護回路20が、通常の
入力保護回路として動作し、また第1のクランプ回路1
0により、ピンコンタクト試験も可能である。すなわち
外部端子7へ所定の電圧レベルの負電圧VF(VF<−
V3)を印加してMOSトランジスタQ3を導通状態と
し、接地ノードVSSから外部端子7へ電流の流れを生
じさせる。これにより外部端子7が、確実に内部のパッ
ド(図1においては示す)と電気的に接続されているか
を試験することができる。したがって、半導体装置のパ
ッケージ収納後の最終テストにおいても、確実にピンコ
ンタクト試験を行なうことができる。
【0073】外部から印加される電源電圧VCCが、通
常使用される電圧レベル以下に設定されてピンコンタク
ト試験を行なう場合がある。基板電位発生回路15が、
この外部電源電圧VCCを使用して負電圧(バイアス電
圧)VBBを発生する場合、この負電圧VBBの絶対値
が小さくなることが考えられる。基板電位発生回路15
の構成にもよるが(基板電位発生回路の構成については
後に説明する)、キャパシタのチャージポンプ動作を利
用することにより、基板バイアス電位を発生する場合、
この負電圧VBBの最低到達電位が−2・VCCを超え
ることはない。電源ノードVCCに印加される電源電圧
VCCは、単一電源構成の場合、外部電源電圧VCCレ
ベル、内部降圧回路を利用して、外部電源電圧を降圧し
て内部電源電圧を発生する場合、内部電源電圧の電圧レ
ベルである。
【0074】この場合、電源電圧VCCと負電圧VBB
の差が小さくなりMOSトランジスタのゲート−ソース
間電圧が十分な大きさとならず、第1の制御回路30に
おいて、MOSトランジスタQ5およびQ8が完全にオ
ン状態とならず、またMOSトランジスタQ6およびQ
7が完全にオフ状態とならず、ノードBからの第1の制
御信号IFG1が電源電圧VCCと負電圧VBBの間の
電圧レベルに維持されることが考えられる。この場合に
おいて、外部端子7へ負電圧VBBよりも十分に低い
(より負の)負電圧を印加することにより、MOSトラ
ンジスタQ3およびQ4をともに導通状態とすることが
できる。内部ノードNAの電圧レベルが負電位レベルの
場合、MOSトランジスタQ3およびQ4のソースは、
それぞれ内部ノードに近いノードである。したがって、
内部ノードNAの電位により、MOSトランジスタQ3
がオン状態となり、かつMOSトランジスタQ4のソー
ス電位が、この第1の制御信号IFG1の電位レベルよ
りもさらにMOSトランジスタQ4のしきい値電圧V4
以上低い電位レベルにあれば、MOSトランジスタQ4
がオン状態とされる。したがって、第1の制御信号IF
G1が、負電圧VBBよりも高いため、この外部端子7
へ、負電圧VBBよりより負の負電圧を印加することに
よりMOSトランジスタQ3およびQ4をオン状態とし
て、ピンコンタクト試験を行なうことができる。
【0075】なお、第1の制御信号IFG1のハイレベ
ルは、MOSトランジスタQ4がオン状態を維持する電
圧レベルであればよく、しきい値電圧Vth(=V4)
以上の電圧が印加されればMOSトランジスタQ4はオ
ン状態となるため(接地電圧VSSは0Vとしてい
る)、同様の効果を得ることができ、したがってこの第
1の制御信号IFG1のハイレベルは、電源電圧VCC
レベルである必要はない。
【0076】次に、モニタフォースモードの動作につい
て説明する。モニタフォースモードにおいては、モニタ
フォースモード活性化信号TEST1がハイレベルとな
る(電源電圧VCCレベル:外部電源電圧または内部降
圧された電源電圧レベル)。第1の制御回路30におい
ては、インバータIV1の出力信号が接地電圧VSSレ
ベルのローレベルとなる。これにより、MOSトランジ
スタQ5がオフ状態、MOSトランジスタQ6がオン状
態となる。ノードCがMOSトランジスタQ6により充
電され、MOSトランジスタQ7のコンダクタンスが大
きくなり、ノードBが、このMOSトランジスタQ7を
介して放電され、その電位が低下する。ノードBの電位
低下に伴って、MOSトランジスタQ8のコンダクタン
スが小さくなり、ノードCの放電速度が低下する。これ
により、ノードCの電位が急速にハイレベル(電源電圧
VCCレベル)へ立上がり、MOSトランジスタQ7が
オン状態となり、ノードBを負電位印加ノードVBBの
負電圧レベルへ放電する。これにより、MOSトランジ
スタQ8が、ゲートおよびソース電位が同じとなり、オ
フ状態とされる。したがって、この状態においては、ノ
ードBから出力される第1の制御信号IFG1は、負電
圧VBBレベルのローレベルとなる。
【0077】一方、第2の制御回路40においては、モ
ニタフォースモード活性化信号TEST1の活性化(ハ
イレベル)に応答して、ノードDの電位が負電圧VBB
レベルとなり、ノードEの電位が電源電圧VCCレベル
のハイレベルとなる。したがって、第2の制御信号Gc
nt1がハイレベルとなり、第1の内部電位接続回路6
0に含まれるMOSトランジスタQ13がオン状態とな
り、基板電位発生回路50の出力部が内部ノードNAに
電気的に接続される。これにより、内部ノードNAに、
この基板電位発生回路50から発生される負電圧VBB
が伝達される。負電圧VBBによりMOSトランジスタ
Q3がオン状態となっても、この場合、第1の制御信号
IFG1が負電圧VBBレベルであり、MOSトランジ
スタQ4は、そのゲート電位が、ソース電位以下となり
(nチャネルMOSトランジスタの場合、低電位の導通
ノードがソース)、MOSトランジスタQ4は確実にオ
フ状態を維持する。したがって、内部ノードNAと接地
ノードVSSの間に電流経路は形成されず、内部ノード
NAに伝達された基板電位発生回路15が発生する負電
圧VBBが、外部端子7へ正確にその電圧レベルを維持
して伝達される。これにより、外部で、外部端子7へ与
えられた電圧レベルをモニタすることにより、基板電位
発生回路15が正確に所望の電圧レベルの負電圧VBB
を発生しているか否かを識別することができ、基板電位
発生回路15の良/不良を判別することができる。
【0078】外部から負電圧VBBを印加して基板電位
発生回路15の出力部へ伝達する場合を考える。第1の
制御回路30および第2の制御回路の負電位印加ノード
が基板電位発生回路15の出力部に接続されている。し
たがって、内部ノードNAへ外部から負電圧が印加され
た場合、この負電圧は第1の内部電位接続回路60を介
して基板電位発生回路15へ伝達され、応じてこの負電
圧印加ノードVBBの負電圧VBBも、外部から印加さ
れる電圧レベルに設定される。したがって、ローレベル
の第1の制御信号IFG1の電位レベルも、外部から印
加される負電圧レベルとなり、内部ノードNAに印加さ
れた電圧レベルと第1の制御信号IFG1の電位レベル
が等しくなり、MOSトランジスタQ4は確実にオフ状
態を維持し、内部ノードNAから接地ノードVSSへの
電流経路を遮断することができる。これにより、所望の
電圧レベルの負電圧を外部から印加して内部ノードNA
を介して基板電位発生回路15の出力部へ伝達すること
ができ、応じて負電圧VBBの電圧レベルを外部で適当
に調整することができる。この負電圧VBBの電圧レベ
ルを外部で設定して行なう特性試験については後に詳細
に説明する。
【0079】ここで、第1の保護回路20に含まれるM
OSトランジスタQ2は、そのしきい値電圧は、外部か
ら印加される負電圧の電圧レベルに比べて十分大きな値
に設定される。負電圧印加時に、このMOSトランジス
タQ2がオン状態となるのを防止するためである(V2
>|VM|:V2は、MOSトランジスタQ2のしきい
値電圧、VMは、外部端子7へ印加される負電圧)。
【0080】また第1のクランプ回路10においては、
同じ導電型のMOSトランジスタ、すなわちnチャネル
MOSトランジスタが用いられている。この場合、MO
SトランジスタQ3およびQ4は、同一ウェルまたは基
板領域内に形成することができ(素子分離膜は必要とさ
れる)、pn分離のための領域が必要とされず、この第
1のクランプ回路の占有面積を低減することができる。
さらに、第1の保護回路20に含まれるMOSトランジ
スタがnチャネルMOSトランジスタで形成されている
ため、合わせて第1のクランプ回路10および第1の保
護回路20を、同じウェル内に形成することができ、ウ
ェル分離のための領域が必要とされず、これらの占有面
積を低減することができる。
【0081】また、第1のクランプ回路10のクランプ
機能を活性化/非活性化するための第1の制御回路30
と、基板電位発生回路15の出力部を内部ノードNAへ
接続するための制御信号を発生する第2の制御回路40
とを別々に設けることにより、第1のクランプ回路10
および第1の内部電位接続回路60の配置位置に応じて
第1および第2の制御回路30および40を適当に配置
することができ、最適なレイアウトを実現することが可
能となる。また第1および第2の制御回路30および4
0はそれぞれ、1つのMOSトランジスタのゲート容量
を駆動するだけであり、大きな駆動力は要求されず、そ
の占有面積は十分小さくすることができ、回路占有面積
増加を抑制することができる。
【0082】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、内部ノードNAの負電圧レベルをクランプする
第1のクランプ回路のクランプ機能を、モニタフォース
モード活性化時に非活性状態とするように構成したた
め、モニタフォースモードにおいて、内部ノードへ外部
から所望の電圧レベルの電圧を印加することができ、ま
た内部ノードへ伝達された内部電圧のレベルを正確に外
部へ読出すことが可能となる。また、モニタフォースモ
ード非活性化時には、第1のクランプ回路は、そのクラ
ンプ機能がイネーブルされるため、外部から負電圧を印
加してピンコンタクト試験を正確に行なうことができ
る。
【0083】[実施の形態2]図3は、この発明の第2
の実施の形態である半導体装置の要部の構成を示す図で
ある。図3に示す構成においては、基板電位発生回路1
5の出力部を内部ノードNAに選択的に接続する第1の
内部電位接続回路60に対する制御信号Gcnt1と、
第1のクランプ回路10に対する制御信号IFG1が同
じ制御回路80から出力される。第1の保護回路20、
第1のクランプ回路10、および第1の内部電位接続回
路60の構成は、図1に示す構成と同じであり、対応す
る部分には同一の参照番号を付す。
【0084】制御回路80は、モニタフォースモード活
性化信号TEST1を受けるインバータIVと、電源ノ
ードVCCとノードFの間に接続され、モニタフォース
モード活性化信号TEST1をゲートに受けるpチャネ
ルMOSトランジスタQ15と、電源ノードVCCとノ
ードGの間に接続され、インバータIVの出力信号をゲ
ートに受けるpチャネルMOSトランジスタQ16と、
ノードFと負電圧印加ノードVBBの間に接続され、そ
のゲートがノードGに接続されるnチャネルMOSトラ
ンジスタQ17と、ノードGと負電圧印加ノードVBB
の間に接続され、そのゲートがノードFに接続されるn
チャネルMOSトランジスタQ18を含む。ノードFか
ら、第1の制御信号IFG1が出力され、ノードGから
第2の制御信号Gcnt1が出力される。
【0085】MOSトランジスタQ15〜Q18が形成
する回路は、図1に示す制御回路30および40に含ま
れるレベル変換器を備える回路部分と同じ構成を備え
る。したがって、ノードFが電源電圧VCCレベルの場
合、ノードGは、負電圧VBBレベルであり、逆にノー
ドGが電源電圧VCCレベルの場合には、ノードFは負
電圧VBBレベルとなる。図2の動作波形図から明らか
なように、制御信号IFG1およびGcnt1は、互い
に相補な信号である。したがって、モニタフォースモー
ド活性化信号TEST1に従って、1つの制御回路80
を用いて互いに相補な制御信号IFG1およびGcnt
1を生成しても内部電位接続回路60およびクランプ回
路10の動作を第1の実施の形態の場合と同様に制御す
ることができる。
【0086】この図3に示す実施の形態2の構成におい
ては、第1図に示す実施の形態1と同様の効果を得るこ
とができ、さらに以下に述べる効果を得ることができ
る。1つの制御回路80により、第1および第2の制御
信号IFG1およびGcnt1を生成することができ、
制御回路の占有面積が低減されクランプ機能の活性/非
活性化を行なうための回路の占有面積を低減することが
できる。
【0087】また、第1の内部電位接続回路60に含ま
れるMOSトランジスタQ13を制御回路80および第
1のクランプ回路10の近傍に配置することにより、応
じてこのMOSトランジスタQ13と内部ノードNAの
間の距離を小さくすることができ、このMOSトランジ
スタQ13から内部ノードNAにおける配線抵抗による
電圧降下(上昇)を小さくすることができ、正確な電圧
レベルの負電圧VBBを内部ノードNAへ伝達すること
ができ、また内部ノードNAから、基板電位発生回路1
5(図3に示さず)の出力部へ正確に所望の電圧レベル
の電圧を供給することができる。また、内部ノードNA
とこの第1の内部電位接続回路60の距離が小さいため
配線容量は小さく、このMOSトランジスタQ13は小
さな電流供給力をもっていても、十分に内部ノードNA
を、基板電位発生回路15が発生する基板バイアス電圧
(負電圧)VBBレベルに充電(放電)することがで
き、そのサイズ(チャネル幅またはチャネル幅とチャネ
ル長の比)を小さくすることができる。応じて、このM
OSトランジスタQ13のゲート容量が小さくなり、制
御回路80は、短い配線長を介してMOSトランジスタ
Q4およびQ13のゲートへ互いに相補な制御信号を伝
達することが要求されるだけであり、その駆動すべきゲ
ート容量は十分小さくされており、したがって制御回路
80は大きな駆動力は要求されず、制御回路80の構成
要素であるMOSトランジスタQ15〜Q18のサイズ
(チャネル幅またはチャネル幅とチャネル長の比)を小
さくすることができ、応じて制御回路80の占有面積を
小さくすることができる。
【0088】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、1つの制御回路を用いて相補な制御信号を発生
して第1の内部電位接続回路および第1のクランプ回路
両者の動作を制御するように構成したため、制御回路占
有面積を低減することが可能となる。
【0089】[実施の形態3]図4は、この発明の第3
の実施の形態である半導体装置の要部の構成を示す図で
ある。図4に示す半導体装置の構成においては、第1の
クランプ回路10の構成が先の実施の形態1および2と
異なる。第1の制御信号IFG1は、図4に示す制御回
路30または80から出力される。内部ノードNAに
は、基板電位発生回路の出力部(VBBで示す)を第2
の制御信号Gcnt1に応答して電気的に接続する第1
の内部電位接続回路60が設けられる。この第2の制御
信号Gcnt1は、図4に示す制御回路30と別に設け
られた第2の制御回路から発生されてもよく、この制御
回路(80)から発生されてもよい。
【0090】第1の保護回路20および内部回路11
は、先の実施の形態1および2と同じ構成を備える。
【0091】第1のクランプ回路10においては、第2
の制御信号IFG1をゲートに受けるMOSトランジス
タQ4の一方導通ノードが内部ノードNAに接続され
る。このMOSトランジスタQ4と接地ノードVSSの
間にMOSトランジスタQ3が接続される。このMOS
トランジスタQ3のゲートは接地ノードVSSに接続さ
れる。
【0092】モニタフォースモード(モニタフォースモ
ード活性化信号TEST1が活性状態)のときにおい
て、内部ノードNAに負電圧VBBが印加されたとき、
即座にMOSトランジスタQ4がオフ状態とされる。し
たがって、この内部ノードNAの電位レベルを高速に安
定状態に維持することができる。MOSトランジスタQ
3が内部ノードNAに接続されている場合、内部ノード
NAが負電圧VBBになった場合、この負電圧VBBが
MOSトランジスタQ3を介してMOSトランジスタQ
4に伝達される。MOSトランジスタQ4のドレイン
(MOSトランジスタQ3に接続されるノード)の電位
が負電圧VBBレベルとなったときにMOSトランジス
タQ4がオフ状態とされる。したがって、このような構
成では、MOSトランジスタQ3のリーク電流により、
MOSトランジスタQ4のドレイン(MOSトランジス
タQ3に接続される導通ノード)の電圧が負電圧VBB
に到達する時刻と、内部ノードNAへ所定の負電圧VB
Bが伝達された時刻との間に差が生じ、内部ノードNA
の電圧レベルを所望の電圧レベルに保持するまでに、長
時間要することになり、高速で内部ノードNA上の電圧
を所定電圧レベルに安定化させることができない。した
がって、高速に内部ノードNAの電圧を安定化させる必
要のある場合には、この図4に示すような第1の制御信
号IFG1をゲートに受けるMOSトランジスタQ4を
内部ノードNAに接続することにより、この高速安定化
を達成することができる。
【0093】他の構成は、先の実施の形態1または2に
おいて説明したものと同じであり、同様の効果を奏する
ことができる。
【0094】以上のように、この実施の形態3に従え
ば、内部ノードNAの電圧レベルを高速に所望の電圧レ
ベルに安定化させることができる。
【0095】[実施の形態4]図5は、この発明の第4
の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図であ
る。この図5に示す半導体装置においては、第1のクラ
ンプ回路10は、内部ノードNAにその一方導通端子が
接続され、そのゲートが接地ノードVSSに接続される
nチャネルMOSトランジスタQ3と、MOSトランジ
スタQ3と接地ノードVSSの間に接続され、そのゲー
トに第1の制御信号IFG1を受けるpチャネルMOS
トランジスタQ5を含む。このpチャネルMOSトラン
ジスタQ5のゲートへは、制御信号発生回路30のノー
ドCから与えられる補の制御信号/IFG1が与えられ
る。この制御信号/IFG1は、先の実施の形態1ない
し3において示した制御信号IFG1と相補な信号であ
る。
【0096】モニタフォースモードのときには、この制
御信号/IFG1は電源電圧VCCレベルのハイレベル
となり、それ以外の動作モード時において、この信号/
IFG1は負電圧VBBレベルとなる。他の構成は、先
の実施の形態1または2の構成と同じであり、対応する
部分には同一の参照番号を付す。
【0097】図6に示す様に、モニタフォースモードが
非活性状態のとき、信号/IFG1は、負電圧VBBレ
ベルとなる。ノードNAに負電圧VBBが印加されると
き、MOSトランジスタQ5の一方導通ノード(トラン
ジスタQ3に接続される導通モード)の電位が負電圧V
BBよりも低くなったときにのみ、このMOSトランジ
スタQ5がオフ状態とされる。したがって、この負電圧
VBBよりも浅い(絶対値の小さい)負電圧がノードN
Aに印加される限り、MOSトランジスタQ5はオフ状
態を維持する。したがって、この範囲の負電圧を内部ノ
ードNAへ外部端子7を介して印加することにより、ピ
ンコンタクト試験を行なうことができ、また内部ノード
NAの電圧レベルを通常動作モード時においてクランプ
することができる。
【0098】モニタフォースモードが活性状態とされた
とき、図6に示す様に、信号/IFG1は、電源電圧V
CCレベルのハイレベルとなり、MOSトランジスタQ
3と接地ノードVSSの間の電流経路を遮断する。MO
SトランジスタQ5がこの状態においてオン状態となる
のは、一方導通ノード(トランジスタQ3との接続ノー
ド)の電位がそのゲートへ印加された電源電圧VCCレ
ベルより高くなった場合である。MOSトランジスタQ
3は、そのゲートに接地電圧VSSを受けており、これ
より高い電圧レベルの電圧がMOSトランジスタQ5へ
伝達されるのを防止する。したがって、モニタフォース
モードの活性化時においては、確実にMOSトランジス
タQ5はオフ状態に維持されており、内部ノードNAと
接地ノードVSSの間の電流経路を確実に遮断される。
モニタフォースモードの非活性化時には、信号/IFG
1は負電圧VBBレベルであり、MOSトランジスタQ
5がオン状態であり、MOSトランジスタQ3がダイオ
ードモードで動作し、確実に内部ノードNAの電圧レベ
ルを所定電位レベルにクランプする。したがって、この
第4の実施の形態においても、ピンコンタクト試験およ
び負電位に対するモニタフォースモードをともに実現す
ることができる。
【0099】なお、第1の内部電位接続回路60に対す
る制御信号Gcnt1は、この信号/IFG1と同相で
変化するため、この第1の制御信号発生回路30のノー
ドCから発生されてもよく、また別の制御信号発生回路
から発生されてもよい。
【0100】以上のように、この実施の形態4に従え
ば、第1のクランプ回路をnチャネルMOSトランジス
タとpチャネルMOSトランジスタで構成した場合にお
いても、実施の形態1または2と同様の効果を得ること
ができる。
【0101】なお、pチャネルMOSトランジスタQ5
の基板領域は、MOSトランジスタQ3を介して内部ノ
ードNAに接続される。MOSトランジスタQ3の導通
時、このMOSトランジスタQ3における電圧降下(電
圧上昇)があるため、MOSトランジスタQ5の基板領
域と不純物領域のpn接合が順方向にバイアスされるこ
とはない。しかしながら、MOSトランジスタQ5の基
板領域は、電源電圧VCCを受けるように接続されても
よい。
【0102】[実施の形態5]図7は、この発明の第5
の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図であ
る。この図7においては、基板電位発生回路および内部
電位接続回路は示していない。この図7に示す半導体装
置は、図5に示す半導体装置と、第1のクランプ回路1
0において、MOSトランジスタQ5およびQ3の位置
が交換されていることを除いて同じ構成を備える。図7
において、図5に示す構成と対応する部分には同一の参
照番号を付し、その説明は省略する。
【0103】モニタフォースモードの非活性化時におい
ては、制御信号/IFG1が負電圧VBBレベルであ
る。この状態においては、第1のクランプ回路10にお
いて、ノードNAの電位は通常、MOSトランジスタQ
5のゲート電位よりも高くMOSトランジスタQ5には
チャネルが形成され、内部ノードNA上の電位が、MO
SトランジスタQ3へ伝達される。この内部ノードNA
の電圧レベルが負電圧VBBレベルに到達したとき、M
OSトランジスタQ5のゲートおよびソース電位が等し
くなり、MOSトランジスタQ5がオフ状態とされる。
したがって、ピンコンタクト試験を行なう場合、この負
電圧VBBと−V3の間の電圧を印加することにより、
内部ノードNAと接地ノードVSSの間に電流経路が形
成されて、所望のピンコンタクト試験を行なうことがで
きる。ここで、V3は、MOSトランジスタQ3のしき
い値電圧を示す。また通常動作モード時においても、同
様、内部ノードNA上の電位が、負電圧VBBの電位レ
ベルよりも負とならない限り、MOSトランジスタQ3
ヘ伝達され、所望のクランプ機能を実現することができ
る。
【0104】モニタフォースモードの活性化時、制御信
号IGF1は、電源電圧VCCレベルのハイレベルとな
る。内部ノードNAが電源電圧VCCレベルよりも高く
ならない限り、このMOSトランジスタQ5は、そのゲ
ート電位がソース電位よりも高く、オフ状態を維持す
る。したがって、内部ノードNAに外部から負電圧が印
加されるかまたは、図示しない基板電位発生回路の出力
部が内部電位接続回路を介して内部ノードNAに接続さ
れる場合、MOSトランジスタQ5は確実にオフ状態と
なり、MOSトランジスタQ3へのリーク電流が生じる
ことはない。したがって、高速に、この内部ノードNA
の電位レベルを所定の電圧レベルに設定することがで
き、テスト開始時点を早くすることができる。
【0105】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、pチャネルMOSトランジスタを内部ノードN
Aに接続し、そのゲートに制御信号を印加するようにし
ているため、内部ノードの電位が所定の電圧の負電位レ
ベルに到達したときに、このpチャネルMOSトランジ
スタQ5が確実にオフ状態となり、高速で内部ノードN
Aの電圧レベルを所定電圧レベルに安定化することがで
きる。また、実施の形態1ないし4と同様、ピンコンタ
クト試験およびモニタフォースモード両者をともに実現
することができる。
【0106】[実施の形態6]図8は、この発明の第6
の実施の形態である半導体装置の要部の構成を示す図で
ある。図8に示す構成は、図5に示す実施の形態と、制
御信号発生回路80が、第1の制御信号/IFG1を発
生しかつ第2の制御信号(接続制御信号)Gcnt1を
発生する点を除いて同じである。第1の内部電位接続回
路60は、nチャネルMOSトランジスタQ13を含
む。第1のクランプ回路10に含まれるpチャネルMO
SトランジスタQ5と第1の内部電位接続回路60に含
まれるnチャネルMOSトランジスタQ13とは、相補
的にオン/オフ状態となる。したがって、同相で変化す
る信号/IFG1およびGcnt1をMOSトランジス
タQ5およびQ13のゲートへ印加することにより、こ
れらのMOSトランジスタQ5およびQ13を相補的に
オン/オフ状態とすることができる。
【0107】この図8に示す実施の形態6の構成に従え
ば、1つの制御信号発生回路80により、2つの制御信
号を発生しており、回路占有面積を低減することができ
る。また1つの制御信号発生回路を用いて第1のクラン
プ回路10および第1の内部電位接続回路60両者の動
作を制御しているため、これらの回路の活性/非活性を
確実に相補的に行なうことができ、これらの回路の活性
/非活性タイミングの調整を行なう必要がなくなる。
【0108】またこの実施の形態6においては、内部ノ
ードNAと第1の内部電位接続回路60の間の内部配線
の長さを短くすることができ、応じて、先の実施の形態
2と同様、MOSトランジスタQ13のサイズ(チャネ
ル幅)を小さくすることができ、制御信号発生回路80
は、小さなゲート容量を駆動することが要求されるだけ
であり、構成要素のサイズ(チャネル幅、チャネル幅と
チャネル長の比)を小さくすることができ、応じて制御
信号発生回路80の規模を小さくすることができ、占有
面積を小さくすることができる。
【0109】なお、この図8に示した構成において、M
OSトランジスタQ3とMOSトランジスタQ5の位置
が交換されてもよい。
【0110】[実施の形態7]図9は、この発明の第7
の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図であ
る。図9においては、内部電位接続回路および基板電位
発生回路は、図面を簡略化するために、明確には示して
いない。第1の保護回路20および内部回路11は、先
の実施の形態において説明したものと同じ構成を備え
る。
【0111】内部ノードNAの電位(負電位)を所定電
位レベルにクランプするための第1のクランプ回路10
は、内部ノードNAに結合され、かつそのゲートに制御
信号/IFG1を受けるnチャネルMOSトランジスタ
Q18と、MOSトランジスタQ18と接地ノードVS
Sの間に接続され、そのゲートに制御信号IFG1を受
けるnチャネルMOSトランジスタQ19を含む。
【0112】この第1のクランプ回路10のクランプ動
作の活性/非活性を制御するための制御信号/IFG1
およびIFG1は、制御回路90から出力される。この
制御回路90は、モニタフォースモード活性化信号TE
ST1を受けるインバータIV1と、電源ノードVCC
と内部ノードBの間に接続され、そのゲートに信号TE
ST1を受けるpチャネルMOSトランジスタQ5と、
電源ノードVCCとノードCの間に接続され、そのゲー
トにインバータIV1の出力信号を受けるpチャネルM
OSトランジスタQ6と、ノードBと負電圧印加ノード
VBBの間に接続され、そのゲートがノードCに接続さ
れるnチャネルMOSトランジスタQ7と、ノードCと
負電圧印加ノードVBBの間に接続され、そのゲートが
ノードBに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ
8を含む。ノードBから、制御信号IFG1が出力され
る。このトランジスタQ5〜Q8は、レベル変換機能を
備えており、制御信号IFG1は、電源電圧VCCと負
電圧VBBの間で変化する。
【0113】制御回路90は、さらに、モニタフォース
モード活性化信号TEST1を受けるインバータIV4
と、電源ノードVCCとノードFの間に接続され、その
ゲートに信号TEST1を受けるpチャネルMOSトラ
ンジスタQ14と、ノードFと接地ノードVSSの間に
接続され、そのゲートがノードGに接続されるnチャネ
ルMOSトランジスタQ16と、ノードGと接地ノード
VSSの間に接続され、そのゲートがノードFに接続さ
れるnチャネルMOSトランジスタQ17を含む。ノー
ドGから制御信号/IFG1が出力される。この制御信
号/IFG1は、したがって電源電圧VCCと接地電圧
VSSの間で変化する。次に、この図9に示す回路の動
作を、その動作波形図である図10を参照して説明す
る。モニタフォースモードが非活性状態の場合、モニタ
フォースモード活性化信号TEST1はローレベルにあ
り、インバータIV1およびIV4の出力信号は電源電
圧VCCレベルのハイレベルとなる。この状態において
は、MOSトランジスタQ5がオン状態、MOSトラン
ジスタQ6がオフ状態とされる。ノードBの電位が上昇
し、MOSトランジスタQ8のゲート−ソース間電圧が
しきい値電圧を超えると、MOSトランジスタQ8が導
通し、ノードCの電位が負電圧印加ノードVBBへ放電
されて低下する。このノードCの電位低下に伴って、M
OSトランジスタQ7のコンダクタンスが小さくなり、
ノードBから負電圧印加ノードVBBへ流れる電流を小
さくする。この動作を繰り返すことにより、ノードC
が、負電圧VBBレベル、ノードCが、電源電圧VCC
レベルとなる。この状態において、MOSトランジスタ
Q7がオフ状態、MOSトランジスタQ8がオン状態と
なる。ノードBから出力される制御信号IFG1は、電
源電圧VCCレベルのハイレベルとされる。一方、MO
SトランジスタQ14〜Q17からなるレベル変換部に
おいては、MOSトランジスタQ14およびQ17がオ
ン状態、MOSトランジスタQ15およびQ16がオフ
状態となり、ノードGは、接地電圧VSSレベルとな
る。したがって、MOSトランジスタQ18のゲートへ
与えられる制御信号/IFG1は、接地電圧VSSレベ
ルとなる。
【0114】第1のクランプ回路10においては、MO
SトランジスタQ19が電源電圧VCCレベルの制御信
号IFG1をゲートに受けてオン状態となり、接地電圧
VSSをMOSトランジスタQ18の一方導通ノード
(MOSトランジスタQ18とMOSトランジスタQ1
9とが接続されるノード)へ伝達する。したがって、M
OSトランジスタQ18は、そのゲートおよびソースが
ともに接地電圧VSSレベルとなり、ダイオードモード
で動作し、ノードNAの負電位レベルを−V18の電圧
レベルにクランプする。ここで、V18は、MOSトラ
ンジスタQ18のしきい値電圧を示す。したがって、こ
の状態において、外部端子7へ負電圧VFを印加するこ
とにより、外部端子7がパッド(図示せず)と電気的に
確実にコンタクトされているかを示すピンコンタクト試
験を実行することができる。モニタフォースモードの非
活性状態においては、図示しない内部電位接続回路は非
導通状態を維持しており、基板電位発生回路の出力部と
内部ノードNAとは電気的に切離されている。
【0115】モニタフォースモードの活性化時において
は、モニタフォースモード活性化信号TEST1がハイ
レベルとなり、インバータIV1およびIV4の出力信
号が接地電圧VSSレベルのローレベルとなる。この状
態においては、MOSトランジスタQ6、Q7、Q15
およびQ16がオン状態となり、MOSトランジスタ
5、Q8、Q14およびQ17がオフ状態となる。ノー
ドBから出力される制御信号IFG1は、負電圧VBB
レベルとなり、一方、ノードGから出力される制御信号
/IFG1は、電源電圧VCCレベルとなる。第1のク
ランプ回路10においては、MOSトランジスタQ18
がこの電源電圧VCCレベルの制御信号/IFG1によ
り、オン状態となり、内部ノードNAとMOSトランジ
スタQ19と電気的に接続する。MOSトランジスタQ
19は、そのゲートに負電圧VBBレベルの制御信号I
FG1を受けている。したがって、このMOSトランジ
スタQ19は、内部ノードNAの電位が負電位VBBレ
ベルとなっても、依然オフ状態を維持する。MOSトラ
ンジスタQ19のソースが内部ノードNAに接続される
導通ノードとなり、このソース電位とゲート電位が等し
いためである。この状態においては、図示しない内部電
位接続回路が、別のまたは同じ制御回路の出力Gcnt
1に応答して導通し、基板電位発生回路の出力部を内部
ノードNAに電気的に接続する。したがって、内部ノー
ドNAに、基板電位発生回路からの負電圧VBBが伝達
されても、MOSトランジスタQ19はオフ状態を維持
しているため、外部端子7を介して確実にこの内部ノー
ドNAに伝達された負電圧VBBのレベルを判別するこ
とができる。逆に、外部端子7に負電圧を印加した場
合、内部ノードNAの電位すなわち外部印加電圧が負電
圧VBBよりもさらにMOSトランジスタQ19のしき
い値電圧の絶対値分低くならない限り、MOSトランジ
スタQ19はオフ状態を維持するため、正確にこの内部
ノードNA上の電位を、図示しない内部電位接続回路を
介して基板電位発生回路の出力部へ伝達することができ
る。この基板電位発生回路出力部の電位が変化すると、
応じて制御回路90の負電圧印加ノードVBBへ与えら
れる電圧レベルも変化する。したがって、これに応じて
制御信号IFG1の電位レベルも変化し、常時この制御
信号IFG1は、内部ノードNAに印加される電圧レベ
ルと等しくなる。したがって確実にMOSトランジスタ
Q19をオフ状態とすることができ、外部端子7から内
部ノードNAおよび内部電位接続回路を介して基板電位
発生回路出力部へ所望の電圧レベルの電圧を印加するこ
とができる。
【0116】この第1のクランプ回路10においては、
モニタフォースモードの非活性化時には制御信号IFG
1が電源電圧VCCレベルであり、MOSトランジスタ
Q19がオン状態となり、MOSトランジスタQ18の
一方導通ノードが接地ノードVSSに電気的に接続され
る。一方、モニタフォースモードの活性化時、制御信号
/IFG1が電源電圧VCCレベルのハイレベルとな
り、MOSトランジスタQ18がオン状態となり、MO
SトランジスタQ19の一方導通ノードを内部ノードN
Aに接続する。したがって、このMOSトランジスタQ
18およびQ19の間の接続ノードは、常時内部ノード
NAまたは接地ノードVSSに電気的に接続されてお
り、フローティング状態とされることはない。したがっ
て、モニタフォースモードの活性化時、このMOSトラ
ンジスタQ18およびQ19の接続ノードは、内部ノー
ドNA上の電位変化に従って高速で変化し、応じて内部
ノードNAは、高速でこの外部端子7からまたは基板電
位発生回路から与えられる電圧レベルに追随してその電
位レベルを変化させることが可能となる。
【0117】[変更例]図11は、この発明の第7の実
施の形態の変更例の構成を示す図である。図11に示す
構成においては、第1のクランプ回路10に含まれるM
OSトランジスタQ18は、そのゲートにモニタフォー
スモード活性化信号TEST1を制御信号/IFG1と
して受ける。他の構成は、図9に示す構成と同じであ
る。図9に示す構成の場合、モニタフォースモード活性
化信号TEST1の変化に従って、同じタイミングで制
御信号IFG1および/IFG1を変化させることがで
きる(制御信号発生部は同じ構成を備えるため)。この
モニタフォースモード活性化信号TEST1が内部で発
生される場合(複数の外部信号のタイミング条件等によ
り)、この信号TEST1は、電源電圧VCCレベルと
接地電圧VSSレベルの間で変化する。したがって、必
要とされる電圧レベルの制御信号/IFG1を生成する
ことができる。図9に示すMOSトランジスタQ14〜
Q17およびインバータIV4を省略することができ、
応じて制御部の占有面積を低減することができる。
【0118】以上のように、この発明の実施の形態7に
従えば、第1のクランプ回路において、ともに制御信号
によりオン/オフ状態が制御されるMOSトランジスタ
を直列に接続しているため、この第1のクランプ回路に
おいて電気的にフローティング状態となるノードが存在
せず、このようなフローティング状態のノードの充放電
を行なう必要がなく、高速で内部ノードを必要とされる
電圧レベルに設定することができる。
【0119】[実施の形態8]図12は、この発明の第
8の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図であ
る。この図12に示す構成においても、基板電位発生回
路の出力部を内部ノードNAに接続する内部電位接続回
路は明確には示していない。
【0120】この図12に示す構成は、図9に示す構成
と、第1のクランプ回路10の構成を除いて同じであ
り、対応する部分には同一の参照番号を付す。この図1
2に示す第1のクランプ回路10においては、制御信号
IFG1をゲートに受けるnチャネルMOSトランジス
タQ19が、内部ノードNAに接続され、制御信号/I
FG1をゲートに受けるnチャネルMOSトランジスタ
Q18がMOSトランジスタQ19と接地ノードVSS
の間に接続される。モニタフォースモードの非活性時に
クランプ素子として機能するMOSトランジスタQ18
は、MOSトランジスタQ19を介して内部ノードNA
に接続される。モニタフォースモードの活性化時、MO
SトランジスタQ19は、そのゲートに負電圧VBBレ
ベルの制御信号IFG1を受けて、オフ状態とされ、内
部ノードNAからMOSトランジスタQ18へのリーク
電流を防止する。したがって、この内部ノードNAに付
随するフローティング状態のノードが存在せず、このよ
うなフローティング状態の内部ノードの充放電を行なう
必要はなく、高速で内部ノードNAを所定の電圧(外部
端子7に印加された電圧または基板電位発生回路(図示
せず)から伝達された負電圧)のレベルに設定すること
ができ、モニタフォースモード活性化時、高速でモニタ
フォースモード動作を実行することができる。
【0121】モニタフォースモードの非活性化時、制御
信号IFG1は、電源電圧VCCレベルであり、MOS
トランジスタQ19がオン状態とされ、内部ノードNA
のクランプ素子として機能するMOSトランジスタQ1
8に電気的に接続する。したがって、何ら問題なく、こ
のMOSトランジスタQ18により、ピンコンタクト試
験を行なうことができる。
【0122】[変更例]図13は、この発明の第8の実
施の形態の変更例の構成を示す図である。この図13に
示す構成においては、モニタフォースモード活性化信号
TEST1が制御信号/IFG1として第1のクランプ
回路10に含まれるMOSトランジスタQ18のゲート
へ与えられる。他の構成は、図12に示す構成と同じで
ある。制御回路90aは、MOSトランジスタQ5〜Q
8を含み、モニタフォースモード活性化信号TEST1
に応答してレベル変換された制御信号IFG1を出力す
る。この制御回路90aは、図12に示す制御回路90
に比べてMOSトランジスタQ14〜Q17が不要とな
り、その占有面積が低減される。
【0123】この図13に示す回路の動作は、図12に
示す回路の動作と同じである。モニタフォースモード活
性化信号TEST1の活性化時、電源電圧VCCレベル
よりも低い電圧レベルであっても、MOSトランジスタ
Q18がオン状態となる電圧レベル(MOSトランジス
タQ18のしきい値電圧よりも高い電圧レベル)であれ
ば、MOSトランジスタQ18はオン状態となって、M
OSトランジスタQ19と接地ノードVSSとを電気的
に接続し、フローティング状態となるノードが生じるの
を防止することができる。したがって、このモニタフォ
ースモード活性化信号TEST1が外部から直接与えら
れる構成であっても、正確に動作モードに応じてMOS
トランジスタQ18をオン/オフ状態とすることができ
(ただしローレベルは、接地電圧VSSレベルに設定さ
れる)、正確に必要とされる機能を実現することができ
る。
【0124】以上のように、この発明の実施の形態8に
従えば、モニタフォースモード時において電流経路を遮
断するMOSトランジスタを内部ノードに接続するよう
に構成しているため、内部ノードNAとフローティング
ノードまたは接地ノードとの間のリーク電流が流れる経
路を完全に遮断することができ、応じて高速で内部ノー
ドNAの電圧を所定の電圧レベルに設定することができ
る。
【0125】[実施の形態9]図14は、この発明の第
9の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図であ
る。この図14に示す構成においては、第1のクランプ
回路10は、内部ノードNAと接地ノードVSSの間に
接続され、そのゲートに制御信号IFG1を受ける1つ
のnチャネルMOSトランジスタQ20で構成される。
制御回路95は、モニタフォースモード活性化信号TE
ST1を受けるインバータIV1と、接地ノードVSS
とノードBの間に接続され、そのゲートにモニタフォー
スモード活性化信号TEST1を受けるpチャネルMO
SトランジスタQ5aと、接地ノードVSSとノードC
の間に接続され、そのゲートにインバータIV1の出力
信号を受けるpチャネルMOSトランジスタQ6aと、
ノードBと負電圧印加ノードVBBの間に接続され、そ
のゲートがノードCに接続されるnチャネルMOSトラ
ンジスタQ7と、ノードCと負電圧印加ノードVBBの
間に接続され、そのゲートがノードBに接続されるnチ
ャネルMOSトランジスタQ8を含む。
【0126】ノードBから制御信号IFG1が出力され
る。MOSトランジスタQ5aおよびQ6aは、そのし
きい値電圧の絶対値が十分小さくされる。内部回路1
1、および第1の保護回路20は、先の実施の形態と同
じ構成を備える。次に、この図14に示す半導体装置の
動作をその動作波形図である図15を参照して説明す
る。
【0127】モニタフォースモードの非活性化時、モニ
タフォースモード活性化信号TEST1は、接地電圧V
SSレベルのローレベルとなり、インバータIV1の出
力信号は、電源電圧VCCレベルとなる。MOSトラン
ジスタQ6aは、完全にオフ状態とされる。MOSトラ
ンジスタQ5aは、弱いオン状態となり、接地ノードV
SSからノードBへ電流を供給する。ノードBの電位に
従って、MOSトランジスタQ8がオン状態となり、ノ
ードCの電位を、負電圧印加ノードVBBの電圧レベル
へ放電する。ノードCの電位が低下すると、応じてMO
SトランジスタQ7がオフ状態へ移行し、最終的にノー
ドCの電位が負電圧VBBレベルとなると、MOSトラ
ンジスタQ7は完全にオフ状態とされる。ノードBは、
MOSトランジスタQ5aのしきい値電圧の影響を受け
て完全に接地電圧VSSに到達するのに時間を要する。
MOSトランジスタQ5aのしきい値電圧の絶対値は十
分小さくされており、ノードBの電位はほぼ接地電圧V
SSレベルとされる。これにより、ノードBからの制御
信号IFG1がローレベル(ほぼ接地電圧VSSレベ
ル)となり、第1のクランプ回路10に含まれるMOS
トランジスタQ20は、ダイオードモードで動作し、所
定のクランプ機能を実現する。ここで、制御信号IFG
1が完全に接地電圧VSSレベルに到達しない場合MO
SトランジスタQ20のゲート電位が、その接地電圧V
SSレベルよりも少し高くなる。しかしながら、このM
OSトランジスタQ5aのしきい値電圧の絶対値が、M
OSトランジスタQ20のしきい値電圧よりも十分小さ
くされている場合には、何ら問題が生じることなく、必
要とされるクランプ機能を実現することができる。MO
SトランジスタQ20およびQ15aのしきい値電圧が
ほぼ同じなら、ノードNAのクランプレベルをほぼ接地
電圧レベルに設定できる。
【0128】このとき、第1の内部電位接続回路は、図
示しない経路により、モニタフォースモード活性化信号
TEST1により非導通状態とされている。したがっ
て、外部端子7に所望の負電圧を印加することにより、
内部ノードNAから接地ノードVSSへ第1のクランプ
回路10(トランジスタQ20)を介して電流を流すこ
とができ、ピンコンタクト試験を正確に行なうことがで
きる。また、内部ノードNAが通常動作モード時に負電
圧に変化したとき、MOSトランジスタQ20が導通
し、この負電圧を所定の電圧レベル(−V20+|VQ
5a|)にクランプする。ここで、V20は、MOSト
ランジスタQ20のしきい値電圧を示し、VQ5aは、
MOSトランジスタQ5aのしきい値電圧を示す。
【0129】モニタフォースモードの活性化時には、モ
ニタフォースモード活性化信号TEST1がハイレベル
となり、インバータIV1の出力信号が接地電圧VSS
レベルのローレベルとなる。この状態においては、逆に
MOSトランジスタQ5aがオフ状態とされ、MOSト
ランジスタQ6aがオン状態とされる。ノードCの電圧
が、MOSトランジスタQ6aのしきい値電圧の絶対値
レベルにまで上昇し、MOSトランジスタQ7がオン状
態とされる。ノードBの電位が負電圧VBBレベルに低
下すると、MOSトランジスタQ8のゲートおよびソー
ス電位がともに等しくなり、完全にオフ状態となる。こ
れにより、ノードCの電位の低下は防止され、MOSト
ランジスタQ7はオン状態を維持し、ノードBから出力
される制御信号IFG1は、確実に負電圧VBBレベル
とされる。この結果、第1のクランプ回路10におい
て、MOSトランジスタQ20は、内部ノードNAに負
電圧VBBが外部端子7からまたは第1の内部電位接続
回路から伝達されたときにおいてもオフ状態を維持す
る。これにより、外部端子7からの負電圧の基板電圧発
生回路出力部への伝達およびこの基板電圧発生回路出力
部の電圧レベルの外部モニタが可能となる。
【0130】外部端子7に、この負電圧VBBよりもよ
り深い(より負)電圧VFを印加する場合、この内部ノ
ードNAに接続された第1の内部電位接続回路を介して
基板電位発生回路の出力部へこの深い負電圧VFが伝達
される。したがって、この場合、制御回路95の負電圧
印加ノードVBBの電圧レベルもより深い負電圧VFと
なり、応じて制御信号IFG1も負電圧VFレベルとな
る。したがって、第1のクランプ回路10において、M
OSトランジスタQ20が、この内部ノードNAに伝達
された深い負電圧VFに応答して一担オン状態となって
も、高速でオフ状態となり、MOSトランジスタQ20
におけるリークが停止され、内部ノードNAの電位は安
定に外部から印加される電圧VFレベルとなる。
【0131】以上のようにして、内部電圧レベルの外部
でのモニタおよび外部からの内部電圧の設定両者が可能
となる。
【0132】この実施の形態9に従えば、第1のクラン
プ回路10は、1つのMOSトランジスタのみで構成さ
れるため、実施の形態1ないし8の構成に比べてこのク
ランプ回路の占有面積を低減することができ、従来の、
1つのダイオード接続されたクランプ素子と同様の占有
面積でクランプ機能の活性/非活性が制御されるクラン
プ回路を実現することができる。
【0133】[実施の形態10]図16は、この発明の
第10の実施の形態である半導体装置の要部の構成を示
す図である。制御信号IFG1を発生する制御回路95
は、モニタフォースモード活性化信号TEST1に応答
して電源電圧VCCと負電圧VBBレベルの相補信号G
ATEおよびZGATEを出力する第1の制御信号発生
回路95aと、この第1の制御信号発生回路95aから
の相補信号GATEおよびZGATEに従って接地電圧
VSSおよび負電圧VBBレベルで変化する制御信号I
FG1を出力する第2の制御信号発生回路95bを含
む。第1のクランプ回路10は、内部ノードNAと接地
ノードVSSの間に接続され、この制御信号IFG1を
ゲートに受けるnチャネルMOSトランジスタQ20を
含む。制御回路95の構成を除いて、この図16に示す
構成は、図14に示す構成と同じであり、対応する部分
には同一の参照番号を付す。
【0134】第1の制御信号発生回路95aは、モニタ
フォースモード活性化信号TEST1を受けるインバー
タIV1と、電源ノードVCCとノードBの間に接続さ
れ、モニタフォースモード活性化信号TEST1をゲー
トに受けるpチャネルMOSトランジスタQ5と、電源
電圧ノードVCCとノードCの間に接続され、ゲートに
インバータIV1の出力信号を受けるpチャネルMOS
トランジスタQ6と、ノードBと負電圧印加ノードVB
Bの間に接続され、そのゲートがノードCに接続される
nチャネルMOSトランジスタQ7と、ノードCと負電
圧印加ノードVBBの間に接続され、そのゲートがノー
ドBに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ8を
含む。MOSトランジスタQ5およびQ6のしきい値電
圧の絶対値は特に小さくされることは要求されない。ノ
ードCから信号GATEが出力され、ノードBから信号
ZGATEが出力される。
【0135】第2の制御信号発生回路95bは、接地ノ
ードVSSとノードMの間に接続され、そのゲートに信
号ZGATEを受けるpチャネルMOSトランジスタQ
21と、接地ノードVSSとノードNの間に接続され、
そのゲートに信号GATEを受けるpチャネルMOSト
ランジスタQ22と、ノードMと負電圧印加ノードVB
Bの間に接続され、そのゲートがノードNに接続される
nチャネルMOSトランジスタQ23と、ノードNと負
電圧印加ノードVBBの間に接続され、そのゲートがノ
ードMに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ2
4を含む。ノードNから、制御信号IFG1が出力され
る。
【0136】次に、この図16に示す制御回路の動作を
その動作波形図である図17を参照して説明する。モニ
タフォースモードの非活性化時には、信号TEST1が
接地電圧VSSレベルのローレベルであり、インバータ
IV1の出力信号が電源電圧VCCレベルのハイレベル
となる。この状態においては、MOSトランジスタQ5
がオン状態、MOSトランジスタQ6がオフ状態とな
る。ノードBの電位が上昇し、ノードBの電位と負電圧
印加ノードVBBの電位の差がこのMOSトランジスタ
Q8のしきい値電圧よりも大きくなると、MOSトラン
ジスタQ8がオン状態となり、ノードCの電位を低下さ
せる。このノードCの電位低下に伴って、MOSトラン
ジスタQ7のコンダクタンスが小さくなり、ノードCと
負電位印加ノードVBBの電位差がMOSトランジスタ
Q7のしきい値電圧よりも小さくなると、MOSトラン
ジスタQ7がオフ状態となる。これにより、ノードBの
電位が電源電圧VCCレベル、ノードCの電位が負電圧
VBBレベルとなる。
【0137】第2の制御信号発生回路95bにおいて
は、電源電圧VCCレベルの信号ZGATEにより、M
OSトランジスタQ21がオフ状態となる。一方、信号
GATEは負電圧VBBレベルであり、MOSトランジ
スタQ22が確実にオン状態となり、ノードNの電位を
接地電圧VSSレベルに上昇させる。このノードNの電
位上昇に伴って、MOSトランジスタQ23はそのゲー
ト−ソース間電位がそのしきい値電圧よりも高くなると
オン状態となり、ノードNの電位を低下させる。ノード
Nの電位低下に伴って、MOSトランジスタQ24のコ
ンダクタンスが小さくなり、ノードMと負電圧印加ノー
ドVBBの電位差がMOSトランジスタQ24のしきい
値電圧よりも小さくなると、MOSトランジスタQ24
がオフ状態となる。最終的に、MOSトランジスタQ2
4がオフ状態、MOSトランジスタQ23がオン状態と
なり、制御信号IFG1は、接地電圧VSSレベルとな
る。この状態において、第1のクランプ回路10におい
て、MOSトランジスタQ20は、そのゲートとソース
の電位がともに接地電圧VSSレベルであり、ダイオー
ドモードで動作する。
【0138】MOSトランジスタQ22がオン状態とな
るためには、このMOSトランジスタQ22のしきい値
電圧V22はその絶対値|V22|が負電圧VBBの絶
対値|VBB|以下となるように設定する必要がある。
上述の条件を満足する限り、負電圧VBBと接地電圧V
SSの差が小さい場合においても、確実に、信号TES
T1に従ってMOSトランジスタQ21およびQ22を
オン状態/オフ状態として、接地電圧レベルの制御信号
IFG1を生成することができる。制御信号IFG1が
接地電圧レベルのとき、第1の内部電位接続回路は、図
示しない経路での制御信号により、非導通状態とされて
おり、基板電位発生回路の出力部と内部ノードNAとは
電気的に切り離されている。したがって、確実にピンコ
ンタクト試験を実行することができる。
【0139】モニタフォースモードの活性化時、信号T
EST1は、ハイレベルとされる(電源電圧VCCレベ
ルとは限らない)。この状態において、インバータIV
1の出力信号が接地電圧VSSレベルのローレベルとな
る。MOSトランジスタQ5がオフ状態、MOSトラン
ジスタQ6がオン状態となる。ノードCがMOSトラン
ジスタQ6により充電されて、その電位が上昇し、MO
SトランジスタQ7がオン状態となり、ノードBの電位
を低下させる。この結果、最終的に、MOSトランジス
タQ8がオフ状態、MOSトランジスタQ7がオン状態
となり、ノードBが負電圧VBBレベル、ノードCが電
源電圧VCCレベルとなる。
【0140】第2の制御信号発生回路95bにおいて
は、負電圧VBBレベルの信号ZGATEにより、MO
SトランジスタQ21がオン状態、電源電圧VCCレベ
ルの信号GATEにより、MOSトランジスタQ22が
オフ状態となる。この結果、ノードNが接地電圧VSS
レベルとなり、MOSトランジスタQ24は、そのゲー
ト−ソース間電位がしきい値電圧よりも大きくなるとオ
ン状態となり、ノードNを負電圧VBBレベルにまで低
下させる。ノードNの電位低下に伴って、MOSトラン
ジスタQ21がオフ状態とされる。したがって、ノード
Nから出力される制御信号IFG1が、負電圧VBBレ
ベルとなる。第1の内部電位接続回路がこのとき、別の
経路(図示せず)により、オン状態となり、基板電位発
生回路の出力部を内部ノードNAに接続する。したがっ
て、内部ノードNAの電位が負電圧VBBレベルのとき
には、MOSトランジスタQ20はゲートおよびソース
の電位が等しく、オフ状態を維持するため、外部端子7
からの電圧の印加および内部電圧発生回路からの負電圧
VBBの電圧レベルの外部へのモニタを行なうことがで
きる。
【0141】なお、MOSトランジスタQ21およびQ
22がオン状態となるためには、それらのしきい値電圧
の絶対値は、負電圧VBBの絶対値よりも小さくする必
要がある。この条件が満足される限り、接地電圧VSS
と負電圧VBBの差が小さくなった場合においても、確
実にMOSトランジスタQ21およびQ22をスイッチ
ング動作させることができる。
【0142】なお、モニタフォースモードにおいて、負
電圧VBBよりも深いより負の電圧VFが印加された場
合、この印加時点においてはMOSトランジスタQ20
が導通する。しかしながら、この内部ノードNAに伝達
された電圧は、第1の内部電位接続回路を介して基板電
位発生回路の出力部に伝達され、応じて負電圧VBBの
電圧レベルがこの外部から印加される電圧VFのレベル
に低下する(外部から電圧VFを印加するための駆動力
は、基板電位発生回路の電流駆動力よりも十分大き
い)。したがって、制御信号IFG1の電圧レベルもこ
の負電圧VFレベルまで低下し、MOSトランジスタQ
20が確実にオフ状態とすることができ、内部ノードN
Aと接地ノードVSSの間の電流のリーク経路が遮断さ
れ、正確に内部ノードNAを外部から印加される電圧V
Fレベルに設定することができる。
【0143】この図16に示す構成においても、第1の
クランプ回路10は、1つのMOSトランジスタで構成
されており、この占有面積を小さくすることができる。
また制御回路95を、第2段のレベル変換回路で構成し
ているため、負電圧VBBと接地電圧VSSの差および
/または電源電圧VCCと接地電圧の差が小さい場合に
おいても、確実にこの第2の制御信号発生回路に含まれ
るMOSトランジスタQ21およびQ22をスイッチン
グ動作させることができ、確実に制御信号IFG1を接
地電圧VSSおよび負電圧VBBのレベルに変化させる
ことができる。さらに、MOSトランジスタQ21およ
びQ22は、そのしきい値電圧の絶対値が、負電圧VB
Bの絶対値よりも単に小さくすることが要求されるだけ
であり、そのしきい値電圧の絶対値を十分小さくするた
めに余分の工程(しきい値電圧補償のためのイオン注入
工程)は必要とされず、容易に必要とされる電圧レベル
を有する制御信号を発生することができる。
【0144】[実施の形態11]図18は、この発明の
第11の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図
である。半導体記憶装置においては、電源電圧よりも高
い昇圧電圧VPPが利用される。昇圧電圧VPPを利用
する用途としては、ダイナミック・ランダム・アクセス
・メモリにおいて選択ワード線上へ伝達されるワード線
駆動信号の電圧レベルを電源電圧VCCよりも高くす
る、また不揮発性半導体記憶装置において消去動作時お
よびプログラム動作時においてメモリセルのコントロー
ルゲートまたはソース領域に印加するなどの用途があ
る。
【0145】図18において、半導体装置は、外部端子
7と内部ノードNAの間に配置され、この外部端子7に
与えられた高電圧を吸収するための第2の保護回路12
0と、内部ノードNAと電源電圧ノード(基準電圧源)
VCCの間に接続され、この内部ノードNAの高電位を
所定電位レベルにクランプするための第2のクランプ回
路110と、第2のモニタフォースモード活性化信号T
EST2に応答して第2のクランプ回路110のクラン
プ機能を非活性状態とする第3の制御回路130とを含
む。この第3の制御回路130は、クランプ機能の活性
/非活性を制御する信号IFG2とさらに接続制御信号
Ccnt2を生成する。半導体装置はさらに、この接続
制御信号Gcnt2に応答して、内部ノードNAと昇圧
ノードVPPとを電気的に接続するための第2の接続制
御回路160を含む。ここで、昇圧ノードVPPは、図
示しないが、内部昇圧電圧発生回路で発生された昇圧電
圧が伝達されるノードを示す。これは、昇圧電圧発生回
路の出力部でもよい。
【0146】第2の保護回路120は、外部端子7と内
部ノードNAの間に直列に接続される抵抗体R3および
R4と、一方導通ノードが抵抗体R3およびR4の接続
部に接続され、かつそのゲートおよび他方導通ノードが
電源ノードVCCに接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタQ25を含む。このMOSトランジスタQ25
は、フィールド絶縁膜をゲート絶縁膜として有し、負の
小さなしきい値電圧(絶対値の大きなしきい値電圧)を
有する。外部端子7に高電圧が印加されたとき、このM
OSトランジスタQ25が導通し、この高電圧を吸収
し、内部回路へ大きな、クランプ回路が吸収することの
できない高電圧が印加されるのを防止する。抵抗体R3
は、MOSトランジスタQ25に大電流が流れるのを防
止し、抵抗体R3およびR4は、第2のクランプ回路1
10に大きな電流が流れるのを防止する。
【0147】第2のクランプ回路110は、内部ノード
NAに接続されるpチャネルMOSトランジスタQ35
と、MOSトランジスタQ35の電源ノードVCCの間
に接続されるpチャネルMOSトランジスタQ34を含
む。MOSトランジスタQ35のゲートは電源ノードV
CCに接続され、MOSトランジスタQ34が、そのゲ
ートに制御信号IFG2を受けるように接続される。M
OSトランジスタQ34およびQ35の基板領域は、電
源ノードVCCに接続される。内部ノードNAの電圧が
電源電圧VCCよりも高くなったとき、基板領域を介し
て放電することにより、高速でのノイズ吸収を図る。
【0148】第3の制御回路130は、第2のモニタフ
ォースモード活性化信号TEST2を受けるインバータ
IV4と、接地ノードVSSとノードIの間に接続さ
れ、そのゲートに信号TEST2を受けるpチャネルM
OSトランジスタQ30と、接地VSSと内部ノードJ
との間に接続され、そのゲートにインバータIV4の出
力信号を受けるnチャネルMOSトランジスタQ31
と、ノードIと昇圧ノードVPPの間に接続され、その
ゲートがノードJに接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタQ32と、ノードJと昇圧ノードVPPの間に接
続され、そのゲートがノードIに接続されるpチャネル
MOSトランジスタQ33を含む。ノードJから、制御
信号IFG2が出力され、ノードIから制御信号Gcn
t2が出力される。この制御回路130は、2値信号T
EST2を、昇圧電圧VPPおよび接地電圧VSSの間
で変化する信号に変換して出力する機能を備える。
【0149】第2の内部電位接続回路160は、昇圧ノ
ードVPPと内部ノードNAの間に接続され、そのゲー
トに制御信号Gcnt2を受けるpチャネルMOSトラ
ンジスタQ36を含む。MOSトランジスタQ36の基
板領域は、昇圧ノードVPPに接続される。この第2の
内部電位接続回路160は、nチャネルMOSトランジ
スタを用いても構成することが可能であるが、その場
合、昇圧電圧VPPを内部ノードNAに伝達するため
に、制御信号Gcnt2をさらに昇圧することが必要と
される。pチャネルMOSトランジスタを用いることに
より、このような制御信号を昇圧するための回路構成が
不要となり、応じて回路構成を簡略化することができ
る。内部回路11の構成は、先の図1に示す構成と同じ
構成を備える。次に、この図18に示す半導体装置の動
作をその動作波形図である図19を参照して説明する。
【0150】モニタフォースモードの非活性化時、モニ
タフォースモード活性化信号TEST2はローレベルで
あり、制御回路130において、インバータIV4の出
力信号は電源電圧VCCレベルのハイレベルとなる。こ
れにより、MOSトランジスタQ30がオフ状態、MO
SトランジスタQ31がオン状態となり、ノードJの電
位が低下する。MOSトランジスタQ32は、このノー
ドJの電位低下に伴ってそのコンダクタンスが大きくな
り、昇圧ノードVPPからノードIへ電流を供給し、ノ
ードIの電位を上昇させる。このノードIの電位上昇に
伴って、MOSトランジスタQ33のコンダクタンスが
小さくなる。最終的に、MOSトランジスタQ33がオ
フ状態、MOSトランジスタQ32がオン状態となり、
ノードJの電位が接地電圧VSSレベル、ノードIの電
位が昇圧電圧VPPレベルとなる。
【0151】第1のクランプ回路110においては、M
OSトランジスタQ34が、ゲートに接地電圧VSSレ
ベルの制御信号IFG2を受けてオン状態となり、電源
電圧VCCをMOSトランジスタQ35へ伝達する。こ
れにより、MOSトランジスタQ35はダイオードモー
ドで動作し、クランプ素子として機能する。ノードNA
上の電圧が、VCC+Vthpよりも高くなると、この
MOSトランジスタQ35が導通し、ノードNAと電源
ノードVCCとを電気的に接続し、内部ノードNAの電
圧レベルを低下させる。ここで、Vthpは、MOSト
ランジスタQ35のしきい値電圧の絶対値を示す。
【0152】一方、第2の内部電位接続回路160にお
いては、昇圧電圧VPPレベルの制御信号Gcnt2が
MOSトランジスタQ36のゲートへ与えられており、
MOSトランジスタQ36は、内部ノードNAの電位が
昇圧電圧VPPよりも高くならない限りオフ状態を維持
する。MOSトランジスタQ36およびQ35のしきい
値電圧が等しい場合、MOSトランジスタQ36がオン
状態となるのは、内部ノードNA上の電位がVPP+V
thpとなったときであり、一方、MOSトランジスタ
Q35がオン状態となるのは、内部ノードNA上の電位
がVCC+Vthp以上となったときである。したがっ
て、MOSトランジスタQ35の電流駆動力がMOSト
ランジスタQ36の電流駆動力よりも大きくされている
場合には、内部ノードNA上の電位がノイズの影響によ
り急に高くなったとしても、この第2のクランプ回路1
10により、この内部ノードNA上の電位レベルが低下
され、確実に、第2の内部電位接続回路160のMOS
トランジスタQ36をオフ状態に維持することができ
る。したがって、この状態において、外部端子7から、
高電圧VPを印加して、この第1のクランプ回路110
を介して電流が流れるか否かを外部で判別することがで
き、高電圧を用いてピンコンタクト試験を行なうことが
できる。この高電圧VPは、VPP>VP>VCCの関
係を満足すればよい。
【0153】モニタフォースモードの活性化時において
は、モニタフォースモード活性化信号TEST2がハイ
レベルとされる。このモニタフォースモード活性化信号
TEST2のハイレベルは、MOSトランジスタQ30
およびQ31のしきい値電圧Vth以上の電圧レベルで
あればよく、電源電圧VCCレベルである必要は特にな
い。ただし、インバータIV4の入力論理しきい値を越
えてこの信号TEST2が変化することが必要とされ
る。
【0154】この状態においては、インバータIV4の
出力信号が接地電圧VSSレベルであり、MOSトラン
ジスタQ31がオフ状態、MOSトランジスタQ30が
オン状態となる。したがって、ノードIがMOSトラン
ジスタQ30により接地電圧レベルに放電され、ノード
Iの電位が昇圧ノードVPPの昇圧電圧VPPよりもし
きい値電圧だけ高くなると(しきい値電圧の絶対値分低
くなると)、MOSトランジスタQ33がオン状態とな
り、ノードJの電位を上昇させる。このノードJの電位
上昇に伴って、MOSトランジスタQ32のコンダクタ
ンスが低下し、ノードJと昇圧ノードVPPの間の電位
差がMOSトランジスタQ32のしきい値電圧の絶対値
よりも小さくなると、MOSトランジスタQ32がオフ
状態となる。これによりノードIが、接地電圧レベルと
なり、ノードJが、昇圧電圧VPPレベルとなる。
【0155】第2のクランプ回路110においては、こ
の昇圧電圧VPPレベルの制御信号IFG2により、M
OSトランジスタQ34は、MOSトランジスタQ35
を介して昇圧電圧VPPよりも高い電圧を伝達されない
限りオフ状態を維持する。一方、第2の内部電位接続回
路160においては、この接地電圧VSSレベルの制御
信号Gcnt2に応答して、MOSトランジスタQ36
がオン状態となり、その昇圧ノードVPPを内部ノード
NAに接続する。したがって、外部端子7を介して、こ
の昇圧電圧VPPレベルのモニタを行なうことが可能と
なる。
【0156】外部端子7および内部ノードNAが昇圧電
圧レベルとなってMOSトランジスタQ35がオン状態
となっても、このMOSトランジスタQ35を介して与
えられるリーク電流は、MOSトランジスタQ34によ
り遮断される。したがって、このMOSトランジスタQ
35を介してのリーク電流の停止後外部端子7を介して
昇圧電圧VPPの電圧レベルをモニタすることができ
る。
【0157】外部から高電圧VPを印加する場合、この
昇圧電圧発生回路が発生する昇圧電圧VPPよりも高い
電圧レベルが印加されたとしても、MOSトランジスタ
Q36を介して内部ノードNAからこの昇圧ノードVP
Pに高電圧が印加され、昇圧ノードVPPの電圧レベル
が徐々に上昇し、応じて制御信号IFG2の電圧レベル
も高電圧VPレベルに上昇する。したがって、MOSト
ランジスタQ35がオン状態となり、リーク電流が生じ
ても、確実にこのMOSトランジスタQ34はそのゲー
ト電位は高電圧VPレベルであり、またそのドレイン
(MOSトランジスタQ35に接続される導通ノード)
電位をこの高電圧レベルVPよりも低くすることができ
MOSトランジスタQ35を介してドレインがノードN
Aに切独される、MOSトランジスタQ34を確実にオ
フ状態に維持することができ、正確に昇圧ノードVPP
に外部から所望の電圧レベルの高電圧を印加することが
できる。この図18に示す構成においては、制御回路1
30により、第2のクランプ回路110および第2の内
部電位接続回路160に対する制御信号をIFG2およ
びGcnt2を発生している。この場合、第2のクラン
プ回路110および第2の内部電位接続回路160それ
ぞれに対して別々に制御回路が設けられて、制御信号I
FG2およびGcnt2が別々に発生される構成が用い
られてもよい。
【0158】また、先の実施の形態において説明したよ
うに、第2のクランプ回路110において、MOSトラ
ンジスタQ34とMOSトランジスタQ35の位置を交
換することが行なわれてもよい。位置の交換により、こ
のMOSトランジスタQ35を介してのリーク電流が生
じず、内部ノードNAを高速に所望の電圧レベルに保持
することができる。
【0159】またpチャネルMOSトランジスタQ34
が、nチャネルMOSトランジスタで置換えられてもよ
い。この場合には、このnチャネルMOSトランジスタ
のゲートに、制御信号Gcnt2が与えられる。
【0160】さらに、先に負電圧VBBについて説明し
た実施の形態1ないし10において利用した構成はすべ
て適用可能である。負電圧VBBを昇圧電圧VPPに置
換え、かつnチャネルMOSトランジスタをpチャネル
MOSトランジスタで置換し、かつpチャネルMOSト
ランジスタをnチャネルMOSトランジスタに置換し、
かつ接地電圧VSSおよび電源電圧VCCを置換するこ
とにより、昇圧電圧VPPのための必要な構成はすべて
実現することにできる。
【0161】以上のように、この発明の実施の形態11
に従えば、内部ノードの高電圧レベルを所定電位レベル
にクランプするためのクランプ回路を、テストモードに
応じて活性/非活性とするように構成したため、昇圧電
圧に対しても、ピンコンタクト試験および外部での電圧
モニタおよび高電圧の外部からの印加の各種テストモー
ドを行なうことができる。
【0162】[実施の形態12]図20は、この発明の
第12の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図
である。図20においては、第2のクランプ回路110
は、電源ノードVCCと内部ノードNAの間に接続さ
れ、そのゲートに制御信号IFG2を受けるpチャネル
MOSトランジスタQ34を含む。第2の内部電位接続
回路160は、内部ノードNAと昇圧ノードVPPの間
に接続され、そのゲートに制御信号Gcnt2を受ける
pチャネルMOSトランジスタQ36で構成される。
【0163】制御信号発生部は、モニタフォースモード
活性化信号TEST2に応答して制御信号IFG2を出
力する制御信号発生回路130aと、信号TEST2に
応答して、制御信号Gcnt2を発生する制御信号発生
回路130bを含む。制御信号発生回路130aは、信
号TEST2を受けるインバータIV4と、昇圧ノード
VPPとノードKの間に接続され、そのゲートに信号T
EST2を受けるpチャネルMOSトランジスタQ30
と、昇圧ノードVPPとノードPの間に接続され、その
ゲートにインバータIV4の出力信号を受けるpチャネ
ルMOSトランジスタQ31と、ノードKと電源ノード
VCCの間に接続され、そのゲートがノードPに接続さ
れるnチャネルMOSトランジスタQ32と、ノードP
と電源ノードVCCの間に接続され、そのゲートがノー
ドKに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ33
を含む。ノードPから制御信号IFG2が出力される。
MOSトランジスタQ30およびQ31のしきい値電圧
の絶対値は、大きい値(VPP−VCC以上)に設定さ
れる。MOSトランジスタQ32およびQ33のしきい
値電圧は、昇圧電圧VPPと電源電圧VCCの差よりも
小さくされる。
【0164】制御信号発生回路130bは、信号TES
T2を受けるインバータIV5と、昇圧ノードVPPと
ノードHの間に接続されるpチャネルMOSトランジス
タQ37と、昇圧ノードVPPとノードIの間に接続さ
れ、そのゲートにインバータIV5の出力信号を受ける
pチャネルMOSトランジスタQ38と、ノードHと接
地ノードVSSの間に接続され、そのゲートがノードI
に接続されるnチャネルMOSトランジスタQ39と、
ノードIと接地ノードVSSの間に接続され、そのゲー
トがノードHに接続されるnチャネルMOSトランジス
タQ40を含む。MOSトランジスタQ37およびQ3
8のしきい値電圧の絶対値は、大きくされる(VPP−
VCC以上)。次に、この図20に示す半導体装置の動
作をその動作波形図である図21を参照して説明する。
【0165】モニタフォースモードの非活性化時におい
ては、信号TEST2がローレベルであり、インバータ
IV4の出力信号がハイレベルとなる。制御信号発生回
路130aにおいては、MOSトランジスタQ30がオ
ン状態となり、MOSトランジスタQ31がオフ状態と
なる。このとき、MOSトランジスタQ31のしきい値
電圧の絶対値が十分大きいため、MOSトランジスタQ
31は、このインバータIV4の出力信号のハイレベル
に応答して確実にオフ状態とされる。この状態において
は、ノードKがMOSトランジスタQ30により充電さ
れ、その電位レベルが上昇し、MOSトランジスタQ3
3のゲート電位とソース電位(電源電圧VCC)の差が
しきい値電圧以上高くなれば、MOSトランジスタQ3
3がオン状態となり、ノードPが電源電圧VCCレベル
とされる。MOSトランジスタQ31はオフ状態のた
め、MOSトランジスタQ33により、このノードPの
電位は確実に電源電圧VCCレベルに設定される。MO
SトランジスタQ32は、ノードPの電位が電源電圧V
CCレベルとなると、そのゲートおよびソース電位が同
じとなり、オフ状態を維持する。これにより、ノードK
は、昇圧電圧VPPレベルに維持される。この結果、ノ
ードPからは、電源電圧VCCレベルの制御信号IFG
2が出力される。第2のクランプ回路110において
は、MOSトランジスタQ34が、そのゲートに電源電
圧VCCレベルの制御信号IFG2を受け、ダイオード
モードで動作し、クランプ素子として機能する。
【0166】一方、制御信号発生回路130bにおいて
は、MOSトランジスタQ37がオン状態、MOSトラ
ンジスタQ38がオフ状態とされる。ノードHが、高速
でMOSトランジスタQ37により充電され、昇圧電圧
VPPレベルにまで充電される。これにより、MOSト
ランジスタQ40がオン状態となり、ノードIを接地電
圧VSSレベルにまで放電し、MOSトランジスタQ3
9がオフ状態とされる。これにより、ノードHから出力
される制御信号Gcnt2は、昇圧電圧VPPレベルと
なる。第2の内部電位接続回路160においては、MO
SトランジスタQ36が、昇圧電圧VPPレベルの制御
信号Gcnt2を受けており、内部ノードNAの電位
が、昇圧電圧VPPとMOSトランジスタQ36のしき
い値電圧の絶対値の和よりも高くならない限りオフ状態
を維持する。したがって、この状態においては、外部端
子7から適当なレベルの高電圧VPを印加して、内部ノ
ードNAから第2のクランプ回路110を介して電源ノ
ードVCCへ電流を流れさせることにより、ピンコンタ
クト試験を行なうことができる。
【0167】モニタフォースモードの活性化時には、信
号TEST2がハイレベルとなり、インバータIV4お
よびIV5の出力信号はそれぞれ接地電圧VSSレベル
のローレベルとなる。制御信号発生回路130aにおい
ては、MOSトランジスタQ31のコンダクタンスがM
OSトランジスタQ30のそれよりも十分に大きくな
り、ノードPの出力が高速で充電され、応じてMOSト
ランジスタQ32がオン状態となる。ノードKは、MO
SトランジスタQ32を介して電源電圧VCCレベルに
まで放電され、応じてMOSトランジスタQ33のコン
ダクタンスが低下する。最終的に、MOSトランジスタ
Q33がオフ状態、MOSトランジスタQ32がオン状
態となり、ノードPから出力される制御信号IFG2
は、昇圧電圧VPPレベルとなる。
【0168】制御信号発生回路130bにおいても、M
OSトランジスタQ38のコンダクタンスがMOSトラ
ンジスタQ37のコンダクタンスよりも十分に大きくな
り、ノードIの電位が、ノードHよりも高速で上昇し、
MOSトランジスタQ39がオン状態、MOSトランジ
スタQ40がオフ状態となる。ノードHから出力される
制御信号Gcnt2は、オン状態のMOSトランジスタ
Q39により、接地電圧VSSレベルに設定される。
【0169】第1のクランプ回路110においては、M
OSトランジスタQ34のゲートへ与えられる制御信号
IFG2が高電圧VPPレベルであり、内部ノードNA
の電位が、この昇圧電圧VPPよりも高くならない限
り、MOSトランジスタQ34はオフ状態を維持する。
一方、第2の内部電位接続回路160においては、MO
SトランジスタQ36が接地電圧VSSレベルの制御信
号Gcnt2をゲートに受けてオン状態となり、昇圧ノ
ードVPPを内部ノードNAに接続する。したがってこ
の状態においては、昇圧ノードVPP上の昇圧電圧VP
Pを外部端子7を介して外部でモニタすることが可能で
ある。外部端子7から昇圧ノードVPPへ高電圧VPを
印加する場合、昇圧ノードVPPの電圧レベルも応じて
高電圧VPレベルに変化し、制御信号IFG2の電圧レ
ベルも高電圧VPレベルとなる。したがって、内部ノー
ドNAの電位が高電圧VPレベルとなると、応じて制御
信号IFG2の電圧レベルが高電圧VPレベルとなり、
このMOSトランジスタQ34はゲートとソースの電位
が等しく、確実にオフ状態を維持することができる。し
たがって外部端子7から、昇圧ノードVPPへ所望の電
圧レベルの高電圧を印加して内部回路(内部回路11以
外の回路)を動作させることができる。
【0170】[変更例]図22は、この発明の第12の
実施の形態の変更例の構成を示す図である。図22にお
いては、図20に示す制御信号発生回路130aおよび
130bと置換えられる制御回路135の構成を示す。
制御回路135は、モニタフォースモード活性化信号T
EST2に応答して制御信号Gcnt2を出力する制御
信号発生回路135aと、この制御信号発生回路135
aの出力する信号(相補信号)に従って制御信号IFG
2を出力する制御信号発生回路135bを含む。制御信
号発生回路135aは、昇圧ノードVPPとノードNB
の間に接続され、そのゲートがノードNCに接続される
pチャネルMOSトランジスタQ60と、昇圧ノードV
PPとノードNCの間に接続され、そのゲートがノード
NBに接続されるpチャネルMOSトランジスタQ62
と、ノードNBと接地ノードVSSの間に接続され、そ
のゲートにモニタフォースモード活性化信号TEST2
を受けるnチャネルMOSトランジスタQ64と、ノー
ドNCと接地ノードVSSの間に接続され、そのゲート
にモニタフォースモード活性化信号TEST2をインバ
ータIV6を介して受けるnチャネルMOSトランジス
タQ66を含む。ノードNBから制御信号Gcnt2が
出力される。
【0171】制御信号発生回路135bは、昇圧ノード
VPPとノードNDの間に接続され、そのゲートがノー
ドNEに接続されるpチャネルMOSトランジスタQ7
0と、昇圧ノードVPPとノードNEの間に接続され、
そのゲートがノードNDに接続されるpチャネルMOS
トランジスタQ72と、ノードNDと電源ノードVCC
の間に接続され、そのゲートがノードNDに接続される
nチャネルMOSトランジスタQ72と、ノードNEと
電源ノードVCCの間に接続され、そのゲートがノード
NCに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ74
を含む。ノードNDから、制御信号IFG2が出力され
る。制御信号IFG2は、図20に示すMOSトランジ
スタQ34のゲートへ与えられる。制御信号Gcnt2
は、図20に示すMOSトランジスタQ36のゲートへ
与えられる。次に動作について簡単に説明する。
【0172】モニタフォースモードの非活性化時、信号
TEST2は接地電圧VSSレベルのローレベルであ
り、MOSトランジスタQ64がオフ状態、MOSトラ
ンジスタQ66がオン状態となる。この状態において、
ノードNCが、MOSトランジスタQ66を介して接地
電圧VSSレベルに放電される。このノードNCの電位
低下に従って、MOSトランジスタQ60がオン状態と
なり、ノードNBの電位が昇圧電圧VPPレベルに上昇
し、MOSトランジスタQ62がオフ状態となる。した
がって、ノードNCが接地電圧VSSレベル、ノードN
Bが昇圧電圧VPPレベルとなる。これにより、昇圧電
圧VPPレベルの制御信号Gcnt2が出力される。
【0173】一方、制御信号発生回路135bにおいて
は、昇圧電圧VPPをゲートに受けるMOSトランジス
タQ73がオン状態となり、一方、接地電圧VSSをゲ
ートに受けるMOSトランジスタQ74がオフ状態とさ
れる。したがって、ノードNDが、電源ノードVCCに
電気的に接続され、ノードNDの電位が電源電圧VCC
レベルにされる。昇圧ノードVPPとノードNDの電位
差が大きくなると、MOSトランジスタQ72がオン状
態となり、ノードNEが昇圧電圧VPPレベルに充電さ
れる。ノードNEが昇圧電圧VPPレベルとなると、M
OSトランジスタQ70がオフ状態とされ、ノードND
はMOSトランジスタQ73により電源電圧VCCレベ
ルとなる。したがって、ノードNDから出力される制御
信号IFG2が電源電圧VCCレベルとなる。
【0174】モニタフォースモードの活性化時には、信
号TEST2がハイレベルとされ、MOSトランジスタ
Q64がオン状態、MOSトランジスタQ66がオフ状
態とされる。したがって、この状態においては、ノード
NBから出力される制御信号Gcnt2が接地電圧VS
Sレベルとされる。一方、制御信号発生回路135bに
おいては、MOSトランジスタQ73が接地電圧VSS
をゲートに受けてオフ状態となり、一方、MOSトラン
ジスタQ74が、ノードNC上の昇圧電圧VPPを受け
てオン状態となり、ノードNEが電源電圧VCCに電気
的に接続される。したがって、MOSトランジスタQ7
0がオン状態となり、ノードNDが昇圧電圧VPPレベ
ルに充電される。ノードNDの電圧レベルが昇圧電圧V
PPレベルとなると、MOSトランジスタQ72が完全
にオフ状態となり、ノードNEは、MOSトランジスタ
Q74により、電源電圧VCCDレベルに維持される。
この結果、ノードNDからの制御信号IFG2は、昇圧
電圧VPPレベルとなる。
【0175】この図22に示す制御回路の場合、MOS
トランジスタQ60、Q62、Q70、およびQ72
は、しきい値電圧の絶対値を大きくするなどの要件は必
要とされない。MOSトランジスタQ70、Q72、Q
73およびQ74のしきい値電圧の絶対値が昇圧電圧V
PPと電源電圧VCCの差よりも小さいことが要求され
るだけである。したがって、余分の製造工程を必要とす
ることなく容易に、昇圧電圧VPPレベルと接地電圧V
SSレベルの間で変化する制御信号Gcnt2および昇
圧電圧VPPと電源電圧VCCの間で変化する制御信号
IFG2を生成することができる。
【0176】制御信号Gcnt2と制御信号IFG2と
を別々の回路を用いて生成することにより、図20に示
す内部電位接続回路160を、この昇圧電圧発生回路の
近傍に配置でき、特に、内部ノードNAの近傍に配置す
る必要がなくなる。制御信号発生回路130bまたは1
35aをチップ上の適当な位置に配置することができ
る。したがって、半導体装置が形成されるチップ上の空
き領域に、制御信号発生回路130aまたは135aお
よび内部電位接続回路160を配置することができ、1
つの領域に、集中的にこれらの制御信号発生回路、内部
電位接続回路および第2のクランプ回路を配置する必要
がなく、空き領域を利用してこの配置を最適化すること
ができ、占有面積を低減することができる。応じて、入
力保護回路部分の占有面積を小さくすることができる。
【0177】またこの実施の形態12に従えば、第2の
クランプ回路110は、1つのMOSトランジスタのみ
で構成されているため、このクランプ回路の占有面積を
小さくすることができる。
【0178】[実施の形態13]図23は、この発明の
第13の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図
である。図23において、半導体装置は、外部端子7と
内部ノードNAの間に接続される第1の保護回路20を
含む。この第1の保護回路20は、図1に示す構成と同
じ構成を備え、外部端子7に大きな負電圧が印加された
ときに、この大きな負電圧を吸収する機能を備える。異
常高電圧を吸収するための第2の保護回路は設けられて
いない。通常、人体の接触などによる静電放電の場合、
大きな負電圧が印加されることが多く、異常高電圧が発
生する確率は少ないためである。
【0179】半導体装置は、さらに、第1のモニタフォ
ースモード活性化信号TEST1に応答して制御信号I
FG1およびGcnt1を生成する制御回路80と、内
部ノードNAと接地ノードVSSの間に接続され、内部
ノードNAの負電位を制御信号IFG1に従って選択的
にクランプする第1のクランプ回路10と、内部ノード
NAと負電圧印加ノード(基板電位発生回路出力部)と
を制御信号Gcnt1に応答して選択的に電気的に接続
する第1の内部基板電位接続回路60を含む。
【0180】半導体装置は、さらに、第2のモニタフォ
ースモード活性化信号TEST2に応答して、制御信号
IFG2およびGcnt2を生成する制御回路130
と、電源ノードVCCと内部ノードNAの間に接続さ
れ、制御信号IFG2に従って、選択的にそのクランプ
機能が活性化されて内部ノードNAの高電位レベルを所
定電位レベルにクランプするための第2のクランプ回路
110と、昇圧ノードVPPと内部ノードNAの間に接
続され、制御信号Gcnt2に応答して昇圧ノードVP
Pと内部ノードNAとを選択的に電気的に接続する第2
の内部電位接続回路160を含む。
【0181】制御回路80は、第1のモニタフォースモ
ード活性化信号TEST1を受けるインバータIV1
と、電源ノードVCCとノードBの間に接続され、その
ゲートに信号TEST1を受けるpチャネルMOSトラ
ンジスタQ5と、電源ノードVCCとノードCの間に接
続され、そのゲートにインバータIV1の出力信号を受
けるpチャネルMOSトランジスタQ6と、ノードBと
負電圧印加ノードVBBの間に接続され、そのゲートが
ノードCに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ
7と、ノードCと負電圧印加ノードVBBの間に接続さ
れ、そのゲートがノードBに接続されるnチャネルMO
SトランジスタQ8とを含む。この制御回路80の構成
は、図3に示す構成と同じである。すなわち信号TES
T1の活性化時(ハイレベル)のとき、制御信号Gcn
t1が電源電圧VCCレベルのハイレベルとなり、制御
信号IFG1は負電圧VBBレベルとなる。信号TES
T1がローレベルの非活性状態のとき、信号Gcnt1
が負電圧VBBレベルとなり、信号IFG1が電源電圧
VCCレベルとなる。
【0182】第1のクランプ回路10は、内部ノードN
Aに接続される一方導通ノードと、接地ノードVSSに
接続されるゲート電極ノードとを有するnチャネルMO
SトランジスタQ3と、MOSトランジスタQ3と接地
ノードVSSの間に接続され、そのゲートに制御信号I
FG1を受けるnチャネルMOSトランジスタQ4を含
む。第1の内部電位接続回路60は、内部ノードNAと
負電圧印加ノードVBB(または基板電位発生回路出力
部)の間に接続され、そのゲートに制御信号Gcnt1
を受けるnチャネルMOSトランジスタQ13を含む。
この第1のクランプ回路10および第1の内部電位接続
回路60の構成は、先の図3に示す構成と同じである。
第1の内部電位接続回路60は、信号TEST1の活性
化時には、ハイレベルの制御信号Gcnt1に応答し
て、MOSトランジスタQ13がオン状態となり、内部
ノードNAと負電圧印加ノードVBB(基板電位発生回
路出力部)とを電気的に接続する。信号TEST1の非
活性化時においては、信号Gcnt1が負電圧VBBレ
ベルのローレベルとなり、MOSトランジスタQ13は
オフ状態となる。これにより、内部ノードNAと負電圧
印加ノードVBB(基板電位発生回路出力部)とが電気
的に切り離される。
【0183】第1のクランプ回路10は、信号TEST
1の活性化時、MOSトランジスタQ4が負電圧VBB
レベルの制御信号IFG1をゲートに受け、内部ノード
NAと接地ノードVSSの間の電流経路を遮断する。信
号TEST1の非活性化時においては、信号IFG1が
電源電圧VCCレベルのハイレベルとなり、MOSトラ
ンジスタQ4がオン状態となり、MOSトランジスタQ
3をダイオードモードで動作させる。
【0184】制御回路130は、接地ノードVSSとノ
ードIの間に接続され、そのゲートに第2のモニタフォ
ースモード活性化信号TEST2をゲートに受けるnチ
ャネルMOSトランジスタQ30と、接地ノードVSS
とノードJの間に接続され、そのゲートに信号TEST
2をインバータIV4を介して受けるnチャネルMOS
トランジスタQ31と、ノードIと昇圧ノードVPPの
間に接続され、そのゲートがノードJに接続されるpチ
ャネルMOSトランジスタQ32と、ノードJと昇圧ノ
ードVPPの間に接続され、そのゲートがノードIに接
続されるpチャネルMOSトランジスタQ33を含む。
ノードJから制御信号IFG2が出力され、ノードIか
ら制御信号Gcnt2が出力される。信号TEST2の
活性化時(ハイレベルのとき)、ノードIが接地電圧V
SSレベル、ノードJが昇圧電圧VPPレベルとなる。
第2のモニタフォースモードの非活性化時、信号TES
T2がローレベルとなり、MOSトランジスタQ30が
オフ状態、MOSトランジスタQ31がオン状態とな
り、ノードIが昇圧電圧VPPレベル、ノードJが接地
電圧VSSレベルとなる。
【0185】第2のクランプ回路110は、内部ノード
NAに接続される一方導通ノードと電源ノードVCCに
接続されるゲート電極ノードとを有するpチャネルMO
SトランジスタQ35と、MOSトランジスタQ35と
電源ノードVCCの間に接続され、そのゲートに制御信
号IFG2を受けるpチャネルMOSトランジスタQ3
4を含む。第2の内部電位接続回路160は、昇圧ノー
ドVPPと内部ノードNAの間に接続され、そのゲート
に制御信号Gcnt2を受けるpチャネルMOSトラン
ジスタQ36を含む。これらの回路110、130およ
び160の構成は、図18に示す構成と同じであり、同
様の作用効果が得られる。
【0186】すなわち、第2のモニタフォースモード活
性化信号TEST2の非活性化時には、信号Gcnt2
が昇圧電圧VPPレベル、制御信号IFG2が接地電圧
VSSレベルとなる。したがって、この場合には、昇圧
ノードVPPと内部ノードNAとが切り離され、一方第
2のクランプ回路110では、MOSトランジスタQ3
5と電源ノードVCCの間に電流経路が形成され、MO
SトランジスタQ35がクランプ素子として機能する。
第2のモニタフォースモード活性化信号TEST2の活
性化時においては、信号Gcnt2が接地電圧VSSレ
ベル、制御信号IFG2が昇圧電圧VPPレベルであ
る。この場合には、MOSトランジスタQ36がオン状
態となり、昇圧ノードVPPが内部ノードNAに電気的
に接続される。第2のクランプ回路110においては、
MOSトランジスタQ34が電源ノードVCCと内部ノ
ードNAとの間の電流経路を遮断する。
【0187】図23に示す半導体装置の構成の場合、図
24にその動作波形図を示すようにモニタフォースモー
ド活性化信号TEST1およびTEST2の一方のみが
テストモード動作時に活性状態とされる。両者は同時に
活性状態のハイレベルとされることはない。したがっ
て、モニタフォースモード活性化信号TEST1および
TEST2を選択的に活性状態とすることにより、外部
端子7を介して負電圧VBBおよび昇圧電圧VPPを外
部でモニタすることができる。また同様に、外部端子7
を介して所定のノードに、負電圧VBBまたは昇圧電圧
VPPを印加することができ、これらの電圧VBBおよ
びVPPを所望の電圧レベルに設定することができる。
【0188】ピンコンタクト試験の場合には、モニタフ
ォースモード活性化信号TEST1およびTEST2は
ともに非活性状態のローレベルとされる。したがってこ
の状態において、MOSトランジスタQ13およびQ3
6はともにオフ状態にあり、一方、MOSトランジスタ
Q3およびQ34がともにオン状態であるため、これら
の第1および第2のクランプ回路10および110に対
して高電圧または負電圧を外部が印加することにより、
ピンコンタクト試験を実行することができる。
【0189】以上のように、この発明の実施の形態13
に従えば、高電圧部および負電圧部両者に対しそれぞれ
選択的にクランプ機能が活性/非活性化される回路を設
けたため、1つのピン端子を介して外部で高電圧および
負電圧いずれもモニタすることができるとともに、外部
から負電圧および高電圧いずれも印加してこれらの電圧
を所望の電圧レベルに設定することができる。同様、高
電圧および負電圧いずれを用いてもピンコンタクト試験
を行なうことができる。
【0190】[実施の形態14]図25は、この発明の
第14の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図
である。この図25に示す構成においては、2つの昇圧
電圧VPPおよびVPP2が半導体装置内部で発生され
る。これらの2つの昇圧電圧VPPおよびVPP2の外
部モニタおよび外部からの印加を実現するための構成が
示される。
【0191】図25において、モニタフォースモード活
性化信号TEST2に応答して昇圧電圧VPPおよび接
地電圧VSSのレベルの間で変化する互いに相補な制御
信号IFG2およびGcnt2を発生する制御回路13
0と、昇圧ノードVPPと内部ノードNAの間に接続さ
れ、この制御信号Gcnt2に応答して昇圧ノードVP
Pと内部ノードNAとを電気的に接続する第2の内部電
位接続回路160と、第3のモニタフォースモード活性
化信号TEST3に応答して昇圧電圧VPP2と接地電
圧VSSのレベルの間で変化する互いに相補な制御信号
IFG3およびGcnt3を発生する制御回路140
と、昇圧ノードVPP2と内部ノードNAの間に接続さ
れ、制御信号Gcnt3に応答して昇圧ノードVPP2
と内部ノードNAとを選択的に電気的に接続する第3の
内部電位接続回路260と、制御信号IFG2およびI
FG3に応答して電源ノードVCCおよび内部ノードN
Aの間に選択的に電流経路を形成するクランプ回路11
0aを含む。
【0192】制御回路130および第2の内部電位接続
回路160は、先の図23に示す構成と同じ構成を備え
る。対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説
明は省略する。第2のモニタフォースモード活性化信号
TEST2の非活性化時には、制御信号IFG2が接地
電圧VSSレベル、制御信号Gcnt2が昇圧電圧VP
Pレベルとされる。
【0193】制御回路140は、接地ノードVSSとノ
ードSの間に接続され、そのゲートに信号TEST3を
受けるnチャネルMOSトランジスタQ37と、ノード
Rと接地ノードVSSの間に接続され、そのゲートにイ
ンバータIV5を介して信号TEST3を受けるnチャ
ネルMOSトランジスタQ38と、ノードSと昇圧ノー
ドVPP2との間に接続され、そのゲートがノードRに
接続されるpチャネルMOSトランジスタQ39と、ノ
ードRと昇圧ノードVPPの間に接続され、そのゲート
がノードSに接続されるpチャネルMOSトランジスタ
Q40を含む。この制御回路140の構成は、制御回路
130の構成と、昇圧ノードへ印加される電圧レベルが
異なることを除いて同じである。
【0194】ノードRから制御信号IFG3が出力さ
れ、ノードSから制御信号Gcnt3が出力される。
【0195】第3の内部電位接続回路260は、昇圧ノ
ードVPP2と内部ノードNAの間に接続され、そのゲ
ートに制御信号Gcnt3を受けるpチャネルMOSト
ランジスタQ45を含む。
【0196】クランプ回路110aは、内部ノードNA
に接続される一方導通ノードと、電源ノードVCCに接
続されるゲート電極ノードとを有するpチャネルMOS
トランジスタQ35と、MOSトランジスタQ35と電
源ノードVCCの間に直列に接続されるpチャネルMO
SトランジスタQ34およびQ44を含む。MOSトラ
ンジスタQ34は、そのゲートに制御信号IFG2を受
け、MOSトランジスタQ44は、そのゲートに制御信
号IFG3を受ける。MOSトランジスタQ34および
Q44の位置は交換されてもよい。内部ノードNAは、
第1の保護回路20を介して外部端子7に接続される。
内部ノードNAには内部回路11が接続され、この内部
回路11がその内部ノードNA上の信号電位に従って所
定の処理を行なって内部信号を生成してさらに内部の回
路へ伝達する。次に、図26に示す動作波形図を参照し
て、この図25に示す半導体装置の動作について説明す
る。
【0197】信号TEST2およびTEST3は同時に
非活性状態とはならない。テストモード時においては、
一方が活性状態とされる。以下、簡単化のために、第2
のモニタフォースモード活性化信号TEST2が活性状
態のときに指定される動作モードをVPPモードと称
し、第3のモニタフォースモード活性化信号TEST3
が活性状態とされて指定されるテストモードをVPP2
モードと称す。
【0198】VPPモードおよびVPP2モードがとも
に非活性状態のとき、信号TEST2およびTEST3
はともにローレベルである。この状態においては、制御
回路30において、MOSトランジスタQ30がオフ状
態、MOSトランジスタQ31がオン状態となり、制御
信号IFG2が接地電圧VSSレベル、制御信号Gcn
t2が昇圧電圧VPPレベルとなる。同様、制御回路1
40においても、図26に示すように、MOSトランジ
スタQ37がオフ状態、MOSトランジスタQ38がオ
ン状態となり、制御信号IFG3が接地電圧VSSレベ
ル、制御信号Gcnt3が昇圧電圧VPP2の電圧レベ
ルとなる。
【0199】クランプ回路110aにおいては、したが
ってMOSトランジスタQ34およびQ44はともにオ
ン状態となり、電源電圧VCCをMOSトランジスタQ
35の他方導通ノードに伝達する。これにより、MOS
トランジスタQ35は、ダイオードモードで動作し、内
部ノードNAの電位が、VCC+V35よりも高くなる
と導通し、内部ノードNAから電源ノードVCCへ電流
を流し、内部ノードNAの電位を低下させる。ここで、
V35は、MOSトランジスタQ35のしきい値電圧の
絶対値を示す。したがって、この状態においては、クラ
ンプ回路110aは、通常のクランプ素子として機能す
る。
【0200】内部電位接続回路160においては、MO
SトランジスタQ36は、そのゲートに昇圧電圧VPP
レベルの制御信号Gcnt2を受けており、MOSトラ
ンジスタQ36は、内部ノードNAの電位が昇圧電圧V
PPよりも高くなるまでオフ状態を維持する。同様、内
部電位接続回路260においても、MOSトランジスタ
Q45が、昇圧電圧VPP2の電圧レベルの制御信号G
cnt3をゲートに受けており、MOSトランジスタQ
45は、内部ノードNAの電位が、昇圧電圧VPP2の
電圧レベルよりも高くならない限り、オフ状態を維持す
る。正確には、MOSトランジスタQ36は、内部ノー
ドNAの電圧がVPP+V36以上になったときに導通
し、MOSトランジスタQ45は、内部ノードNAの電
位がVPP2+V45以上の電圧レベルになったときに
導通する。ここで、V36およびV45は、それぞれM
OSトランジスタQ36およびQ45のしきい値電圧の
絶対値を示す。したがって、昇圧ノードVPPおよびV
PP2は、内部ノードNAと電気的に分離されている。
したがって、外部端子7を介して高電圧VP(昇圧電圧
VPPおよびVPP2と電源電圧VCC+V35の間の
電圧レベル)を印加することにより、クランプ回路11
0aを介して内部ノードNAから電源ノードVCCへ電
流経路が形成され、外部でこの電流をモニタすることに
より、ピンコンタクト試験を行なうことができる。
【0201】次に、VPPモードのときには、図26に
示すように信号TEST2がハイレベルとされ、一方信
号TEST3は接地電圧VSSレベルを維持する。この
状態においては、制御回路130において、MOSトラ
ンジスタQ30がオン状態、MOSトランジスタQ31
がオフ状態とされ、制御信号IFG2が昇圧電圧VPP
レベル、制御信号Gcnt2が接地電圧VSSレベルと
なる。第2の内部電位接続回路160において、MOS
トランジスタQ36が、そのゲートに接地電圧VSSレ
ベルの制御信号Gcnt2を受けて導通し、昇圧ノード
VPPを内部ノードNAに電気的に接続する。一方、第
3の内部電位接続回路260においては、MOSトラン
ジスタQ45は、そのゲートに昇圧電圧VPP2の電圧
レベルの制御信号Gcnt3により、オフ状態を維持す
る。したがって、昇圧ノードVPPのみが内部ノードN
Aに電気的に接続され、昇圧ノードVPP2は、内部ノ
ードNAから電気的に分離される。
【0202】クランプ回路110aにおいては、MOS
トランジスタQ34が、昇圧電圧VPPレベルの制御信
号IFG2をゲートに受けている。一方、MOSトラン
ジスタQ44は、そのゲートに接地電圧VSSレベルの
制御信号IFG3を受けている。したがって、内部ノー
ドNAの電位が上昇し、MOSトランジスタQ35を介
して昇圧電圧VPPよりも高い電圧がMOSトランジス
タQ34へ印加されない限り、MOSトランジスタQ3
4はオフ状態を維持する。したがって、外部端子7を介
してこの昇圧ノードVPPの電圧レベルをモニタするこ
とができる。この状態において、クランプ回路110a
においては、電流経路は形成されていないため、正確に
昇圧電圧VPPの電圧レベルを外部でモニタすることが
できる。外部端子7から昇圧電圧VPPの電圧レベルを
変更する場合、制御信号IFG2の電圧レベルも変化す
るため、同様、クランプ回路110aにおいては、電流
経路は遮断されており、正確に昇圧ノードVPPの電圧
レベルを所望の電圧レベルに設定することができる。
【0203】VPP2モードの活性化時においては信号
TEST2が接地電圧レベルのローレベル、信号TES
T3がハイレベルとされる。この状態においては、制御
回路130から出力される制御信号IFG2は、接地電
圧VSSレベル、制御信号Gcnt2は、昇圧電圧VP
Pレベルとされる。したがって、クランプ回路110a
において、MOSトランジスタQ34がオン状態とな
り、電源電圧VCCをMOSトランジスタQ44の一方
導通ノード(ドレイン)へ伝達する。一方、接続回路1
60において、MOSトランジスタQ36がオフ状態と
なる(内部ノードNAの電位が昇圧電圧VPP+V36
よりも高くならない限り)。したがって、昇圧ノードV
PPと内部ノードNAとを分離することができる。
【0204】一方、制御回路140からの制御信号IF
G3は、MOSトランジスタQ37がオン状態、MOS
トランジスタQ38がオフ状態となるため、昇圧電圧V
PP2の電圧レベルとなり、一方、制御信号Gcnt3
が接地電圧VSSレベルとなる。この状態においては、
クランプ回路110aにおいて、MOSトランジスタQ
44は、MOSトランジスタQ35を介して昇圧電圧V
PP2よりも高い電圧が伝達されない限りオフ状態を維
持する。したがって、内部ノードNAに、昇圧電圧VP
P2の電圧レベルが伝達されても、このクランプ回路1
10aにおいて電源ノードVCCと内部ノードNAの間
の電流経路は遮断されるため、昇圧電圧VPP2の外部
モニタおよび外部からの印加を行なうことができる。
【0205】接続制御回路260において、MOSトラ
ンジスタQ45のゲートは接地電圧VSSレベルであ
り、MOSトランジスタQ45はオン状態となり、昇圧
ノードVPP2を内部ノードNAに接続する。これによ
り、昇圧ノードVPP2の電圧レベルを外部端子7を介
して外部でモニタすることが可能となる。逆に、外部端
子7から所定のレベルの高電圧を印加してこの昇圧ノー
ドVPP2の電圧レベルを変化させることができる。こ
の場合、この印加された高電圧に従って昇圧電圧VPP
2の電圧レベルが変化するため、応じて制御信号IFG
3の電圧レベルも変化し、確実にMOSトランジスタQ
44をオフ状態とすることができ、正確に所望の高電圧
を昇圧ノードVPP2へ印加することができる。
【0206】したがって、この図25に示す構成に従え
ば、1つの外部端子7を介して複数の電圧レベルの昇圧
電圧の外部モニタ、外部からの印加を行なうことができ
る。なお、昇圧電圧VPPおよびVPP2の電圧レベル
によっては、オフ状態とされるべき接続回路が導通状態
となることが考えられる。たとえば、VPPモードに移
行するとき、昇圧電圧VPPが昇圧電圧VPP2よりも
十分高い場合、MOSトランジスタQ45は、そのゲー
トに昇圧電圧VPP2を受けているためオン状態とな
り、内部ノードNAから昇圧ノードVPP2へ電流が流
れることが考えられる。このような状況を確実に防止す
るためには、昇圧電圧VPPが昇圧電圧VPP2よりも
高い場合には、制御信号IFG2をゲートに受けるpチ
ャネルMOSトランジスタをMOSトランジスタQ45
と内部ノードNAの間に接続する。これにより、VPP
モード時において、信号IFG2が昇圧電圧VPPレベ
ルとなり、この追加MOSトランジスタはオフ状態とな
り、昇圧ノードVPP2と内部ノードNAの間の電流経
路が確実に遮断されるため、昇圧電圧VPP2が不必要
に変化するのを防止することができる。VPP2モード
時においては、この制御信号IFG2が接地電圧レベル
となるため、何ら問題なく、昇圧ノードVPP2は、内
部ノードNAに電気的に接続される。
【0207】以上のように、この発明の実施の形態14
に従えば、クランプ回路において、直列にそれぞれが異
なる昇圧電圧に対応する制御信号をゲートに受けるpチ
ャネルMOSトランジスタを接続しているため、複数の
昇圧電圧レベルが存在する場合において、これらの外部
印加モードまたは外部モニタモードの場合には、クラン
プ回路110aにおいて電源ノードと内部ノード間の電
流経路を確実に遮断することができ、確実に複数の昇圧
電圧の電圧レベルの外部モニタおよび外部からの異なる
電圧レベルの設定を確実に実現することができる。
【0208】また、昇圧電圧VPPおよびVPP2の電
圧レベルが同じであり、印加される部分が異なる場合
(たとえば半導体記憶装置において、複数のメモリアレ
イ(ブロック)ごとに昇圧電圧発生回路が設けられてい
るような場合)、各部分に対してそれぞれ独立に昇圧電
圧の外部モニタおよび外部からの印加を行なうことがで
きる。これにより、不良の解析が容易となる。
【0209】[実施の形態15]図27は、この発明の
第15の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図
である。図27において、半導体装置は、基板電位VB
Bを発生する第1の基板電位発生回路15aと、基板電
位VBB2を発生する第2の基板電位発生回路15bを
含む。この基板電位VBBおよびVBB2はともに負電
圧であるが、その電圧レベルは異なっていてもよく、ま
た半導体記憶装置のメモリアレイ(ブロック)それぞれ
に対して与えられる同じ電圧レベルの基板電位であって
もよい。半導体装置は、さらに、モニタフォースモード
活性化信号TEST1aに応答して、電源電圧VCCお
よび負電圧(基板電位)VBBの間で変化する互いに相
補な制御信号IFGaおよびGcntaを発生する制御
回路80aと、モニタフォースモード活性化信号TES
T1bに応答して、電源電圧VCCと負電圧(基板電
位)VBB2の間で変化する互いに相補な制御信号IF
GbおよびGcntbを出力する制御回路80bと、制
御回路80aからの制御信号Gcntaに応答して、第
1の基板電位発生回路15aの出力部を内部ノードNA
に接続する接続回路60aと、制御回路80bからの制
御信号Gcntbに応答して第2の基板電位発生回路1
5bの出力部を内部ノードNAに接続する基板電位接続
回路60bを含む。ここで、説明を簡略化するために、
信号TEST1aの活性化時に指定される動作モードを
VBBモードと称し、信号TEST1bの活性化時に指
定される動作モードをVBB2モードと称す。
【0210】半導体装置は、さらに、内部ノードNAと
接地ノードVSSの間に接続され、制御回路80aおよ
び80bからの制御信号IFGaおよびIFGbに応答
して、この内部ノードNAの負電位を所定電位レベルに
クランプするクランプ回路10を含む。
【0211】制御回路80aは、信号TEST1aを受
けるインバータIVaと、電源ノードVCCとノードF
aの間に接続され、そのゲートに信号TEST1aを受
けるpチャネルMOSトランジスタQ15aと、電源ノ
ードVCCとノードGaの間に接続され、そのゲートに
インバータIVaの出力信号を受けるpチャネルMOS
トランジスタQ15bと、ノードFaと負電圧印加ノー
ド(第1の基板電位発生回路15aの出力部)VBBと
の間に接続され、そのゲートがノードGaに接続される
nチャネルMOSトランジスタQ17aと、ノードGa
と負電圧印加ノードVBBの間に接続され、そのゲート
がノードFaに接続されるnチャネルMOSトランジス
タQ18aを含む。
【0212】接続回路60aは、第1の基板電位発生回
路15aの出力ノードと内部ノードNAの間に接続さ
れ、そのゲートに制御信号Gcntaを受けるnチャネ
ルMOSトランジスタQ13aを含む。制御回路80b
は、電源ノードVCCとノードFbの間に接続され、そ
のゲートに信号TEST1bを受けるpチャネルMOS
トランジスタQ15bと、電源ノードVCCとノードG
bの間に接続され、そのゲートに信号TEST1bをイ
ンバータIVbを介して受けるpチャネルMOSトラン
ジスタQ16bと、ノードFbと負電圧印加ノード(第
2の基板電位発生回路の出力部)VBB2の間に接続さ
れ、そのゲートがノードGbに接続されるnチャネルM
OSトランジスタQ17bと、ノードGbと負電圧印加
ノードVBB2の間に接続され、そのゲートがノードF
bに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ18b
を含む。
【0213】接続回路60bは、内部ノードNAと負電
圧印加ノード(第2の基板電位発生回路15bの出力
部)VBB2の間に接続され、そのゲートに制御信号G
cntbを受けるnチャネルMOSトランジスタQ13
bを含む。
【0214】クランプ回路10は、接地ノードVSSに
その一方導通ノードおよびゲートが接続されるnチャネ
ルMOSトランジスタQ3と、内部ノードNAとMOS
トランジスタQ3の間に互いに直列に接続されるnチャ
ネルMOSトランジスタQ4aおよびQ4bを含む。M
OSトランジスタQ4aは、そのゲートに制御信号IF
Gaを受け、MOSトランジスタQ4bは、そのゲート
に制御信号IFGbを受ける。クランプ回路10におい
て、MOSトランジスタQ3、Q4aおよびQ4bが、
内部ノードNAと接地ノードVSSの間に直列に接続さ
れる限り、その配列順序は任意である。次に、この図2
7に示す半導体装置の動作をその動作波形図である図2
8を参照して説明する。
【0215】VBBモードおよびVBB2モードがとも
に非活性状態のとき、信号TEST1aおよびTEST
1bはともに、接地電圧VSSレベルのローレベルにあ
る。この状態においては、制御回路80aにおいて、M
OSトランジスタQ15aがオン状態、MOSトランジ
スタQ16aがオフ状態であり、制御信号IFGaが電
源電圧VCCレベルのハイレベル、制御信号Gcnta
が負電圧VBBレベルのローレベルとなる。同様に、制
御回路80bにおいても、制御信号IFGbが、電源電
圧VCCレベルのハイレベル、制御信号Gcntbが、
負電圧VBB2レベルのローレベルとなる。したがっ
て、接続回路60aおよび60bにおいては、MOSト
ランジスタQ13aおよびQ13bはともにオフ状態と
なり、基板電位発生回路15aおよび15bの出力部は
ともに内部ノードNAから電気的に分離される。
【0216】クランプ回路10においては、MOSトラ
ンジスタQ4aおよびQ4bが、ともにオン状態とな
り、内部ノードNAを電気的にMOSトランジスタQ3
の他方導通ノード(ドレイン)に接続し、MOSトラン
ジスタQ3は、ダイオードモードで動作する。したがっ
て、この状態においては、クランプ回路10が、このM
OSトランジスタQ3をクランプ素子として動作するた
め、外部端子7から負電圧(負電圧VBBおよびVBB
2よりも浅い(絶対値は小さい))を印加することによ
り、内部ノードNAと接地ノードVSSの間に電流が流
れ、外部でこの電流をモニタすることにより、外部端子
7が確実に内部ノードNAに電気的に接続されているか
否かの識別を行なうことができる。
【0217】モニタフォースモードのとき、VBBモー
ドおよびVBB2モードの一方のみが活性化され、他方
は非活性状態を維持する。VBBモードが行なわれると
き、信号TEST1aがハイレベルとなり、一方、信号
TEST1bは接地電圧VSSレベルのローレベルを維
持する。この状態においては、制御回路80aにおい
て、MOSトランジスタQ15aがオフ状態、MOSト
ランジスタQ16aがオン状態となり、制御信号Gcn
taが電源電圧VCCレベルのハイレベルとなり、一
方、制御信号IFGaが負電圧VBBレベルのローレベ
ルとされる。制御信号IFGbは電源電圧VCCのレベ
ルを維持しており、制御信号Gcntbは、負電圧VB
B2の電圧レベルを維持している。
【0218】この状態においては、接続回路60aにお
いて、MOSトランジスタQ13aがオン状態となり、
第1の基板電位発生回路15aの出力部が内部ノードN
Aに電気的に接続される。クランプ回路10において
は、MOSトランジスタQ4bはオン状態にあり、内部
ノードNAを電気的にMOSトランジスタQ4aの導通
ノードへ接続する。MOSトランジスタQ4aは、内部
ノードNAの電位が、負電圧VBBよりも低くならない
限り、オフ状態を維持する(MOSトランジスタQ4a
がオン状態となるのは、内部ノードNAの電位が、負電
圧VBBよりもさらにこのMOSトランジスタQ4aの
しきい値電圧分低くなったとき)。
【0219】また、接続回路60bにおいては、MOS
トランジスタQ13bが、負電圧VBB2をゲートに受
けてオフ状態を維持しており、第2の基板電位発生回路
15bの出力部は内部ノードNAから電気的に分離され
ている。したがって、この状態において、第1の基板電
位発生回路15aの発生する負電圧VBBが内部ノード
NAに伝達され、外部端子7を介してこの負電圧VBB
の電圧レベルをモニタすることができる。逆に、外部端
子7から負電圧を印加し、この第1の基板電位発生回路
15aの発生する負電圧VBBの電圧レベルを所望の電
圧レベルに設定することができる。この状態において、
制御信号IFGaが外部から印加される負電圧レベルに
応じて変化するため、クランプ回路10においてMOS
トランジスタQ4aは常時オフ状態を維持しており、内
部ノードNAと接地ノードVSSの間の電流経路は確実
に遮断状態とされる。これら一連の動作により、VBB
モード時において、負電圧VBBの外部モニタおよび負
電圧VBBの電圧レベルの外部設定のいずれの動作モー
ドをも行なうことができる。
【0220】VBB2モードの活性化時においては、信
号TEST1aは接地電圧VSSレベルのローレベルと
され、一方信号TEST1bがハイレベルとされる。こ
の状態においては、制御回路80aにおいて、MOSト
ランジスタQ15aがオン状態、MOSトランジスタQ
16aがオフ状態とされる。したがって、制御信号Gc
ntaが負電圧VBBレベルのローレベルとされ、制御
信号IFGaが電源電圧VCCレベルのハイレベルとさ
れる。これにより、接続回路60aにおいて、MOSト
ランジスタQ13aがオフ状態とされ、第1の基板電位
発生回路15aの出力部は内部ノードNAと電気的に分
離される。
【0221】一方、制御回路80bにおいては、MOS
トランジスタQ15bがオフ状態、MOSトランジスタ
Q16bがオン状態とされる。したがって、制御信号G
cntbが、電源電圧VCCレベルのハイレベルとさ
れ、制御信号IFGbが負電圧VBB2レベルのローレ
ベルとされる。接続回路60bにおいて、MOSトラン
ジスタQ13bがオン状態となり、第2の基板電位発生
回路15bの出力部を内部ノードNAに電気的に接続す
る。クランプ回路10においては、MOSトランジスタ
Q4bがゲートに負電圧VBB2レベルの制御信号IF
Gbを受けており、内部ノードNAの電位がこの負電圧
VBB2よりも低くならない限りオフ状態を維持する。
したがって、この状態においては、内部ノードNAに伝
達された第2の基板電位発生回路15bからの負電圧V
BB2を、外部端子7を介して外部へ出力することがで
き、外部でこの負電圧VBB2の電圧レベルをモニタす
ることができる。逆に、外部端子7から所定の電圧レベ
ルの負電圧を印加し、この負電圧VBB2の電圧レベル
を所望の電圧レベルに設定することができる。負電圧V
BB2の電圧レベル変化時においては、制御信号IFG
bの電圧レベルも応じて変化するため、MOSトランジ
スタQ4bは、確実にオフ状態を維持して、内部ノード
NAと接地ノードVSSの間の電流経路を遮断する。こ
の動作により、VBB2モードにおいて、負電圧VBB
2に関する外部モニタおよび外部印加の動作を実行する
ことができる。
【0222】[変更例]図29は、この発明の第15の
実施の形態の変更例の構成を示す図である。図29にお
いては、図27に示す内部電位接続回路60aおよび6
0bの部分の構成が示される。他の構成は、図27に示
す構成と同じである。図29において、接続回路60a
は、MOSトランジスタQ13aと内部ノードNAの間
にこのMOSトランジスタQ13aと直列に接続される
nチャネルMOSトランジスタQ13xを含む。MOS
トランジスタQ13xは、そのゲートに制御信号IFG
bを受ける。MOSトランジスタQ13aは、図27に
示すトランジスタQ13aと同じであり、ゲートに制御
信号Gcntaを受ける。
【0223】接続回路60bは、MOSトランジスタQ
13bと内部ノードNAの間にこのMOSトランジスタ
Q13bと直列に接続されるnチャネルMOSトランジ
スタQ13yを含む。次に動作について説明する。
【0224】VBBモードの活性化時、制御信号IFG
bは、電源電圧VCCレベルであり、MOSトランジス
タ13xはオン状態にあり、MOSトランジスタQ13
aを内部ノードNAに電気的に接続する。一方、制御信
号IFGaは、負電圧VBBレベルであり、MOSトラ
ンジスタQ13yは、内部ノードNAの電位が負電圧V
BBよりも低くならない限りオフ状態を維持する。制御
信号Gcntaが電源電圧VCCレベルであり、内部ノ
ードNAには、MOSトランジスタQ13x、Q13y
を介して負電圧VBBが印加される。このとき、負電圧
VBBが負電圧VBB2よりも低い電圧レベルであった
としても、MOSトランジスタQ13yがオフ状態を維
持しており、この負電圧VBBはMOSトランジスタQ
13bには伝達されない。したがって、接続回路60b
において、この負電圧VBBが負電圧VBB2よりも低
い電圧レベルであったとしても、この負電圧VBBが、
負電圧印加ノードVBB2へ印加されるのを防止するこ
とができ、確実に、内部ノードNAと負電圧印加ノード
VBB2とを電気的に分離することができ、負電圧VB
Bのみに対し、外部モニタおよび外部設定を行なうこと
ができる。
【0225】逆に、VBB2モードの場合には、制御信
号IFGbが、負電圧VBB2の電圧レベルとなり、制
御信号Gcntaは負電圧VBBレベルである。一方、
制御信号IFGaが、電源電圧VCCレベルであり、制
御信号Gcntbが、電源電圧VCCレベルである。し
たがって、負電圧印加ノード(第2の基板電位発生回路
の出力部)の負電圧VBB2がこの接続回路60bを介
して内部ノードNAに伝達される。内部ノードNAに伝
達された負電圧VBB2が負電圧VBBよりも高い場
合、仮にこの負電圧VBB2がMOSトランジスタQ1
3xを介してMOSトランジスタQ13aにリーク電流
が伝達されても、MOSトランジスタQ13aはそのソ
ースおよびゲート電位がともに負電圧VBBレベルとな
りオフ状態を維持し、この負電圧VBB2が負電圧印加
ノードVBBへ伝達されるのを防止する。一方、この負
電圧VBB2の電圧レベルが負電圧VBBよりも低い場
合には、MOSトランジスタQ13xがゲートとソース
の電位が等しくなってオフ状態となり、この負電圧VB
B2が負電圧印加ノードVBBへ伝達されるのを防止す
る。したがって、いずれの状態においても、内部ノード
NAと負電圧印加ノードVBBの間の電流経路は遮断さ
れるため、正確に内部ノードNAの電圧レベルを負電圧
VBB2の電圧レベルに設定することができる。したが
って、負電圧VBB2に対する外部モニタおよび外部設
定の動作モードを正確に実行することができる。
【0226】なお、負電圧VBBと負電圧VBB2の関
係がいずれの動作モードにおいても固定されている場
合、たとえばVBB<VBB2の場合、高い方の負電圧
を伝達する接続回路(回路60b)においてのみ、この
経路遮断のための追加のMOSトランジスタ(Q13
y)が設けられればよい。この場合、低い方の負電圧を
伝達する接続回路(60a)においては、追加のMOS
トランジスタ(Q13x)を設ける必要はない。
【0227】以上のように、この発明の実施の形態15
に従えば、クランプ回路の内部ノードと接地ノードの間
に、直列に互いに異なる制御信号を受けるMOSトラン
ジスタを直列に接続しているため、複数種類の負電圧に
対する外部モニタおよび外部設定を行なうことができる
とともに、ピンコンタクト試験をも行なうことができ
る。
【0228】[実施の形態16]図30は、この発明の
第16の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す図
である。図30に示す半導体装置の構成は、実質的に図
1に示す半導体装置の構成と同じである。この図30に
示す半導体装置の構成において、nチャネルMOSトラ
ンジスタQ2〜Q4、Q7、Q8、Q11〜Q13はそ
れぞれの基板領域が負電圧VBBを受けるように接続さ
れる。
【0229】内部回路11において、nチャネルMOS
トランジスタ11bは、その基板領域が負電圧VBBを
受けるように接続される。制御回路30および40なら
びに接続回路60に含まれるnチャネルMOSトランジ
スタQ7、Q8、Q11〜Q13は、それぞれの基板領
域がそれぞれのソース領域に接続されている。したがっ
て、これらのMOSトランジスタは、バックゲート効果
はなく、しきい値電圧の変動は生じない。一方、内部回
路11のnチャネルMOSトランジスタ11bは、その
基板領域が負電圧VBBを受けており、バックゲート効
果の影響を受けており、そのしきい値電圧が高くなる。
したがって、この内部回路11において、MOSトラン
ジスタ11bを介してのリーク電流は十分抑制される。
この内部回路11におけるMOSトランジスタ11bを
介してのリーク電流と同程度のリーク電流を生じさせる
ために、制御回路30および40に含まれるnチャネル
MOSトランジスタQ7、Q8、およびQ11、Q12
および接続回路60のMOSトランジスタQ13のしき
い値電圧は、MOSトランジスタ11bのそれよりも大
きくされる。これにより、これらのMOSトランジスタ
のゲート電位が負電圧VBBになった場合においても、
確実にリーク電流を抑制することができる。
【0230】一方、クランプ回路10においては、MO
SトランジスタQ3は、内部ノードNAの電位が、負電
圧VBBレベルにされた場合、バックゲート効果が小さ
くなり、そのしきい値電圧が小さくなる。この場合、M
OSトランジスタQ3は、内部ノードNAの負電位を抑
制するため、特にしきい値電圧が小さくなったとしても
問題は生じない。一方、MOSトランジスタQ4は、モ
ニタフォースモードの活性化時、制御信号IFG1が負
電圧VBBレベルとされる。このモニタフォースモード
の活性化時、内部ノードNAと接地ノードVSSの間の
電流経路は確実に遮断する必要が生じる。モニタフォー
スモードにおいて、内部ノードNAの電位が低下し、こ
のMOSトランジスタQ4のソース電位が負電圧VBB
に近づくと、MOSトランジスタQ4のバックゲート効
果は小さくなり、そのしきい値電圧が小さくなる。これ
により、MOSトランジスタQ4のリーク電流が大きく
なることが考えられる。このリーク電流を抑制するため
に、MOSトランジスタQ4のしきい値電圧Vthは、
MOSトランジスタ11bのそれよりも大きくされる。
これにより、バックゲート効果が小さくなるのを補償し
て、確実にリーク電流を防止し、モニタフォースモード
時において内部ノードNAの電位を高速かつ安定に所定
の電位レベルに安定化させることができる。
【0231】この図30に示すMOSトランジスタQ4
は、内部ノードNAに直接接続される場合には、そのソ
ースおよび基板領域の電位が全く同じとなるため、この
しきい値電圧を大きくする効果はより顕著となり、確実
にリーク電流を抑制をすることができる。
【0232】nチャネルMOSトランジスタのしきい値
電圧を高くする方法は、チャネル領域のP型不純物濃度
を高くするかまたはN型不純物濃度を低くすることによ
り容易に実現される。またこれに代えて、MOSトラン
ジスタQ4のチャネル長さ(ゲート長)を長くすること
により実現される。
【0233】以上のように、この発明の実施の形態16
に従えば、クランプ回路において、そのゲートに負電圧
を受けるMOSトランジスタのしきい値電圧を内部回路
のMOSトランジスタのそれよりも大きくしたため、モ
ニタフォースモード活性化時において、リーク電流が生
じるのを抑制し、確実に内部ノードと接地ノードの間の
電流経路を遮断することができる。
【0234】[実施の形態17]図31は、この発明の
第17の実施の形態の半導体装置の要部の構成を示す概
略的に示すブロック図である。図31において、半導体
装置は、外部端子7と内部ノードNAの間に接続される
第1の保護回路20と、内部ノードNA上の信号に所定
の処理を施してさらに内部の回路へ伝達する内部回路1
1と、モニタフォースモード活性化信号TESTに応答
して制御信号GcntおよびIFGを出力する制御回路
380と、内部ノードNAに接続され、制御回路380
からの制御信号IFGに応答してそのクランプ機能が活
性/非活性化されるクランプ回路310と、所定の内部
電圧VPP/VBBを発生する内部電圧発生回路350
と、制御回路380からの制御信号Gcntに応答し
て、この内部電圧発生回路350の出力部のノードを内
部ノードNAへ電気的に接続する接続回路360を含
む。第1の保護回路20および内部回路11は、先の実
施の形態1ないし16において説明したものと同じ構成
を備える。
【0235】この図31に示す半導体装置において、ク
ランプ回路310は、内部ノードNAの電圧を高電圧ま
たは負電圧いずれのレベルにクランプしてもよい。した
がって、図31においては、両者を含むように示され
る。同様、制御回路380は、この負電圧および昇圧電
圧の外部印加、外部モニタならびにピンコンタクト試験
を行なうための制御信号IFGおよびGcntを出力す
るため、これらの負電圧および昇圧電圧両者のための制
御信号として一括して符号IFGおよびGcntにより
制御信号を表わす。
【0236】内部電圧発生回路350は、モニタフォー
スモード活性化信号TESTに応答して選択的に活性状
態とされる発振回路352と、この発振回路352から
の発振信号(クロック信号)に応答してチャージポンプ
動作を行なって所定の内部電圧VPP/VBBを発生す
るチャージポンプ354を含む。チャージポンプ354
は、通常の、キャパシタとダイオードで構成され、昇圧
電圧VPPまたは負電圧VBBを発生する。
【0237】この内部電圧発生回路350では、モニタ
フォースモード活性化信号TESTが、外部から所定の
電圧を印加する外部印加モードを指定するときには、発
振回路352の発振動作が停止される。これにより、外
部印加モード時において、この内部電圧発生回路350
の出力部の電圧を容易かつ正確に所定の電圧レベルに設
定することができる。すなわち、外部から所望電圧レベ
ルの電圧を印加する場合において、内部電圧発生回路3
50が動作している場合、この動作にかかわらず、内部
ノードの電位を所定電圧レベルに設定するためには(特
に内部電圧の絶対値を小さくする場合)、外部回路は、
かなり大きな電流駆動力を要求される。しかしながら、
この外部印加モード時において、内部電圧発生回路35
0の動作を停止させることにより、比較的小さな電流駆
動力を有する回路を用いても所定の電圧レベルに内部ノ
ードを外部から設定することができる。これにより、高
速かつ安定に内部ノードを所定の電圧レベルに設定する
ことができる。
【0238】図32は、この図31に示す内部電圧発生
回路の構成およびテストモード指定信号を発生する部分
の構成を示す図である。図32において、モニタフォー
スモード活性化信号TESTは、信号WCBRおよび任
意のアドレス信号Amを受けるテストモード検出回路3
90から出力される。信号WCBRは、半導体装置がダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)
の場合、ライトイネーブル信号/WEおよびコラムアド
レスストローブ信号/CASがロウアドレスストローブ
信号/RASの立下がりよりも先にローレベルの活性状
態とされる状態を示す。スタティック・コラムモードを
備える半導体記憶装置などのように、信号/CASが用
いられない場合には、代わりの信号(たとえばチップセ
レクト信号)が利用される。複数の制御信号のタイミン
グ関係により、テストモードが指定される構成が利用さ
れればよく、WCBR条件には特に限定されない。
【0239】テストモード検出回路390は、このWC
BR条件が指定されたときにアドレス信号Amが所定の
値を示すときにモニタフォースモード活性化信号TES
Tを活性状態のハイレベルとし、図31に示す制御回路
380へ与える。このモニタフォースモード活性化信号
TESTは、外部から電圧を内部ノードへ印加する外部
印加モードおよび内部電圧発生回路の発生する内部電圧
を外部でモニタする外部モニタモードいずれの場合にお
いても活性状態とされる。
【0240】内部電圧発生回路350に含まれる発振回
路352は、偶数段のインバータ(図32において2段
のインバータ)352aおよび352bと、インバータ
352bの出力信号と外部印加モード活性化信号ZVE
を受けるNANDゲート352cを含む。NANDゲー
ト352cの出力信号はチャージポンプ354へ与えら
れかつインバータ352aの入力部へ与えられる。外部
印加モード活性化信号ZVEは、テストモード検出回路
390からのモニタフォースモード活性化信号TEST
と所定のアドレス信号Asを受ける外部印加モード検出
回路395から与えられる。この外部印加モード検出回
路395は、たとえばNAND型デコーダで構成され、
モニタフォースモード活性化信号TESTが活性状態に
あり、かつアドレス信号Asが所定の論理レベル(たと
えばハイレベル)のときに外部印加モードが指定された
と判別して、この外部印加モード活性化信号ZVEを活
性状態のローレベルとする。
【0241】信号ZVEが活性状態のローレベルのと
き、発振回路352においては、NANDゲート352
cの出力信号がハイレベルに固定され、チャージポンプ
354はチャージポンプ動作を停止する。これにより、
外部印加モードが指定されたときに発振回路352の発
振動作を停止させることができる。内部電圧を外部でモ
ニタする場合には、アドレス信号Asが非活性状態にあ
るため、外部印加モード検出回路395の出力する信号
ZVEは非活性状態のハイレベルを維持する。これによ
り、NANDゲート352cがインバータとして機能
し、発振回路352は、奇数段のインバータで構成され
るリングオシレータとして動作し、所定の周期およびパ
ルス幅を有する発振信号を生成してチャージポンプ35
4へ与える。この発振信号によるチャージポンプ354
のチャージポンプ動作により、所定の電圧レベルの内部
電圧VPP/VBB(負電圧または昇圧電圧)が発生さ
れる。
【0242】なお、図32に示す構成において、未使用
のピン端子が存在する場合には、その未使用のピン端子
を介してテストモードを指定する信号が外部から直接与
えられる構成が利用されてもよい。またチャージポンプ
354の内部構成は、キャパシタのチャージポンプ動作
を利用して、所定の電圧レベルの内部電圧を発生するこ
とができる限り、任意の構成を利用することができる。
発振回路352が有するインバータの段数もまた任意で
あり、適当な段数に設定される。
【0243】以上のように、この発明の実施の形態17
に従えば、外部から内部ノードへ所定の電圧レベルの電
圧を印加するときに、内部電圧発生回路の動作を停止さ
せているため、安定かつ高速で内部ノードを所定の電圧
レベルに設定することができる。
【0244】[その他の実施の形態]先の実施の形態に
おいて、負電位に対するクランプ回路のみが設けられる
構成および正電位に対するクランプ回路のみが設けられ
る構成がそれぞれ示されているが、それぞれの場合にお
いて、負電位および正電位両者に対するクランプ回路お
よびモニタフォースモードが行なわれる構成が設けられ
てもよい。
【0245】またクランプ機能を有する素子として、ダ
イオードモードで動作する絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタが説明されているが、クランプ機能を有する素子
である限り、任意の素子を利用することができる。たと
えば、固定電位をゲートに受けるMOSトランジスタに
代えて、PN接合ダイオードを利用することができる。
またこれに代えて、制御信号をゲートに受けるMOSト
ランジスタおよび固定電位をゲートに受けるMOSトラ
ンジスタに代えて、バイポーラトランジスタが利用され
てもよい。
【0246】また、モニタフォースモード活性化信号に
応答して制御信号を発生する制御回路に含まれるレベル
変換回路は、レベル変換機能を備える限り、任意の構成
のレベル変換回路を利用することができる。不揮発性半
導体記憶装置において選択ワード線上に昇圧電圧または
負電圧を印加するために、デコーダからの選択信号をレ
ベル変換するための構成と同様の構成を利用することが
できる。
【0247】また負電圧VBBとしては、半導体基板領
域に与えられる基板バイアス電圧を一例として説明して
いる。しかしながら、この負電圧は、DRAMにおいて
非選択ワード線へ伝達される負電圧であってもよい。こ
の負電圧ワード線方式においては、ワード線選択時にお
いて非選択ワード線が容量結合によりその電位が上昇し
てメモリセルデータが流出するのを防止するために、負
電圧が非選択ワード線上に伝達される。
【0248】または負電圧としては、不揮発性半導体記
憶装置において、データ書込時において選択ワード線へ
伝達される負電圧であってもよい。さらに、この負電圧
はSOI(シリコン・オン・インシュレータ)基板上に
形成された半導体装置のNチャネルMOSトランジスタ
のボディ領域に印加されるボディ電位であってもよい。
【0249】第1の保護回路に含まれるクランプ素子と
して、フィールド絶縁膜をゲート絶縁膜として有するフ
ィールドトランジスタと保護抵抗とが用いられている。
しかしながら、負のサージ電位印加時に導通するクラン
プ回路の動作電位(クランプ回路が導通状態となる電
位)の絶対値よりも大きな絶対値の動作電位を有する素
子であれば任意の構成を利用することができる。たとえ
ば、PNダイオード、電流増幅率hfeの大きなバイポ
ーラトランジスタを利用することができる。これは、第
2の保護回路において、正のサージ電位を電源ノードへ
放出するための素子についても同様であり、正のサージ
電位を放出するクランプ回路の動作電位よりも大きな動
作電位を有する素子であれば任意の素子を利用すること
ができる。
【0250】保護用クランプ回路を有する装置に本発明
は適用可能である。また保護抵抗として拡散抵抗を利用
することにより、この拡散抵抗と基板領域との間のPN
接合をクランプ素子用のダイオードとして利用すること
ができ、面積効率の良い保護回路を実現することができ
る。
【0251】[特性試験の種類]図33(A)は、ダイ
ナミック型半導体記憶装置のメモリセルの構成を示す図
である。半導体記憶装置においては、メモリセルが行お
よび列のマトリックス状に配列され、各行および各列に
対応してワード線WLおよびビット線(対)BLがそれ
ぞれ配置される。図33(A)において、1本のワード
線WLと1本のビット線BLとを示す。メモリセルが、
情報を電荷の形態で格納するメモリキャパシタMCと、
対応のワード線WL上の信号電位に応答してこのメモリ
キャパシタMCの一方電極ノード(ストレージノード)
SNをビット線BLへ接続するnチャネルMOSトラン
ジスタで構成されるアクセストランジスタMTを含む。
アクセストランジスタMTの基板領域へは基板電位発生
回路から発生された負電圧VBBが印加される。メモリ
キャパシタMCの他方電極ノード(セルプレート電極)
へは中間電位レベルのセルプレート電圧VCPが印加さ
れる。
【0252】ワード線WLは、選択時に、昇圧電圧VP
Pが印加される。これにより、ビット線BL上のハイレ
ベルデータをメモリキャパシタMCへ書込むとき、アク
セストランジスタMTにおけるしきい値電圧損失による
書込データの電圧レベルの低下を防止する。この昇圧電
圧VPPの電圧レベルを高くすることにより、アクセス
トランジスタMTのゲート絶縁膜への電圧ストレスが高
くなり、ゲート絶縁膜に不良が潜在的に存在する場合
に、この不良を顕在化させることができる。すなわち、
昇圧電圧VPPの電圧レベルを高くすることにより、不
良モードの加速を行なうことができる。また昇圧電圧V
PPの電圧レベルを低くして、メモリキャパシタMCの
ストレージノードSNに対書込データを伝達し、正確に
ストレージノードSNにデータが書込まれるかどうか否
かを見ることにより、この昇圧電圧VPPに対するマー
ジン不良を識別することができる。この昇圧電圧VPP
のマージン不良の検出は、メモリセルにデータ“1”が
正確に記憶されているか否かを見ることにより判別され
る。
【0253】図33(B)は、図33(A)に示すメモ
リセルのアクセストランジスタの断面構造を概略的に示
す図である。アクセストランジスタMTは、P型半導体
基板領域400上に形成される高濃度N型不純物領域4
02および404と、これらの不純物領域402および
404の間のチャネル領域上にゲート絶縁膜(図示せ
ず)を介して形成されるゲート電極層406を含む。不
純物領域402がビット線BLに接続され、ゲート電極
層406がワード線WLに接続される。不純物領域40
4は、メモリキャパシタMCに結合される。このメモリ
キャパシタMCは、スタックトキャパシタ構造を備えて
もよく、またはトレンチキャパシタ構造を備えてもよ
い。ポーズリフレッシュ(スタティック・データ・リテ
ンション)特性試験時間の短縮を行なうためには、この
半導体基板領域400へ印加される負電圧VBBを深く
する(この絶対値を大きくする)。ポーズリフレッシュ
特性は、メモリセルのスタンバイ状態において、メモリ
セルが記憶データをどの程度正確に保持しているか否か
を示す特性である。スタンバイ時においては、ワード線
WLの電位は接地電圧VSS(または負電位レベル)の
ローレベルとされる。ビット線BLは、中間電位レベル
に保持される。スタンバイ状態時において、このストレ
ージノードSNに保持される電荷が減少するのは、基板
領域400へのリーク電極ILが主要原因である。この
場合、バイアス電圧VBBをより負とすることにより、
基板領域400と不純物領域404の間のPN接合に印
加される電界が強くなり、ストレージノードSNに保持
された電荷が基板領域400へリークする。したがっ
て、電荷保持特性の悪いすなわちリーク電流の大きなメ
モリセルにおいては、この強い電界により、リーク電流
ILが大きくなり、高速で保持データが失われる。した
がって、不良モードを加速して、不良メモリセルを高速
(短時間)で検出することができる。
【0254】図33(C)は、ディスターブリフレッシ
ュ(ダイナミック・データ・リテンション)特性試験を
行なう方法を示す図である。ディスターブリフレッシュ
特性は、ワード線選択時における非選択メモリセルのデ
ータ保持特性を示す。この状態においては、ワード線W
Lは、非選択状態のローレベル(接地電圧または負電
位)とされる。ビット線BLは、例示しない別の選択ワ
ード線に接続されるメモリセルデータに従ってハイレベ
ルまたはローレベルにその電位が変化する。ビット線B
Lの電位がローレベルの接地電圧レベルにあり、不純物
領域404(ストレージノードSN)にハイレベルデー
タが格納されているとき、このアクセストランジスタM
Tのしきい値電圧が小さい場合には、不純物領域404
から不純物領域402を介してビット線BLへリーク電
流ILが流れる。応じてストレージノードSNに格納さ
れた電荷が失われ、記憶データが破壊される。この不良
モードを加速するためには、負電圧VBBを浅くする
(絶対値を小さくする)。これにより、アクセストラン
ジスタMTのしきい値電圧が小さくなり(バックゲート
効果が小さくなるため)、リーク電流ILが大きくな
り、電荷保持特性の悪いメモリセルは、高速でその保持
データを失い、不良を短時間で検出することができる。
【0255】先の実施の形態においては、昇圧電圧発生
回路または負電圧発生回路の出力部は内部ノードへ電気
的に接続することにより外部端子に接続している。しか
しながら、このモニタフォースモードにおいて、このよ
うな内部電圧を発生する回路の出力部ではなく、所定の
電圧レベルの電圧が伝達されるノードがこの外部端子に
接続されて内部ノード上に読出される構成が利用されて
もよい。
【0256】この場合、任意の内部ノードの電位を外部
で正確に識別することができる。したがって、半導体装
置の最終試験において不良が生じた場合、各内部ノード
に対する電圧を外部でモニタすることにより、不良の解
析を非破壊で行なうことができ、不良解析に要する時間
を短縮することができる。たとえば、メモリセルデータ
の書込不良が生じた場合、この原因が、ワード線に印加
される昇圧電圧のレベルが低いか否かを外部で見ること
ができ、このワード線書込不良の原因を容易に識別する
ことができ、不良原因を容易に解析することができる。
【0257】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、外部
端子に電気的に接続される内部ノードに設けられた保護
回路に対するピンコンタクト試験に用いられるクランプ
回路を、動作モードに応じて選択的にそのクランプ機能
を活性/非活性状態としているため、このクランプ回路
を利用してピンコンタクト試験を行なうことができると
ともに、外部で内部電位モニタを正確に行なうことがで
き、かつ所望のレベルの電圧を外部から内部ノードへ印
加することが可能となり、内部電圧の良/不良の識別お
よび内部電位を変化させることによる半導体装置の動作
マージンテストを非破壊で容易に行なうことができ、製
品出荷前の試験時において、不良モードを加速するバー
ンインモード以外の加速試験も容易にかつ正確に行なう
ことができ、製品出荷前の最終試験に要する時間を短く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態の半導体装置の
要部の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示す半導体装置の動作を示す信号波形
図である。
【図3】 この発明の第2の実施の形態の半導体装置の
要部の構成を概略的に示す図である。
【図4】 この発明の第3の実施の形態の半導体装置の
要部の構成を概略的に示す図である。
【図5】 この発明の第4の実施の形態の半導体装置の
要部の構成を概略的に示す図である。
【図6】 図5に示す半導体装置の動作を示す信号波形
図である。
【図7】 この発明の第5の実施の形態の半導体装置の
要部の構成を概略的に示す図である。
【図8】 この発明の第6の実施の形態の半導体装置の
要部の構成を概略的に示す図である。
【図9】 この発明の第7の実施の形態の半導体装置の
要部の構成を概略的に示す図である。
【図10】 図9に示す半導体装置の動作を示す信号波
形図である。
【図11】 この発明の第7の実施の形態の変更例の構
成を示す図である。
【図12】 この発明の第8の実施の形態の半導体装置
の要部の構成を概略的に示す図である。
【図13】 この発明の第8の実施の形態の変更例の構
成を示す図である。
【図14】 この発明の第9の実施の形態の半導体装置
の要部の構成を概略的に示す図である。
【図15】 図14に示す半導体装置の動作を示す信号
波形図である。
【図16】 この発明の第10の実施の形態の半導体装
置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図17】 図16に示す半導体装置の動作を示す信号
波形図である。
【図18】 この発明の第11の実施の形態の半導体装
置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図19】 図18に示す半導体装置の動作を示す信号
波形図である。
【図20】 この発明の第12の実施の形態の半導体装
置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図21】 図20に示す半導体装置の動作を示す信号
波形図である。
【図22】 この発明の第12の実施の形態の変更例の
構成を示す図である。
【図23】 この発明の第13の実施の形態の半導体装
置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図24】 図23に示す半導体装置の動作を示す信号
波形図である。
【図25】 この発明の第14の実施の形態の半導体装
置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図26】 図25に示す半導体装置の動作を示す信号
波形図である。
【図27】 この発明の第15の実施の形態の半導体装
置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図28】 図27に示す半導体装置の動作を示す信号
波形図である。
【図29】 この発明の第15の実施の形態の変更例の
構成を概略的に示す図である。
【図30】 この発明の第16の実施の形態の半導体装
置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図31】 この発明の第17の実施の形態の半導体装
置の要部の構成を概略的に示すブロック図である。
【図32】 図31に示すモニタフォースモード活性化
信号を発生する回路部分および内部電圧発生回路の構成
を概略的に示す図である。
【図33】 不良モード加速試験を説明するための図で
あり、(A)はDRAMセルの構成を示し、(B)はポ
ーズリフレッシュ時の負電圧印加態様を示し、(C)は
ディスターブリフレッシュ時の負電圧印加態様を示す図
である。
【図34】 従来の半導体装置の入力部の構成を概略的
に示す図である。
【図35】 従来の半導体装置の基板電位を外部モニタ
するための構成を概略的に示す図である。
【図36】 図35に示す構成の問題点を説明するため
の図である。
【図37】 (A)は従来の半導体装置のピンコンタク
ト試験態様を示す図であり、(B)はピンコンタクト試
験時における印加電圧と電流との関係を示す図である。
【符号の説明】
7 外部端子、10 第1のクランプ回路、11 内部
回路、30,40 制御回路、50 基板電位発生回
路、60 内部電位接続回路、80,90,90a,9
5 制御回路、95a 第1の制御信号発生回路、95
b 第2の制御信号発生回路、110 第2のクランプ
回路、120 第2の保護回路、130制御回路、16
0 第2の内部電位接続回路、130a,130b 制
御回路、260 第3の内部電位接続回路、110a
第2のクランプ回路、15a,15b 基板電位発生回
路、60a,60b 内部電位接続回路、80a,80
b制御回路、310 クランプ回路、350 内部電圧
発生回路、352 発振回路、354 チャージポン
プ、360 内部電位接続回路、380 制御回路、3
90 テストモード検出回路、395 外部印加モード
検出回路。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子に結合される内部ノードと第1
    の基準電圧源との間に結合され、前記内部ノードの電位
    を第1の所定電位レベルにクランプするための第1のク
    ランプ手段、およびテストモード指示信号に応答して、
    前記テストモード指示信号の活性化時前記第1のクラン
    プ手段のクランプ動作を禁止するための制御信号を発生
    して前記第1のクランプ手段へ与える制御手段を備え
    る、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のクランプ手段は、 前記内部ノードと前記第1の基準電圧源との間に互いに
    直列に接続される少なくとも1個の第1の絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタと少なくとも1個の第2の絶縁ゲ
    ート型電界効果トランジスタを含み、 前記少なくとも1個の第1の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタは前記第1の基準電圧源上の電圧をゲートに受
    け、 前記少なくとも1個の第2の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタは、前記制御手段からの制御信号をそれぞれの
    ゲートに受ける、請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1個の第1の絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタは前記内部ノードに接続され、
    前記少なくとも1個の第2の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタは前記第1の絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タと前記第1の基準電圧源との間に接続される、請求項
    2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタは前記内部ノードに接続され、前記少なくとも1
    個の第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタは前記内
    部ノードと前記少なくとも1個の第2の絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタとの間に接続される、請求項2記載
    の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1個の第1の絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタは第1導電型を有し、前記少な
    くとも1個の第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
    は第2導電型を有する、請求項2ないし4のいずれかに
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1個の第1の絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタおよび前記少なくとも1個の第
    2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、ともに第1
    の導電型を有する、請求項2ないし4のいずれかに記載
    の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記クランプ手段は、前記内部ノードと
    前記第1の基準電圧源との間に接続され、そのゲートに
    前記制御手段からの制御信号を受ける1つの絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタを備える、請求項1記載の半導
    体装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の基準電圧源の電圧よりも絶対
    値の大きな内部電圧を発生する内部電圧発生手段と、 前記テストモード指示信号の活性化に応答して前記内部
    電圧発生手段の出力部を前記内部ノードへ結合する内部
    電圧接続手段をさらに備え、 前記制御手段は前記テストモード指示信号の活性化時前
    記内部電圧発生手段の出力部の電圧レベルの前記制御信
    号を発生する手段を含む、請求項2または7に記載の半
    導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のクランプ手段は、前記内部ノ
    ードと前記第1の基準電圧源との間に直列に接続される
    第1および第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタを
    少なくとも備え、 前記制御手段は、 前記テストモード指示信号の活性化時前記第1の絶縁ゲ
    ート型電界効果トランジスタを導通状態とするレベルの
    電圧を発生しかつ前記テストモード指示信号の非活性化
    時前記第1の基準電圧源の生成する電圧レベルとなる制
    御信号を発生して前記第1の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタのゲートへ印加する第1の制御信号発生手段
    と、 前記テストモード指示信号の活性化時、前記内部ノード
    上に伝達される電圧レベルの電圧を発生しかつ前記テス
    トモード指示信号の非活性化時前記第1の基準電圧源の
    電圧レベルの電圧を発生して前記第2の絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタのゲートへ印加する第2の制御信号
    発生手段を含む、請求項1記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタが前記内部ノードに接続され、前記第2の絶縁
    ゲート型電界効果トランジスタが前記第1の絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタと前記第1の基準電圧源との間
    に結合される、請求項9記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタが前記内部ノードに接続され、前記第1の絶縁
    ゲート型電界効果トランジスタが前記第2の絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタと前記第1の基準電圧源との間
    に結合される、請求項9記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記テストモード指
    示信号の非活性化時前記第1の基準電圧源の電圧レベル
    の電圧を発生しかつ前記テストモード指示信号の活性化
    時前記内部ノードに伝達される電圧レベルの電圧を発生
    して前記制御信号として出力する手段を含む、請求項7
    記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、 前記テストモード指示信号を受け、前記第1の基準電圧
    源と異なる第2の基準電圧源の電圧レベルと前記テスト
    モード指示信号の活性化時に前記内部ノードに伝達され
    る電圧レベルをそれぞれ有する相補信号を発生する第1
    の制御信号発生手段と、 前記相補信号を受け、前記テストモード指示信号の非活
    性化時前記第1の基準電圧源の電圧レベルの信号を前記
    制御信号として出力し、かつ前記テストモード指示信号
    の活性化時前記テストモード指示信号により実行される
    テストモード動作時に前記内部ノードに伝達される電圧
    レベルの信号を発生して前記制御信号として前記絶縁ゲ
    ート型電界効果トランジスタのゲートへ印加する第2の
    制御信号発生手段とを備える、請求項7または12の半
    導体装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の基準電圧源の電圧よりも絶
    対値の大きな内部電圧を発生する内部電圧発生手段と、 前記制御信号に応答して前記内部電圧発生手段の出力部
    を前記内部ノードに結合する接続手段とをさらに備え
    る、請求項1または2または7に記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記接続手段は、Nチャネル絶縁ゲー
    ト型電界効果トランジスタであり、前記第2の絶縁ゲー
    ト型電界効果トランジスタは、Pチャネルの導電型を有
    し、 前記制御手段は、 前記テストモード指示信号の活性化時前記第1の基準電
    圧源の電圧よりも絶対値の大きな第2の基準電圧源の電
    圧を出力し、前記テストモード指示信号の非活性化時前
    記内部電圧発生手段の出力部の電圧レベルの電圧を出力
    し、前記接続手段の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
    および前記第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
    ゲートへ与える、請求項14記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の基準電圧源の電圧よりも絶
    対値の大きな内部電圧を発生する内部電圧発生手段をさ
    らに含み、 前記接続手段はNチャネルの絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタを備え、前記第2の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタは、Nチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジ
    スタであり、 前記制御手段は、 前記テストモード指示信号に応答して、互いに相補な信
    号を生成して前記接続手段の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタのゲートおよび前記第2の絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタのゲートへそれぞれ印加する手段を含
    み、 前記第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタは前記テ
    ストモード指示信号の非活性化時自身のゲート電位と前
    記第1の基準電圧源の差がしきい値電圧の絶対値よりも
    大きくなる第2の基準電圧をゲートに受けかつ前記テス
    トモード指示信号の活性化時前記内部電圧発生手段の出
    力部の電圧をゲートに受け、 前記接続手段の絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、
    前記テストモード指示信号の非活性化時前記内部電圧発
    生手段の出力部の電圧レベルの信号を前記制御手段から
    ゲートに受けかつ前記テストモード指示信号の活性化時
    前記第2の基準電圧レベルの制御信号を前記制御手段か
    らゲートに受ける、請求項2記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の基準電圧源は接地電圧を供
    給し、前記内部電圧発生手段は前記接地電圧よりも低い
    負電圧を発生する、請求項7記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の基準電圧源は電源電圧を供
    給し、前記内部電圧発生手段は、前記電源電圧よりも高
    い高電圧を発生する、請求項7記載の半導体装置。
  19. 【請求項19】 前記第1および第2の絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタはPチャネル絶縁ゲート型電界効果
    トランジスタであり、前記第1の基準電圧源は電源電圧
    を供給する、請求項2記載の半導体装置。
  20. 【請求項20】 前記クランプ手段は、 前記内部ノードと前記第1の基準電圧源との間に直列に
    接続される少なくとも1個の第1の第1導電型の絶縁ゲ
    ート型電界効果トランジスタと、少なくとも2個の第2
    の第1導電型の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを
    含み、 前記少なくとも1つの第1の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタのゲートは、前記第1の基準電圧源からの電圧
    を受け、 前記制御手段は、 第1のテストモード指定信号の活性化時前記少なくとも
    2つの第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの一方
    のゲートへ第1の内部電圧を印加し、かつ前記第1のテ
    ストモード指定信号の非活性化時前記一方の絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタのゲートへ、チャネルが形成さ
    れる電圧を印加する第1の制御信号発生手段と、 第2のテストモード指定信号の活性化時第2の内部電圧
    を発生して前記少なくとも2つの第2の絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタの他方の絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタのゲートへ印加しかつ前記第2のテストモード
    指定信号の非活性化時前記他方の絶縁ゲート型電界効果
    トランジスタにチャネルが形成される電圧を発生して前
    記他方の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲートへ
    印加する第2の制御信号発生手段とを備え、 前記テストモード指示信号の活性化時、前記第1および
    第2のテストモード指定信号の一方が活性化され、他方
    は非活性状態に維持される、請求項1記載の半導体装
    置。
  21. 【請求項21】 前記第1のテストモード指定信号の活
    性化に応答して前記内部ノードと前記第1の内部電圧を
    発生する第1の内部電圧発生手段の出力部とを接続する
    第1の接続ゲートと、 前記第2のテストモード指定信号の活性化に応答して前
    記第2の内部電圧を発生する第2の内部電圧発生手段の
    出力部を前記内部ノードに結合する第2の接続ゲートと
    をさらに含む、請求項20記載の半導体装置。
  22. 【請求項22】 前記内部ノードと前記第1の基準電圧
    源とは異なる第2の基準電圧源との間に結合され、前記
    内部ノードの電圧を第2のクランプレベルにクランプす
    るための第2のクランプ手段、および第2のテストモー
    ド指示信号の活性化に応答して前記第2のクランプ手段
    のクランプ機能を非活性状態とする制御信号を発生して
    前記第2のクランプ手段へ与える第2の制御手段をさら
    に備える、請求項1記載の半導体装置。
  23. 【請求項23】 前記第2のクランプ手段は、前記第2
    の基準電圧源の電圧をゲートに受ける少なくとも1個の
    第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記制御
    信号に応答して選択的にチャネルが形成とされる少なく
    とも1個の第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと
    を含み、 前記第1および第2の絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タは前記第2の基準電圧源と前記内部ノードとの間に互
    いに直列に接続される、請求項22記載の半導体装置。
  24. 【請求項24】 前記第1のクランプ手段と並列に設け
    られ、前記内部ノードを前記第1のクランプ手段のクラ
    ンプレベルよりも絶対値の大きな電圧レベルにクランプ
    するための保護手段をさらに備える、請求項1記載の半
    導体装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の基準電圧源の供給する電圧
    よりも絶対値の大きな内部電圧を発生する内部電圧発生
    手段と、 前記テストモード指示信号に応答して前記内部電圧発生
    手段の出力部を前記内部ノードに結合する接続制御手段
    と、 前記テストモード指示信号の活性化に応答して前記内部
    電圧発生手段を非活性状態としてその内部電圧発生動作
    を停止させる停止手段とをさらに備える、請求項1記載
    の半導体装置。
  26. 【請求項26】 所定のレベルの内部電圧を発生するた
    めの内部電圧発生手段、 テストモード指示信号の活性化に応答して前記内部電圧
    発生手段の内部電圧発生動作を停止させる手段、および
    前記テストモード指示信号の活性化時、外部から与えら
    れる電圧を、前記内部電圧発生手段の出力部へ印加する
    手段とを備える、半導体装置。
  27. 【請求項27】 所定の電圧レベルの内部電圧を発生す
    る内部電圧発生回路を有する半導体装置の試験方法であ
    って、 テストモード指示信号を印加して前記内部電圧発生回路
    を非活性状態として内部電圧発生動作を停止させるステ
    ップ、および前記内部電圧発生回路の出力部へ外部から
    の電圧を印加するステップを備える、半導体装置の試験
    方法。
  28. 【請求項28】 前記外部からの電圧は、前記内部電圧
    発生回路が通常動作モード時に発生する電圧レベルより
    も絶対値の小さな電圧レベルを持つ、請求項27記載の
    半導体装置の試験方法。
  29. 【請求項29】 前記外部からの電圧を印加するステッ
    プは、前記テストモード指示信号に応答して前記内部電
    圧発生回路の出力部を所定の外部ピン端子に結合するス
    テップを含む、請求項27記載の半導体装置の試験方
    法。
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