JPH0930727A - 糸状又は帯状巻回物のトラバース方法及び装置 - Google Patents

糸状又は帯状巻回物のトラバース方法及び装置

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JPH0930727A
JPH0930727A JP8176746A JP17674696A JPH0930727A JP H0930727 A JPH0930727 A JP H0930727A JP 8176746 A JP8176746 A JP 8176746A JP 17674696 A JP17674696 A JP 17674696A JP H0930727 A JPH0930727 A JP H0930727A
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winding
slit
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wound
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Winfried Poeppinghaus
ヴインフリート・ペッピングハウス
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Georg Sahm GmbH and Co KG
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SAHM GEORG FA
Georg Sahm GmbH and Co KG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、スリット付きドラ
ムの使用の下に巻回物のシフトを達成可能とし、−巻回
物の他に−出来る限り往復運動する部材の使用をせず、
その結果揺動質量をできる限り小さくすることである。 【解決手段】 粗巻き又は精密巻きによるクロス巻
きにボビンを形成するための巻取り機械で糸状又は帯状
巻回物をトラバースするための方法にして、巻回物は案
内溝5を有するスリット付きドラム1に巻回されかつボ
ビン18の形に巻回される、前記方法において、巻回物
は、案内溝5と少なくとも1つの交切点6とを形成する
3つの部分2、3、2から成る少なくとも1つのスリッ
ト付きドラム1に巻掛けられ、そしてスリット付きドラ
ムに進入する巻回物は案内溝5の各交切点6を越えて移
行する際に巻回物に巻回方向8の追加の運動成分を付与
する補助装置10によって案内されることを特徴とする
前記方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粗巻き又は精密巻
きによるクロス巻きのボビン(巻取りパッケージ)を形
成するための巻取り機械で糸状又は帯状巻回物をトラバ
ースするための方法にして、巻回物は案内溝を有するス
リット付きドラムに巻掛けられてからボビンの形に巻取
られる、前記方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】「Spulgut」の語は、各糸状又は
帯状材料と理解され、これはクロス巻き法で巻取られ、
織物−及び類似物工業の最も繊度の高い単フィラメント
又は多フィラメント繊維までの糸は多かれ少なかれ大き
な幅の偏平帯状物として把握される。「Changie
ren」の語は、巻取り方向に対して横方向の巻回物の
往復運動と解され、その結果瞬間的にチーズ上に巻取ら
れる巻回物の量はボビンの軸線に対して平行な方向にお
ける先に巻回された巻回物量に対して予め特定された間
隔を有する。「Nutentrommel」の語は特定
の深さ、即ち溝底を有する可逆らせん溝を備えたドラム
である。ドラムは巻回物のトラバースのために役立ちか
つ大抵中実材料(合成樹脂)から成るが、大きな壁厚の
管部材から又は稀には深絞りによって相応した形にもた
らされることができる板材からも成ることができる。
「スリット付きドラム」は、大抵可逆らせんによって2
つの部分に分割されている中空ドラムである。スリット
付きドラムは溝底を有しないで、そのようなスリット付
きドラムは好ましくは板材又は肉厚の薄い管部材から成
る。しかし2つの部分が相互に向かい合って配設され
た、中実材料から成る軸線のないスリット付きドラムも
公知である。大抵概念「溝付きドラム」又は「溝付きロ
ーラ」は文字通り「スリット付きドラム」について使用
され、その結果重要な概念上の相違は認められない。
「案内溝」は、それによって巻回物をトラバースするた
めの溝付きドラム又はスリット付きドラムの溝である。
「接触ロール」は溝付きドラム又はスリット付きドラム
と巻取り装置との間に配設されるロールであり、この接
触ロールを介して巻回物が巻取り装置に供給される。
【0003】冒頭に記載した、スリット付きドラムの使
用の下に作動する方法及び装置は、ハイデルベルグ、ゲ
ッチンゲン、ベルリンのSpringer社発行の、工
学士J.Scshneider氏著作の書籍「織物のた
めの準備機械、紡績工、織物工及び編み物工のためのハ
ンドブック」の20〜27頁、特に20〜24頁から公
知である。その際使用されるスリット付きドラムは、斜
めに切断された管部材から成る2つの部分を有し、両部
分の相互に向かい合った側縁は巻回物のための閉じたら
せん状案内溝を形成する。案内溝はらせん状に経過し、
かつ巻回物は溝底ではなく、案内溝を通って入口点から
スリット付きドラムに入りかつスリット付きドラムの出
口点まで延び、スリット付きドラムから出ている。案内
溝は交切点のない閉じた軌道である。案内溝中で巻回物
は両部分の比較的狭い縁で交互にシフト方向に案内され
る。案内溝の縁でその際生じる相対的摩擦速度はスリッ
ト付きドラムの周速と糸速度との差に依存する。スリッ
ト付きドラムの相応する回転方向では、摩擦速度は常に
糸速度よりも低い。巻回物のトラバース又は巻回はスリ
ット付きドラムによってのみ又はスリット付きドラムの
両部分の間の案内溝によってのみ行われる。スリット付
きドラムの両部分のみが回転するように配設されている
ので、揺動質量は有利に非常に小さい。巻回物が供給さ
れる固定点とチーズ上の巻回物の各支持点の間の巻回物
の部分のみが揺動する。巻回物と巻回物糸の案内の安全
性はリニアーシフトの間もらせん状に閉じた転向点にお
いても交切点のない案内溝によって保証される。有利に
巻回方向に対して横方向の揺動は生じない。チーズ縁で
の巻回物の転向の鋭さはスリット付きドラムの案内溝の
形状によって任意に選択されることができる。スリット
付きドラムが巻回物の入口点と出口点との間で前進方向
に駆動されると、巻回物とスリット付きドラムの縁との
間の摩擦速度は巻回物の速度よりも小さい。スリット付
きドラムの出口点から後置された接触ロール又は巻取り
装置のチーズへの糸牽引自由長の大きさは非常に小さ
い。このスリット付きドラムの利用の際に磨耗は糸案内
縁でのみ生じる。そのようなスリット付きドラムの製造
コストは有利に低く、その結果従来の工作機械が使用さ
れることができる。コストのかかる伝動装置は必要な
く、かつそのようなスリット付きドラムの製造コストは
安い。このスリット付きドラムの主たる欠点はスリット
付きドラムの直径に関する構造大きさにある。大きなシ
フト幅はスリット付きドラムの比較的大きな直径を必要
とする。しかし所要スペースは多くの場合通常限られて
いる。これと関連して、案内溝のピッチは所定の限界ま
で増大される。ピッチが大きく選択された場合、スリッ
ト付きドラムの駆動の際に案内溝は巻回物を案内溝から
係脱し、その結果巻回糸は等様にスリット付きドラムか
ら外方へ取り出され、その際勿論トラバース作用は失わ
れる。適用ケース、シフト幅及び巻回物の形式に従っ
て、所望のトラバース作用を保証することができるため
に、案内溝のある程度の最大勾配が保持され又は一定値
以下に保持されなければならない。勾配の限界を越えて
はならない。
【0004】他の形式、即ち冒頭に記載した概念におけ
る溝付きドラムの形のトラバース装置は例えば西独国特
許明細書4237840号又は西独国特許明細書362
8735号から公知である。そのような溝付きドラムで
は巻回物は好ましくは溝底上に案内される。このために
巻回物は溝付きドラムの溝底に所定の角度で巻付けられ
る。相応したシフト幅では溝付きドラムの案内溝が1つ
又は複数の交切点を有する。案内溝からの巻回物の排出
又は抜け出し、従って案内溝の交切点での案内溝の反対
方向への切換えは又は溝付きドラムの案内溝からの巻回
物の係脱は、一般に案内溝自体のコストのかかる形態並
びに案内溝の部分的に異なる深さによる案内溝の交切点
のコストのかかる形態によって防止される。溝付きドラ
ムの溝底における巻回物の巻掛けによって巻回物と溝底
との間にある程度の摩擦(ロープ摩擦)が作用し、その
大きさは主として溝底の速度の一定ではない速度に対す
る巻回物の一定の速度の差に依存する。粗いピッチの巻
回では溝付きドラムの外ジャケット面は大抵巻回物巻取
り装置の領域において形成される巻回物のための周囲駆
動のために利用される。それによって接触ロールは不要
となる。その際ポビン状態は溝の寸法に依存しかつ自由
に選択できない。ここでも前記摩擦(ロープ摩擦)が生
じる、そのわけはここでは溝付きドラムの外径における
周速度は巻回物の走行速度に等しくかつ溝付きドラムの
溝底における周速度は必然的に巻回物の走行速度よりも
小さいからである。
【0005】溝付きドラムの使用と関連した利点は次の
通りである。ここでも揺動質量は小さい、そのわけは巻
回物のみが揺動するからである。巻回物の案内の安全性
は直線状のシフトの間も転向点でも連続した案内溝によ
って保証され、このことは勿論案内溝の相応した、コス
トの高い形態を前提とする。ポビン側縁での転向の鋭さ
はこの範囲における案内溝の相応した形態によって任意
に選択されることができる。巻回物と案内溝、特に溝底
の面との間の摩擦速度は、巻回物の走行速度よりも小さ
い。磨耗は案内溝、特に溝底の糸案内面でのみ生じる。
溝付きドラムの外径についての構造高さはシフト幅に依
存しない。コストのかかる伝動装置を必要ない。
【0006】しかし溝付きドラムの使用は他方では重大
な欠点に繋がる。案内溝の部分的に相違する溝深さによ
って、シフト方向に対して横方向への巻回物の該当部分
の揺動が生じる。溝底から接触ロール又はボビンへの巻
回物牽引自由長は比較的大きい。溝付きドラムの機能安
全性は案内溝の形の特に交切点での形態に依存する。こ
の高い製造コストは溝付きドラムの製造のための相応し
た型の使用によってのみ防止されることができる。製造
コストは製造個数に依存し、特に少量生産の場合に比較
的高い。
【0007】この欠点を克服するために、例えば西独国
特許公開公報1816271、西独国特許明細書390
1278又は西独国特許明細書3341928から略一
定で、比較的偏平な溝深さを有する溝付きドラムが公知
である。その際これらの溝付きドラムにトラバース装置
が前置され、その際このトラバース装置に一方では巻回
物のための本質的なトラバース作用がもたらされ、そし
て他方では溝付きドラムの案内溝の交切点を越えての巻
回物の案内も保証される。溝付きドラムの利点は側縁の
領域における鋭くされた転向部の形成にあるが、その際
不利な方法で、揺動する質量はトラバース装置の相応す
る質量部分によって増大され、このことは磨耗に関して
不利でありかつ巻回物の走行速度の限界も注意すべきで
ある。
【0008】西独国特許公開公報2628501又は西
独国特許公開公報2005621から、その主要な要素
が可逆ねじロール及び糸案内から成る、トラバース装置
が公知である。その際巻回物は糸案内によってシフトさ
れ、糸案内は可逆ねじロール、左ねじ及び右ねじから成
る無端の溝を備えた軸による運動を受ける。両端位置に
おける糸案内の運動の転向はねじピッチと関連した円弧
状部材によって行われる。こうして糸案内はその端位置
で制動されかつ反対方向に再び加速される。単位時間当
たりの可能なシフトストローク数は糸案内の質量及び円
弧状部材の大きさによって制限される。正確なボビン形
成のために転向のための可能な限り鋭い円弧状部材が使
用され、その結果円弧状部材の任意の大きさに制限がつ
けられる。単位時間当たりの可能な高いシフトストロー
ク数を達成するために、糸案内は可能な僅かな質量でな
ければならない。特に高いトラバース周期の際に糸案内
と可逆ねじロールの間の接触面で、糸案内に強い磨耗が
生じる。巻回物はスリット又は類似の形態によって常に
糸案内に沿って案内され、その結果スリットの縁での巻
回物の相対的な摩擦速度は巻回物の速度に相応する。可
逆ねじロール及び糸案内の使用の本質的な欠点は揺動す
る質量の増大及び巻回物と糸案内との間の比較的高い摩
擦速度にある。糸案内の磨耗は比較的高くかつ巻回物の
低い速度でのみ生じるか、又は寿命を短くする。ボビン
の側縁の領域における転向部の軌道の任意の鋭さは不可
能である。
【0009】西独国特許公開公報3627544又は西
独国特許公開公報3531034から、糸案内の使用の
下に作動し、2つの反対方向に駆動されるチェーン又は
タイミングベルトによって駆動される、トラバース装置
が公知である。少なくとも2つの糸案内が必要であり、
その際巻回物はその都度直線的に作動する糸案内によっ
て案内される。度々追加のガイド板が必要とされる。1
つの糸案内から反対方向に動かされる他方の糸案内への
糸移行は正確に行うことができず、従って誤差を含む。
糸案内の安全性は直線状シフトの間も転向点でも保証さ
れない。揺動する質量は比較的高い。巻回物と糸案内と
の間の摩擦速度は巻回物速度に相応する。駆動手段の可
逆性の実現のために伝動装置が必要である。
【0010】結局羽根トラバース部が、例えば西独国特
許公開公報4317089又は西独国特許公開公報37
03731から公知である。その際ボビンの軸線に対し
て直角の羽根回転軸線を備えた少なくとも一対の正逆方
向に駆動される羽根が使用される。羽根は回転方向に相
応してボビン幅に沿って巻回物を案内する。一定の回転
数で駆動される羽根の一定ではない接線速度の補償のた
めに、巻回物は円弧状のガイド定規により案内される。
追加的に羽根の縁は特別の形態を有する。羽根の回転軸
線の偏心した支承によって、羽根から引き取られるため
に、巻回物が受渡し点でそれまでに糸を案内した羽根か
ら逆行する羽根に受渡されることが達成される。各羽根
の糸を案内する縁は巻回物を移動させる。巻回物は正確
には案内されず、かつ羽根縁から先行する。転向点にお
いて巻回物は、巻回物が対抗する羽根によって把持され
る前に、糸を案内する羽根から解放される。ここでも巻
回物は案内されない。円弧状ガイド定規は巻回物にシフ
トストロークに対して直角の揺動運動を付与し、このこ
とは高いシフト速度の際に巻回物が揺動され、制御され
ない揺動に通じ得る。揺動質量は有利に小さいが、直線
状のシフトの際も転向点でも巻回物の案内の安全性は保
証されない。巻回物と羽根縁との間の摩擦速度は巻回物
速度に相応する。大きなシフト幅のために羽根は比較的
大きな構造長さを有する。二重反転のための可逆伝動装
置はコストを増大させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に記載された技術分野の方法及び装置を提供することで
あり、それによってスリット付きドラムの使用の下に巻
回物のシフトを達成可能とし、−巻回物の他に−出来る
限り往復運動する部材の使用をせず、その結果揺動質量
をできる限り小さくすることである。大きなシフト幅で
もシフト装置の横断面の増大は生じさせるべきではな
い。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば本発明の
課題は、冒頭に記載した技術分野の方法では、巻回物
は、案内溝と少なくとも1つの交切点とを形成する3つ
の部分から成る少なくとも1つのスリット付きドラムに
よって巻回され、そしてスリット付きドラム中に進入す
る巻回物は案内溝の各交切点を越えて移行する際に巻回
物に巻回方向に追加の運動成分を付与する補助装置によ
って案内されることにより解決される。
【0013】本発明は、従来常に二部分から成るスリッ
ト付きドラムを少なくとも3つに分割するという思想か
ら出発し、その結果案内溝はこれら3つ又はそれ以上の
部分から形成される。3つに分割されたスリット付きド
ラムでは案内溝は1つの交切点を有する。4部分から成
るスリット付きドラムでは案内溝は2つの交切点を有
し、以下同様な関係が存する。それによって案内溝のピ
ッチを大きくすることなしに、同様に任意の幅にするこ
とができる。巻回物のシフトは、一方では回転駆動のみ
行う部分、即ち巻回物の揺動質量を増大させない、スリ
ット付きドラムによって専ら行われる。スリット付きド
ラムは溝底を有しないでかつスリット付きドラムの壁厚
は一般に比較的小さいので、案内溝の交切点を越える巻
回物の移行の際に困難性が生じる。この移行を確実に、
再現可能にかつ正しく各シフト方向に達成するために、
巻回物は−各交切点を越える移行の領域においてのみ−
補助装置によって案内され、補助装置は巻回物に各シフ
ト方向における追加の運動成分を付与する。このことは
トラバース工程には役に立たない。トラバース機能はス
リット付きドラムによって充足される。補助装置はシフ
ト幅の中の比較的小さい区間領域においてのみ作用す
る。従って揺動質量を有する補助装置を使用すること
は、基本的に可能であるか又は許容可能である。この質
量のストロークはシフトストロークの何分の一かであ
り、かつ補助装置を有するシフト要素の数によって、補
助装置の駆動をスリット付きドラムの駆動よりも比較的
緩やかに構成することが可能である。
【0014】補助装置の全部分が回転駆動され、その結
果巻回物のみが又は巻回物の各部分が揺動する場合は、
当然良好である。補助装置はスリット付きドラムに依存
しかつスリット付きドラムの回転数の整数かつ偶数分の
回転数一で駆動されることができる。補助装置の回転数
はスリット付きドラムの回転数の1/2、1/4、1/
6、1/8等になる。ここでも、本発明による方法によ
り、高い作業速度が達成可能であり、その結果到来する
巻回物の高い走行速度を達成可能であることが認められ
る。
【0015】本発明による方法は方法が安全かつ故障な
く作動するという利点を有する。シフト方向に対して横
方向の揺動は行われない。巻回物の案内の安全性は直線
状シフトの間も転向点においても連続した案内溝によっ
て保証される。案内溝は転向箇所の領域でボビン側縁で
任意に選択されることができるので、整然としたボビン
形成を好適にする鋭い転向点も達成可能である。案内溝
から接触ロール又はボビンまでの巻回物牽引自由長の大
きさは非常に小さい。磨耗は案内溝の領域で糸を案内す
る縁でのみ生じる。スリット付きドラムの部分は従来の
工作機械で比較的簡単に製造されることができる。スリ
ット付きドラムの両端部材は同様に又は殆ど同様に形成
され得る。スリット付きドラムの直径はシフト幅と無関
係である。小さい直径でも案内溝は比較的大きさピッチ
従ってシフト幅を有する。
【0016】冒頭に記載の技術分野の装置は、スリット
付きドラムは少なくとも1つの交切点を備えた少なくと
も3つの案内溝を形成する部分を有し、巻回方向におい
て巻回物上に追加の運動成分を付与するための補助装置
が各交切点を越えての巻回物の移行のために設けられ、
補助装置は1つの交切点当たり少なくとも2つのシフト
要素を有しそして補助装置のための駆動装置が設けら
れ、駆動装置は補助装置を、スリット付きドラムの回転
数を1つの交切点当たりのシフト要素の数で割って得ら
れる商に相応する回転数で駆動される前記装置により特
徴づけられる。
【0017】新しいスリット付きドラムは2つの部分か
ら成る公知のスリット付きドラムに対してシフト方向に
延ばされ又は続いており、その結果シフト伝動装置とス
リット付きドラムの直径との間の関係は存在しない。そ
のように形成された案内溝はスリット付きドラムのジャ
ケット面の回りを少なくとも2回転し、その際交切点が
形成される。5つの部分から成るスリット付きドラムは
3つの交切点を有する。各交切点を越える巻回物の移行
の際に補助装置が作用する。その際補助装置は、各交切
点について1つの固有の補助装置が設けられるようにさ
れている。しかし複数の交切点では全ての交切点のため
の共通の補助装置を設けることも可能であり又は当然で
ある。各交切点は交互に一方又は他方のシフト方向に移
動させられなければならないので、各シフト方向につい
て少なくともそれぞれ1つのシフト要素を補助装置上に
配設することが要求される。既に2つのシフト要素を備
えた最も簡単な実施形態において、補助装置はスリット
付きドラムの回転数の半分の回転数を有する。4つのシ
フト要素が1つの交切点に付設されている場合、補助装
置はスリット付きドラムの回転数の1/4の回転数で駆
動される。
【0018】補助装置は、補助装置が専ら回転駆動され
る部分を有するように、構成される。比較的低い回転数
によって速度はついでも制御可能である。大した磨耗問
題は生じない。補助装置はスリット付きドラムの外方に
設けられることができ、その際補助装置はスリット付き
ドラムの巻回物の走行方向に前置されており、即ち巻回
物は進入点の領域にあるが、各交切点の通過のためにの
み影響を及ぼされる。最も簡単な形態において、この補
助装置は1つの軸を有し、軸上にはアーム、羽根等の形
のシフト要素が配設されている軸を有する。シフト要素
は一方のシフト方向に、そして他のシフト要素は他方の
シフト方向に付設されている。
【0019】しかし、補助装置がスリット付きドラムの
内方に設けられることも可能である。それによって補助
装置のための1つの保護装置のみならず、装置全体を比
較的小さく構成する。シフト要素はスリット付きドラム
の内方で作用しかつ進入して来る巻回物の部分に影響を
与える。スリット付きドラムは通しの軸を有し、軸を介
してスリット付きドラムの部分が相互に回転不能に結合
している。軸はスリット付きドラムの3つの部分を支承
しかつ案内溝及び交切点の形成のためにその相対位置に
固定するという簡単な可能性を提供する。軸は巻回物に
関していかなる機能をも有しない、即ち糸は軸とは一般
的に接触しない。この実施の形態では一種の積木構造が
可能である。相応した長さの通しの軸上にはスリット付
きドラムの部分が同様に被嵌されかつ回転不能に支承さ
れ、その際スリット付きドラムの両端部材の他に相異な
る数の中間部材が使用されることができる。
【0020】スリット付きドラムと補助装置との間に減
速伝動装置が設けられており、減速伝動装置はシフト要
素の数に相応して形成されている。この減速伝動装置も
スリット付きドラムの外方に配設され又はスリット付き
ドラムの内方に格納されることができる。この減速伝動
装置によってスリット付きドラムと補助装置との間の駆
動の連結が達成される。その際、新たに巻回された巻回
糸は自動的に正しく設定され、このこの箇所でも一度で
案内溝中に進入するという利点が生じる。
【0021】特別の実施の形態において、補助装置は2
つの対抗方向に駆動される軸を有し、軸はシフト要素を
備える。所属のシフト要素を備えた一方の軸は一方のシ
フト方向に、そして他方の軸は他方のシフト方向に付設
されている。
【0022】
【実施例】図面に基づいて本発明を詳しく説明する。図
1において、スリット付きドラム1の本質的要素はその
最も簡単な実施の形態が示される。スリット付きドラム
1の本質的構成部分は2つの端部材2と1つの中間部材
3である。端部材2は同一に形成されている。端部材2
と中間部材3は共通の通しの軸4上に回転不能に支承さ
れかつ図示の相対位置を維持している。一方の端部材2
と中間部材3との間の相互に向かい合った縁及び中間部
材3と他方の端部材2との間の相互に向かい合った縁は
連続した案内溝5を形成し、案内溝は8の字を横にした
状態でスリット付きドラム1の周囲に渡ってらせん状に
延びている。明らかなように、スリット付きドラム1又
はその部分2及び3は比較的小さい壁厚しか有しない。
案内溝5はラジアル方向に開いており、即ち溝付きドラ
ムに特徴的であるような溝底を有しない。案内溝5は1
つの交切点6及び2つの転向点7を有する。交切点6に
おいて案内溝5は交切している。転向点7において軸4
の軸線に対して平行な二重矢印によって示されたシフト
方向8が変えられる。シフト幅9は両転向点7の距離に
よって確定される。
【0023】図1の実施の形態は、中間部材3と2つの
端部材2との組合せを示し、その際1つの交切点6が生
じる。シフト幅9を増大させるために2つの端部材2が
2つの中間部材3と組み合わされることができる。中間
部材3は少なくともその案内溝5を形成する縁の形状に
ついては同一に形成されておりかつ軸4上で180°回
転される。2つの中間部材3を使用する場合2つの交切
点6が生じる。このシステムは拡大されることができ
る。交切点6の数は使用された中間部材3の数と一致す
る。換言すれば、3つの部分から成るスリット付きドラ
ムは1つの交切点を有し、4つの部分から成るスリット
付きドラム1は2つの交切点6を有する、以下同様であ
る。
【0024】図2は平面図において、図1によるスリッ
ト付きドラム1は90°回動され、その結果案内溝5の
交切点6は平面図で見ることができる。スリット付きド
ラム1に補助装置10が付設されており、補助装置はチ
ーズ上への巻回物の最終的なシフトのためのシフト機能
を充足せず、交切点6がそれによってシフト方向8の保
持の下に越えられるようにするという課題しか有しな
い。補助装置10はスリット付きドラム1の外方に配設
されかつスリット付きドラムに同様に前置されている。
細線で示された巻回物(糸)11は矢印12に従って供
給されかつ先ず補助装置10を介して走行し、それから
方向を変更する進入箇所13で案内溝5に進入し、スリ
ット付きドラム1の内室の或る領域に渡って延び、そし
てスリット付きドラム1の回転によって走行方向を変え
る出口箇所14で案内溝5から出て行く。
【0025】しかしスリット付きドラム1の周囲に関連
して、スリット付きドラム1の外周に対して間隔(図
3)をおいて、接触ロール15が設けられ、接触ロール
を介して巻回物11が結局巻取り装置16に供給され、
巻取り装置は図示しない相応した駆動装置の他に公知の
方法でチーズ17を介して接続し、チーズには巻回物1
1がボビン(巻取りパッケージ)18の形に巻取られ
る。
【0026】補助装置10の本質的な構成部分は図2及
び図3に示されている。補助装置10は軸19を有し、
軸上には基体20が配設されている。基体20はその周
囲に2つのシフト要素21及び22を有し、シフト要素
はアーム、湾曲枠等として形成されることができる。シ
フト要素21及び22は基体20上に配設されかつ軸1
9の回転を介して回転駆動される。一方のシフト要素2
1は一方のシフト方向に、そして他方のシフト要素22
は他方のシフト方向に付設されている。シフト要素21
及び22は軸19の軸線に対して180°ずらされて基
体20上に配設されている。各シフト要素21、22
は、交切点6を越えて移行する際巻回物11に各シフト
方向8の追加の運動成分を付与する役割を有し、この役
割は、交切点6がシフト方向の変更なしに通過されるこ
とを確保する。ボビン18上の巻回物11のシフトは案
内溝5、即ち巻回物11が転向点7までトラバースされ
るための固定点の間の確定されたシフト三角形23内で
のみ行われる。補助装置10は交切点6の克服のために
のみシフト方向の変化なしに機能する。補助装置はこの
箇所でのみ巻回物11を記載の運動成分の方向に転向さ
せる。2つのシフト要素21及び22が補助装置10に
配設されているので、軸19はチーズ1の軸4に対して
半分の回転数で駆動される。このことは勿論2つの、別
々の、拘束制御を介してのみ相互に結合された駆動装置
によって行われることができる。図3は1つの伝動装置
24を示し、その本質的な構成部分はスリット付きドラ
ム1の軸4上の駆動歯車25、補助装置の軸19上の駆
動ローラ26、及び両駆動ローラ25及び26に巻回さ
れるタイミングベルト27から成ることができる。補助
装置10の駆動がスリット付きドラム1の駆動から分離
されることができ、これと強制的に連結される場合に、
シフト要素21及び22のラジアル方向位置は交切点6
に対して確定される。
【0027】明らかなように、スリット付きドラム1も
補助装置10も往復駆動される部分を有しないで、その
結果揺動質量は固定点からボビン18上の巻取り点まで
巻回物11の部分のみの質量に減少される。図4及び図
5は補助装置10の他の実施形態を示し、補助装置はこ
こでもスリット付きドラム1の外方に配設されている。
補助装置10の本質的な構成部分は相互に同心的に設け
られた2つの軸19及び28を有し、その際一方のシフ
ト要素21は軸19とそして他方のシフト要素22は軸
28と回転不能に結合されている。両軸19及び28は
相互に反対方向に回転し、その結果シフト要素21及び
22は矢印29及び30(図5)で示すように相異なる
方向に回転する。このために可逆伝動装置31が使用さ
れ、可逆伝動装置は軸32及び2つの傘歯車33及び3
4を介して駆動される。ここでも補助装置10の駆動は
スリット付きドラム1の軸4の駆動と連動している。こ
こでもシフト要素21及び22は半分の回転数で駆動さ
れる。シフト要素21が一方のシフト方向に付設され、
シフト要素22が他方のシフト方向に付設され、その結
果常に交互に巻回物11が交切点6をシフト方向の変更
なしに通過する。縁35及び36は巻回物11に交切点
6の領域において他の適合した形態によって左方は右方
への必要な運動パルスを付与し、その結果巻回物11は
交切点6を確実にかつ所望の方向に通過する。
【0028】図6及び7において、装置の他の実施の形
態が示され、その特殊性は、補助装置10がスリット付
きドラム1の内方に格納されていることにある。スリッ
ト付きドラム1はここでも両端部材2とそれによって閉
鎖される中間部材3とから成る。補助装置10は基体2
0を有し、基体はここでは内方ドラムの形を有し、その
周囲には案内溝5の交切点6に連接して、シフト要素2
1及び22が配設されている。基体20はスリット付き
ドラム1の軸4に対して2つの玉軸受37及び38によ
って回転可能に支承されている。軸4と基体20の間に
減速伝動装置39が設けられており、その本質的な構成
部分は、太陽歯車40、2つの遊星歯車41及び42、
駆動歯車43及び錘44から成る。太陽歯車40はスリ
ット付きドラム1の軸19上に回転不能に配設されかつ
相応して軸4の回転数で回転される。錘44は玉軸受4
5によって軸4に懸架されている。錘44は回転しな
い。錘は回転する軸4上に懸架されかつ両遊星歯車41
及び42の軸の支承部を形成する。遊星歯車41は太陽
歯車40とかみ合い、一方回転方向変更のために遊星歯
車42は遊星歯車41とかみ合う。遊星歯車42は結局
被動歯車43にかみ合い、被動歯車43は補助装置の基
体20と回転不能に結合している。相応した幾何学的な
形態によってここでも半分の回転数への減速が行われ
る。基体20は両シフト要素21及び22と共に軸4の
回転数の半分で回転する。軸4の回転方向従ってスリッ
ト付きドラム1のジャケット面の回転方向は補助装置1
0の基体20の回転方向と一致し、かつ進入する巻回物
11の矢印12によって確定される方向である。
【0029】装置の他の実施形態は図8に示される。補
助装置10の本質的な部分はここでもスリット付きドラ
ム1の内方に格納されており、基体20はシフト要素2
1及び22を支持する。基体20はここでも両玉軸受3
7及び38によってスリット付きドラム1の軸4上に支
承されている。軸4はその軸線が軸4の軸線と同軸線上
にあるモータ46によって駆動される。補助装置10の
ための駆動装置及びそのために必要な要素がスリット付
きドラム1の外方に配設されている。例えば歯車又はプ
ーリーの形の駆動輪47は、軸4上に被嵌されかつこれ
と結合している。駆動は被動歯車48上に行われ、被動
歯車は中間軸49に配設されている。中間軸49には更
に駆動歯車50が配設されており、駆動歯車は被動歯車
51とかみ合い、被動歯車は玉軸受52によって軸4に
回転可能に支承されている。歯車47〜51の寸法は、
補助装置10の回転数の相応した減少がスリット付きド
ラム1の回転数に依存して行われるように選択される。
本発明において交切点6のために2つのシフト要素21
及び22が設けられており、その結果補助装置の基体2
0は軸4又はスリット付きドラム1の回転数の半分の回
転数で駆動される。被動歯車51から端壁53を通る基
体20上への駆動の伝達は永久磁石クラッチによって行
われ、その一方の部分54は被動歯車51と、その他方
の部分55は補助装置10の基体20と回転不能に結合
されている。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、冒頭に記載した技術分
野の方法では、巻回物は、案内溝と少なくとも1つの交
切点とを形成する3つの部分から成る少なくとも1つの
スリット付きドラムによって巻掛けられ、そしてスリッ
ト付きドラム中に進入する巻回物は案内溝の各交切点を
越えて移行する際に巻回物に巻回方向に追加の運動成分
を付与する補助装置によって円滑に案内されて、ボビン
の形成のための巻回物のチーズ上へのクロス巻きのため
のシャープなトラバースが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の最も簡単な実施形態によるスリット付
きドラムの断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるスリット付きドラ
ム及び補助装置から成る装置の図式的正面図である。
【図3】図2による装置の、他の詳細を示す側面図であ
る。
【図4】本発明による装置の他の実施形態の側面図であ
る。
【図5】図4の装置の巻回要素の図4中の矢視Vの方向
に見た平面図である。
【図6】本発明の装置の実施形態の主要な要素の断面図
であり、補助装置がスリット付きドラムの内方に格納さ
れている状態を示す図である。
【図7】図6による装置の側面図である。
【図8】本発明による装置の他の実施形態の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 案内溝 2 端部材 3 中間部材 5 案内溝 6 交切点 8 シフト方向 10 補助装置 18 ボビン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗巻き又は精密巻きによるクロス巻きの
    ボビンを形成するための巻回物巻取り機械上で糸状又は
    帯状巻回物をトラバースするための方法にして、巻回物
    は案内溝(5)を有するスリット付きドラム(1)に巻
    掛けられてからボビン(18)の形に巻取られる、前記
    方法において、 巻回物は、案内溝(5)と少なくとも1つの交切点
    (6)とを形成する3つの部分(2、3)成る少なくと
    も1つのスリット付きドラム(1)によって巻掛けら
    れ、そしてスリット付きドラムに進入する巻回物は案内
    溝(5)の各交切点(6)を越えて移行する際に巻回物
    にシフト方向(8)に追加の運動成分を付与する補助装
    置(10)によって案内されることを特徴とする前記方
    法。
  2. 【請求項2】 補助装置(10)の全部材(2、3)が
    専ら回転駆動される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 補助装置(10)がスリット付きドラム
    (1)に依存し、スリット付きドラムの回転数の整数か
    つ偶数分の1の回転数で駆動される請求項1又は2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 案内溝(5)を有する駆動されるスリッ
    ト付きドラム(1)と巻回物巻取り装置(16)とを備
    え、請求項1記載の方法を実施するための装置におい
    て、 スリット付きドラム(1)は少なくとも1つの交切点
    (6)を備えた、少なくとも3つの案内溝(5)を形成
    する部分(2、3、2)を有し、シフト方向(8)にお
    いて巻回物に追加の運動成分を付与するための補助装置
    (10)が各交切点(6)を越えての巻回物の移行のた
    めに設けられており、補助装置(10)は1つの交切点
    (6)当たり少なくとも2つの連動要素(21、22)
    を有し、そして補助装置(10)のための駆動装置が設
    けられ、この駆動装置は補助装置を、1つの交切点
    (6)当たりのシフト要素(21、22)の数によって
    スリット付きドラム(1)の回転数を割って得られる商
    に相応する回転数で駆動することを特徴とする前記装
    置。
  5. 【請求項5】 補助装置(10)が専ら回転駆動され
    る、請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 補助装置(10)がスリット付きドラム
    (1)の外方に設けられている、請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】 補助装置(1)がスリット付きドラム
    (1)の内方に設けられている、請求項4又は5記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 スリット付きドラム(1)が通しの軸
    (4)を有し、通しの軸を介してスリット付きドラム
    (1)の部分(2、3、2)が相互に回転不能に結合さ
    れている、請求項4又は5記載の装置。
  9. 【請求項9】 スリット付きドラム(1)と補助装置
    (10)との間に減速伝動装置が設けられた、請求項4
    から8までのうちのいずれか一記載の装置。
  10. 【請求項10】 補助装置(10)がシフト要素(2
    1、22)を備えた、2つの反対方向に駆動される軸
    (19、28)を有する請求項6記載の装置。
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