JPH08504728A - 糸巻成機 - Google Patents

糸巻成機

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JPH08504728A
JPH08504728A JP6514757A JP51475794A JPH08504728A JP H08504728 A JPH08504728 A JP H08504728A JP 6514757 A JP6514757 A JP 6514757A JP 51475794 A JP51475794 A JP 51475794A JP H08504728 A JPH08504728 A JP H08504728A
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guide edge
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シミンスキ,ヘルベルト
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Abstract

(57)【要約】 連続的に供給されて来る糸を巻上げて綾巻パッケージに巻成する糸巻成機は、規定の区間を成すトラバース行程にわたって糸走行方向に対して横方向に、つまリトラバース運動方向に糸を往復案内するトラバース装置を備えている。該トラバース装置は次の構成要素、すなわち:トラバース行程中点の上方に定置に配置されていて、前記トラバース装置に後続する回転円筒体、つまりパッケージ(16)又は接触ローラ(12)、に接する接線方向平面をトラバース運動平面(10)として規定するアペックス糸ガイド(13)と、1つの共通のロ一夕軸平面内に配置されたロータ軸を有し、前記ロータ軸平面に垂直に交差する2つの極く近接した平行な回転羽根平面内を運動する複数の回転羽根として構成された連行腕(3 4;5,6)を夫々固着した互いに逆向きに回転する2つのロータ(1,2)と、トラバース運動平面の一方の側で、前記回転羽根平面の1つに極く近接しかつ該回転羽根平面に平行に位置している1平面内に配置されており、かつ、実質的に一定のトラバース運動速度でか又は、特定の運動法則に従って規定されたトラバース運動速度で、トラバース運動方向に糸を往復案内するように前記トラバース運動平面内へ侵入して前記アペックス糸ガイド(13)を偏位させる主ガイド縁部材(9)と、前記トラバース行程の両端域で前記連行腕の回転羽根平面に対して平行な1平面内に位置しており、かつ前記の主ガイド縁部材(9)に対比して前記トラバース運動平面の他方の側に配置された補助ガイド縁部材(11)とから成っている。この形式の本発明の糸巻成機では、前記ロータ軸平面と主ガイド縁部材(9)とがトラバース運動平面に対して、前記主ガイド縁部材をトラバース行程の両端域ではトラバース運動平面内へ侵入させないように配置されており、かつ、前記トラバース行程の両端域では補助ガイド縁部材(11)が前記トラバース運動平面内へ侵入していて、糸案内と規定のトラバース運動速度制御とを引受けることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】 糸巻成機 [技術分野] 本発明は、請求項1に上位概念として記載した形式の糸巻成機に関するもので ある。 [背景技術] 前記形式の糸巻成機は例えば、ドイツ連邦共和国特許出願公開第340330 3号明細書、欧州特許出願公開第120216号明細書、ドイツ連邦共和国特許 第3417457号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第3703731 号明細書に基づいて公知になっている。 該糸巻成機のトラバース装置ではガイド縁部材は次の機能を有している。すな わち連行腕は一定の角速度を有しているが、糸をパッケージ軸線に対して平行に 往復案内すべきトラバース運動方向では、トラバース行程の両端間では異なった 案内速度を有している。案内速度は、常時変化する回転羽根の角度位置に関連し ており、従って正弦曲線状に変化する。主ガイド縁部材は、この速度差を所期の 通り補償するように糸をトラバース運動平面から偏位させる。前記ガイド縁部材 に適正な形状を賦与することによって、トラバース行程の両端間のトラバース運 動速度は、つまり運動方向 の反転する短い反転域を除けば、一定にすることができる。しかもガイド縁部材 及び回転羽根の賦形によって、所期の運動法則を規定することもできる。この場 合、アペックス糸ガイドと、糸が乗り上げる次の回転円筒体とによって形成され る接線方向平面が、トラバース運動平面と呼ばれる。前記のアペックス糸ガイド はトラバース行程の中点の真上に位置している。該アペックス糸ガイドは前記の 回転円筒体に対して、トラバース運動によって生じる糸張力の変動に糸が耐え得 るような距離を有している。このような糸張力の変動は、トラバース運動に基づ いてアペックス糸ガイドと回転円筒体との間の糸長が連続的に変化すること、つ まり増減することによって生じる。この場合の回転円筒体とは、一般には、糸を 乗り上げさせて部分的に巻掛けた上でパッケージに給糸する接触ローラのことで ある。 従来技術により公知になつているトラバース装置の場合には、各トラバース運 動方向毎にただ1つのロータでもって大きなトラバース行程にわたって、例えば 250mmの距離にわたって糸を夫々往復案内することが可能である。しかしな がら、このために案内速度の大きな速度差を補償することが必要になる。それ故 にガイド縁部材は、特にトラバース行程の中央域においてはトラバース運動平面 内へ深く入り込んでいるのに対して、トラバース行程の両端域ではトラバース運 動平面の近くに位置している。これに応じてトラバース行程の中点域ではガイド 縁部材における糸巻掛け角度は大きく、トラバース行程の両端域ではガイド縁部 材における糸巻掛け角度は小さくなる。 [発明の開示] 本発明の課題は、異なった糸張力の要因ともなる糸巻掛け角度の大きな角度差 を避け、ひいては大きなトラバース行程を可能にすることである。 この課題の解決は、請求項1に記載の構成手段によって得られる。 この解決手段によって、トラバース運動平面からのガイド縁部材の最大偏差領 域において当然発生する最大巻掛け角度を著しく減少させることが可能になる。 この構成によって最大巻掛け角度はほぼ等しい大きさになり、糸張力は所定の限 度内に保たれるので殊に有利である。本発明の利点は、トラバース行程の両端域 における糸張力が許容不能に低下するのを回避できることである。公知の糸巻成 機では糸張力は、トラバース行程の両端域においても最低値を下回らないような 高さに選ばれねばならない。このことは他面において、トラバース行程の中央域 における糸張力が比較的高いことを意味している。これに対して本発明では、ト ラバース行程の両端域における糸張力の低下傾向に対抗作用を及ぼし、かつ糸張 力を、低く選んだ場合でも最低値以上に維持することが可能になる。 また請求項2に記載の構成手段によって糸張力の均等化が得られる。 マルチ糸を巻き上げる場合にパッケージは、糸を該パッケージから高速度で再 び巻戻し(繰り出し)できるように巻成されねばならない。これが可能になるの は特に、マルチ糸が閉じた形で、つまり恰も実質的に円形断面の一体的な繊維体 であるかのようにパッケージに供給される場合である。これとは逆の場合は、マ ルチ糸を構成する個々のフィラメントが並列的にパッケージに供給される場合で ある。この逆の場合には、糸を繰り出す際に、パッケージ巻成体の表面から、同 一のマルチ糸に属する個々のフィラメントが同時にかつ均一には離れない虞れが ある。その場合糸の繰り出しは不均一になり、糸切れ又はフィラメント(素糸) 切れが生じることになる。請求項3に記載したように本発明を構成すれば、糸は 、個々のフィラメントから成る幅広のスライバーとしてではなくて、閉じた繊維 体としてパッケージに供給されるという顕著な利点が得られる。特にこのように 構成した場合には、先に強烈な空気流を糸に吹付けることによって行なわれた個 々のフィラメントの絡み合せ(交絡加工)が再び解消されて解繊するというよう な不都合な事態は避けられる。 この場合の前提条件は、その他すべての実施形態においても同様であるが、両 方のガイド縁部材が互いに かつ連行腕の回転平面に対して極めて密接して配置されていることである。 請求項4に記載したように構成すれば、トラバース運動の反転域において一方 の回転羽根から他方の回転羽根への糸引渡しが特に正確になり、かつ両ガイド縁 部材を密接して配置するという機械設計上の問題が避けられる。 原理的には主ガイド縁部材を、糸走行平面の一方の側にか又は他方の側に配置 することが可能である。しかしながら主ガイド縁部材は糸走行平面とロータ軸平 面との間に位置しているのが殊に有利である(請求項5)。このような構成は特 に糸の操作及び装着のために有利である。 すでに前述したように少なくとも主ガイド縁部材を、糸走行方向で見て回転羽 根平面の手前(上流側)に配置するのが有利である。この場合、主ガイド縁部材 が同時に糸走行平面とロータ軸平面との間に配置されている場合には、該主ガイ ド縁部材は回転羽根を遮蔽することになり、これによって両ロータの相対位置の 正しい調整が困難になる。この調整難を避けるためには、請求項6に記載した構 成手段が役立つ。この場合は各ガイド縁部材は、機械架台に固定されていて夫々 1つの窓に外接するフレームから成っている。トラバース運動平面内へ入り込ん でいるフレーム部分がガイド縁を形成している。因みに前記窓は、殊に一方の回 転羽 根から他方の回転羽根への糸引渡しが行なわれるところの、トラバース行程の両 端域を観察できる程度に切欠かれている。 [図面の簡単な説明] 図1はトラバース行程に対する1つの糸位置を示した従来慣用の糸巻成機の側 面図である。 図2は図1とは異なった糸位置を示す糸巻成機の側面図である。 図3はトラバース行程に対する1つの糸位置を示した本発明の糸巻成機におけ るトラバース装置の1実施例の側面図である。 図4は図3とは異なった糸位置を示す本発明のトラバース装置の側面図である 。 図5は主ガイド縁部材と補助ガイド縁部材とを有するトラバース装置の概略平 面図である。 図6は別の実施例の平面図である。 図7は1実施例におけるトラバース運動の5つの位相を示す側面図である。 [発明を実施するための最良の形態] 次に本発明を実施するための最良の実施形態を具体的に説明する。 本発明による糸巻成機の図示の若干の実施例はすベて次の共通点を有している 。すなわち糸はアペックス糸ガイド13を介してトラバース装置へ走行し、該ト ラバース装置から接触ローラ12へ走行する。糸は接 触ローラ12に、例えば60゜の巻掛け角度で部分的に巻掛けられ、次いでパッ ケージ16に巻成される。接触ローラ12はパッケージ16と周面接触している 。パッケージ16は紙管又はプラスチック管の外周に形成される。プラスチック 管15はスピンドル14に緊着されている。該スピンドル14は、巻成行程の経 過につれて減少する回転数で駆動される。スピンドル駆動装置は接触ローラ12 の回転数に関連して制御され、この制御のために接触ローラの回転数は測定され る。スピンドルもしくはスピンドル駆動装置は、接触ローラ12の回転数が一定 になるように制御される。トラバース装置は、複数の連行腕(本発明では回転羽 根とも呼ばれる)を夫々固着した2つのロータ1及び2から成っている。例えば ロータ1は、相互に180゜ずらされた2本の連行腕5及び6を有している。ロ ータ2は、やはり相互に180゜ずらされた2本の連行腕3及び4を有している 。両ロータは、連行腕5,6と連行腕3,4とが、互いに極く近接した平行な2 つの回転平面内で回転するように配置されている。その場合、しかしながら両方 のロータ軸線は、図5から判るようにパッケージに対して軸平行に偏心して配置 されている。 両ロータは逆回転方向で90゜の位相ずれをもつて駆動される。但し各ロータ が例えば3本の連行腕を有している場合には、これらの連行腕は120゜ずつ相 互にずらされている。回転羽根3〜5によって糸はガイド縁部材9(主ガイド縁 部材)に沿って案内される。糸ガイド方向の各経路毎に糸は一方のロータの1つ の回転羽根によって案内される。トラバース行程の端域で該回転羽根はガイド縁 部材の下へ潜没し、次いで、この瞬間に該ガイド縁部材の下に出現する他方のロ ータの1つの回転羽根によって糸は受取られて逆方向に案内される。このような 形式のトラバース装置は、例えば欧州特許第114642号明細書に記載されて いる。 これに関連して図1及び図5では次の点が図示されている。 図5に示された各ロータ1及び2は、相互に180゜ずらされた2本の連行腕 3と4;5と6を有している。連行腕5は目下、糸案内中であり、糸を左手へ向 かって案内している。トラバース行程の端域(ライン7)において該連行腕は、 逆向きに回転するロータ2の向かって来る連行腕7に糸を引渡す。主ガイド縁部 材9は所定の形状賦与によって、ライン10で示唆されたトラバース運動平面内 へ入り込んでいる。すなわち糸は図面観察者の方向から到来するのであり、かつ トラバース運動平面は図平面に対して垂直に位置している。トラバース行程の両 端域では補助ガイド縁部材11が、連行腕の回転平面に近接していると共に相互 にも近接し合った2つの平面内に配置されている。前 記の主ガイド縁部材9は、連行腕と同一の側からトラバース運動平面内へ入り込 んでいる。前記補助ガイド縁部材11は反対の側からトラバース運動平面内へ入 り込んでいる。 ところで図1に示した従来技術の糸巻成機は、図1及び図2に示した主ガイド 縁部材9がトラバース行程の両端域でも(図1の図示位置)、またトラバース行 程の中点でも(図2の図示位置)、破線で示したトラバース運動平面10から糸 を偏向させることを示している。 この結果、図2から判るように、トラバース行程の中央域では糸が主ガイド縁 部材に著しく大きく巻掛けられることになる。トラバース行程の両端域では、図 1に示すように、糸はごく僅かな巻掛け角度で巻掛けられるにすぎない。このよ うな巻掛け角度の変動によって、それに応じて接触ローラ12上及びパッケージ 16上へ走行する糸張力も変化する結果になる。図1に示したように糸はトラバ ース行程の両端域では、トラバース運動平面10からもはや全く又はごく僅かし か偏向されない。この偏向はトラバース行程の中央域では、図2に示すように著 しく大きい。この偏向は、糸が糸フィード機構から定速度で給糸されるために大 きな糸張力を生ぜしめ、従って各偏向分に応じて糸は伸長しかつ糸張力は増大す ることになる。他面においてトラバース行程の両端域における糸張力は、トラブ ルのない巻成動作を可能にするように大きくなければならない。その結果、トラ バース行程の中央域における糸張力はそれだけ大きくなり、該中央域における糸 張力が損糸限度を超える危険を必ずしも避けることはできない。 これに対して図3及び図4並びに図6及び図7に示した実施例では、前記欠点 を排除する解決手段が講じられている。 図3及び図4に示した本発明の第1実施例から判るように、共通のロータ軸平 面17は主ガイド縁部材9と共に、該主ガイド縁部材9がトラバース行程の両端 域で(図3参照)もはやトラバース運動平面内へ張出さない程度に、やはり破線 で示したトラバース運動平面10から隔てられている。むしろ反対の側から補助 ガイド縁部材11がトラバース運動平面内へ入り込んでおり、かつトラバース行 程の両端域において、糸案内及び、場合によってはトラバース運動速度を所期の ように経過させるように連行腕の糸案内速度の補償以外に、また主ガイド縁部材 において失われる巻掛け角度の補償並びにトラバース運動平面10からの糸偏向 の補償を引き受ける。図3乃至図5に示すように、トラバースの両端域において 主ガイド縁部材9と補助ガイド縁部材11とはオーバーラップする。図5に示す ように補助ガイド縁部材は、トラバース運動平面10と主ガイド縁部材9とのほ ぼ交点で、殊に有利にはト ラバース行程の中点から見て前記交点の幾分手前でこの案内を引き受ける。これ によって主ガイド縁部材と補助ガイド縁部材における巻掛け角度をほぼ等しい大 きさにすることが可能になる。 図6及び図7に示す通り、主ガイド縁部材9と補助ガイド縁部材11とは必ず しも、糸走行方向で見てオーバーラップを生ぜしめるように配置する必要はない 。むしろ主ガイド縁部材と補助ガイド縁部材との相対的な配置は、糸走行経路と トラバース装置と接触ローラとパッケージとの幾何学的な全配置構成に関連して いる。 図6ではトラバース運動の個々の位相が破線I,II,III,IV,Vによ って表示されている。図7では同一の糸巻成機が、矢印の方向で順次に続くトラ バース運動の諸位相I〜Vで図示されている。図7の位相Iではトラバース行程 の中点における状況が図示されている。回転羽根4は、糸が主ガイド縁部材9に よって偏向される間、糸を案内する。位相11では糸はトラバース行程の両端域 において主ガイド縁部材9と補助ガイド縁部材11との間のガイドスリット内へ すでに侵入させられている。この位相において補助ガイド縁部材11は始めて糸 に接触する。位相IIIでは、図面から判るように糸は、主ガイド縁部材によっ も補助ガイド縁部材によっても偏向される。従って巻掛け角度は実質的に一定で ある。 位相IVでは主ガイド縁部材は完全にトラバース運動平面から後退した状態に ある。位相Vではトラバース行程の両端域が図示されている。糸は一方のロータ の1つの回転羽根4から他方のロータの別の回転羽根6に引渡される。この位相 Vではやはり補助ガイド縁部材が単独で糸をトラバース運動方向に案内する。 図6及び図7に示した実施例の別の特殊性は、主ガイド縁部材9と補助ガイド 縁部材11とが、互いに極く近接した平行な平面内で回転羽根平面の手前に配置 されている点にある。このように配置したことによって、糸が接触ローラ12又 はパッケージから離間した際に個々のフィラメントに解繊するようなことはない 。むしろ糸は、閉じたフィラメント束としてパッケージに巻上げられるので、該 パッケージから巻戻す際にも、閉じたフィラメント束として再び繰り出される。 前記の回転羽根型トラバース装置では、糸を1つの所定点で一方の回転羽根から 他方の回転羽根へ引渡すようにロータの回転羽根を正確に調節することが必要で ある。このために回転羽根を観察できるようにすることが肝要である。主ガイド 縁部材の窓17及び補助ガイド縁部材の窓18はこの観察のために役立つ。要す るに両ガイド縁部材は、夫々窓の空けられたフレームとして構成されている。 [符号の説明] 1,2 ロータ、 3,4,5,6 連行腕、 7,8 トラバース行 程端部、 9 主ガイド縁部材、 10 トラバース運動平面、 11 補助ガイド縁部材、 12 接触ローラ、 13 アペックス糸ガイド、 14 スピンドル、 15 紙管又はプラスチック管、 16 パッケー ジ、 17,18窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),BY,CZ,JP,KR,R U,UA,US 【要約の続き】 運動速度で、トラバース運動方向に糸を往復案内するよ うに前記トラバース運動平面内へ侵入して前記アペック ス糸ガイド(13)を偏位させる主ガイド縁部材(9) と、前記トラバース行程の両端域で前記連行腕の回転羽 根平面に対して平行な1平面内に位置しており、かつ前 記の主ガイド縁部材(9)に対比して前記トラバース運 動平面の他方の側に配置された補助ガイド縁部材(1 1)とから成っている。この形式の本発明の糸巻成機で は、前記ロータ軸平面と主ガイド縁部材(9)とがトラ バース運動平面に対して、前記主ガイド縁部材をトラバ ース行程の両端域ではトラバース運動平面内へ侵入させ ないように配置されており、かつ、前記トラバース行程 の両端域では補助ガイド縁部材(11)が前記トラバー ス運動平面内へ侵入していて、糸案内と規定のトラバー ス運動速度制御とを引受けることを特徴としている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.規定の区間を成すトラバース行程にわたって糸走行方向に対して横方向に、 つまりトラバース運動方向に糸を往復案内するトラバース装置を備え、該トラバ ース装置が次の構成要素、すなわち: トラバース行程中点の上方に定置配置されていて、前記トラバース装置に後続 する回転円筒体、つまりパッケージ又は接触ローラ、に接する接線方向平面をト ラバース運動平面として規定するアペックス糸ガイドと、 1つの共通のロータ軸平面内に配置されたロータ軸を有し、前記ロータ軸平面 に垂直に交差する2つの近接した平行な回転羽根平面内を運動する複数の回転羽 根として構成された連行腕を夫々固着した互いに逆向きに回転する2つのロータ と、 トラバース運動平面の一方の側で、前記回転羽根平面の1つに極く近接しかつ 該回転羽根平面に平行に位置している1平面内に配置されており、かつ、実質的 に一定のトラバース運動速度でか又は、特定の運動法則に従って規定されたトラ バース運動速度で、トラバース運動方向に糸を往復案内するように前記トラバー ス運動平面内へ侵入して前記アペックス糸ガイドを偏位させる主ガイド縁部材と 、 前記トラバース行程の両端域で前記連行腕の回転 羽根平面に対して平行な1平面内に位置しており、かつ前記の主ガイド縁部材に 対比して前記トラバース運動平面の他方の側に配置された補助ガイド縁部材とか ら成る形式の、連続的に供給されて来る糸を巻上げて綾巻パッケージに巻成する 糸巻成機において、 ロータ軸平面と主ガイド縁部材とがトラバース運動平面に対して、前記主ガイ ド縁部材をトラバース行程の両端域ではトラバース運動平面内へ侵入させないよ うに配置されており、かつ、前記トラバース行程の両端域では補助ガイド縁部材 が前記トラバース運動平面内へ侵入していて、糸案内と規定のトラバース運動速 度制御とを引受けることを特徴とする、糸巻成機。 2.ロータ軸平面と主ガイド縁部材とがトラバース運動平面に対して、主ガイド 縁部材の行程中点における該主ガイド縁部部材の巻掛け角度と補助ガイド縁部材 の行程端部における巻掛け角度とをほぼ等しい大きさにするように配置されてい る、請求項1記載の糸巻成機。 3.主ガイド縁部材と補助ガイド縁部材とが、糸走行方向で見て連行腕の運動平 面の手前で互いに極く近接して位置する2つの平面内に位置している、請求項1 又は2記載の糸巻成機。 4.主ガイド縁部材と補助ガイド縁部材とが、糸走行 方向で見て、回転羽根平面の反対側に位置している、請求項1又は2記載の糸巻 成機。 5.主ガイド縁部材が、ロー軸平面と同一の糸倉庫平面側に配置されている、請 求項1から4までのいずれか1項記載の糸巻成機。 6.糸走行方向で見て回転羽根平面の手前に配置された主ガイド縁部材(9)及 び/又は補助ガイド縁部材(11)が、回転羽根を観察できるようにするための 窓(17,18)に外接している、請求項5記載の糸巻成機。
JP6514757A 1992-12-23 1993-12-14 糸巻成機 Pending JPH08504728A (ja)

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