JPH09279091A - 高導電性ポリウレタン樹脂塗料 - Google Patents

高導電性ポリウレタン樹脂塗料

Info

Publication number
JPH09279091A
JPH09279091A JP8111933A JP11193396A JPH09279091A JP H09279091 A JPH09279091 A JP H09279091A JP 8111933 A JP8111933 A JP 8111933A JP 11193396 A JP11193396 A JP 11193396A JP H09279091 A JPH09279091 A JP H09279091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane resin
polyol
diisocyanate
mol
polyols
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8111933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3578550B2 (ja
Inventor
Shohei Tsunoda
正平 角田
Shin Konishi
伸 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Polyurethane Industry Co Ltd filed Critical Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority to JP11193396A priority Critical patent/JP3578550B2/ja
Publication of JPH09279091A publication Critical patent/JPH09279091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3578550B2 publication Critical patent/JP3578550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電付与剤を加えることなく、静電気特性、
帯電性、潜像印刷性等を改善した高導電性ポリウレタン
樹脂塗料を提供する。 【解決手段】 ガラス転移温度が30℃以下で、かつ、体
積固有抵抗値が106〜1010Ωcmであるポリウレタン樹脂
を用いた高導電性ポリウレタン樹脂塗料であり、更に該
ポリウレタン樹脂に用いられる脂肪族長鎖ポリオールの
融解熱が200kJ/mol以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエラストマー、塗
料、接着剤、インキバインダー,磁気記録媒体用バイン
ダー等に用いられるポリウレタン樹脂に関する。更に詳
しくは、中程度の導電性(体積固有抵抗値が106 〜1
10Ωcm)を有することで静電気特性、帯電性、潜像印
刷性等を改善するために用いられる高導電性ポリウレタ
ン樹脂塗料、及びOA機器などの静電気による塵、ほこり
の吸着汚染等を改善するために用いられる高導電性ポリ
ウレタン樹脂塗料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から静電気特性、帯電性、潜像印刷
性等の改善に関して過塩素酸金属、アンモニウム塩に代
表される各種フィラーの添加、ドーピングなどの手法が
用いられてきた。しかし、いずれの方法も樹脂マトリク
スに非相溶のものを添加し、表面に滲出させて必要な特
性を確保するものであり、必然的にブリードアウトによ
る表面汚染を生じ、しかもブリードアウトが終われば導
電特性も失われるという非恒久的なものであった。ま
た、カーボンブラックを配合する方法も種々行われてい
るが、カーボンブラックの強固なストラクチュアーによ
って、カーボンブラックが均一に分散されず、本発明に
示す108Ωcm程度の体積固有抵抗値を安定的に得ること
は困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記事
情に鑑み、添加剤類を加えることなく、ポリウレタンの
構成成分について鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成
するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、ガラス転
移温度が30℃以下で、かつ、体積固有抵抗値が106〜10
10Ωcmであるポリウレタン樹脂を用いることを特徴とす
る高導電性ポリウレタン樹脂塗料であり、ポリウレタン
樹脂が脂肪族長鎖ポリオールと有機ポリイソシアネー
ト、又は、脂肪族長鎖ポリオールと有機ポリイソシアネ
ート、鎖延長剤とを反応させて得られ、該ポリウレタン
樹脂に用いられる脂肪族長鎖ポリオールの融解熱が200k
J/mol以下である。更に該ポリウレタン樹脂を用いるこ
とを特徴とする高導電性ポリウレタン樹脂塗料である。
【0005】
【本発明の実施の形態】まず、本発明のポリウレタン樹
脂を構成する成分について以下に説明する。本発明に使
用される長鎖ポリオールとしては、ポリエステル系、ポ
リラクトン系、ポリカーボネート系、ポリエーテル系ポ
リオール、及びこれらのコポリオールがあり、また、こ
れら長鎖ポリオールを単独使用、または併用してもよ
い。これら長鎖ポリオールは公知の方法で得られるもの
であり、分子量としては30〜10000が好ましい。これら
ポリオールの融解熱は200kJ/mol以下が望ましい。
【0006】一般にポリウレタン樹脂はその構成成分の
大部分をポリオールが占めており、ポリオールの性質は
ポリウレタンに強く反映される。ポリオールの融解熱が
200kJ/mol以上ではウレタン化反応後もポリオールの結
晶化が発生し易く、ポリウレタン樹脂のイオン伝導を阻
害し、著しく体積固有抵抗値が増大するため望ましくな
い。
【0007】ポリエステルポリオールとしては、公知の
コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、ヘキサヒ
ドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキサ
ヒドロオルソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸または
その酸エステル、酸無水物等のジカルボン酸・酸エステ
ル、酸無水物と、エチレングリコール、1,3-プロピレン
グリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-ブタンジ
オール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、
1,6-ヘキサンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,8-オクタンジオール、
1,9-ノナンジオール、ジエチレングリコール、1,4-シク
ロヘキサンジメタノール、あるいはビスフェノールAの
エチレオキサイド、または、プロピレオキサイド付加物
等のグリコール、ヘキサメチレンジアミン、キシレンジ
アミン、イソホロンジアミン、モノエタノールアミン等
のジアミンまたはアミノアルコール等単独又はこれらの
混合物との脱水縮合反応で得られるポリエステルポリオ
ール、ポリエステルアミドポリオール、またはイプシロ
ンーカプロラクトン等の環状エステル(ラクトン)モノ
マーの開環重合で得られるラクトン系ポリエステルポリ
オールが挙げられ、各成分の選択、重合度の調節で融解
熱を200kJ/mol以下に設計する必要がある。
【0008】ポリカーボネートポリオールとしては一般
には多価アルコールとジエチレンカーボネート、ジメチ
ルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジフェニルカ
ーボネート等との脱アルコール反応などで得られ、この
多価アルコールとしてはエチレングリコール、1,3-プロ
ピレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-ブ
タンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオ
ール、1,6-ヘキサンジオール、3-メチル-1,5-ペンタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,8-オクタンジオ
ール、1,9-ノナンジオール、ジエチレングリコール、1,
4-シクロヘキサンジメタノール等の単独又はこれらの複
数使用からなるポリカーボネートポリオールが挙げら
れ、各成分の選択、重合度の調節で融解熱を200kJ/mol
以下に設計する必要がある。
【0009】ポリエーテルポリオールとしてはエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフラ
ンなどを開環重合させたポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグ
リコール等、および、これらを共重合したコポリエーテ
ル、更に前記のポリエステル、ポリカーボネートポリオ
ールを開始剤としたエステルエーテルが挙げられ、各成
分の選択、重合度の調節で融解熱を200kJ/mol以下に設
計する必要がある。
【0010】本発明で使用される鎖延長剤としては一般
に分子量300以下の分子内に2個以上の活性水素を含有
する物質であり、公知のアルコール、アミン、アミノア
ルコール等が用いられる。例えば、エチレングリコー
ル、1,3-プロピレングリコール、1,2-プロピレングリコ
ール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-
ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、3-メチル-
1,5-ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,8-
オクタンジオール、1,9-ノナンジオール、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン、ジエチレングリコール、1,4-
シクロヘキサンジメタノール、ビスヒドロキシエトキシ
ベンゼン、あるいはビスフェノールAのエチレンオキサ
イド、または、プロピレンオキサイド付加物等のグリコ
ール、ヘキサメチレンジアミン、キシレンジアミン、イ
ソホロンジアミン、メチレンビス(オルソクロロアニリ
ン)、モノエタノールアミン等のジアミン又はアミノア
ルコール等が挙げられ、他に水、尿素も鎖延長剤として
使うことができる。上記の化合物は単独でまたは混合し
て使用することが出来る。また、鎖延長剤の配合mol数
の合計は、ポリオールのmol 以下、より好ましくはポリ
オールのmol数の1/2以下が好ましい。鎖延長剤の配合mo
l数の合計が、ポリオールのmol数を越える場合、凝集力
の強いウレタン結合量が増し、強靱な物性が得られる
が、イオン伝導を阻害し、抵抗値が増してしまう。
【0011】本発明で使用されるポリイソシアネートモ
ノマーとしては、具体的には例えば、公知の2,4−ト
リレンジイソシアネート(以下TDIと称略する)、
2,6−トリレンジイソシアネート、キシレン−1,4
−ジイソシアネート、キシレン−1,3−ジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェルメタンジイソシアネート(以
下MDIと称略する)、2,4′−ジフェルメタンジイ
ソシアネート(以下2,4′MDIと称略する)、4,
4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2−ニト
ロジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、2,2′
−ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネート、
3,3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルプロパンジイソシ
アネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、ナフチレン−1,4−ジイソ
シアネート、ナフチレ−1,5−ジイソシアネート、
3,3′−ジメトキシジフェニル−4,4′−ジイソシ
アネート等の芳香族ジイソシアネート、テトラメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
(以下HDIと称略する)、3−メチル−1,5ペンタ
ンジイソシアネート,リジンジイソシアネート等の脂肪
族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水
添化トリレンジイソシアネート、水添化キシレンジイソ
シアネート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、テトラメチルキシレンジイソシアネート等の脂環族
ジイソシアネート等のジイソシアネート及び/又はこれ
らの重合体、ポリメリック体が挙げられる。
【0012】前記ポリウレタンの製造において、ポリウ
レタン樹脂が線状の場合は活性水素化合物とイソシアネ
ート化合物のNCO/OHモル比は0.6/1.00〜1.15/1.0
0が好ましい。更に、得られた熱可塑性ポリウレタン樹
脂に必要に応じて通常のポリイソシアネート硬化剤を添
加することも出来る。ポリイソシアネート硬化剤として
は、イソシアネート基を2個以上有する低分子量ポリイ
ソシアネートを反応させた分子末端をイソシアネート基
とした化合物等が挙げられ、例えば、日本ポリウレタン
工業製、コロネートL、コロネート2030、コロネー
トHL、コロネートHX等が挙げられる。
【0013】ポリウレタン樹脂を熱硬化性樹脂とする場
合は、前記の線状ポリウレタン成分を分割し、適宜選択
したイソシアネート成分と、前記のポリオール、鎖延長
剤から選択された活性水素化合物との反応物であるイソ
シアネート末端プレポリマーを合成し、このイソシアネ
ート末端プレポリマーと、前述のポリオール、鎖延長剤
から選択された架橋剤としての活性水素化合物とを使用
時に混合、架橋させることも出来る。この際のイソシア
ネート末端プレポリマーと架橋剤のNCO/OHモル比
は0.6/1.00〜1.15/1.00が好ましい。この場合も、イソ
シアネート末端プレポリマーに必要に応じて通常のポリ
イソシアネート硬化剤を添加することも出来る。ポリイ
ソシアネート硬化剤としては、イソシアネート基を2個
以上有する低分子量ポリイソシアネートを反応させた分
子末端をイソシアネート基とした化合物等が挙げられ、
例えば、日本ポリウレタン工業製、コロネート203
0、コロネートHL、コロネートHX等が挙げられる。
【0014】更に、触媒として、トリエチルアミン、ト
リエチレンジアミン等の第3アミン、酢酸カリウム、ス
テアリン酸亜鉛等の金属塩、ジブチル錫ラウレート、ジ
ブチル錫オキサイド等の有機金属化合物などが挙げられ
る。安定剤として置換ベンゾトリアゾール類等の紫外線
に対する安定剤、フェノール誘導体等の熱酸化に対する
安定剤を配合することによってポリウレタン樹脂の諸性
能を安定化させることが出来る。
【0015】また、このポリウレタン樹脂を製造するに
あたっては、従来の公知の方法をとることができ、トル
エン、キシレン、ベンゼン、ジオキサン、シクロヘキサ
ノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
酢酸エチル、酢酸ブチル等の単一または混合溶剤系で反
応させる溶液反応法、無溶剤下で反応剤を十分に混合、
反応させる方法等、通常の製造方法を用いることが出来
る。
【0016】
【発明の効果】本発明のポリウレタン樹脂を用いること
により、導電性を付与でき、静電気特性を向上させるこ
とが可能となり、樹脂への種々の添加剤、ドーパント等
の添加量の削減もしくは未添加が可能となり、エラスト
マー、塗料、接着剤、インキバインダー、磁気記録媒体
用バインダー等の生産性、物性の向上を図ることができ
る。更に本発明のポリウレタン樹脂は、フィルムラミネ
ート用接着剤、エラストマー、インキバインダー、プラ
スチック等の表面処理剤、アスファルト、コンクリート
の改質剤、その他の接着剤、コーティング剤として応用
することが出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例にて更に詳しく述べる
が、本発明は実施例のみに限定されるものではない。な
お、合成例、実施例及び比較例における「部」及び
「%」は特に断りのないかぎり、「重量部」及び「重量
%」を示す。
【0018】〔ポリオールの合成〕 合成例1 撹拌機、温度計および部分還流式冷却器を備えた反応器
にアジピン酸664.1部、1,4-ブタンジオール499.7部、テ
トラブチルチタネート0.01部を仕込み、140〜220℃で10
時間反応させた後、180〜220℃で5時間かけて20mmHgま
で減圧し、更に5〜20mmHg、200〜220℃で10時間重縮合
反応を行なった。得られたポリオールの1分子当たりの
平均水酸基数は2.0、水酸基価は112、数平均分子量200
0、DSC測定よる融解熱は71kJ/molであった。これをポリ
オールAとする。これらの組成、物性をまとめて表1に
示す。
【0019】合成例2〜12 ポリオールの合成例1と同様の手法で、ポリオールB〜
Rを合成した。これらの組成、物性をまとめて表1〜表
2に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】実施例1 撹拌機、温度計および冷却管を備えた反応器にポリエス
テルポリオールA(表1参照)240.0部、メチルエチルケ
トン/トルエン=3/1の混合溶媒300部を仕込み、50℃で
溶解混合した後、ウレタン化触媒としてジオクチル錫ジ
ラウレート0.06部を加え、次いで、MDI60.0部を加
え、75℃にて反応させた。反応が進行するにつれて、粘
度が上昇するので、適時、メチルエチルケトン/トルエ
ン=3/1の混合溶媒にて希釈し、赤外スペクトルでイソ
シアネート基の吸収ピークが消滅したのを確認して、均
一透明な溶液を得た。この様にして得られたポリウレタ
ン樹脂溶液は、固形分30%であり、GPC測定によるポ
リスチレン換算での数平均分子量は約25000であった。
得られたポリウレタンをPU-A1とする。これらのPU樹脂
組成と評価結果を表3に示す。得られたポリウレタン樹
脂溶液に硬化剤としてコロネートLを混合(固形分換算
100部/30部)し、厚さ1mmの鉄板上に塗布、乾燥後、12
0℃×2時間キュアさせ、約100μmのテストピースを作成
した。この塗膜表面をメタノールで十分にふき取り、乾
燥後、抵抗測定器(横河ヒューレットパッカード製1606
8A、4329A)にて温度25℃、湿度50%RH、印加電圧100Vに
て測定した。樹脂部分の体積固有抵抗値は109.7 Ωcm
であった。また、得られた塗膜の鉛筆硬度はBであり、
セロテープ碁盤目剥離試験は100/100 であり 全く剥離
しなかった。結果を表4に示す。
【0023】実施例2〜11 撹拌機、温度計および冷却管を備えた反応器に表3に示
すようにポリエステルポリオール、鎖延長剤、イソシア
ネートを選択しポリウレタン樹脂の合成例1と同様にポ
リウレタン樹脂溶液を得た。実施例1と同様にテストピ
ースを作成し、抵抗を測定した。これらのPU樹脂組成と
評価結果を表4に示す。
【0024】比較例1〜9 撹拌機、温度計および冷却管を備えた反応器に表3に示
すようにポリエステルポリオール、鎖延長剤、イソシア
ネートを選択しポリウレタン樹脂の合成例1と同様にポ
リウレタン樹脂溶液を得た。実施例1と同様にフィルム
を作成し、評価した。結果を表4に示す。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移温度が30℃以下で、かつ、
    体積固有抵抗値が106〜1010Ωcmであるポリウレタ
    ン樹脂を用いることを特徴とする高導電性ポリウレタン
    樹脂接着剤塗料。
  2. 【請求項2】 ポリウレタン樹脂が脂肪族長鎖ポリオー
    ルと有機ポリイソシアネート、又は、脂肪族長鎖ポリオ
    ールと有機ポリイソシアネートと、鎖延長剤とを反応さ
    せて得られることを特徴とする請求項1記載の高導電性
    ポリウレタン樹脂塗料。
  3. 【請求項3】 ポリウレタン樹脂に用いられる脂肪族長
    鎖ポリオールの融解熱が200kJ/mol以下であること
    を特徴とする請求項1記載の高導電性ポリウレタン樹脂
    塗料。
JP11193396A 1996-04-09 1996-04-09 高導電性ポリウレタン樹脂塗料 Expired - Fee Related JP3578550B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11193396A JP3578550B2 (ja) 1996-04-09 1996-04-09 高導電性ポリウレタン樹脂塗料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11193396A JP3578550B2 (ja) 1996-04-09 1996-04-09 高導電性ポリウレタン樹脂塗料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09279091A true JPH09279091A (ja) 1997-10-28
JP3578550B2 JP3578550B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=14573781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11193396A Expired - Fee Related JP3578550B2 (ja) 1996-04-09 1996-04-09 高導電性ポリウレタン樹脂塗料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3578550B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513626A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 優れた延性を有する熱可塑性成形材料

Citations (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56135547A (en) * 1980-03-25 1981-10-23 Toyobo Co Ltd Aqueous dispersion of polyurethane resin
JPS596255A (ja) * 1982-07-02 1984-01-13 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 導電性水性樹脂組成物
JPH0457816A (ja) * 1990-06-28 1992-02-25 Dainippon Ink & Chem Inc 磁気記録媒体の結合剤及びその磁気記録媒体
JPH0488057A (ja) * 1990-08-01 1992-03-19 Tajima Inc プラスチック製床材の導電化方法
JPH05234739A (ja) * 1992-01-16 1993-09-10 Tokin Corp 塗料及びそれを使用した積層型インダクタ
JPH05506686A (ja) * 1990-04-09 1993-09-30 イーストマン ケミカル カンパニー 粉体塗料組成物
JPH0620255A (ja) * 1992-04-28 1994-01-28 Toyobo Co Ltd 磁気記録媒体
JPH06100650A (ja) * 1992-09-21 1994-04-12 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン
JPH06157698A (ja) * 1992-07-09 1994-06-07 Hoechst Ag ポリウレタン分散物
JPH06172639A (ja) * 1992-12-09 1994-06-21 Mitsui Toatsu Chem Inc 水性ポリウレタン樹脂組成物
JPH06231444A (ja) * 1993-02-03 1994-08-19 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂系バインダー
JPH06287441A (ja) * 1993-04-05 1994-10-11 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物
JPH06287268A (ja) * 1993-04-05 1994-10-11 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン
JPH06340846A (ja) * 1992-02-28 1994-12-13 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダー
JPH06340845A (ja) * 1992-02-10 1994-12-13 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダー
JPH0762321A (ja) * 1993-08-24 1995-03-07 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン系バインダー及び磁気記録媒体
JPH07110934A (ja) * 1993-10-08 1995-04-25 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体
JPH07118578A (ja) * 1993-09-02 1995-05-09 Bridgestone Corp 導電性塗料及びこれを用いた導電性部材
JPH07228653A (ja) * 1994-02-15 1995-08-29 Bando Chem Ind Ltd 架橋ポリウレタンアイオネン
JPH07228652A (ja) * 1994-02-15 1995-08-29 Bando Chem Ind Ltd 架橋ポリウレタンアイオネン
JPH083486A (ja) * 1994-06-20 1996-01-09 Fukuda Metal Foil & Powder Co Ltd 水性導電塗料
JPH08111932A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Sony Corp 電源装置

Patent Citations (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56135547A (en) * 1980-03-25 1981-10-23 Toyobo Co Ltd Aqueous dispersion of polyurethane resin
JPS596255A (ja) * 1982-07-02 1984-01-13 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 導電性水性樹脂組成物
JPH05506686A (ja) * 1990-04-09 1993-09-30 イーストマン ケミカル カンパニー 粉体塗料組成物
JPH0457816A (ja) * 1990-06-28 1992-02-25 Dainippon Ink & Chem Inc 磁気記録媒体の結合剤及びその磁気記録媒体
JPH0488057A (ja) * 1990-08-01 1992-03-19 Tajima Inc プラスチック製床材の導電化方法
JPH05234739A (ja) * 1992-01-16 1993-09-10 Tokin Corp 塗料及びそれを使用した積層型インダクタ
JPH06340845A (ja) * 1992-02-10 1994-12-13 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダー
JPH06340846A (ja) * 1992-02-28 1994-12-13 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダー
JPH0620255A (ja) * 1992-04-28 1994-01-28 Toyobo Co Ltd 磁気記録媒体
JPH06157698A (ja) * 1992-07-09 1994-06-07 Hoechst Ag ポリウレタン分散物
JPH06100650A (ja) * 1992-09-21 1994-04-12 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン
JPH06172639A (ja) * 1992-12-09 1994-06-21 Mitsui Toatsu Chem Inc 水性ポリウレタン樹脂組成物
JPH06231444A (ja) * 1993-02-03 1994-08-19 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂系バインダー
JPH06287268A (ja) * 1993-04-05 1994-10-11 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン
JPH06287441A (ja) * 1993-04-05 1994-10-11 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物
JPH0762321A (ja) * 1993-08-24 1995-03-07 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン系バインダー及び磁気記録媒体
JPH07118578A (ja) * 1993-09-02 1995-05-09 Bridgestone Corp 導電性塗料及びこれを用いた導電性部材
JPH07110934A (ja) * 1993-10-08 1995-04-25 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体
JPH07228653A (ja) * 1994-02-15 1995-08-29 Bando Chem Ind Ltd 架橋ポリウレタンアイオネン
JPH07228652A (ja) * 1994-02-15 1995-08-29 Bando Chem Ind Ltd 架橋ポリウレタンアイオネン
JPH083486A (ja) * 1994-06-20 1996-01-09 Fukuda Metal Foil & Powder Co Ltd 水性導電塗料
JPH08111932A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Sony Corp 電源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513626A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 優れた延性を有する熱可塑性成形材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3578550B2 (ja) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0059935B1 (en) Non-foamed thermoplastic polyurethane resin
JP3674938B2 (ja) 塗料組成物及びその製造方法
JPS6340207B2 (ja)
KR20130028069A (ko) 폴리옥시알킬렌알코올 및 폴리우레탄 수지 및 이를 함유하는 코팅제
JP3700166B2 (ja) ポリウレタン系印刷インキ用バインダー及びこれを用いた印刷インキ組成物
JPH111676A (ja) 電池電極用結着剤、及びその製造方法
JP3361691B2 (ja) Oa機器用高導電性ポリウレタン樹脂接着剤
JP3578550B2 (ja) 高導電性ポリウレタン樹脂塗料
JP3216114B2 (ja) 高導電性ポリウレタン樹脂を用いた接着剤
JPH03296577A (ja) 印刷インク用ポリウレタン
CN113150714B (zh) 聚氨酯基可uv固化组合物及包含其的胶膜、胶带和粘结构件
WO2021157726A1 (ja) 基材接着性良好なポリウレタン樹脂、及びこれを用いた接着剤、インキバインダーまたはコーティング剤用組成物
JP2000063789A (ja) プライマー用ポリウレタン系樹脂及びこれを用いたプライマー組成物
JPH08127632A (ja) ポリウレタン樹脂の製造方法
JPH09279095A (ja) 高導電性ポリウレタン樹脂塗料
JPH09227649A (ja) 高導電性ポリウレタン樹脂、および該樹脂を用いた成形材料
JP3265562B2 (ja) 含フッ素熱可塑性ポリウレタン樹脂
JP3381478B2 (ja) ポリウレタン樹脂の製造方法
JPH10279675A (ja) ポリウレタン用ポリエステルポリオール組成物、それを用いたポリウレタン樹脂組成物およびその用途
JPH0762321A (ja) 磁気記録媒体用ポリウレタン系バインダー及び磁気記録媒体
JPH038372B2 (ja)
JPH09278863A (ja) 高導電性ポリウレタン樹脂、及びこれを用いた成形材料
JP3381479B2 (ja) ポリウレタン樹脂の製造方法
JP2000080327A (ja) コーティング剤用ポリウレタン系樹脂及びコーティング剤組成物
JP2001123112A (ja) ポリウレタンコーティング剤

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees