JPH09234525A - カス上がり防止打抜き金型 - Google Patents
カス上がり防止打抜き金型Info
- Publication number
- JPH09234525A JPH09234525A JP4172096A JP4172096A JPH09234525A JP H09234525 A JPH09234525 A JP H09234525A JP 4172096 A JP4172096 A JP 4172096A JP 4172096 A JP4172096 A JP 4172096A JP H09234525 A JPH09234525 A JP H09234525A
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- JP
- Japan
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- die
- punching
- punch
- stripper
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の課題は、複雑な加工作業をせずに、
製品の外観形状を損なわず、また、ダイの剛性を弱める
ことなくカス上がりを防止して、製品不良の発生を減少
させることである。 【解決手段】 上記課題を解決するために本発明は、ダ
イ1上の板材4をストリッパ5でクランプさせ、このス
トリッパ5を貫通するパンチ3をダイ1の打抜き穴2に
押し込んで打ち抜きを行う金型において、上記ダイ1の
打抜き穴2の内周面18を所定の表面あらさに加工した
ものである。
製品の外観形状を損なわず、また、ダイの剛性を弱める
ことなくカス上がりを防止して、製品不良の発生を減少
させることである。 【解決手段】 上記課題を解決するために本発明は、ダ
イ1上の板材4をストリッパ5でクランプさせ、このス
トリッパ5を貫通するパンチ3をダイ1の打抜き穴2に
押し込んで打ち抜きを行う金型において、上記ダイ1の
打抜き穴2の内周面18を所定の表面あらさに加工した
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイの打抜き穴の内
周面を加工してカス上がりを防止できるカス上がり防止
打抜き金型に関するものである。
周面を加工してカス上がりを防止できるカス上がり防止
打抜き金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように一般に、プレス作業に
よる打抜き加工に用いられる打抜き金型には、下側に雌
型のダイ1と、その上側にダイ1の打抜き穴2に押し込
まれる雄型のパンチ3とが設けられている。そして、ダ
イ1とパンチ3との間に、打ち抜かれる板材4をクラン
プさせ、パンチ3に付いて上がってきたカス10を剥が
すストリッパ5が設けられている。このストリッパ5に
はパンチ3が貫通できるようにパンチ貫通穴6が設けら
れている。
よる打抜き加工に用いられる打抜き金型には、下側に雌
型のダイ1と、その上側にダイ1の打抜き穴2に押し込
まれる雄型のパンチ3とが設けられている。そして、ダ
イ1とパンチ3との間に、打ち抜かれる板材4をクラン
プさせ、パンチ3に付いて上がってきたカス10を剥が
すストリッパ5が設けられている。このストリッパ5に
はパンチ3が貫通できるようにパンチ貫通穴6が設けら
れている。
【0003】ダイ1はダイホルダ7、ストリッパ5はス
トリッパホルダ8、パンチ3はパンチホルダ9によりそ
れぞれ固定されており、ストリッパホルダ8及びパンチ
ホルダ9は上下方向に移動自在に構成されている。
トリッパホルダ8、パンチ3はパンチホルダ9によりそ
れぞれ固定されており、ストリッパホルダ8及びパンチ
ホルダ9は上下方向に移動自在に構成されている。
【0004】打ち抜き作業を行うときは、まず、板材4
をダイ1上に位置させ、ストリッパホルダ8を下降させ
て板材4を挟持し、クランプする。次に、パンチホルダ
9を下降させて、パンチ3の下端部がストリッパ5の貫
通穴6を貫通して、板材4を打ち抜くことになる。そし
て、打ち抜かれたカス10は打抜き穴2内に一定数蓄積
され、落下して集められる。
をダイ1上に位置させ、ストリッパホルダ8を下降させ
て板材4を挟持し、クランプする。次に、パンチホルダ
9を下降させて、パンチ3の下端部がストリッパ5の貫
通穴6を貫通して、板材4を打ち抜くことになる。そし
て、打ち抜かれたカス10は打抜き穴2内に一定数蓄積
され、落下して集められる。
【0005】ところが、ここでカス10と打抜き穴2と
の食いつき力(摩擦力)が弱い場合、カス10が、加工
油の粘着力等によりパンチ3の底面から離れず打抜き穴
2から引き上げられ、ストリッパ5によりパンチ3から
剥がされダイ1の上面に飛び出すことがある。この現象
がカス上がりである。そして、カス10は板材4の上に
のり、ストリッパ5により押さえられ打痕が付いてしま
い、製品不良が発生してしまう。
の食いつき力(摩擦力)が弱い場合、カス10が、加工
油の粘着力等によりパンチ3の底面から離れず打抜き穴
2から引き上げられ、ストリッパ5によりパンチ3から
剥がされダイ1の上面に飛び出すことがある。この現象
がカス上がりである。そして、カス10は板材4の上に
のり、ストリッパ5により押さえられ打痕が付いてしま
い、製品不良が発生してしまう。
【0006】このカス上がりの防止策としては、特開昭
62−97725号及び特開昭62−97726号公報
に示されるように、ダイの打抜き穴の内周面に溝や突起
を設けることによって、打抜き穴とカスとの食いつき力
を強くして、カス上がりを防止するものがある。また、
特開平3−80003号公報に示されるように、ダイに
空気の噴射口を設けて、カスを空気によって強制的に落
下させることによってカス上がりを防止するものもあ
る。これらの防止策が現在、採用されている。
62−97725号及び特開昭62−97726号公報
に示されるように、ダイの打抜き穴の内周面に溝や突起
を設けることによって、打抜き穴とカスとの食いつき力
を強くして、カス上がりを防止するものがある。また、
特開平3−80003号公報に示されるように、ダイに
空気の噴射口を設けて、カスを空気によって強制的に落
下させることによってカス上がりを防止するものもあ
る。これらの防止策が現在、採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術におけ
るカス上がり防止策では、ダイの打抜き穴に溝や突起を
設けるために、製品の外観形状を損なうおそれがあるた
めに実用的ではない。また、ダイに空気の噴射口を設け
ると、複雑な加工作業が必要でありコストアップするほ
かに、ダイの剛性を弱めてしまうことになり、ダイが破
損してしまうおそれがある。
るカス上がり防止策では、ダイの打抜き穴に溝や突起を
設けるために、製品の外観形状を損なうおそれがあるた
めに実用的ではない。また、ダイに空気の噴射口を設け
ると、複雑な加工作業が必要でありコストアップするほ
かに、ダイの剛性を弱めてしまうことになり、ダイが破
損してしまうおそれがある。
【0008】そこで、本発明の課題は、上記の問題を解
決し、カス上がりを防止して、製品不良の発生を減少さ
せることである。
決し、カス上がりを防止して、製品不良の発生を減少さ
せることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、ダイ上の板材をストリッパでクランプさせ、こ
のストリッパを貫通するパンチをダイの打抜き穴に押し
込んで打ち抜きを行う金型において、ダイの打抜き穴の
内周面を所定の表面あらさに加工したものである。
発明は、ダイ上の板材をストリッパでクランプさせ、こ
のストリッパを貫通するパンチをダイの打抜き穴に押し
込んで打ち抜きを行う金型において、ダイの打抜き穴の
内周面を所定の表面あらさに加工したものである。
【0010】そして、上記表面あらさのあらさ曲線にお
ける曲線の輪郭長さが、上記打抜き穴の周長の約二倍で
あればよい。
ける曲線の輪郭長さが、上記打抜き穴の周長の約二倍で
あればよい。
【0011】上記構成によれば、簡単な加工作業で、製
品の外観形状を損なわず、また、ダイの剛性を弱めるこ
となくカス上がりを防止できる。
品の外観形状を損なわず、また、ダイの剛性を弱めるこ
となくカス上がりを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
【0013】まず、本発明を適用される打抜き金型の全
体構成は前述した従来例として挙げた図3に示した構成
が採用されることとなる。
体構成は前述した従来例として挙げた図3に示した構成
が採用されることとなる。
【0014】図3に示すように、打抜き金型は、下部に
下枠部材11と上部に上枠部材12とがこれらのコーナ
ー部同士を垂直に延出された複数のガイドポスト13に
より接続され設けられている。このガイドポスト13
は、上枠部材12が上下移動するときの軌道ガイド用に
設けられている。下枠部材11上には、ダイ1を固定さ
せるダイホルダ7が固着されている。このダイホルダ7
上のコーナー部にはガイドピン14が上方に延出して設
けられており、その上端にはパンチホルダ9が設けら
れ、このパンチホルダ9の下面部にパンチ3が固着され
ている。そして、ガイドピン14の中間部にはストリッ
パホルダ8が上下方向に移動自在に設けられその下面部
にストリッパ5が設けられている。また、パンチホルダ
9の上端部は上枠部材12に固着されている。
下枠部材11と上部に上枠部材12とがこれらのコーナ
ー部同士を垂直に延出された複数のガイドポスト13に
より接続され設けられている。このガイドポスト13
は、上枠部材12が上下移動するときの軌道ガイド用に
設けられている。下枠部材11上には、ダイ1を固定さ
せるダイホルダ7が固着されている。このダイホルダ7
上のコーナー部にはガイドピン14が上方に延出して設
けられており、その上端にはパンチホルダ9が設けら
れ、このパンチホルダ9の下面部にパンチ3が固着され
ている。そして、ガイドピン14の中間部にはストリッ
パホルダ8が上下方向に移動自在に設けられその下面部
にストリッパ5が設けられている。また、パンチホルダ
9の上端部は上枠部材12に固着されている。
【0015】ダイ1には打抜き穴2がほぼ中央部に設け
られており、その打抜き穴2の横断面は製作する製品の
寸法、形状に相応させ形成され、ダイ1上端から下端に
向かって延出して形成されている。
られており、その打抜き穴2の横断面は製作する製品の
寸法、形状に相応させ形成され、ダイ1上端から下端に
向かって延出して形成されている。
【0016】次に、図1により本発明の打抜き金型の要
部を説明する。
部を説明する。
【0017】図1はカス上がり防止打抜き金型の要部拡
大断面図を示したものであり、パンチ3が最下端に位置
した時点を示したものである。図中、1はダイ、2は打
抜き穴、3はパンチ、5はストリッパを示す。
大断面図を示したものであり、パンチ3が最下端に位置
した時点を示したものである。図中、1はダイ、2は打
抜き穴、3はパンチ、5はストリッパを示す。
【0018】特に、本発明にあってはダイ1に形成され
る打抜き穴2の内周面18を所定の表面あらさに加工し
たことに特長を有するものである。この表面あらさ加工
部19は図1に示すように、打抜き穴2の内周面18の
上端部から下方に向かって、パンチ3が最下端に位置し
たときに、このパンチ3によって押し出されるカス10
の下端部まで施されている。この表面あらさ加工部19
の下方部の内周面18はあらさ曲線に加工されず、新た
なカス10が打ち抜かれたときに、食いつき力により係
止されている下側のカス10が下方に押し出され落下で
きるように構成されている。
る打抜き穴2の内周面18を所定の表面あらさに加工し
たことに特長を有するものである。この表面あらさ加工
部19は図1に示すように、打抜き穴2の内周面18の
上端部から下方に向かって、パンチ3が最下端に位置し
たときに、このパンチ3によって押し出されるカス10
の下端部まで施されている。この表面あらさ加工部19
の下方部の内周面18はあらさ曲線に加工されず、新た
なカス10が打ち抜かれたときに、食いつき力により係
止されている下側のカス10が下方に押し出され落下で
きるように構成されている。
【0019】表面あらさは、図2に示すように、そのあ
らさ曲線20の輪郭長さが、打抜き穴2の周長(図中直
線で表された長さと同じ)の約二倍となるように加工形
成されている。
らさ曲線20の輪郭長さが、打抜き穴2の周長(図中直
線で表された長さと同じ)の約二倍となるように加工形
成されている。
【0020】ダイ1の下部に設けられるダイホルダ7と
下枠部材12には、打抜き穴2の真下の位置で、打抜き
穴2よりも横断面の大きなカス落下穴15がそれぞれ設
けられ、成形されたカス10が下部へ落下するように構
成されている。
下枠部材12には、打抜き穴2の真下の位置で、打抜き
穴2よりも横断面の大きなカス落下穴15がそれぞれ設
けられ、成形されたカス10が下部へ落下するように構
成されている。
【0021】ストリッパ5はダイ1とほぼ同じ大きさに
成形されており、ダイ1の真上に設けられている。そし
て、その中央部に打抜き穴2と同一中心のパンチ貫通穴
6が設けられている。ストリッパ5はストリッパホルダ
8に固着されており、ストリッパホルダ8にはガイドピ
ン14が貫通する穴(図示せず)とパンチ3が貫通する
貫通穴16が形成されている。また、ストリッパホルダ
8は上枠部材11より吊りピン17を介して吊られてお
り、この吊りピン17によって板材4をクランプする固
定位置と解放位置とを上下移動することになる。
成形されており、ダイ1の真上に設けられている。そし
て、その中央部に打抜き穴2と同一中心のパンチ貫通穴
6が設けられている。ストリッパ5はストリッパホルダ
8に固着されており、ストリッパホルダ8にはガイドピ
ン14が貫通する穴(図示せず)とパンチ3が貫通する
貫通穴16が形成されている。また、ストリッパホルダ
8は上枠部材11より吊りピン17を介して吊られてお
り、この吊りピン17によって板材4をクランプする固
定位置と解放位置とを上下移動することになる。
【0022】パンチ3はその先端部(下方部)がダイ1
の打抜き穴2の寸法よりも所定のクリアランスの寸法だ
け小さく形成されている。そして、その長さは、打抜き
を行ったとき、すなわち、上枠部材11がガイドポスト
13に沿って下方に移動されると共に、パンチホルダ9
とパンチ3が下方に移動され板材4を打ち抜き、パンチ
3が最下端にきたときに、そのパンチ3に打ち抜かれた
カス10の下端部が表面あらさ加工部19の下端部とほ
ぼ同じ高さになるように構成されている。
の打抜き穴2の寸法よりも所定のクリアランスの寸法だ
け小さく形成されている。そして、その長さは、打抜き
を行ったとき、すなわち、上枠部材11がガイドポスト
13に沿って下方に移動されると共に、パンチホルダ9
とパンチ3が下方に移動され板材4を打ち抜き、パンチ
3が最下端にきたときに、そのパンチ3に打ち抜かれた
カス10の下端部が表面あらさ加工部19の下端部とほ
ぼ同じ高さになるように構成されている。
【0023】以上の構成から本発明の実施の形態の作用
を説明する。
を説明する。
【0024】打ち抜き作業は、まず、板材4をダイ1上
に位置させ、ストリッパホルダ8を下降させ板材4を挟
持し、クランプする。次に、上枠部材12と共にパンチ
ホルダ9を下降させパンチ3がストリッパ5の貫通穴6
を貫通した後、板材4を打ち抜くことになる。カス10
は打抜き穴2の表面あらさ加工部19に挿入される。
に位置させ、ストリッパホルダ8を下降させ板材4を挟
持し、クランプする。次に、上枠部材12と共にパンチ
ホルダ9を下降させパンチ3がストリッパ5の貫通穴6
を貫通した後、板材4を打ち抜くことになる。カス10
は打抜き穴2の表面あらさ加工部19に挿入される。
【0025】ところで、図4は、打抜き穴2が直径2m
mの円筒状の場合に、あらさ曲線の輪郭線の長さと食い
つき力との関係を調べたグラフであるが、図示するよう
に、輪郭線が長くなると食いつき力が大きくなることが
確認された。そして、カス上がりを防止するためには、
輪郭線の長さが12mm以上必要であることが分かっ
た。打抜き穴2の周長は約6mmであるので、輪郭線の
長さは周長の約二倍あればカス上がりを防止できること
が分かった。
mの円筒状の場合に、あらさ曲線の輪郭線の長さと食い
つき力との関係を調べたグラフであるが、図示するよう
に、輪郭線が長くなると食いつき力が大きくなることが
確認された。そして、カス上がりを防止するためには、
輪郭線の長さが12mm以上必要であることが分かっ
た。打抜き穴2の周長は約6mmであるので、輪郭線の
長さは周長の約二倍あればカス上がりを防止できること
が分かった。
【0026】従って、表面あらさ加工部19のあらさ曲
線の輪郭線の長さが打抜き穴2の周長の二倍となってい
ることにより、ダイ1とカス10の側面の接触面積が増
加するので、ダイ1とカス10とに充分な食いつき力が
発生する。
線の輪郭線の長さが打抜き穴2の周長の二倍となってい
ることにより、ダイ1とカス10の側面の接触面積が増
加するので、ダイ1とカス10とに充分な食いつき力が
発生する。
【0027】打ち抜きがされた後は、パンチ3を上昇さ
せると共に、ストリッパ5も上昇させ、新たに板材4を
移動させて、打ち抜き作業を行う位置まで送り、上記の
作業を繰り返し行う。これによって、打抜き穴2内で食
いついていたカス10が新たなカス10に上から押され
て、表面あらさ加工部19の下方部まで移動する。表面
あらさ加工部19より下の内周面は表面あらさに加工さ
れておらず、充分な食いつき力は発生せず、カス10は
詰まることなく下方の落下穴15へ落ちていき、収集さ
れる。
せると共に、ストリッパ5も上昇させ、新たに板材4を
移動させて、打ち抜き作業を行う位置まで送り、上記の
作業を繰り返し行う。これによって、打抜き穴2内で食
いついていたカス10が新たなカス10に上から押され
て、表面あらさ加工部19の下方部まで移動する。表面
あらさ加工部19より下の内周面は表面あらさに加工さ
れておらず、充分な食いつき力は発生せず、カス10は
詰まることなく下方の落下穴15へ落ちていき、収集さ
れる。
【0028】なお、本発明のカス上がり防止打抜き金型
を使用して打ち抜き作業を行ったところ、100万ショ
ット当たりのカス上がりの発生は、従来の金型のカス上
がりの発生回数の3分の1に減少させることができた。
を使用して打ち抜き作業を行ったところ、100万ショ
ット当たりのカス上がりの発生は、従来の金型のカス上
がりの発生回数の3分の1に減少させることができた。
【0029】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、複雑な加
工作業をせずに、製品の外観形状を損なわず、また、ダ
イの剛性を弱めることなくカス上がりを防止して、製品
不良の発生を減少させるという優れた効果を発揮する。
工作業をせずに、製品の外観形状を損なわず、また、ダ
イの剛性を弱めることなくカス上がりを防止して、製品
不良の発生を減少させるという優れた効果を発揮する。
【図1】本発明を適用したカス上がり防止打抜き金型の
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図2】あらさ曲線を表した曲面拡大図である。
【図3】打抜き金型の断面図である。
【図4】あらさ曲線の輪郭線の長さと食いつき力との関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
1 ダイ 2 打抜き穴 3 パンチ 4 板材 5 ストリッパ 10 カス 18 内周面 19 表面あらさ加工部 20 あらさ曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米本 隆治 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社システムマテリアル研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 ダイ上の板材をストリッパでクランプさ
せ、該ストリッパを貫通するパンチをダイの打抜き穴に
押し込んで打ち抜きを行う金型において、上記ダイの打
抜き穴の内周面を所定の表面あらさに加工したことを特
徴とするカス上がり防止打抜き金型。 - 【請求項2】 上記表面あらさのあらさ曲線における曲
線の輪郭長さが、上記打抜き穴の周長の約二倍である請
求項1記載のカス上がり防止打抜き金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172096A JPH09234525A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | カス上がり防止打抜き金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172096A JPH09234525A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | カス上がり防止打抜き金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09234525A true JPH09234525A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12616265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4172096A Pending JPH09234525A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | カス上がり防止打抜き金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09234525A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100924378B1 (ko) * | 2007-11-22 | 2009-10-30 | 삼성전기주식회사 | 경연성기판 제조용 금형 및 그것을 이용한 제조방법 |
JP2011000627A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Ricoh Co Ltd | 穴抜き加工方法 |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP4172096A patent/JPH09234525A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100924378B1 (ko) * | 2007-11-22 | 2009-10-30 | 삼성전기주식회사 | 경연성기판 제조용 금형 및 그것을 이용한 제조방법 |
JP2011000627A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Ricoh Co Ltd | 穴抜き加工方法 |
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