JP2008213026A - プレス金型 - Google Patents

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JP2008213026A JP2007057933A JP2007057933A JP2008213026A JP 2008213026 A JP2008213026 A JP 2008213026A JP 2007057933 A JP2007057933 A JP 2007057933A JP 2007057933 A JP2007057933 A JP 2007057933A JP 2008213026 A JP2008213026 A JP 2008213026A
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Takashi Yabe
隆司 矢部
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】被打ち抜き材を打ち抜く打ち抜き加工において、打ち抜きカスを原因とするカス上がり及びカスづまりを防止するプレス金型を提供する。
【解決手段】ダイ11に切刃部11aと切刃部11aに連続して延在するテーパ部11bとを設け、テーパ部11bに複数の突起部11cを備え、突起部11cがテーパ部11bの上部開口縁部より突起部11cの先端に向けて傾斜面をなしてテーパ部11bの軸心に漸近することで、パンチの上昇に伴い打ち抜きカスが上動することを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレス金型に関し、金属板状の打ち抜き加工を施すプレス金型においてカス上がり及びカスづまりを防止する技術に係るものである。
従来のプレス金型では、ダイにパンチを進入・退出させて被打抜き材の金属板材(ワーク)を打抜く際に、ダイに残る打抜きカス(抜きカスとも呼称される)がパンチに付着してダイの切刃部から上方に出るカス上がり現象を抑制する方法として、ダイと打抜きカスとの接触抵抗を増大し、カス上り現象を抑制しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
図3(a)は従来のプレス金型を示した断面図であり、図3(b)は図3(a)のダイを示した斜視図である。図3(a)、(b)において、プレス金型101はパンチ110とダイ111を備え、ダイ111にパンチ110が進入・退出する貫通穴を設けている。このダイ111の貫通穴は、上下方向に延在するストレート状の貫通穴をなす切刃部111aと、切刃部111aに連続して下方に延在するテーパ状の貫通穴をなすテーパ部111bとからなり、テーパ部111bの内周面にパンチ110および打ち抜きカスの打ち抜き方向に延在する突起部111cを形成している。
この突起部111cの存在により、パンチ110によって被打ち抜き材105から打ち抜かれた打ち抜きカスとダイ111との接触抵抗が増大し、打ち抜きカスがパンチ110に連行されて上動することを防止している。
特開2002−160025号公報
しかしながら、上述した従来の構成では、打ち抜きカスのカス上がり現象を抑えることができるのは、被打ち抜き材105の板厚みが比較的薄いものに限られていた。一般的に、被打ち抜き材105の材厚が薄い程に材料の腰(剛性)が弱くなって、テーパ部111bの突起部111cと打ち抜きカスの縁部との摩擦面における接触面圧および接触抵抗(摩擦抵抗)が小さくなり、突起部111cに対する打ち抜きカスの食らいつき効果が小さくなる。このため、例えば被打ち抜き材105の板厚が0.15mm以下のものでは、パンチ110の上昇に伴う打ち抜きカスの上動を抑えきることはできず、打ち抜きカスがダイ111から出てしまいカス上がりが発生する。
また、テーパ部111bの内部にある以前に打ち抜かれた打ち抜きカスがテーパ部111bに進入する新たに打ち抜かれた打ち抜きカスを吸着してパンチ110の下面より引き離すことで、打ち抜きカスの浮き上がり現象を防止できる場合にあっても、ダイ111に残される打ち抜きカスが重なり合って繰り返し積層されることにより、ダイ111の内部に残存する打ち抜きカスが増加するとともに、切刃部111a及びテーパ部111bと全打ち抜きカスの縁部との接触面積が増加し、その接触抵抗が増大することで次第に打ち抜きカスが固く詰まり、パンチ110の損傷や欠損あるいはダイ111の損傷の原因となり、結果として打ち抜き製品に疵等がつき不良品となる。
さらに、パンチ110やダイ111が損傷すると、それらを取り外して修理または交換を行うという非常に煩雑な作業が必要となるという課題を有していた。
本発明は上記の課題を解決するものであり、打ち抜き製品における材料の厚み又は材料の種類に関わらず、形状精度の低下を招くことなく、打ち抜きカスのカス上がりを防止し、打ち抜きカスがダイの内部に詰まらず、パンチやダイが損傷することがなく、良好な打ち抜き製品が生産性よく得られることを可能としたプレス金型を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のプレス金型は、パンチをダイに進入・退出させて被打ち抜き材を打ち抜くプレス金型において、前記ダイが上下方向に延在するストレート状の貫通穴をなす切刃部と、前記切刃部に連続して下方に延在するテーパ状の貫通穴をなすテーパ部とを備え、前記テーパ部が内面にテーパ部の上部開口縁部を基点として打ち抜き方向に延在する複数の突起部を有し、前記突起部が被打ち抜き材の打ち抜きにより発生した打ち抜きカスの縁部と面接触する接触面を有し、前記接触面が前記テーパ部の上部開口縁部から突起部先端に向かう程に前記テーパ部の軸心側に漸近することを特徴とする。
また、前記突起部の接触面が打ち抜き方向に対して傾斜する傾斜面をなし、前記切刃部の切刃と前記パンチの切刃とのクリアランス寸法内で前記接触面が前記テーパ部の上部開口縁部から突起部先端に向かう程に前記テーパ部の軸心側に漸近することを特徴とする。
また、前記テーパ部の突起部は、前記テーパ部の上部開口縁部から打ち抜き方向に所定距離だけ延在し、前記突起部の下端より下方においてテーパ部内を広く開放したことを特徴とする。
また、前記テーパ部の突起部は、相対する突起部の相互間に所定の差分を設けてなることを特徴とする。
以上のように、本発明のプレス金型によれば、テーパ部の突起部の接触面における接触抵抗が増大することで、被打ち抜き材の厚みが薄くてもパンチの上昇に伴い打ち抜きカスが上動することを防止する。また、相対する突起部の長さを異ならせることで、打ち抜きカスが突起部の先端より落下する際に傾動しながら落下し、さらに突起部の下端より下方においてテーパ部内を広く開放したことで、打ち抜きカスがダイの内部に残らず、ダイの内部に打ち抜きカスが詰まることを防止する。
よって、パンチをダイに進入・退出させて被打ち抜き材を打ち抜く際に、打ち抜きカスのカス上がり及びカスづまりを防止することができ、良好な打ち抜き製品を生産性よく得ることができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1(a)は本発明の実施の形態におけるプレス金型を示した断面図であり、図1(b)は図1(a)のダイを示した斜視図である。図1(a)、(b)において、図3(a)、(b)と同じ構成要素については同符号を付して説明を省略する。
図1(a)、(b)において、プレス金型はパンチ10をダイ11に進入・退出させてリードフレーム等の金属板材の被打ち抜き材5を打ち抜き加工するものである。なお、打ち抜きの際にはパンチガイド(図示しない)で被打ち抜き材5をダイ11に押えつけることで被打ち抜き材5の動きを規制している。
ダイ11は貫通穴を有し、貫通穴は上下方向に延在するストレート状の貫通穴をなす切刃部11aと、切刃部11aの下端から連続して下方に延在するテーパ状の貫通穴をなすテーパ部11bとからなる。ダイ11の切刃部11aは上部開口縁部に切刃が形成されている。ダイ11のテーパ部11bは下方へ行くほど広がる形状を呈しており、その上部開口縁部は切刃部11aの下部開口縁部と合致している。
また、テーパ部11bの内面にはパンチ10の打ち抜き方向に延びる複数の突起部11cが形成されており、各突起部11cはテーパ部11bの上部開口縁部から下方へ所定長さにわたって延びており、被打ち抜き材5の厚み、材質、打ち抜き形状にもよるが、最大5mm程度の長さを形成している。
さらに、各突起部11cの長さは必ずしも全てが均等ではなく、相対する突起部11cの相互間には所定の差分を設けており、何れか一方が他方に比べて短く形成してあり、被打ち抜き材5の厚み、材質、打ち抜き形状にもよるが、最大1mm程度の差分を形成している。
また、各突起部11cはテーパ部11bのテーパ形状とは逆テーパ状をなし、パンチ10の下面縁部の切刃とダイ11の上部開口縁部の切刃との間のクリアランス寸法内において、テーパ部11bの上部開口縁部から下方に行く程にテーパ部11bの軸心側に漸近する傾斜面をなす。
つぎに、図2(a)〜(c)に示す動作フロー断面図において、本実施の形態によるプレス金型の動作を説明する。
図2(a)に示すように、パンチ10が被打ち抜き材5をダイ11に向けて打ち抜くことで、被打ち抜き材5から打ち抜かれた打ち抜きカス5aがダイ11の切刃部11aに切り出される。
図2(b)に示すように、パンチ10が被打ち抜き材5を打ち抜いてダイ11の切刃部11aに進入し、パンチ10の下死点に到達することによって、被打ち抜き材5から打ち抜かれた打ち抜きカス5aは切刃部11aを通過してテーパ部11bに押し込まれ、打ち抜きカス5aの縁端面がテーパ部11bの突起部11cの接触面と面接触する。
このとき、突起部11cがテーパ部11bの上部開口縁部から下方に行く程にテーパ部11bの軸心に漸近する形状をなすことで、相対する突起部11cの間が狭くなるので、打ち抜きカス5aが相対する突起部11cの間に強制的に押し込まれるとともに、打ち抜きカス5aの縁端面がテーパ部11bの突起部11cの接触面に強く押圧される。
このことにより、打ち抜きカス5aの縁端面とテーパ部11bの突起部11cの接触面との間の摩擦力が大きくなり、打ち抜きカス5aに対するテーパ部11bの拘束力が強まることで、打ち抜きカス5aはパンチ10の上昇に伴って上動することなく、パンチ10の下面より切り離される。
図2(c)に示すように、打ち抜き動作を繰返すことにより、テーパ部11bにおいて打ち抜きカス5aが重なり合い、新たに打ち抜かれた打ち抜きカス5aが既にテーパ部11bに存在する打ち抜きカス5aを打ち抜き方向へ押し下げ、最下端の打ち抜きカス5aが突起部11cから離脱する。
このとき、各突起部11cの長さが均等でなく、相対する突起部11cの相互間に最大1mm程度の差分を形成しているので、打ち抜きカス5aは短い突起部11cの側から先に突起部11cの接触面から離脱し、傾動しながら突起部11cの先端から落下する。さらに、テーパ部11bの突起部11cが、テーパ部11bの上部開口縁部から打ち抜き方向に所定距離だけ延在し、突起部11cの下端より下方においてテーパ部11bの内部を広く開放しているので、打ち抜きカス5aはダイ11のテーパ部11bの内面に拘束されることなく、テーパ部11bの上部開口縁部より広く開放されている下部開口に向けて容易に落下し、打ち抜きカス5aがダイ11のテーパ部11bの内部に残らない。
かかる構成によれば、ダイ11の切刃部11aが内面に何らの突起物も設けられていないストレート穴であっても、打ち抜きカス5aのカス上がり及びカスづまりを防止することができるので、ストレート穴の切刃部11aとパンチ10との共同作用によって、被打ち抜き材5の厚みや打ち抜き形状に関係なく、極めて良好な形状精度で打ち抜き製品を打ち抜き形成できる。
本発明にかかるプレス金型は、プレス加工によるリードフレームの製造において、打ち抜き加工をする際、打ち抜きカスのカス上がり及びカスづまりを防止することができ、良好な打ち抜き製品を生産性よく得ることが可能であるので、リードフレームの製造方法におけるプレス金型に有用である。
(a)は本発明の実施の形態におけるプレス金型を示した断面図、(b)は同実施の形態におけるプレス金型のダイを示した斜視図 同実施の形態におけるプレス金型の動作フローに沿った断面図 (a)は従来のプレス金型を示した断面図、(b)は従来のプレス金型のダイを示した斜視図
符号の説明
5 被打ち抜き材
5a 打ち抜きカス
10 パンチ
11 ダイ
11a 切刃部
11b テーパ部
11c 突起部
101 プレス金型
105 被打ち抜き材
110 パンチ
111 ダイ
111a 切刃部
111b テーパ部
111c 突状

Claims (4)

  1. パンチをダイに進入・退出させて被打ち抜き材を打ち抜くプレス金型において、前記ダイが上下方向に延在するストレート状の貫通穴をなす切刃部と、前記切刃部に連続して下方に延在するテーパ状の貫通穴をなすテーパ部とを備え、前記テーパ部が内面にテーパ部の上部開口縁部を基点として打ち抜き方向に延在する複数の突起部を有し、前記突起部が被打ち抜き材の打ち抜きにより発生した打ち抜きカスの縁部と面接触する接触面を有し、前記接触面が前記テーパ部の上部開口縁部から突起部先端に向かう程に前記テーパ部の軸心側に漸近することを特徴とするプレス金型。
  2. 前記突起部の接触面が打ち抜き方向に対して傾斜する傾斜面をなし、前記切刃部の切刃と前記パンチの切刃とのクリアランス寸法内で前記接触面が前記テーパ部の上部開口縁部から突起部先端に向かう程に前記テーパ部の軸心側に漸近することを特徴とする請求項1に記載のプレス金型。
  3. 前記テーパ部の突起部は、前記テーパ部の上部開口縁部から打ち抜き方向に所定距離だけ延在し、前記突起部の下端より下方においてテーパ部内を広く開放したことを特徴とする請求項1に記載のプレス金型。
  4. 前記テーパ部の突起部は、相対する突起部の相互間に所定の差分を設けてなることを特徴とする請求項1に記載のプレス金型。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107962103A (zh) * 2016-10-19 2018-04-27 无锡威唐工业技术股份有限公司 凹模刀口防废料回弹装置
JPWO2020013295A1 (ja) * 2018-07-13 2021-07-15 日立造船株式会社 全固体二次電池の製造設備

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