JP2507720B2 - バ−リング加工方法とその加工方法に直接使用する金型 - Google Patents

バ−リング加工方法とその加工方法に直接使用する金型

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JP2507720B2 JP61306234A JP30623486A JP2507720B2 JP 2507720 B2 JP2507720 B2 JP 2507720B2 JP 61306234 A JP61306234 A JP 61306234A JP 30623486 A JP30623486 A JP 30623486A JP 2507720 B2 JP2507720 B2 JP 2507720B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はバーリング加工方法とその加工方法に直接使
用する金型に係わり、更に詳細にはワークに下穴加工を
行い、バーリング加工予定面に対する裏面の上記下穴の
周囲に面取り加工を行った後、面取り加工の反対面側へ
突出成形してバーリング加工を行うバーリング加工方法
とその加工方法に直接使用する金型に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、バーリング加工の下穴は、最も自動化の進んだ
数値制御のパンチプレスで穴あけする場合でも、単にワ
ークである板材などの面に垂直に打抜くだけのものであ
った。
(発明が解決しようとする問題点) 初めに本発明が解決しようとする従来技術の問題点を
第3図,第4図にもとづいて説明する。
第3図(A)に示したのは従来の下穴1で、板材など
のワークWの面に単に垂直に穿孔したものである。第3
図(B)のように公知のバーリング加工装置3(第4
図)で加工すと、中央の穴が大径になり、バーリング部
分5が上向きに突出していわゆるバーリング加工が行わ
れる。[第3図(C)] 第3図(C)より明らかなように、従来のバーリング
加工装置3で単に垂直に穿孔された下穴1をバーリング
加工した場合は、中央の穴7の径が大きくなるから押し
ひろげられた分のワークWの肉が上方に押し上げられ、
穴7の内周縁には薄い筒状のバリを生じる傾向にある。
したがって、当然中央の穴7の内径をなす部分の最上
部が最も高く薄くなり、外径に移るに従って低くて厚く
なるように上端面が勾配を保っている。更に穴7の上端
縁に鋭くとがっているときは、接触する手指や部品を損
傷することもある。
特に、バーリング加工部分に転造方式でタッピング加
工をする場合は、第3図(D)に示したような環状の切
粉9が発生し、図示しないタップに巻きついたまま残っ
てしまったり、ワークWの上に落下して除去に手間がか
かる問題点があった。
元来下穴1を打抜いて得る場合は、抜きかすがダイの
中心を通ってスクラップボックスに収納されるし、バー
リング部分を転造式のタッピング加工で行うのも、切粉
が出ないメリットを利用しているので、タッピング加工
の段階で切粉が発生するのは大きな問題点になっていた
のである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたも
ので、第1発明は、ワクの下穴加工を行ない、バーリン
グ加工予定面に対する裏面の上記下穴の周囲に面取り加
工を行った後、面取り加工の反対面側へ突出成形してバ
ーリング加工を行なうバーリング加工方法である。
第2発明は、パンチガイド内に上下動自在に設けたパ
ンチボディの下端部に小径のパンチを設け、ダイの中央
部に、前記パンチと協働するダイ穴を備えた突出部を設
け、前記パンチとダイ穴の協働によってワークに下穴を
形成するとき同時的に上記下穴に面取り加工を行う面取
りパンチを、前記突出部の上端部に設けてなるものであ
る。
(実施例) 本発明の実施例を示した第1図においてパンチボディ
11は、その上端部にプレスのラムに打圧されるパンチヘ
ッド13を備え、下端にはパンチ15が設けてある。
パンチボディ11のまわりには筒状のパンチガイド17が
パンチボディ11を昇降案内すべく設けてあり、上記パン
チガイド17のフランジ部19は例えば図示を省略したリフ
トスプリングを介してパンチプレスの機枠に浮上した状
態で昇降自在に設けられている。
また上記フランジ部19とパンチヘッド13との間にはス
トリップスプリング21が圧縮して設けてあって、パンチ
加工したワークWがそのスプリングバック作用でパンチ
15と離れずに上昇する場合に、パンチ15をパンチガイド
17中に取り込んで離す作用を負っている。
パンチ15に対向するワークWの下方には、プレスの機
枠に支承されたダイ23が設けてあって、ダイ23の上面に
は環状のエジエクタプレート25が弾機27を介して上下動
自在に設けてある。
前記ダイ23の中心には、前記パンチ15と協働するダイ
穴29を備えた突出部30が設けてある。このダイ穴29は、
パンチかす排出路を兼ねて設けてある。上記突出部30の
上端部には、裁頭円錘状に突出した面取りパンチ31が設
けてある。
上記構成の金型は第2図(A),(B),(C)およ
び(D)に示すように作用する。
第2図(A)はパンチプレスのラムが上死点に停止し
ている状態を示し、例えば数値制御のワーク移動位置決
め装置などでワークWをエジエクタプレート25の上に位
置決めする。
第2図(B)はラムがパンチヘッド13を下圧した瞬間
に示し弱い付勢力のリフトスプリングだけが圧縮されて
パンチガイド17の下面がワークWの上面に当接してい
る。
第2図(C)はパンチプレスのラムが下死点に達した
状態の図でエジエクタプレート25はダイ23の上面に当接
し、パンチボディ11はストリップスプリング21を圧縮
し、パンチ15はワークWを貫いて抜きかす33を抜きかす
排出路を兼ねるダイ穴29へ落し込んでいる。
またワークWはパンチガイド17と面取りパンチ31の間
で加圧され、この面取りパンチ31によって下穴の面取り
加工が同時に行われる。
第2図(D)はパンチプレスのラムが下死点を過ぎて
上昇し始めた状態を示し、第2図(B)に類似した状態
にまで金型の諸部品が復帰している。
以上詳説したところから明らかなように本バーリング
加工方法とその金型によれば、バーリング下穴のバーリ
ング方向面と対向する裏面の下穴のまわりに面取り部分
が成形される。したがってバーリング加工を行うと、バ
ーリング部分の穴の上端縁内面に面取り加工を行った態
様となる。よって、転造式のタッピング加工を行うと、
転造時の金属の流動によって生じる傾向にあるバリ相当
部分が面取り部分の面取りがなくなるように流動して、
面取り部分を埋める態様になるので、従来のごときバリ
(切粉)9の発生を防止することができるものである。
(発明の効果) 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、第
1発明は、ワークの下穴加工を行ない、バーリング加工
予定面に対する裏面の上記下穴の周囲に面取り加工を行
った後、面取り加工の反対面側へ突出成形してバーリン
グ加工を行なうバーリング加工方法である。
したがって、バーリング加工を行ったバーリング部分
の先端部内周縁には、面取り加工を行った態様となり、
転造式のタッピング加工時にバーリング部分の先端部に
切粉(バリ)が生じることを防止できるものである。
第2発明においては、ダイ23の中央部にはパンチ15と
協働するダイ穴29を備えた突出部30が設けてあり、この
突出部30の上端部には、前記パンチ15とダイ穴29との協
働によってワークWに下穴を形成するときに同時的に上
記下穴に面取り加工を行うための面取りパンチ31が設け
てある。
したがって、バーリング加工を行うために、パンチ15
とダイ穴29との協働によってワークWに下穴の加工を行
うと、面取りパンチ31によって下穴に同時的に面取り加
工が行われるものである。
よって、バーリング加工を行うための下穴に対する面
取り加工を能率よく行うことができ、また、バーリング
加工後における転造式のタッピング加工による切粉(バ
リ)の発生を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例金型の一部断面立面図、第2図
は第1図の金型による工程順下穴加工時の説明図、第3
図は従来のバーリング加工を順を追って示した背景説明
図、第4図は従来のバーリング金型の一部断面立面図で
ある。 (図面の主要部分を表わす符号の説明) 1……下穴、11……パンチボディ、17……パンチガイ
ド、21……ストリップスプリング、29……ダイ穴、30…
…突出部、31……面取りパンチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークの下穴加工を行ない、バーリング加
    工予定面に対する裏面の上記下穴の周囲に面取り加工を
    行った後、面取り加工の反対面側へ突出成形してバーリ
    ング加工を行なうことを特徴とするバーリング加工方
    法。
  2. 【請求項2】パンチガイド(17)内に上下動自在に設け
    たパンチボディ(11)の下端部に小径のパンチ(15)を
    設け、ダイ(23)の中央部に、前記パンチ(15)と協働
    するダイ穴(29)を備えた突出部(30)を設け、前記パ
    ンチ(15)とダイ穴(29)の協働によってワーク(W)
    に下穴を形成するとき同時的に上記下穴に面取り加工を
    行う面取りパンチ(31)を、前記突出部(30)の上端部
    に設けてなることを特徴とするバーリング加工方法に使
    用する金型。
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