JPH084849B2 - バ−リング成形装置 - Google Patents

バ−リング成形装置

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JPH084849B2
JPH084849B2 JP9268787A JP9268787A JPH084849B2 JP H084849 B2 JPH084849 B2 JP H084849B2 JP 9268787 A JP9268787 A JP 9268787A JP 9268787 A JP9268787 A JP 9268787A JP H084849 B2 JPH084849 B2 JP H084849B2
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JP
Japan
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burring
stripper
punch
pressurizer
die
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JP9268787A
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庸司 稲野辺
吉弘 大角
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、板材にバーリングを成形するバーリング成
形装置の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、板材にバーリングを成形する装置について説明
する。まず板材をダイの上に載せる。このダイには下孔
が設けられている。上方からこの板材に向つてポンチが
下降する。ポンチの下降は前記下孔へ貫通するようにな
される。ポンチの形状は基部が徐々に太くなつており板
材に孔を開けた後さらに押し広げて孔の周囲に塑性変形
を起こし円筒状のバーリングを成形する。このバーリン
グを内側にめねじのねじ切りをするために設けるもので
ある。このバーリング下降の技術は、例えば「プレス加
工ノウハウ100題(日刊工業新聞社昭和50年1月30日発
行)頁72,73」に記載されている。この技術にはポンチ
の形状を工夫してバーリング部における板厚の減少を少
なくすることが論じられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら前記のようにポンチの形状を工夫するの
みで板厚の減少を少なくするには限界があり元々板厚の
薄い薄板に対しては不十分な技術であつた。すなわち通
常の板厚を有する板材においては、平面部の板厚Tに対
しレバーリング部の厚さtが減少しても(第6図)一般
に厚さtに余裕があるので第7図に示すように雌ねじを
切ることができる。しかしながら第8図に示すように元
々板厚Tが薄い薄板の場合にはバーリング部の厚さtは
さらに薄くなるのでとりわけ薄いバーリング部の先端に
おいて不良が生じてしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものでありバ
ーリング部の厚さtを板厚tよりも厚くすることがで
き、薄板においてもバーリング成形及び雄ねじ切りを可
能とし、種々の機器の部材として使われるバーリングが
成形された板材を、軽量化(薄板化)を図ることができ
るバーリング成形装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のバーリング成形装置はバーリング成形の際に
成形されたバーリングを上下から加圧する構造を備えた
ものである。
詳しく述べると、本発明は、下孔を有するダイに板材
を載せ、この下孔へ貫通するように下降するポンチによ
り前記板材にバーリングを成形する装置においてなされ
るものである。そして、前記ポンチの先端にはストリツ
パが取り付けられる。このストリツパは、成形の初期に
板材を前記ダイに押え付けるためのものである。ストリ
ツパの取付けは、ストリツパに形成された案内孔にポン
チの先端を挿入しストリツパとポンチの基部との間にス
トリツパ用ばねを介在させることによつておこなう。ま
たポンチの基部にはストリツパが設けられる。このスト
リツパは、ポンチが貫通しバーリングが成形された際に
前記ストリツパに接触する位置に設けられ、ポンチが前
記ストリツパと一体となつて下降するためのものであ
る。前記ダイの下孔には、下側から加圧子が挿入されて
いる。この加圧子は成形されたバーリングの下端縁を下
側から加圧するためのものであり、円筒状のバーリング
の下端縁に接触するために円筒状の形状をしている。な
お、ポンチが下孔へ貫通するときには、ポンチは下孔に
挿入されている円筒状の加圧子の中を通ることになる。
そして成形直後のハーリングは、上側からはストリツパ
により、下側からは加圧子により挟まれて加圧される。
加圧子の基部と前記ダイとの間には、加圧子用ばねが介
在する。この加圧子用ばねは、バーリング成形後にバー
リングの加圧がおこなわれるようにするためのものであ
り、そのばね常数は、バーリングが成形されるまでの間
はあまり縮まず前記加圧子と板材との間にバーリングの
ための十分な空間を残し、バーリング成形後に前記加圧
子が前記ストリツパに接触することにより大きな圧縮力
が加わつた際には十分に縮んで前記加圧子がバーリング
の下端縁を加圧する、ものでなくてはならない。
〔作用〕
この発明の作用の要点は、バーリング成形がおこなわ
れた直後に、成形されたバーリングが上側からストリツ
パにより下側から加圧子により挟まれて加圧され、した
がつて元の板厚Tよりもバーリング部の厚さtのほうが
厚くできる点にある。
さらに詳しく述べると、ダイに載せられた板材に向つ
てポンチが下降する成形の初期には、板材はポンチ先端
のストリツパによりダイに押え付けられる。さらにポン
チが下降すると、この下降力によりストリツパ用バネが
縮みポンチの先端がバーリング下降を開始する。この下
降力は、板材を貫通する際の抵抗が大きければ大きいほ
ど、大きなものとなる。ポンチが十分に貫通しバーリン
グ下降がなされるとポンチ基部の接触子が前記ストリツ
パに接触し、したがつて、その後の下降はポンチとスト
リツパが一体となつておこなわれる。この下降力は、前
記バーリング下降時の下降力よりも大きなものとなる。
これにより、今度は加圧子用ばねが縮み始め成形された
バーリングは上側のストリツパに押され下側に存在する
加圧子に向つて加圧される。この加圧子はいわば、スト
リツパを上型とし加圧子を下型としてなされ元の板材T
よりもバーリング部の厚さtを大きくする働きをもつ。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図〜第5図において説明す
る。第1図に示すように上ホルダ1に設けられた下向き
のポンチ2の基部には、このポンチ2と同心状の筒状を
有する接触子3が存在する。この接触子3とポンチ2と
の間にはストリツパ用ばね4が介在している。ストリツ
パ用ばね4の下側にはストリツパ5が取り付けられてい
る。このストリツパ5の中央には案内孔6が形成され前
記ポンチ2の先端はこの案内孔6に挿入されている。ま
たストリツパ5の下面は板材7を押え付けることのでき
る平面になつている。板材7が載せられるダイ8の中央
には下孔9が存在する。この下孔9の下側から、円筒状
の加圧子10が挿入されている。加圧子10の先端面は水平
になつておりバーリング部の下端縁を水平面によつて押
圧できるようになつている。この加圧子10の基部にはフ
ランジ11が形成されており、このフランジ11と前記ダイ
8との間には加圧子用ばね12が存在する。フランジ11は
下ホルダ13に据え付けられている。
なお、前記ストリツパ5の案内孔6の大きさは、ポン
チ2が摺動できる大きさであり、前記ダイ8の下孔9の
大きさは加圧子10が摺動できる大きさである。また加圧
子10の内径は下降してきたストリツパ2が摺動できる大
きさである。
さらに前記加圧子用ばね12のばね常数は二つの条件を
満たさなければならない。すなわちバーリング加工がお
こなわれる間のバーリング力、すなわちポンチ2が板材
7を貫通する際に生ずる抵抗に打ち勝つ大きな下降力
(バーリング力)に対してあまり縮まず、加圧子10と板
材7との間にバーリングが成形されるために十分な空間
を残すものでなければならない。もう一つは、バーリン
グ成形後に接触子3がストリツパ5に接触することによ
り大きな下降力(圧縮力)が加わつた際に、十分に編ん
で加圧子10がバーリング部の下端縁を加圧するものでな
くてはならない。
次に本実施例の作用について説明する。第1図の状態
から上ホルダ1の下降によりポンチ2が下降を開始する
とストリツパ用ばね4を介して下降力がストリツパ5に
伝わり、ストリツパ5によつて板材7がダイ8に押え付
けられる。さらに下降を続けると、ストリツパ用ばね4
が縮みポンチ2の先端がストリツパ5の案内孔6を摺動
して通り抜け板材7を貫通しバーリング加工を開始す
る。ポンチ2が十分に貫通しストリツパ用ばね4が十分
に縮むと接触子3がストリツパ5に接触する(第2
図)。この状態からさらに下降がおこなわれると、ポン
チ2とストリツパ5が一体となつて下降し、バーリング
加工の際よりも大きな下降力が板材7及びダイ8に働
く。なお、上ホルダ1は実際上は無限の大きな力によつ
て下降すると考えてよく、バーリング力はポンチ2が板
材7を貫通する際に生ずる抵抗力によつて決まる。ポン
チ2が十分に貫通することによつて、バーリング加工は
終わつており板材7の塑性変形によつて円筒状のバーリ
ング部14が形成されている。前記大きな加工力によつ
て、今度は加圧子用ばね12が縮み始めバーリング部14の
下端縁は加圧子10の先端に接触する。さらに下降が続く
と、バーリング部14はストリツパ5と加圧子10の間に挟
まれて加圧される。この加圧は加圧子用ばね12が縮む間
おこなわれる。そしてバーリング部14はストリツパ5,ダ
イ8及び加圧子10の間に形成される円筒状の空間内で加
圧され厚さが増加する(第3図)。
次に本実施例の効果を従来例と比較する比較実験の効
果として第5図に基づいて説明する。第5図A,Bは同一
の材料及び同一の板厚を有する板材に対し同一の内径を
有するバーリング成形をした結果を示すものであり、A
は従来技術に従つて成形した結果、Bは本実施例のバー
リング成形装置によつて成形した結果を表わすものであ
る。従来技術によるもの(A)はバーリング部の厚さの
減少を示している。これに対して本実施例の(B)はバ
ーリング部の厚さが元の板厚よりも増加していることを
示している。この第5図Bのバーリングに対しめねじを
切つたものを第4図に示す。
〔発明の効果〕
本発明のバーリング成形装置によれば、加圧子の働き
により、成形されたバーリングの肉厚を増加させること
ができ、したがつて薄い板材についても十分にねじ切り
をすることのできるバーリングを成形することができ
る。よつてバーリングの成形された薄い板材を種々の機
器の部材として提供することができ部材の軽量化を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるバーリング成形装置の
縦断面図、第2図及び第3図は第1図の装置の作用を示
す図、第4図は第1図の装置により成形されたバーリン
グにねじを切つた状態を示す図、第5図Aは従来の技術
によつて成形したバーリングを示す図、第5図Bは第1
図の装置により成形されたバーリングを示す図、第6図
〜第9図は従来の技術によつて成形されたバーリングの
欠点を示す図である。 1…上ホルダ、2…ポンチ、3…接触子、4…ストリツ
パ用ばね、5…ストツパ、6…案内孔、7…板材、8…
ダイ、9…下孔、10…加圧子、11…フランジ、12…加圧
子用ばね、13…下ホルダ、14…バーリング部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下孔を有するダイに板材を載せ、この下孔
    へ貫通するように下降するポンチにより前記板材にネジ
    切りのための円筒状のバーリングを成形する装置におい
    て、 前記ポンチの先端には成形の初期に板材を前記ダイスに
    押え付けるストリツパを取付け、この取付けはストリツ
    パに形成された案内孔にポンチの先端を挿入しストリツ
    パとポンチの基部との間にストリツパ用ばねを介在させ
    ることによつておこない、前記ポンチの基部にはポンチ
    が貫通した際に前記ストリツパに接触する接触子を設
    け、前記ダイの下孔には成形後のバーリングの下端縁を
    下側から加圧する円筒状の加圧子が挿入され、該加圧子
    の基部と前記ダイとの間には加圧子用ばねが介在し、こ
    の加圧子用ばねは、バーリングが成形されるまでの間は
    前記加圧子と板材との間にバーリングのための十分な空
    間を残し、バーリング成形後は前記接触子が前記ストリ
    ツパに接触することにより大きな圧縮力が加わつて前記
    加圧子がバーリングの下端縁を加圧するに十分なばね定
    数を有することを特徴とするバーリング成形装置。
JP9268787A 1987-04-15 1987-04-15 バ−リング成形装置 Expired - Lifetime JPH084849B2 (ja)

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JPS63260631A JPS63260631A (ja) 1988-10-27
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