JP2626604B2 - 半導体装置のリード加工装置 - Google Patents

半導体装置のリード加工装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置のリード加
工装置に関し、特にイジェクターピンを有する半導体装
置のリード加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置のリード加工装置とし
て、リード成形加工装置を例に挙げて説明する。従来の
リード成形加工装置は図3に示すように、上ダイセット
1と、下ダイセット2と、上ダイセット1を下ダイセッ
ト2に対して上下方向に誘導する作動棒3とからなって
いる。また上ダイセット1には、下ダイセット2上に半
導体装置を固定する押え体4と、半導体装置12のリー
ド13を折曲げて成形する曲げパンチ5が設置され、押
え体4には、イジェクターピン7が摺動可能に組み込ま
れている。押え体4及びイジェクターピン7にはそれぞ
れバネ10,11によるバネ荷重が下方に付与されてい
る。また下ダイセット2には半導体装置を固定する受け
台6が設置されている。
【0003】半導体装置12は、図4(a)に示すよう
に、リード13の根元が受け台6上に支持されて設置さ
れる。次に上ダイセット1が降下し、図4(b)に示す
ように最初にイジェクターピン7が半導体装置12に接
触し加圧する。さらに上ダイセットが降下し、図4
(c)に示すように押え体4が受け台6と共に半導体装
置12のリード13の根元を固定する。そして図4
(d)に示すように、上ダイセットが最下点まで降下
し、曲げパンチ5により半導体装置12のリード13が
所望の形状に成形される。
【0004】リード成形後、上ダイセット1が上昇する
のに伴って曲げパンチ5が上昇し、リード13から離
れ、次に押え体4がリード13の根元より離れる。この
とき、イジェクターピン7がバネ11の荷重により半導
体装置12を押えているため、半導体装置12は、受け
台6に残り、次の工程に搬入される。ここで、イジェク
ターピン7がない場合には、図5に示すように半導体装
置12が押え体4に食い付いてしまい、手作業等により
半導体装置12を押え体4から取り外さなければなら
ず、半導体装置12の生産に支障を来す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図示した従来のリード
成形装置では、イジェクターピン7が半導体装置12に
直接接触し、上ダイセット1の降下による荷重と、イジ
ェクターピン7のバネ圧の荷重とが作用してイジェクタ
ーピン7が半導体装置12に激しく当接する。半導体装
置を機密封止しているパッケージのモールド樹脂厚さが
厚ければ、半導体装置は、前記イジェクターピンによる
衝撃に耐えられるものであるが、モールド樹脂厚が1.
0mm前後である場合には、半導体装置のパッケージの
モールド樹脂或いは半導体素子自体が割れる等の事故が
発生して問題となっていた。
【0006】本発明の目的は、半導体装置にイジェクタ
ーピンから付与される衝撃力を緩和するようにした半導
体装置のリード加工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る金型とイジェクターピンと、ストッパ
機構とを有する半導体装置のリード加工装置であって、
金型は、半導体装置のリード根元を挟持して該リードを
加工するものであり、イジェクターピンは、前記金型に
取付けられ、半導体装置の金型への食い込みを防止する
ものであり、ストッパ機構は、前記金型によるリード加
工時に前記イジェクターピンを半導体装置から後退した
位置に停止保持するものである。
【0008】また、前記イジェクターピンは、前記金型
に摺動可能に取付けられ、かつバネ荷重が付与されたも
のであり、前記ストッパ機構は、前記イジェクターピン
のバネ荷重に抗して所期位置に停止させるものである。
【0009】また、前記ストッパ機構は、前記金型に設
けたストッパと、前記イジェクターピンに設けたピンと
からなり、ピンをストッパに当接させて前記イジェクタ
ーピンの動きを規制するものである。
【0010】また、前記ストッパ機構は、半導体装置の
パッケージとイジェクターピンとの間に、半導体装置の
反りを考慮した隙間寸法をもって前記イジェクターピン
を停止させるものである。
【0011】また、前記隙間寸法は、約50μmであ
る。
【0012】
【作用】ストッパ機構は、金型による半導体装置のリー
ド加工にイジェクターピンを半導体装置から後退した位
置に停止させ、イジェクターピンから半導体装置に衝撃
力が加わるのを防止する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
図1は、本発明をレード成形加工装置に適用した一実施
例を示す断面図である。図1において本発明に係る半導
体装置のリード加工装置は、金型1,2と、イジェクタ
ーピン7と、ストッパ機構8,9とを有する半導体装置
のリード加工装置であって、金型1,2は、半導体装置
12のリード13の根元を挟持してリード13を加工す
るものであり、イジェクターピン7は、前記金型1に取
付けられ、半導体装置12の金型1への食い込みを防止
するものであり、ストッパ機構8,9は、金型1,2に
よるリード加工時にイジェクターピン7を半導体装置1
2から後退した位置に停止保持するものである。
【0014】次に本発明をリード成形加工装置に適用し
た実施例を挙げて説明する。図1に示すように、金型
は、対をなす上ダイセット1と下ダイセット2とからな
る。上ダイセット1は、押え体4,曲げパンチ5,バネ
10等からなり、下ダイセット2は、受け台6等からな
る。
【0015】下ダイセット2は、中央に受け台6を備え
ており、受け台6は、半導体装置12のパッケージの下
部を受け入れる凹部6aと、凹部6aの周縁に立上って
半導体装置12のリード13を支持する立上り縁6bと
を有している。また下ダイセット2は、受け台6の外側
に作動棒3を上方向に立上げて設けており、作動棒3は
上ダイセット1を昇降可能に誘導している。
【0016】上ダイセット1は、曲げパンチ5が垂架さ
れ、曲げパンチ5内に押え体4が摺動可能に組込まれ、
押え体4は、バネ10によるバネ荷重が下方に向けて付
与されている。また押え体4は、その下端面に、半導体
装置12のパッケージ上部を受け入れる凹部4aが設け
られ、凹部4aの周縁から下方に立下がる立下り縁4b
を有している。
【0017】イジェクターピン7は、押え体4内に摺動
可能に組み込まれ、バネ11によるバネ荷重を受けて下
端が押え体4の凹部4a内に突き出ており、リード成形
後の半導体装置12が押え体4の凹部4a内に食い込む
のを防止している。
【0018】ストッパ機構8,9は、イジェクターピン
7のバネ荷重に抗して所期位置に停止させるものであ
り、下ダイセット2に設けたストッパ9と、イジェクタ
ーピン7に設けたピン8とからなり、ピン8をストッパ
9に当接させてイジェクターピン7の動きを規制するよ
うになっている。
【0019】又ストッパ機構は、半導体装置12のパッ
ケージとイジェクターピン7との間に、半導体装置の反
りを考慮した隙間寸法をもってイジェクターピンを停止
させるようになっており、前記隙間寸法は、半導体装置
の強度等に鑑みて約50μmに設定している。
【0020】次に本発明装置の動作について説明する。
半導体装置12は図2(a)に示すようにリード13が
受け台6の立上り縁6bに支持されて受け台6に設置さ
れる。次に上ダイセット1が下降し、図2(b)に示す
ようにイジェクターピン7が半導体装置12に接触する
前にイジェクターピン7のピン8がストッパ9に当接
し、イジェクターピン7は半導体装置12に接触しない
高さ位置に停止され、イジェクターピン7は半導体装置
12に衝撃力を加わることがない。
【0021】さらに上ダイセット1が下降し、図2
(c)に示すよう押え体4が受け台6と共に半導体装置
12のリード13の根元を固定する。そして図2(d)
に示すように上ダイセット1が最下点まで下降し曲げパ
ンチ5により半導体装置12のリード13が所望の形状
に成形される。
【0022】リード成形後、上ダイセット1は上昇し、
曲げパンチ5が上昇し、リード13から離れ、次に押え
体4がリード13の根元より離れる。このとき、半導体
装置12が押え体4の凹部4a内に食い込もうとしても
50μm上昇した位置にイジェクターピン7があり、バ
ネ11により下方に加圧されているため、半導体装置1
2はイジェクターピン7により下方に加圧され、押え体
4から離脱され、半導体装置12が受け台6より外れる
ことはない。
【0023】尚、実施例では、本発明を、リードを成形
加工するリード成形加工装置に適用した場合について説
明したが、半導体装置のリード相互間を連結しているタ
イバーをリードから切り落とすためのタイバー切断機、
或いは半導体装置のリードをリードフレームから切断
し、リードフレームから半導体装置を個々に分離する切
断分離機等のイジェクターピンをもつリード加工装置に
適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、イジェクターピ
ンを半導体装置に接触する直前の位置で停止させること
により、半導体装置に不必要な力が加えられなく、1.
0mm以下の薄型半導体装置においても、イジェクター
ピンによる半導体装置のモールド樹脂,半導体素子の割
れ等を防止することができる。
【0025】さらにイジェクターピンは本来の機能を発
揮するものであるため、半導体装置の金型への食い込み
を防止することができる。
【0026】さらにイジェクターピンと半導体装置との
間には、半導体装置の反りを考慮した隙間を設けている
ため、半導体装置に反りが生じても、半導体装置を損傷
から防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をリード成形加工装置に適用した一実施
例を示す断面図である。
【図2】図1に示すリード成形加工装置の動作を工程順
に示す断面図である。
【図3】従来のリード成形加工装置を示す断面図であ
る。
【図4】図3に示す従来のリード成形加工装置の動作を
工程順に示す断面図である。
【図5】イジェクターピンをもたないリード成形加工装
置による半導体装置の食い込みを示す断面図である。
【符号の説明】
1 上ダイセット 2 下ダイセット 3 作動棒 4 押え体 5 曲げパンチ 6 受け台 7 イジェクターピン 8 ピン 9 ストッパ 10,11 バネ 12 半導体装置 13 リード

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型とイジェクターピンと、ストッパ機
    構とを有する半導体装置のリード加工装置であって、 金型は、半導体装置のリード根元を挟持して該リードを
    加工するものであり、 イジェクターピンは、前記金型に取付けられ、半導体装
    置の金型への食い込みを防止するものであり、 ストッパ機構は、前記金型によるリード加工時に前記イ
    ジェクターピンを半導体装置から後退した位置に停止保
    持するものであることを特徴とする半導体装置のリード
    加工装置。
  2. 【請求項2】 前記イジェクターピンは、前記金型に摺
    動可能に取付けられ、かつバネ荷重が付与されたもので
    あり、 前記ストッパ機構は、前記イジェクターピンのバネ荷重
    に抗して所期位置に停止させるものであることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置のリード加工装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ機構は、前記金型に設けた
    ストッパと、前記イジェクターピンに設けたピンとから
    なり、ピンをストッパに当接させて前記イジェクターピ
    ンの動きを規制するものであることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の半導体装置のリード加工装置。
  4. 【請求項4】 前記ストッパ機構は、半導体装置のパッ
    ケージとイジェクターピンとの間に、半導体装置の反り
    を考慮した隙間寸法をもって前記イジェクターピンを停
    止させるものであることを特徴とする請求項1,2又は
    3に記載の半導体装置のリード加工装置。
  5. 【請求項5】 前記隙間寸法は、約50μmであること
    を特徴とする請求項4に記載の半導体装置のリード加工
    装置。
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