JPH11226667A - 孔抜き専用金型 - Google Patents
孔抜き専用金型Info
- Publication number
- JPH11226667A JPH11226667A JP2972198A JP2972198A JPH11226667A JP H11226667 A JPH11226667 A JP H11226667A JP 2972198 A JP2972198 A JP 2972198A JP 2972198 A JP2972198 A JP 2972198A JP H11226667 A JPH11226667 A JP H11226667A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- punching
- plate
- punch
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製品の反りの発生を減少、または解消し、後
工程のレベラーを必要とせず、数値制御装置等を備えた
自動加工機に掛けられる孔抜き専用金型の提供。 【解決手段】 多孔板または孔抜き製品を製作する打ち
抜き加工機のパンチとダイで構成される打ち抜き金型に
おいて、板押え３と係合して板材Ｗの下面に当接するダ
イ２の頂部平坦面を許容最小面積とし打ち抜きのための
孔の周縁直近部分のみに前記板押え３の押圧力が集中す
るダイ形状とし、孔抜き後の製品の反りの発生を減少ま
たは解消することができることを特徴とする。
工程のレベラーを必要とせず、数値制御装置等を備えた
自動加工機に掛けられる孔抜き専用金型の提供。 【解決手段】 多孔板または孔抜き製品を製作する打ち
抜き加工機のパンチとダイで構成される打ち抜き金型に
おいて、板押え３と係合して板材Ｗの下面に当接するダ
イ２の頂部平坦面を許容最小面積とし打ち抜きのための
孔の周縁直近部分のみに前記板押え３の押圧力が集中す
るダイ形状とし、孔抜き後の製品の反りの発生を減少ま
たは解消することができることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として多孔板
（パンチングメタル）等の孔抜き製品を加工製造する打
ち抜き加工機における孔抜き専用金型に関する。
（パンチングメタル）等の孔抜き製品を加工製造する打
ち抜き加工機における孔抜き専用金型に関する。
【０００２】
【従来の技術】金型に関連する打ち抜き加工機について
は、実公昭５３−２８８６６号公報等の、ダイの頂部に
平坦面を設けず、板押えの下面形状をダイの円錐傾斜度
と対応して形成したものが知られている。
は、実公昭５３−２８８６６号公報等の、ダイの頂部に
平坦面を設けず、板押えの下面形状をダイの円錐傾斜度
と対応して形成したものが知られている。
【０００３】一方、多くはダイの形状を円筒形状としも
のが通例である。
のが通例である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述の従
来例では、金型の寿命が懸念されたり、或はまた、ダイ
の形状が単なる円筒形状であるために、板押えの押圧力
が孔の周縁直近部から離れて分散するために、パンチに
より、板材を板押えとダイの間に挟圧して打ち抜く過程
で板材の表面が孔に向かって引き込まれるように屈曲
し、孔の数が多い程製品全体の反りが大きくなり、製品
として芳しくない状態が生じたり、後工程のレベラーが
必要となったり、更には、数値制御装置等を備えた自動
加工機に掛けられないといった課題がある。
来例では、金型の寿命が懸念されたり、或はまた、ダイ
の形状が単なる円筒形状であるために、板押えの押圧力
が孔の周縁直近部から離れて分散するために、パンチに
より、板材を板押えとダイの間に挟圧して打ち抜く過程
で板材の表面が孔に向かって引き込まれるように屈曲
し、孔の数が多い程製品全体の反りが大きくなり、製品
として芳しくない状態が生じたり、後工程のレベラーが
必要となったり、更には、数値制御装置等を備えた自動
加工機に掛けられないといった課題がある。
【０００５】この発明は、上述の点に着目して成された
もので、製品の反りの発生を減少、または解消し、後工
程のレベラーを必要とせず、更に、数値制御装置等を備
えた自動加工機に掛けられる孔抜き専用金型を提供する
ことを目的とする。
もので、製品の反りの発生を減少、または解消し、後工
程のレベラーを必要とせず、更に、数値制御装置等を備
えた自動加工機に掛けられる孔抜き専用金型を提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、下記構成を
備えることにより上記課題を解決できるものである。
備えることにより上記課題を解決できるものである。
【０００７】（１） 多孔板または孔抜き製品を製作す
る打ち抜き加工機のパンチとダイで構成される打ち抜き
金型において、板押えと係合して板材の下面に当接する
ダイの頂部平坦面を許容最小面積とし打ち抜きのための
孔の周縁直近部分のみに前記板押えの押圧力が集中する
ダイ形状とし、孔抜き後の製品の反りの発生を減少また
は解消することができることを特徴とする孔抜き専用金
型。
る打ち抜き加工機のパンチとダイで構成される打ち抜き
金型において、板押えと係合して板材の下面に当接する
ダイの頂部平坦面を許容最小面積とし打ち抜きのための
孔の周縁直近部分のみに前記板押えの押圧力が集中する
ダイ形状とし、孔抜き後の製品の反りの発生を減少また
は解消することができることを特徴とする孔抜き専用金
型。
【０００８】（２） ダイ形状は、頂部平坦な截頭円錐
形状または段付き円筒形状とし、ダイの頂部平坦面の径
をパンチガイドの径よりも小となるように形成したこと
を特徴とする前項（１）記載の孔抜き専用金型。
形状または段付き円筒形状とし、ダイの頂部平坦面の径
をパンチガイドの径よりも小となるように形成したこと
を特徴とする前項（１）記載の孔抜き専用金型。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施の形態を
説明する。
説明する。
【００１０】図１（ａ）は、この発明に係る孔抜き専用
金型の一実施の形態を示す縦断側面図及び平面図、同
（ｂ）は専用金型の例を示す斜視図、図２は従来例の説
明図、図３は打ち抜き後の製品の反り返りの従来例を示
す外観斜視図である。
金型の一実施の形態を示す縦断側面図及び平面図、同
（ｂ）は専用金型の例を示す斜視図、図２は従来例の説
明図、図３は打ち抜き後の製品の反り返りの従来例を示
す外観斜視図である。
【００１１】図面について説明すれば、１はパンチ、２
はダイ、３は板押え、４はパンチガイド、Ｗは板材であ
り、この発明に係る孔抜き専用金型の形状例を図１
（ｂ）に示す。イはテーパー付き金型、ロは段付き金
型、ハはテーパー付き多連抜き金型の実施例であり、図
１（ａ）に示すように、φをダイの孔径、ｄをダイの頂
部平坦面の径、Ｄをパンチガイドの径とすると、φ＜ｄ
＜Ｄの関係が成立することを基本条件とし、板材Ｗを板
押え３で押えて打ち抜きする時に、前記板押え３の押圧
力が、従来の標準ダイ（図２参照）の場合のように孔よ
り離れた周辺に分散することなく、ダイ孔周縁直近に集
中可能となる形状にする。
はダイ、３は板押え、４はパンチガイド、Ｗは板材であ
り、この発明に係る孔抜き専用金型の形状例を図１
（ｂ）に示す。イはテーパー付き金型、ロは段付き金
型、ハはテーパー付き多連抜き金型の実施例であり、図
１（ａ）に示すように、φをダイの孔径、ｄをダイの頂
部平坦面の径、Ｄをパンチガイドの径とすると、φ＜ｄ
＜Ｄの関係が成立することを基本条件とし、板材Ｗを板
押え３で押えて打ち抜きする時に、前記板押え３の押圧
力が、従来の標準ダイ（図２参照）の場合のように孔よ
り離れた周辺に分散することなく、ダイ孔周縁直近に集
中可能となる形状にする。
【００１２】板押え３の押圧力をダイ孔周縁直近に集中
することにより、打ち抜き操作を終了した板材Ｗは、前
記板押え３を開離し、その押圧力を除去した後でもスプ
リングバックのような、跳ね返りまたは反り返りの発生
を減少または解消して、後工程のレベラーを要さず、且
つ数値制御装置を備えた自動加工機等に供給可能な製品
とすることが出来る。
することにより、打ち抜き操作を終了した板材Ｗは、前
記板押え３を開離し、その押圧力を除去した後でもスプ
リングバックのような、跳ね返りまたは反り返りの発生
を減少または解消して、後工程のレベラーを要さず、且
つ数値制御装置を備えた自動加工機等に供給可能な製品
とすることが出来る。
【００１３】上述の構成に基づいて作用を説明する。
【００１４】板材Ｗを、パンチ１とダイ２の間に挿入
し、所定の位置にセットし、次いで板押え３が下降し、
前記板材Ｗを前記板押え３とダイ２の間に挟圧し、前記
板押え３の押圧力が設定された所望の圧力を示し、パン
チ１が下降して前記板材Ｗを打ち抜く際に、前記板材Ｗ
の表面部が、だれ込む（材料の表面にパンチ１の先端が
当接して剪断力が加わった時に材料表面に引っ張り応力
が発生する）のを最小限に止どめることが出来、打ち抜
き加工が終了して、先ずパンチ１を拔脱し、次いで板押
え３を上昇させて板材Ｗの表面から開離し、前記板材Ｗ
に掛かっていた押圧力を除去した後の製品は、板押え３
の押圧力を、ダイ２の孔の直近、即ち板材Ｗの打ち抜き
部直近に集中させるようにしたことによって、だれ込む
範囲が極小となり、製品全体の反り返りも減少または解
消することが出来るものである。
し、所定の位置にセットし、次いで板押え３が下降し、
前記板材Ｗを前記板押え３とダイ２の間に挟圧し、前記
板押え３の押圧力が設定された所望の圧力を示し、パン
チ１が下降して前記板材Ｗを打ち抜く際に、前記板材Ｗ
の表面部が、だれ込む（材料の表面にパンチ１の先端が
当接して剪断力が加わった時に材料表面に引っ張り応力
が発生する）のを最小限に止どめることが出来、打ち抜
き加工が終了して、先ずパンチ１を拔脱し、次いで板押
え３を上昇させて板材Ｗの表面から開離し、前記板材Ｗ
に掛かっていた押圧力を除去した後の製品は、板押え３
の押圧力を、ダイ２の孔の直近、即ち板材Ｗの打ち抜き
部直近に集中させるようにしたことによって、だれ込む
範囲が極小となり、製品全体の反り返りも減少または解
消することが出来るものである。
【００１５】なお、打ち抜き孔の形状は、円形のみなら
ず、楕円、角型、多角形何れでもよく、この場合のダイ
の頂部平坦面径ｄは、孔の長径が基準となる。
ず、楕円、角型、多角形何れでもよく、この場合のダイ
の頂部平坦面径ｄは、孔の長径が基準となる。
【００１６】
【発明の効果】この発明によれば、製品の反りの発生を
減少、または解消し、後工程のレベラーを必要とせず、
更に、数値制御装置等を備えた自動加工機に掛けられる
孔抜き専用金型を提供することができるという効果を呈
する。
減少、または解消し、後工程のレベラーを必要とせず、
更に、数値制御装置等を備えた自動加工機に掛けられる
孔抜き専用金型を提供することができるという効果を呈
する。
【図１】（ａ）この発明に係る孔抜き専用金型の一実施
の形態を示す縦断側面図及び平面図、同（ｂ）専用金型
の例を示す斜視図
の形態を示す縦断側面図及び平面図、同（ｂ）専用金型
の例を示す斜視図
【図２】 従来例の説明図
【図３】 打ち抜き後の製品の反り返りの従来例を示す
外観斜視図
外観斜視図
１ パンチ ２ ダイ ２Ｓ 標準ダイ ３ 板押え ４ パンチガイド Ｗ 板材 φ ダイの孔径 ｄ ダイ頂部平坦面径 Ｄ パンチガイド径
Claims (2)
- 【請求項１】 多孔板または孔抜き製品を製作する打ち
抜き加工機のパンチとダイで構成される打ち抜き金型に
おいて、板押えと係合して板材の下面に当接するダイの
頂部平坦面を許容最小面積とし打ち抜きのための孔の周
縁直近部分のみに前記板押えの押圧力が集中するダイ形
状とし、孔抜き後の製品の反りの発生を減少または解消
することができることを特徴とする孔抜き専用金型。 - 【請求項２】 ダイ形状は、頂部平坦な截頭円錐形状ま
たは段付き円筒形状とし、ダイの頂部平坦面の径をパン
チガイドの径よりも小となるように形成したことを特徴
とする請求項１記載の孔抜き専用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2972198A JPH11226667A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 孔抜き専用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2972198A JPH11226667A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 孔抜き専用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11226667A true JPH11226667A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12283984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2972198A Withdrawn JPH11226667A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 孔抜き専用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11226667A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102581118A (zh) * | 2012-02-10 | 2012-07-18 | 山东拓维数控设备有限公司 | 板料数控冲孔机的一体式模具 |
| CN103182418A (zh) * | 2013-03-12 | 2013-07-03 | 山东拓维数控设备有限公司 | 一种u型板料数控冲孔机 |
| JP2014097533A (ja) * | 2008-10-20 | 2014-05-29 | Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh & Co Kg | ワークを切削加工および／または成形加工により加工するための方法および工作機械 |
| CN106573286A (zh) * | 2014-07-29 | 2017-04-19 | 萨尔瓦尼尼意大利股份公司 | 冲压装置 |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP2972198A patent/JPH11226667A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014097533A (ja) * | 2008-10-20 | 2014-05-29 | Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh & Co Kg | ワークを切削加工および／または成形加工により加工するための方法および工作機械 |
| CN102581118A (zh) * | 2012-02-10 | 2012-07-18 | 山东拓维数控设备有限公司 | 板料数控冲孔机的一体式模具 |
| CN103182418A (zh) * | 2013-03-12 | 2013-07-03 | 山东拓维数控设备有限公司 | 一种u型板料数控冲孔机 |
| CN103182418B (zh) * | 2013-03-12 | 2015-02-04 | 山东拓维数控设备有限公司 | 一种u型板料数控冲孔机 |
| CN106573286A (zh) * | 2014-07-29 | 2017-04-19 | 萨尔瓦尼尼意大利股份公司 | 冲压装置 |
| CN106573286B (zh) * | 2014-07-29 | 2019-06-28 | 萨尔瓦尼尼意大利股份公司 | 冲压装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |