JPH09234297A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH09234297A
JPH09234297A JP8042644A JP4264496A JPH09234297A JP H09234297 A JPH09234297 A JP H09234297A JP 8042644 A JP8042644 A JP 8042644A JP 4264496 A JP4264496 A JP 4264496A JP H09234297 A JPH09234297 A JP H09234297A
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JP
Japan
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water
water supply
rotation speed
supply pump
flow rate
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Pending
Application number
JP8042644A
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English (en)
Inventor
Kinya Hayashi
欽也 林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8042644A priority Critical patent/JPH09234297A/ja
Publication of JPH09234297A publication Critical patent/JPH09234297A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給水ポンプにより風呂水を洗濯槽に給水する
構成において、給水流量を所望の流量に設定すると共
に、シャワーすすぎ運転を良好に実行する。 【解決手段】 本発明の洗濯機は、外部の水槽内の水を
吸い上げて洗濯槽内に給水する給水ポンプを備えて成る
ものにおいて、給水ポンプのポンプモータの回転速度を
可変制御する構成とすると共に、給水ポンプにより給水
される水の流量を検知する構成とし、そして、洗い行程
またはすすぎ行程において給水ポンプにより洗濯槽内に
給水する場合に、給水の流量が各行程毎に設定された設
定流量に等しくなるように流量を制御するように構成し
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の水槽内の水
を吸い上げて洗濯槽内に給水する給水ポンプを備えて成
る洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗濯機である例えば給水ポンプ
を洗濯機本体内に内蔵した洗濯機において、風呂の残り
湯等を利用する場合、給水ポンプの吸引側に接続された
ホースの先端部を風呂の浴槽に残っている湯水内に浸し
た後、給水ポンプのモータを通電駆動することにより、
浴槽内の水を吸い上げて洗濯槽内に給水している。この
構成の場合、給水ポンプのモータは一定の出力で回転駆
動されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、浴槽内の水
面の高さ位置と、給水ポンプの吐出側に接続された吐出
管の先端開口部の高さ位置との高低差を揚程という。そ
して、この揚程が変化すると、給水ポンプのモータの出
力が一定であっても、給水ポンプにより給水される水の
流量が変化するという特性がある。具体的には、揚程が
大きくなるほど、給水ポンプによる給水の流量が少なく
なる。
【0004】一方、浴槽内の水が給水ポンプにより吸い
上げられると、浴槽内の水量が少なくなっていくから、
浴槽内の水面の高さ位置が低くなっていく。このため、
給水ポンプによる給水動作の進行に応じて上記揚程が大
きくなっていき、給水ポンプによる給水の流量が少なく
なる。この結果、洗濯槽内へ給水する給水運転を実行す
る場合、給水の進行に応じて給水運転に要する給水時間
が変動するという不具合があった。特に、いわゆるシャ
ワーすすぎ運転(具体的には、洗濯槽内に注水しながら
洗濯槽を回転させて脱水する運転)を実行する場合に
は、給水流量をシャワーすすぎに最も適した流量に設定
すると、すすぎ効果が高くなることがわかっている。こ
れに対して、浴槽内の水を給水ポンプにより吸い上げて
洗濯槽内に給水すると、その給水の流量が変動してしま
うため、シャワーすすぎ効果が変動してしまい、十分な
すすぎ効果が得られなかったり、水を無駄に使用してし
まったりすることがあった。
【0005】そこで、本発明の目的は、給水ポンプによ
って外部の水槽内の水を洗濯槽内に給水する構成におい
て、給水の流量を所望の流量に設定でき、給水時間をほ
ぼ一定にすることができると共に、シャワーすすぎ運転
を良好に実行することができる洗濯機を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機は、外部
の水槽内の水を吸い上げて洗濯槽内に給水する給水ポン
プを備えて成るものにおいて、前記給水ポンプのモータ
の回転速度を可変制御する回転速度制御手段と、前記給
水ポンプにより給水される水の流量を検知する流量検知
手段と、洗い行程またはすすぎ行程において前記給水ポ
ンプにより前記洗濯槽内に給水する場合に、給水の流量
が各行程毎に設定された設定流量に等しくなるように流
量を制御する流量制御手段とを備えたところに特徴を有
する。
【0007】上記手段によれば、給水ポンプのモータの
回転速度を可変制御可能な構成とすると共に、給水ポン
プにより給水される水の流量を検知する構成とし、そし
て、洗い行程またはすすぎ行程において給水ポンプによ
り洗濯槽内に給水する場合に、給水の流量が各行程毎に
設定された設定流量に等しくなるように流量を制御する
構成とした。これによって、給水ポンプによる給水の流
量を設定流量(所望の流量)に設定できる。従って、給
水ポンプを使用した場合の給水時間をほぼ一定にするこ
とができると共に、給水ポンプを使用したシャワーすす
ぎ運転を良好に実行することが可能となる。
【0008】また、本発明の他の洗濯機は、外部の水槽
内の水を吸い上げて洗濯槽内に給水する給水ポンプを備
えて成るものにおいて、前記給水ポンプのモータの回転
速度を可変制御する回転速度制御手段と、前記洗濯槽内
の布量を検知する布量検知手段と、すすぎ行程において
前記給水ポンプにより前記洗濯槽内に給水する場合に、
布量に応じて前記モータの回転速度を設定する回転速度
設定手段とを備える構成とすることが好ましい。
【0009】更に、本発明の他の態様の洗濯機は、外部
の水槽内の水を吸い上げて洗濯槽内に給水する給水ポン
プを備えて成るものにおいて、前記給水ポンプのモータ
の回転速度を可変制御する回転速度制御手段と、短時間
コースにおいて前記給水ポンプにより前記洗濯槽内に給
水する場合に、前記モータの回転速度を標準コースの回
転速度よりも高く設定する回転速度設定手段とを備える
ことが好ましい構成である。
【0010】また、上記構成の回転速度設定手段に代え
て、節水コースにおいて前記給水ポンプにより前記洗濯
槽内に給水する場合に、前記モータの回転速度を標準コ
ースの回転速度よりも低く設定する回転速度設定手段を
備えることが良い。更にまた、この構成の回転速度設定
手段に代えて、静穏コースにおいて前記給水ポンプによ
り前記洗濯槽内に給水する場合に、前記モータの回転速
度を標準コースの回転速度よりも低く設定する回転速度
設定手段を備えることがより一層好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、全
自動洗濯機及び浴槽の概略全体構成を示す図3におい
て、全自動洗濯機の本体である外箱1内には、外槽2が
配設されており、この外槽2内に洗濯槽兼脱水バスケッ
トである回転槽3が回転可能に配設されている。この回
転槽3の内底部には、撹拌体4が回転可能に配設されて
いる。
【0012】また、外槽2の外底部には、洗濯運転用の
モータ5及び駆動機構部6が配設されている。この駆動
機構部6は、洗い及びすすぎ時に回転槽3を制動して止
めた状態でモータ5の回転力を減速して撹拌体4に伝え
てこれを正逆回転駆動させ、脱水時にモータ5の回転力
を回転槽3及び撹拌体4に伝えてこれらを高速回転駆動
させるように構成されている。更に、外槽2の底部に
は、排水口7が設けられており、この排水口7に排水弁
8及び排水ホース9が接続されている。上記排水口7の
近傍には、エアトラップ10が設けられており、このエ
アトラップ10に水位センサ11(図5参照)が接続チ
ューブ12を介して接続されている。上記水位センサ1
1は、例えば圧力センサからなり、回転槽3内に貯留さ
れた水の水位を検知して水位検知信号を出力する機能を
有している。
【0013】さて、回転槽3の上方には、回転槽3内に
給水する給水装置13が配設されている。この給水装置
13は、図4にも示すように、矩形容器状をなす注水ケ
ース14、この注水ケース14に接続管15及び16を
介して接続された給水弁17及び給水ポンプ18等から
構成されている。上記給水弁17の入力側には、水道の
蛇口19が給水ホース20を介して接続されている。ま
た、給水ポンプ18は、図示しないポンプ部とこのポン
プ部の羽根を回転駆動するポンプモータ21(図5参
照)とから構成されている。このポンプモータ21は、
例えば直流ブラシレスモータから構成されており、その
回転速度を所望の速度に可変可能な構成となっている。
【0014】また、給水ポンプ18の吸引側には、吸引
ホース22が接続されている。この吸引ホース22の先
端部には、フィルタ23が取り付けられている。そし
て、風呂の浴槽24内に貯留されている水を洗濯に利用
する場合には、上記吸引ホース22の先端部(フィルタ
23)を、浴槽24内に貯留されている水の中に浸漬す
るように構成されている。この場合、浴槽24内の水
は、残り湯であるから、垢等の汚れを含んでいることが
あるが、この汚れは上記フィルタ23によりかなり除去
することができるようになっている。
【0015】一方、図4に示すように、注水ケース14
内は、仕切壁25により主室26と流量検知用の小室2
7とに仕切られている。そして、上記仕切壁25には、
スリット25aが上下方向に延びるように形成されてお
り、もって主室26と小室27とが連通している。ま
た、注水ケース14の側壁28の下部には、開口部28
aが上記主室26及び小室27と連通するように形成さ
れている。
【0016】この構成の場合、給水弁17が開放される
ことにより、または、給水ポンプ18が駆動されること
により、水道水または風呂水が注水ケース14の主室2
6内に給水されると、その水は開口部28aから排出さ
れて回転槽3内へ供給されると共に、スリット25aを
通って小室27内へも供給されるようになっている。そ
して、この小室27内へ供給された水も、開口部28a
から排出されて回転槽3内へ供給されるように構成され
ている。
【0017】ここで、小室27内に供給された水の水位
は、流量検知用の水位センサ29によりビニールチュー
ブ30を介して検知されるように構成されている。そし
て、小室27内に供給された水の水位は、注水ケース1
4内に供給される水の流量に比例するため、上記水位セ
ンサ29により検知した小室27内の水位に基づいて、
注水ケース14内に供給される水の流量、即ち、給水ポ
ンプ18により給水される水の流量、または、給水弁1
7(水道)から供給される水の流量を検知することが可
能な構成となっている。従って、水位センサ29は、注
水ケース14内に供給される水の流量の検知信号を出力
するようになっている。この場合、水位センサ29と小
室27とから流量検知手段31が構成されている。
【0018】尚、図3に示すように、浴槽24内の水面
の高さ位置と、給水ポンプ18の吐出側に接続された接
続管16の先端開口部の高さ位置との間の高低差が揚程
Hである。
【0019】また、全自動洗濯機の電気的構成を示す図
5において、制御装置32は、主としてマイクロコンピ
ュータから構成されており、洗濯運転全般を制御する機
能を有し、そのための制御プログラムを記憶している。
この制御装置32は、操作パネルに設けられた各種のス
イッチ33からのスイッチ信号、水位センサ11からの
水位検知信号、流量検知用の水位センサ29からの流量
検知信号を入力するように構成されている。
【0020】また、制御装置32は、操作パネルに設け
られた各種の表示器からなる表示部34、洗濯運転終了
報知や異常報知用のブザー35、給水弁17、洗濯運転
用のモータ5、排水弁8、給水ポンプ18のポンプモー
タ21を駆動回路36〜41を介してそれぞれ駆動制御
するように構成されている。ここで、ポンプモータ21
は直流ブラシレスモータから構成されており、回転速度
を検知する回転センサを内蔵している。この回転センサ
からの検知信号は、駆動回路41に与えられるようにな
っており、そして、駆動回路41は、制御装置32から
与えられた指令回転速度(制御信号)に等しい回転速度
でポンプモータ21が回転するようにフィードバック制
御するように構成されている。これにより、制御装置3
2はポンプモータ21の回転速度を所望の速度に可変制
御可能な構成となっている。この場合、制御装置32が
回転速度制御手段を構成している。
【0021】次に、上記構成の作用を図1及び図2も参
照して説明する。図1及び図2は制御装置32に記憶さ
れた制御プログラムのうちの洗い行程及びすすぎ行程の
運転制御内容、特には、給水ポンプ18を使用した場合
の運転制御内容を概略的に示すフローチャートである。
さて、洗濯に風呂の残り湯(水)を使用したい場合、使
用者は風呂水を使用する洗濯コースを設定すると共に、
図3に示すように吸引ホース22の先端部(フィルタ2
3)を浴槽24内の水の中に十分浸漬してから、洗濯運
転を開始させる。
【0022】すると、まず回転槽3内に給水する給水運
転を実行する。具体的には、図1のステップS1におい
て、制御装置32は給水ポンプ18のポンプモータ21
を例えば回転速度N=8000[rpm]で回転させる
ように通電駆動する。これにより、給水ポンプ18は、
浴槽24内の水を吸引すると共に注水ケース14内へ送
出し、該注水ケース14の開口部28aから回転槽3内
へ給水するようになる。この場合、給水ポンプ18は、
揚程Hが50[cm]であるときにポンプモータ21が
回転速度N=8000[rpm]で回転すると、給水流
量Qが15±0.5[リットル/分]となる仕事をする
ように構成されている。このため、揚程Hが50[c
m]よりも大きいときは、給水流量Qが15±0.5
[リットル/分]よりも小さくなり、反対に揚程Hが5
0[cm]よりも小さいときは、給水流量Qが15±
0.5[リットル/分]よりも大きくなる。
【0023】そこで、本実施例では、実際の給水流量Q
を検知して、給水流量Qが15±0.5[リットル/
分]にほぼ等しくなるようにポンプモータ21の回転速
度Nを可変制御するように構成されている。具体的に
は、制御装置32は、流量検知手段31の水位センサ2
9からの検知信号を入力して、給水ポンプ18により給
水される水の流量Qを検知する。そして、検知した給水
流量Qが15±0.5[リットル/分]に等しいか否か
を判断し(ステップS2)、等しくない場合には、ステ
ップS2にて「NO」へ進み、検知した給水流量Qが1
5±0.5[リットル/分]よりも小さいか否かを判断
する(ステップS3)。
【0024】ここで、検知した給水流量Qが15±0.
5[リットル/分]よりも小さければ、ステップS3に
て「YES」へ進み、ポンプモータ21の回転速度Nを
50[rpm]だけ増加させる(ステップS4)。続い
て、実際に注水ケース14の小室27内に給水されてい
るか否かを判断し(ステップS5)、給水されていない
場合(流量がない場合)、ステップS5にて「NO」へ
進む。そして、給水開始(ポンプモータ21の通電開
始)から所定時間例えば30秒が経過したか否かを判断
し(ステップS6)、この30秒が経過したときには、
何らかの給水不良が発生したと判断し、ステップS6に
て「YES」へ進み、ポンプモータ21を断電すると共
にブザー35を鳴動させて異常報知した後、一時停止す
るように構成されている(ステップS7)。
【0025】一方、上記ステップS3において、検知し
た給水流量Qが15±0.5[リットル/分]よりも大
きい場合には、「NO」へ進み、ポンプモータ21の回
転速度Nを50[rpm]だけ減少させる(ステップS
8)。そして、給水運転を続ける。また、ステップS5
において給水流量がある場合には「YES」へ進み、給
水運転を続ける。また、ステップS6において30秒が
経過していない場合には「NO」へ進み、給水運転を続
ける。
【0026】そして、制御装置32は、水位センサ11
からの検知信号を入力して、回転槽3内の水位が洗い運
転用の設定水位に達したか否かを判断する(ステップS
9)。ここで、回転槽3内の水位が設定水位に達してい
ない場合には、ステップS9にて「NO」へ進み、ステ
ップS2へ戻って給水ポンプ18による給水運転を続け
るようになっている。
【0027】この後、回転槽3内の水位が設定水位に達
した場合には、ステップS9にて「YES」へ進み、ポ
ンプモータ21を断電し、給水ポンプ18による給水運
転を停止する(図2のステップS10)。続いて、制御
装置32は、洗濯用のモータ5を通電駆動して撹拌体4
を正逆回転させ、洗い運転を実行するように構成されて
いる(ステップS11)。
【0028】そして、上記洗い運転が完了したら、回転
槽3内の洗濯水を排出すると共に、回転槽3を高速回転
させて脱水する(ステップS12)。次に、すすぎ行程
を実行する。本実施例の場合、いわゆるシャワーすすぎ
運転(即ち、回転槽3内の洗濯物にシャワー注水しなが
ら、回転槽3を高速回転させて洗濯物を脱水するすすぎ
運転)を実行するように構成されている。そして、風呂
水使用コースが設定されている場合、上記すすぎ運転の
実行時にも給水ポンプ18により浴槽24内の水を回転
槽3内へ給水するように構成されている。
【0029】具体的には、ステップS13において、シ
ャワーすすぎ運転を開始し、給水ポンプ18のポンプモ
ータ21を例えば回転速度N=5000[rpm]で回
転させるように通電駆動する。これにより、給水ポンプ
18は、浴槽24内の水を吸引すると共に注水ケース1
4内へ送出し、該注水ケース14の開口部28aから回
転槽3内へ給水するようになる。このとき、回転槽3の
上部を閉塞するように設けられた内蓋(図示しない)に
より上記給水された水はシャワー状になって洗濯物に注
水されるようになっている。
【0030】この場合、給水ポンプ18は、揚程Hが5
0[cm]であるときにポンプモータ21が回転速度N
=5000[rpm]で回転すると、給水流量Qが10
±0.5[リットル/分]となる仕事をするように構成
されている。このため、揚程Hが50[cm]よりも大
きいときは、給水流量Qが10±0.5[リットル/
分]よりも小さくなり、反対に揚程Hが50[cm]よ
りも小さいときは、給水流量Qが10±0.5[リット
ル/分]よりも大きくなる。
【0031】そこで、本実施例では、実際の給水流量Q
を検知して給水流量Qが10±0.5[リットル/分]
にほぼ等しくなるようにポンプモータ21の回転速度N
を可変制御するように構成されている。ここで、シャワ
ーすすぎ運転時の給水流量Qを洗い行程の給水運転時の
給水流量Qよりも小さく設定している理由は、給水され
る水が洗濯物に染み込み易くして、シャワーすすぎ効果
を十分高めると共に水はね等を防止するためである。そ
して、給水ポンプ18の実際の給水流量Qを10±0.
5[リットル/分]にほぼ等しく給水制御することによ
り、シャワーすすぎ効果を十分高めた状態を維持するよ
うにしている。以下、上記給水制御について具体的に説
明する。
【0032】この場合、制御装置32は、流量検知手段
31の水位センサ29からの検知信号を入力して、給水
ポンプ18により給水される水の流量Qを検知する。そ
して、この検知した給水流量Qが10±0.5[リット
ル/分]に等しいか否かを判断し(ステップS14)、
等しくない場合には、ステップS14にて「NO」へ進
み、検知した給水流量Qが10±0.5[リットル/
分]よりも小さいか否かを判断する(ステップS1
5)。
【0033】ここで、検知した給水流量Qが10±0.
5[リットル/分]よりも小さければ、ステップS15
にて「YES」へ進み、ポンプモータ21の回転速度N
を50[rpm]だけ増加させる(ステップS16)。
一方、ステップS15において、検知した給水流量Qが
10±0.5[リットル/分]よりも大きい場合には、
「NO」へ進み、ポンプモータ21の回転速度Nを50
[rpm]だけ減少させる(ステップS17)。
【0034】そして、シャワーすすぎ運転が完了したか
否かを判断し(ステップS18)、完了していない場合
には、ステップS18にて「NO」へ進み、ステップS
14へ戻って給水ポンプ18によるシャワーすすぎ運転
用の給水運転を続けるように構成されている。一方、シ
ャワーすすぎ運転が完了したら、ステップS18にて
「YES」へ進み、脱水行程へ移行するように構成され
ている。
【0035】このような構成の本実施例によれば、給水
ポンプ18のポンプモータ21の回転速度Nを可変制御
可能に構成すると共に、給水ポンプ18により回転槽3
内へ給水される水の流量Qを検知する構成とし、そし
て、洗い行程またはすすぎ行程において給水ポンプ18
により回転槽3内に給水する場合に、給水の流量が各行
程毎に設定された設定流量(Q=15±0.5[リット
ル/分]、Q=10±0.5[リットル/分])に等し
くなるように流量を制御する構成とした。これによっ
て、給水ポンプ18による給水の流量を設定流量(所望
の流量)に設定することができる。従って、従来構成と
は異なり、給水ポンプ18により浴槽24の水を使用し
た場合の給水時間をほぼ一定にすることができると共
に、給水ポンプ18により浴槽24の水を使用したシャ
ワーすすぎ運転を良好に実行することが可能となる。
【0036】尚、上記実施例では、給水ポンプ18を使
用した給水運転中に給水不良が発生した場合、この給水
不良を判断して異常報知用のブザー35を鳴動させると
共に給水ポンプ18を断電停止し、一時停止するように
構成したが、これに限られるものではなく、給水不良を
判断して異常報知した後、自動的に給水ポンプ18の使
用をやめると共に水道水(給水弁17)による給水を実
行するように構成しても良い。また、上記実施例におい
て、シャワーすすぎ運転時における給水ポンプ18の給
水運転においても、給水不良の判断及び異常報知処理を
実行するように構成しても良い。更に、上記実施例で
は、すすぎ行程においてシャワーすすぎ運転を実行する
ように構成したが、シャワーすすぎ運転の後に、ためす
すぎ運転を実行するように構成しても良い。
【0037】また、上記実施例では、流量検知手段31
の水位センサ29を圧力センサから構成したが、これに
代えて、図6に示す第2の実施例のように構成しても良
い。尚、この第2の実施例の構成における第1の実施例
と同一部分には、同一符号を付している。上記第2の実
施例では、水位センサ42を複数例えば4個の電極43
から構成している。これら4個の電極43は、長さが異
なると共に、注水ケース14の小室27の側壁の内面に
配設されている。
【0038】そして、上記4個の電極43は、直流定電
圧端子Vccとアースとの間に直列に接続された5個の
抵抗44〜48の各中間接続点P1、P2、P3、P4
にそれぞれ接続されている。更に、中間接続点P1は制
御装置32の電圧入力端子Vinに接続されている。
【0039】上記構成の場合、注水ケース14の小室2
7内の水位に応じて中間接続点P1の電圧が4〜5段階
に変化する構成となっている。これによって、制御装置
32は、電圧入力端子Vinに入力する電圧信号のレベル
に基づいて、注水ケース14の小室27内の水位、即
ち、注水ケース14内に供給される水の流量(具体的に
は、給水ポンプ18により給水される水の流量、また
は、給水弁17(水道)から供給される水の流量)を検
知することが可能な構成となっている。尚、上述した以
外の第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ
構成となっている。従って、第2の実施例においても、
第1の実施例と同じ作用効果を得ることができる。
【0040】また、上記各実施例では、流量検知手段3
1を注水ケース14の小室27と水位センサ29、42
とにより構成したが、これに限られるものではなく、流
量検知手段を回転槽3内の水位を検知する水位センサ1
1により構成しても良い。この構成の場合、水位センサ
11により検知した回転槽3内の水位の時間変化を求め
ることにより、給水ポンプ18により給水される水の流
量、または、給水弁17(水道)から供給される水の流
量を検知することができる。
【0041】図7ないし図9は本発明の第3の実施例を
示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分及び同一ステップには
同一符号及び同一ステップ符号を付している。上記第3
の実施例では、給水ポンプ49を洗濯機本体の外に配設
するタイプ(いわゆる外付けタイプ)のポンプにより構
成すると共に、該給水ポンプ49に内蔵されるポンプモ
ータ(図示しない)を直流モータ(直流ブラシモータ)
により構成している。
【0042】そして、上記給水ポンプ49は、それ自体
を浴槽24内に浸漬して使用するように構成されてい
る。この構成の場合、給水ポンプ49のポンプモータが
通電駆動されると、給水ポンプ49の吸引口(図示しな
い)から吸引した水を送水ホース50及び接続管16を
通して注水ケース14内に給水するように構成されてい
る。また、給水ポンプ49のポンプモータに電源を供給
する電源線51は、洗濯機本体内に配設されたポンプモ
ータ電源回路52に接続されている。このポンプモータ
電源回路52は、例えばスイッチング電源回路により構
成されており、給水ポンプ49のポンプモータに供給す
る直流電源の電圧値を可変制御することが可能になって
いる。そして、ポンプモータ電源回路52は、制御装置
32から制御信号を受けて、この制御信号により指示さ
れた電圧値の直流電源を上記ポンプモータに供給するこ
とが可能な構成となっている。
【0043】次に、上記構成の作用を図8及び図9を参
照して説明する。まず、洗い行程用の給水運転が開始さ
れると、図8のステップS110において、制御装置3
2及びポンプモータ電源回路52は、給水ポンプ49の
ポンプモータに電圧E=11.0Vを供給して回転駆動
する。これにより、給水ポンプ49は、浴槽24内の水
を吸引すると共に注水ケース14内へ送出し、該注水ケ
ース14の開口部28aから回転槽3内へ給水するよう
になる。この場合、給水ポンプ49は、揚程Hが50
[cm]であるときに電圧E=11.0Vで通電駆動さ
れると、給水流量Qが15±0.5[リットル/分]と
なる仕事をするように構成されている。
【0044】続いて、制御装置32は、実際の給水流量
Qを検知して給水流量Qが15±0.5[リットル/
分]にほぼ等しくなるようにポンプモータへ供給する電
源の電圧Eを可変制御するように構成されている。具体
的には、制御装置32は、流量検知手段31の水位セン
サ29からの検知信号を入力して、給水ポンプ49によ
り給水される水の流量Qを検知する。そして、検知した
給水流量Qが15±0.5[リットル/分]に等しいか
否かを判断し(ステップS2)、等しくない場合には、
ステップS2にて「NO」へ進み、検知した給水流量Q
が15±0.5[リットル/分]よりも小さいか否かを
判断する(ステップS3)。
【0045】ここで、検知した給水流量Qが15±0.
5[リットル/分]よりも小さければ、ステップS3に
て「YES」へ進み、ポンプモータへ供給する電源の電
圧Eを0.25[V]だけ増加させる(ステップS41
0)。続いて、実際に注水ケース14の小室27内に給
水されているか否かを判断し(ステップS5)、給水さ
れていない場合(流量がない場合)、ステップS5にて
「NO」へ進む。そして、給水開始(ポンプモータの通
電開始)から所定時間例えば30秒が経過したか否かを
判断し(ステップS6)、この30秒が経過したときに
は、何らかの給水不良が発生したと判断し、ステップS
6にて「YES」へ進み、ポンプモータを断電すると共
に異常報知用のブザー35を鳴動させ、一時停止するよ
うに構成されている(ステップS7)。
【0046】一方、ステップS3において、検知した給
水流量Qが15±0.5[リットル/分]よりも大きい
場合には、「NO」へ進み、ポンプモータへ供給する電
源の電圧Eを0.25[V]だけ減少させる(ステップ
S810)。そして、給水運転を続ける。また、ステッ
プS5において給水流量がある場合には「YES」へ進
み、給水運転を続ける。また、ステップS6において3
0秒が経過していない場合には「NO」へ進み、給水運
転を続ける。
【0047】そして、制御装置32は、水位センサ11
からの検知信号を入力して、回転槽3内の水位が洗い運
転用の設定水位に達したか否かを判断する(ステップS
9)。ここで、回転槽3内の水位が設定水位に達してい
ない場合には、ステップS9にて「NO」へ進み、ステ
ップS2へ戻って給水ポンプ49による給水運転を続け
る。
【0048】この後、回転槽3内の水位が設定水位に達
した場合には、ステップS9にて「YES」へ進み、ポ
ンプモータを断電し、給水ポンプ49による給水運転を
停止する(図9のステップS10)。続いて、制御装置
32は、洗い運転を実行した後(ステップS11)、回
転槽3内の洗濯水を排出すると共に、回転槽3を高速回
転させて脱水する(ステップS12)。
【0049】そして、すすぎ行程(シャワーすすぎ運
転)を実行する。具体的には、ステップS131におい
て、シャワーすすぎ運転を開始し、給水ポンプ49のポ
ンプモータへ供給する電源の電圧Eを例えばE=9.5
[V]に設定して通電駆動する。この場合、給水ポンプ
49は、揚程Hが50[cm]であるときに電圧E=
9.5Vで通電駆動されると、給水流量Qが10±0.
5[リットル/分]となる仕事をするように構成されて
いる。
【0050】続いて、制御装置32は、実際の給水流量
Qを検知して給水流量Qが10±0.5[リットル/
分]にほぼ等しくなるようにポンプモータ21へ供給す
る電源の電圧Eを可変制御するように構成されている。
具体的には、制御装置32は、流量検知手段31の水位
センサ29からの検知信号を入力して、給水ポンプ49
により給水される水の流量Qを検知する。そして、この
検知した給水流量Qが10±0.5[リットル/分]に
等しいか否かを判断する(ステップS14)。ここで、
等しくない場合には、ステップS14にて「NO」へ進
み、上記検知した給水流量Qが10±0.5[リットル
/分]よりも小さいか否かを判断する(ステップS1
5)。
【0051】この場合、検知した給水流量Qが10±
0.5[リットル/分]よりも小さければ、ステップS
15にて「YES」へ進み、ポンプモータへ供給する電
源の電圧Eを0.25[V]だけ増加させる(ステップ
S161)。一方、ステップS15において、検知した
給水流量Qが10±0.5[リットル/分]よりも大き
い場合には、「NO」へ進み、ポンプモータへ供給する
電源の電圧Eを0.25[V]だけ減少させるように構
成されている(ステップS171)。
【0052】そして、シャワーすすぎ運転が完了したか
否かを判断し(ステップS18)、完了していない場合
には、ステップS18にて「NO」へ進み、ステップS
14へ戻って給水ポンプ49によるシャワーすすぎ運転
用の給水運転を続けるようになっている。一方、シャワ
ーすすぎ運転が完了したら、ステップS18にて「YE
S」へ進み、脱水行程へ移行するように構成されてい
る。
【0053】尚、上述した以外の第3の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、上記第3の実施例においても、第1の実施例と同じ
作用効果を得ることができる。また、上記各実施例で
は、給水ポンプのポンプモータを直流ブラシレスモータ
や直流モータにより構成したが、これに限られるもので
はなく、交流サーボモータや誘導モータ等により構成
し、各モータの回転速度を可変制御するように構成して
も良い。
【0054】図10は本発明の第4の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同一構成及び同一ステップには同一符号
及び同一ステップ符号を付している。上記第4の実施例
には、第1の実施例の流量検知手段31が設けられてい
ない。そして、第4の実施例では、洗い行程の最初に回
転槽3内の洗濯物の布量を検知した後、すすぎ行程(シ
ャワーすすぎ運転)において給水ポンプ18を使用した
給水運転を実行するときに、上記検知布量に応じて給水
ポンプ18のポンプモータ21の回転速度Nを可変制御
するように構成している。
【0055】具体的には、洗い行程が開始されると、図
10のステップA1において、回転槽3内に投入された
洗濯物の布量を検知する。この場合、給水していない状
態で撹拌体4を短時間回転駆動させたときのモータ5の
回転数を検知すると共に、この検知した回転数に基づい
て布量を判定し、この判定(検知)した布量を記憶する
ように構成されている。この構成の場合、モータ5の回
転数を検知する回転センサと、制御装置32とから布量
検知手段が構成されている。
【0056】上記布量検知を終えると、制御装置32
は、洗い行程用の給水運転を開始する。具体的には、図
10のステップA2において、制御装置32は給水ポン
プ18のポンプモータ21を例えば最高(定格)回転速
度Nmax で回転させるように通電駆動する。これによ
り、給水ポンプ18は、浴槽24内の水を吸引すると共
に注水ケース14内へ送出し、該注水ケース14の開口
部28aから回転槽3内へ給水するようになる。そし
て、制御装置32は、水位センサ11からの検知信号を
入力して、回転槽3内の水位が洗い運転用の設定水位に
達したか否かを判断する(ステップA3)。
【0057】ここで、回転槽3内の水位が設定水位に達
していない場合には、ステップA3にて「NO」へ進
み、給水ポンプ18による給水運転を続ける。この後、
回転槽3内の水位が設定水位に達した場合には、ステッ
プA3にて「YES」へ進み、ポンプモータ21を断電
し、給水ポンプ18による給水運転を停止する(ステッ
プA4)。
【0058】続いて、制御装置32は、洗濯用のモータ
5を通電駆動して撹拌体4を正逆回転させ、洗い運転を
実行するように構成されている(ステップA5)。そし
て、上記洗い運転が完了したら、回転槽3内の洗濯水を
排出すると共に、回転槽3を高速回転させて脱水する
(ステップA6)。次に、すすぎ行程(シャワーすすぎ
運転)を実行する。ここで、風呂水使用コースが設定さ
れている場合には、上記すすぎ行程用の給水運転におい
ても給水ポンプ18により浴槽24内の水を回転槽3内
へ給水するように構成されている。
【0059】具体的には、シャワーすすぎ運転を開始す
ると、まずステップA7において、記憶している布量検
知データに基づいて布量が多いか否かを判断する。ここ
で、布量が多い場合には、ステップA7にて「YES」
へ進み、給水ポンプ18のポンプモータ21を例えば回
転速度N=5000[rpm]で回転させるように通電
駆動する(ステップA8)。一方、布量が多くない場合
には、ステップA7にて「NO」へ進み、布量が中か否
かを判断する(ステップA9)。ここで、布量が中の場
合には、ステップA9にて「YES」へ進み、給水ポン
プ18のポンプモータ21を例えば回転速度N=400
0[rpm]で回転させるように通電駆動する(ステッ
プA10)。
【0060】また、布量が中でない場合、即ち、布量が
少ない場合には、ステップA9にて「NO」へ進み、給
水ポンプ18のポンプモータ21を例えば回転速度N=
3000[rpm]で回転させるように通電駆動する
(ステップA11)。そして、このように布量の多少に
応じてポンプモータ21の回転速度Nを設定することに
より、布量が多いほどシャワーすすぎ運転時に回転槽3
内に注水(給水)される水の量が多くなるように構成さ
れている。
【0061】この後、シャワーすすぎ運転が完了したか
否かを判断し(ステップA12)、完了していない場合
には、ステップA12にて「NO」へ進み、給水ポンプ
18によるシャワーすすぎ運転用の給水運転を続けるよ
うになっている。一方、シャワーすすぎ運転が完了した
ら、ステップA12にて「YES」へ進み、脱水行程へ
移行するように構成されている。尚、上述した以外の第
4の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成と
なっている。
【0062】このような構成の第4の実施例によれば、
洗い行程用の給水運転を実行する場合に、給水ポンプ1
8のポンプモータ21を最高回転速度Nmax で通電駆動
する構成としたので、洗い行程用の給水運転を最短時間
で実行することができ、それだけ洗濯運転に要する時間
を短縮することができる。
【0063】また、上記第4の実施例では、すすぎ行程
(シャワーすすぎ運転)用の給水運転を実行するとき
に、上記検知布量に応じて給水ポンプ18のポンプモー
タ21の回転速度Nを可変制御する構成、具体的には、
布量が多いほどシャワーすすぎ運転時に回転槽3内に注
水(給水)される水の流量が多くなる構成とした。この
場合、すすぎ行程の実行時間は布量に関係なく予め決め
られた設定時間に固定されているから、布量が中または
少のときには、すすぎ行程時に使用する水量を少なくす
ることができ、従って、水の使用量を節約することがで
きる。ここで、布量が中または少の場合には、給水量が
少なくても洗濯物を十分にすすぐことが可能であるか
ら、すすぎ効果が低下することもない。
【0064】尚、上記第4の実施例においても、給水ポ
ンプ18による給水運転時に第1の実施例と同様にして
給水不良を検知すると共にその異常を報知するように構
成しても良い。また、給水不良を検知した後、その異常
を報知してから、自動的に水道水(給水弁17)による
給水運転に切り替えるように構成しても良い。
【0065】図11は本発明の第5の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同一構成及び同一ステップには同一符号
及び同一ステップ符号を付している。上記第5の実施例
には、第1の実施例の流量検知手段31が設けられてい
ない。そして、第5の実施例では、給水運転に給水ポン
プ18を使用する(風呂水を使用する)場合において、
使用者により設定された洗濯コースの種類に応じて、洗
い行程用の給水運転及びすすぎ行程(シャワーすすぎ運
転)用の給水運転時における給水ポンプ18のポンプモ
ータ21の回転速度Nを可変設定するように構成してい
る。
【0066】具体的には、洗い行程が開始されると、図
11のステップB1において、使用者により設定された
洗濯コースが風呂水を使用する標準コース(通常コー
ス)であるか否かを判断する。ここで、標準コースであ
れば、ステップB1にて「YES」へ進み、洗い行程用
の給水運転における給水ポンプ18のポンプモータ21
の回転速度Nを8000[rpm]に設定すると共に、
すすぎ行程用の給水運転における給水ポンプ18のポン
プモータ21の回転速度Nを5000[rpm]に設定
する(ステップB2)。
【0067】また、標準コースでなければ、ステップB
1にて「NO」へ進み、設定された洗濯コースが風呂水
を使用するスピードコースであるか否かを判断する(ス
テップB3)。ここで、スピードコースであれば、ステ
ップB3にて「YES」へ進み、洗い行程用の給水運転
における給水ポンプ18のポンプモータ21の回転速度
Nを8000[rpm]に設定すると共に、すすぎ行程
用の給水運転における給水ポンプ18のポンプモータ2
1の回転速度Nを6000[rpm]に設定する(ステ
ップB4)。
【0068】一方、スピードコースでなければ、ステッ
プB3にて「NO」へ進み、設定された洗濯コースが風
呂水を使用する節水コースであるか否かを判断する(ス
テップB5)。ここで、節水コースであれば、ステップ
B5にて「YES」へ進み、洗い行程用の給水運転にお
ける給水ポンプ18のポンプモータ21の回転速度Nを
8000[rpm]に設定すると共に、すすぎ行程用の
給水運転における給水ポンプ18のポンプモータ21の
回転速度Nを4000[rpm]に設定する(ステップ
B6)。
【0069】更に、節水コースでなければ、ステップB
5にて「NO」へ進み、設定された洗濯コースが風呂水
を使用する予約または夜間コースであるか否かを判断す
る(ステップB7)。この場合、予約または夜間コース
は、洗濯運転を静かに実行することが要望される洗濯コ
ース、即ち、静穏コースである。上記ステップB7にお
いて、予約または夜間コースであれば、ステップB7に
て「YES」へ進み、洗い行程用の給水運転における給
水ポンプ18のポンプモータ21の回転速度Nを500
0[rpm]に設定すると共に、すすぎ行程用の給水運
転における給水ポンプ18のポンプモータ21の回転速
度Nを3000[rpm]に設定する(ステップB
8)。
【0070】そして、上記したようにポンプモータ21
の回転速度Nを設定した後は、ステップB9へ進み、洗
い行程用の給水運転を開始するために、ポンプモータ2
1を上記設定した回転速度Nで回転するように通電制御
する。これにより、給水ポンプ18は、浴槽24内の水
を吸引すると共に注水ケース14内へ送出し、該注水ケ
ース14の開口部28aから回転槽3内へ給水するよう
になる。そして、制御装置32は、水位センサ11から
の検知信号を入力して、回転槽3内の水位が洗い運転用
の設定水位に達したか否かを判断する(ステップB1
0)。
【0071】ここで、回転槽3内の水位が設定水位に達
していない場合には、ステップB10にて「NO」へ進
み、給水ポンプ18による給水運転を続ける。この後、
回転槽3内の水位が設定水位に達した場合には、ステッ
プB10にて「YES」へ進み、ポンプモータ21を断
電し、給水ポンプ18による給水運転を停止する(ステ
ップB11)。
【0072】続いて、制御装置32は、洗濯用のモータ
5を通電駆動して撹拌体4を正逆回転させ、洗い運転を
実行するように構成されている(ステップB12)。そ
して、上記洗い運転が完了したら、回転槽3内の洗濯水
を排出すると共に、回転槽3を高速回転させて脱水する
(ステップB13)。次に、すすぎ行程(シャワーすす
ぎ運転)を実行する。具体的には、ステップB14にお
いて、シャワーすすぎ運転を開始すると共に、給水ポン
プ18のポンプモータ21を上記設定された回転速度N
で回転するように通電駆動する。
【0073】この後、シャワーすすぎ運転が完了したか
否かを判断し(ステップB15)、完了していない場合
には、ステップB15にて「NO」へ進み、給水ポンプ
18によるシャワーすすぎ運転用の給水運転を続けるよ
うになっている。一方、シャワーすすぎ運転が完了した
ら、ステップB15にて「YES」へ進み、脱水行程へ
移行するように構成されている。尚、上述した以外の第
5の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成と
なっている。
【0074】このような構成の第5の実施例によれば、
次のような作用効果を得ることができる。まず、使用者
によりスピードコースが設定された場合には、すすぎ行
程用の給水運転における給水ポンプ18のポンプモータ
21の回転速度Nが6000[rpm]に設定されて、
標準コースの場合よりも給水ポンプ18の給水流量が大
きくなる。このため、シャワーすすぎ運転の実行時間を
短縮したり、または実行回数を少なくしたりすることが
可能になり、標準コースに比べて洗濯運転全体の実行時
間を短縮することができる。しかも、このように構成し
ても、シャワーすすぎ運転時の給水流量が大きいから、
すすぎ性能を十分良好に保持することができる。
【0075】また、上記実施例では、使用者により節水
コースが設定された場合には、すすぎ行程用の給水運転
における給水ポンプ18のポンプモータ21の回転速度
Nが4000[rpm]に設定されて、標準コースの場
合よりも給水ポンプ18の給水流量が小さくなる。この
ため、シャワーすすぎ運転の実行時間並びに実行回数が
標準コースと同じに設定されている場合には、標準コー
スに比べてシャワーすすぎ運転時に使用する水量を少な
くすることができ、それだけ節水効果を高めることがで
きる。
【0076】更に、上記実施例では、使用者により予約
または夜間コースが設定された場合には、洗い行程用の
給水運転における給水ポンプ18のポンプモータ21の
回転速度Nが5000[rpm]に設定されると共に、
すすぎ行程用の給水運転における給水ポンプ18のポン
プモータ21の回転速度Nが4000[rpm]に設定
される。これにより、洗い行程用の給水運転及びすすぎ
行程用の給水運転において、標準コースの場合よりも給
水ポンプ18の回転速度Nが小さくなる。このため、給
水ポンプ18の運転騒音並びに給水時に発生する給水騒
音(水はね音等)を小さくすることができ、標準コース
に比べて洗濯運転を静かに実行することができる。
【0077】尚、上記第5の実施例においても、給水ポ
ンプ18による給水運転時に第1の実施例と同様にして
給水不良を検知すると共にその異常を報知するように構
成しても良い。また、給水不良を検知した後、その異常
を報知してから、自動的に水道水(給水弁17)による
給水運転に切り替えるように構成しても良い。
【0078】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、給水ポンプのモータの回転速度を可変制御可能な構
成とすると共に、給水ポンプにより給水される水の流量
を検知する構成とし、そして、洗い行程またはすすぎ行
程において給水ポンプにより洗濯槽内に給水する場合
に、給水の流量が各行程毎に設定された設定流量に等し
くなるように流量を制御する構成としたので、給水ポン
プによる給水の流量を設定流量(所望の流量)に設定で
き、給水ポンプを使用した場合の給水時間をほぼ一定に
することができると共に、給水ポンプを使用したシャワ
ーすすぎ運転を良好に実行することが可能となるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
(その1)
【図2】フローチャート(その2)
【図3】洗濯機及び浴槽の概略縦断側面図
【図4】注水ケースの斜視図
【図5】ブロック図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図4相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図3相当図
【図8】図1相当図
【図9】図2相当図
【図10】本発明の第4の実施例を示すフローチャート
【図11】本発明の第5の実施例を示すフローチャート
【符号の説明】
1は外箱、2は外槽、3は回転槽、4は撹拌体、7は排
水口、8は排水弁、10はエアトラップ、11は水位セ
ンサ、13は給水装置、14は注水ケース、17は給水
弁、18は給水ポンプ、21はポンプモータ、23はフ
ィルタ、24は浴槽、27は小室、28aは開口部、2
9は水位センサ、30はビニールチューブ、31は流量
検知手段、32は制御装置、35はブザー、42は水位
センサ、43は電極、49は給水ポンプ、50は送水ホ
ース、51は電源線、52はポンプモータ電源回路を示
す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の水槽内の水を吸い上げて洗濯槽内
    に給水する給水ポンプを備えて成る洗濯機において、 前記給水ポンプのモータの回転速度を可変制御する回転
    速度制御手段と、 前記給水ポンプにより給水される水の流量を検知する流
    量検知手段と、 洗い行程またはすすぎ行程において前記給水ポンプによ
    り前記洗濯槽内に給水する場合に、給水の流量が各行程
    毎に設定された設定流量に等しくなるように流量を制御
    する流量制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 外部の水槽内の水を吸い上げて洗濯槽内
    に給水する給水ポンプを備えて成る洗濯機において、 前記給水ポンプのモータの回転速度を可変制御する回転
    速度制御手段と、 前記洗濯槽内の布量を検知する布量検知手段と、 すすぎ行程において前記給水ポンプにより前記洗濯槽内
    に給水する場合に、布量に応じて前記モータの回転速度
    を設定する回転速度設定手段とを備えたことを特徴とす
    る洗濯機。
  3. 【請求項3】 外部の水槽内の水を吸い上げて洗濯槽内
    に給水する給水ポンプを備えて成る洗濯機において、 前記給水ポンプのモータの回転速度を可変制御する回転
    速度制御手段と、 短時間コースにおいて前記給水ポンプにより前記洗濯槽
    内に給水する場合に、 前記モータの回転速度を標準コースの回転速度よりも高
    く設定する回転速度設定手段とを備えたことを特徴とす
    る洗濯機。
  4. 【請求項4】 外部の水槽内の水を吸い上げて洗濯槽内
    に給水する給水ポンプを備えて成る洗濯機において、 前記給水ポンプのモータの回転速度を可変制御する回転
    速度制御手段と、 節水コースにおいて前記給水ポンプにより前記洗濯槽内
    に給水する場合に、前記モータの回転速度を標準コース
    の回転速度よりも低く設定する回転速度設定手段とを備
    えたことを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】 外部の水槽内の水を吸い上げて洗濯槽内
    に給水する給水ポンプを備えて成る洗濯機において、 前記給水ポンプのモータの回転速度を可変制御する回転
    速度制御手段と、 静穏コースにおいて前記給水ポンプにより前記洗濯槽内
    に給水する場合に、前記モータの回転速度を標準コース
    の回転速度よりも低く設定する回転速度設定手段とを備
    えたことを特徴とする洗濯機。
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