JPH09155094A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH09155094A
JPH09155094A JP7321436A JP32143695A JPH09155094A JP H09155094 A JPH09155094 A JP H09155094A JP 7321436 A JP7321436 A JP 7321436A JP 32143695 A JP32143695 A JP 32143695A JP H09155094 A JPH09155094 A JP H09155094A
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JP
Japan
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water
turbidity
washing
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JP7321436A
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English (en)
Inventor
Kinya Hayashi
欽也 林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風呂水など水道とは別の水源の水を使用して
洗濯をする場合に、その別の水源の水の濁度に影響され
ない、あるいはその別の水源の水の濁度を的確に把握し
た内容で、それら洗い又はすすぎの行程が実行できるよ
うにする。 【解決手段】 別の水源の水を使用して洗濯を行なうと
きに、水道水を先に供給し(ステップS1)、この水道
水の濁度を上記濁度検知手段により検知して(ステップ
S6)、その検知した水道水の濁度を基準に洗い又はす
すぎの行程を制御するようにした(ステップS20〜S
27)。又、検知した別の水源の水の濁度が所定の上限
濁度を超えていたときには水道水を供給するようにもし
た(ステップS7,S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風呂水など水道とは
別の水源の水を使用して洗濯をするのに適する洗濯機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、風呂水を
使用して洗濯をするのに適するものが供されている。こ
れには、例えば、風呂水を汲み上げるポンプを内蔵し、
この内蔵したポンプの運転を含む洗濯機の運転を洗濯機
の制御装置により制御するものと、同じく風呂水を汲み
上げるポンプを外部接続し、この接続したポンプの運転
を含む洗濯機の運転を同様に洗濯機の制御装置により制
御するものとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、風呂水
は風呂の使用経過状況によって濁度がまちまちであり、
その濁度に影響されて所期の洗濯効果がなかなか得られ
ないという問題点を有していた。又、特に風呂水の濁度
が大きい場合には、投入した洗剤の成分、中でも汚れを
包み込んで分離させる界面活性剤の働きが、風呂水に浮
遊する人体からの剥離物に多く及んで、洗濯物の汚れに
対しては不足し、この結果、洗濯物の洗濯効果が充分に
得られないという問題点を有していた。
【0004】更に、風呂水をすすぎに使用すると、風呂
水中の汚れが洗濯物に付着して、きれいに仕上がらない
という問題点を有していた。一方、それらに対して、風
呂水用のフィルタを具え、供給される風呂水をそのフィ
ルタで浄化するようにしたものもある。しかし、このフ
ィルタを具えたものは、フィルタ自体が高価であるのに
加えて、フィルタが捕獲した汚れで早期に目詰まりする
ため、頻繁に取換える必要があり、一層不経済となって
いた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、風呂水など水道とは別の水
源の水を使用して洗濯をする場合に、その別の水源の水
の濁度に影響されない、あるいはその別の水源の水の濁
度を的確に把握した内容で、洗い又はすすぎの行程が実
行できる洗濯機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機においては、第1に、風呂水など水
道とは別の水源の水を洗濯槽に供給することが可能なポ
ンプを制御する機能を有する制御手段を具えると共に、
上記洗濯槽に供給された水の濁度を検知する濁度検知手
段を具え、上記別の水源の水を使用して洗濯を行なうと
きに、水道水を先に供給し、この水道水の濁度を上記濁
度検知手段により検知して、その検知した水道水の濁度
を基準に洗い又はすすぎの行程を制御するようにしたこ
とを特徴とする。この第1の手段によれば、風呂水など
水道とは別の水源の水を使用して洗濯を行なうときに
も、洗い又はすすぎの行程は、水道水の濁度を基準にし
て制御される。
【0007】本発明の洗濯機においては、第2に、別の
水源の水を使用して洗濯を行なうときに、供給した別の
水源の水の濁度を濁度検知手段により検知し、この検知
した別の水源の水の濁度が所定の上限濁度を超えていた
ときに水道水を供給するようにしたことを特徴とする。
この第2の手段によれば、別の水源の水の濁度が大きい
ときに、水道水が加えられて、その清浄度が改善され
る。
【0008】本発明の洗濯機においては、第3に、別の
水源の水を使用して洗濯を行なうときに、供給した別の
水源の水の濁度を濁度検知手段により検知し、この検知
した別の水源の水の濁度と水道水の濁度とを比較して、
それらの差が大きいほど洗い行程の時間を長くするよう
にしたことを特徴とする。この第3の手段によれば、別
の水源の水の濁度が大きいときに、洗い行程がそれ相応
に長く行なわれて、洗濯物に機械力を長く与え、汚れの
分離を促進すると共に、投入した洗剤の中で風呂水に浮
遊した人体からの剥離物に及んだ残りの界面活性剤が洗
濯物へよく行き渡るようになる。
【0009】本発明の洗濯機においては、第4に、別の
水源の水を使用して洗濯を行なうときに、供給した別の
水源の水の濁度を濁度検知手段により検知し、この検知
した別の水源の水の濁度と水道水の濁度とを比較して、
それらの差が大きいほど洗い行程の水流強さを大きくす
るようにしたことを特徴とする。この第4の手段によれ
ば、別の水源の水の濁度が大きいときに、洗い行程がそ
れ相応に強く行なわれて、洗濯物に機械力を強く与え、
汚れの分離を促進すると共に、投入した洗剤の中で風呂
水に浮遊した人体からの剥離物に及んだ残りの界面活性
剤が洗濯物へよく行き渡るようになる。
【0010】本発明の洗濯機においては、第5に、別の
水源の水を使用して洗濯を行なうときに、供給した別の
水源の水の濁度を濁度検知手段により検知し、この検知
した別の水源の水の濁度が水道水の濁度に近い所定の下
限濁度以下であるときに、その別の水源の水をすすぎ行
程で使用するようにしたことを特徴とする。この第5の
手段によれば、別の水源の水の濁度が小さいときに、す
すぎ行程でもその別の水源の水を利用してできる。
【0011】本発明の洗濯機においては、第6に、すす
ぎ行程の最終すすぎに水道水を使用するようにしたこと
を特徴とする。この第6の手段によれば、別の水源の水
の濁度に関係なく、最終的にはすすぎが水道水で行なわ
れる。
【0012】本発明の洗濯機においては、第7に、別の
水源の水を使用して洗濯を行なうときに、供給した別の
水源の水の濁度を濁度検知手段により検知し、この検知
した別の水源の水の濁度が所定の上限濁度を超えていた
ときに、洗剤の追加を促す報知をするようにしたことを
特徴とする。この第7の手段によれば、別の水源の水の
濁度が大きいときに、洗剤の不足が使用者に知らしめら
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図4を参照して説明する。まず図2には
洗濯機1を示しており、概略的ではあるが、外槽2を内
設し、外槽2内に洗濯槽であり脱水槽でもある例えば多
孔状の内槽3を配設し、更に内槽3の内底部に洗濯用の
撹拌体4を配設している。外槽2の外下方部には駆動機
構5を配設しており、この駆動機構5によって、洗い及
びすすぎ時に内槽3を制止して撹拌体4を回転させ、脱
水時に内槽3を撹拌体4と共に回転させるようにしてい
る。
【0014】外槽2の底部には排水口6を形成してお
り、この排水口6部分に外槽2内の水位を検知する水位
センサ7の接続チューブ8を接続すると共に、濁度検知
手段である濁度センサ9を設けている。この濁度センサ
9は外槽2に供給された水の濁度を検知するもので、発
光素子例えば発光ダイオードと、受光素子例えばフォト
トランジスタの対向する組から成っている。更に、排水
口6には排水弁10を接続しており、この排水弁10に
排水ホース11を接続している。
【0015】一方、外槽2の外上方部には給水弁12と
ポンプ接続口13と設けており、そのうちの給水弁12
には家庭の水道栓14に接続した給水ホース15が接続
される。又、ポンプ接続口13にはポンプ16の送水ホ
ース17が接続される。ポンプ16は水道とは別の水源
例えば浴槽18内の風呂水中に浸漬されて該風呂水を汲
み上げるものであり、その電源は洗濯機1を通じて得る
ようにしている。
【0016】これらに対して、図3には洗濯機1に設け
た制御手段である制御装置19を示しており、例えばマ
イクロコンピュータから成っていて、コース選択スイッ
チやスタートスイッチを初めとした各種の操作スイッチ
から成るスイッチ入力部20より各種スイッチ信号が入
力され、前記水位センサ7より水位検知信号が入力され
る。
【0017】そして、それらの入力並びにあらかじめ記
憶された制御プログラムに基づいて、制御装置19は、
各種の表示素子から成る表示部21と、ブザー22、前
記給水弁12、前記駆動機構5の駆動源モータ23、前
記排水弁10、及び前記ポンプ16を駆動する駆動回路
24に駆動制御信号を与えるようになっている。なお、
駆動回路24からポンプ16へは、ポンプ16から洗濯
機1に外部接続する信号線で駆動制御信号を与えるよう
になっている。
【0018】そこで、以下には上記制御装置19の機能
に基づく作用について述べる。今、スイッチ入力部20
のコース選択スイッチにより「風呂水使用コース」が選
択されて、スタートスイッチが操作されたとすると、制
御装置19は図1に示すように作動を開始(スタート)
し、最初に給水弁12を開放させる(ステップS1)。
これにより、内槽3内には水道水が供給され、この供給
された水道水は内槽3内から外槽2内に至って、このと
き排水弁10が閉塞していることにより、排水口6部分
に溜まる。
【0019】これに対して、制御装置19は、上記ステ
ップS1の後に、水位センサ7が水位の上昇を検知した
か否かの判断をするもので(ステップS2)、上述のご
とく排水口6部分に水が溜まれば、その水位は上昇する
から、水位センサ7は水位の上昇を検知し、ステップS
2では水位の上昇を検知したとの判断がなされる。
【0020】ステップS2で水位の上昇を検知したとの
判断がなされれば、制御装置19は、給水弁12を閉塞
させ(ステップS3)、その後に、濁度センサ9による
水道水の濁度τ0 の検知をする(ステップS4)。図4
は濁度センサ9による濁度τの検知状況を表わしてお
り、濁度τは濁度センサ9から電圧Eで出力されるもの
で、濁度τが大きくなるに連れて出力電圧Eも大きくな
るようになっている。
【0021】この後、制御装置19は、ポンプ16を作
動させ(ステップS5)、これにより浴槽18から内槽
3内へ風呂水を供給させて、その後に、濁度センサ9に
よる風呂水の濁度τ1 の検知をし(ステップS6)、検
知後、検知した風呂水の濁度τ1 が所定の上限濁度τH
(図4参照)を超えているか否かの判断をする(ステッ
プS7)。
【0022】上記ステップS7で、風呂水の濁度τ1 が
所定の上限濁度τH を超えていると判断されれば、給水
弁12を開放させて内槽3内に水道水を供給させ(ステ
ップS8)、その後、水位センサ7による水位の検知結
果から外槽2内の水位が所定の水位に達したか否かの判
断をし(ステップS9)、所定の水位に達していない判
断されるうちはステップS6に戻る。
【0023】これに対して、ステップS7で、風呂水の
濁度τ1 が所定の上限濁度τH を超えていないと判断さ
れれば、給水弁12を閉塞させ(ステップS10)、更
に、ステップS9で、外槽2内の水位が所定の水位に達
したと判断されれば、ポンプ16を停止させ(ステップ
S11)、更に、給水弁12を閉塞させる(ステップS
12))。
【0024】この後、駆動機構5の駆動源モータ23を
作動させて撹拌体4を回転させる洗い行程をスタートさ
せ(ステップS13)、この洗い行程の設定された時間
の終了(ステップS14)後に、排水弁10を開放さ
せ、続いて駆動機構5の駆動源モータ23を作動させて
内槽3を回転させる排水・脱水を行なう(ステップS1
5)。
【0025】そして、脱水の設定された時間が終了した
か否かの判断をし(ステップS16)、終了したと判断
されれば、給水弁12を開放させて内槽3内に水道水を
供給させ(ステップS17)、更にその後、水位センサ
7による水位の検知結果から外槽2内の水位が所定の水
位に達したか否かの判断をし(ステップS18)、所定
の水位に達したと判断されたところで、給水弁12を閉
塞させ(ステップS19)、洗い行程同様に駆動機構5
の駆動源モータ23を作動させて撹拌体4を回転させる
すすぎ行程をスタートさせる(ステップS20)。
【0026】すすぎ行程スタート後、制御装置19は、
すすぎ回数のカウント値Nが3以上であるか否かの判断
をし(ステップS21)、3以上ではないと判断される
うちは、1回のすすぎについて設定された時間の終了
(ステップS22)後に、濁度センサ9によるすすぎ水
の濁度τ2 の検知をし(ステップS23)、検知後、検
知したすすぎ水の濁度τ2 が水道水の濁度τ0 近くであ
るか否かの判断をする(ステップS24)。
【0027】上記ステップS24で、すすぎ水の濁度τ
2 が水道水の濁度τ0 近くではないと判断されれば、す
すぎ回数のカウント値Nに「1」を加え(ステップS2
5)、その後にステップS15同様の排水・脱水を行な
い(ステップS26)、ステップS20に戻る。
【0028】そして、ステップS24で、すすぎ水の濁
度τ2 が水道水の濁度τ0 近くであると判断されれば、
駆動機構5の駆動源モータ23を作動させて内槽3を回
転させる脱水行程に進み(ステップS27)、すすぎ水
の濁度τ2 が水道水の濁度τ0 近くではないと判断され
るうちでも、ステップS21ですすぎ回数のカウント値
Nが3以上であると判断されれば、脱水行程に進んで、
それぞれ脱水行程の設定された時間の終了(ステップS
28)後に運転を終了(エンド)する。
【0029】このように本構成のものでは、風呂水を使
用して洗濯を行なうときにも、すすぎの行程は水道水の
濁度τ0 を基準にして制御するのであるから、風呂水の
濁度に影響されない内容ですすぎの行程が実行でき、所
期の洗濯効果を得ることができる。又、風呂水の濁度τ
1 が所定の上限濁度τH を超えて大きいときには、水道
水を加えるので、その清浄度を改善することができ、従
って、投入した洗剤の量に不足を来たすこともなく、洗
濯物の洗濯効果を充分に得ることができる。
【0030】以上に対して、図5は本発明の第2実施例
を示すもので、ステップS1〜S12は第1実施例同様
であるが、その後(ステップS13の前)に、ステップ
S6で検知した風呂水の濁度τ1 からステップS4で検
知した水道水の濁度τ0 を減じたものを更に所定の上限
濁度τH で除した値が0.4以下であるか否か、すなわ
ち、風呂水の濁度τ1 が所定の上限濁度τH の40
[%]以下であるか否かの判断をする(ステップS2
9)ものである。
【0031】このものの場合、上記ステップS29で、
検知した風呂水の濁度τ1 が所定の上限濁度τH の40
[%]以下であると判断されれば、ステップS13に進
むが、40[%]以下ではない(40[%]を超えてい
る)と判断されれば、更に、風呂水の濁度τ1 が所定の
上限濁度τH の70[%]以下であるか否かの判断をし
(ステップS30)、このステップS30で、70
[%]以下であると判断されれば、洗い行程の設定時間
を1[分]延長し(ステップS31)、70[%]以下
ではない(70[%]を超えている)と判断されれば、
洗い行程の設定時間を3[分]延長して(ステップS3
2)、要するに風呂水の濁度と水道水の濁度との差が大
きいほど洗い行程の時間を長く設定し、その後にそれぞ
れステップS13に進む。ステップS13以降は第1実
施例同様である。
【0032】このものによれば、風呂水の濁度τ1 が所
定の上限濁度τH の40[%]を超えているときに、洗
い行程がその超えた程度に応じ長い時間行なわれ、洗濯
物に機械力をそれ相応に長く与えるから、汚れの分離を
促進できると共に、投入した洗剤の中で風呂水に浮遊し
た人体からの剥離物に及んだ残りの界面活性剤の洗濯物
への行き渡りもよくできる。よって、この場合にも、洗
濯物の洗濯効果を充分に得ることができる。
【0033】図6は本発明の第3実施例を示すもので、
この場合も、ステップS12の後(ステップS13の
前)にステップS29、S30を経て、そのステップS
30で、検知した風呂水の濁度τ1 が所定の上限濁度τ
H の70[%]以下であると判断されれば、洗い行程に
おいて短時間のオンオフを繰返すモータ23のそのオン
時間を0.2[秒]長くし(ステップS33)、70
[%]以下ではない(70[%]を超えている)と判断
されれば、同モータ23のオン時間を0.5[秒]長く
して(ステップS34)、要するに風呂水の濁度と水道
水の濁度との差が大きいほど洗い行程の撹拌体4が生成
する水流の強さを大きくし(モータ23のオン時間が長
いほど水流は強くなる)、その後にそれぞれステップS
13に進む。ステップS13以降は第1実施例同様であ
る。
【0034】このものによれば、風呂水の濁度τ1 が所
定の上限濁度τH の40[%]を超えているときに、洗
い行程がその超えた程度に応じ水流を強めて行なわれ、
洗濯物に機械力をそれ相応に強く与えるから、上述同
様、汚れの分離を促進できると共に、投入した洗剤の中
で風呂水に浮遊した人体からの剥離物に及んだ残りの界
面活性剤の洗濯物への行き渡りもよくできる。よって、
この場合にも、洗濯物の洗濯効果を充分に得ることがで
きる。
【0035】図7は本発明の第4実施例を示すもので、
この場合も、ステップS1〜S12は第1実施例同様
で、ステップS12の後(ステップS13の前)に風呂
水の濁度τ1 が所定の下限濁度τL (図4参照)以下で
あるか否かの判断をする(ステップS35)ものであ
る。
【0036】このものの場合、ステップS35で、検知
した風呂水の濁度τ1 が所定の下限濁度τL 以下ではな
いと判断されれば、すすぎ行程で水道水を使用する設定
をし(ステップS36)、所定の下限濁度τL 以下であ
ると判断されれば、すすぎ行程で風呂水を使用する設定
をする(ステップS37)。
【0037】しかして、ステップS36の後にはステッ
プS13に進むが、ステップS37の後にはステップS
13〜S16同様のステップS38〜S41を経、その
後に、ポンプ16を作動させ(ステップS42)、これ
により浴槽18から内槽3内へ風呂水を供給させて、そ
の後に、水位センサ7による水位の検知結果から外槽2
内の水位が所定の水位に達したか否かの判断をし(ステ
ップS43)、所定の水位に達したと判断されたところ
で、ポンプ16を停止させる(ステップS44)。
【0038】この後は、ステップS20同様のステップ
S45を経、その後に、すすぎ回数のカウント値Nが2
以上であるか否かの判断をし(ステップS46)、2以
上ではないと判断されるうちは、ステップS22〜26
同様のステップS47〜S51を経る。そして、ステッ
プS46ですすぎ回数のカウント値Nが2以上であると
判断されたときと、ステップS49ですすぎ水の濁度τ
2 が水道水の濁度τ0近くであると判断されたときに
は、ステップS17〜S19同様のステップS52〜S
54を経て内槽3内に水道水を供給させ、その後、ステ
ップS20(ステップS45)同様に3回目(最終)の
すすぎ行程をスタートさせ(ステップS55)、ステッ
プS22(ステップS50)同様の3回目のすすぎにつ
いて設定された時間の終了(ステップS56)後に、ス
テップS27の脱水行程に進む。
【0039】このものによれば、風呂水の濁度τ1 が所
定の下限濁度τL 以下であるときに、すすぎ行程までそ
の風呂水を利用してできるので、水道水の使用をより節
減することができる。又、そのすすぎ行程で風呂水を利
用するときにも、最終すすぎでは水道水を使用するよう
にしているので、別の水源の水の濁度に関係なく、最終
的にはすすぎを水道水で行なうことができ、よって、風
呂水中の汚れを洗濯物に付着させることなくきれいに仕
上げることができる。
【0040】図8及び図9は本発明の第5実施例を示す
もので、この場合も、ステップS1〜S12は第1実施
例同様で、ステップS12の後(ステップS13の前)
に、ステップS6で検知した風呂水の濁度τ1 が所定の
上限濁度τH を超えているか否かの判断をする(ステッ
プS57)ものである。
【0041】このものの場合、上記ステップS57で、
検知した風呂水の濁度τ1 が所定の上限濁度τH を超え
ていないと判断されれば、ステップS13に進むが、所
定の上限濁度τH を超えていると判断されれば、洗剤の
追加を促す報知をする(ステップS58)。この洗剤の
追加を促す報知は、具体的には、例えば図9に示す操作
・表示パネル25の洗剤追加表示部26を連続発光ある
いは断続発光させることにより行なう。なお、この場合
にブザー22をそれに代えて、あるいはそれと共に作動
させるようにしても良い。
【0042】このものによれば、風呂水の濁度τ1 が所
定の上限濁度τH を超えているときに、洗剤の不足を使
用者に知らしめ得るもので、それに応じて、洗剤を補充
することにより、洗剤の量に不足を来たすこともなく、
洗濯物の洗濯効果を充分に得ることができる。
【0043】このほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例にのみ限定されるものではなく、特に、風呂水
で例示した水道とは別の水源の水は、風呂水以外に例え
ば井戸水や適当に溜めた水等であっても良いなど、要旨
を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機によれば、水道
とは別の水源の水を使用して洗濯を行なうときにも、す
すぎの行程は水道水の濁度を基準にして制御するのであ
るから、風呂水の濁度に影響されない内容ですすぎの行
程が実行でき、所期の洗濯効果を得ることができる。
【0045】請求項2の洗濯機によれば、水道とは別の
水源の水を使用して洗濯を行なうときに、その別の水源
の水の濁度が所定の上限濁度を超えて大きいときには、
水道水を加えるので、その清浄度を改善することがで
き、従って、投入した洗剤の量に不足を来たすこともな
く、洗濯物の洗濯効果を充分に得ることができる。
【0046】請求項3の洗濯機によれば、水道とは別の
水源の水を使用して洗濯を行なうときに、その別の水源
の水の濁度と水道水の濁度との差が大きいほど洗い行程
の時間を長くするから、洗い行程が別の水源の水の濁度
に応じた時間行なわれ、洗濯物に機械力をそれ相応に長
く与え得るから、汚れの分離を促進できると共に、投入
した洗剤の中で風呂水に浮遊した人体からの剥離物に及
んだ残りの界面活性剤の洗濯物への行き渡りもよくでき
て、洗濯物の洗濯効果を充分に得ることができる。
【0047】請求項4の洗濯機によれば、水道とは別の
水源の水を使用して洗濯を行なうときに、その別の水源
の水の濁度と水道水の濁度との差が大きいほど洗い行程
の水流強さを大きくするから、洗い行程が別の水源の水
の濁度に応じた水流強さで行なわれ、洗濯物に機械力を
それ相応に強く与え得るから、上述同様、汚れの分離を
促進できると共に、投入した洗剤の中で風呂水に浮遊し
た人体からの剥離物に及んだ残りの界面活性剤の洗濯物
への行き渡りもよくできて、洗濯物の洗濯効果を充分に
得ることができる。
【0048】請求項5の洗濯機によれば、水道とは別の
水源の水を使用して洗濯を行なうときに、その別の水源
の水の濁度が所定の下限濁度以下であるときに、すすぎ
行程までその風呂水を利用してできるので、水道水の使
用をより節減することができる。
【0049】請求項6の洗濯機によれば、上述のすすぎ
行程で風呂水を利用するときにも、最終すすぎでは水道
水を使用するようにしているので、別の水源の水の濁度
に関係なく、最終的にはすすぎを水道水で行なうことが
でき、よって、風呂水中の汚れを洗濯物に付着させるこ
となくきれいに仕上げることができる。請求項7の洗濯
機によれば、風呂水の濁度が所定の上限濁度を超えてい
るときに、洗剤の不足を使用者に知らしめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す「風呂水使用コー
ス」のフローチャート
【図2】洗濯機周りの概略構成図
【図3】制御装置周りの概略構成図
【図4】濁度センサの濁度検知状況を表わした図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1部分相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す図1部分相当図
【図7】本発明の第4実施例を示す図1部分相当図
【図8】本発明の第5実施例を示す図1部分相当図
【図9】操作・表示パネルの平面図
【符号の説明】
3は内槽(洗濯槽)、9は濁度センサ(濁度検知手
段)、12は給水弁、14は水道栓、16はポンプ、1
8は浴槽、19は制御装置(制御手段)、22はブザー
(報知手段)、25は操作・表示パネル、26は洗剤追
加表示部を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風呂水など水道とは別の水源の水を洗濯
    槽に供給することが可能なポンプを制御する機能を有す
    る制御手段を具えると共に、前記洗濯槽に供給された水
    の濁度を検知する濁度検知手段を具え、前記別の水源の
    水を使用して洗濯を行なうときに、水道水を先に供給
    し、この水道水の濁度を前記濁度検知手段により検知し
    て、その検知した水道水の濁度を基準に洗い又はすすぎ
    の行程を制御するようにしたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 別の水源の水を使用して洗濯を行なうと
    きに、供給した別の水源の水の濁度を濁度検知手段によ
    り検知し、この検知した別の水源の水の濁度が所定の上
    限濁度を超えていたときに水道水を供給するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 別の水源の水を使用して洗濯を行なうと
    きに、供給した別の水源の水の濁度を濁度検知手段によ
    り検知し、この検知した別の水源の水の濁度と水道水の
    濁度とを比較して、それらの差が大きいほど洗い行程の
    時間を長くするようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 別の水源の水を使用して洗濯を行なうと
    きに、供給した別の水源の水の濁度を濁度検知手段によ
    り検知し、この検知した別の水源の水の濁度と水道水の
    濁度とを比較して、それらの差が大きいほど洗い行程の
    水流強さを大きくするようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 別の水源の水を使用して洗濯を行なうと
    きに、供給した別の水源の水の濁度を濁度検知手段によ
    り検知し、この検知した別の水源の水の濁度が水道水の
    濁度に近い所定の下限濁度以下であるときに、その別の
    水源の水をすすぎ行程で使用するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 すすぎ行程の最終すすぎに水道水を使用
    するようにしたことを特徴とする請求項5記載の洗濯
    機。
  7. 【請求項7】 別の水源の水を使用して洗濯を行なうと
    きに、供給した別の水源の水の濁度を濁度検知手段によ
    り検知し、この検知した別の水源の水の濁度が所定の上
    限濁度を超えていたときに、洗剤の追加を促す報知をす
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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