JPH0838784A - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

脱水兼用洗濯機

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JPH0838784A
JPH0838784A JP6175140A JP17514094A JPH0838784A JP H0838784 A JPH0838784 A JP H0838784A JP 6175140 A JP6175140 A JP 6175140A JP 17514094 A JP17514094 A JP 17514094A JP H0838784 A JPH0838784 A JP H0838784A
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washing
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Yoshimi Hashimoto
好美 橋本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、脱水すすぎ行程の時間過剰および
水使用量の無駄を防止する。 【構成】 制御回路30は、光センサ29による検出結
果(濁度「大」、「中」、「小」、「ごく小」のいずれ
か)に応じ、脱水すすぎ行程の程実行回数と実行時間と
給水時間とを変更する。これにて、脱水すすぎ行程の時
間短縮および水使用量の削減を良好に図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯水の濁度を検出す
る濁度検出手段を備えた脱水兼用洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より脱水兼用洗濯機においては、脱
水すすぎ行程を行なうようにしたものがある。この脱水
すすぎ行程は、周知のように、洗剤洗い行程等の後に洗
濯物の洗剤分を効果的に除去すべくなされるものであ
り、その行程内容は、洗濯物が収容された脱水槽を回転
させつつその内部に水を供給し、その後給水を止めて脱
水槽を回転させるようになっている。これにて、洗濯物
内に水が滲み込むと共に、脱水槽の回転遠心力にて、洗
剤分を含んだ水が洗濯物から振り切られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものにおいては、脱水すすぎ行程が、予め定められた一
定の脱水すすぎ行程モード(実行時間や実行回数が一
定)にて実行されており、その脱水すすぎ行程モード
は、すすぎ効果不足を来すことがないような実行時間あ
るいは実行回数に設定されているため、脱水すすぎ行程
について時間過剰を来したり、あるいは水使用量が無駄
に多くなることもあり、脱水すすぎ効率が悪く、洗濯効
果があまり上がらないといった問題がある。
【0004】また、洗濯物の汚れ量に対して洗剤が不足
することがあるが、不足したか否かを判断する手段がな
く、洗剤が不足したままで通常の洗濯が実行されると洗
濯効果があまり上がらないという問題もあった。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、脱水すすぎ効率の向上を図
って洗濯効果の向上を図るところにあり、第2の目的は
洗剤量が不足か否かを判断して洗剤量が不足である場合
でも極力洗濯効果の向上を図るところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに、第1の手段は、洗濯水の濁度を検出する濁度検出
手段と、脱水槽内への給水と該脱水槽の回転とにより洗
濯物をすすぐところの脱水すすぎ行程を制御する脱水す
すぎ行程制御手段と、前記濁度検出手段による検出結果
に応じて前記脱水すすぎ行程の行程モードを変更する脱
水すすぎ行程モード変更手段とを含んで構成されている
(請求項1の発明)。
【0007】第2の手段は、第1の手段において、脱水
すすぎ行程モード変更手段が、検出された濁度が大きい
ほど脱水すすぎ行程の実行回数を多くするようになって
いるところに特徴を有する(請求項2の発明)。
【0008】第3の手段は、第1の手段において、脱水
すすぎ行程モード変更手段が、検出された濁度が大きい
ほど脱水すすぎ行程の実行時間を長くするようになって
いるところに特徴を有する(請求項3の発明)。
【0009】第4の手段は、第1の手段において、脱水
すすぎ行程モード変更手段が、検出された濁度が大きい
ほど脱水すすぎ行程における給水時間を長くするように
なっているところに特徴を有する(請求項4の発明)。
【0010】第2の目的を達成するために、第5の手段
は、洗濯水の濁度を検出する濁度検出手段と、この濁度
検出手段により検出された濁度の変化度合いが小さいと
きには、漬け置き行程を有する洗濯コースを選択して実
行し、漬け置き行程を有しない洗濯コースを選択して実
行する選択手段とを含んで構成される(請求項5の発
明)。
【0011】第6の手段は、第5の手段において、選択
手段が、漬け置き行程を有する洗濯コースを実行する場
合には、濁度の変化度合いが小さいほど漬け置き行程の
実行時間を長くするようになっているところに特徴を有
する(請求項6の発明)。
【0012】
【作用】脱水すすぎ行程が常に一定の行程モードにて実
行される場合では、洗濯水の濁度が小さい場合に、脱水
すすぎ行程で使用する水の量が過剰であることが多く、
また脱水すすぎ行程の時間も、その濁度に対してはかな
り長いものとなってしまう。
【0013】しかるに第1の手段においては、洗濯水の
濁度を検出し、その検出結果に応じて脱水すすぎ行程の
行程モードを変更するから、脱水すすぎ行程の時間過剰
および水使用量の無駄といった不具合を解消することが
可能となる。この場合、第2の手段においては、脱水す
すぎ行程モード変更手段が、検出された濁度が大きいほ
ど脱水すすぎ行程の実行回数を多くするようになってい
るから、脱水すすぎ行程の時間短縮、水使用量の削減を
良好に図ることができる。
【0014】第3の手段においては、脱水すすぎ行程モ
ード変更手段が、検出された濁度が大きいほど脱水すす
ぎ行程の実行時間を長くするようになっているから、脱
水すすぎ行程の時間短縮、水使用量の削減を良好に図る
ことができる。第4の手段においては、脱水すすぎ行程
モード変更手段が、検出された濁度が大きいほど脱水す
すぎ行程における給水時間を長くするようになっている
から、脱水すすぎ行程の時間短縮、水使用量の削減を良
好に図ることができる。
【0015】洗濯物の汚れ量に対して洗剤量が不足して
いるか否かは、洗濯水の濁度の変化度合いによって判断
することが可能である。すなわち、洗剤量が不足気味で
あると、洗濯水への汚れの出ぐあいが少なくなる。
【0016】しかして、第5の手段においては、この濁
度検出手段により検出された濁度の変化度合いが小さい
ときには、漬け置き行程を有する洗濯コースを選択して
実行し、検出された濁度の変化度合いが大きいときに
は、漬け置き行程を有しない洗濯コースを選択して実行
するから、漬け置き行程を有する洗濯コースを実行する
ことで、その漬け置き行程により汚れを落としやすく
し、もって、洗剤量が不足気味でも洗濯効果の向上が図
れるようになる。
【0017】第6の手段において、選択手段が、漬け置
き行程を有する洗濯コースを実行する場合には、濁度の
変化度合いが小さいほど漬け置き行程の実行時間を長く
するようになっているから、洗剤量の不足度合いに応じ
て、漬け置き行程の実行時間が長くなって洗濯効果がさ
らに向上する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例につき図1ない
し図6を参照しながら説明する。まず図2には脱水兼用
洗濯機全体の構成を示しており、外箱1内に桶2を弾性
吊持機構3(一部のみ図示)により支持して配設し、桶
2内に洗い槽兼脱水槽たる回転槽4を配設している。
又、回転槽4内には底部に撹拌体5を配設しており、そ
の下方の桶2外に、桶2内及び回転槽4内から排水する
ための排水弁6及び排水ホース7を配設すると共に、モ
ータ8を主体とする駆動機構9を配設し、この駆動機構
9により、洗い及びためすすぎ時に回転槽4を制止して
撹拌体5を回転させ、脱水すすぎ及び脱水時に回転槽4
を撹拌体5と共に回転させるようにしている。
【0019】上記回転槽4は、バランスリング10を装
着した上部にのみ脱水孔11を有していて、バランスリ
ング10とその上部との間の隙間を通して脱水孔11か
ら脱水するようになっている。又、それに対し、桶2の
上部には平リング状の桶カバー12を装着しており、こ
の桶カバー12に内蓋13を後部の支軸14により上下
回動可能に枢支し、桶カバー12内の開口部を開閉する
ようにしている。従って、内蓋13は回転槽4の上方部
に位置するものであり、閉鎖状態でその回転槽4の上方
を覆うようになっている。
【0020】内蓋13の周囲部の一部である後部の中央
には、凹状部15を形成している。この凹状部15は、
底部が前部から後部にかけて漸次低くなる斜面状を成し
ており、その最低部である後部に通水孔16を多数形成
し、該凹状部15を通水部として機能させるようにして
いる。なお、この凹状部15の開放上面部には、通水孔
16の上方部分を除いて該凹状部15の開放上面部を覆
う凹状部カバー17を装着しており、また、内蓋13の
前部には開蓋操作用のハンドル18を設けている。
【0021】更に、内蓋13及び桶カバー12の上方に
はトップカバー19を装着しており、このトップカバー
19に外蓋20を設けると共に、内蓋13の凹状部15
の後上方に位置してそこから凹状部15内に向け給水す
る給水弁21を主体とした給水装置22を設けている。
またトップカバー19の前部には、図3に示すような操
作パネル23を設けており、これには、コース選択スイ
ッチ24a、お好みすすぎスイッチ24b,洗い時間設
定スイッチ24c、スタートスイッチ24d等を含むス
イッチ入力部24を設けていると共に、表示部25等を
設けている。
【0022】回転槽4の下部には、通水孔26が形成さ
れており、この通水孔26は前記桶2の底部に形成され
た通水路27を介して前記排水弁6に連通されている。
回転槽4内に貯水されたときには、その水は、この通水
路27まで溜められるが、桶2には溜められない。な
お、排水時には、回転槽4内の水がこの通水孔26およ
び通水路27、排水弁6、排水ホース7を経て排出され
る。また、脱水時には、回転槽4の脱水孔11から桶2
内に出た水は、桶2の底部に形成された排水口28から
図示しない連絡管を介して前記排水ホース7へ通されて
外部に排出されるようになっている。
【0023】しかして、上記通水路27には、濁度検出
手段としての光センサ29が配設されている。この光セ
ンサ29は、図4に示すように発光素子29aと受光素
子29bとを有して構成されており、この各素子29
a,29b間を洗濯水が通り得るようになっている。従
って、洗濯水の濁度をこの光センサ29により検出でき
るようになっている。
【0024】次に電気的構成について述べる。図1にお
いて、制御回路30はマイクロコンピュータおよび各種
A/D変換器等を含んで構成されている。この制御回路
30には、スイッチ入力部24からスイッチ信号が入力
されると共に、前記外蓋20の開閉に応動する蓋スイッ
チ31より蓋開閉信号が入力され、更に、前記回転槽4
内の水位を検知する水位センサ32より水位検知信号が
入力されると共に、前記光センサ29からの濁度検出信
号が入力されるようになっている。
【0025】しかして、制御回路30は、上述の各入力
並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づい
て、図6に示すように、前記給水弁21、モータ8、及
び排水弁6を駆動回路32を介して駆動制御すると共
に、表示部25を駆動制御するようになっている。
【0026】さて、上記制御回路30は、脱水すすぎ行
程制御手段、脱水すすぎ行程モード変更手段として機能
すると共に、選択手段として機能するものであり、ま
ず、脱水すすぎ行程制御手段および脱水すすぎ行程モー
ド変更手段の制御内容について図6を参照して述べる。
図6に示すフローチャートは、例えば「標準」の洗濯コ
ースが設定されてスタートスイッチ24dが操作された
ときにスタートする。制御回路30は、まず洗濯物量判
定処理を実行する(ステップS1)。この洗濯物量判定
処理は、回転槽4内に水を供給する前に、モータ8を所
定の通断電パターンにて通断電し、そのときのモータ8
の回転数あるいはモータ8が有するランニングコンデン
サの端子間電圧等のモータ特性示す信号Sm(図1参
照)を読み込み、この検出結果に応じて、洗濯物量を例
えば「洗濯物量多」、「洗濯物量中」、「洗濯物量やや
少」、「洗濯物量少」の4段階のいずれに判定する。
【0027】そして、この判定結果に応じて給水水位を
決定する(ステップS2)。この場合、上述の各洗濯物
量のランクに応じて水位「高」、水位「中」、水位
「低」、水位「少量」をそれぞれ決定する。この後、こ
の水位にて洗い行程を実行する(ステップS3)。これ
が終了すると、ステップS4に示すように、排水行程を
実行すると共に、光センサ29から濁度検出結果(検出
信号)を読み込む。次いで、濁度検出結果に応じて、脱
水すすぎ行程を初めとして他の行程も制御する。この場
合、濁度レベルは、「大」、「中」、「小」および「ご
く小」の4レベルのいずれかとなる。まず、濁度が
「大」である場合(ステップS5の「YES」)、第1
脱水行程を「3分」にて実行する(ステップS8)。こ
の脱水行程は、モータ8を駆動して回転槽4を一方向へ
高速回転させることを行なう。
【0028】次に脱水すすぎ行程を実行する(ステップ
S9ないしステップS14)。この脱水すすぎ行程は、
注水脱水運転と脱水運転とからなるものであり、今、ス
テップS9の注水脱水運転とステップS10の脱水運転
とで一回の脱水すすぎ行程とされている。従って、この
場合、ステップS9とステップS10とで第1回目の脱
水すすぎ行程が、ステップS11とステップS12とで
第2回目の脱水すすぎ行程が、そしてステップS13と
ステップS14とで第3回目の脱水すすぎ行程が、それ
ぞれ実行されるようになっている。図5には、この脱水
すすぎ行程におけるモータ8の駆動状況、給水弁21の
通断電状況(開閉状況)、回転槽4の回転状況を示して
いる。
【0029】同図から分かるように、第1回目の脱水す
すぎ行程における注水脱水運転では、給水弁21を通電
して開放させると共に、モータ8を低速駆動して回転槽
4を低速回転(例えば100r.p.m )にて駆動する。こ
の注水脱水運転の実行時間換言すると給水時間は1分で
ある。そして次の脱水運転においては、給水弁21を断
電して閉鎖すると共に、モータ8を高速駆動して回転槽
4を高速回転(例えば1000r.p.m )にて駆動する。
この脱水運転の実行時間は2分であり、従って第1回目
の脱水すすぎ行程の実行時間は3分である。この後、1
0秒間モータ8を断電した後、第2回目の脱水すすぎ行
程を第1回目の脱水すすぎ行程と同様に実行し、さらに
10秒間モータ8を断電した後、第3回目の脱水すすぎ
行程を第1回目の脱水すすぎ行程と同様に実行する。
【0030】しかして、各脱水すすぎ行程における注水
脱水運転では、回転槽4内に給水されることにより、該
回転槽4内の洗濯物に水が滲み込み、そして次の脱水運
転により回転槽4が高速回転することによりその内部の
洗濯物から水が振り切られる。これにより洗濯物中の洗
剤分が有効に除去される。
【0031】この後、ステップS15に示すように、た
めすすぎ行程が所定時間実行される。このためすすぎ行
程は、回転槽4内に貯水した状態で、撹拌体5を回転さ
せることを行なう。次いで、最終の脱水行程を所定時間
実行して(ステップS16)洗濯を終了する。
【0032】一方、濁度が「中」である場合(ステップ
S6の「YES」)には、ステップS17ないしステッ
プS23の行程制御が実行される。この場合、上述の濁
度「大」のとき(ステップS8ないしステップS16)
と異なる部分について述べると、第1脱水行程(ステッ
プS17)は、実行時間が1.5分とされる。脱水すす
ぎ行程は2回実行されるようになっており(ステップS
18、ステップS19、ステップS20およびステップ
S21)、各脱水すすぎ行程において、注水脱水運転は
0.5分(30秒)とされ、脱水運転は1分とされてい
る。
【0033】さらに、濁度が「小」である場合(ステッ
プS7の「YES」)には、ステップS24ないしステ
ップS30の行程制御が実行される。この場合、前述の
濁度「大」のとき(ステップS8ないしステップS1
6)と異なる部分について述べると、第1脱水行程(ス
テップS24)は、実行時間が1分とされる。そして、
脱水すすぎ行程は2回実行されるようになっており(ス
テップS25、ステップS26、ステップS27および
ステップS28)、各脱水すすぎ行程において、注水脱
水運転は0.5分とされ、脱水運転も0.5分とされて
いる。
【0034】また、濁度が「ごく小」である場合(ステ
ップS7の「NO」)には、ステップS31ないしステ
ップS35の行程制御が実行される。この場合、前述の
濁度「大」のとき(ステップS8ないしステップS1
6)と異なる部分について述べると、第1脱水行程(ス
テップS31)は、実行時間が1分とされる。そして、
脱水すすぎ行程は1回実行されるようになっており(ス
テップS32およびステップS33)、この脱水すすぎ
行程において、注水脱水運転は0.5分とされ、脱水運
転も0.5分とされている。
【0035】このような本実施例によれば、洗濯水の濁
度を検出し、その検出結果に応じて脱水すすぎ行程の行
程モードを変更するから、検出された濁度に応じた行程
モードとすることができ、脱水すすぎ行程の時間過剰お
よび水使用量の無駄といった不具合を解消することがで
き、脱水すすぎ効率が向上する。
【0036】特に本実施例においては、検出された濁度
が大きいほど脱水すすぎ行程の実行回数を多くするか
ら、検出された濁度に応じた実行回数とすることができ
て、脱水すすぎ行程の時間短縮および水使用量の削減を
良好に図ることができる。
【0037】また、検出された濁度が大きいほど脱水す
すぎ行程の実行時間も長くするから、これによっても脱
水すすぎ行程の時間短縮および水使用量の削減を良好に
図ることができ、さらに、検出された濁度が大きいほど
脱水すすぎ行程における給水時間も長くするから、これ
によっても脱水すすぎ行程の時間短縮および水使用量の
削減を良好に図ることができる。
【0038】次に、制御回路30における選択手段とし
ての制御内容について述べる。図7のフローチャート
は、例えば「大物」洗濯コースが設定されてスタートス
イッチ24dが操作されたときにスタートする。なお、
洗剤は予め回転槽4内に投入されている。まず、ステッ
プG1においては、洗い行程を3分間実行すると共に濁
度の変化度合いを検出する。すなわち、回転槽4内に所
定量給水した上で、撹拌体5を所定モードで3分間駆動
する。このとき、図8に示すように、上述の撹拌体5の
開始時点T0で、初期濁度たる検出電圧V(この電圧V
は濁度の大きさと反比例する)を読み込み、所定時間こ
の場合上述した3分経過時点T1で再度検出電圧Vを読
み込み、その変化度合いが小さいほど、すなわち、上記
3分経過後の検出電圧Vが大きいほど、汚れ量に対して
洗剤量が不足していると判断できるものである。
【0039】しかして、ステップG2において、変化度
合いが大きいこと(検出電圧VはVc以下であるこ
と)、すなわち洗剤量が「適量以上」であることが判断
されると、漬け置き行程を有しない洗濯コースが実行さ
れる。この洗濯コースはステップG3の洗い行程と、ス
テップG4の脱水すすぎ行程とステップG5の脱水行程
とを有している。
【0040】また、ステップG6にて変化度合いがやや
大きいこと(検出電圧VはVc超でVb以下であるこ
と)、すなわち洗剤量が「やや不足」であることが判断
されると、漬け置き行程を有する洗濯コースが実行され
る。この洗濯コースは、ステップG7に示すところの実
行時間10分の漬け置き行程と、前述のステップG3の
洗い行程と、ステップG4の脱水すすぎ行程とステップ
G5の脱水行程とを有している。上記漬け置き行程で
は、撹拌体5を比較的長い休止期間をおいて間欠的に駆
動することを繰り返すようになっている。これにより、
洗剤がやや不足気味でも洗濯物の汚れが落ちやすくな
る。
【0041】さらにまた、ステップG8にて変化度合い
がやや小さいこと(検出電圧VはVb超でVa以下であ
ること)、すなわち洗剤量が「不足」であることが判断
されると、漬け置き行程を有する洗濯コースが実行され
る。この洗濯コースは、ステップG9に示すところの実
行時間15分の漬け置き行程と、前述のステップG3の
洗い行程と、ステップG4の脱水すすぎ行程とステップ
G5の脱水行程とを有している。上記漬け置き行程の実
行時間が長いことにより、洗剤が不足気味でも洗濯物の
汚れが落ちやすくなる。
【0042】さらには、ステップG8にて変化度合いが
小さいこと(検出電圧VはVa超であること)、すなわ
ち洗剤量が「かなり不足」であることが判断されると、
漬け置き行程を有する洗濯コースが実行される。この洗
濯コースは、ステップG10に示すところの実行時間2
5分の漬け置き行程と、前述のステップG3の洗い行程
と、ステップG4の脱水すすぎ行程とステップG5の脱
水行程とを有している。上記漬け置き行程の実行時間が
さらに長いことにより、洗剤がかなり不足気味でも洗濯
物の汚れが落ちやすくなる。
【0043】このような本実施例によれば、この光セン
サ29により検出された濁度の変化度合いが小さいとき
には、漬け置き行程を有する洗濯コースを選択して実行
し、濁度の変化度合いが大きいときには、漬け置き行程
を有しない洗濯コースを選択して実行するから、漬け置
き行程を有する洗濯コースを実行することで、その漬け
置き行程により汚れを落としやすくし、もって、洗剤量
が不足気味でも洗濯効果の向上を図ることができる。
【0044】特に、漬け置き行程を有する洗濯コースを
実行する場合には、濁度の変化度合いが小さいほど該漬
け置き行程の実行時間を長くするから、洗剤量の不足度
合いが大きいほど、漬け置き行程の実行時間が長くなっ
て洗濯効果をさらに向上することができる。
【0045】なお、上記実施例では、脱水槽として上部
のみに脱水孔11を有する回転槽4を備えた脱水兼用洗
濯機を例示したが、本発明の第2の実施例としてして示
す図9のように、周壁に多数の脱水孔41を形成した脱
水槽としての回転槽42を備えた脱水兼用洗濯機にも適
用できるものである。この場合、桶43の底部に濁度検
出手段としての光センサ44を設ければ良い。また、上
記実施例では、脱水すすぎ行程の実行回数、実行時間お
よび給水時間の三者を変更するようにしたが、そのうち
の一つのみあるいは適宜の二つを変更するようにしても
良い。また、洗剤不足が検出されたときには報知手段に
よる報知を行なうようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、洗濯水の濁度を検出し、その検出結果に応じて脱
水すすぎ行程の行程モードを変更するから、検出された
濁度に応じた行程モードとすることができ、脱水すすぎ
行程の時間過剰および水使用量の無駄といった不具合を
解消することができ、脱水すすぎ効率が向上する。
【0047】請求項2の発明によれば、洗濯水の濁度を
検出し、検出された濁度が大きいほど脱水すすぎ行程の
実行回数を多くするから、検出された濁度に応じた実行
回数とすることができて、脱水すすぎ行程の時間短縮お
よび水使用量の削減を良好に図ることができる。
【0048】請求項3の発明によれば、洗濯水の濁度を
検出し、検出された濁度が大きいほど脱水すすぎ行程の
実行時間も長くするから、検出された濁度に応じた実行
時間とすることができて、脱水すすぎ行程の時間短縮お
よび水使用量の削減を良好に図ることができる。
【0049】請求項4の発明によれば、洗濯水の濁度を
検出し、検出された濁度が大きいほど脱水すすぎ行程に
おける給水時間も長くするから、検出された濁度に応じ
た給水時間とすることができて、脱水すすぎ行程の時間
短縮および水使用量の削減を良好に図ることができる。
【0050】請求項5の発明によれば、この濁度検出手
段により検出された濁度の変化度合いが小さいときに
は、漬け置き行程を有する洗濯コースを選択して実行
し、検出された濁度の変化度合いが大きいときには、漬
け置き行程を有しない洗濯コースを選択して実行するか
ら、洗剤量が不足気味でも洗濯効果の向上が図れるよう
になる。
【0051】請求項6の発明によれば、漬け置き行程を
有する洗濯コースを実行する場合に、濁度の変化度合い
が小さいほど漬け置き行程の実行時間を長くするように
なっているから、洗剤量の不足度合いに応じて、漬け置
き行程の実行時間が変更されて洗濯効果をさらに向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気的構成のブロ
ック図
【図2】脱水兼用洗濯機の縦断側面図
【図3】操作パネルの正面図
【図4】光センサ部分の側面図
【図5】モータの駆動状況と給水弁の開閉状況と回転槽
の回転数の変化状況とを示す図
【図6】制御内容のフローチャート
【図7】制御内容のフローチャート
【図8】洗剤量と濁度と関係を示す図
【図9】本発明の第2の実施例を示す脱水兼用洗濯機の
縦断側面図
【符号の説明】
4は回転槽(脱水槽)、5は撹拌体、21は給水弁、2
7は通水路、29は光センサ(濁度検出手段)、30は
制御回路(脱水すすぎ行程制御手段、脱水すすぎ行程モ
ード変更手段)、42は回転槽(脱水槽)、44は光セ
ンサ(濁度検出手段)を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯水の濁度を検出する濁度検出手段
    と、 脱水槽内への給水と該脱水槽の回転とにより洗濯物をす
    すぐところの脱水すすぎ行程を制御する脱水すすぎ行程
    制御手段と、 前記濁度検出手段による検出結果に応じて前記脱水すす
    ぎ行程の行程モードを変更する脱水すすぎ行程モード変
    更手段とを備えてなる脱水兼用洗濯機。
  2. 【請求項2】 脱水すすぎ行程モード変更手段は、検出
    された濁度が大きいほど脱水すすぎ行程の実行回数を多
    くするようになっていることを特徴とする請求項1記載
    の脱水兼用洗濯機。
  3. 【請求項3】 脱水すすぎ行程モード変更手段は、検出
    された濁度が大きいほど脱水すすぎ行程の実行時間を長
    くするようになっていることを特徴とする請求項1記載
    の脱水兼用洗濯機。
  4. 【請求項4】 脱水すすぎ行程モード変更手段は、検出
    された濁度が大きいほど脱水すすぎ行程における給水時
    間を長くするようになっていることを特徴とする請求項
    1記載の脱水兼用洗濯機。
  5. 【請求項5】 洗濯水の濁度を検出する濁度検出手段
    と、 この濁度検出手段により検出された濁度の変化度合いが
    小さいときには、漬け置き行程を有する洗濯コースを選
    択して実行し、検出された濁度の変化度合いが大きいと
    きには、漬け置き行程を有しない洗濯コースを選択して
    実行する選択手段とを備えてなる脱水兼用洗濯機。
  6. 【請求項6】 選択手段は、漬け置き行程を有する洗濯
    コースを実行する場合には、濁度の変化度合いが小さい
    ほど漬け置き行程の実行時間を長くするようになってい
    ることを特徴とする請求項5記載の脱水兼用洗濯機。
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