JP3113151B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3113151B2
JP3113151B2 JP06163796A JP16379694A JP3113151B2 JP 3113151 B2 JP3113151 B2 JP 3113151B2 JP 06163796 A JP06163796 A JP 06163796A JP 16379694 A JP16379694 A JP 16379694A JP 3113151 B2 JP3113151 B2 JP 3113151B2
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laundry
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潔 岡崎
公彦 中村
高行 平野
雅宏 今井
嘉幸 牧野
悟 松本
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯物が収容された回
転槽内への給水を行うと共にその回転槽を高速回転させ
る脱水すすぎ行程の実行を可能とした洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機においては、洗い,すすぎ,脱水
の行程を順に実行することにより洗濯を行うように構成
されるが、すすぎ行程の態様として、従来から一般に行
われている洗濯槽内で洗濯物を水没させた状態で撹拌体
を回転させる「ためすすぎ」に加えて、近年では、洗濯
物が収容された回転槽を低速回転させながら給水し、そ
の後給水を止めて回転槽を高速回転させる「脱水すす
ぎ」の実行を可能としたものがある。この脱水すすぎ行
程の実行により、ためすすぎだけの場合に比べて節水を
図ることができ、また、すすぎ時間の短縮も図ることが
できる。
【0003】ところで、洗濯機において回転槽を回転さ
せるにあたっては、洗濯物が偏って収容されていること
等に起因するアンバランス回転が問題となる。そこで、
例えば洗濯機本体に回転槽の振れが大きいときにオン動
作するアンバランス検知スイッチを設け、このアンバラ
ンス検知スイッチが1回でもオンすれば、アンバランス
回転と判断し、行程を中断してアンバランスの修正処理
(回転槽へ給水して洗濯物をほぐす処理など)を行うよ
うになっている。この場合、このようなアンバランス回
転の検出は、脱水行程の実行時はもとより、上記した脱
水すすぎ行程の実行時にも行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、回転槽のアンバランス回転の検出を、脱
水行程及び脱水すすぎ行程において同様に行っていたた
め、次のような不都合が生じていた。
【0005】即ち、アンバランス回転は、洗濯物やその
含水量の偏り等に起因して回転槽の重心が回転軸から偏
心することにより生ずるのであるが、脱水行程実行時に
おいては、回転開始時において重心の多少の偏心があっ
て回転槽が振れることがあっても、すぐに回転数が上昇
し、この回転数の上昇につれて回転槽の振れが次第に小
さくなっていわば自然消滅するような現象が起こる。従
って、回転槽の振れがある程度大きいときに、アンバラ
ンス検知スイッチがオン動作するように設定されてい
る。
【0006】これに対し、脱水すすぎ行程実行時におい
ても、初期において回転槽の重心に多少の偏心があって
も、回転数が上昇するにつれてその振れは自然消滅する
ようになる。ところが、脱水すすぎ行程実行時にあって
は、その初期に給水が行われるために、洗濯物の含水量
に槽内の位置によって不均等が起りやすく、しかも初期
は回転槽が低速回転されるために、本来回転数を上げて
いけば自然消滅するような振れであっても、その振れが
脱水行程の場合に比べて大きく且つ長く続くことにな
る。
【0007】このため、脱水すすぎ行程におけるアンバ
ランス回転の検出を、脱水行程実行時と同様の条件で行
うと、本来回転数を上げていけば自然消滅するような振
れであってもアンバランス回転と判定されてしまうこと
が多く起り、これにより、修正の必要がない場合でも徒
にアンバランス修正を行ってしまい、ひいては、使用す
る水の量が多くなると共に時間が長くなり、脱水すすぎ
行程の本来のメリットが失われてしまうことになる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、脱水すすぎ行程の実行を可能としたも
のにあって、脱水すすぎ行程における回転槽のアンバラ
ンス回転の検出を的確に行うことができる洗濯機を提供
するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の洗濯
機は、洗濯物が収容された回転槽内への給水を行うと共
にその回転槽を高速回転させる脱水すすぎ行程と、回転
槽を高速回転させる脱水行程との実行を可能としたもの
であって、回転槽のアンバランス回転を検出するアンバ
ランス回転検出手段と、このアンバランス回転検出手段
の脱水すすぎ行程実行時における検出感度を、脱水行程
実行時における検出感度よりも低くする感度変更手段と
を具備するところに特徴を有するものである。
【0010】この場合、前記アンバランス回転検出手段
を、回転槽の振れにより動作するスイッチの動作回数が
判定基準回数に達したことによってアンバランス回転を
検出するように構成すると共に、感度変更手段を、脱水
すすぎ行程実行時の判定基準回数を脱水行程実行時にお
ける判定基準回数よりも多くするように構成することが
できる(請求項2の発明)。
【0011】そして、上記請求項1の洗濯機において、
回転槽に収容された洗濯物の布質を検出する布質検出手
段を設けると共に、この布質検出手段の検出した布質に
応じて、布質がごわごわの場合には脱水すすぎ行程実行
時におけるアンバランス回転検出手段の検出感度を低く
変化させるように構成しても良い(請求項3の発明)。
また、回転槽に収容された洗濯物の量を検出する布量検
出手段を設けると共に、この布質検出手段の検出した布
量に応じて、布量が少ない場合には脱水すすぎ行程実行
時におけるアンバランス回転検出手段の検出感度を低く
変化させるように構成することもできる(請求項4の発
明)。あるいは、回転槽に収容された洗濯物の量及び布
質を検出する検出手段を設けると共に、この検出手段の
検出した布量及び布質に応じて、布量が少ない場合及び
布質がごわごわの場合には脱水すすぎ行程実行時におけ
るアンバランス回転検出手段の検出感度を低く変化させ
るように構成しても良い(請求項5の発明)。
【0012】
【作用】回転槽のアンバランス回転は、洗濯物や含水量
の偏り等に起因して回転槽の重心が回転中心から偏心す
ることにより起こる。この場合、多少の偏心であれば、
低速回転時に回転槽に振れが生じても、回転槽の回転数
が上がるに伴いその振れがいわば自然消滅されてアンバ
ランス回転とはならずに乗切ることができる現象が起こ
る。脱水すすぎ行程実行時にあっては、回転数を上げて
いけば乗切ることができる振れであっても、脱水行程の
場合に比べてその振れが大きく且つ長く続く事情があ
る。
【0013】本発明の請求項1の洗濯機によれば、感度
変更手段により、脱水すすぎ行程実行時におけるアンバ
ランス回転検出手段の検出感度を、脱水行程実行時にお
ける検出感度よりも低くするようにしたので、脱水すす
ぎ行程にあって本来回転数を上げていけば自然消滅する
ような回転槽の振れである場合に、アンバランス回転と
判定されてしまうことを未然に防止することができ、的
確なアンバランス回転の検出を行うことができる。
【0014】この場合、アンバランス回転検出手段を、
回転槽の振れにより動作するスイッチの動作回数が判定
基準回数に達したことによってアンバランス回転を検出
するように構成すると共に、感度変更手段を、脱水すす
ぎ行程実行時の判定基準回数を脱水行程実行時における
判定基準回数よりも多くするように構成すれば(請求項
2の発明)、簡単な構成でアンバランス回転を検出する
ことができると共に、検出感度の変更を容易に行うこと
ができる。
【0015】また、一方では、回転槽に収容された洗濯
物の布質や布量が、アンバランス回転の起こりやすさに
影響を与える事情がある。そこで、上記請求項1の洗濯
機において、回転槽に収容された洗濯物の布質を検出す
る布質検出手段を設けると共に、この布質検出手段の検
出した布質に応じて、布質がごわごわの場合には脱水す
すぎ行程実行時におけるアンバランス回転検出手段の検
出感度を低く変化させるように構成したり(請求項3の
発明)、また、回転槽に収容された洗濯物の量を検出す
る布量検出手段を設けると共に、この布量検出手段の検
出した布量に応じて、布量が少ない場合には脱水すすぎ
行程実行時におけるアンバランス回転検出手段の検出感
度を低く変化させるように構成したり(請求項4の発
明)、あるいは、回転槽に収容された洗濯物の量及び布
質を検出する検出手段を設けると共に、この検出手段の
検出した布量及び布質に応じて、布量が少ない場合及び
布質がごわごわの場合には脱水すすぎ行程実行時におけ
るアンバランス回転検出手段の検出感度を低く変化させ
るように構成すれば(請求項5の発明)、より一層緻密
で的確なアンバランス回転の検出を行うことができるよ
うになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を全自動洗濯機に適用した一実
施例(請求項1,2,5に対応)について、図1乃至図
7を参照して説明する。まず、図5は本実施例に係る全
自動洗濯機の概略構成を示し、ここで、ほぼ矩形箱状を
なす外箱1内には、外槽2が弾性吊持機構3を介して設
けられている。さらに、前記外槽2内には、図示しない
洗濯物が収容される洗い槽兼脱水槽としての回転槽4が
設けられ、この回転槽4の内底部に水流生成用の撹拌体
(パルセータ)5が設けられている。
【0017】前記外槽2の外底部には、例えば誘導モー
タからなるモータ6が設けられていると共に、そのモー
タ6の回転力がベルト7を介して伝達され前記回転槽4
及び撹拌体5を回転駆動する機構部8が設けられてい
る。詳しい説明は省略するが、これらモータ6及び機構
部8により、洗い行程及びためすすぎ行程においては、
前記撹拌体5が正逆回転されるようになっており、脱水
行程及び後述する脱水すすぎ行程においては、前記回転
槽4が撹拌体5と共に回転されるようになっている。
尚、詳しい説明は省略するが、前記モータ6の回転軸部
分には、該モータ6の回転数を検出するための回転セン
サ9(図4参照)が設けられている。この回転センサ9
は、後述するように布量検出手段及び布質検出手段の一
部を構成するようになっている。
【0018】また、外槽2の底部には、前記回転槽4内
からの排水を行うための排水路10が設けられ、この排
水路10に、排水弁11を介して排水ホース12が接続
されている。さらに、外槽2の底部には、該外槽2から
の排水を行うための排水口13が設けられ、図示はしな
いが、この排水口13は前記排水ホース12(前記排水
弁11より下流の位置)に接続されている。
【0019】一方、前記回転槽4の上端部には、バラン
スリング14が装着されると共に、そのバランスリング
14との間を通して脱水時に回転槽4からの水の排出を
行うための脱水孔15が形成されている。また、前記外
槽2の上端部にはリング状の桶カバー16が設けられ、
この桶カバー16にその開口部を開閉する内蓋17が設
けられている。この内蓋17には、後部側に位置して、
多数個の通水孔18aを有する凹状部18が形成されて
いる。
【0020】そして、前記外箱1の上端部には、トップ
カバー19が設けられている。このトップカバー19に
は、洗濯物出入口が形成されていると共に、その洗濯物
出入口を開閉するための蓋(いずれも図示せず)が設け
られている。また、その蓋の開閉状態を検出するための
蓋スイッチ20(図4にのみ図示)が設けられている。
さらに、このトップカバー19の後部側部分には、前記
凹状部18の通水孔18aから前記回転槽4内に給水を
行うための給水弁21等からなる給水機構22が設けら
れている。
【0021】さらに、前記トップカバー19の前部側部
分には、上面に位置して図示しない操作パネルが設けら
れていると共に、その裏面側に位置してマイコン等から
なる制御装置23が設けられている。前記操作パネルに
は、図4に示すように、電源スイッチ24、使用者が洗
濯運転に関する各種の設定や指示を行うための各種キー
スイッチ25、使用者に対して時間や必要な情報等を表
示する表示部26等が設けられている。
【0022】図4は、前記制御装置23を中心とした電
気的構成を概略的に示している。ここで、制御装置23
には、交流電源27及び直流定電圧回路28を介して駆
動用電源が与えられるようになっていると共に、電圧検
知回路29からの検知信号が入力されるようになってい
る。そして、制御装置23には、前記蓋スイッチ20,
回転センサ9,各種キースイッチ25,回転槽4内の洗
濯液の濁度を検出する濁度センサ30,回転槽4内の水
位を検出する水位センサ31からの信号が入力されるよ
うになっている。さらに、制御装置23には、後述する
アンバランス検出スイッチ32からの信号が入力される
ようになっている。
【0023】制御装置23は、上記した各種の入力信号
に基づき、ROMに記憶された運転プログラム等に従っ
て、駆動回路33を介して前記モータ6,給水弁21,
排水弁11等を制御し、もって、洗い,すすぎ,脱水等
の行程からなる洗濯運転を実行するようになっている。
また、制御装置23は、前記表示部26を制御して必要
な表示を行うようになっている。
【0024】このとき、本実施例では、例えば「標準コ
ース」の洗濯運転を行うにあたっては、図6に示すよう
な行程が順に実行されるようになっている。即ち、ま
ず、「洗い」の行程においては、所定水位までの給水が
行われ、洗濯物が洗濯液に水没した状態で撹拌体5を正
逆回転させる洗いが実行される。次に、「すすぎ1」の
行程では、排水が行われて中間脱水が行われた後、2回
の脱水すすぎが実行される。
【0025】この脱水すすぎの行程は、図7に示すよう
にして実行される。即ち、まず給水弁21が開放されて
給水されながら、モータ6が低速回転されて回転槽4が
低速回転(例えば100rpm)される。この状態が、
例えば1分間続いた後、給水が停止されると共に、モー
タ6が高速回転されて回転槽4が高速回転(例えば10
00rpm)される。この状態が例えば2分間続いて停
止され、10秒間の停止後、再び同様の行程(2回目)
が実行されるのである。尚、この行程では、排水弁11
は開放されている。
【0026】このように脱水すすぎの行程が終了する
と、次に「すすぎ2」の行程が実行される。この行程で
は、まず、所定水位までの給水が行われ、この後洗濯物
が水没した状態で撹拌体5を正逆回転させるためすすぎ
が実行される。最後に「脱水」の行程が実行される。こ
の脱水の行程では、まず排水が行われた後、回転槽4が
高速回転されて脱水が行われ、これにて、洗濯運転が終
了するのである。
【0027】尚、後の作用説明でも述べるように、上記
洗い運転を開始するにあたって、前記回転センサ9を用
いた布量検知動作及び布質判定動作が実行されるように
なっている。そして、その結果に基づいて、上記洗い行
程やためすすぎ行程における水位や実行時間,水流の強
さ等が自動設定されるようになっている。この場合、水
位に関しては検出された布量に応じて設定されるように
なっている。
【0028】さて、このように構成された洗濯機には、
前記脱水行程実行時及び脱水すすぎ行程実行時における
回転槽4のアンバランス回転を検出するためのアンバラ
ンス回転検出手段が設けられている。本実施例では、前
記アンバランス検出スイッチ32と制御装置23とから
アンバランス回転検出手段が構成されるようになってい
る。
【0029】前記アンバランス検出スイッチ32は、図
5に示すように、前記トップカバー19内に設けられた
例えばマイクロスイッチからなり、レバー34により動
作されるようになっている。このレバー34は、ほぼL
字状に折曲がった形状をなし、その角部にて揺動可能に
支持されていると共に、その下部が前記外箱1と外槽2
との間を下方に延びている。これにて、回転槽4のアン
バランス回転(横振れ)に伴って外槽2が振れると、外
槽2がレバー34の下部に当接して該レバー34を矢印
A方向に揺動させ、もってアンバランス検出スイッチ3
2がオン動作されるようになっているのである。尚、レ
バー34は、ばね力により図示の位置(反矢印A方向)
に付勢されている。
【0030】このアンバランス検出スイッチ32のオン
信号は、前記制御装置23に入力される。制御装置23
は、前記脱水行程実行時及び脱水すすぎ行程実行時にお
いて、そのアンバランス検出スイッチ32のオン動作の
回数をカウントし、その回数が判定基準回数ANに達し
たことによってアンバランス回転と判断するようになっ
ている。このとき、後の作用説明にて詳述するように、
制御装置23は、そのソフトウエア的構成により、脱水
すすぎ行程実行時における判断基準回数ANを、脱水行
程実行時における判断基準回数ANよりも多くするよう
になっている。従って、制御装置23が、アンバランス
回転検出手段の脱水すすぎ行程実行時における検出感度
を、脱水行程実行時における検出感度よりも低くする感
度変更手段として機能するのである。
【0031】さらに、これも後述するように、本実施例
では、制御装置23は、前記回転センサ9を用いて検出
された洗濯物の布量(水位)及び布質に応じて、脱水す
すぎ行程実行時におけるアンバランス回転検出手段の検
出感度(判断基準回数AN)を変化させるように構成さ
れている。
【0032】次に、上記構成の作用について、図1乃至
図3も参照して説明する。まず、図2のフローチャート
は、洗いの行程における制御手順を示している。使用者
が洗濯物(及び洗剤)を回転槽4に収容し、洗濯運転の
開始操作を行うと、まずステップS1にて、回転槽4に
収容された洗濯物の布量(重量)を検出する動作が実行
される。詳しい説明は省略するが、この布量検出動作
は、布量に応じて撹拌体5の回転負荷が変化することを
利用するもので、回転槽4内への未給水の状態で、撹拌
体5を所定の短時間だけ回転させ、その際のモータ6の
回転数を検出することにより行われる。
【0033】ステップS2では、検出された回転数を予
め設定されたしきい値を比較することにより、布量が判
定されるのである。この場合、布量は、「多」,
「中」,「やや少」,「少」の4段階にて判定され、そ
の4段階がそのまま設定水位(「高」,「中」,
「低」,「少量」)とされ、さらにその布量に基づいて
洗い時間などの行程が設定されるのである。そして、こ
のときには、布量を示す変数JDに、「多」のとき1、
「中」のとき2、「やや少」のとき3、「少」のとき4
が夫々代入されるようになっている。
【0034】このようにして洗濯物量の判定が行われる
と、ステップS3にて給水弁21が開放されて給水動作
が開始され、水位センサ31により設定された水位まで
の給水が行われたことが検知されると(ステップS4に
てYes)、給水が停止される(ステップS5)。
【0035】そして、次のステップS6では、布質検出
動作が実行される。これも詳しい説明は省略するが、こ
の布質検出動作は、撹拌体5を間欠的に回転させ、夫々
の通電時におけるモータ6の回転数を検出することによ
り行われる。ステップS7では、それら回転数のばらつ
きの程度がどれくらいかを求めることにより布質が判定
されるのである。この場合、布質は「しなやか」,「標
準」,「ごわごわ」の3通りに判定され、その結果に基
づいて水流の強さなどが設定されると共に、布質を示す
変数NDに、「しなやか」のとき1、「標準」のとき
2、「ごわごわ」のとき3が夫々代入されるようになっ
ている。
【0036】この後、設定された時間や水流の強さに基
づいて洗い行程が実行され(ステップS8)、設定時間
が経過することにより、洗いの行程が終了する(ステッ
プS9)。
【0037】さて、図1のフローチャートは、洗い行程
の後に実行される脱水すすぎ行程及び脱水行程の実行時
におけるアンバランス回転の検出を中心とした制御手順
を示すものである。上述のように、回転槽4のアンバラ
ンス回転の検出は、回転槽4(外槽2)の振れに伴うア
ンバランス検出スイッチ32のオン動作の回数をカウン
トし、その回数が判定基準回数ANに達したことによっ
て判断されるようになっている。
【0038】まず、ステップS11〜S13では、脱水
行程実行時における判定基準回数ANが、布量(水位)
に応じて設定される。即ち、上記した布量を示す変数J
Dが、1あるいは2(水位が「高」あるいは「中」)で
あるときには(ステップS11にてYes)、判定基準
回数ANが1に設定される(ステップS12)。一方、
変数JDが、3あるいは4(水位が「低」あるいは「少
量」)であるときには(ステップS11にてNo)、判
定基準回数ANが2に設定される(ステップS13)。
これは、布量が少い(軽い)ときの方が、回転槽4の振
れが比較的起りやすいことに対応したものである。
【0039】ここで、実際の行程とは前後するが、脱水
の行程においては(ステップS14にてYes)、回転
槽4を高速回転させる脱水運転が実行されるのであるが
(ステップS15)、このとき、前記アンバランス検出
スイッチ32の動作信号が常時監視され(ステップS1
6)、オン動作の回数が上記した判定基準回数ANに達
すると、アンバランス回転と判断されるのである。従っ
て、水位が「高」あるいは「中」のときには、アンバラ
ンス検出スイッチ32が1回でもオン動作すれば即座に
アンバランス回転と判断され、水位が「低」あるいは
「少量」のときには、アンバランス検出スイッチ32の
オン動作が2回起って初めてアンバランス回転と判断さ
れるようになっている。
【0040】アンバランス回転が検出されると(ステッ
プS16にてYes)、ステップS17にて、アンバラ
ンス修正動作が行われる。この修正動作は、回転槽4の
回転を停止し、設定水位までの給水を行い、撹拌体5を
回転させることにより行われ、これにて洗濯物がほぐさ
れるようになるのである。この後、排水が行われて再び
脱水行程が初めから実行されるようになっている。アン
バランス回転が検出されずに、所定の脱水時間が経過す
ることにより(ステップS18にてYes)、脱水行程
が終了するのである(ステップS19)。
【0041】一方、脱水すすぎの行程にあっては(ステ
ップS20にてYes)、ステップS21にて、判定基
準回数ANが変更されるようになっている。この変更
は、上記した布質を示す変数NDを用いて、AN×(N
D+1)の式により行われるようになっている。図3は
この際の判定基準回数ANの値を水位及び布質別に表形
式にして示しており、これにて、脱水すすぎ行程実行時
におけるアンバランス回転検出の検出感度が、脱水行程
実行時における検出感度よりも低くされ、これに加え
て、布量及び布質に応じて検出感度が変更されるように
なっているのである。この場合、布質による検出感度の
変更は、ごわごわの洗濯物の方が、比較的水の抜けが悪
く、回転槽4のアンバランス状態が長く継続することに
対応したものである。
【0042】このようにして判定基準回数ANが変更さ
れた状態で脱水すすぎ運転が実行され(ステップS2
2)、このとき、上記脱水運転時と同様に、前記アンバ
ランス検出スイッチ32の動作信号が常時監視され(ス
テップS23)、オン動作の回数が上記した判定基準回
数ANに達すると、アンバランス回転と判断されるので
ある。具体例をあげれば、例えば水位が「高」で且つ布
質が「しなやか」の場合には、アンバランス検出スイッ
チ32のオン動作が2回起ってアンバランス回転と判断
され、例えば水位が「低」で且つ布質が「ごわごわ」で
あるときには、アンバランス検出スイッチ32が8回オ
ン動作して初めてアンバランス回転と判断されるように
なっている。
【0043】ここで、洗濯物の偏り等に起因して回転槽
4の重心に多少の偏心がある場合、低速回転時に回転槽
4に振れが生じても、その後回転槽4の回転数が上がる
に伴いその振れがいわば自然消滅されてアンバランス回
転とはならずに乗切ることができる現象が起こる。脱水
すすぎ行程実行時にあっては、回転数を上げていけば乗
切ることができる振れであっても、脱水行程の場合に比
べて大きく且つ長く続く事情がある。そこで、上記のよ
うに検出感度を、脱水行程実行時よりも低くするように
したので、本来回転数を上げていけば自然消滅するよう
な回転槽4の振れである場合には、アンバランス回転と
判定されてしまうことを未然に防止することができ、的
確なアンバランス回転の検出を行うことができるのであ
る。
【0044】そして、もし回転槽4の回転数を上げてい
っても乗り切ることができないようなアンバランス回転
が検出された場合には(ステップS23にてYes)、
図6にも示すように、回転槽4の回転が停止され、すす
ぎの行程自体が、脱水すすぎからためすすぎに変更され
(ステップS24)、以降の行程が実行される(ステッ
プS25)。この場合、アンバランス回転検出時に変更
される行程は、図6に示す通りである。ここでは、上述
したようなアンバランスの修正動作(ステップS17)
はためすすぎと同じ動作であるため、そのままためすす
ぎの行程に変更するようにしているが、上記ステップS
17と同様の動作を行った後に、再び脱水すすぎを行う
ように構成することもできる。
【0045】アンバランス回転が検出されずに(ステッ
プS23にてNo)、所定時間の脱水すすぎの行程が行
われると(ステップS26にてYes)、脱水すすぎの
行程が終了し(ステップS27)、次の行程(図6の例
ではすすぎ2の行程)に進むのである。
【0046】このように本実施例によれば、脱水すすぎ
行程実行時にあっては、本来回転数を上げていけば自然
消滅するような振れが脱水行程の場合に比べて大きく且
つ長く続く事情の下、回転槽4のアンバランス回転の検
出感度を、脱水行程実行時よりも低くするようにしたの
で、従来のような修正の必要がない場合でも徒にアンバ
ランス修正を行ってしまい、ひいては、使用する水の量
が多くなると共に時間が長くなる虞のあったものと異な
り、的確なアンバランス回転の検出を行うことができ
る。この結果、ためすすぎだけの場合に比べて節水及び
すすぎ時間の短縮化を図ることができるという脱水すす
ぎのメリットを十分に得ることができるものである。
【0047】そして、本実施例では、回転槽4の振れに
より動作するアンバランス検出スイッチ32の動作回数
が判定基準回数ANに達したことによってアンバランス
回転を検出するように構成すると共に、その判定基準回
数ANを変更することにより検出感度を変更するように
構成したので、簡単な構成でアンバランス回転を検出す
ることができると共に、検出感度の変更を容易に行うこ
とができるという利点を得ることができるものである。
【0048】さらに、特に本実施例では、回転槽4に収
容された洗濯物の布量及び布質を検出し、その布量及び
布質に応じて、脱水すすぎ行程実行時におけるアンバラ
ンス回転検出手段の検出感度を変化させるように構成し
たので、より一層緻密で的確なアンバランス回転の検出
を行うことができるものである。
【0049】尚、上記実施例では、布量及び布質に応じ
て脱水すすぎ行程実行時におけるアンバランス回転検出
の検出感度を変化させるようにしたが、図8に示す本発
明の他の実施例のように、布量により検出感度を変更し
て、布質は検出感度の変更の対象としないように構成す
ることも可能である。また、上記実施例では、ステップ
S21にて、判定基準回数ANを算出するようにした
が、図3や図8に示すようなデータテーブルを予め記憶
しておくように構成しても良い。
【0050】さらに、上記実施例では、アンバランス回
転検出手段としてアンバランス検出スイッチ32を採用
したが、例えば振動センサ等を用いてアンバランス回転
を検出するように構成しても良い。この場合、感度を変
更する方法としても、判定基準回数ANを変更する以外
でも、レバー34の位置を変更するなど様々な手段を採
用することができる。その他、本発明は要旨を逸脱しな
い範囲内で、適宜変更して実施し得るものである。
【0051】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
によれば、次のような優れた効果を奏するものである。
即ち、本発明の請求項1の洗濯機によれば、脱水すすぎ
行程の実行を可能としたものにあって、回転槽のアンバ
ランス回転を検出するアンバランス回転検出手段と、こ
のアンバランス回転検出手段の脱水すすぎ行程実行時に
おける検出感度を、脱水行程実行時における検出感度よ
りも低くする感度変更手段とを具備するので、脱水すす
ぎ行程における回転槽のアンバランス回転の検出を的確
に行うことができる。
【0052】この場合、アンバランス回転検出手段を、
回転槽の振れにより動作するスイッチの動作回数が判定
基準回数に達したことによってアンバランス回転を検出
するように構成すると共に、感度変更手段を、脱水すす
ぎ行程実行時の判定基準回数を脱水行程実行時における
判定基準回数よりも多くするように構成すれば(請求項
2の洗濯機)、簡単な構成でアンバランス回転を検出す
ることができると共に、検出感度を変更を容易に行うこ
とができる。
【0053】また、上記請求項1の洗濯機において、回
転槽に収容された洗濯物の布質を検出する布質検出手段
を設けると共に、この布質検出手段の検出した布質に応
じて、布質がごわごわの場合には脱水すすぎ行程実行時
におけるアンバランス回転検出手段の検出感度を低く変
化させるように構成したり(請求項3の洗濯機)、ま
た、回転槽に収容された洗濯物の量を検出する布量検出
手段を設けると共に、この布量検出手段の検出した布量
に応じて、布量が少ない場合には脱水すすぎ行程実行時
におけるアンバランス回転検出手段の検出感度を低く変
化させるように構成したり(請求項4の洗濯機)、ある
いは、回転槽に収容された洗濯物の量及び布質を検出す
る検出手段を設けると共に、この検出手段の検出した布
量及び布質に応じて、布量が少ない場合及び布質がごわ
ごわの場合には脱水すすぎ行程実行時におけるアンバラ
ンス回転検出手段の検出感度を低く変化させるように構
成すれば(請求項5の洗濯機)、より一層緻密で的確な
アンバランス回転の検出を行うことができるようになる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、脱水すすぎ及
び脱水行程における処理手順を示すフローチャート
【図2】洗い行程における処理手順を示すフローチャー
【図3】脱水行程及び脱水すすぎ行程における判定基準
回数ANの値を示す図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】洗濯機の全体構成を示す縦断側面図
【図6】洗濯運転の行程を示す図
【図7】脱水すすぎ行程における給水弁とモータとの関
係を示す図
【図8】本発明の他の実施例における図3相当図
【符号の説明】
図面中、2は外槽、4は回転槽、5は撹拌体、6はモー
タ、9は回転センサ、21は給水弁、23は制御装置、
32はアンバランス検出スイッチ、34はレバーを示
す。
フロントページの続き (72)発明者 平野 高行 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社 東芝 愛知工場内 (72)発明者 今井 雅宏 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社 東芝 愛知工場内 (72)発明者 牧野 嘉幸 名古屋市西区名西二丁目33番10号 東芝 エー・ブイ・イー株式会社 名古屋事業 所内 (72)発明者 松本 悟 名古屋市西区名西二丁目33番10号 東芝 エー・ブイ・イー株式会社 名古屋事業 所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 41/00 D06F 33/02 D06F 49/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物が収容された回転槽内への給水を
    行うと共にその回転槽を高速回転させる脱水すすぎ行程
    と、前記回転槽を高速回転させる脱水行程との実行を可
    能とした洗濯機において、 前記回転槽のアンバランス回転を検出するアンバランス
    回転検出手段と、 このアンバランス回転検出手段の前記脱水すすぎ行程実
    行時における検出感度を、前記脱水行程実行時における
    検出感度よりも低くする感度変更手段とを具備すること
    を特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 アンバランス回転検出手段は、回転槽の
    振れにより動作するスイッチの動作回数が判定基準回数
    に達したことによってアンバランス回転を検出するよう
    に構成されていると共に、感度変更手段は、脱水すすぎ
    行程実行時の判定基準回数を、脱水行程実行時における
    判定基準回数よりも多くするように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 回転槽に収容された洗濯物の布質を検出
    する布質検出手段を備えると共に、この布質検出手段の
    検出した布質に応じて、布質がごわごわの場合には脱水
    すすぎ行程実行時におけるアンバランス回転検出手段の
    検出感度を低く変化させるように構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 回転槽に収容された洗濯物の量を検出す
    る布量検出手段を備えると共に、この布量検出手段の検
    出した布量に応じて、布量が少ない場合には脱水すすぎ
    行程実行時におけるアンバランス回転検出手段の検出感
    度を低く変化させるように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 回転槽に収容された洗濯物の量及び布質
    を検出する検出手段を備えると共に、この検出手段の検
    出した布量及び布質に応じて、布量が少ない場合及び布
    質がごわごわの場合には脱水すすぎ行程実行時における
    アンバランス回転検出手段の検出感度を低く変化させる
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    洗濯機。
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JP5331644B2 (ja) * 2009-10-08 2013-10-30 日立アプライアンス株式会社 洗濯機
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