JP3399752B2 - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JP3399752B2
JP3399752B2 JP23762696A JP23762696A JP3399752B2 JP 3399752 B2 JP3399752 B2 JP 3399752B2 JP 23762696 A JP23762696 A JP 23762696A JP 23762696 A JP23762696 A JP 23762696A JP 3399752 B2 JP3399752 B2 JP 3399752B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全自動洗濯機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種全自動洗濯機は、脱水時に
回転ドラムを高速回転して遠心脱水を行う制御を行って
いるが、回転ドラム内に衣類が偏在して異常振動が発生
するという問題があった。この問題を解決する手段とし
て、特公昭49−9506号公報に示されているように
洗濯機に回転ドラムの水平方向の振幅を検出する検出装
置を設け、この検出装置で低速回転時に脱水槽の一回転
以上の各回転時の振幅を検出するとともに、これら振幅
の平均値が所定値以下の場合にのみ回転ドラムを高速回
転に移行させるよにした構成のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記従来
の構成の洗濯機では、低速回転時の回転ドラムの振幅の
平均が一定値以下の時に高速回転に移行させており、振
幅を検知する検出装置個々の特性のバラツキ、或いは、
検出装置の経年変化や使用環境による特性のバラツキに
よって検知された値の判断に差異が生じることがあっ
た。又、低速回転時の脱水槽の振幅の平均値が一定値以
下にならない場合、高速回転立ち上げの条件が満たされ
ず、高速回転が実行できないこともあった。
【0004】本発明は、このような従来の全自動洗濯機
の問題点に着目してなされたものであり、上記検出装置
の特性のバラツキに影響されなく、高速回転立ち上げの
タイミングが見つけやすく、低振動の高速回転が実現で
きる全自動洗濯機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の全自動
洗濯機は、本体内に吊り棒によって弾性支持された水槽
内に回転ドラムを回転自在に内装し、該回転ドラムを駆
動装置で回転駆動する全自動洗濯機において、上記本体
の吊り棒を支持している支持部と吊り棒との間に上記水
槽を介して回転ドラムの振動を検知する感圧素子を設け
るとともに該感圧素子によって検出された信号から上記
回転ドラムの振動を判断して上記駆動装置の駆動を制御
する制御回路を設け、該制御回路は脱水モードの初期に
おいて、上記駆動装置を制御して上記回転ドラムを低速
回転させる低速回転指示手段と、この低速回転指示手段
による低速回転開始後所定時間以内における最大振幅の
検出を行う最大振幅検出手段と、上記低速回転の所定時
間経過後、上記検出された最大振幅に対して所定割合以
下の信号が一定時間続いたときに、上記回転ドラムを上
記低速回転から高速回転に移行させる高速回転指示手段
とを含んでいることを特徴としている。
【0006】又、請求項2の発明の全自動洗濯機は、本
体内に吊り棒によって弾性支持された水槽内に回転ドラ
ムを回転自在に内装し、該回転ドラムを駆動装置で回転
駆動する全自動洗濯機において、上記本体の吊り棒を支
持している支持部と吊り棒との間に上記水槽を介して回
転ドラムの振動を検知する感圧素子を設けるとともに該
感圧素子によって検出された信号から上記回転ドラムの
振動を判断して上記駆動装置の駆動を制御する制御回路
を設け、該制御回路は脱水モードの初期において、上記
駆動装置を制御して上記回転ドラムを低速回転させる低
速回転指示手段と、この低速回転時に上記感圧素子の検
出信号の所定周波数以下の成分を取り出し、低速回転開
始後所定時間以内における最大振幅の検出を行う最大振
幅検出手段と、上記低速回転の所定時間経過後、上記検
出された最大振幅に対して1/4以下の信号が一定時間
続いたときに、上記回転ドラムを上記低速回転から高速
回転に移行させる高速回転指示手段とを含んでいること
を特徴としている。
【0007】従って、この構成によれば、脱水動作の初
期段階で衣類の偏在を極力なくすために所定時間回転ド
ラムを低速回転させることとし、この低速回転開始後所
定時間以内における回転ドラムの最大振幅の検出を行
い、そして上記低速回転の所定時間経過後、上記検出さ
れた最大振幅に対して所定割合以下の信号が一定時間続
いたときに、上記回転ドラムを低速回転から高速回転に
移行させることになる。その結果、低速回転初期の一定
時間内に測定した回転ドラムの最大振幅のデータとその
後の低速回転における振動に伴うデータを比較して衣類
の偏在状態を検出するものであるから、検出装置の特性
のバラツキに関係なく、即座に高速脱水状態に立ち上げ
ることができる。
【0008】又、請求項3の発明の全自動洗濯機は、本
体内に吊り棒によって弾性支持された水槽内に回転ドラ
ムを回転自在に内装し、該回転ドラムを駆動装置で回転
駆動する全自動洗濯機において、上記本体の吊り棒を支
持している支持部と吊り棒との間に上記水槽を介して回
転ドラムの振動を検知する感圧素子を設けるとともに該
感圧素子によって検出された信号から上記回転ドラムの
振動を判断して上記駆動装置の駆動を制御する制御回路
を設け、該制御回路は脱水モードの初期において、上記
駆動装置を制御して上記回転ドラムを低速回転させる低
速回転指示手段と、この低速回転時に上記感圧素子の検
出信号の所定周波数以下の成分を取り出し、低速回転開
始後所定時間以内における上記水槽の最大振幅の検出を
行う最大振幅検出手段と、低速回転の所定時間経過後、
上記検出された最大振幅に対して第1の割合以下の信号
が一定時間続かずに所定時間経過したときに、上記駆動
装置を制御して一旦上記回転ドラムの回転を中断させる
回転中断指示手段と、該回転中断指示手段による回転ド
ラムの回転中断後上記低速回転指示手段に指示して上記
回転ドラムを再度低速回転させる低速回転再開指示手段
と、上記低速回転再開指示手段による上記回転ドラムの
低速回転の再開時、上記感圧素子の検出信号の所定周波
数以下の成分を取り出し、かかる低速回転再開後所定時
間以内における上記水槽の最大振幅の検出を行う上記最
大振幅検出手段と、上記回転ドラムの回転再開の所定時
間経過後、上記回転再開時に検出された最大振幅に対し
て上記第1の割合より大きな第2の割合以下の信号が一
定時間続いたときに、上記回転ドラムを低速回転から高
速回転に移行させる高速回転指示手段とを含んでいるこ
とを特徴としている。
【0009】従って、この構成によれば、脱水動作の初
期段階で衣類の偏在を極力なくすために所定時間回転ド
ラムを低速回転させることとし、この低速回転開始後所
定時間以内における回転ドラムの最大振幅の検出を行
い、そして上記低速回転の所定時間経過後、上記検出さ
れた最大振幅に対して所定割合以下の信号が一定時間続
かないときに、上記回転ドラムの回転を一旦中断させ、
再度低速回転を当初より初めて回転ドラムの振動状態を
検知し、その時の振動状態が最大振幅より所定割合以下
で、しかも、一定時間以上その状態が続けば低速回転か
ら高速回転に移行させることになる。その結果、低速回
転初期の一定時間内に測定した回転ドラムの最大振幅の
データとその後の低速回転における振動に伴うデータを
比較して衣類の偏在状態を検出するとともに最初の比較
段階で所定の結果が得られなければ再度やり直すもので
あるから、検出装置の特性のバラツキに関係なく、しか
も、より安定した状態で高速脱水状態に立ち上げること
ができる。
【0010】又、請求項4の発明の全自動洗濯機は、本
体内に吊り棒によって弾性支持された水槽内に回転ドラ
ムを回転自在に内装し、該回転ドラムを駆動装置で回転
駆動する全自動洗濯機において、上記本体の吊り棒を支
持している支持部と吊り棒との間に上記水槽を介して回
転ドラムの振動を検知する感圧素子を設けるとともに該
感圧素子によって検出された信号から上記回転ドラムの
振動を判断して上記駆動装置の駆動を制御する制御回路
を設け、該制御回路は脱水モードの初期において、上記
駆動装置を制御して上記回転ドラムを低速回転させる低
速回転指示手段と、この低速回転時に上記感圧素子の検
出信号の所定周波数以下の成分を取り出し、低速回転開
始後所定時間以内における上記水槽の最大振幅の検出を
行う最大振幅検出手段と、低速回転の所定時間経過後、
上記検出された最大振幅に対して第1の割合以下の信号
が一定時間続かずに所定時間経過したときに、上記駆動
装置を制御して一旦上記回転ドラムの回転を中断させる
回転中断指示手段と、該回転中断指示手段による回転ド
ラムの回転中断後上記低速回転指示手段に指示して上記
回転ドラムを再度低速回転させる低速回転再開指示手段
と、該低速回転再開指示手段による上記回転ドラムの低
速回転の再開時、上記感圧素子の検出信号の所定周波数
以下の成分を取り出し、かかる低速回転再開後所定時間
以内における上記水槽の最大振幅の検出を行う上記最大
振幅検出手段と、上記回転ドラムの回転再開の所定時間
経過後、上記回転再開時に検出された最大振幅に対して
上記第1の割合より大きな第2の割合以下の信号が一定
時間続かずに所定時間経過したときに、上記回転ドラム
の回転を中断させる上記回転中断指示手段と、この回転
中断指示手段による回転ドラムの回転中断後該回転ドラ
ムを一定時間の間逆回転させる逆回転指示手段と、該逆
回転指示手段による回転ドラムの逆回転の終了後上記低
速回転指示手段に指示して回転ドラムを再度低速回転さ
せる上記低速回転再開指示手段と、該低速回転再開指示
手段による上記回転ドラムの低速回転の再開時、上記感
圧素子の検出信号の所定周波数以下の成分を取り出し、
かかる低速回転再開後所定時間以内における上記水槽の
最大振幅の検出を行う上記最大振幅検出手段と、上記回
転ドラムの回転再開の所定時間経過後、上記回転再開時
に検出された最大振幅に対して上記第2の割合以下の信
号が一定時間続いたときに、上記回転ドラムを低速回転
から高速回転に移行させる高速回転指示手段とを含んで
いること特徴としている。
【0011】従って、この構成によるならば、回転ドラ
ムの低速回転時において、衣類の偏在が矯正されなけれ
ば、回転ドラムを逆転させて、その偏在を矯正すること
になる。その結果、より検出装置の特性のバラツキに関
係なく、しかも、より安定した状態で高速脱水状態に立
ち上げることができる。
【0012】又、請求項5の発明は上記構成の全自動洗
濯機において、 上記回転ドラムに衣類を投入する前の
上記感圧素子の検出信号の大きさと衣類を投入した後の
上記感圧素子の検出信号の大きさとの差から衣類の量を
検知することを特徴としている。従って、この構成によ
るならば、回転ドラムに衣類を投入するだけで、衣類の
量を測定することができる。その結果、感圧素子より得
られる衣類の量を示す信号を利用して、洗濯時間、水
量、洗剤の量等を自動的に設定できる極めて理想的な全
自動洗濯機を提供できる。
【0013】又、請求項6の発明は上記構成の全自動洗
濯機において、上記回転ドラムに衣類を投入後で給水前
の上記感圧素子の検出信号の大きさと、洗浄工程終了後
で洗浄水排水後の上記感圧素子の検出信号の大きさとの
差から衣類の吸水量を検知し、回転時間を決定すること
を特徴としている。従って、この構成によるならば、脱
水時間を自動的に決定できる極めて理想的な全自動洗濯
機を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる全自動洗濯
機の実施形態を図に従って詳細に説明する。図1は本発
明にかかる全自動洗濯機の実施形態の正面断面図であ
る。図において、1は本体、2は該本体1内に支持手段
によって懸架された水槽であり、底面に駆動モータ3、
クラッチ機構4並びにこれら駆動モータ3とクラッチ機
構4を接続する駆動、従動プーリー5、6及びベルト7
を備えている。
【0015】上記支持手段は図2に示すように、上記本
体1の上部内壁に設けた支持板1aの凹所1bに開口さ
れている挿口1cに上端を貫挿され、凹所1bと球面対
偶する円弧面9aを持つ止め具9にて抜け止めされた吊
り棒8と、該吊り棒8の下端部に支持コイルバネ10を
介して弾性的に支持された枠体11と、該枠体11の側
面と上記水槽2の下部側面間に設けられた支持バネ12
と、枠体11の底面と水槽2の下面に設けられたカバー
板14の下面との間に設けられた弾性部材13とで構成
されている。
【0016】15は上記水槽2内において上記クラッチ
機構4の外軸4aの上端に支えられた回転ドラムであ
り、その底面に上記クラッチ機構4の内軸4bの上端に
固定されたパルセータ16を備えている。そして、これ
ら回転ドラム15とパルセータ16は上記駆動モータ3
の回転をクラッチ機構を介して受け、両者が同時に或い
はパルセータ16のみが単独で回転できるようになって
いる。
【0017】17は本発明の特徴とする感圧素子であ
り、上記止め具9の円弧面9aと支持板1aの凹所1b
との間に介設され、吊り棒8を介して伝達される回転ド
ラム15、水槽2の機械的な振動を電気信号に変換し、
下記に本発明の動作とともに詳細に説明する制御回路1
8に電気的に接続され、駆動モータ3を介して回転ドラ
ム15の回転を制御するようになっている。尚、感圧素
子17の平面形状は馬蹄形をなしている。
【0018】以上のような構成において、通常の洗濯モ
ードではクラッチ機構4の作動により、駆動モータ3の
回転に基づいて、パルセータ16のみが回転駆動され、
回転ドラム15内に投入された衣類が自動的に洗濯され
るとともにすすぎ作用が実行される。そして、本発明の
特徴とする脱水作業は下記のように実行される。以下そ
の動作を図3乃至図6に従って、説明する。
【0019】図4において、上記洗濯/すすぎ工程が終
了すると(ステップS1)、制御回路18の低速回転指
示手段19の指示により、駆動モータ3は低速回転を始
め回転ドラム15を低速回転させる(ステップS2)。
そして、この低速回転の開始に伴って、最大振幅検出手
段20により回転ドラム15の振動の最大振幅のデータ
(MAXデータ)の検出動作を2秒間行い(ステップS
3、S4)、その時のMAXデータをメモリ手段21に
記憶する。
【0020】MAXデータの検出動作を2秒間行うと、
次に、第1の振幅比較手段22にて、その後の回転ドラ
ム15の低速回転に伴う振動の振幅の大きさが上記メモ
リ手段21に記憶されたMAXデータの1/5以下の振
幅か否かの判断を行う(ステップS6)とともに、Ye
sの場合その振幅の振動状態が設定時間続いたか否かの
判定を行う(ステップS7)。その結果、ステップS7
でYesと判断されると、高速回転指示手段23により
上記駆動モータ3を介して回転ドラム15を高速回転さ
せる(ステップS8)。
【0021】しかし乍ら、上記ステップS7でNo(設
定時間続かない)と判断されると、次にステップはS9
に進み、ここで、そのような状態が20秒続いたか否か
が判断される。そして、Yesと判断されると、回転中
断指示手段24により上記低速回転指示手段19の指示
の下低速回転している駆動モータ3(回転ドラム15)
の回転を一旦停止(中断)させる(ステップS10)。
【0022】この回転ドラムの回転中断の実行がなされ
ると、低速回転再開指示手段25の作動により上記低速
回転指示手段19に2回目の立ち上げを指示する再開指
示信号が付与され、図5のフローチャートにステップは
進む。即ち、再開指示信号の付与で、再開指示が低速回
転指示手段19になされると(ステップS11)、再び
上記回転ドラム15は低速回転に入り(ステップS1
2)、そして、この低速回転の再開に伴って、上記最大
振幅検出手段20は、再び回転ドラム15の振動の最大
振幅のデータ(MAXデータ)の検出動作を2秒間行い
(ステップS13、S14)、その時のMAXデータを
上記メモリ手段21に記憶する。
【0023】MAXデータの検出動作を2秒間行うと、
次に、第2の振幅比較手段26にて、その後の回転ドラ
ム15の低速回転に伴う振動の振幅の大きさが上記メモ
リ手段21に記憶されたMAXデータの1/4以下の振
幅か否かの判断を行う(ステップS15)とともに、Y
esの場合その振幅の振動状態が設定時間続いたか否か
の判定を行う(ステップS16)。その結果、ステップ
S16でYesと判断されると、高速回転指示手段23
により上記駆動モータ3を介して回転ドラム15を高速
回転させる(ステップS17)。
【0024】しかし乍ら、上記ステップS16でNo
(設定時間続かない)と判断されると、次にステップは
S18に進み、ここで、そのような状態が20秒続いた
か否かが判断される。そして、Yesと判断されると、
上記回転中断指示手段24により上記低速回転指示手段
19の指示の下、低速回転していた駆動モータ3(回転
ドラム15)の回転を再度一旦停止(中断)させる(ス
テップS19)。
【0025】この回転ドラムの2回目の回転中断の実行
がなされると、逆回転指示手段27の作動により上記低
速回転指示手段19に駆動モータ3を逆回転させる指示
を行い、即ち、3回目の立ち上げを指示し、図6のフロ
ーチャートにステップは進む。上記逆回転の指示(ステ
ップS20)に従って、駆動モータ3は回転ドラム15
を逆方向に10秒間低速回転させる(ステップS21,
S22)。この逆回転指示手段27による逆回転が終了
すると、上記回転中断指示手段24の作動により、再び
上記回転ドラム15の回転を中断する(ステップS2
3)。
【0026】この回転ドラムの回転中断の実行がなされ
ると、低速回転再開指示手段25の作動により上記低速
回転指示手段19に再開指示信号が付与され、再び上記
回転ドラム15は低速回転に入り(ステップS24)、
そして、この低速回転の再開に伴って、上記最大振幅検
出手段20は、再び回転ドラム15の振動の最大振幅の
データ(MAXデータ)の検出動作を2秒間行い(ステ
ップS25、S26)、その時のMAXデータを上記メ
モリ手段21に記憶する。
【0027】MAXデータの検出動作を2秒間行うと、
次に、第2の振幅比較手段26にて、その後の回転ドラ
ム15の低速回転に伴う振動の振幅の大きさが上記メモ
リ手段21に記憶されたMAXデータの1/4以下の振
幅か否かの判断を行う(ステップS27)とともに、Y
esの場合その振幅の振動状態が設定時間続いたか否か
の判定を行う(ステップS28)。その結果、ステップ
S27でYesと判断されると、高速回転指示手段23
により上記駆動モータ3を介して回転ドラム15を高速
回転させる(ステップS29)。
【0028】しかし乍ら、上記ステップS28でNo
(設定時間続かない)と判断されると、次にステップは
S30に進み、ここで、そのような状態が20秒続いた
か否かが判断される。そして、Yesと判断されると、
上記回転中断指示手段24により上記低速回転指示手段
19の指示の下、低速回転している駆動モータ3(回転
ドラム15)の回転を再度一旦停止(中断)させる(ス
テップS31)。以降、上記ステップS21に戻り、同
一動作を繰り返す。
【0029】本発明の全自動洗濯機は上述のように構成
されるが、本発明の他の実施形態では上記水槽2を介し
て回転ドラム15の振動を検知する感圧素子17に関連
して、上記回転ドラム15に衣類を投入する前の感圧素
子17の検出信号の大きさと衣類を投入した後の感圧素
子17の検出信号の大きさとの差から衣類の量を検知す
る手段(図示せず)を設け、回転ドラム15に衣類を投
入するだけで、衣類の量を測定できる構成とし、洗濯時
間、水量、洗剤の量等を自動的設定できる極めて理想的
な全自動洗濯機を提供できるようにしている。
【0030】更に、本発明の他の実施形態は、回転ドラ
ム15に衣類を投入後で給水前の上記感圧素子17の検
出信号の大きさと、洗浄工程終了後で洗浄水排水後の上
記感圧素子17の検出信号の大きさとの差から衣類の吸
水量を検知する手段(図示せず)を設け、脱水時の回転
ドラムの所要回転時間を決定する構成としている。従っ
て、この構成によるならば、回転ドラムに衣類を投入後
で給水前の感圧素子の検出信号の大きさと、洗浄工程終
了後で洗浄水排水後の感圧素子の検出信号の大きさとの
差から衣類の吸水量を検知し、脱水時における回転ドラ
ムの回転時間を決定することができるので、脱水時間を
自動的に決定でき、より理想的な全自動洗濯機を提供す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されるもので
あり、請求項1の発明の全自動洗濯機は、本体内に吊り
棒によって弾性支持された水槽内に回転ドラムを回転自
在に内装し、該回転ドラムを駆動装置で回転駆動する全
自動洗濯機において、上記本体の吊り棒を支持している
支持部と吊り棒との間に上記水槽を介して回転ドラムの
振動を検知する感圧素子を設けるとともに該感圧素子に
よって検出された信号から上記回転ドラムの振動を判断
して上記駆動装置の駆動を制御する制御回路を設け、該
制御回路は脱水モードの初期において、上記駆動装置を
制御して上記回転ドラムを低速回転させる低速回転指示
手段と、この低速回転指示手段による低速回転開始後所
定時間以内における最大振幅の検出を行う最大振幅検出
手段と、上記低速回転の所定時間経過後、上記検出され
た最大振幅に対して所定割合以下の信号が一定時間続い
たときに、上記回転ドラムを上記低速回転から高速回転
に移行させる高速回転指示手段とを含んだ構成である。
【0032】
【0033】又、請求項2の発明の全自動洗濯機は、本
体内に吊り棒によって弾性支持された水槽内に回転ドラ
ムを回転自在に内装し、該回転ドラムを駆動装置で回転
駆動する全自動洗濯機において、上記本体の吊り棒を支
持している支持部と吊り棒との間に上記水槽を介して回
転ドラムの振動を検知する感圧素子を設けるとともに該
感圧素子によって検出された信号から上記回転ドラムの
振動を判断して上記駆動装置の駆動を制御する制御回路
を設け、該制御回路は脱水モードの初期において、上記
駆動装置を制御して上記回転ドラムを低速回転させる低
速回転指示手段と、この低速回転時に上記感圧素子の検
出信号の所定周波数以下の成分を取り出し、低速回転開
始後所定時間以内における最大振幅の検出を行う最大振
幅検出手段と、上記低速回転の所定時間経過後、上記検
出された最大振幅に対して1/4以下の信号が一定時間
続いたときに、上記回転ドラムを上記低速回転から高速
回転に移行させる高速回転指示手段とを含んだ構成であ
る。
【0034】この発明によれば、脱水動作の初期段階で
衣類の偏在を極力なくすために所定時間回転ドラムを低
速回転させることとし、この低速回転開始後所定時間以
内における回転ドラムの最大振幅の検出を行うとともに
上記低速回転の所定時間経過後、上記検出された最大振
幅に対して所定割合以下の信号が一定時間続いたとき
に、上記回転ドラムを低速回転から高速回転に移行させ
ることになるので、低速回転初期の一定時間内に測定し
た回転ドラムの最大振幅のデータとその後の低速回転に
おける振動に伴うデータを比較して衣類の偏在状態を検
出することができ、検出装置の特性のバラツキに関係な
く、即座に高速脱水状態に立ち上げることができる。
【0035】又、請求項3の発明の全自動洗濯機は、本
体内に吊り棒によって弾性支持された水槽内に回転ドラ
ムを回転自在に内装し、該回転ドラムを駆動装置で回転
駆動する全自動洗濯機において、上記本体の吊り棒を支
持している支持部と吊り棒との間に上記水槽を介して回
転ドラムの振動を検知する感圧素子を設け、るとともに
該感圧素子によって検出された信号から上記回転ドラム
の振動を判断して上記駆動装置の駆動を制御する制御回
路を設け、該制御回路は脱水モードの初期において、上
記駆動装置を制御して上記回転ドラムを低速回転させる
低速回転指示手段と、この低速回転時に上記感圧素子の
検出信号の所定周波数以下の成分を取り出し、低速回転
開始後所定時間以内における上記水槽の最大振幅の検出
を行う最大振幅検出手段と、低速回転の所定時間経過
後、上記検出された最大振幅に対して第1の割合以下の
信号が一定時間続かずに所定時間経過したときに、上記
駆動装置を制御して一旦上記回転ドラムの回転を中断さ
せる回転中断指示手段と、該回転中断指示手段による回
転ドラムの回転中断後上記低速回転指示手段に指示して
上記回転ドラムを再度低速回転させる低速回転再開指示
手段と、上記低速回転再開指示手段による上記回転ドラ
ムの低速回転の再開時、上記感圧素子の検出信号の所定
周波数以下の成分を取り出し、かかる低速回転再開後所
定時間以内における上記水槽の最大振幅の検出を行う上
記最大振幅検出手段と、上記回転ドラムの回転再開の所
定時間経過後、上記回転再開時に検出された最大振幅に
対して上記第1の割合より大きな第2の割合以下の信号
が一定時間続いたときに、上記回転ドラムを低速回転か
ら高速回転に移行させる高速回転指示手段とを含んだ構
成である。
【0036】この発明によれば、脱水動作の初期段階で
衣類の偏在を極力なくすために所定時間回転ドラムを低
速回転させることとし、この低速回転開始後所定時間以
内における回転ドラムの最大振幅の検出を行うとともに
上記低速回転の所定時間経過後、上記検出された最大振
幅に対して所定割合以下の信号が一定時間続かないとき
に、上記回転ドラムの回転を一旦中断させ、再度低速回
転を当初より初めて回転ドラムの振動状態を検知し、そ
の時の振動状態が最大振幅より所定割合以下で、しか
も、一定時間以上その状態が続けば低速回転から高速回
転に移行させることになる。
【0037】従って、低速回転初期の一定時間内に測定
した回転ドラムの最大振幅のデータとその後の低速回転
における振動に伴うデータを比較して衣類の偏在状態を
検出するとともに最初の比較段階で所定の結果が得られ
なければ再度やり直し、衣類の偏在を無くすものである
から、検出装置の特性のバラツキに関係なく、しかも、
より安定した状態で高速脱水状態に立ち上げることがで
きる。
【0038】又、請求項4の発明の全自動洗濯機は、本
体内に吊り棒によって弾性支持された水槽内に回転ドラ
ムを回転自在に内装し、該回転ドラムを駆動装置で回転
駆動する全自動洗濯機において、上記本体の吊り棒を支
持している支持部と吊り棒との間に上記水槽を介して回
転ドラムの振動を検知する感圧素子を設けるとともに該
感圧素子によって検出された信号から上記回転ドラムの
振動を判断して上記駆動装置の駆動を制御する制御回路
を設け、該制御回路は脱水モードの初期において、上記
駆動装置を制御して上記回転ドラムを低速回転させる低
速回転指示手段と、この低速回転時に上記感圧素子の検
出信号の所定周波数以下の成分を取り出し、低速回転開
始後所定時間以内における上記水槽の最大振幅の検出を
行う最大振幅検出手段と、低速回転の所定時間経過後、
上記検出された最大振幅に対して第1の割合以下の信号
が一定時間続かずに所定時間経過したときに、上記駆動
装置を制御して一旦上記回転ドラムの回転を中断させる
回転中断指示手段と、該回転中断指示手段による回転ド
ラムの回転中断後上記低速回転指示手段に指示して上記
回転ドラムを再度低速回転させる低速回転再開指示手段
と、該低速回転再開指示手段による上記回転ドラムの低
速回転の再開時、上記感圧素子の検出信号の所定周波数
以下の成分を取り出し、かかる低速回転再開後所定時間
以内における上記水槽の最大振幅の検出を行う上記最大
振幅検出手段と、上記回転ドラムの回転再開の所定時間
経過後、上記回転再開時に検出された最大振幅に対して
上記第1の割合より大きな第2の割合以下の信号が一定
時間続かずに所定時間経過したときに、上記回転ドラム
の回転を中断させる上記回転中断指示手段と、この回転
中断指示手段による回転ドラムの回転中断後該回転ドラ
ムを一定時間の間逆回転させる逆回転指示手段と、該逆
回転指示手段による回転ドラムの逆回転の終了後上記低
速回転指示手段に指示して回転ドラムを再度低速回転さ
せる上記低速回転再開指示手段と、該低速回転再開指示
手段による上記回転ドラムの低速回転の再開時、上記感
圧素子の検出信号の所定周波数以下の成分を取り出し、
かかる低速回転再開後所定時間以内における上記水槽の
最大振幅の検出を行う上記最大振幅検出手段と、上記回
転ドラムの回転再開の所定時間経過後、上記回転再開時
に検出された最大振幅に対して上記第2の割合以下の信
号が一定時間続いたときに、上記回転ドラムを低速回転
から高速回転に移行させる高速回転指示手段とを含んだ
構成である。
【0039】この発明によるならば、回転ドラムの低速
回転時において、衣類の偏在が矯正されなければ、回転
ドラムを逆転させて、その偏在を矯正することになる。
従って、より検出装置の特性のバラツキに関係なく、し
かも、より安定した状態で高速脱水状態に立ち上げるこ
とができる。
【0040】又、請求項5の発明の全自動洗濯機は、本
体内に吊り棒によって弾性支持された水槽内に回転ドラ
ムを回転自在に内装し、該回転ドラムを駆動装置で回転
駆動する全自動洗濯機において、上記本体の吊り棒を支
持している支持部と吊り棒との間に上記水槽を介して回
転ドラムの振動を検知する感圧素子を設け上記回転ドラ
ムに衣類を投入する前の上記感圧素子の検出信号の大き
さと衣類を投入した後の感圧素子の検出信号の大きさと
の差から衣類の量を検知する構成である。この発明によ
るならば、回転ドラムに衣類を投入するだけで、衣類の
量を測定することができ、感圧素子より得られる衣類の
量を示す信号を利用して、洗濯時間、推量、洗剤の量等
を自動的設定できる、極めて理想的な全自動洗濯機を提
供できる。
【0041】更に、請求項6の発明の全自動洗濯機は、
本体内に吊り棒によって弾性支持された水槽内に回転ド
ラムを回転自在に内装し、該回転ドラムを駆動装置で回
転駆動する全自動洗濯機において、上記本体の吊り棒を
支持している支持部と吊り棒との間に上記水槽を介して
回転ドラムの振動を検知する感圧素子を設け、上記回転
ドラムに衣類を投入後で給水前の上記感圧素子の検出信
号の大きさと、洗浄工程終了後で洗浄水排水後の上記感
圧素子の検出信号の大きさとの差から衣類の吸水量を検
知し、回転時間を決定する構成である。
【0042】この発明によるならば、回転ドラムに衣類
を投入後で給水前の感圧素子の検出信号の大きさと、洗
浄工程終了後で洗浄水排水後の感圧素子の検出信号の大
きさとの差から衣類の吸水量を検知し、脱水時における
回転ドラムの回転時間を決定することができ、脱水時間
を自動的に決定でき、請求項5の発明と相俟って、より
理想的な全自動洗濯機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる全自動洗濯機の正面断面概略
図である。
【図2】 本発明にかかる全自動洗濯機の要部、特に吊
り棒と支持板の間に感圧素子を介設した状態の要部拡大
断面図である。
【図3】 本発明にかかる全自動洗濯機の制御回路を示
すブロック的電気回路図出ある。
【図4】 本発明にかかる全自動洗濯機の動作を説明す
るために供されたフローチャートを示す図3である。
【図5】 本発明にかかる全自動洗濯機の動作を説明す
るために供されたフローチャートを示す図である。
【図6】 本発明にかかる全自動洗濯機の動作を説明す
るために供されたフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 水槽 3 駆動モータ 4 クラッチ機構 8 吊り棒 15 回転ドラム 17 感度圧素子 18 制御回路 19 低速回転指示手段 20 最大振幅検出手段 23 高速回転指示手段 24 回転中断指示手段 25 低速回転再開指示手段 27 逆回転指示手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に吊り棒によって弾性支持された
    水槽内に回転ドラムを回転自在に内装し、該回転ドラム
    を駆動装置で回転駆動する全自動洗濯機において、上記
    本体の吊り棒を支持している支持部と吊り棒との間に上
    記水槽を介して回転ドラムの振動を検知する感圧素子を
    設けるとともに該感圧素子によって検出された信号から
    上記回転ドラムの振動を判断して上記駆動装置の駆動を
    制御する制御回路を設け、該制御回路は脱水モードの初
    期において、上記駆動装置を制御して上記回転ドラムを
    低速回転させる低速回転指示手段と、この低速回転指示
    手段による低速回転開始後所定時間以内における最大振
    幅の検出を行う最大振幅検出手段と、上記低速回転の所
    定時間経過後、上記検出された最大振幅に対して所定割
    合以下の信号が一定時間続いたときに、上記回転ドラム
    を上記低速回転から高速回転に移行させる高速回転指示
    手段とを含んでいることを特徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 本体内に吊り棒によって弾性支持された
    水槽内に回転ドラムを回転自在に内装し、該回転ドラム
    を駆動装置で回転駆動する全自動洗濯機において、上記
    本体の吊り棒を支持している支持部と吊り棒との間に上
    記水槽を介して回転ドラムの振動を検知する感圧素子を
    設けるとともに該感圧素子によって検出された信号から
    上記回転ドラムの振動を判断して上記駆動装置の駆動を
    制御する制御回路を設け、該制御回路は脱水モードの初
    期において、上記駆動装置を制御して上記回転ドラムを
    低速回転させる低速回転指示手段と、この低速回転時に
    上記感圧素子の検出信号の所定周波数以下の成分を取り
    出し、低速回転開始後所定時間以内における最大振幅の
    検出を行う最大振幅検出手段と、上記低速回転の所定時
    間経過後、上記検出された最大振幅に対して1/4の
    下の信号が一定時間続いたときに、上記回転ドラムを上
    記低速回転から高速回転に移行させる高速回転指示手段
    とを含んでいることを特徴とする全自動洗濯機。
  3. 【請求項3】 本体内に吊り棒によって弾性支持された
    水槽内に回転ドラムを回転自在に内装し、該回転ドラム
    を駆動装置で回転駆動する全自動洗濯機において、上記
    本体の吊り棒を支持している支持部と吊り棒との間に上
    記水槽を介して回転ドラムの振動を検知する感圧素子を
    設けるとともに該感圧素子によって検出された信号から
    上記回転ドラムの振動を判断して上記駆動装置の駆動を
    制御する制御回路を設け、該制御回路は脱水モードの初
    期において、上記駆動装置を制御して上記回転ドラムを
    低速回転させる低速回転指示手段と、この低速回転時に
    上記感圧素子の検出信号の所定周波数以下の成分を取り
    出し、低速回転開始後所定時間以内における上記水槽の
    最大振幅の検出を行う最大振幅検出手段と、低速回転の
    所定時間経過後、上記検出された最大振幅に対して第1
    の割合以下の信号が一定時間続かずに所定時間経過した
    ときに、上記駆動装置を制御して一旦上記回転ドラムの
    回転を中断させる回転中断指示手段と、該回転中断指示
    手段による回転ドラムの回転中断後上記低速回転指示手
    段に指示して上記回転ドラムを再度低速回転させる低速
    回転再開指示手段と、上記低速回転再開指示手段による
    上記回転ドラムの低速回転の再開時、上記感圧素子の検
    出信号の所定周波数以下の成分を取り出し、かかる低速
    回転再開後所定時間以内における上記水槽の最大振幅の
    検出を行う上記最大振幅検出手段と、上記回転ドラムの
    回転再開の所定時間経過後、上記回転再開時に検出され
    た最大振幅に対して上記第1の割合より大きな第2の割
    合以下の信号が一定時間続いたときに、上記回転ドラム
    を低速回転から高速回転に移行させる高速回転指示手段
    とを含んでいることを特徴とする全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 本体内に吊り棒によって弾性支持された
    水槽内に回転ドラムを回転自在に内装し、該回転ドラム
    を駆動装置で回転駆動する全自動洗濯機において、上記
    本体の吊り棒を支持している支持部と吊り棒との間に上
    記水槽を介して回転ドラムの振動を検知する感圧素子を
    設けるとともに該感圧素子によって検出された信号から
    上記回転ドラムの振動を判断して上記駆動装置の駆動を
    制御する制御回路を設け、該制御回路は脱水モードの初
    期において、上記駆動装置を制御して上記回転ドラムを
    低速回転させる低速回転指示手段と、この低速回転時に
    上記感圧素子の検出信号の所定周波数以下の成分を取り
    出し、低速回転開始後所定時間以内における上記水槽の
    最大振幅の検出を行う最大振幅検出手段と、低速回転の
    所定時間経過後、上記検出された最大振幅に対して第1
    の割合以下の信号が一定時間続かずに所定時間経過した
    ときに、上記駆動装置を制御して一旦上記回転ドラムの
    回転を中断させる回転中断指示手段と、該回転中断指示
    手段による回転ドラムの回転中断後上記低速回転指示手
    段に指示して上記回転ドラムを再度低速回転させる低速
    回転再開指示手段と、該低速回転再開指示手段による上
    記回転ドラムの低速回転の再開時、上記感圧素子の検出
    信号の所定周波数以下の成分を取り出し、かかる低速回
    転再開後所定時間以内における上記水槽の最大振幅の検
    出を行う上記最大振幅検出手段と、上記回転ドラムの回
    転再開の所定時間経過後、上記回転再開時に検出された
    最大振幅に対して上記第1の割合より大きな第2の割合
    以下の信号が一定時間続かずに所定時間経過したとき
    に、上記回転ドラムの回転を中断させる上記回転中断指
    示手段と、この回転中断指示手段による回転ドラムの回
    転中断後該回転ドラムを一定時間の間逆回転させる逆回
    転指示手段と、該逆回転指示手段による回転ドラムの逆
    回転の終了後上記低速回転指示手段に指示して回転ドラ
    ムを再度低速回転させる上記低速回転再開指示手段と、
    該低速回転再開指示手段による上記回転ドラムの低速回
    転の再開時、上記感圧素子の検出信号の所定周波数以下
    の成分を取り出し、かかる低速回転再開後所定時間以内
    における上記水槽の最大振幅の検出を行う上記最大振幅
    検出手段と、上記回転ドラムの回転再開の所定時間経過
    後、上記回転再開時に検出された最大振幅に対して上記
    第2の割合以下の信号が一定時間続いたときに、上記回
    転ドラムを低速回転から高速回転に移行させる高速回転
    指示手段とを含んでいることを特徴とする全自動洗濯
    機。
  5. 【請求項5】 上記回転ドラムに衣類を投入する前の上
    記感圧素子の検出信号の大きさと衣類を投入した後の上
    記感圧素子の検出信号の大きさとの差から衣類の量を検
    知することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つ
    に記載の全自動洗濯機。
  6. 【請求項6】 上記回転ドラムに衣類を投入後で給水前
    の上記感圧素子の検出信号の大きさと、洗浄工程終了後
    で洗浄水排水後の上記感圧素子の検出信号の大きさとの
    差から衣類の吸水量を検知し、回転時間を決定すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の
    自動洗濯機。
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