JPH10272281A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
- Publication number
- JPH10272281A JPH10272281A JP9079461A JP7946197A JPH10272281A JP H10272281 A JPH10272281 A JP H10272281A JP 9079461 A JP9079461 A JP 9079461A JP 7946197 A JP7946197 A JP 7946197A JP H10272281 A JPH10272281 A JP H10272281A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- laundry
- motor
- amount
- washing machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F34/00—Details of control systems for washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F34/14—Arrangements for detecting or measuring specific parameters
- D06F34/18—Condition of the laundry, e.g. nature or weight
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F33/00—Control of operations performed in washing machines or washer-dryers
- D06F33/30—Control of washing machines characterised by the purpose or target of the control
- D06F33/32—Control of operational steps, e.g. optimisation or improvement of operational steps depending on the condition of the laundry
- D06F33/40—Control of operational steps, e.g. optimisation or improvement of operational steps depending on the condition of the laundry of centrifugal separation of water from the laundry
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F37/00—Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
- D06F37/30—Driving arrangements
- D06F37/304—Arrangements or adaptations of electric motors
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F2103/00—Parameters monitored or detected for the control of domestic laundry washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F2103/02—Characteristics of laundry or load
- D06F2103/04—Quantity, e.g. weight or variation of weight
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F2103/00—Parameters monitored or detected for the control of domestic laundry washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F2103/18—Washing liquid level
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F2103/00—Parameters monitored or detected for the control of domestic laundry washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F2103/44—Current or voltage
- D06F2103/46—Current or voltage of the motor driving the drum
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 略水平方向に設けた回転軸を中心に回転自在
に配設したドラム内で洗濯物の洗濯、すすぎ、脱水を行
う洗濯機において、ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に
張り付いた状態で洗濯物の量(布量)を精度よく検知
し、布量に関係なく洗浄率、すすぎ率、脱水率を一定に
する。 【解決手段】 洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転
軸4を中心に回転可能なドラム1を第1のモータ15と
第2のモータ16により駆動し、第1のモータ15と第
2のモータ16の回転数を制御手段により制御する。制
御手段は、第2のモータ16に通電してドラムを洗濯物
がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動し、第2のモー
タ16の通電を遮断した後のドラム1の惰性回転数の変
化よりドラム1内の布量を検知し、検知した布量に応じ
て洗濯時間、すすぎ時間、すすぎ回数、脱水時間、脱水
回転数などを変えられるようにしたものである。
に配設したドラム内で洗濯物の洗濯、すすぎ、脱水を行
う洗濯機において、ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に
張り付いた状態で洗濯物の量(布量)を精度よく検知
し、布量に関係なく洗浄率、すすぎ率、脱水率を一定に
する。 【解決手段】 洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転
軸4を中心に回転可能なドラム1を第1のモータ15と
第2のモータ16により駆動し、第1のモータ15と第
2のモータ16の回転数を制御手段により制御する。制
御手段は、第2のモータ16に通電してドラムを洗濯物
がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動し、第2のモー
タ16の通電を遮断した後のドラム1の惰性回転数の変
化よりドラム1内の布量を検知し、検知した布量に応じ
て洗濯時間、すすぎ時間、すすぎ回数、脱水時間、脱水
回転数などを変えられるようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略水平方向に設け
た回転軸を中心に回転自在に配設したドラム内で洗濯物
の洗濯、すすぎ、脱水を行う洗濯機に関するものであ
る。
た回転軸を中心に回転自在に配設したドラム内で洗濯物
の洗濯、すすぎ、脱水を行う洗濯機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は図6に示すよう
に構成していた。以下、その構成について説明する。
に構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】図に示すように、ドラム1は、外周部に多
数の通水孔2を全面に設け、水受け槽3内に回転自在に
配設している。ドラム1の回転中心に回転軸4の一端を
固定し、回転軸4の他端にドラムプーリー5を固定して
いる。モータ6は、ベルト7によりドラムプーリー5と
連結し、ドラム1を回転駆動する。ドラム1の開口部に
蓋8を開閉自在に設けている。
数の通水孔2を全面に設け、水受け槽3内に回転自在に
配設している。ドラム1の回転中心に回転軸4の一端を
固定し、回転軸4の他端にドラムプーリー5を固定して
いる。モータ6は、ベルト7によりドラムプーリー5と
連結し、ドラム1を回転駆動する。ドラム1の開口部に
蓋8を開閉自在に設けている。
【0004】水受け槽3は、洗濯機本体9よりばね体1
0で吊り下げ、防振ダンパー11により脱水時の振動が
洗濯機本体9に伝達されないように防振支持するととも
に、脱水時の振動を低減する重り12を設けている。ヒ
ータ13は、水受け槽3内の洗濯水を加熱するものであ
る。制御装置14は、モータ6、ヒータ13などの動作
を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次
制御する。
0で吊り下げ、防振ダンパー11により脱水時の振動が
洗濯機本体9に伝達されないように防振支持するととも
に、脱水時の振動を低減する重り12を設けている。ヒ
ータ13は、水受け槽3内の洗濯水を加熱するものであ
る。制御装置14は、モータ6、ヒータ13などの動作
を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次
制御する。
【0005】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いてドラム1内に洗濯物を投入し、運転を開始する
と、ドラム1をモータ6によって低速で回転すると、ド
ラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下され
る。こうして洗濯行程が進行する。すすぎ行程において
も洗濯行程と同様の動作を行う。
を開いてドラム1内に洗濯物を投入し、運転を開始する
と、ドラム1をモータ6によって低速で回転すると、ド
ラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下され
る。こうして洗濯行程が進行する。すすぎ行程において
も洗濯行程と同様の動作を行う。
【0006】脱水行程では、ドラム1は高速で回転駆動
され、洗濯物は遠心脱水される。このとき、ドラム1内
の洗濯物の片寄り、すなわちアンバランスが生じると、
ドラム1および水受け槽3は振動するが、防振ダンパー
11により振動を減衰して洗濯機本体9に伝達されるこ
とはない。
され、洗濯物は遠心脱水される。このとき、ドラム1内
の洗濯物の片寄り、すなわちアンバランスが生じると、
ドラム1および水受け槽3は振動するが、防振ダンパー
11により振動を減衰して洗濯機本体9に伝達されるこ
とはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、ドラム1内の布量の多さによって一定時間洗濯し
たときの洗浄率が異なるという問題がある。洗濯時に
は、ドラム1を約53rpmの回転数で回転させて洗濯
するが、布量が少ない時には、ドラム1内での布の動き
が多く洗浄率はよい。一方、布量が多いときには、ドラ
ム1内での布の動きが少なく洗浄率は布量が少ないとき
よりも悪くなる。したがって、布量に関係なく、洗浄率
を一定にするためには、洗濯物の量に応じて洗濯方法を
変化させる必要がある。
では、ドラム1内の布量の多さによって一定時間洗濯し
たときの洗浄率が異なるという問題がある。洗濯時に
は、ドラム1を約53rpmの回転数で回転させて洗濯
するが、布量が少ない時には、ドラム1内での布の動き
が多く洗浄率はよい。一方、布量が多いときには、ドラ
ム1内での布の動きが少なく洗浄率は布量が少ないとき
よりも悪くなる。したがって、布量に関係なく、洗浄率
を一定にするためには、洗濯物の量に応じて洗濯方法を
変化させる必要がある。
【0008】また、ドラム1内の布量の多さによって一
定のすすぎをした時のすすぎ率が異なるという問題があ
る。すすぎ時には約53rpmの回転数でドラム1を回
転させてすすぎをするが、布量が少ない時には、ドラム
1内での布の動きが多くすすぎ率は良い。一方、布量が
多い時には、ドラム1内での布の動きが少なくすすぎ率
は布量が少ない時よりも悪くなる。したがって、布量に
関係なく、すすぎ率を一定にするためには、洗濯物の量
に応じてすすぎ方法を変化させる必要がある。
定のすすぎをした時のすすぎ率が異なるという問題があ
る。すすぎ時には約53rpmの回転数でドラム1を回
転させてすすぎをするが、布量が少ない時には、ドラム
1内での布の動きが多くすすぎ率は良い。一方、布量が
多い時には、ドラム1内での布の動きが少なくすすぎ率
は布量が少ない時よりも悪くなる。したがって、布量に
関係なく、すすぎ率を一定にするためには、洗濯物の量
に応じてすすぎ方法を変化させる必要がある。
【0009】また、ドラム1内の布量の多さによって一
定時間脱水した時の脱水率が異なるという問題がある。
脱水時には約600〜1000rpmの回転数でドラム
1を回転させて脱水するが、一般に布量が少ない時には
脱水率は良く、布量が多い時には脱水率は布量が少ない
時よりも悪くなる。したがって、布量に関係なく、脱水
率を一定にするためには、洗濯物の量に応じて脱水方法
を変化させる必要がある。
定時間脱水した時の脱水率が異なるという問題がある。
脱水時には約600〜1000rpmの回転数でドラム
1を回転させて脱水するが、一般に布量が少ない時には
脱水率は良く、布量が多い時には脱水率は布量が少ない
時よりも悪くなる。したがって、布量に関係なく、脱水
率を一定にするためには、洗濯物の量に応じて脱水方法
を変化させる必要がある。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に張り付いた状態
で洗濯物の量(布量)を精度よく検知し、布量に関係な
く洗浄率、すすぎ率、脱水率を一定にすることを目的と
している。
で、ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に張り付いた状態
で洗濯物の量(布量)を精度よく検知し、布量に関係な
く洗浄率、すすぎ率、脱水率を一定にすることを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転軸
を中心に回転可能なドラムをモータにより駆動し、この
モータの回転数を制御手段により制御する。制御手段
は、モータに通電してドラムを洗濯物がドラムの内壁に
張り付く回転数で駆動し、モータの通電を遮断した後の
ドラムの惰性回転数の変化よりドラム内の布量を検知
し、検知した布量に応じて洗濯時間、すすぎ時間、すす
ぎ回数、脱水時間、脱水回転数などを変えられるように
したものである。
するために、洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転軸
を中心に回転可能なドラムをモータにより駆動し、この
モータの回転数を制御手段により制御する。制御手段
は、モータに通電してドラムを洗濯物がドラムの内壁に
張り付く回転数で駆動し、モータの通電を遮断した後の
ドラムの惰性回転数の変化よりドラム内の布量を検知
し、検知した布量に応じて洗濯時間、すすぎ時間、すす
ぎ回数、脱水時間、脱水回転数などを変えられるように
したものである。
【0012】これにより、ドラム内の洗濯物がドラムの
内壁に張り付いた状態で布量を精度よく検知することが
でき、布量に関係なく洗浄率、すすぎ率、脱水率を一定
にすることができる。
内壁に張り付いた状態で布量を精度よく検知することが
でき、布量に関係なく洗浄率、すすぎ率、脱水率を一定
にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転軸を中心に
回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動するモータと、
前記モータの回転数を制御する制御手段とを備え、前記
制御手段は、前記モータに通電して前記ドラムを洗濯物
がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動し、前記モータ
の通電を遮断した後の前記ドラムの惰性回転数の変化よ
り前記ドラム内の洗濯物の量を検知するようにしたもの
であり、ドラムを洗濯物がドラムの内壁に張り付く回転
数で駆動し、モータの通電を遮断した後のドラムの惰性
回転数の低下速度は、ドラム内の洗濯物の量と相関があ
り、洗濯物の量が多い場合には回転数の低下は遅く、洗
濯物の量が少ない場合には回転数は速く低下する。この
ため、ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に張り付いた状
態で、モータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数
の変化より布量を精度よく検知することができ、洗濯物
の量に応じて洗濯時間を変えられるようにすることがで
きる。
は、洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転軸を中心に
回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動するモータと、
前記モータの回転数を制御する制御手段とを備え、前記
制御手段は、前記モータに通電して前記ドラムを洗濯物
がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動し、前記モータ
の通電を遮断した後の前記ドラムの惰性回転数の変化よ
り前記ドラム内の洗濯物の量を検知するようにしたもの
であり、ドラムを洗濯物がドラムの内壁に張り付く回転
数で駆動し、モータの通電を遮断した後のドラムの惰性
回転数の低下速度は、ドラム内の洗濯物の量と相関があ
り、洗濯物の量が多い場合には回転数の低下は遅く、洗
濯物の量が少ない場合には回転数は速く低下する。この
ため、ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に張り付いた状
態で、モータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数
の変化より布量を精度よく検知することができ、洗濯物
の量に応じて洗濯時間を変えられるようにすることがで
きる。
【0014】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、モータに通電して前
記ドラムを駆動したときの回転数の立ち上がりの変化に
より、前記ドラムの惰性回転数の変化を補正して前記ド
ラム内の洗濯物の量を検知するようにしたものであり、
ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に張り付いた状態で、
モータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化
は、モータとドラムとの間に張設したベルトの張り、周
囲温度などによって変化し、ベルトの張りが強いときは
ドラムの回転数は速く低下し、周囲温度が高いと回転数
の低下は遅くなる。一方、モータに通電してドラムを駆
動したときの回転数の立ち上がりの変化は、洗濯物の量
が多い場合には回転数の立ち上がりは遅いが、ベルトの
張りが強いときはドラムの回転数の立ち上がりが遅く、
周囲温度が高いと回転数の立ち上がりは速くなる。した
がって、モータに通電してドラムを駆動したときの回転
数の立ち上がりの変化により、ドラムの惰性回転数の変
化を補正することで、モータとドラムとの間に張設した
ベルトの張り、周囲温度などにの影響をなくすことがで
き、布量を精度よく検知することができる。
記載の発明において、制御手段は、モータに通電して前
記ドラムを駆動したときの回転数の立ち上がりの変化に
より、前記ドラムの惰性回転数の変化を補正して前記ド
ラム内の洗濯物の量を検知するようにしたものであり、
ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に張り付いた状態で、
モータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化
は、モータとドラムとの間に張設したベルトの張り、周
囲温度などによって変化し、ベルトの張りが強いときは
ドラムの回転数は速く低下し、周囲温度が高いと回転数
の低下は遅くなる。一方、モータに通電してドラムを駆
動したときの回転数の立ち上がりの変化は、洗濯物の量
が多い場合には回転数の立ち上がりは遅いが、ベルトの
張りが強いときはドラムの回転数の立ち上がりが遅く、
周囲温度が高いと回転数の立ち上がりは速くなる。した
がって、モータに通電してドラムを駆動したときの回転
数の立ち上がりの変化により、ドラムの惰性回転数の変
化を補正することで、モータとドラムとの間に張設した
ベルトの張り、周囲温度などにの影響をなくすことがで
き、布量を精度よく検知することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載の発明において、商用電源の電圧を検知する電圧検
知手段を備え、制御手段は、前記電圧検知手段の出力に
より、モータに通電してドラムを駆動したときの回転数
の立ち上がりの変化を補正するようにしたものであり、
モータに通電してドラムを駆動したときの回転数の立ち
上がりの変化は、商用電源の電圧が高いと速くなり、モ
ータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化は
商用電源の電圧には関係がない。このため、電圧検知手
段の出力により、ドラムの回転数の立ち上がりの変化を
補正することで、回転数を補正するときの商用電源の電
圧の影響をなくすことができ、布量を一層精度よく検知
することができる。
記載の発明において、商用電源の電圧を検知する電圧検
知手段を備え、制御手段は、前記電圧検知手段の出力に
より、モータに通電してドラムを駆動したときの回転数
の立ち上がりの変化を補正するようにしたものであり、
モータに通電してドラムを駆動したときの回転数の立ち
上がりの変化は、商用電源の電圧が高いと速くなり、モ
ータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化は
商用電源の電圧には関係がない。このため、電圧検知手
段の出力により、ドラムの回転数の立ち上がりの変化を
補正することで、回転数を補正するときの商用電源の電
圧の影響をなくすことができ、布量を一層精度よく検知
することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、制御手段は、洗濯開始時にモ
ータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化よ
り前記ドラム内の洗濯物の量を検知するようにしたもの
であり、ドラム内の洗濯物に水を含ませた場合は、洗濯
物の布質により洗濯物内に含む水の量が異なり、異なる
布質が混在している場合は洗濯物の量を正確に検知する
ことができないのに対して、洗濯開始時は洗濯物が乾い
た状態であるため、乾いた状態で検知することで、布質
に関係なく洗濯物の量を正確に検知することができる。
3に記載の発明において、制御手段は、洗濯開始時にモ
ータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化よ
り前記ドラム内の洗濯物の量を検知するようにしたもの
であり、ドラム内の洗濯物に水を含ませた場合は、洗濯
物の布質により洗濯物内に含む水の量が異なり、異なる
布質が混在している場合は洗濯物の量を正確に検知する
ことができないのに対して、洗濯開始時は洗濯物が乾い
た状態であるため、乾いた状態で検知することで、布質
に関係なく洗濯物の量を正確に検知することができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、ドラムを外包する水受け槽と、前
記水受け槽の水位を検知する水位検知手段とを備え、制
御手段は、前記水位検知手段により検知した水位が所定
値以上のとき、前記ドラム内の洗濯物の量を検知しない
ようにしたものであり、水位検知手段により所定値以上
の水位を検知するときは、ドラム内に残水がある場合、
またはドラム内に水を含んだ洗濯物が入れられた場合
で、いずれの場合でも、ドラム内の洗濯物は水を含んで
おり、洗濯物の布質により洗濯物内に含む水の量が異な
り、正確に洗濯物の量を検知することができないため、
洗濯物の量を検知しないことで、不正確なデータを除外
することができる。
記載の発明において、ドラムを外包する水受け槽と、前
記水受け槽の水位を検知する水位検知手段とを備え、制
御手段は、前記水位検知手段により検知した水位が所定
値以上のとき、前記ドラム内の洗濯物の量を検知しない
ようにしたものであり、水位検知手段により所定値以上
の水位を検知するときは、ドラム内に残水がある場合、
またはドラム内に水を含んだ洗濯物が入れられた場合
で、いずれの場合でも、ドラム内の洗濯物は水を含んで
おり、洗濯物の布質により洗濯物内に含む水の量が異な
り、正確に洗濯物の量を検知することができないため、
洗濯物の量を検知しないことで、不正確なデータを除外
することができる。
【0018】請求項6〜10に記載の発明は、上記請求
項1〜5に記載の発明と同様に、布量を検知して、洗濯
物の量に応じてすすぎ回数を変えられるようにすること
ができる。
項1〜5に記載の発明と同様に、布量を検知して、洗濯
物の量に応じてすすぎ回数を変えられるようにすること
ができる。
【0019】請求項11〜15に記載の発明は、上記請
求項1〜5に記載の発明と同様に、布量を検知して、洗
濯物の量に応じてすすぎ時間を変えられるようにするこ
とができる。
求項1〜5に記載の発明と同様に、布量を検知して、洗
濯物の量に応じてすすぎ時間を変えられるようにするこ
とができる。
【0020】請求項16〜20に記載の発明は、上記請
求項1〜5に記載の発明と同様に、布量を検知して、洗
濯物の量に応じて脱水時間を変えられるようにすること
ができる。
求項1〜5に記載の発明と同様に、布量を検知して、洗
濯物の量に応じて脱水時間を変えられるようにすること
ができる。
【0021】請求項21に記載の発明は、上記請求項1
6〜18に記載の発明において、制御手段は、脱水前に
脱水回転数より低い回転数の予備脱水を行い、予備脱水
時にモータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の
変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、洗濯開始
時に検知したドラム内の洗濯物の量を補正するようにし
たものであり、予備脱水時には、洗濯物に水を含んでお
り、この状態で洗濯物の量を検知することで、脱水行程
での状態で布量を検知することができ、検知結果で布量
を補正することができる。
6〜18に記載の発明において、制御手段は、脱水前に
脱水回転数より低い回転数の予備脱水を行い、予備脱水
時にモータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の
変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、洗濯開始
時に検知したドラム内の洗濯物の量を補正するようにし
たものであり、予備脱水時には、洗濯物に水を含んでお
り、この状態で洗濯物の量を検知することで、脱水行程
での状態で布量を検知することができ、検知結果で布量
を補正することができる。
【0022】請求項22〜26に記載の発明は、上記請
求項1〜5に記載の発明と同様に、布量を検知して、洗
濯物の量に応じて脱水回転数を変えられるようにするこ
とができる。
求項1〜5に記載の発明と同様に、布量を検知して、洗
濯物の量に応じて脱水回転数を変えられるようにするこ
とができる。
【0023】請求項27に記載の発明は、上記請求項2
2〜26に記載の発明において、制御手段は、脱水前に
脱水回転数より低い回転数の予備脱水を行い、予備脱水
時にモータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の
変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、洗濯開始
時に検知したドラム内の洗濯物の量を補正するようにし
たものであり、予備脱水時には、洗濯物に水を含んでお
り、この状態で洗濯物の量を検知することで、脱水行程
での状態で布量を検知することができ、検知結果で布量
を補正することができる。
2〜26に記載の発明において、制御手段は、脱水前に
脱水回転数より低い回転数の予備脱水を行い、予備脱水
時にモータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の
変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、洗濯開始
時に検知したドラム内の洗濯物の量を補正するようにし
たものであり、予備脱水時には、洗濯物に水を含んでお
り、この状態で洗濯物の量を検知することで、脱水行程
での状態で布量を検知することができ、検知結果で布量
を補正することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0025】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、第1のモータ(モータ)15は、ドラム1を第1の
回転数N1(たとえば、53rpm)で回転させて、洗
濯またはすすぎをするものであり、第2のモータ(モー
タ)16は、ドラム1を第2の回転数N2(たとえば、
1000rpm)で回転させて脱水する。これら第1の
モータ15および第2のモータ16は、インダクション
モータで構成し、それぞれベルト17、18を介して従
動プーリー19に連結している。
に、第1のモータ(モータ)15は、ドラム1を第1の
回転数N1(たとえば、53rpm)で回転させて、洗
濯またはすすぎをするものであり、第2のモータ(モー
タ)16は、ドラム1を第2の回転数N2(たとえば、
1000rpm)で回転させて脱水する。これら第1の
モータ15および第2のモータ16は、インダクション
モータで構成し、それぞれベルト17、18を介して従
動プーリー19に連結している。
【0026】従動プーリー19は、2種の減速比を有し
ており、第1のモータ15をベルト17を介して減速比
が大きい従動プーリー19aと連結し、第2のモータ1
6をベルト18を介して減速比が小さい従動プーリー1
9bと連結し、ドラム1の回転中心に一端を固定した回
転軸4の他端に固定している。
ており、第1のモータ15をベルト17を介して減速比
が大きい従動プーリー19aと連結し、第2のモータ1
6をベルト18を介して減速比が小さい従動プーリー1
9bと連結し、ドラム1の回転中心に一端を固定した回
転軸4の他端に固定している。
【0027】制御装置20は、第1のモータ15、第2
のモータ16などを制御するもので、図3に示すように
構成している。制御手段21は、マイクロコンピュータ
で構成し、双方向性サイリスタなどで構成したパワース
イッチング手段22を介して、ヒータ13、第1のモー
タ15、第2のモータ16、給水弁23、排水ポンプ2
4などを制御し、洗濯、すすぎ、脱水の一連の行程を逐
次制御する。ヒータ13は、水受け槽3内の洗濯水を加
熱し、給水弁23は水受け槽3内に給水し、排水ポンプ
24は水受け槽3内の洗濯水を排水するものである。
のモータ16などを制御するもので、図3に示すように
構成している。制御手段21は、マイクロコンピュータ
で構成し、双方向性サイリスタなどで構成したパワース
イッチング手段22を介して、ヒータ13、第1のモー
タ15、第2のモータ16、給水弁23、排水ポンプ2
4などを制御し、洗濯、すすぎ、脱水の一連の行程を逐
次制御する。ヒータ13は、水受け槽3内の洗濯水を加
熱し、給水弁23は水受け槽3内に給水し、排水ポンプ
24は水受け槽3内の洗濯水を排水するものである。
【0028】入力設定手段25は、使用者が必要な設定
コース、動作のスタートなどを入力するもので、制御手
段21に入力している。表示手段26は、入力設定手段
25による設定内容、動作状態などを表示する。水位検
知手段27は、水受け槽3内の水位を検知し、水温検知
手段28は、水受け槽3内の水温を検知して、それぞれ
制御手段21に入力している。回転数検知手段29は、
第1のモータ15の回転数を検知することでドラム1の
回転数を検知し、制御手段21に入力している。記憶手
段30は、一連の制御に必要なデータなどを記憶してい
る。電圧検知手段31は商用電源32の電圧を検知し、
制御手段21に入力している。なお、33は電源スイッ
チである。
コース、動作のスタートなどを入力するもので、制御手
段21に入力している。表示手段26は、入力設定手段
25による設定内容、動作状態などを表示する。水位検
知手段27は、水受け槽3内の水位を検知し、水温検知
手段28は、水受け槽3内の水温を検知して、それぞれ
制御手段21に入力している。回転数検知手段29は、
第1のモータ15の回転数を検知することでドラム1の
回転数を検知し、制御手段21に入力している。記憶手
段30は、一連の制御に必要なデータなどを記憶してい
る。電圧検知手段31は商用電源32の電圧を検知し、
制御手段21に入力している。なお、33は電源スイッ
チである。
【0029】制御手段21は、洗濯開始時に洗濯物が乾
いた状態で、回転数検知手段29の出力を入力し、ドラ
ム1を第2のモータ16で洗濯物がドラム1の内壁に張
り付く回転数(たとえば、600rpm)で駆動し、第
2のモータ16を遮断した後のドラム1の惰性回転数の
変化(たとえば、500rpmから6秒後の回転数の変
化)でドラム1内の洗濯物の量を検知するようにしてい
る。
いた状態で、回転数検知手段29の出力を入力し、ドラ
ム1を第2のモータ16で洗濯物がドラム1の内壁に張
り付く回転数(たとえば、600rpm)で駆動し、第
2のモータ16を遮断した後のドラム1の惰性回転数の
変化(たとえば、500rpmから6秒後の回転数の変
化)でドラム1内の洗濯物の量を検知するようにしてい
る。
【0030】このとき、ドラム1の惰性回転数の変化
は、ベルト17、18のテンション、周囲温度などによ
り変化するため、第2のモータ16で駆動したときのド
ラム1の立ち上がりの回転数の変化(たとえば、200
rpmから3秒後の回転数の変化)で補正するようにし
ている。すなわち、ベルト17、18のテンションが高
いと、第2のモータ16を遮断した後のドラム1の惰性
回転数の変化が大きく、立ち上がりの回転数の変化が小
さい。また、周囲温度が低いと、第2のモータ16を遮
断した後のドラム1の惰性回転数の変化が大きく、立ち
上がりの回転数の変化が小さい。したがって、立ち上が
りの回転数の変化と惰性回転数の変化の両方を調べるこ
とで、ベルト17、18のテンションと周囲温度の影響
を補正することができる。
は、ベルト17、18のテンション、周囲温度などによ
り変化するため、第2のモータ16で駆動したときのド
ラム1の立ち上がりの回転数の変化(たとえば、200
rpmから3秒後の回転数の変化)で補正するようにし
ている。すなわち、ベルト17、18のテンションが高
いと、第2のモータ16を遮断した後のドラム1の惰性
回転数の変化が大きく、立ち上がりの回転数の変化が小
さい。また、周囲温度が低いと、第2のモータ16を遮
断した後のドラム1の惰性回転数の変化が大きく、立ち
上がりの回転数の変化が小さい。したがって、立ち上が
りの回転数の変化と惰性回転数の変化の両方を調べるこ
とで、ベルト17、18のテンションと周囲温度の影響
を補正することができる。
【0031】さらに、第2のモータ16で駆動したとき
のドラム1の立ち上がりの回転数の変化は、商用電源3
2の電圧により変化するため、商用電源31の電圧を検
知する電圧検知手段31の出力により補正するようにし
ている。すなわち、商用電源32の電圧が高いと、立ち
上がりの回転数の変化が大きくなる。したがって、商用
電源32の電圧を検知する電圧検知手段31の出力によ
り補正することができる。
のドラム1の立ち上がりの回転数の変化は、商用電源3
2の電圧により変化するため、商用電源31の電圧を検
知する電圧検知手段31の出力により補正するようにし
ている。すなわち、商用電源32の電圧が高いと、立ち
上がりの回転数の変化が大きくなる。したがって、商用
電源32の電圧を検知する電圧検知手段31の出力によ
り補正することができる。
【0032】また、制御手段21は、ドラム1を第2の
回転数N2で駆動する脱水行程の前に、図4に示すよう
に、ドラム1を第1の回転数N1で駆動する布ほぐし行
程と、第1の回転数N1から第3の回転数N3(たとえ
ば、100rpm)に徐々に回転数を上昇させる布バラ
ンス行程と、布バランス行程の後、水受け槽3などの振
動共振点に対応する回転数より低い第4の回転数N4
(たとえば、150rpm)で駆動する第1の予備脱水
行程と、この第1の予備脱水行程の後、第3の回転数N
3で駆動し洗濯物のアンバランスを検知し判定する第1
のアンバランス判定行程と、第1のアンバランス判定行
程の後、水受け槽3などの振動共振点に対応する回転数
より高い第5の回転数N5(たとえば、500rpm)
で駆動する第2の予備脱水行程と、この第2の予備脱水
行程の後、第3の回転数N3で駆動し洗濯物のアンバラ
ンスを検知し判定する第2のアンバランス判定行程とを
経て脱水行程に入るようにしている。
回転数N2で駆動する脱水行程の前に、図4に示すよう
に、ドラム1を第1の回転数N1で駆動する布ほぐし行
程と、第1の回転数N1から第3の回転数N3(たとえ
ば、100rpm)に徐々に回転数を上昇させる布バラ
ンス行程と、布バランス行程の後、水受け槽3などの振
動共振点に対応する回転数より低い第4の回転数N4
(たとえば、150rpm)で駆動する第1の予備脱水
行程と、この第1の予備脱水行程の後、第3の回転数N
3で駆動し洗濯物のアンバランスを検知し判定する第1
のアンバランス判定行程と、第1のアンバランス判定行
程の後、水受け槽3などの振動共振点に対応する回転数
より高い第5の回転数N5(たとえば、500rpm)
で駆動する第2の予備脱水行程と、この第2の予備脱水
行程の後、第3の回転数N3で駆動し洗濯物のアンバラ
ンスを検知し判定する第2のアンバランス判定行程とを
経て脱水行程に入るようにしている。
【0033】アンバランス判定行程では、まず、回転数
検知手段29により第1のモータ15の回転数を検知
し、この検知出力により第1のモータ15を第3の回転
数N3に制御し、その後、このときのパワースイッチン
グ手段22の導通角を固定して第1のモータ15を駆動
する。この固定導通角により駆動するときの第1のモー
タ15の回転数変動幅を基準値と比較してドラム1内の
洗濯物のアンバランスを判定し、基準値をドラム1内の
布量により変えるようにしている。
検知手段29により第1のモータ15の回転数を検知
し、この検知出力により第1のモータ15を第3の回転
数N3に制御し、その後、このときのパワースイッチン
グ手段22の導通角を固定して第1のモータ15を駆動
する。この固定導通角により駆動するときの第1のモー
タ15の回転数変動幅を基準値と比較してドラム1内の
洗濯物のアンバランスを判定し、基準値をドラム1内の
布量により変えるようにしている。
【0034】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いてドラム1内に洗濯物を投入し、電源スイッチ3
3をオンした後、入力設定手段25のスタートスイッチ
(図示せず)を操作して運転を開始すると、ドラム1内
の洗濯物の量(布量)を検知した後、給水弁23が動作
して給水し、水位検知手段27により所定の水位を検知
すると給水を停止し、第1のモータ15を駆動する。洗
濯行程では、洗濯物に水が含まれるため補給水しなが
ら、ドラム1は第1のモータ15によって低速で回転駆
動され、ドラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に
落下される。
を開いてドラム1内に洗濯物を投入し、電源スイッチ3
3をオンした後、入力設定手段25のスタートスイッチ
(図示せず)を操作して運転を開始すると、ドラム1内
の洗濯物の量(布量)を検知した後、給水弁23が動作
して給水し、水位検知手段27により所定の水位を検知
すると給水を停止し、第1のモータ15を駆動する。洗
濯行程では、洗濯物に水が含まれるため補給水しなが
ら、ドラム1は第1のモータ15によって低速で回転駆
動され、ドラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に
落下される。
【0035】このとき、ヒータ13に通電して水受け槽
3内の洗濯水を加熱し、水温検知手段28により水受け
槽3内の水温を検知して、洗濯水の温度をほぼ一定の温
度に制御する。洗濯行程が終了すると、排水ポンプ24
が動作して水受け槽3内の洗濯水を排水する。その後、
すすぎ行程を経由して脱水行程では、ドラム1は高速で
回転駆動され、洗濯物は遠心脱水される。
3内の洗濯水を加熱し、水温検知手段28により水受け
槽3内の水温を検知して、洗濯水の温度をほぼ一定の温
度に制御する。洗濯行程が終了すると、排水ポンプ24
が動作して水受け槽3内の洗濯水を排水する。その後、
すすぎ行程を経由して脱水行程では、ドラム1は高速で
回転駆動され、洗濯物は遠心脱水される。
【0036】つぎに、洗濯開始時のドラム1内の布量を
検知する動作を図5を参照しながら説明する。
検知する動作を図5を参照しながら説明する。
【0037】ドラム1内に洗濯物を入れて、ステップ4
0で動作を開始し、ステップ41で電圧検知手段31に
より商用電源32の電圧を検知し、ステップ42で第2
のモータ16を全導通でオンし、ドラム1を駆動する。
ステップ43でドラム1の回転数が200rpmになる
と、ステップ44で制御手段21に内蔵したタイマーを
スタートさせ、ステップ45で3秒が経過すると、ステ
ップ46でそのときのドラム1の回転数N01を検知し、
200rpmからの変化量△N1を記憶しておき、ステ
ップ47でタイマーをリセットする。ここで、変化量△
N1は、 △N1=N01−200 とする。
0で動作を開始し、ステップ41で電圧検知手段31に
より商用電源32の電圧を検知し、ステップ42で第2
のモータ16を全導通でオンし、ドラム1を駆動する。
ステップ43でドラム1の回転数が200rpmになる
と、ステップ44で制御手段21に内蔵したタイマーを
スタートさせ、ステップ45で3秒が経過すると、ステ
ップ46でそのときのドラム1の回転数N01を検知し、
200rpmからの変化量△N1を記憶しておき、ステ
ップ47でタイマーをリセットする。ここで、変化量△
N1は、 △N1=N01−200 とする。
【0038】ステップ48でドラム1の回転数が600
rpmになると、ステップ49で第2のモータ16をオ
フする。このため、ドラム1の回転数は徐々に低下す
る。このときのドラム1の回転数の低下速度はドラム1
内の洗濯物の量と相関があり、洗濯物の量が多い場合に
は回転数の低下は遅く、洗濯物の量が少ない場合には回
転数は速く低下する。
rpmになると、ステップ49で第2のモータ16をオ
フする。このため、ドラム1の回転数は徐々に低下す
る。このときのドラム1の回転数の低下速度はドラム1
内の洗濯物の量と相関があり、洗濯物の量が多い場合に
は回転数の低下は遅く、洗濯物の量が少ない場合には回
転数は速く低下する。
【0039】ステップ50でドラム1の回転数が500
rpmになると、ステップ51でタイマーをスタートさ
せ、ステップ52で6秒が経過すると、ステップ53で
このときのドラム1の回転数N02を検知し、500rp
mからの変化量△N2を記憶する。ここで、変化量△N2
は、 △N2=500−N02 とする。つぎに、ステップ54で布量指数Gaを次式に
より演算する。
rpmになると、ステップ51でタイマーをスタートさ
せ、ステップ52で6秒が経過すると、ステップ53で
このときのドラム1の回転数N02を検知し、500rp
mからの変化量△N2を記憶する。ここで、変化量△N2
は、 △N2=500−N02 とする。つぎに、ステップ54で布量指数Gaを次式に
より演算する。
【0040】 Ga=0.75×(1-0.35(V-100))△N1+△N2 上式で、右辺の第1項は、ベルト17、18のテンショ
ン、周囲温度、商用電源32の電圧などの影響を補正す
るものであり、(1-0.35(V-100))は、商用電源32の
電圧補正項で、Vは電圧(単位はボルト)である。第2
項は、6秒間でドラム1の回転数の500rpmからの
変化を表している。この演算結果に基づいて、ステップ
55で、(表1)に示すように、ドラム1内の洗濯物の
量を判定する。
ン、周囲温度、商用電源32の電圧などの影響を補正す
るものであり、(1-0.35(V-100))は、商用電源32の
電圧補正項で、Vは電圧(単位はボルト)である。第2
項は、6秒間でドラム1の回転数の500rpmからの
変化を表している。この演算結果に基づいて、ステップ
55で、(表1)に示すように、ドラム1内の洗濯物の
量を判定する。
【0041】
【表1】
【0042】以上のようにして判定したドラム1内の洗
濯物の量に応じて、制御手段21は、(表2)に示すよ
うに、ドラム1内の洗濯物によるアンバランスを判定す
るときの基準値を変えるようにしている。
濯物の量に応じて、制御手段21は、(表2)に示すよ
うに、ドラム1内の洗濯物によるアンバランスを判定す
るときの基準値を変えるようにしている。
【0043】
【表2】
【0044】ドラム1内の洗濯物の量が多いときは、ド
ラム1内の洗濯物によるアンバランスが少しでもある
と、脱水行程で大きな振動、騒音を発生し、ドラム1内
の洗濯物の量が少ないときは、ドラム1内の洗濯物によ
るアンバランスが多少あっても、脱水行程で大きな振
動、騒音を発生しないため、洗濯物の量に応じてアンバ
ランスと判定する基準値を(表2)に示すように変える
ことで、洗濯物の量に関係なく、脱水行程での振動、騒
音を抑えることができる。
ラム1内の洗濯物によるアンバランスが少しでもある
と、脱水行程で大きな振動、騒音を発生し、ドラム1内
の洗濯物の量が少ないときは、ドラム1内の洗濯物によ
るアンバランスが多少あっても、脱水行程で大きな振
動、騒音を発生しないため、洗濯物の量に応じてアンバ
ランスと判定する基準値を(表2)に示すように変える
ことで、洗濯物の量に関係なく、脱水行程での振動、騒
音を抑えることができる。
【0045】また、ドラム1内の洗濯物の量を運転開始
時に洗濯物が乾いた状態で検知し、ドラム1内の洗濯物
の量としているので、布質に関係なく洗濯物の量を正確
に検知することができ、アンバランスと判定する基準値
を正確に検知した洗濯物の量に応じて変えることで、脱
水行程での振動、騒音を抑えることができる。
時に洗濯物が乾いた状態で検知し、ドラム1内の洗濯物
の量としているので、布質に関係なく洗濯物の量を正確
に検知することができ、アンバランスと判定する基準値
を正確に検知した洗濯物の量に応じて変えることで、脱
水行程での振動、騒音を抑えることができる。
【0046】また、洗濯物の量が多い時は、一般に洗濯
行程では洗浄率が低く、すすぎ行程ではすすぎ率が低
く、脱水行程では脱水率が低くなる。また、逆に洗濯物
の量が少ない時は、一般に洗濯行程では洗浄率が高く、
すすぎ行程ではすすぎ率が高く、脱水行程では脱水率が
高くなる。そこで、洗濯物の量が多い時には、制御手段
21は洗濯時間を通常よりも長くし(例えば、20%長
く)、またすすぎ回数を多く(例えば、通常2回のとこ
ろを3回にする)またはすすぎ時間を長くし(例えば、
通常すすぎ1回3分を4分にする)、また脱水時間を通
常よりも長く(例えば、通常7分を9分にする)または
脱水回転数を通常よりも大きくする(例えば、通常80
0rpmを1000rpmにする)ことで、洗浄率、す
すぎ率、脱水率が低くなるのを防ぐことができる。逆に
洗濯物の量が少ない時には、制御手段21は洗濯時間を
通常よりも短くし(例えば、20%短く)、また、すす
ぎ回数を少なく(例えば、通常2回のところを1回にす
る)または、すすぎ時間を短くし(例えば、通常すすぎ
1回3分を2分にする)、また、脱水時間を通常よりも
短く(例えば通常7分を5分にする)または脱水回転数
を通常よりも小さくする(例えば、通常800rpmを
600rpmにする)ことで、洗浄率、すすぎ率、脱水
率を一定にすることができる。
行程では洗浄率が低く、すすぎ行程ではすすぎ率が低
く、脱水行程では脱水率が低くなる。また、逆に洗濯物
の量が少ない時は、一般に洗濯行程では洗浄率が高く、
すすぎ行程ではすすぎ率が高く、脱水行程では脱水率が
高くなる。そこで、洗濯物の量が多い時には、制御手段
21は洗濯時間を通常よりも長くし(例えば、20%長
く)、またすすぎ回数を多く(例えば、通常2回のとこ
ろを3回にする)またはすすぎ時間を長くし(例えば、
通常すすぎ1回3分を4分にする)、また脱水時間を通
常よりも長く(例えば、通常7分を9分にする)または
脱水回転数を通常よりも大きくする(例えば、通常80
0rpmを1000rpmにする)ことで、洗浄率、す
すぎ率、脱水率が低くなるのを防ぐことができる。逆に
洗濯物の量が少ない時には、制御手段21は洗濯時間を
通常よりも短くし(例えば、20%短く)、また、すす
ぎ回数を少なく(例えば、通常2回のところを1回にす
る)または、すすぎ時間を短くし(例えば、通常すすぎ
1回3分を2分にする)、また、脱水時間を通常よりも
短く(例えば通常7分を5分にする)または脱水回転数
を通常よりも小さくする(例えば、通常800rpmを
600rpmにする)ことで、洗浄率、すすぎ率、脱水
率を一定にすることができる。
【0047】つぎに、脱水行程での振動、騒音を抑える
ためのドラム1内の洗濯物のアンバランスを判定すると
きの動作を図4を参照しながら説明する。
ためのドラム1内の洗濯物のアンバランスを判定すると
きの動作を図4を参照しながら説明する。
【0048】布ほぐし行程では、第1のモータ15をオ
ンし、ドラム1の回転数を第1の回転数N1(53rp
m)に設定して、回転数検知手段29により第1のモー
タ15の回転数を検知し、この検知出力により第1のモ
ータ15を制御する。所定時間ごと(たとえば、8秒オ
ン、3秒オフ)に第1のモータ15をオン、オフし、時
間t1が経過すると、布バランス行程に入る。
ンし、ドラム1の回転数を第1の回転数N1(53rp
m)に設定して、回転数検知手段29により第1のモー
タ15の回転数を検知し、この検知出力により第1のモ
ータ15を制御する。所定時間ごと(たとえば、8秒オ
ン、3秒オフ)に第1のモータ15をオン、オフし、時
間t1が経過すると、布バランス行程に入る。
【0049】布バランス行程で、時間t2が経過する
と、ドラム1の回転数を第1の上昇速度(たとえば、1
秒間に5rpm上昇)で上昇させ、時間t3が経過した
後、ドラム1の回転数を第1の上昇速度より低い第2の
上昇速度(たとえば、1秒間に2rpm上昇)で上昇さ
せ、ドラム1内の洗濯物をドラム1の内壁に均一に張り
付かせる。
と、ドラム1の回転数を第1の上昇速度(たとえば、1
秒間に5rpm上昇)で上昇させ、時間t3が経過した
後、ドラム1の回転数を第1の上昇速度より低い第2の
上昇速度(たとえば、1秒間に2rpm上昇)で上昇さ
せ、ドラム1内の洗濯物をドラム1の内壁に均一に張り
付かせる。
【0050】時間t4で第1のモータ15をオフし、第
2のモータ16を全導通で駆動して第1の予備脱水行程
に入り、ドラム1の回転数が第4の回転数N4(150
rpm)に達すると、第2のモータ16をオフし、ドラ
ム1の回転数がN3(100rpm)になると、第1の
モータ15をオンし、第1のアンバランス判定行程に入
る。このとき、ドラム1の回転数を第1の回転数N3
(100rpm)に設定して、回転数検知手段29によ
り第1のモータ15の回転数を検知し、この検知出力に
より第1のモータ15を制御する。
2のモータ16を全導通で駆動して第1の予備脱水行程
に入り、ドラム1の回転数が第4の回転数N4(150
rpm)に達すると、第2のモータ16をオフし、ドラ
ム1の回転数がN3(100rpm)になると、第1の
モータ15をオンし、第1のアンバランス判定行程に入
る。このとき、ドラム1の回転数を第1の回転数N3
(100rpm)に設定して、回転数検知手段29によ
り第1のモータ15の回転数を検知し、この検知出力に
より第1のモータ15を制御する。
【0051】時間t5が経過すると、ドラム1の回転数
を第3の回転数N3に制御したときのパワースイッチン
グ手段22の導通角を検知し、この検知した導通角に固
定して第1のモータ15を駆動する。そして、このとき
の回転数変動幅を回転数検知手段29により検知し、検
知した回転数変動幅と基準値とを比較する。このとき、
基準値は、運転開始時に判定したドラム1内の布量に応
じて、(表2)に示すように、基準値を変える。
を第3の回転数N3に制御したときのパワースイッチン
グ手段22の導通角を検知し、この検知した導通角に固
定して第1のモータ15を駆動する。そして、このとき
の回転数変動幅を回転数検知手段29により検知し、検
知した回転数変動幅と基準値とを比較する。このとき、
基準値は、運転開始時に判定したドラム1内の布量に応
じて、(表2)に示すように、基準値を変える。
【0052】回転数変動幅が基準値以下のときは、ドラ
ム1内の洗濯物のアンバランスが少なく、水受け槽3な
どの振動共振点に対応する回転数より高い第5の回転数
N5で駆動可能であると判定し、時間t6が経過した後、
第1のモータ15をオフし、第2のモータ16を全導通
で駆動して、第2の予備脱水行程に入る。回転数変動幅
が基準値以上のときは、水受け槽3などの振動共振点に
対応する回転数より高い第5の回転数N5で駆動できな
いと判断して、布ほぐし行程に戻る。
ム1内の洗濯物のアンバランスが少なく、水受け槽3な
どの振動共振点に対応する回転数より高い第5の回転数
N5で駆動可能であると判定し、時間t6が経過した後、
第1のモータ15をオフし、第2のモータ16を全導通
で駆動して、第2の予備脱水行程に入る。回転数変動幅
が基準値以上のときは、水受け槽3などの振動共振点に
対応する回転数より高い第5の回転数N5で駆動できな
いと判断して、布ほぐし行程に戻る。
【0053】第2の予備脱水行程に入り、ドラム1の回
転数が第5の回転数N5(500rpm)に達すると、
第2のモータ16をオフし、ドラム1の回転数がN3
(100rpm)になると、第1のモータ15をオン
し、第2のアンバランス判定行程に入る。
転数が第5の回転数N5(500rpm)に達すると、
第2のモータ16をオフし、ドラム1の回転数がN3
(100rpm)になると、第1のモータ15をオン
し、第2のアンバランス判定行程に入る。
【0054】第2のアンバランス判定行程で、ドラム1
の回転数を第3の回転数N3(100rpm)に設定し
て、回転数検知手段29により第1のモータ15の回転
数を検知し、この検知出力により第1のモータ15を制
御する。時間t7が経過すると、ドラム1の回転数を第
3の回転数N3に制御したときのパワースイッチング手
段22の導通角を検知し、この検知した導通角に固定し
て第1のモータ15を駆動する。そして、このときの回
転数変動幅を回転数検知手段29により検知する。
の回転数を第3の回転数N3(100rpm)に設定し
て、回転数検知手段29により第1のモータ15の回転
数を検知し、この検知出力により第1のモータ15を制
御する。時間t7が経過すると、ドラム1の回転数を第
3の回転数N3に制御したときのパワースイッチング手
段22の導通角を検知し、この検知した導通角に固定し
て第1のモータ15を駆動する。そして、このときの回
転数変動幅を回転数検知手段29により検知する。
【0055】つぎに、検知した回転数変動幅と基準値と
を比較し、回転数変動幅が基準値以下のときは、ドラム
1内の洗濯物のアンバランスが少なく、脱水行程に入っ
ても振動、騒音が大きくならないと判断して、時間t8
が経過した後、脱水行程に移行する。検知した回転数変
動幅が基準値以上のときは、脱水行程に入ると振動、騒
音が大きくなると判断して、布ほぐし行程に戻る。
を比較し、回転数変動幅が基準値以下のときは、ドラム
1内の洗濯物のアンバランスが少なく、脱水行程に入っ
ても振動、騒音が大きくならないと判断して、時間t8
が経過した後、脱水行程に移行する。検知した回転数変
動幅が基準値以上のときは、脱水行程に入ると振動、騒
音が大きくなると判断して、布ほぐし行程に戻る。
【0056】なお、本実施例では、第1のモータ15お
よび第2のモータ16は、インダクションモータで構成
しているが、整流子モータなどであってもよい。
よび第2のモータ16は、インダクションモータで構成
しているが、整流子モータなどであってもよい。
【0057】また、本実施例では、布ほぐし行程と第2
の予備脱水行程を含んだ行程で説明しているが、布ほぐ
し行程、第2の予備脱水行程の少なくともいずれか一方
がなくてもよい。
の予備脱水行程を含んだ行程で説明しているが、布ほぐ
し行程、第2の予備脱水行程の少なくともいずれか一方
がなくてもよい。
【0058】(実施例2)図3における制御手段21
は、水位検知手段27により検知した水位が所定値(ド
ラム1の下面にほぼ達する水位で、たとえば、水柱13
0mm)以上のとき、ドラム1内の布量を検知しないよう
にしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
は、水位検知手段27により検知した水位が所定値(ド
ラム1の下面にほぼ達する水位で、たとえば、水柱13
0mm)以上のとき、ドラム1内の布量を検知しないよう
にしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0059】上記構成において動作を説明すると、水位
検知手段27により所定値以上の水位を検知するとき
は、ドラム1内に残水がある場合、またはドラム1内に
水を含んだ洗濯物が入れられた場合で、いずれの場合で
も、ドラム1内の洗濯物は水を含んでいる。この場合に
は、洗濯物の布質により洗濯物内に含む水の量が異な
り、布質が異なるものが混在していると、正確に洗濯物
の量を検知することができない。このため、洗濯物の量
を検知しないことで、不正確なデータを除外することが
できる。
検知手段27により所定値以上の水位を検知するとき
は、ドラム1内に残水がある場合、またはドラム1内に
水を含んだ洗濯物が入れられた場合で、いずれの場合で
も、ドラム1内の洗濯物は水を含んでいる。この場合に
は、洗濯物の布質により洗濯物内に含む水の量が異な
り、布質が異なるものが混在していると、正確に洗濯物
の量を検知することができない。このため、洗濯物の量
を検知しないことで、不正確なデータを除外することが
できる。
【0060】(実施例3)図3における制御手段21
は、脱水行程前の第2の予備脱水行程(図4参照)で、
ドラム1を第2のモータ16により、第2の回転数N2
より低い第5の回転数N5(500rpm)で駆動し、
第2のモータ16を遮断した後のドラム1の惰性回転数
の変化(たとえば、450rpmから6秒後の回転数の
変化)でドラム1内の布量を検知するようにしている。
は、脱水行程前の第2の予備脱水行程(図4参照)で、
ドラム1を第2のモータ16により、第2の回転数N2
より低い第5の回転数N5(500rpm)で駆動し、
第2のモータ16を遮断した後のドラム1の惰性回転数
の変化(たとえば、450rpmから6秒後の回転数の
変化)でドラム1内の布量を検知するようにしている。
【0061】このとき、ドラム1の惰性回転数の変化
は、ベルト17、18のテンション、周囲温度などによ
り変化するため、第2のモータ16で駆動したときのド
ラム1の立ち上がりの回転数の変化(たとえば、200
rpmから3秒後の回転数の変化)で補正するようにし
ている。さらに、第2のモータ16で駆動したときのド
ラム1の回転数の変化は、商用電源32の電圧により変
化するため、商用電源31の電圧を検知する電圧検知手
段31の出力により補正するようにしている。
は、ベルト17、18のテンション、周囲温度などによ
り変化するため、第2のモータ16で駆動したときのド
ラム1の立ち上がりの回転数の変化(たとえば、200
rpmから3秒後の回転数の変化)で補正するようにし
ている。さらに、第2のモータ16で駆動したときのド
ラム1の回転数の変化は、商用電源32の電圧により変
化するため、商用電源31の電圧を検知する電圧検知手
段31の出力により補正するようにしている。
【0062】そして、検知した布量により、洗濯開始時
に検知したドラム1内の布量を補正するようにしてい
る。この補正した布量に応じて、第2のアンバランス判
定行程で、アンバランスを判定する基準値を変えるよう
にしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
に検知したドラム1内の布量を補正するようにしてい
る。この補正した布量に応じて、第2のアンバランス判
定行程で、アンバランスを判定する基準値を変えるよう
にしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0063】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明する。なお、第1のアンバランス判定行程までの
動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略
する。
を説明する。なお、第1のアンバランス判定行程までの
動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略
する。
【0064】時間t6が経過した後、第1のモータ15
をオフし、第2のモータ16を全導通で駆動して、第2
の予備脱水行程に入り、第2のモータ16を全導通でオ
ンし、ドラム1の回転数が200rpmになった後、3
秒が経過したときのドラム1の回転数N01を検知し、2
00rpmからの変化量△N1(ここで、△N1=N01−
200)を記憶しておき、ドラム1の回転数が500r
pmになり、第2のモータ16をオフした後、ドラム1
の回転数が450rpmになってから6秒が経過したと
きのドラム1の回転数N02を検知し、450rpmから
の変化量△N2(ここで、△N2=450−N02)を記憶
し、布量指数Gaを次式により演算する。
をオフし、第2のモータ16を全導通で駆動して、第2
の予備脱水行程に入り、第2のモータ16を全導通でオ
ンし、ドラム1の回転数が200rpmになった後、3
秒が経過したときのドラム1の回転数N01を検知し、2
00rpmからの変化量△N1(ここで、△N1=N01−
200)を記憶しておき、ドラム1の回転数が500r
pmになり、第2のモータ16をオフした後、ドラム1
の回転数が450rpmになってから6秒が経過したと
きのドラム1の回転数N02を検知し、450rpmから
の変化量△N2(ここで、△N2=450−N02)を記憶
し、布量指数Gaを次式により演算する。
【0065】 Ga=0.75×(1-0.35(V-100))△N1+△N2 上式で、右辺の第1項は、ベルト17、18のテンショ
ン、周囲温度、商用電源32の電圧などの影響を補正す
るものであり、(1-0.35(V-100))は、商用電源32の
電圧補正項で、Vは電圧(単位はボルト)である。第2
項は、6秒間でドラム1の回転数の450rpmからの
変化を表している。この演算結果に基づいて、(表3)
に示すように、ドラム1内の洗濯物の量を判定する。
ン、周囲温度、商用電源32の電圧などの影響を補正す
るものであり、(1-0.35(V-100))は、商用電源32の
電圧補正項で、Vは電圧(単位はボルト)である。第2
項は、6秒間でドラム1の回転数の450rpmからの
変化を表している。この演算結果に基づいて、(表3)
に示すように、ドラム1内の洗濯物の量を判定する。
【0066】
【表3】
【0067】第2の予備脱水行程では、洗濯物に水を含
んでおり、この状態で洗濯物の量を検知することで、脱
水行程での振動、騒音に影響しやすい状態で布量を検知
することができる。
んでおり、この状態で洗濯物の量を検知することで、脱
水行程での振動、騒音に影響しやすい状態で布量を検知
することができる。
【0068】第2のアンバランス判定行程で、ドラム1
の回転数を第3の回転数N3(100rpm)に設定し
て、回転数検知手段29により第1のモータ15の回転
数を検知し、この検知出力により第1のモータ15を制
御する。時間t7が経過すると、ドラム1の回転数を第
3の回転数N3に制御したときのパワースイッチング手
段22の導通角を検知し、この検知した導通角に固定し
て第1のモータ15を駆動する。そして、このときの回
転数変動幅を回転数検知手段29により検知する。
の回転数を第3の回転数N3(100rpm)に設定し
て、回転数検知手段29により第1のモータ15の回転
数を検知し、この検知出力により第1のモータ15を制
御する。時間t7が経過すると、ドラム1の回転数を第
3の回転数N3に制御したときのパワースイッチング手
段22の導通角を検知し、この検知した導通角に固定し
て第1のモータ15を駆動する。そして、このときの回
転数変動幅を回転数検知手段29により検知する。
【0069】つぎに、検知した回転数変動幅と基準値と
を比較し、回転数変動幅が基準値以下のときは、ドラム
1内の洗濯物のアンバランスが少なく、脱水行程に入っ
ても振動、騒音が大きくならないと判断して、時間t8
が経過した後、脱水行程に移行する。このとき、基準値
は第2の予備脱水行程で判定した水を含んだ状態のドラ
ム1内の洗濯物の量に応じて、(表4)に示すように、
基準値を変える。
を比較し、回転数変動幅が基準値以下のときは、ドラム
1内の洗濯物のアンバランスが少なく、脱水行程に入っ
ても振動、騒音が大きくならないと判断して、時間t8
が経過した後、脱水行程に移行する。このとき、基準値
は第2の予備脱水行程で判定した水を含んだ状態のドラ
ム1内の洗濯物の量に応じて、(表4)に示すように、
基準値を変える。
【0070】
【表4】
【0071】検知した回転数変動幅が基準値以上のとき
は、脱水行程に入ると振動、騒音が大きくなると判断し
て、布ほぐし行程に戻る。
は、脱水行程に入ると振動、騒音が大きくなると判断し
て、布ほぐし行程に戻る。
【0072】このように本実施例によれば、脱水行程前
の第2の予備脱水行程で、ドラム1を第2のモータ16
により、第2の回転数N2より低い第5の回転数N5で駆
動し、第2のモータ16を遮断した後のドラム1の惰性
回転数の変化でドラム1内の布量を検知し、洗濯開始時
に検知したドラム1内の布量を補正するようにしている
ので、第2の予備脱水行程では、洗濯物に水を含んでお
り、この状態で洗濯物の量を検知することで、脱水行程
での振動、騒音に影響しやすい状態で洗濯物の量を検知
することができ、検知結果で洗濯物の量を補正すること
で、アンバランスと判定する基準値を脱水行程と同じ状
態で検知した洗濯物の量に応じて補正することができ
る。
の第2の予備脱水行程で、ドラム1を第2のモータ16
により、第2の回転数N2より低い第5の回転数N5で駆
動し、第2のモータ16を遮断した後のドラム1の惰性
回転数の変化でドラム1内の布量を検知し、洗濯開始時
に検知したドラム1内の布量を補正するようにしている
ので、第2の予備脱水行程では、洗濯物に水を含んでお
り、この状態で洗濯物の量を検知することで、脱水行程
での振動、騒音に影響しやすい状態で洗濯物の量を検知
することができ、検知結果で洗濯物の量を補正すること
で、アンバランスと判定する基準値を脱水行程と同じ状
態で検知した洗濯物の量に応じて補正することができ
る。
【0073】こうして補正した洗濯物の量で脱水時間ま
たは脱水回転数を変えることで、脱水率をより一定に近
づけることができる。
たは脱水回転数を変えることで、脱水率をより一定に近
づけることができる。
【0074】なお、本実施例では、布ほぐし行程を含ん
だ行程で説明しているが、布ほぐし行程がなくてもよ
い。
だ行程で説明しているが、布ほぐし行程がなくてもよ
い。
【0075】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転
軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動する
モータと、前記モータの回転数を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は、前記モータに通電して前記ドラ
ムを洗濯物がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動し、
前記モータの通電を遮断した後の前記ドラムの惰性回転
数の変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、検知
した布量に応じて洗濯時間を変化するようにしたから、
ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に張り付いた状態で、
モータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化
より洗濯物の量を精度よく検知することができ、洗濯物
の量に関係なく洗浄率を一定にすることができる。ま
た、洗濯物の量が少ない時には、洗濯時間を短くするこ
とで使用電力量を減らすことができ、また1回の洗濯時
間を短くすることにもつながる。
発明によれば、洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転
軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動する
モータと、前記モータの回転数を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は、前記モータに通電して前記ドラ
ムを洗濯物がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動し、
前記モータの通電を遮断した後の前記ドラムの惰性回転
数の変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、検知
した布量に応じて洗濯時間を変化するようにしたから、
ドラム内の洗濯物がドラムの内壁に張り付いた状態で、
モータの通電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化
より洗濯物の量を精度よく検知することができ、洗濯物
の量に関係なく洗浄率を一定にすることができる。ま
た、洗濯物の量が少ない時には、洗濯時間を短くするこ
とで使用電力量を減らすことができ、また1回の洗濯時
間を短くすることにもつながる。
【0076】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御手段は、モータに通電して前記ドラムを駆動したとき
の回転数の立ち上がりの変化により、前記ドラムの惰性
回転数の変化を補正して前記ドラム内の洗濯物の量を検
知するようにしたから、モータに通電してドラムを駆動
したときの回転数の立ち上がりの変化により、ドラムの
惰性回転数の変化を補正することで、モータとドラムと
の間に張設したベルトの張り、周囲温度などにの影響を
なくすことができ、布量を精度よく検知することができ
る。
御手段は、モータに通電して前記ドラムを駆動したとき
の回転数の立ち上がりの変化により、前記ドラムの惰性
回転数の変化を補正して前記ドラム内の洗濯物の量を検
知するようにしたから、モータに通電してドラムを駆動
したときの回転数の立ち上がりの変化により、ドラムの
惰性回転数の変化を補正することで、モータとドラムと
の間に張設したベルトの張り、周囲温度などにの影響を
なくすことができ、布量を精度よく検知することができ
る。
【0077】また、請求項3に記載の発明によれば、商
用電源の電圧を検知する電圧検知手段を備え、制御手段
は、前記電圧検知手段の出力により、モータに通電して
ドラムを駆動したときの回転数の立ち上がりの変化を補
正するようにしたから、電圧検知手段の出力により、ド
ラムの回転数の立ち上がりの変化を補正することで、回
転数を補正するときの商用電源の電圧の影響をなくすこ
とができ、布量を一層精度よく検知することができる。
用電源の電圧を検知する電圧検知手段を備え、制御手段
は、前記電圧検知手段の出力により、モータに通電して
ドラムを駆動したときの回転数の立ち上がりの変化を補
正するようにしたから、電圧検知手段の出力により、ド
ラムの回転数の立ち上がりの変化を補正することで、回
転数を補正するときの商用電源の電圧の影響をなくすこ
とができ、布量を一層精度よく検知することができる。
【0078】また、請求項4に記載の発明によれば、制
御手段は、洗濯開始時にモータの通電を遮断した後のド
ラムの惰性回転数の変化より前記ドラム内の洗濯物の量
を検知するようにしたから、ドラム内の洗濯物に水を含
ませた場合は、洗濯物の布質により洗濯物内に含む水の
量が異なり、異なる布質が混在している場合は洗濯物の
量を正確に検知することができないのに対して、洗濯開
始時は洗濯物が乾いた状態であるため、乾いた状態で検
知することで、布質に関係なく洗濯物の量を正確に検知
することができる。
御手段は、洗濯開始時にモータの通電を遮断した後のド
ラムの惰性回転数の変化より前記ドラム内の洗濯物の量
を検知するようにしたから、ドラム内の洗濯物に水を含
ませた場合は、洗濯物の布質により洗濯物内に含む水の
量が異なり、異なる布質が混在している場合は洗濯物の
量を正確に検知することができないのに対して、洗濯開
始時は洗濯物が乾いた状態であるため、乾いた状態で検
知することで、布質に関係なく洗濯物の量を正確に検知
することができる。
【0079】また、請求項5に記載の発明によれば、ド
ラムを外包する水受け槽と、前記水受け槽の水位を検知
する水位検知手段とを備え、制御手段は、前記水位検知
手段により検知した水位が所定値以上のとき、前記ドラ
ム内の洗濯物の量を検知しないようにしたから、水位検
知手段により所定値以上の水位を検知するときは、ドラ
ム内の洗濯物は水を含んでおり、洗濯物の布質により洗
濯物内に含む水の量が異なり、正確に洗濯物の量を検知
することができないため、洗濯物の量を検知しないこと
で、不正確なデータを除外することができる。
ラムを外包する水受け槽と、前記水受け槽の水位を検知
する水位検知手段とを備え、制御手段は、前記水位検知
手段により検知した水位が所定値以上のとき、前記ドラ
ム内の洗濯物の量を検知しないようにしたから、水位検
知手段により所定値以上の水位を検知するときは、ドラ
ム内の洗濯物は水を含んでおり、洗濯物の布質により洗
濯物内に含む水の量が異なり、正確に洗濯物の量を検知
することができないため、洗濯物の量を検知しないこと
で、不正確なデータを除外することができる。
【0080】また、請求項6〜15に記載の発明によれ
ば、請求項1〜5に記載の発明と同様に、すすぎ率を一
定にすることができる。
ば、請求項1〜5に記載の発明と同様に、すすぎ率を一
定にすることができる。
【0081】また、請求項16〜20および請求項22
〜26に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発
明と同様に、脱水率を一定にすることができる。
〜26に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発
明と同様に、脱水率を一定にすることができる。
【0082】また、請求項21および27に記載の発明
によれば、洗濯物に水を含んだ状態で洗濯物の量を検知
することで、脱水行程での振動、騒音に影響しやすい状
態で洗濯物の量を検知することができ、検知結果で洗濯
物の量を補正することで、アンバランスと判定する基準
値を脱水行程と同じ状態で検知した洗濯物の量に応じて
補正することができる。また、補正した洗濯物の量で脱
水時間または脱水回転数を変えることで、脱水率をより
一定に近づけることができる。
によれば、洗濯物に水を含んだ状態で洗濯物の量を検知
することで、脱水行程での振動、騒音に影響しやすい状
態で洗濯物の量を検知することができ、検知結果で洗濯
物の量を補正することで、アンバランスと判定する基準
値を脱水行程と同じ状態で検知した洗濯物の量に応じて
補正することができる。また、補正した洗濯物の量で脱
水時間または脱水回転数を変えることで、脱水率をより
一定に近づけることができる。
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の断面図
【図2】同洗濯機の一部切欠した背面図
【図3】同洗濯機のブロック回路図
【図4】同洗濯機の要部動作タイムチャート
【図5】同洗濯機の要部動作フローチャート
【図6】従来の脱水兼用洗濯機の断面図
1 ドラム 4 回転軸 15 第1のモータ(モータ) 16 第2のモータ(モータ) 21 制御手段
Claims (27)
- 【請求項1】 洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転
軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動する
モータと、前記モータの回転数を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は、前記モータに通電して前記ドラ
ムを洗濯物がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動し、
前記モータの通電を遮断した後の前記ドラムの惰性回転
数の変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、検知
した布量に応じて洗濯時間を変化するようにした洗濯
機。 - 【請求項2】 制御手段は、モータに通電して前記ドラ
ムを駆動したときの回転数の立ち上がりの変化により、
前記ドラムの惰性回転数の変化を補正して前記ドラム内
の洗濯物の量を検知するようにした請求項1記載の洗濯
機。 - 【請求項3】 商用電源の電圧を検知する電圧検知手段
を備え、制御手段は、前記電圧検知手段の出力により、
モータに通電してドラムを駆動したときの回転数の立ち
上がりの変化を補正するようにした請求項2記載の洗濯
機。 - 【請求項4】 制御手段は、洗濯開始時にモータの通電
を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化より前記ドラ
ム内の洗濯物の量を検知するようにした請求項1〜3の
いずれか1項に記載の洗濯機。 - 【請求項5】 ドラムを外包する水受け槽と、前記水受
け槽の水位を検知する水位検知手段とを備え、制御手段
は、前記水位検知手段により検知した水位が所定値以上
のとき、前記ドラム内の洗濯物の量を検知しないように
した請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項6】 洗濯物を収納し略水平方向に設けた回転
軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動する
モータと、前記モータの回転数を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は、前記モータに通電して前記ドラ
ムを洗濯物がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動し、
前記モータの通電を遮断した後の前記ドラムの惰性回転
数の変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、検知
した布量に応じてすすぎ回数を変化するようにした洗濯
機。 - 【請求項7】 制御手段は、モータに通電して前記ドラ
ムを駆動したときの回転数の立ち上がりの変化により、
前記ドラムの惰性回転数の変化を補正して前記ドラム内
の洗濯物の量を検知するようにした請求項6記載の洗濯
機。 - 【請求項8】 商用電源の電圧を検知する電圧検知手段
を備え、制御手段は、前記電圧検知手段の出力により、
モータに通電してドラムを駆動したときの回転数の立ち
上がりの変化を補正するようにした請求項7記載の洗濯
機。 - 【請求項9】 制御手段は、洗濯開始時にモータの通電
を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化より前記ドラ
ム内の洗濯物の量を検知するようにした請求項6〜8の
いずれか1項に記載の洗濯機。 - 【請求項10】 ドラムを外包する水受け槽と、前記水
受け槽の水位を検知する水位検知手段とを備え、制御手
段は、前記水位検知手段により検知した水位が所定値以
上のとき、前記ドラム内の洗濯物の量を検知しないよう
にした請求項6記載の洗濯機。 - 【請求項11】 洗濯物を収納し略水平方向に設けた回
転軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動す
るモータと、前記モータの回転数を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、前記モータに通電して前記ド
ラムを洗濯物がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動
し、前記モータの通電を遮断した後の前記ドラムの惰性
回転数の変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、
検知した布量に応じてすすぎ時間を変化するようにした
洗濯機。 - 【請求項12】 制御手段は、モータに通電して前記ド
ラムを駆動したときの回転数の立ち上がりの変化によ
り、前記ドラムの惰性回転数の変化を補正して前記ドラ
ム内の洗濯物の量を検知するようにした請求項11記載
の洗濯機。 - 【請求項13】 商用電源の電圧を検知する電圧検知手
段を備え、制御手段は、前記電圧検知手段の出力によ
り、モータに通電してドラムを駆動したときの回転数の
立ち上がりの変化を補正するようにした請求項12記載
の洗濯機。 - 【請求項14】 制御手段は、洗濯開始時にモータの通
電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化より前記ド
ラム内の洗濯物の量を検知するようにした請求項11〜
13のいずれか1項に記載の洗濯機。 - 【請求項15】 ドラムを外包する水受け槽と、前記水
受け槽の水位を検知する水位検知手段とを備え、制御手
段は、前記水位検知手段により検知した水位が所定値以
上のとき、前記ドラム内の洗濯物の量を検知しないよう
にした請求項11記載の洗濯機。 - 【請求項16】 洗濯物を収納し略水平方向に設けた回
転軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動す
るモータと、前記モータの回転数を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、前記モータに通電して前記ド
ラムを洗濯物がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動
し、前記モータの通電を遮断した後の前記ドラムの惰性
回転数の変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、
検知した布量に応じて脱水時間を変化するようにした洗
濯機。 - 【請求項17】 制御手段は、モータに通電して前記ド
ラムを駆動したときの回転数の立ち上がりの変化によ
り、前記ドラムの惰性回転数の変化を補正して前記ドラ
ム内の洗濯物の量を検知するようにした請求項16記載
の洗濯機。 - 【請求項18】 商用電源の電圧を検知する電圧検知手
段を備え、制御手段は、前記電圧検知手段の出力によ
り、モータに通電してドラムを駆動したときの回転数の
立ち上がりの変化を補正するようにした請求項17記載
の洗濯機。 - 【請求項19】 制御手段は、洗濯開始時にモータの通
電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化より前記ド
ラム内の洗濯物の量を検知するようにした請求項16〜
18のいずれか1項に記載の洗濯機。 - 【請求項20】 ドラムを外包する水受け槽と、前記水
受け槽の水位を検知する水位検知手段とを備え、制御手
段は、前記水位検知手段により検知した水位が所定値以
上のとき、前記ドラム内の洗濯物の量を検知しないよう
にした請求項16記載の洗濯機。 - 【請求項21】 制御手段は、脱水前に脱水回転数より
低い回転数の予備脱水を行い、予備脱水時にモータの通
電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化より前記ド
ラム内の洗濯物の量を検知し、洗濯開始時に検知したド
ラム内の洗濯物の量を補正するようにした請求項16〜
18のいずれか1項に記載の洗濯機。 - 【請求項22】 洗濯物を収納し略水平方向に設けた回
転軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動す
るモータと、前記モータの回転数を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、前記モータに通電して前記ド
ラムを洗濯物がドラムの内壁に張り付く回転数で駆動
し、前記モータの通電を遮断した後の前記ドラムの惰性
回転数の変化より前記ドラム内の洗濯物の量を検知し、
検知した布量に応じて脱水回転数を変化するようにした
洗濯機。 - 【請求項23】 制御手段は、モータに通電して前記ド
ラムを駆動したときの回転数の立ち上がりの変化によ
り、前記ドラムの惰性回転数の変化を補正して前記ドラ
ム内の洗濯物の量を検知するようにした請求項22記載
の洗濯機。 - 【請求項24】 商用電源の電圧を検知する電圧検知手
段を備え、制御手段は、前記電圧検知手段の出力によ
り、モータに通電してドラムを駆動したときの回転数の
立ち上がりの変化を補正するようにした請求項22記載
の洗濯機。 - 【請求項25】 制御手段は、洗濯開始時にモータの通
電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化より前記ド
ラム内の洗濯物の量を検知するようにした請求項22〜
24のいずれか1項に記載の洗濯機。 - 【請求項26】 ドラムを外包する水受け槽と、前記水
受け槽の水位を検知する水位検知手段とを備え、制御手
段は、前記水位検知手段により検知した水位が所定値以
上のとき、前記ドラム内の洗濯物の量を検知しないよう
にした請求項22記載の洗濯機。 - 【請求項27】 制御手段は、脱水前に脱水回転数より
低い回転数の予備脱水を行い、予備脱水時にモータの通
電を遮断した後のドラムの惰性回転数の変化より前記ド
ラム内の洗濯物の量を検知し、洗濯開始時に検知したド
ラム内の洗濯物の量を補正するようにした請求項22〜
24のいずれか1項に記載の洗濯機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9079461A JPH10272281A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 洗濯機 |
KR1019980010899A KR100345013B1 (ko) | 1997-03-31 | 1998-03-28 | 세탁기 |
CNB981063225A CN1136349C (zh) | 1997-03-31 | 1998-03-31 | 洗衣机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9079461A JPH10272281A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10272281A true JPH10272281A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13690531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9079461A Pending JPH10272281A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 洗濯機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10272281A (ja) |
KR (1) | KR100345013B1 (ja) |
CN (1) | CN1136349C (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007068757A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ドラム式洗濯機 |
JP2010057582A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-03-18 | Panasonic Corp | 洗濯機 |
CN101864653A (zh) * | 2010-07-02 | 2010-10-20 | 深圳和而泰智能控制股份有限公司 | 滚筒洗衣机布质布量的检测方法及装置 |
JP2011110132A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Panasonic Corp | 洗濯機 |
JP2013070833A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Hitachi Appliances Inc | 洗濯乾燥機 |
US8721800B2 (en) | 2008-12-05 | 2014-05-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of controlling washing machine |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3022490B2 (ja) * | 1998-06-05 | 2000-03-21 | 松下電器産業株式会社 | 洗濯機 |
KR101275553B1 (ko) * | 2006-06-09 | 2013-06-20 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기 및 그 동작방법 |
CN101838902B (zh) * | 2010-04-27 | 2012-01-18 | 南京乐金熊猫电器有限公司 | 洗衣装置及其控制方法 |
KR101290164B1 (ko) * | 2011-01-05 | 2013-07-30 | 엘지전자 주식회사 | 의류건조기의 제어방법 |
JP2012170687A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Panasonic Corp | ドラム式洗濯機 |
JP6490926B2 (ja) * | 2014-08-29 | 2019-03-27 | アクア株式会社 | ドラム式洗濯機 |
CN107630330B (zh) * | 2016-07-19 | 2019-09-10 | 松下家电研究开发(杭州)有限公司 | 基于皮带张力获取的洗衣机控制方法及洗衣机 |
CN106400382A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-15 | 无锡飞翎电子有限公司 | 洗衣机及其控制方法和控制装置 |
WO2018041172A1 (zh) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 冲锋衣洗涤方法及洗衣机 |
CN106939494B (zh) * | 2017-05-16 | 2023-05-23 | 江苏新安电器有限公司 | 一种滚筒洗衣机的带水脱水检测装置及其检测方法 |
CN108998920B (zh) * | 2017-06-06 | 2021-02-09 | 无锡小天鹅电器有限公司 | 洗衣机、洗衣机的控制方法和装置 |
CN109811504B (zh) * | 2017-11-20 | 2021-11-19 | 无锡小天鹅电器有限公司 | 洗衣机的控制方法、装置和洗衣机 |
CN108315949A (zh) * | 2018-04-12 | 2018-07-24 | 佛山市百里洲科技有限公司 | 一种可自动调节漂洗时间的洗衣机 |
CN108411563A (zh) * | 2018-04-12 | 2018-08-17 | 佛山市百里洲科技有限公司 | 一种洗衣机漂洗的控制方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR930002585A (ko) * | 1991-07-02 | 1993-02-23 | 이헌조 | 세탁기의 포량 감지 방법 |
KR950004259B1 (ko) * | 1992-04-29 | 1995-04-28 | 주식회사금성사 | 세탁기의 포량감지 및 세제량 표시장치와 방법 |
KR960037472U (ko) * | 1995-05-31 | 1996-12-16 | 세탁기의 제어장치 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9079461A patent/JPH10272281A/ja active Pending
-
1998
- 1998-03-28 KR KR1019980010899A patent/KR100345013B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-03-31 CN CNB981063225A patent/CN1136349C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007068757A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ドラム式洗濯機 |
JP4661466B2 (ja) * | 2005-09-07 | 2011-03-30 | パナソニック株式会社 | ドラム式洗濯機 |
JP2010057582A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-03-18 | Panasonic Corp | 洗濯機 |
US8721800B2 (en) | 2008-12-05 | 2014-05-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of controlling washing machine |
US9605367B2 (en) | 2008-12-05 | 2017-03-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of controlling washing machine |
JP2011110132A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Panasonic Corp | 洗濯機 |
CN101864653A (zh) * | 2010-07-02 | 2010-10-20 | 深圳和而泰智能控制股份有限公司 | 滚筒洗衣机布质布量的检测方法及装置 |
JP2013070833A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Hitachi Appliances Inc | 洗濯乾燥機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1136349C (zh) | 2004-01-28 |
KR19980080822A (ko) | 1998-11-25 |
KR100345013B1 (ko) | 2002-09-18 |
CN1195043A (zh) | 1998-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10272281A (ja) | 洗濯機 | |
US20060230544A1 (en) | Drum type washing machine and controlling method thereof | |
JPH074464B2 (ja) | 全自動洗濯機 | |
JP3651206B2 (ja) | ランドリー機器 | |
JPH10211387A (ja) | 洗濯機 | |
JP3536566B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP3829386B2 (ja) | 洗濯機 | |
JPH10235069A (ja) | 洗濯機 | |
JP2012170675A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP2007068813A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP3536565B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP3603576B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JPH10201988A (ja) | 洗濯機 | |
JP6028229B2 (ja) | 洗濯機 | |
JPH10201990A (ja) | 洗濯機 | |
JP3113151B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP3629883B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP2008099847A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JPH10272285A (ja) | 洗濯機 | |
JPH10263272A (ja) | 洗濯機 | |
JPH10235066A (ja) | ランドリー機器 | |
JP2010246579A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP3157319B2 (ja) | 洗濯機 | |
JPH10272279A (ja) | 洗濯機 | |
JP3131510B2 (ja) | 脱水兼用洗濯機の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040831 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |