JPH07185180A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH07185180A
JPH07185180A JP5332349A JP33234993A JPH07185180A JP H07185180 A JPH07185180 A JP H07185180A JP 5332349 A JP5332349 A JP 5332349A JP 33234993 A JP33234993 A JP 33234993A JP H07185180 A JPH07185180 A JP H07185180A
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Kimihiko Nakamura
公彦 中村
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Toshiba Corp
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、横振動モードおよび縦振動モード
を判別できると共に、その振動モードを問わずに異常振
動発生も検出できるようにしている。 【構成】 制御回路13は、振動センサ23により回転
槽の回転に伴う振動が検出されると、この振動の波形パ
ターンを検出し、この波形パターンと基準波形パターン
とを比較して縦振動モードおよび横振動モードのいずれ
であるかを判定すると共に、該検出された波形パターン
のレベルと振動レベル基準値とを比較して振動の大きさ
を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱水槽の異常回転を検
出するようにした洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機では、脱水時の異常回転を
検出するについて、脱水槽のアンバランス回転を検出す
るレバーを備え、このレバーによりスイッチを動作させ
ることにより、いわゆる異常振動の一つであるアンバラ
ンス回転を検出するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、脱水槽の異
常回転の形態としては、従来からよく知られているよう
に、脱水槽が横方向に大きく振れ回る横振動モードと、
最近知られるようになった縦振動モードとがある。前者
の横振動モードは、脱水槽が横に大きく振れ回るため、
該脱水槽がこれの外側の水受槽に衝当して騒音が発生し
たり、洗濯機全体が大きく振動したりする。後者の縦振
動モードは、脱水槽が軸方向に振動するもので、脱水槽
の回転がなかなか立ち上がらず、脱水がなかなかすすま
ず、また、この縦振動の度合いが大きくなると、これま
た、異常振動が発生する等の不具合も発生する。
【0004】しかるに、上記従来のレバー方式のもので
は、上述の縦振動モードをなかなか検出できないという
のが実情で、脱水が進行せず、またこの縦振動が大きく
なると異常振動が発生して、異常騒音が発生しまう等の
問題があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、横振動モードと縦振動モードとを判
別できると共に、これらのモードを問わずに異常振動も
検出でき、これにて、回転立ち上がり不良や、大きな振
動・騒音の発生を防止できて、洗濯運転を良好に制御す
ることが可能となる洗濯機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、脱水槽の
振動を検出する振動センサと、この振動センサから出力
される振動検出信号の波形のパターンを検出する波形パ
ターン検出手段と、基準波形パターンを記憶すると共に
振動レベル基準値を記憶した基準記憶手段と、前記検出
された波形パターンと前記基準記憶手段に記憶された基
準波形パターンとを比較して縦振動モードおよび横振動
モードのいずれであるかを判定すると共に、該検出され
た波形パターンのレベルと前記振動レベル基準値とを比
較して振動の大きさを判定する判定手段と、脱水行程の
所定時期において前記振動センサおよび波形パターン検
出手段並びに判定手段を機能させ、該判定手段の判定結
果に基づいてその後の運転を制御する制御手段と、を含
んで構成される(請求項1の発明)。
【0007】第2の手段は、上記第1の手段において、
基準記憶手段が、基準波形パターンを記憶すると共に、
異常振動発生が予測される振動レベル検出用の振動レベ
ル基準値を記憶するようになっており、また、制御手段
が、脱水行程の所定時期において振動センサおよび波形
パターン検出手段並びに判定手段を機能させ、該判定手
段の判定結果が、縦振動モード判定であって且つ検出さ
れた波形パターンのレベルが振動レベル基準値に該当す
る場合に、脱水槽の回転速度の上昇度を予め設定された
上昇度よりも緩めるように制御するようになっている
(請求項2の発明)。
【0008】第3の手段は、上記第1の手段において、
基準記憶手段が、基準波形パターンを記憶すると共に、
異常振動発生が予測される振動レベル検出用の振動レベ
ル基準値を記憶するようになっており、制御手段が、脱
水行程の所定時期において振動センサおよび波形パター
ン検出手段並びに判定手段を機能させ、該判定手段の判
定結果が、縦振動モード判定であって且つ検出された波
形パターンのレベルが振動レベル基準値に該当する判定
結果であるときに、脱水槽の回転速度を現在の回転速度
より一旦下げた後脱水槽の回転速度の上昇度を予め設定
された上昇度よりも緩めるように制御するようになって
いる(請求項3の発明)。
【0009】第4の手段は、脱水槽の振動を検出する振
動センサと、この振動センサから出力される振動検出信
号の波形のパターンを検出する波形パターン検出手段
と、基準波形パターンを記憶すると共に、異常振動発生
相当の振動レベル検出用の振動レベル基準値を記憶した
基準記憶手段と、前記検出された波形パターンと前記基
準記憶手段に記憶された基準波形パターンとを比較して
縦振動モードおよび横振動モードのいずれであるかを判
定すると共に、該検出された波形パターンのレベルと前
記振動レベル基準値とを比較して振動の大きさを判定す
る判定手段と、前記脱水槽内に正逆反転水流を形成して
アンバランス修正を行なうアンバランス修正手段と、脱
水行程の所定時期において前記振動センサおよび波形パ
ターン検出手段並びに判定手段を機能させ、該判定手段
の判定結果が、検出された波形パターンのレベルが振動
レベル基準値以上である判定結果であるときに前記アン
バランス修正手段にアンバランス修正処理をさせ、且
つ、その検出された波形パターンのレベルの度合いが高
いほど水流の正逆反転周期を短くするようにアンバラン
ス修正を制御する制御手段と、を含んで構成される(請
求項4の発明)。
【0010】第5の手段は、脱水槽の振動を検出する振
動センサと、この振動センサから出力される振動検出信
号の波形のパターンを検出する波形パターン検出手段
と、基準波形パターンを記憶すると共に、異常振動発生
相当の振動レベル検出用の振動レベル基準値を記憶した
基準記憶手段と、前記検出された波形パターンと前記基
準記憶手段に記憶された基準波形パターンとを比較して
縦振動モードおよび横振動モードのいずれであるかを判
定すると共に、該検出された波形パターンのレベルと前
記振動レベル基準値とを比較して振動の大きさを判定す
る判定手段と、すすぎ行程前の脱水行程の所定時期にお
いて前記振動センサおよび波形パターン検出手段並びに
判定手段を機能させ、該判定手段の判定結果が、検出さ
れた波形パターンのレベルが振動レベル基準値以上であ
ったことを条件に、すすぎ行程での水流強度を予め設定
された水流強度よりも弱くするように設定する制御手段
と、を含んで構成される(請求項5の発明)。
【0011】第6の手段は、脱水槽の振動を検出する振
動センサと、この振動センサから出力される振動検出信
号の波形のパターンを検出する波形パターン検出手段
と、基準波形パターンを記憶すると共に、異常振動発生
が予測される振動レベル検出用の振動レベル基準値を記
憶した基準記憶手段と、前記検出された波形パターンと
前記基準記憶手段に記憶された基準波形パターンとを比
較して縦振動モードおよび横振動モードのいずれである
かを判定すると共に、該検出された波形パターンのレベ
ルと前記振動レベル基準値とを比較して振動の大きさを
判定する判定手段と、脱水行程における目標最終回転速
度状態またはこれ以前の回転速度状態において前記振動
センサおよび波形パターン検出手段並びに判定手段を機
能させ、該判定手段の判定結果が、縦振動モード判定で
ある場合または検出された波形パターンのレベルが振動
レベル基準値に該当する場合に、脱水槽の最終回転速度
を目標最終回転速度より低い回転速度に変更する制御手
段と、を含んで構成される(請求項6の発明)。
【0012】第7の手段は、脱水槽の振動を検出する振
動センサと、この振動センサから出力される振動検出信
号の波形のパターンを検出する波形パターン検出手段
と、基準波形パターンを記憶すると共に振動レベル基準
値を記憶した基準記憶手段と、前記検出された波形パタ
ーンと前記基準記憶手段に記憶された基準波形パターン
とを比較して縦振動モードおよび横振動モードのいずれ
であるかを判定すると共に、該検出された波形パターン
のレベルと前記振動レベル基準値とを比較して振動の大
きさを判定する判定手段と、この判定手段による判定結
果を記憶する不揮発性メモリと、脱水行程の所定時期に
おいて前記振動センサおよび波形パターン検出手段並び
に判定手段を機能させ、該判定手段の判定結果を前記不
揮発性メモリに記憶させ、この記憶内容を、次回の運転
時に読み出し、該記憶内容が縦振動判定である場合また
は検出された波形パターンのレベルが振動レベル基準値
以上である場合には、洗い行程あるいはすすぎ行程の水
流強度を予め設定された水流強度よりも弱くするように
制御する制御手段と、を含んで構成される(請求項7の
発明)。
【0013】
【作用】脱水槽が振動する場合、縦振動モードと横振動
モードとでは、振動センサから出力される振動検出信号
の波形が異なる。また、振動の大きさは、この振動検出
信号のレベルで分かる。
【0014】第1の手段においては、波形パターン検出
手段により、振動センサから出力される振動検出信号の
波形のパターンを検出する。そして、判定手段により、
検出された波形パターンと基準記憶手段に記憶された基
準波形パターンとを比較して縦振動モードおよび横振動
モードのいずれであるかを判定すると共に、該検出され
た波形パターンのレベルと振動レベル基準値とを比較し
て振動の大きさを判定する。これにより、脱水槽の振動
モードが縦振動モードであるのか横振動モードであるの
かが判別され、また、振動の大きさも判別される。従っ
て、制御手段により、運転を制御する場合に、脱水状況
に合わせて良好に制御することが可能となる。
【0015】この場合、第2の手段においては、基準記
憶手段における振動レベル基準値が異常振動発生が予測
される振動レベル検出用の振動レベル基準値であるか
ら、判定手段においては、検出された波形パターンが、
縦振動モードと横振動モードのいずれかであるかが判定
される他、検出された波形パターンのレベルが異常振動
発生が予測される振動レベルであるか否かが判定され
る。
【0016】そして、制御手段は、この判定手段の判定
結果が、縦振動モード判定であって且つ検出された波形
パターンのレベルが振動レベル基準値に該当する判定結
果であるときに、脱水槽の回転速度の上昇度を予め設定
された上昇度よりも緩めるように制御するから、脱水槽
の回転がなかなか立上がらないことあるいは異常振動の
発生が予測されるような場合であっても、脱水槽の回転
を良好に立ち上げることが可能となる。
【0017】さらにこの場合、第3の手段においては、
制御手段は、この判定手段の判定結果が、縦振動モード
判定であって且つ検出された波形パターンのレベルが振
動レベル基準値に該当する判定結果であるときに、脱水
槽の回転速度を現在の回転速度より一旦下げた後脱水槽
の回転速度の上昇度を予め設定された上昇度よりも緩め
るように制御するから、脱水槽の回転がなかなか立上が
らないことあるいは異常振動の発生が予測されるような
場合であっても、脱水槽の回転をさらに良好に立ち上げ
ることが可能となる。
【0018】第4の手段においては、基準記憶手段にお
ける振動レベル基準値が異常振動発生相当の振動レベル
検出用の振動レベル基準値であるから、判定手段におい
ては、検出された波形パターンが、縦振動モードと横振
動モードのいずれかであるかが判定される他、検出され
た波形パターンのレベルが異常振動を発生しているレベ
ルであるか否かが判定される。
【0019】そして、制御手段は、判定手段の判定結果
が、検出された波形パターンのレベルが振動レベル基準
値以上である判定結果であるときにアンバランス修正手
段にアンバランス修正処理をさせ、且つ、その検出され
た波形パターンのレベルの度合いが高いほど水流の正逆
反転周期を短くするようにアンバランス修正を制御する
から、異常振動が発生したときにアンバランス修正がで
きることに加え、このアンバランス修正も振動内容に応
じて変更できて確実なアンバランス修正がなされる。
【0020】第5の手段においては、基準記憶手段にお
ける振動レベル基準値が異常振動発生相当の振動レベル
検出用の振動レベル基準値であり、また、制御手段が、
すすぎ行程前の脱水行程の所定時期において前記振動セ
ンサおよび波形パターン検出手段並びに判定手段を機能
させ、該判定手段の判定結果が、検出された波形パター
ンのレベルが振動レベル基準値以上であったことを条件
に、すすぎ行程での水流強度を予め設定された水流強度
よりも弱くするように設定するするようになっているか
ら、このすすぎ行程での縦振動モードおよび異常振動の
発生要因をなくすことができて、このすすぎ行程の後の
脱水行程での縦振動の発生防止および異常振動発生防止
に寄与できる。
【0021】第6の手段においては、基準記憶手段にお
ける振動レベル基準値が異常振動発生が予測される振動
レベル検出用の振動レベル基準値であり、また、制御手
段が、脱水行程における目標最終回転速度状態またはこ
れ以前の回転速度状態において振動センサおよび波形パ
ターン検出手段並びに判定手段を機能させ、該判定手段
の判定結果が、縦振動モード判定である場合または検出
された波形パターンのレベルが振動レベル基準値に該当
する場合に、脱水槽の最終回転速度を目標最終回転速度
より低い回転速度に変更するようになっているから、高
い回転速度での異常振動発生を防止できる。
【0022】第7の手段においては、この判定手段によ
る判定結果を記憶する不揮発性メモリを設けると共に、
制御手段が、判定手段の判定結果を不揮発性メモリに記
憶させ、この記憶内容を、該次回の運転時に読み出し、
該記憶内容が縦振動判定である場合または検出された波
形パターンのレベルが振動レベル基準値以上である場合
には、洗い行程あるいはすすぎ行程の水流強度を予め設
定された水流強度よりも弱くするように制御するから、
その後の脱水行程での縦振動の発生防止および異常振動
発生防止に寄与できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1な
いし図12を参照しながら説明する。まず、図2におい
ては脱水兼用洗濯機を示している。外箱1には、水受槽
2が、複数組(一組のみ図示)の吊り棒機構3により弾
性支持されて配設されている。この水受槽2の内部には
洗濯槽兼脱水槽である回転槽4が配設され、さらにこの
回転槽4の内部には撹拌体5が配設されている。
【0024】水受槽2の外下方部には、排水弁6および
排水ホース7が配設されていると共に、モータ8を主体
とする駆動機構9が配設されており、この駆動機構9に
よって、洗いおよびすすぎ時に回転槽4を静止状態とし
て撹拌体5を回転させ、脱水時に回転槽4を撹拌体5と
共に回転させるようにしている。なお、水受槽2の下部
にはエアトラップ10が形成されていて、一方、トップ
カバー11内にはこのエアトラップ10内の圧力に応じ
て水位を検出する水位センサ12(図1参照)が設けら
れている。
【0025】次に図2において、制御回路13は、マイ
クロコンピュータおよび各種A/D変換器等を含んで構
成されており、これは、後述するが波形パターン検出手
段、基準記憶手段、判定手段、アンバランス修正手段お
よび制御手段として機能する。この制御回路13には、
スイッチ入力回路14からの各種のスイッチ信号、トッ
プカバー11内に設けられた蓋スイッチ15によるスイ
ッチ信号、および前記水位センサ12からの水位検出信
号が入力されるようになっている。
【0026】そして、この制御回路13は、内部に保有
するプログラムに従って、排水弁6、モータ8、トップ
カバー11内に設けられた給水弁16、ブザー17をそ
れぞれ駆動回路18ないし21を介し駆動制御すると共
に、表示回路22を駆動制御するようになっている。
【0027】さて、この図1に示す振動センサ23は、
圧電素子を含んで構成されており、これは、図2に示す
ように、脱水槽たる回転槽4の振動を検出すべく外箱1
の裏面に取り付けられている。この振動センサ23は、
振動検出信号を例えば電圧信号として出力するもので、
振動値の出力の様子の一例を、図7(a)、図8
(a)、図9(a)、図10(a)にそれぞれ示してい
る。
【0028】図7(a)においては、横振動が発生して
いる場合で、振動の大きさとしては小さく、異常ではな
いレベルの振動といえるもので、これは通常の脱水運転
で見られる。図8(a)においては、横振動が発生して
いる場合で、しかも振動の大きさも大きい。図9(a)
においては、縦振動が発生している場合であり、振動の
大きさは小さい。図10(a)においては、縦振動が発
生している場合で、振動の大きさは大きい。上記制御回
路13における波形パターン検出手段としての機能を述
べる。例えば図7(a)および図8(a)に示した振動
値の入力があった場合には、これを短い周期でプロット
することにより、それぞれ図7(b)および図8(b)
のパターン線Pでそれぞれ示すようにその振動値相当の
一定レベルの直線的パターンとして検出する。また、図
9(a)および図10(a)に示した振動値の入力があ
った場合には、これを短い周期でプロットすることによ
り、それぞれ図9(b)および図10(b)のパターン
線Pでそれぞれ示すようにその振動値相当のレベルの方
形波パターンとして検出する。
【0029】さらに、制御回路13は、マイクロコンピ
ュータが有するROM(基準記憶手段)に基準波形パタ
ーンを記憶すると共に振動レベル基準値を記憶してお
り、その基準波形パターンとしては、図5(a)、
(b)に示すパターンを有しており、図5(a)のパタ
ーンYは横振動モードを判定するためのパターンであ
り、同図(b)のパターンTは、横振動モードを判定す
るためのパターンである。また、振動レベル基準値とし
ては、図6に示す振動レベル基準値DaとDbとがあ
り、振動レベル基準値Daは、異常振動発生相当の振動
レベル検出用の振動レベル基準値であり、振動レベル基
準値Dbは、異常振動発生が予測される振動レベル検出
用の振動レベル基準値である。
【0030】さて、制御回路13における判定手段およ
び制御手段として機能を図3および図4を参照して説明
する。スイッチ入力回路14が備えた脱水時間設定スイ
ッチが操作されると共に、脱水スタートスイッチがされ
ると、図3のフローチャートがスタートする。ステップ
S1においては、回転槽4の回転速度上昇度を初期パン
ターンに設定する。これは、図11および図12の実線
で示すようになパターンであり、回転速度を所定時間で
300r.p.m 、600r.p.m 、800r.p.とするパター
ンである。ステップS2においては、モータ8に通電し
て回転槽4を回転させる。そして、ステップS3におい
て振動種類および大きさを判定する。この判定の制御内
容を図4のサブルーチンに示す。すなわち、振動センサ
23の出力を読み込み(ステップP1)、この出力波形
のパターンを既述したように検出する(ステップP
2)。次に、この検出されたパターンと、基準波形パタ
ーンとを比較して縦振動モードであるかまたは横振動モ
ードであるかを判定し(ステップP3)、且つ、検出さ
れたパターンと、振動レベル基準値DaおよびDbとを
比較し(ステップP4)、図3のフローチャートのステ
ップS4に戻る。
【0031】このステップS4では、振動レベルの判定
結果が、「基準値Daより大きい」であったか否かを判
断し、「基準値Daより大きい」である場合には、ステ
ップS5に移行してアンバランス修正を行なう。このア
ンバランス修正には、回転槽4を停止した上で、所定水
位までの給水、撹拌体5正逆転、排水といった各動作が
含まれており、このアンバランス修正がなされた後は、
ステップS2に戻って再度脱水が開始される。
【0032】振動レベルの判定結果が、「基準値Daよ
り大きい」でない場合には、ステップS6に移行して、
振動レベルの判定結果が、「基準値Dbより大きい」で
あったか否かの判断をし、「基準値Dbより大きい」判
断結果であった場合には、ステップS7に移行して、回
転槽4の回転速度の上昇度を緩める制御を行ない(これ
については後述する)、「基準値Dbより大きい」判断
結果でない場合には、ステップS8に移行する。
【0033】このステップS8では、振動パターンの判
定結果が「縦振動モード」であったか否かを判断し、
「縦振動モード」であったか場合にはステップS9に移
行して回転槽4の回転速度の上昇度を緩める制御を行な
い(これについては後述する)、「縦振動モード」でな
い場合には、ステップS10に移行し、この時点で設定
されている回転速度上昇度に従って回転槽4の回転速度
を変更する。
【0034】すなわち、上述のステップS7において
は、回転速度の上昇度パターンを、図11の破線で示す
ように設定する。このパターンは、回転速度を100r.
p.m 、200r.p.m 、300r.p.m 、600r.p.m 、8
00r.p.m というように所定時間で順次上げてゆくパタ
ーンである。この場合、回転速度を現在の回転速度(こ
の場合300r.p.m )から一旦下げた後、回転速度上昇
度を下げている。
【0035】また、上述のステップS9においては、回
転速度の上昇度パターンを、図12の破線で示すように
設定する。このパターンは、回転速度を50r.p.m 、1
00r.p.m 、200r.p.m 、300r.p.m 、600r.p.
m 、800r.p.m というように所定時間で順次上げてゆ
くパターンである。この場合も、回転速度を現在の回転
速度(この場合300r.p.m )から一旦下げた後、回転
速度上昇度を下げている。
【0036】このような回転速度上昇度パターンに従っ
て回転速度を変更する。ただし、脱水振動について異常
がなければ(ステップS6の判断が「N」で且つステッ
プS8の判断も「N」の場合)、初期パターンで回転速
度が制御される。
【0037】ステップS10の後、ステップS11に移
行して設定脱水時間が経過したか否かを判断し、経過し
ていなければステップS3に戻る。そして設定脱水時間
が経過すれば、ステップS12に移行し、モータ8を断
電して回転槽4の回転を停止して脱水運転を終了する。
【0038】このような本実施例によれば、脱水行程の
初期に、回転槽4の回転に伴う振動を検出し、この振動
の波形パターンを検出し、この波形パターンと基準波形
パターンとを比較して縦振動モードおよび横振動モード
のいずれであるかを判定すると共に、該検出された波形
パターンのレベルと振動レベル基準値とを比較して振動
の大きさを判定するから、回転槽4の振動モードが縦振
動モードであるのか横振動モードであるのかを判別する
ことができ、しかも、振動の大きさも判別することがで
きる。この結果、横振動モードと縦振動モードとを判別
できると共に、これらのモードを問わずに異常振動も検
出でき、これにて、回転立ち上がり不良や、大きな振動
・騒音の発生を防止でき、もって洗濯運転を良好に制御
することが可能となる。
【0039】特に本実施例によれば、振動レベル基準値
Dbが異常振動発生が予測される振動レベル検出用の振
動レベル基準値であるから、検出された波形パターン
が、縦振動モードと横振動モードのいずれかであるか判
定できる他、検出された波形パターンのレベルが異常振
動発生が予測される振動レベルであるか否かを判定でき
る。そして、この判定結果が、縦振動モード判定であっ
て且つ検出された波形パターンのレベルが振動レベル基
準値に該当する判定結果であるときに、回転槽4の回転
速度の上昇度を予め設定された上昇度よりも緩めるよう
に制御するから、回転槽4の回転がなかなか立上がらな
いことあるいは異常振動の発生が予測されるような場合
であっても、回転槽4の回転を良好に立ち上げることが
できる。
【0040】特にこの場合、回転槽4の回転速度を現在
の回転速度より一旦下げた後、脱水槽の回転速度の上昇
度を予め設定された上昇度よりも緩めるように制御する
から、回転槽4の回転をさらに良好に立ち上げることが
できる。
【0041】次に図13および図14は本発明の第2の
実施例を示している。すなわち、制御回路13は、その
基準記憶手段としてのROMに、第1の実施例と同様の
基準パターン(図5(a),(b)に示したパターン
Y,T)および振動レベル基準値Dを記憶している他
に、図14に示すように過度な異常振動発生相当の振動
レベル検出用の振動レベル基準値Dc(Dc>Da)を
記憶している。また、制御回路13はアンバランス修正
手段として機能すると共に、この制御手段13における
制御手段が、そのアンバランス修正モードを振動パター
ンおよび振動の大きさに基づいて変更するようになって
いる。上記アンバランス修正には、回転槽4停止、所定
水位までの給水、撹拌体5正逆転、排水といった各動作
が含まれている。
【0042】制御回路13の制御内容について図13を
参照して述べる。ステップG1において、モータ8に通
電して回転槽4を回転させる。そして、ステップG2に
おいて第1の実施例と同様にして振動種類および大きさ
を判定する。そして、ステップG3においては、振動レ
ベルの判定結果が、「基準値Daより大きい」であった
か否かを判断し、「基準値Daより大きい」でなけれ
ば、ステップG4に移行し、設定脱水時間が経過したか
否かを判断し、経過していなければステップG2に戻
る。経過すればステップG5に移行して、モータ8を断
電して回転槽4の回転を停止して脱水運転を終了する。
【0043】上記ステップG3において、「基準値Da
より大きい」である場合、すなわち異常振動が発生して
いる場合には、ステップG6に移行し、振動レベルの判
定結果が、「基準値DaとDcとの間」であるか否かを
判断し、「基準値DaとDcとの間」である場合には、
ステップG7に移行してアンバランス修正モードを次の
ように設定する。すなわち、水流の正逆反転周期たる撹
拌体5の正逆反転周期を、「0.5秒正転、0.6秒休
止、0.5秒逆転、0.6秒休止」なるモードに設定す
る。
【0044】ステップG6において、振動レベルの判定
結果が、「基準値DaとDcとの間」でない場合には、
ステップG8に移行してアンバランス修正モードを次の
ように設定する。すなわち、水流の正逆反転周期たる撹
拌体5の正逆反転周期を、「0.4秒正転、0.4秒休
止、0.4秒逆転、0.4秒休止」なるモードに設定す
る。すなわち、振動の波形パターンのレベルの度合いが
高いほど水流の反転周期を短くするようにアンバランス
モードを変更する。
【0045】次いで、ステップG9では、振動パターン
の判定結果が「縦振動モード」であったか否かを判断
し、「縦振動モード」であったか場合にはステップG1
0に移行してアンバランス修正モードのうち給水水位を
最も高い水位に設定し、そして、ステップG11に移行
して、上述のステップG7またはステップG8あるいは
ステップG10の設定内容でアンバランス修正を実行す
る。この後、ステップG12で回転槽4を回転させた
後、ステップG4に移行する。
【0046】この第2の実施例によれば、振動レベル基
準値Daを異常振動発生相当の振動レベル検出用の振動
レベル基準値としたから、検出された波形パターンのレ
ベルが異常振動を発生しているレベルであるか否かを判
定することができる。そして、検出された波形パターン
のレベルが振動レベル基準値Da以上である判定結果で
あるときにアンバランス修正処理をさせ、且つ、その検
出された波形パターンのレベルの度合いが高いほど(振
動レベルDaとDcにより判断する)、水流の正逆反転
周期を短くするようにアンバランス修正を制御するか
ら、このアンバランス修正を振動内容に応じて変更でき
て、確実なアンバランス修正がなされ、次に脱水を再開
したときに、異常振動の発生を少なくできる。
【0047】特に、「縦振動モード」が判定されたとき
に、アンバランス修正モードのうちの給水水位を高くす
るようにしたので、アンバランス修正を一層確実なもの
となし得る。
【0048】図15は本発明の第3の実施例を示してい
る。この実施例は、すすぎ行程前の脱水行程において振
動モードおよび振動レベルを判定する場合の実施例であ
る。すなわち、すすぎ行程前の脱水行程が開始される
と、ステップQ1において、モータ8に通電して回転槽
4を回転させる。そして、ステップQ2において第1の
実施例と同様にして振動種類および大きさを判定する。
そして、ステップQ3においては、振動レベルの判定結
果が、「基準値Daより大きい」であったか否かを判断
し、「基準値Daより大きい」でなければ、ステップQ
4に移行し、「基準値Daより大きい」である場合、す
なわち異常振動が発生している場合には、ステップQ5
に移行してアンバランス修正を実行し、ステップQ1に
戻る。
【0049】ステップQ4においては、設定脱水時間が
経過したか否かを判断し、経過していなければステップ
Q2に戻り、経過すればステップQ6に移行し、モータ
8を断電して回転槽4の回転を停止する。
【0050】そして、このステップQ6の後、ステップ
Q7に移行し、「基準値Daより大きい」判定結果が少
なくとも一回はあって、且つ「縦振動モード」判定結果
または「基準値Dbより大きい」判定結果があったか否
かを判断し、この判断が「Y」であると、ステップQ8
に移行し、この脱水行程の次に行われるすすぎ行程での
水流強度を、予め設定された水流強度(「1.0秒正
転、0.7秒休止、1.0秒逆転、0.7秒休止」なる
モード)よりも弱い水流強度(「1.0秒正転、0.8
秒休止、1.0秒逆転、0.8秒休止」なるモード)に
変更すると共に、同じくすすぎ行程の水位を予め設定さ
れている水位から一段高い水位に変更する(予め最高水
位に設定されている場合にはそのまま)。
【0051】この第3の実施例によれば、振動レベル基
準値を異常振動発生相当の振動レベル検出用の振動レベ
ル基準値Daとし、そして、すすぎ行程前の脱水行程の
所定時期において振動パターンおよび振動レベルを判定
し、その判定結果が、検出された波形パターンのレベル
が振動レベル基準値以上であったことを条件に、すすぎ
行程での水流強度を予め設定された水流強度よりも弱く
するように設定するするようになっているから、このす
すぎ行程での縦振動モードおよび異常振動の発生要因を
なくすことができて、このすすぎ行程の後の脱水行程で
の縦振動の発生防止および異常振動発生防止に寄与でき
る。
【0052】次に、図16および図17は本発明の第4
の実施例を示しており、この実施例では、振動モードお
よび振動レベルの判定結果に基づいて最終回転速度を変
更する場合を示しており、この場合、振動レベル基準値
は異常振動発生が予測される振動レベル検出用の振動レ
ベル基準値Dbである。
【0053】しかして、ステップR1において、モータ
8に通電して回転槽4を回転させる。そして、ステップ
R2において第1の実施例と同様にして振動種類および
大きさを判定する。そして、ステップR3においては、
振動レベルの判定結果が、「基準値Daより大きい」で
あったか否かを判断し、「基準値Daより大きい」でな
ければ、ステップR4に移行し、「基準値Daより大き
い」である場合、すなわち異常振動が発生している場合
には、ステップR5に移行してアンバランス修正を実行
し、ステップR2に戻る。
【0054】ここで、異常振動が発生しない状況におい
ては、図16には図示しないが回転槽4の回転速度が図
17の実線で示すように制御される。しかして、ステッ
プR4では、回転槽4の回転速度が最終目標回転速度で
ある1000r.p.m に達すると、ステップR6で、振動
レベルが「基準値Dbより大きい」であったかあるいは
振動モードが「縦振動モード」であった否かを判断し、
そのいずれかに該当すると、ステップR7で示すよう
に、最終目標回転速度より低い最終回転速度である例え
ば800r.p.m に変更する(図17破線参照)。該当し
ない場合にはステップR7は実行しない。そして、設定
脱水時間が経過すれば(ステップR8にて判断)、モー
タ8を断電して回転槽4の回転を停止する(ステップR
9)。
【0055】この第4の実施例によれば、振動レベル基
準値を異常振動発生が予測される振動レベル検出用の振
動レベル基準値Dbとし、また、脱水行程における目標
最終回転速度状態においての振動モードおよび振動レベ
ルの判定結果が、「縦振動モード」判定である場合また
は振動レベルが「振動レベル基準値Dbより大きい」に
該当する場合に、回転槽4の最終回転速度を目標最終回
転速度より低い回転速度に変更するようにしたから、高
い回転速度での異常振動発生を防止できる。
【0056】なお、この実施例では、目標最終回転速度
状態において振動モードおよび振動レベルの判定を行な
うようにしたが、これは目標最終回転速度以前の回転速
度状態においてその判定を行なうようにしても良い。
【0057】図18ないし図20は本発明の第5の実施
例を示しており、この実施例においては次の点が第1の
実施例と異なる。すなわち、制御回路13には、例えば
EEPROMからなる不揮発性メモリ24が設けられて
おり、これは振動モードおよび振動レベルの判定結果を
記憶するためのものである。そして、制御回路13は、
図19に示すように、例えば最終の脱水行程において、
モータ8に通電して回転槽4を回転させ(ステップV
1)、振動モードおよび振動レベルを判定し(ステップ
V2)、振動レベルが「振動基準レベルDaより大き
い」である場合には(ステップV3にて判断)、アンバ
ランス修正を行ない(ステップV4)、振動レベルが
「振動基準レベルDaより大きい」である場合には、設
定脱水時間が経過すれば(ステップV5にて判断)、モ
ータ8を断電して回転槽4の回転を停止し(ステップV
6)、そして、前記ステップV2における振動モードお
よび振動レベルの判定結果を不揮発性メモリ24に記憶
させる。
【0058】さらに、次回の洗い運転時において、図2
0に示すように、不揮発性メモリ24の記憶内容を読み
出し(ステップW1)、「縦振動モード」判定結果また
は「基準値Dbより大きい」判定結果があったか否かを
判断し(ステップW2)、この判断が「Y」であると、
ステップW3に移行し、この洗い行程での水流強度を、
予め設定された水流強度(「1.0秒正転、0.7秒休
止、1.0秒逆転、0.7秒休止」なるモード)よりも
弱い水流強度(「1.0秒正転、0.8秒休止、1.0
秒逆転、0.8秒休止」なるモード)に変更すると共
に、同じく洗い行程の水位を予め設定されている水位か
ら一段高い水位に変更する(予め最高水位に設定されて
いる場合にはそのまま)。そして、次の制御に移行す
る。
【0059】この第5の実施例によれば、振動モードお
よび振動レベルの判定結果を記憶する不揮発性メモリ2
4を設け、この記憶内容を、次回の運転時に読み出し、
該記憶内容が縦振動判定である場合または検出された波
形パターンのレベルが振動レベル基準値以上である場合
には、洗い行程の水流強度を予め設定された水流強度よ
りも弱くするように制御するから、その後の脱水行程で
の縦振動の発生防止および異常振動発生防止に寄与でき
る。なお、不揮発性メモリ24の記憶内容の読み出しお
よびその記憶内容に基づく制御は、すすぎ行程で実行す
るようにしても良い。
【0060】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、横振動モードと縦振動モードとを判別できると共
に、これらのモードを問わずに異常振動も検出でき、こ
れにて、回転立ち上がり不良や、大きな振動・騒音の発
生を防止でき、もって、洗濯運転を良好に制御すること
が可能となる。
【0061】請求項2の発明によれば、脱水槽の回転が
なかなか立上がらないことあるいは異常振動の発生が予
測されるような場合であっても、脱水槽の回転を良好に
立ち上げることができる。請求項3の発明によれば、回
転槽4の回転をさらに良好に立ち上げることができる。
【0062】請求項4の発明によれば、異常振動が発生
した場合には、アンバランス修正処理を行なうことがで
きると共に、そのアンバランス修正を振動内容に応じて
変更できて、確実にアンバランス修正を行なうことがで
き、次に脱水を再開したときに、異常振動の発生を少な
くできる。
【0063】請求項5の発明によれば、すすぎ行程前の
脱水行程においての振動モードおよび振動レベルの判定
結果に応じて、すすぎ行程での水流強度を予め設定され
た水流強度よりも弱くするように設定するから、このす
すぎ行程での縦振動モードおよび異常振動の発生要因を
なくすことができて、後の脱水行程での縦振動の発生防
止および異常振動発生防止に寄与できる。
【0064】請求項6の発明によれば、高い回転速度で
の異常振動発生を防止できる。請求項7の発明によれ
ば、今回の運転時の脱水行程における判定結果により、
次回の運転時の洗い行程あるいはすすぎ行程における縦
振動モードおよび異常振動の発生要因をなくすことがで
きて、後の脱水行程での縦振動の発生防止および異常振
動発生防止に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図
【図2】洗濯機の縦断側面図
【図3】制御内容を示すフローチャート
【図4】制御内容を示すフローチャート
【図5】基準波形パターンを示す図
【図6】振動レベル基準値を示す図
【図7】振動値の出力の様子の一例および振動パターン
を示す図
【図8】振動値の出力の様子の一例および振動パターン
を示す図
【図9】振動値の出力の様子の一例および振動パターン
を示す図
【図10】振動値の出力の様子の一例および振動パター
ンを示す図
【図11】回転槽の回転速度の変化を示す図
【図12】回転槽の回転速度の変化を示す図
【図13】本発明の第2の実施例を示すフローチャート
【図14】振動レベル基準値を示す図
【図15】本発明の第3の実施例を示すフローチャート
【図16】本発明の第4の実施例を示すフローチャート
【図17】回転槽の回転速度の変化を示す図
【図18】本発明の第5の実施例を示すブロック図
【図19】制御内容を示すフローチャート
【図20】制御内容を示すフローチャート
【符号の説明】
4は回転槽(脱水槽)、5は撹拌体、8はモータ、13
は制御回路(波形パターン検出手段、基準記憶手段、判
定手段、アンバランス修正手段および制御手段)、23
は振動センサ、24は不揮発性メモリを示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水槽の振動を検出する振動センサと、 この振動センサから出力される振動検出信号の波形のパ
    ターンを検出する波形パターン検出手段と、 基準波形パターンを記憶すると共に振動レベル基準値を
    記憶した基準記憶手段と、 前記検出された波形パターンと前記基準記憶手段に記憶
    された基準波形パターンとを比較して縦振動モードおよ
    び横振動モードのいずれであるかを判定すると共に、該
    検出された波形パターンのレベルと前記振動レベル基準
    値とを比較して振動の大きさを判定する判定手段と、 脱水行程の所定時期において前記振動センサおよび波形
    パターン検出手段並びに判定手段を機能させ、該判定手
    段の判定結果に基づいてその後の運転を制御する制御手
    段と、を備えて成る洗濯機。
  2. 【請求項2】 基準記憶手段は、基準波形パターンを記
    憶すると共に、異常振動発生が予測される振動レベル検
    出用の振動レベル基準値を記憶し、 制御手段は、脱水行程の所定時期において振動センサお
    よび波形パターン検出手段並びに判定手段を機能させ、
    該判定手段の判定結果が、縦振動モード判定であって且
    つ検出された波形パターンのレベルが振動レベル基準値
    に該当する場合に、脱水槽の回転速度の上昇度を予め設
    定された上昇度よりも緩めるように制御するようになっ
    ていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 基準記憶手段は、基準波形パターンを記
    憶すると共に、異常振動発生が予測される振動レベル検
    出用の振動レベル基準値を記憶し、 制御手段は、脱水行程の所定時期において振動センサお
    よび波形パターン検出手段並びに判定手段を機能させ、
    該判定手段の判定結果が、縦振動モード判定であって且
    つ検出された波形パターンのレベルが振動レベル基準値
    に該当する判定結果であるときに、脱水槽の回転速度を
    現在の回転速度より一旦下げた後脱水槽の回転速度の上
    昇度を予め設定された上昇度よりも緩めるように制御す
    るようになっていることを特徴とする請求項1記載の洗
    濯機。
  4. 【請求項4】 脱水槽の振動を検出する振動センサと、 この振動センサから出力される振動検出信号の波形のパ
    ターンを検出する波形パターン検出手段と、 基準波形パターンを記憶すると共に、異常振動発生相当
    の振動レベル検出用の振動レベル基準値を記憶した基準
    記憶手段と、 前記検出された波形パターンと前記基準記憶手段に記憶
    された基準波形パターンとを比較して縦振動モードおよ
    び横振動モードのいずれであるかを判定すると共に、該
    検出された波形パターンのレベルと前記振動レベル基準
    値とを比較して振動の大きさを判定する判定手段と、 前記脱水槽内に正逆反転水流を形成してアンバランス修
    正を行なうアンバランス修正手段と、 脱水行程の所定時期において前記振動センサおよび波形
    パターン検出手段並びに判定手段を機能させ、該判定手
    段の判定結果が、検出された波形パターンのレベルが振
    動レベル基準値以上である判定結果であるときに前記ア
    ンバランス修正手段にアンバランス修正処理をさせ、且
    つ、その検出された波形パターンのレベルの度合いが高
    いほど水流の正逆反転周期を短くするようにアンバラン
    ス修正を制御する制御手段と、を備えて成る洗濯機。
  5. 【請求項5】 脱水槽の振動を検出する振動センサと、 この振動センサから出力される振動検出信号の波形のパ
    ターンを検出する波形パターン検出手段と、 基準波形パターンを記憶すると共に、異常振動発生相当
    の振動レベル検出用の振動レベル基準値を記憶した基準
    記憶手段と、 前記検出された波形パターンと前記基準記憶手段に記憶
    された基準波形パターンとを比較して縦振動モードおよ
    び横振動モードのいずれであるかを判定すると共に、該
    検出された波形パターンのレベルと前記振動レベル基準
    値とを比較して振動の大きさを判定する判定手段と、 すすぎ行程前の脱水行程の所定時期において前記振動セ
    ンサおよび波形パターン検出手段並びに判定手段を機能
    させ、該判定手段の判定結果が、検出された波形パター
    ンのレベルが振動レベル基準値以上であったことを条件
    に、すすぎ行程での水流強度を予め設定された水流強度
    よりも弱くするように設定する制御手段と、を備えて成
    る洗濯機。
  6. 【請求項6】 脱水槽の振動を検出する振動センサと、 この振動センサから出力される振動検出信号の波形のパ
    ターンを検出する波形パターン検出手段と、 基準波形パターンを記憶すると共に、異常振動発生が予
    測される振動レベル検出用の振動レベル基準値を記憶し
    た基準記憶手段と、 前記検出された波形パターンと前記基準記憶手段に記憶
    された基準波形パターンとを比較して縦振動モードおよ
    び横振動モードのいずれであるかを判定すると共に、該
    検出された波形パターンのレベルと前記振動レベル基準
    値とを比較して振動の大きさを判定する判定手段と、 脱水行程における目標最終回転速度状態またはこれ以前
    の回転速度状態において前記振動センサおよび波形パタ
    ーン検出手段並びに判定手段を機能させ、該判定手段の
    判定結果が、縦振動モード判定である場合または検出さ
    れた波形パターンのレベルが振動レベル基準値に該当す
    る場合に、脱水槽の最終回転速度を目標最終回転速度よ
    り低い回転速度に変更する制御手段と、を備えて成る洗
    濯機。
  7. 【請求項7】 脱水槽の振動を検出する振動センサと、 この振動センサから出力される振動検出信号の波形のパ
    ターンを検出する波形パターン検出手段と、 基準波形パターンを記憶すると共に振動レベル基準値を
    記憶した基準記憶手段と、 前記検出された波形パターンと前記基準記憶手段に記憶
    された基準波形パターンとを比較して縦振動モードおよ
    び横振動モードのいずれであるかを判定すると共に、該
    検出された波形パターンのレベルと前記振動レベル基準
    値とを比較して振動の大きさを判定する判定手段と、 この判定手段による判定結果を記憶する不揮発性メモリ
    と、 脱水行程の所定時期において前記振動センサおよび波形
    パターン検出手段並びに判定手段を機能させ、該判定手
    段の判定結果を前記不揮発性メモリに記憶させ、この記
    憶内容を、次回の運転時に読み出し、該記憶内容が縦振
    動判定である場合または検出された波形パターンのレベ
    ルが振動レベル基準値以上である場合には、洗い行程あ
    るいはすすぎ行程の水流強度を予め設定された水流強度
    よりも弱くするように制御する制御手段と、を備えて成
    る洗濯機。
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