JP2000254084A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2000254084A
JP2000254084A JP11059010A JP5901099A JP2000254084A JP 2000254084 A JP2000254084 A JP 2000254084A JP 11059010 A JP11059010 A JP 11059010A JP 5901099 A JP5901099 A JP 5901099A JP 2000254084 A JP2000254084 A JP 2000254084A
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Yoshio Ikeda
義雄 池田
Shigemitsu Suzuki
重光 鈴木
Kenji Suzuki
賢司 鈴木
Genichiro Kono
源一郎 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄所要時間の短縮並びに排水騒音の低減や
多様な運転形態の実現などを可能にすること。 【解決手段】 洗浄水を収納食器類に向けて吐出するた
めの洗浄ポンプ及び洗浄水を機外に排出するための排水
ポンプは、1個のポンプモータの正逆回転に応じてそれ
ぞれのポンプ機能を発揮する。洗浄行程での洗い運転
時、2回行われるすすぎ行程でのすすぎ運転時、加熱す
すぎ行程での加熱すすぎ運転時には、洗浄ポンプ(ポン
プモータ)が3500rpm の回転数で運転される。各行
程での排水運転及び給排水運転時には、排水ポンプ(ポ
ンプモータ)が2500rpm の回転数で運転される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄槽内の洗浄水
を勢い良く吐出するための洗浄ポンプ及び洗浄水を機外
に排出するための排水ポンプを備えた食器洗浄機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器洗浄機にあっては、例え
ば図18に示すように、洗浄行程、2回のすすぎ行程、
加熱すすぎ行程、乾燥行程をこの順に実行することによ
り、食器類の洗浄から乾燥までを自動的に行う構成とな
っている(但し、図18の時間軸は、各行程の所要時間
を正確に反映させたものではない)。
【0003】図18において、洗浄行程では、給水運転
が行われた後に、洗い運転、1回目排水運転、給水及び
給排水運転、2回目排水運転が所定の停止期間を挟んで
順次行われる。給水運転時には、給水弁を動作させるこ
とにより、洗浄槽内の所定水位まで洗浄水を供給する。
洗い運転時には、供給された洗浄水をヒータにより加熱
しながら洗浄ポンプを運転させるものである。この場
合、洗浄ポンプが運転されると、洗浄槽内の洗浄水が洗
浄ポンプに吸入され、その吸入された洗浄水が、洗浄槽
内に配設された洗浄アームの噴出孔から洗浄槽内に収納
された食器類に対して勢い良く吐出され、以て食器類が
洗浄される。尚、洗浄工程の開始前の時点で、所定部位
に設けられた洗剤投入装置に洗剤を投入しておくことに
より、上記洗い運転の実行時に当該洗剤が洗浄槽内に流
れ出すようになっている。また、洗浄水の温度は、60
℃となるように制御される。そして、洗い運転開始後に
設定時間(例えば15分)が経過したときには、洗浄ポ
ンプを運転停止すると共にヒータを断電するものであ
り、これにより洗い運転が終了される。
【0004】この後に行われる1回目排水運転時には、
排水ポンプを所定時間(例えば40秒程度)だけ運転し
て洗浄水を機外に排出する動作を行う。給水及び給排水
運転時には、給水弁を動作させた後に所定の遅れ時間
(例えば5秒)が経過した時点から、その給水弁の動作
状態を保持したまま排水ポンプを運転する動作を所定時
間(例えば10秒)だけ行う。また、2回目排水運転時
には、排水ポンプを所定時間(例えば10秒)だけ運転
して洗浄水を機外に排出する動作を行う。
【0005】2回反復されるすすぎ行程は、給水運転が
行われた後に、すすぎ運転、1回目排水運転、給水及び
給排水運転、2回目排水運転が所定の停止期間を挟んで
順次行われる。この場合、給水運転、1回目排水運転、
給水及び給排水運転、2回目排水運転は、前記洗浄行程
の場合と同様に行われる。また、すすぎ運転時には、洗
浄ポンプを所定時間(例えば1分)だけ運転するもので
あり、これにより食器類に付着した洗剤分などが落とさ
れるようになる。
【0006】加熱すすぎ行程では、前記洗浄行程及びす
すぎ行程と同様の給水運転が行われた後に、加熱すすぎ
運転、排水運転が所定の停止期間を挟んで順次行われ
る。加熱すすぎ運転時には、供給された洗浄水をヒータ
により加熱しながら洗浄ポンプを運転させるものであ
り、これに応じて、食器類のすすぎが効率良く行われる
と共に、当該食器類が暖められてその後の乾燥行程での
乾燥効率の向上が図られるようになる。この場合、洗浄
水の温度が70℃まで上昇した時点で、洗浄ポンプを運
転停止する共にヒータを断電するものであり、これによ
り加熱すすぎ運転が終了される。尚、この加熱すすぎ運
転の終了時期を時間制御により行うこともある。この後
に行われる排水運転時には、排水ポンプを所定時間(例
えば40秒程度)だけ運転して洗浄水を機外に排出する
動作を行う。
【0007】乾燥行程では、ヒータを周期的に断続しな
がら、洗浄槽内に送風するための送風機のファンモータ
を駆動させるという乾燥運転が行われる。このとき、フ
ァンモータの駆動に伴い、洗浄槽の外部の空気が洗浄槽
内に供給されると共に、洗浄槽内の湿気を含んだ空気が
洗浄槽の外部へ排出され、これに伴い食器類が乾燥され
るようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】食器洗浄機において
は、洗浄ポンプ及び排水ポンプ用の各インペラを1個の
モータで駆動する構成としたポンプユニットを用いるこ
とが広く行われている。このような1モータ構成のポン
プユニットを採用する場合には、モータの正回転時に洗
浄ポンプが機能し且つ逆回転時に排水ポンプが機能する
ものであるが、洗浄ポンプ及び排水ポンプは常時におい
て同一の回転数で運転されることになる。具体的には、
ポンプユニットに2極誘導モータを使用する場合には、
洗浄ポンプ及び排水ポンプの回転数は、図18中に示し
たように常時において3000rpm (電源周波数が50
Hzの場合)となるように構成される。
【0009】ところが、このような構成では、洗浄ポン
プ及び排水ポンプの能力を、それぞれ最適な状態に設定
することが非常に難しくなって、特に、洗い運転時やす
すぎ運転時における洗浄性能が不足気味になる場合があ
り、この場合には洗浄行程などの所要時間を短縮するこ
とが困難になるという問題点があった。また、排水ポン
プの回転数が必要以上に大きくなるため、排水運転の末
期(洗浄槽内の洗浄水が残り少なくなったとき、或いは
洗浄水がなくなったとき)に、排水ポンプが空気を巻き
込んで空転した状態(所謂エアガミ状態)になったとき
の騒音が異常に大きくなるという問題点があった。
【0010】さらに、例えば、洗い運転を行うときに
は、洗剤使用に伴い大量の泡が発生した場合に洗浄ポン
プが空気を巻き込みやすくなって運転騒音が大きくなる
恐れが出てくるため、洗浄ポンプの回転数を下げる制御
を行うことが望ましく、また、排水運転を、騒音を抑制
した状態にて短時間で終了させるためには、排水運転の
初期から中期にかけては排水ポンプを高い回転数で運転
し、前記エアガミ状態が発生する排水運転の末期には排
水ポンプを低い回転数で運転することが望ましいもので
ある。しかしながら、従来構成の食器洗浄機では、上記
のような制御が不可能であるため、多様な運転形態を選
択可能にすることが困難になるという事情があった。
【0011】また、食器洗浄機においては、洗浄槽の汚
れを落とすための槽洗浄運転を定期的に行うことが望ま
しいものであるが、このような槽洗浄運転は、洗浄室内
に食器を収納しない状態で洗い運転時と同様の運転を所
定時間だけ実行する構成としているのが実情である。し
かしながら、このような構成では、洗浄ポンプによる洗
浄水の吐出圧が洗い運転時と全く同じであるため、洗浄
槽の洗浄を効果的に行うことが困難であり、この点の解
決も望まれていた。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、第1の目的は、洗浄所要時間の短縮並びに排水騒
音の低減を実現可能になるなどの効果を奏する食器洗浄
機を提供することにあり、第2の目的は、洗い運転、す
すぎ運転及び排水運転を多様な形態で実施可能となるな
どの効果を奏する食器洗浄機を提供することにあり、第
3の目的は、洗浄槽の洗浄を簡単な操作により効果的に
行い得るようになる食器洗浄機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、食器類を収納する洗
浄槽と、この洗浄槽内に供給された洗浄水を前記収納食
器類に向けて吐出するための洗浄ポンプと、前記洗浄槽
内の洗浄水を機外に排出するための排水ポンプと、前記
洗浄ポンプによる洗い運転及びすすぎ運転並びに前記排
水ポンプによる排水運転などを制御するための制御手段
とを備えた上で、前記制御手段を、少なくとも前記洗い
運転時の洗浄ポンプの回転数と前記排水運転時の排水ポ
ンプの回転数とを異ならせた制御を行う構成としたもの
である。
【0014】この構成によれば、洗い運転及びすすぎ運
転を行うための洗浄ポンプと排水運転を行うための排水
ポンプは、異なる回転数で運転されることになる。これ
により、洗浄ポンプ及び排水ポンプの能力を、それぞれ
最適な状態に容易に設定できるようになるから、洗い運
転時やすすぎ運転時における洗浄性能が不足気味になる
ことを未然に防止できて、洗浄所要時間の短縮を実現可
能になる。また、排水ポンプの回転数が必要以上に大き
くなることを未然に防止できるから、排水運転の末期に
所謂エアガミ状態が発生したときの騒音が大きくなる恐
れもなくなって、排水騒音の低減も実現できるようにな
る。
【0015】請求項2記載の発明は、前記制御手段を、
洗い運転時の洗浄ポンプの回転数が排水運転時の排水ポ
ンプの回転数より高くなるように制御する構成としたも
のである。この構成によれば、洗浄ポンプの運転に応じ
て行われる洗い運転時の洗浄効率を相対的に高めること
ができるから、結果的に洗浄所要時間を短縮できるよう
になる。
【0016】前記第2の目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、食器類を収納する洗浄槽と、この洗浄
槽内に供給された洗浄水を前記収納食器類に向けて吐出
するための洗浄ポンプと、前記洗浄槽内の洗浄水を機外
に排出するための排水ポンプと、前記洗浄ポンプによる
洗い運転及びすすぎ運転並びに前記排水ポンプによる排
水運転などを制御するための制御手段とを備えた上で、
前記制御手段を、前記洗い運転及びすすぎ運転時の双方
または一方における前記洗浄ポンプの回転数と前記排水
運転時における前記排水ポンプの回転数の少なくとも一
方を2段階以上に変化させる制御を行う構成としたもの
である。
【0017】この構成によれば、洗い運転及びすすぎ運
転時の双方または一方における洗浄ポンプの回転数を2
段階以上に変化させたり、排水運転時における排水ポン
プの回転数を2段階以上に変化させることが可能にな
る。このため、例えば、洗い運転時において、洗剤使用
に伴い大量の泡が発生した場合に洗浄ポンプ洗浄ポンプ
の回転数を下げて騒音を抑制する制御を行ったり、排水
運転時において、騒音を抑制した状態にて短時間で終了
させるためには排水運転の末期に排水ポンプの回転数を
下げるといった制御などを行い得るようになり、結果的
に、すすぎ運転及び排水運転を多様な形態で実施可能に
なる。
【0018】請求項4記載の発明は、前記洗浄ポンプを
可変速駆動するための洗浄ポンプ駆動手段を備えた上
で、前記制御手段を、洗い運転及びすすぎ運転の少なく
とも一方の運転期間において、前記洗浄ポンプの回転数
を前記洗浄ポンプ駆動手段を通じて高低変化させる制御
を反復して行う構成としたものである。この構成によれ
ば、洗い運転及びすすぎ運転の少なくとも一方の運転期
間において、洗浄ポンプによる洗浄水の吐出能力が大小
変化される状態が反復されることになる。このため、洗
浄槽内に収納された食器類に対し洗浄水が衝突するとき
の力が周期的に変動するようになって当該食器類に付着
した汚れが落ちやすくなると共に、食器類に対する洗浄
水の衝突範囲が拡大するものであり、総じて洗浄性能が
向上するようになる。
【0019】この場合、請求項5記載の発明のように、
前記洗浄ポンプの運転に応じて圧送される洗浄水を収納
食器類に向けて吐出するための噴出孔を有した洗浄アー
ムを備えた上で、前記噴出孔を、前記洗浄ポンプによる
洗浄水の吐出圧が小さい場合ほど開口面積が小さくなる
ように構成できる。この構成によれば、洗浄ポンプによ
る洗浄水の吐出圧が小さい場合には、噴出孔の開口面積
が小さくなって当該洗浄ポンプによる揚水力が高められ
るようになる。このため、洗浄水の吐出圧が小さく期間
においても洗浄水を勢い良く吐出できるようになるか
ら、洗浄性能の向上を図り得るようになる。
【0020】請求項6記載の発明は、前記洗浄槽内の底
部に当該洗浄槽内に供給される洗浄水を加熱するように
配置されたヒータと、前記洗浄ポンプを可変速駆動する
ための洗浄ポンプ駆動手段とを備えた上で、前記制御手
段を、洗い運転及びすすぎ運転の少なくとも一方の運転
期間において前記ヒータに通電する制御を行うと共に、
そのヒータの通電期間の初期に洗浄ポンプの回転数を低
下させた状態を所定期間だけ保持した後に当該洗浄ポン
プの回転数を定常状態まで高める制御を前記洗浄ポンプ
駆動手段を通じて行う構成としたものである。
【0021】この構成によれば、洗浄水の温度をヒータ
への通電によって高めた状態で洗い運転及びすすぎ運転
の少なくとも一方を実行できるようになるから、食器類
の洗浄効率が向上するようになる。また、ヒータの通電
期間の初期には、洗浄ポンプの回転数を低下させた状態
が所定期間だけ保持されるから、その間に洗浄水を効果
的に昇温できるようになって、洗浄効率を一段と向上さ
せ得るようになる。
【0022】請求項7記載の発明は、前記洗浄ポンプを
可変速駆動するための洗浄ポンプ駆動手段を備えた上
で、前記制御手段を、洗い運転時における洗浄ポンプの
回転数がすすぎ運転時における回転数より低くなるよう
に前記洗浄ポンプ駆動手段を通じて制御する構成とした
ものである。一般的に、洗剤を使用して行われる洗い運
転期間、つまり洗剤により大量の泡が発生する期間に
は、洗浄ポンプが空気を巻き込みやすくなって、運転騒
音が大きくなる恐れが出てくるが、上記構成によれば、
このような期間には洗浄ポンプの回転数が相対的に下げ
られた状態となるから、運転騒音が大きくなる事態を未
然に防止できるようになる。
【0023】請求項8記載の発明は、前記排水ポンプを
可変速駆動するための排水ポンプ駆動手段を備えた上
で、前記制御手段を、排水運転の末期には前記排水ポン
プの回転数を定常時の回転数より低下させた制御を前記
排水ポンプ駆動手段を通じて行う構成としたものであ
る。この構成によれば、排水運転の末期において、洗浄
槽内の洗浄水が残り少ない状態或いは洗浄水がなくなっ
た状態を呈するのに伴い所謂エアガミ状態が発生した場
合でも、排水ポンプの運転音を抑制できるようになるか
ら、運転騒音の低減を実現できるようになる。
【0024】この場合、請求項9記載の発明のように、
洗浄槽内の水位を検出する水位検出手段を備えた上で、
前記制御手段を、排水ポンプによる排水運転の実行時に
前記水位検出手段による検出水位が所定水位以下となっ
たときに排水運転が末期に達したものと判断して、排水
ポンプの回転数を定常時の回転数より低下させる制御を
行う構成とすることもできる。この構成によれば、排水
運転が末期に達した時期、つまり前記エアガミ状態が発
生する時期を正確に判断可能になるから、エアガミ状態
の発生に対処するために排水ポンプの回転数を低下させ
る制御が不要に早く行われる恐れがなくなって、排水効
率の悪化を未然に防止できるようになる。
【0025】請求項10記載の発明は、前記排水ポンプ
を可変速駆動するための排水ポンプ駆動手段を備えた上
で、前記制御手段を、排水運転の終了後において、洗浄
槽内に洗浄水を給水しながら排水ポンプを駆動させる給
排水運転を所定期間だけ行うと共に、この給排水運転の
終了後に排水ポンプを定常の回転数より高めて運転する
排水運転制御を前記排水ポンプ駆動手段を通じて行う構
成としたものである。この構成によれば、給排水運転が
行われるのに応じて洗浄槽内の残渣が効果的に排出され
るようになり、また、この後には排水ポンプの能力が高
められた状態の排水運転が行われるから、洗浄槽内に残
った洗浄水が一気に排出されるようになって、その排水
動作を確実に行い得るようになる。
【0026】請求項11記載の発明は、前記制御手段
を、洗浄ポンプによる洗い運転中において当該洗浄ポン
プの回転数が所定範囲を超えて変動した場合に洗い運転
を中止するように構成したものである。この構成によれ
ば、洗い運転時において発泡性が高い洗剤が誤って使用
されるなどして洗浄ポンプがエアガミ状態のまま運転継
続される事態、つまり騒音が増大し且つ洗浄水の吐出圧
力が低下した状態で運転継続される事態を未然に防止で
きるようになる。
【0027】前記第3の目的を達成するために、請求項
12記載の発明は、食器類を収納する洗浄槽と、この洗
浄槽内に供給された洗浄水を前記収納食器類に向けて吐
出するための洗浄ポンプと、前記洗浄槽内の洗浄水を機
外に排出するための排水ポンプと、前記洗浄ポンプを可
変速駆動するための洗浄ポンプ駆動手段と、槽洗浄運転
コースを選択するための選択スイッチと、前記洗浄ポン
プによる洗い運転及びすすぎ運転並びに前記排水ポンプ
による排水運転などを制御するための制御手段とを備え
た上で、前記制御手段を、前記選択スイッチにより槽洗
浄運転コースが選択された状態時には、前記洗浄槽内に
洗い運転時より高い水位まで洗浄水を供給した状態で前
記洗浄ポンプを定常時より高い回転数で所定期間だけ回
転させる制御を、前記洗浄ポンプ駆動手段を通じて行う
構成としたものである。
【0028】この構成によれば、選択スイッチを操作す
るだけで洗浄槽を自動的に洗浄するコースを実行できる
ようになる。この場合、洗浄ポンプの回転数が定常時よ
り高められて吐出能力が大きくなるから、洗浄槽の洗浄
を効果的に行い得るものであり、また、洗浄槽内には洗
い運転時より高い水位まで給水されるから、洗浄ポンプ
の吐出能力が大きくなった状態でも当該洗浄ポンプが吸
い込む洗浄水が不足する恐れがなくなる。この結果、簡
単な操作により、洗浄槽の洗浄を確実且つ効果的に行い
得るようになる。
【0029】請求項13記載の発明は、洗浄ポンプの回
転数を2500rpm 以上に設定したことに特徴を有す
る。本願発明者による実験によれば、洗浄ポンプの回転
数を2500rpm 以上に設定した場合には、洗浄時間が
20分程度の状態で許容レベル以上の洗浄効率が得られ
ることが判明している。従って、上記構成によれば、十
分な洗浄効率を得ることが可能になる。
【0030】請求項14記載の発明は、前記洗浄ポンプ
及び排水ポンプを、可変速制御される同一のモータによ
り回転駆動されるインペラをそれぞれ備えた構成とする
と共に、各インペラを、前記モータの正回転時に洗浄ポ
ンプが機能し且つ逆回転時に排水ポンプが機能する形状
に構成したものである。
【0031】この構成によれば、1個のモータを設ける
だけで済んで全体構成を簡略化できるようになる。ま
た、そのモータの正回転時及び逆回転時の回転数をそれ
ぞれ変えるだけで洗浄ポンプ及び排水ポンプの能力を容
易に変更できるようになる。
【0032】この場合、請求項11記載の発明のよう
に、前記モータは、正回転時(つまり洗浄ポンプが機能
するとき)の回転数が逆回転時(つまり排水ポンプが機
能するとき)の回転数より大きくなるように制御される
構成とすることができる。一般的に、洗浄ポンプ及び排
水ポンプを同一のモータで同一回転数にて運転する場合
には、排水ポンプを必要以上の能力で運転することにな
って運転騒音が大きくなる欠点があるが、上記構成によ
れば斯様な欠点を効果的に解消できるものである。ま
た、モータの逆回転時(排水ポンプが機能するとき)に
は、洗浄ポンプ側のインペラが空転して当該洗浄ポンプ
側で空気を巻き込むことによる騒音増大現象が発生する
が、モータの逆回転時の回転数が相対的に小さい状態と
されるから、上記のような騒音増大現象を抑制できて、
この面からも運転騒音の低減を図り得るようになる。
【0033】請求項10記載の発明は、前記排水ポンプ
を可変速駆動するための排水ポンプ駆動手段を備えた上
で、前記制御手段を、排水運転の終了後において、洗浄
槽内に洗浄水を給水しながら排水ポンプを駆動させる給
排水運転を所定期間だけ行うと共に、この給排水運転の
終了後に排水ポンプを定常の回転数より高めて運転する
排水運転制御を前記排水ポンプ駆動手段を通じて行う構
成としたものである。この構成によれば、給排水運転が
行われるのに応じて洗浄槽内の残渣が効果的に排出され
るようになり、また、この後には排水ポンプの能力が高
められた状態の排水運転が行われるから、洗浄槽内に残
った洗浄水が一気に排出されるようになって、その排水
動作を確実に行い得るようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1実施例について、図1ないし図6を参照して説
明する。まず、図2及び図3において、食器洗浄機の本
体1の内部には洗浄槽2が設けられ、本体1の前部に
は、下部が本体1に支持された扉3が回動可能に設けら
れていて、洗浄槽2の前面がその扉3により開閉される
ようになっている。洗浄槽2内の底部にはヒータ4が設
けられ、また、洗浄槽2内の下部及び上部には、洗浄ア
ーム5及び6が設けられており、これら洗浄アーム5、
6のそれぞれの上方に食器かご7、8が引き出し可能に
収納されている。
【0035】洗浄槽2の底部前側の最深部は貯水部9と
され、この貯水部9の後側に洗浄ポンプ10と排水ポン
プ11とが配設されている。この場合、これら洗浄ポン
プ10と排水ポンプ11は、共通のポンプモータ12を
駆動源としている。このポンプモータ12は、例えば直
流ブラシレスモータにて構成されていて、インバータ回
路13(図5参照:本発明でいう洗浄ポンプ駆動手段及
び排水ポンプ駆動手段に相当)により可変速駆動される
ようになっている。そして、このポンプモータ12は、
正回転することにより洗浄ポンプ10を機能させ、逆回
転することにより排水ポンプ11を機能させる構成とな
っている。
【0036】具体的には、上記洗浄ポンプ10、排水ポ
ンプ11及びポンプモータ12は図4に示すような構成
となっている。この図4において、洗浄ポンプ10及び
排水ポンプ11は、それぞれのポンプケース10a及び
11a内にインペラ10b及び11bを同軸状に配置す
ると共に、各インペラ10b及び11bをポンプモータ
12の回転軸12aに連結した構造となっている。上記
ポンプケース10aは、吸入口10cが前記貯水部9に
接続部14を介して連通され、吐出口10dが前記洗浄
アーム5、6の各吸入口(図示せず)に送水部15及び
送水パイプ16を介して連通される。また、ポンプケー
ス11aは、図示しない吸入口が前記貯水部9に接続パ
イプ17を介して連通され、吐出口が後述する排水ポン
プ18に連通される。
【0037】この場合、洗浄ポンプ10のインペラ10
bは、ポンプモータ12の正回転時に、洗浄槽2内の洗
浄水を貯水部9から接続部14を通じて吸入し、その吸
入した洗浄水を送水部15及び送水パイプ16を通じて
上記洗浄アーム5、6に圧送するようになっている。
尚、上記洗浄アーム5、6は、洗浄ポンプ10から圧送
されてくる洗浄水を、それぞれ図示しない噴出孔から食
器かご7、8に収容された食器類に対して吐出するもの
である。また、排水ポンプ11のインペラ11bは、ポ
ンプモータ12の逆回転時に、洗浄槽2内の洗浄水を貯
水部9から接続パイプ17を通じて吸入し、その吸入し
た洗浄水を排水ホース18を通じて一旦揚水した後に機
外へ排出するようになっている。
【0038】洗浄槽2の底部の下面には、貯水部9から
外れた部位に位置させてサーミスタから成る温度センサ
19が設けられており、この温度センサ19により、洗
浄槽2内の洗浄水の温度を検出するようにしている。ま
た、洗浄槽2の下部の後側には、洗浄槽2内の水位を検
出する水位検出手段として水位スイッチ20が設けられ
ており、このスイッチスイッチ20は、接続パイプ20
aを介して前記貯水部9の底部に設けられた孔部9aに
連通されている。尚、水位スイッチ20としては、フロ
ート式やエアトラップ式など多様な形式のものを利用で
きる。
【0039】洗浄槽2の後部には給水弁21が設けら
れ、この給水弁21に給水ホース22が接続されてい
て、図示しない水道の水が、給水ホース22及び給水弁
21を介して洗浄槽2内に洗浄水として供給されるよう
になっている。また、洗浄槽2の背部には送風機23及
び送風ダクト24が配設され、洗浄槽2の上方部には吸
気ダクト25及び排気ダクト26が配設されている。送
風機23は、ファンモータ27と、これにより回転され
るファン28とを備えていて、このファン28の送風作
用により、機外の空気が吸気ダクト25を通じ吸入され
て送風ダクト24を通じて洗浄槽2内に供給されると共
に、洗浄槽2内の空気が排気ダクト26を通じて機外へ
排出されるようになっている。
【0040】前記扉3の前面上部には、図3に示すよう
に、扉ロックレバー29及び操作パネル30が設けられ
ている。このうち、扉ロックレバー29は、閉鎖した扉
3をロックするためのもので、図示位置がロック位置で
あり、この位置から左側へ回動操作することによりその
ロックが解除されるようになっている。操作パネル30
には、スタートスイッチなどから成るスイッチ入力部3
1、LEDから成る表示部32などが設けられている。
また、操作パネル30の背部には、前記インバータ回路
13と共に本発明でいう制御手段を構成する制御装置3
3(図2、図5参照)が設けられている。
【0041】制御装置33は、食器洗浄機の作動全般を
制御するもので、マイクロコンピュータを主体に構成さ
れている。この制御装置33には、図5に示すように、
操作パネル30のスイッチ入力部31、水位スイッチ2
0、扉3の開閉に応動する扉スイッチ34及び温度セン
サ19などからの信号が入力されるようになっている。
そして、制御装置33は、それらの入力信号及び予め設
定された制御プログラムに基づいて、表示部32、ブザ
ー35、給水弁21、ヒータ4、ファンモータ27など
を駆動回路36を介して制御すると共に、前記ポンプモ
ータ12をインバータ回路13を介して制御する。
【0042】次に、上記構成の作用を説明する。食器類
を洗浄する場合には、使用者は、まず、扉3を開放した
状態で、洗浄する食器類を上下の各食器かご7、8に収
容し、これらを洗浄槽2内に収納すると共に、扉3の所
定部位に設けられた洗剤投入装置(図示せず)に洗剤を
収容しておく。そして、扉3を閉鎖した状態で、操作パ
ネル30におけるスイッチ入力部31のスタートスイッ
チを操作すると、制御装置33は、予め設定された制御
プログラムに基づいて運転を実行する。尚、上記洗剤投
入装置は、例えば、洗浄槽2内への洗浄水の給水動作或
いは洗浄行程の開始に連動して洗浄槽2内へ洗剤を自動
的に投入する構成となっている。
【0043】図1には、洗浄行程、2回のすすぎ行程、
加熱すすぎ行程、乾燥行程をこの順に実行する標準コー
スにおけるタイムチャートが、洗浄槽2内の洗浄水の温
度変化状態やポンプモータ12の回転数などと共に示さ
れている。この図1において、斜線帯部分が各機器の動
作状態を示している。但し、図1の時間軸は、各行程の
所要時間を正確に反映させたものではない。
【0044】運転が開始されると、最初に洗浄行程が実
行される。この洗浄行程では、まず、給水弁21を開放
動作させて洗浄槽2内に水道水を洗浄水として供給する
という給水運転が行われる。洗浄槽2内に洗浄水が供給
されると、その水が洗浄槽2内に貯留され、洗浄槽2内
の水位が次第に上昇する。そして、洗浄槽2内の水位が
予め設定された設定水位H(図2参照)に達すると、こ
れが水位スイッチ20により検出され、その検出出力に
基づき制御装置33は給水弁21を閉鎖動作させて給水
運転を停止する。
【0045】この給水運転の終了後に行われる洗い運転
時には、ヒータ4に通電して加熱動作させると共に、ポ
ンプモータ12をインバータ回路13を通じて正回転さ
せて洗浄ポンプ10を運転させるものである。このと
き、ポンプモータ12の回転数は、図18に示した従来
構成の3000rpm より高い3500rpm となるように
制御される。
【0046】このように洗浄ポンプ10が運転される
と、洗浄槽2内の洗浄水が貯水部9から洗浄ポンプ10
に吸入され、その吸入された洗浄水が、送水部15及び
送水パイプ16を通じて洗浄アーム5、6に圧送され、
これら洗浄アーム5、6の噴出孔から食器かご7、8に
収容された食器類に向けて吐出される。この場合、ヒー
タ4の加熱動作により、洗浄水が加熱されて温度が上昇
するが、この洗浄水の温度は温度センサ19による検出
温度に基づいて60℃となるように制御される。そし
て、制御装置33は、洗い運転開始後に設定時間(例え
ば10分)が経過したときには、ポンプモータ12を断
電して洗浄ポンプ10の運転を停止すると共にヒータ4
を断電するものであり、これにより洗い運転が終了され
る。尚、上記洗い運転のための設定時間は、洗浄水の初
期温度に応じて長短変化させる構成としても良い。
【0047】上記のような洗い運転時には、ポンプモー
タ12の回転数が3500rpm に設定されているから、
従来構成と比べた場合、洗浄ポンプ10がより高い吐出
圧で運転されるようになって、洗浄アーム5、6の噴出
孔から吐出される洗浄水の吐出圧が高くなるため、勢い
良く吐出された洗浄水により食器類に付着した汚れが効
率良く洗い落とされるようになる。これにより、洗い運
転の所要時間を、従来構成のような洗浄性能を保ちなが
ら従来の15分から10分に短縮できることになる。
【0048】制御装置33は、洗い運転の終了後には、
1回目排水運転、給水及び給排水運転、2回目排水運転
を所定の停止期間(例えば10秒)を挟んで順次実行す
る。具体的には、1回目排水運転時には、ポンプモータ
12を2500rpm で逆回転させて排水ポンプ11を所
定時間(例えば40秒程度)だけ運転することにより、
洗浄槽2内の洗浄水を機外へ排出する動作を行う。給水
及び給排水運転時には、給水弁21を開放動作させた後
に所定の遅れ時間(例えば5秒)が経過した時点から、
その給水弁21の開放状態を保持したまま、ポンプモー
タ12を同じく2500rpm で逆回転させて排水ポンプ
11を所定時間(例えば10秒)だけ運転することによ
り、洗浄槽2内の洗浄水を機外へ排出する動作を行う。
また、2回目排水運転時には、ポンプモータ12を同じ
く2500rpm で逆回転させて排水ポンプ11を所定時
間(例えば10秒)だけ運転して洗浄槽2内の洗浄水を
機外に排出する動作を行う。
【0049】以上のようにして洗浄行程が終了すると、
2回のすすぎ行程が順次実行される。各すすぎ行程で
は、給水運転が行われた後に、すすぎ運転、1回目排水
運転、給水及び給排水運転、2回目排水運転が所定の停
止期間を挟んで順次行われる。この場合、給水運転、1
回目排水運転、給水及び給排水運転、2回目排水運転
は、前記洗浄行程の場合と同様に行われる。また、上記
すすぎ運転時には、ポンプモータ12をインバータ回路
13を通じて3500rpm で正回転させて洗浄ポンプを
所定時間(例えば1分)だけ運転するものであり、これ
により洗浄アーム5、6の噴出孔から食器類に対して高
い吐出圧の洗浄水が吐出され、以て食器類に付着した洗
剤分などが効率良く落とされるようになる。
【0050】上記のようにして2回のすすぎ行程が実行
された後には、加熱すすぎ行程が実行される。この加熱
すすぎ行程では、まず、給水弁21を開放動作させて洗
浄槽2内に水道水を洗浄水として供給するという給水運
転を行った後に、ヒータ4を通電して洗浄水を加熱しな
がら、ポンプモータ12を3500rpm で正回転させて
洗浄ポンプ10を運転する。このように洗浄水が加熱さ
れるのに応じて、食器類のすすぎが効率良く行われると
共に、当該食器類が暖められてその後の乾燥行程での乾
燥効率の向上が図られるようになる。勿論、この場合に
も、ポンプモータ12の回転数が3500rpm に設定さ
れているから、この面からも食器類のすすぎが効率良く
行われるようになる。
【0051】この場合、制御装置33は、洗浄水の温度
が70℃まで上昇したことが温度センサ19により検出
された時点で、ポンプモータ12を断電して洗浄ポンプ
10を運転停止する共に、ヒータ4を断電するものであ
り、これにより加熱すすぎ運転が終了される。尚、この
加熱すすぎ運転の終了時期を時間制御により行うことも
可能である。この後に行われる排水運転時には、ポンプ
モータ12を2500rpm で逆回転させて排水ポンプ1
1を所定時間(例えば40秒程度)だけ運転することに
より、洗浄槽2内の洗浄水を機外へ排出する動作を行
う。
【0052】上記のような加熱すすぎ行程が終了した後
に行われる乾燥行程では、制御装置33は、ヒータ4を
周期的に断続しながら、送風機23のファンモータ27
を連続運転して洗浄槽2内に送風し、以て食器類を乾燥
させるという乾燥運転を実行する。このような乾燥行程
は約20分間行われるものであり、最終的に乾燥行程が
終了すると、表示部32及びブザー35により、運転が
終了したことが報知される。
【0053】上記した第1実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。本実施例においては、洗浄行
程での洗い運転やすすぎ行程及び加熱すすぎ行程でのす
すぎ運転を行うための洗浄ポンプ10と、各行程での排
水運転を行うための排水ポンプ11は、異なる回転数
(3500rpm と2500rpm )で運転されることにな
る。これにより、洗浄ポンプ10及び排水ポンプ11の
能力を、それぞれ最適な状態に容易に設定できるように
なるから、洗い運転時やすすぎ運転時における洗浄性能
が不足気味になることを未然に防止できて、洗浄所要時
間の短縮を実現可能になる。この場合、洗浄ポンプ10
を動作させるポンプモータ12を直流ブラシレスモータ
にて構成すると共に、インバータ回路13を介して制御
するようにしているので、そのポンプモータ12の回転
数、ひいては洗浄ポンプ10及び排水ポンプ11の能力
をきわめて容易に制御できるようなる。また、洗浄水の
温度をヒータ4への通電によって高めた状態で洗い運転
及び加熱すすぎ運転を実行するようにしたから、食器類
の洗浄効率及びすすぎ効率が向上するようになる。
【0054】図6には、洗浄行程での洗い運転の所要時
間(洗浄時間)と食器類の洗浄率との関係を、ポンプモ
ータ12の回転数をパラメータとして実測した結果が示
されている。この図6から理解できるように、本実施例
のようにポンプモータ12の回転数を3500rpm に設
定した場合には、洗い運転を5分程度継続すれば許容レ
ベル(65%程度)以上の洗浄率が得られるものであ
る。従って、本実施例のように、ポンプモータ12を3
500rpm で回転させながら洗い運転を10分継続する
構成によれば、洗浄所要時間を従来構成に比べて短縮し
ながら食器類の洗浄効率を十分に高めることができるも
のである。
【0055】尚、図6から理解できるように、洗浄ポン
プ12の回転数を2500rpm に設定した場合でも、洗
浄時間を20分程度に設定すれば許容レベル以上の洗浄
効率が得られるから、洗浄所要時間を無視する場合に
は、洗浄ポンプ12の回転数を2500rpm 以上に設定
すれば、十分な洗浄効率を得ることが可能になるもので
ある。
【0056】また、上述したように、排水ポンプ11の
能力を最適な状態に容易に設定できるから、排水ポンプ
11の回転数が必要以上に大きくなることを未然に防止
できるようになる。つまり、本実施例のように、排水ポ
ンプ11の回転数(排水運転時におけるポンプモータ1
2の回転数)を従来より低い2500rpm に設定した場
合には、排水運転の末期に所謂エアガミ状態が発生した
ときの騒音が大きくなる恐れもなくなって、排水騒音の
低減も実現できるようになる。
【0057】さらに、本実施例では、洗浄ポンプ10及
び排水ポンプ11を、可変速制御される同一のポンプモ
ータ12により回転駆動されるインペラ10b及び11
bをそれぞれ備えた構成とし、各インペラ10b及び1
1bを、ポンプモータ12の正回転時に洗浄ポンプ10
が機能し且つ逆回転時に排水ポンプ11が機能する形状
に構成した上で、ポンプモータ12を、正回転時(つま
り洗浄ポンプ10が機能するとき)の回転数が逆回転時
(つまり排水ポンプ11が機能するとき)の回転数より
大きくなるように制御される構成としたから、洗浄ポン
プ10の運転に応じて行われる洗い運転時やすすぎ運転
時の洗浄効率を相対的に高めることができ、結果的に洗
浄所要時間を短縮できるようになる。
【0058】さらに、上記のような構成によれば、1個
のポンプモータ12を設けるだけで済んで全体構成を簡
略化できるようになると共に、そのポンプモータ12の
正回転時及び逆回転時の回転数をそれぞれ変えるだけで
洗浄ポンプ10及び排水ポンプ11の能力を容易に変更
できるようになるから、食器洗浄機の設計及び製造を行
う上できわめて有用になる。
【0059】また、一般的に、洗浄ポンプ10及び排水
ポンプ11を同一のモータで同一回転数にて運転する場
合には、排水ポンプ11を必要以上の能力で運転するこ
とになって運転騒音が大きくなる欠点があるが、上記構
成によれば斯様な欠点を効果的に解消できるようにな
る。しかも、このように洗浄ポンプ10及び排水ポンプ
11を同一回転数にて運転する場合、ポンプモータ12
の逆回転時(排水ポンプ11が機能するとき)には、洗
浄ポンプ10側のインペラ10bが空転して当該洗浄ポ
ンプ10側で空気を巻き込むことによる騒音増大現象が
発生するが、本実施例では、ポンプモータ12の逆回転
時の回転数が相対的に小さい状態とされるから、上記の
ような騒音増大現象を抑制できて、この面からも運転騒
音の低減を図り得るようになる。
【0060】上記第1実施例では、洗浄行程、2回のす
すぎ行程での1回目排水運転の終了後において、洗浄槽
2内に洗浄水を給水しながら排水ポンプ11を駆動させ
る給排水運転を所定期間(例えば10秒)だけ行う構成
としたから、その給排水運転の実行に応じて洗浄槽2内
の残渣を効果的に排出できるようになる。
【0061】(第2の実施の形態)図7ないし図9には
本発明の第2実施例が示されており、以下これについて
前記第1実施例と異なる部分のみ説明する。この第2実
施例では、制御装置33は、図7に示すように、洗浄行
程における洗い運転期間及び加熱すすぎ行程における加
熱すすぎ運転期間の双方において、洗浄ポンプ10の回
転数(ポンプモータ12の正方向回転数)をインバータ
回路13を通じて周期的に高低変化させる制御を反復し
て行う。具体的には、洗浄ポンプ10を例えば30秒だ
け2500rpm で回転させると共に例えば1分だけ35
00rpm で回転させるというサイクルを繰り返す制御を
行う。尚、このような制御は、洗い運転及び加熱すすぎ
運転の少なくとも一方の運転期間のみにおいて行う構成
としても良い。
【0062】図8には、本実施例で使用する洗浄アーム
5及び6の平面図が示され、図9には、図8中のY−Y
線に沿った断面図が示されている。これら図8及び図9
において、洗浄アーム5及び6には、例えばその5箇所
にそれぞれ所定方向へ向いて開口した噴出孔37が設け
られており、各噴出孔37は、スリット38aを有した
例えばゴム製の弁体38により閉鎖された状態とされて
いる。この弁体38は、洗浄ポンプ10による洗浄水の
吐出圧が大きくなるのに応じてスリット38aの開口量
が拡大するものである。従って、このような弁体38が
設けられた結果、噴出孔37は、洗浄ポンプ10による
洗浄水の吐出圧が小さい場合ほど実質的な開口面積が小
さくなる構成となっている。
【0063】このような第2実施例においても、前述し
た第1実施例と同様な作用効果を得ることができる。特
に、本実施例によれば、洗い運転期間及び加熱すすぎ運
転期間において、洗浄ポンプ10による洗浄水の吐出能
力が大小変化される状態が反復されることになるから、
洗浄槽2内に収納された食器類に対し洗浄水が衝突する
ときの力が周期的に変動するようになって当該食器類に
付着した汚れが落ちやすくなる。しかも、これと同時に
食器類に対する洗浄水の衝突範囲が拡大するようになる
から、総じて洗浄性能が向上するようになる。さらに、
洗浄アーム5及び6の噴出孔37にスリット38aを有
したゴム製の弁体38を設ける構成としたから、洗浄ポ
ンプ10による洗浄水の吐出圧が小さい場合には、噴出
孔37の実質的な開口面積が小さくなって当該洗浄ポン
プ10による揚水力が高められるようになる。このた
め、洗浄水の吐出圧が小さく期間においても洗浄水を勢
い良く吐出できるようになるから、洗浄性能の向上を図
り得るようになる。
【0064】(第3の実施の形態)図10には本発明の
第3実施例が示されており、以下これについて前記第1
実施例と異なる部分のみ説明する。この第3実施例で
は、制御装置33は、図10に示すように、洗浄行程に
おける洗い運転期間及び加熱すすぎ行程における加熱す
すぎ運転期間の双方において、ヒータ4の通電期間の初
期に洗浄ポンプ10の回転数を2500rpm に低下させ
た状態を所定期間(例えば5分程度)だけ保持した後
に、当該洗浄ポンプ10の回転数を定常状態(3500
rpm )まで高める制御をインバータ回路13を通じて実
行する。
【0065】このような第3実施例においても、前述し
た第1実施例と同様な作用効果を得ることができる。特
に、本実施例によれば、洗い運転期間及び加熱すすぎ運
転期間におけるヒータ4の通電期間の初期には、洗浄ポ
ンプ10の回転数を定常時より低下させた状態が所定期
間だけ保持されるから、その間に洗浄水を効果的に昇温
できるようになって、洗浄効率を一段と向上させ得るよ
うになる。
【0066】(第4の実施の形態)図11には本発明の
第4実施例が示されており、以下これについて前記第1
実施例と異なる部分のみ説明する。この第4実施例で
は、制御装置33は、図11に示すように、洗浄行程で
の洗い運転時において、洗浄ポンプ10の回転数が、す
すぎ行程でのすすぎ運転時並びに加熱すすぎ行程での加
熱すすぎ運転時における回転数(3500rpm )より低
い回転数(例えば3000rpm )となるようにインバー
タ回路13を通じて制御する。
【0067】この場合、一般的に、洗剤を使用して行わ
れる洗い運転期間、つまり洗剤により多くの泡が発生す
る期間には、洗浄ポンプ10が空気を巻き込みやすくな
って、運転騒音が大きくなる恐れが出てくるが、上記し
た第4実施例の構成によれば、このような期間には洗浄
ポンプ10の回転数が相対的に下げられた状態となるか
ら、運転騒音が大きくなる事態を未然に防止できるよう
になる。
【0068】(第5の実施の形態)図12には本発明の
第5実施例が示されており、以下これについて前記第1
実施例と異なる部分のみ説明する。この第5実施例で
は、制御装置33は、図12に部分的に示すように、洗
浄行程、2回のすすぎ行程及び加熱すすぎ行程での各1
回目排水運転が開始されたときには、その開始時点から
所定時間(例えば20秒)が経過した後に、排水ポンプ
11の回転数(ポンプモータ12の逆方向回転数)を、
定常時の回転数(2500rpm )より低下させた回転数
(例えば1500rpm )とする制御をインバータ回路1
3を通じて行う。また、制御装置33は、上記各行程で
の給水及び給排水運転、2回目排水運転時には、排水ポ
ンプ11の回転数を1500rpm とする制御をインバー
タ回路13を通じて行う構成となっている。
【0069】このように構成した第5実施例によれば、
1回目排水運転の末期、或いは給水及び給排水運転や2
回目排水運転時において、洗浄槽2内の洗浄水が残り少
ない状態或いは洗浄水がなくなった状態を呈するのに伴
い所謂エアガミ状態が発生した場合でも、排水ポンプ1
1の運転音が抑制されるようになるから、運転騒音の低
減を実現できるようになる。
【0070】(第6の実施の形態)図13には、上記第
5実施例に変更を加えた本発明の第6実施例が示されて
おり、以下これについて当該第5実施例と異なる部分の
み説明する。この第6実施例では、制御装置33は、図
13に部分的に示すように、洗浄行程、2回のすすぎ行
程及び加熱すすぎ行程での各1回目排水運転の実行時に
は、スイッチスイッチ20による洗浄槽2内の検出水位
が所定水位以下となったときに排水運転が末期に達した
ものと判断して、排水ポンプ11の回転数を第5実施例
と同様に低下させる制御を行うものであり、また、上記
各行程での給水及び給排水運転、2回目排水運転時に
は、排水ポンプ11の回転数を1500rpm とする制御
を同様に行う構成となっている。
【0071】このように構成した第6実施例によれば、
排水運転が末期に達した時期、つまり前記エアガミ状態
が発生する時期を正確に判断可能になるから、エアガミ
状態の発生に対処するために排水ポンプ11の回転数を
低下させる制御が不要に早く行われる恐れがなくなっ
て、排水効率の悪化を未然に防止できるようになる。
【0072】(第7の実施の形態)図14には本発明の
第7実施例が示されており、以下これについて前記第1
実施例と異なる部分のみ説明する。この第7実施例で
は、制御装置33は、図14に部分的に示すように、洗
浄行程、2回のすすぎ行程での1回目排水運転の終了後
において、給水及び給排水運転を所定期間だけ行った後
に、排水ポンプ11を定常の回転数(2500rpm )よ
り高い回転数(例えば3500rpm )で運転する制御を
インバータ回路13を通じて行う。
【0073】このように構成した第7実施例によれば、
上記給排水運転が行われるのに応じて洗浄槽内の残渣を
効果的に排出できるものであり、また、この後には排水
ポンプ11の能力が高められた状態の排水運転が所定時
間だけ行われるから、洗浄槽2内に残った洗浄水が一気
に排出されるようになって、その排水動作を確実に行い
得るようになる。
【0074】(第8の実施の形態)図15には本発明の
第8実施例が示されており、以下これについて前記第1
実施例と異なる部分のみ説明する。この第8実施例で
は、制御装置33に対して、洗浄ポンプ10の回転数を
示す信号を与えるための回転検出手段(図示せず)が設
けられる。尚、この回転検出手段は、実際にはポンプモ
ータ12の回転数を検出する構成とされるものである
が、本実施例のように、ポンプモータ12を直流ブラシ
レスモータにて構成する場合には、そのロータの回転位
置を検出するために設けられた位置検出手段の出力を転
用することができる。
【0075】制御装置33は、洗浄行程において図15
のフローチャートに示す内容の制御プログラムを実行す
る。この制御プログラムは、スイッチ入力部31のスタ
ートスイッチが操作されたときに開始されるものであ
り、まず、給水弁21を開放(オン)させて洗浄槽2内
への給水運転を開始し(ステップA1)、この後に水位
スイッチ20による検出出力を読み込んで洗浄槽2内の
水位を監視し、その監視内容を参照することにより洗浄
槽2内が設定水位H(図2参照)になるまで待機する
(ステップA2)。
【0076】洗浄槽2内に設定水位Hまで給水されたと
きには、給水弁を閉鎖(オフ)させるステップA3、洗
浄ポンプ10をインバータ回路13により例えば350
0rpm で運転開始(オン)させるステップA4、ヒータ
4に通電開始(オン)させるステップA5を順次実行す
るものであり、これにより洗い運転が開始される。この
洗い運転開始後には、洗浄ポンプ10の単位時間内での
回転数変動値が所定範囲である例えば100rpm を超え
たか否かを判断する(ステップA6)。ここで「YE
S」と判断したときには、エアガミ状態が発生したこと
を示す異常報知を例えば操作パネル30の表示部32を
通じて行い(ステップA7)、さらに、洗浄ポンプ10
を断電(オフ)させるステップA8、ヒータ4を断電
(オフ)させるステップA9を順次実行して上記洗い運
転を強制的に中止させ、その状態で制御プログラムの実
行を中断する。
【0077】これに対して、ステップA7で「NO」と
判断したときには、洗浄槽2内の洗浄水を60℃程度に
昇温してその温度に保持するための制御ステップA1
0、A11、洗い運転を10分で終了させるための制御
ステップA12を実行した後に、洗浄行程における1回
目排水運転、給水及び給排水運転、2回目排水運転のた
めの各制御ステップA13〜A28を実行し、この後に
1回目すすぎ行程のための制御プログラムへ移行する。
【0078】要するに、本実施例は、洗浄行程での洗浄
ポンプ10による洗い運転中において当該洗浄ポンプ1
0の回転数が所定範囲を超えて変動した場合に洗い運転
を中止する構成としたものである。この構成によれば、
洗い運転時において発泡性が高い洗剤が誤って使用され
るなどして洗浄ポンプ10がエアガミ状態のまま運転継
続される事態、つまり騒音が増大し且つ洗浄水の吐出圧
力が低下した状態で運転継続される事態を未然に防止で
きるようになる。
【0079】(第9の実施の形態)図16及び図17に
は本発明の第9実施例が示されており、以下これについ
て前記第1実施例と異なる部分のみ説明する。図16に
は、操作パネル30の具体的な正面外観が示されてい
る。この図16において、スイッチ入力部31には、電
源スイッチ31a、一時停止スイッチを兼用したスター
トスイッチ31b、乾燥行程のみを行う状態並びにその
所要時間を選択するための乾燥行程用スイッチ31c、
複数種類の運転コースの中から所望のコースを選択する
ためのコース切換スイッチ31d(本発明でいう切換ス
イッチに相当)が設けられる。また、表示部32には、
選択されたコースを表示するための表示部32a〜32
dや、乾燥運転時間を表示するための表示部32e、3
2fなどが設けられる。この場合、上記運転コースとし
ては、第1実施例で説明した標準コースの他に、洗い運
転の時間を延長するなどした念入りコース、予洗いコー
ス、槽洗浄運転コースが設定されるものであり、コース
切換スイッチ31dが操作される毎に各コースが選択さ
れたことを表示するための表示部33a〜32dの一つ
が歩進的に点灯されるようになっている。尚、上記槽洗
浄運転コースは、洗浄室2内に食器類を収納せずに行う
ものである。
【0080】制御装置33は、スイッチ入力部31にお
いて、コース切換スイッチ31dにより槽洗浄運転コー
スが選択設定された状態でスタートスイッチ31bが操
作されたときには、図17のフローチャートに示す内容
の槽洗浄用制御プログラムを実行する。この制御プログ
ラムにおいては、まず、給水弁21を開放(オン)させ
て洗浄槽2内への給水運転を開始し(ステップB1)、
この後に水位スイッチ20による検出出力を読み込んで
洗浄槽2内の水位を監視し、その監視内容を参照するこ
とにより、洗浄槽2内が水位が洗い運転時の設定水位H
(図2参照)より所定レベルだけ高い水位になるまで待
機する(ステップB2)。
【0081】洗浄槽2内に上記のような高水位まで給水
されたときには、給水弁を閉鎖(オフ)させるステップ
B3、洗浄ポンプ10をインバータ回路13により定常
時より高い回転数である例えば4000rpm で運転開始
(オン)させるステップB4を順次実行するものであ
り、これにより槽洗浄運転が開始される。このように槽
洗浄運転が開始された後には、予め設定された時間(例
えば5分)だけ待機し(ステップB5)、その設定時間
が経過したときには、洗浄ポンプ10を断電(オフ)さ
せるステップB6を実行する。
【0082】次いで、所定期間だけ停止状態を保持する
ステップB7、排水ポンプ11を定常回転数(2500
rpm )で運転開始(オン)させるステップB8を順次実
行するものであり、これにより排水運転が開始される。
このように排水運転が開始された後には、予め設定され
た時間(例えば60秒)だけ待機し(ステップB9)、
その設定時間が経過したときには、排水ポンプ11を断
電(オフ)させるステップB10を実行するものであ
り、これにより一連の槽洗浄用制御プログラムが終了さ
れる。
【0083】要するに、制御装置33は、コース切換ス
イッチ31dにより槽洗浄運転コースが選択された状態
でスタートスイッチ31bが操作されたときには、洗浄
槽2内に洗い運転時より高い水位まで洗浄水を供給した
状態で洗浄ポンプ10を定常時より高い回転数(400
0rpm )で所定期間(60秒)だけ回転させる制御を、
インバータ回路13を通じて行うものである。
【0084】このように構成した本実施例によれば、コ
ース切換スイッチ31dの操作に応じて洗浄槽2の洗浄
運転を自動的に行うコースを実行できるようになる。こ
の場合、洗浄ポンプ10の回転数が定常時より高められ
て吐出能力が大きくなるから、洗浄槽2の洗浄を効果的
に行い得るものであり、また、洗浄槽2内には洗い運転
時より高い水位まで給水されるから、洗浄ポンプ10の
吐出能力が大きくなった状態でも当該洗浄ポンプ10が
吸い込む洗浄水が不足する恐れがなくなり、総じて洗浄
槽2の洗浄を確実に行い得ることになる。
【0085】(その他の実施の形態)尚、本発明は上記
した実施例に限定されるものではなく、次のような変形
または拡張が可能である。洗浄ポンプ10の可変速運転
を行うための洗浄ポンプ駆動手段及び排水ポンプ11の
可変速運転を行うための排水ポンプ駆動手段として、可
変周波数電源であるインバータ回路13を用いる構成と
したが、位相制御方式或いは電源波形の間引き制御を行
う装置などを用いる構成としても良い。洗浄ポンプ10
及び排水ポンプ11を同一のポンプモータ12で回転さ
せる1モータ方式としたが、各ポンプ10及び11を専
用のポンプモータで運転する構成としても良い。洗い運
転時における洗浄ポンプ10の回転数及び排水運転時に
おける排水ポンプ11の回転数は、本発明の目的を達成
できる範囲であれば、上記した各実施例のような数値に
限定されるものでないことは勿論であり、その回転数を
3段階以上に変化させる構成も可能である。
【0086】
【発明の効果】以上の説明によって明なように、本発明
によれば以下に述べるような効果を奏することができ
る。請求項1記載の食器洗浄機によれば、少なくとも洗
い運転時の洗浄ポンプの回転数と排水運転時の排水ポン
プの回転数とを2段階以上に異ならせた制御が行われる
構成となっているから、洗浄ポンプ及び排水ポンプの能
力を、それぞれ最適な状態に容易に設定できて、洗浄所
要時間の短縮を実現できると共に、排水騒音の低減も実
現できるものである。
【0087】請求項2記載の食器洗浄機によれば、洗い
運転時の洗浄ポンプの回転数が排水運転時の排水ポンプ
の回転数より高くなるように制御されるから、洗い運転
時の洗浄効率を相対的に高めることができる。
【0088】請求項3記載の食器洗浄機によれば、洗い
運転及びすすぎ運転時の双方または一方における洗浄ポ
ンプの回転数を2段階以上に変化させたり、排水運転時
における排水ポンプの回転数を2段階以上に変化させる
ことが可能になるから、すすぎ運転及び排水運転を多様
な形態で実施可能になる請求項4記載の食器洗浄機によ
れば、洗い運転及びすすぎ運転の少なくとも一方の運転
期間において、洗浄ポンプの回転数を高低変化させる制
御が反復して行われるから、洗浄対象の食器類に付着し
た汚れが落ちやすくなって洗浄性能が向上するようにな
る。
【0089】請求項5記載の食器洗浄機によれば、洗浄
ポンプの運転に応じて圧送される洗浄水を収納食器類に
向けて吐出するための噴出孔を、洗浄ポンプによる洗浄
水の吐出圧が小さい場合ほど開口面積が小さくなる構成
としたから、洗浄水の吐出圧が小さく期間においても洗
浄水を勢い良く吐出できるようになり、以て洗浄性能の
向上を図り得るようになる。
【0090】請求項6記載の食器洗浄機によれば、洗い
運転及びすすぎ運転の少なくとも一方の運転期間におい
て、洗浄水を加熱するためのヒータの通電期間の初期に
洗浄ポンプの回転数を低下させた状態を所定期間だけ保
持した後に、当該洗浄ポンプの回転数を定常状態まで高
める制御が行われるから、ヒータの通電期間の初期に洗
浄水を効果的に昇温できるようになって、洗浄効率の向
上を図り得るようになる。
【0091】請求項7記載の食器洗浄機によれば、洗い
運転時における洗浄ポンプの回転数がすすぎ運転時にお
ける回転数より低くなるように制御されるから、洗剤を
使用して行われる洗い運転期間において、洗剤により発
生した多くの泡に起因して運転騒音が大きくなる事態を
未然に防止できるようになる。
【0092】請求項8記載の食器洗浄機によれば、排水
運転の末期には排水ポンプの回転数を定常時の回転数よ
り低下させる制御が行われるから、排水運転の末期にお
いて、洗浄槽内の洗浄水が残り少ない状態或いは洗浄水
がなくなった状態を呈するのに伴い所謂エアガミ状態が
発生した場合でも、排水ポンプの運転音を抑制できるよ
うになって、運転騒音の低減を実現できるようになる。
【0093】請求項9記載の食器洗浄機によれば、洗浄
槽内の水位を検出する水位検出手段を設け、排水運転の
実行時に水位検出手段による検出水位が所定水位以下と
なったときに排水運転が末期に達したものと判断して、
排水ポンプの回転数を定常時の回転数より低下させる制
御が行われるから、排水運転が末期に達した時期、つま
り前記エアガミ状態が発生する時期を正確に判断可能に
なって、エアガミ状態の発生に対処するために排水ポン
プの回転数を低下させる制御が不要に早く行われる恐れ
がなくなる。請求項10記載の食器洗浄機によれば、排
水運転の終了後において、洗浄槽内に洗浄水を給水しな
がら排水ポンプを駆動させる給排水運転を所定期間だけ
行うと共に、この給排水運転の終了後に排水ポンプを定
常の回転数より高めて運転する排水運転制御が行われる
から、洗浄槽内の残渣を効果的に排出できると共に、排
水動作を確実に行い得るものである。
【0094】請求項11記載の食器洗浄機によれば、洗
浄ポンプによる洗い運転中において当該洗浄ポンプの回
転数が所定範囲を超えて変動した場合に洗い運転が中止
されることになるから、洗い運転時において発泡性が高
い洗剤が誤って使用されるなどして洗浄ポンプがエアガ
ミ状態のまま運転継続される事態、つまり騒音が増大し
且つ洗浄水の吐出圧力が低下した状態で運転継続される
事態を未然に防止できるようになる。
【0095】請求項12記載の食器洗浄機によれば、選
択スイッチの操作に応じて洗浄槽の洗浄運転を自動的に
行うコースが選択された場合に、洗浄ポンプの回転数が
定常時より高められて吐出能力が大きくなると共に、洗
浄槽内に洗い運転時より高い水位まで給水されることに
なるから、簡単な操作により、洗浄槽の洗浄を確実且つ
効果的に行い得るようになる。
【0096】請求項13記載の食器洗浄機によれば、洗
浄ポンプの回転数を2500rpm 以上に設定したから、
十分な洗浄効率を得ることが可能になる。
【0097】請求項14記載の食器洗浄機によれば、洗
浄ポンプ及び排水ポンプを運転するために1個のモータ
を設けるだけで済んで全体構成を簡略化できるようにな
ると共に、洗浄ポンプ及び排水ポンプの能力を容易に変
更できるようになる。
【0098】請求項15記載の食器洗浄機によれば、排
水ポンプが必要以上の能力で運転されることがなくなっ
て運転騒音の増大を防止できると共に、洗浄ポンプ用イ
ンペラの空転に伴う騒音増大現象も抑制できて、この面
からも運転騒音の低減を図り得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するためのもので、
食器洗浄のための行程の内容を洗浄水の温度変化特性や
ポンプモータの回転数などと共に示すタイミングチャー
【図2】縦断側面図
【図3】外観斜視図
【図4】ポンプ構造を示す縦断側面図
【図5】電気的構成を概略的に示す機能ブロック図
【図6】食器類の洗浄率の実測結果を示す特性図
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図8】洗浄アームの平面図
【図9】図8中のY−Y線に沿った断面図
【図10】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図11】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図12】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図13】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図14】本発明の第7実施例を示す図1相当図
【図15】本発明の第8実施例における制御内容を示す
フローチャート
【図16】本発明の第9実施例を示す操作パネルの正面
【図17】制御内容を示すフローチャート
【図18】従来例を説明するための図1相当図
【符号の説明】
2は洗浄槽、4はヒータ、5、6は洗浄アーム、7、8
は食器かご、10は洗浄ポンプ、10bはインペラ、1
1は排水ポンプ、11bはインペラ、12はポンプモー
タ、13はインバータ回路(洗浄ポンプ駆動手段、排水
ポンプ駆動手段)、19は温度センサ、20は水位スイ
ッチ(水位検出手段)、21は給水弁、30は操作パネ
ル、31はスイッチ入力部、32は表示部、31dはコ
ース切換スイッチ(選択スイッチ)、33は制御装置
(制御手段)、37は噴出孔、38は弁体、38aはス
リットを示す。
フロントページの続き (72)発明者 池田 義雄 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 鈴木 重光 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 鈴木 賢司 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 河野 源一郎 愛知県瀬戸市穴田町991番地 東芝エー・ ブイ・イー株式会社名古屋事業所内 Fターム(参考) 3B082 BF02 BF04 BF05 BL01 DA00 DA02 DB00 DB02 DC01 DC04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類を収納する洗浄槽と、 この洗浄槽内に供給された洗浄水を前記収納食器類に向
    けて吐出するための洗浄ポンプと、 前記洗浄槽内の洗浄水を機外に排出するための排水ポン
    プと、 前記洗浄ポンプによる洗い運転及びすすぎ運転並びに前
    記排水ポンプによる排水運転などを制御するための制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、少なくとも前記洗い運転時の洗浄ポン
    プの回転数と前記排水運転時の排水ポンプの回転数とを
    異ならせた制御を行うことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、洗い運転時の洗浄ポンプの
    回転数が排水運転時の排水ポンプの回転数より高くなる
    ように制御することを特徴とする請求項1記載の食器洗
    浄機。
  3. 【請求項3】 食器類を収納する洗浄槽と、 この洗浄槽内に供給された洗浄水を前記収納食器類に向
    けて吐出するための洗浄ポンプと、 前記洗浄槽内の洗浄水を機外に排出するための排水ポン
    プと、 前記洗浄ポンプによる洗い運転及びすすぎ運転並びに前
    記排水ポンプによる排水運転などを制御するための制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、前記洗い運転及びすすぎ運転時の双方
    または一方における前記洗浄ポンプの回転数と前記排水
    運転時における前記排水ポンプの回転数の少なくとも一
    方を2段階以上に変化させる制御を行うことを特徴とす
    る食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 洗浄ポンプを可変速駆動するための洗浄
    ポンプ駆動手段を備え、 制御手段は、洗い運転及びすすぎ運転の少なくとも一方
    の運転期間において、前記洗浄ポンプの回転数を前記洗
    浄ポンプ駆動手段を通じて高低変化させる制御を反復し
    て行うことを特徴とする請求項3記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の食器洗浄機において、 洗浄ポンプの運転に応じて圧送される洗浄水を収納食器
    類に向けて吐出するための噴出孔を有した洗浄アームを
    備え、 前記噴出孔は、前記洗浄ポンプによる洗浄水の吐出圧が
    小さい場合ほど開口面積が小さくなるように構成される
    ことを特徴とする食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 洗浄槽内の底部に当該洗浄槽内に供給さ
    れる洗浄水を加熱するように配置されたヒータと、 洗浄ポンプを可変速駆動するための洗浄ポンプ駆動手段
    とを備え、 制御手段は、洗い運転及びすすぎ運転の少なくとも一方
    の運転期間において前記ヒータに通電する制御を行うと
    共に、そのヒータの通電期間の初期に洗浄ポンプの回転
    数を低下させた状態を所定期間だけ保持した後に当該洗
    浄ポンプの回転数を定常状態まで高める制御を前記洗浄
    ポンプ駆動手段を通じて行うことを特徴とする請求項1
    ないし5の何れかに記載の食器洗浄機。
  7. 【請求項7】 洗浄ポンプを可変速駆動するための洗浄
    ポンプ駆動手段を備え、 制御手段は、洗い運転時における洗浄ポンプの回転数が
    すすぎ運転時における回転数より低くなるように前記洗
    浄ポンプ駆動手段を通じて制御することを特徴とする請
    求項1ないし6の何れかに記載の食器洗浄機。
  8. 【請求項8】 排水ポンプを可変速駆動するための排水
    ポンプ駆動手段を備え、 制御手段は、排水運転の末期には前記排水ポンプの回転
    数を定常時の回転数より低下させた制御を前記排水ポン
    プ駆動手段を通じて行うことを特徴とする請求項1ない
    し7の何れかに記載の食器洗浄機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の食器洗浄機において、 洗浄槽内の水位を検出する水位検出手段を備え、 制御手段は、排水ポンプによる排水運転の実行時に前記
    水位検出手段による検出水位が所定水位以下となったと
    きに排水運転が末期に達したものと判断して、排水ポン
    プの回転数を定常時の回転数より低下させる制御を行う
    ことを特徴とする食器洗浄機。
  10. 【請求項10】 排水ポンプを可変速駆動するための排
    水ポンプ駆動手段を備え、 制御手段は、排水運転の終了後において、洗浄槽内に洗
    浄水を給水しながら排水ポンプを駆動させる給排水運転
    を所定期間だけ行うと共に、この給排水運転の終了後に
    排水ポンプを定常の回転数より高めて運転する排水運転
    制御を前記排水ポンプ駆動手段を通じて行うことを特徴
    とする請求項1ないし9の何れかに記載の食器洗浄機。
  11. 【請求項11】 制御手段は、洗浄ポンプによる洗い運
    転中において当該洗浄ポンプの回転数が所定範囲を超え
    て変動した場合に洗い運転を中止するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記
    載の食器洗浄機。
  12. 【請求項12】 食器類を収納する洗浄槽と、 この洗浄槽内に供給された洗浄水を前記収納食器類に向
    けて吐出するための洗浄ポンプと、 前記洗浄槽内の洗浄水を機外に排出するための排水ポン
    プと、 前記洗浄ポンプを可変速駆動するための洗浄ポンプ駆動
    手段と、 槽洗浄運転コースを選択するための選択スイッチと、 前記洗浄ポンプによる洗い運転及びすすぎ運転並びに前
    記排水ポンプによる排水運転などを制御するための制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、前記選択スイッチにより槽洗浄運転コ
    ースが選択された状態時には、前記洗浄槽内に洗い運転
    時より高い水位まで洗浄水を供給した状態で前記洗浄ポ
    ンプを定常時より高い回転数で所定期間だけ回転させる
    制御を、前記洗浄ポンプ駆動手段を通じて行うことを特
    徴とする食器洗浄機。
  13. 【請求項13】 洗浄ポンプの回転数は2500rpm 以
    上に設定されることを特徴とする請求項1ないし12の
    何れかに記載の食器洗浄機。
  14. 【請求項14】 洗浄ポンプ及び排水ポンプは、可変速
    制御される同一のモータにより回転駆動されるインペラ
    をそれぞれ備えた構成とされ、各インペラは、前記モー
    タの正回転時に洗浄ポンプが機能し且つ逆回転時に排水
    ポンプが機能する形状に構成されることを特徴とする請
    求項1ないし13の何れかに記載の食器洗浄機。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の食器洗浄機におい
    て、モータは、正回転時の回転数が逆回転時の回転数よ
    り大きくなるように制御されることを特徴とする食器洗
    浄機。
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