JP4229780B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄槽内に貯留された水を洗浄ポンプにより循環させながら食器を洗浄する食器洗浄機に関する。
食器洗浄機は、食器を洗浄槽に収容して必要量の洗剤を投入し、洗浄槽に水道水を供給して底部に溜めると、この溜めた水を洗浄ポンプにより吸引して洗浄槽の内部に収容した食器に噴射して洗浄槽に戻すように循環させながら食器を洗浄するものである。この場合、水は、一般に、洗剤を使用した洗い行程と複数回のすすぎ行程において使用される。このような食器洗浄機は、手洗いに比較すると使用水量が少なくなることがメリットの一つとされているが、気象状況などによっては水不足が問題となる事態も少なからず発生することもあり、一層の節水を図ることは常に開発のテーマとなっている。
しかしながら、食器洗浄機の使用水量を少なくし過ぎると洗浄ポンプの取水位置における水位が低下し易くなるため、洗浄ポンプが空気を吸引し易くなる傾向を示す。洗浄ポンプが空気を吸引する所謂「エア咬み」の状態になると、ポンプ内部の羽根が空回りして異音が発生したり、洗浄ポンプを駆動するモータが空回りして寿命が低下するという問題がある。そこで、そのエア咬みの発生を極力抑止するため、従来、洗浄ポンプが空気を吸引したことを検知した場合は、洗浄ポンプの回転数を低下させたり噴射ノズルへの給水を間欠的に行うなどの対策を講じていた。
ところが、これらの対策は、洗浄力が低下したり洗浄時間が長くなってしまうなどの副作用を伴う。特に、食器の汚れ度合いが高い状態に対応した「念入り」などの洗浄コースを実行した場合には洗い残りが発生したり、或いは、その洗い残りを防止するために洗浄時間を更に長くせざるを得なくなってしまう。更に、シンク上などに設置するタイプの食器洗浄機では、水平に対して僅かに傾いた状態で設置されると洗浄槽に貯留された水の水位面が傾斜するため、水位センサが実際よりも水位を高く計測してしまう場合がある。すると、洗浄ポンプの取水位置における水位は常に低下した状態となり、エア咬みが恒常的に発生するという問題がある。
このような問題を解決する従来技術として、特許文献1には、洗浄ポンプの負荷変動に応じた動作状態の変化を検知することでエア咬みを検出し、その検知結果に基づいて行程を制御することでエア咬みの解消を行うようにした食器洗浄機が開示されている。
特開平8−19506号公報
この特許文献1においては、エア咬みを検知した場合に追加給水を行うことでその解消を図っている。勿論、エア咬みは給水量の不足によって発生するため追加給水を行えば解消されるが、節水を目指した製品では、追加給水を安易に行うことその設計思想に反することになってしまう。
また、エア咬みの検知は、行程時間を短縮するために極力短い時間で行なうことが好ましいが、特許文献1では、動作状態検知装置がポンプの動作状態の変動を消費電流、回転速度、回転音などに基づいて検知するようになっている。しかし、それらの値をどのような構成で検知しているのか、またそれらの値がどのように変化した場合にエア咬みと判定するかについては具体的な開示が無いため、エア咬みの検知が迅速に行なわれているのか否かが不明である。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、洗浄ポンプにおいてエア咬み状態が発生した場合の判断を迅速に行うと共に、追加給水量を最適にしてその解消を図ることができる食器洗浄機を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の食器洗浄機は、食器を収容して洗浄するための洗浄槽と、
この洗浄槽に給水を行うことで当該洗浄槽の底部に水を貯留させる給水手段と、
前記洗浄槽の底部に貯留された水の水位を検知するための水位検知手段と、
前記貯留された水を吸引して前記食器に噴射するための洗浄ポンプと、
この洗浄ポンプを構成するモータを駆動するためのインバータ回路と、
記モータにおける電圧−電流位相差を測定する測定手段と、
前記測定値と予め定めた設定値とを比較することで、前記洗浄ポンプが空気を巻き込んだエア咬み状態にあるか否かを判定する判定手段と、
この判定手段が前記エア咬み状態にあると判定した場合に、前記給水手段を制御して前記洗浄槽に追加給水を行うと共に、その追加給水を所定量だけ行うための時間を、以前の行程の給水時において所定量の給水を行うのに要した時間より得られる給水速度に基づいて決定するエア咬み回避手段とを備えたことを特徴とする。
斯様に構成すれば、測定手段は、洗浄ポンプを構成するモータの電圧−電流位相差を測定し、判定手段は、測定手段によって測定された値と設定値とを比較してエア咬み状態にあるか否かを判定するので、判定が迅速に行わるようになり行程時間が短縮される。
また、通常の給水は、洗浄槽に貯留される水が水位検知手段によって所定量に達したことが検知されるまで行なわれる。そして、その給水に要する時間は、使用環境下における水道水の給水圧や、給水用ホースの劣化状態、また、例えば洗濯機などの他の機器が同時に水道水を使用しているかどうかによっても変化することになる。そして、追加給水は一般に少量であるため、その水量を所定の給水時間だけで管理しようとすると実際の給水量に誤差が含まれる可能性が高い。そこで、本発明のように、エア咬み回避手段が、追加給水を所定量だけ行うための時間を以前の行程の給水時における給水速度に基づいて決定すれば、単位時間における実際の給水量に応じて追加給水量を正確に管理することが可能となる。
請求項2記載の食器洗浄機は、食器を収容して洗浄するための洗浄槽と、
この洗浄槽に給水を行うことで当該洗浄槽の底部に水を貯留させる給水手段と、
前記洗浄槽の底部に貯留された水の水位を検知するための水位検知手段と、
前記貯留された水を吸引して前記食器に噴射するための洗浄ポンプと、
この洗浄ポンプを構成するモータを駆動するためのインバータ回路と、
記モータにおける電圧−電流位相差の時間変動値を測定する測定手段と、
前記測定値と予め定めた設定値とを比較することで、前記洗浄ポンプが空気を巻き込んだエア咬み状態にあるか否かを判定する判定手段と、
この判定手段が前記エア咬み状態にあると判定した場合に、前記給水手段を制御して前記洗浄槽に追加給水を行うと共に、その追加給水を所定量だけ行うための時間を、以前の行程の給水時において所定量の給水を行うのに要した時間より得られる給水速度に基づいて決定するエア咬み回避手段とを備えたことを特徴とする。
斯様に構成すれば、測定手段は、洗浄ポンプを構成するモータについて電圧−電流位相差を測定し、判定手段は、測定手段によって測定された値と設定値とを比較してエア咬み状態にあるか否かを判定するので、判定が迅速に行わるようになり行程時間が短縮される。
また、通常の給水は、洗浄槽に貯留される水が水位検知手段によって所定量に達したことが検知されるまで行なわれる。そして、その給水に要する時間は、使用環境下における水道水の給水圧や、給水用ホースの劣化状態、また、例えば洗濯機などの他の機器が同時に水道水を使用しているかどうかによっても変化することになる。そして、追加給水は一般に少量であるため、その水量を所定の給水時間だけで管理しようとすると実際の給水量に誤差が含まれる可能性が高い。そこで、本発明のように、エア咬み回避手段が、追加給水を所定量だけ行うための時間を以前の行程の給水時における給水速度に基づいて決定すれば、単位時間における実際の給水量に応じて追加給水量を正確に管理することが可能となる。
本発明の食器洗浄機によれば、特殊なセンサを用いることなくエア咬みを検出するための値を測定することができる。そして、判定手段は、測定手段によって測定された値と設定値とを比較してエア咬み状態にあるか否かを判定するので、判定が迅速に行わるようになり行程時間が短縮される。更に、単位時間における実際の給水量に応じて追加給水量を正確に管理することが可能となる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図9を参照して説明する。図3及び図4は食器洗浄機全体の外観斜視図であり、本体1と、前面側の扉としての第1の扉(下扉)2と、第2の扉(上扉)3と、操作パネル4とを示している。本体1は図1の断面図に示すように外箱5により外殻が形成されており、この外箱5内に洗浄槽6が設けられていると共に、外箱5内底部に洗浄装置7が設けられている。前記洗浄槽6前面の開放した開口部8は、前記第1の扉2及び第2の扉3により開閉可能とされている。
下部の第1の扉2には、前面にハンドル9及び図示しない扉ロック機構解除用の押し釦10を設けている。そして、図2の閉鎖状態から、押し釦10を押して扉ロック機構のロックを解除した後、ハンドル9をもって第1の扉2を手前に回動すると、第2の扉3も図示しない連動機構により連動して回動し、上下に両開きする(図4参照)ようになっている。尚、上部の第2の扉3には、前記洗浄槽6内の水蒸気を排出すべく機外前方に連通した排気口11を設けている。
前記操作パネル4には、一時運転停止用を兼ねたスタートスイッチ12や、各種の運転コースを選択するコース設定スイッチ13や、洗浄や乾燥等の条件設定スイッチ14等のスイッチ入力手段と、残り時間や運転状況等を表示する表示部15を備えている。また、この操作パネル4の裏側には制御装置16(図9参照)が配設されている。制御装置(測定手段,判定手段,エア咬み検知手段)16はマイクロコンピュータを主体とした回路構成からなり、予め記憶された制御プログラムに基づき食器洗浄機の運転全般を制御するもので、その制御内容については後述する。
図5は、食器洗浄機の縦断側面図である。洗浄槽6内には、底部にヒータとしてのシーズヒータ17が配設されるとともに、このシーズヒータ17の上面側を覆うように径大な多孔板からなるヒータカバー18が設けられている。このシーズヒータ17は、洗浄及びすすぎ行程では洗浄槽6内に供給された水を加熱温水化し、また乾燥行程では後述する送風機27からの送風を温風化する。更に、上記ヒータカバー18より上方に位置して、洗浄装置7の一部を構成する例えば2個の中空の噴射アーム19が設けられ、洗浄槽6底部に固定された筒状のアーム支え20と連通し且つこれに回転可能に軸支されるとともに、これら噴射アーム19の上面には複数の噴射孔19aを備えている。
洗浄槽6の最低部位には口部6aが形成されており、この口部6aに該洗浄槽6の一部を構成する集水用の貯水タンク6bが水密に取付けられている。口部6a上方には径小な多孔板からなるフィルタ21が配設され、フィルタ21の下方部(貯水タンク6b上部)には、更に径小な多孔板からなるフィルタ21aが配設されている。この貯水タンク6bの底部には洗浄ポンプ24及び排水ポンプ25が配管24a及び25aを介して連通している。
食器かご22は、上記噴射アーム19の上方に位置して洗浄槽6の前面開口部8から出し入れ可能に配設されており、洗浄槽6の両側壁に突設した段部23上に滑動可能に支持されている。そして、洗浄装置7は、噴射アーム19と、洗浄槽6の外底部に配設された洗浄ポンプ24と、ポンプモータ26とから構成されている。具体的には、上記洗浄ポンプ24は吸込み側の一端が前記貯水タンク6bに配管24aを介して連通接続され、吐出側の他端が前記アーム支え20に連結され、以って噴射アーム19に連通している。一方、上記排水ポンプ25は同じく吸込み側の一端が貯水タンク6bに配管25aを介して連通接続され、吐出側の他端が機外に導出された槽排水管路28に接続されている。
ポンプモータ26は、例えば正回転時には洗浄ポンプ24のみが有効に機能し、貯水タンク6b内の洗浄水が吸引されて該洗浄ポンプ24から圧送される。すると、洗浄水は、筒状のアーム支え20を経て噴射アーム19の噴射孔19aから噴射され、該噴射アーム19はその噴射反動を利用して回転するので、食器かご22内の食器類に対してむらのない噴射洗浄が行われる。噴射された洗浄水は、洗浄槽6の貯水タンク6bに戻って循環するようになる。従って、洗浄槽6及びその一部である貯水タンク6b、配管24a、洗浄ポンプ24、噴射アーム19は、洗浄水の循環経路を構成する。反対に逆回転時には、排水ポンプ25のみが有効に機能して洗浄後の洗浄水を槽排水管路28から機外に排水するように構成されている。
送風機27は、洗浄行程及びすすぎ行程後に食器類を乾燥するために外気を吸入して洗浄槽6内に送風するもので、これに設けられた送風管29は洗浄槽6内下部の前記ヒータカバー18で覆われたシーズヒータ17近傍に連通接続されている。従って、送風管29から供給された空気は洗浄槽6内のシーズヒータ17で加熱温風化され、上方の食器類に向けて送風されることで乾燥行程が実行される。図5に示す洗浄槽6の背面側には該洗浄槽6内に洗浄水を供給するための給水配管30が設けられている。この給水配管30には給水弁38が設けられている。
図6は、水位センサ34に関する配管系統を示す食器洗浄機底部側の縦断側面図である。図中に示すL1は従来の洗浄時における標準的な水位(例えば、給水量3.5lに対応する)であり、Lsは、本実施例における水位である(例えば、給水量3.2lに対応する)。そして、貯水タンク6bと水位センサ34を構成するセンサ用タンク41とは連通管42によって接続されている。
図7は、水位センサ(水位検知手段)34L,34Hの構成を示すものである。センサ用タンク41の内部には、フロート43L,43Hが収容されている。フロート43Lは、所定の給水量に対応する低水位検出用であり、フロート43Hは、オーバーフローに対応する高水位検出用である。フロート43L,43Hの上端側には、アーム44L,44Hの一端が係合されている。そして、タンク41内の水位が上昇するとフロート43L,43Hが上昇し、夫々のアーム44L,44Hを押し上げるようになりアーム44L,44Hの他端側が回動し、基板40に搭載されているマイクロスイッチ45L,45Hをオンするようになっている。
ここで、図8は、食器洗浄機が前方側が高くなるように傾斜して設置された場合の水位の状態を示すものである。この場合、洗浄ポンプ24の取水位置における水位が低下するため、エア咬みが発生し易くなっている。また、前記取水位置と水位センサ34の位置とが前後(図8では左右)方向に離れている場合には、水位センサ34によって検出される水位と前記取水位置における実際の水位との乖離も大きくなってしまうことが分かる。
図9は制御装置16を中心とする電気的構成を示す機能ブロック図である。制御装置16の入力ポートには、スタートスイッチ12やコース設定スイッチ13等の操作パネル4からのスイッチ入力部31の信号が与えられていると共に、第1の扉2の開閉に応動する扉スイッチ32、温度センサたる槽水温センサ33、水位センサ34L,34H等の検知信号が入力されている。
また、制御装置16は、インバータ回路35を介してポンプモータ26を駆動することにより、該ポンプモータ26の回転速度や回転方向を駆動制御し、以って洗浄ポンプ24及び排水ポンプ25を運転制御し、更に、駆動回路36を介して、送風機27、シーズヒータ17、運転コースの行程表示や時間表示をする表示部15、及び給水弁(給水手段)38並びに終了報知等を行なう報知器37等を制御する。
ここで、インバータ回路35及びポンプモータ26には、その稼動状況を検知するための状況検知部(測定手段)46が設けられており、状況検知部46の検知信号は、制御装置16の入力ポートに与えられている。状況検知部46は、具体的には図示しないが、例えば、インバータ回路35の出力端子とグランドとの間に接続した分圧抵抗の分圧電位によってインバータ回路35の出力電圧を検出すると共に、ポンプモータ26のコイル部に挿入したシャント抵抗の端子電圧によってモータ電流を検出する。
そして、制御装置16は、上記電圧,電流波形のゼロクロスタイミングによって電圧−電流位相差を検知することで、インバータ回路35を介してポンプモータ26をPWM制御するようになっている。また、制御装置16は、状況検知部46によって検出されるポンプモータ26の電圧又は電流波形のゼロクロスタイミングから、当該モータ26の回転数も検出可能となっている。更に、状況検知部46は、温度センサによってポンプモータ26の筐体温度を検出するようにも構成されている。
次に、本実施例の作用について図1及び図2をも参照して説明する。図1は、制御装置16によって行われる本発明の要旨に係る部分の処理内容を示すフローチャートである。先ず、ユーザによって洗浄モードを選択するための入力操作が行なわれる(ステップA1)。それから、制御装置16は、給水弁38を開放して給水を開始すると共に、給水時間の計測を開始し(ステップA2)、水位センサ34Lによって水位Lsに達したことを検知すると(ステップA3,「YES」)、給水弁38を閉塞して給水を停止すると共に、給水時間の計測を終了する(ステップA4)。尚、ステップA2〜A4における給水は、洗い行程、すすぎ行程の何れにおけるものでも良い。
そして、制御装置16は、ステップA2〜A4間で計測した給水時間に基づいて給水速度を算出する(ステップA5)。即ち、給水量3.2lに要した時間がT[sec]であれば、給水速度Vは、V=3.2/T[l/sec]で求められる。それから、エア咬み検知回数をカウントするためのソフトウエアカウンタNを「1」に初期設定し(ステップA6)、洗浄ポンプ24を稼動させる(ステップA7)。
続いて、制御装置16は、エア咬み検知処理を実行し(ステップA8)、その結果、エア咬みを検知しない場合は(ステップA9,「NO」)ステップA7に戻って洗浄を継続し、エア咬みを検知した場合は(ステップA9,「YES」)、ステップA5で算出した給水速度に基づいて追加給水を行う(ステップA10)。
図2は、ステップA8におけるエア咬み検知処理の内容を示すフローチャートである。制御装置16は、先ず、状況検知部46を介してインバータ回路35の出力電圧並びにポンプモータ26の筐体温度を検出し(ステップB1)、それらに基づいてポンプモータ26の回転数についての設定値定数K(設定値)を決定する(ステップB2)。
そして、ポンプモータ26の回転数を所定の単位時間が経過する間観測し、その単位時間内に観測される回転数が定数Kを超えた回数が所定回数以上であったか否かを判断する(ステップB3)。所定回数未満であれば(「NO」)そのまま「リターン」し、所定回数以上であれば(「YES」)「エア咬み検知」と判定してから(ステップB4)「リターン」する。即ち、洗浄ポンプ24が空気を巻き込んだ場合は、一時的に負荷が軽くなるためポンプモータ26の回転数が上昇する。従って、ステップB3のように判断を行うことでエア咬みの検知が可能となる。
再び、図1を参照する。ステップA9において、上記ステップB4における「エア咬み検知」の判断があった場合、制御装置16は、給水弁38を開いて追加給水(例えば、100ml)を行う(ステップA10)。この場合の給水量100mlは、ステップA5で算出した給水速度から100mlを給水するのに要する時間を求め、その時間だけ給水弁38を開いて設定する。例えば、この場合の給水時間T1は、T1=100/V[sec]で得られる。
即ち、実際の給水に要する時間は、使用環境下における水道水の給水圧や、給水用ホースの劣化状態、また、例えば洗濯機などの他の機器が同時に水道水を使用しているかどうかによっても変化する。そして、追加給水は一般に少量であるため、その水量を所定の給水時間だけで管理しようとすると実際の給水量に誤差が含まれる可能性が高い。そこで、本実施例では、追加給水を行う直前の行程で行われた給水時の給水速度を検出し、その給水速度に基づいて追加給水量を正確に管理するようにしている。
それから、制御装置16は、カウンタNの値が所定回数X(例えば、X=3とする)を超えたか否かを判断し(ステップA11)、超えていなければ(「NO」)カウンタNをインクリメントしてから(ステップA12)ステップA7に戻る。また、カウンタNの値が所定回数Xを超えた場合は(「YES」)、更に給水を行うとオーバーフローが発生する可能性が高いため、追加給水をそれ以上行うことなくユーザに対して報知器37によって異常報知を行い(ステップA13)動作を停止する。
以上のように本実施例によれば、制御装置16は、状況検知部46を介して、洗浄ポンプ24を構成するポンプモータ26の回転数を測定し、その回転数と定数Kとを比較して洗浄ポンプ24がエア咬み状態にあるか否かを判定するので、判定が迅速に行われるようになり行程時間が短縮される。そして、制御装置16は、ステップA10における追加給水量を以前の行程であるステップA2〜A4における給水時の給水速度に基づいて決定するので、単位時間当たりの実際の給水量に応じて追加給水量を正確に管理することが可能となる。従って、通常運転のための給水量を従来よりも少なく設定しても洗浄力を低下させることがないので、食器の洗浄を十分に行うことができる。
また、制御装置16は、ステップA8〜A10を繰り返し実行することで、追加給水を、エア咬み状態が解消されるまで所定単位量ずつ段階的に行うので、追加給水量を適正に設定することができる。更に、制御装置16は、ステップA11においてN>Xとなることで、追加給水量が上限に達した場合は、その時点で追加給水を停止するので、過剰な追加給水によってオーバーフローが発生することを回避できる。
(第2実施例)
図10及び図11は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図10は、第1実施例における図2相当図であり、エア咬み検知処理の内容を示すフローチャートである。前述したように、制御装置16は、インバータ回路35を介してポンプモータ26を駆動制御するに当たり、ポンプモータ26の回転数を一定に制御するため、電圧−電流位相差の指令値を設定し、ポンプモータ26における実際の位相差がその指令値に等しく維持されるようにフィードバック制御するようになっている。
ここで、図11は、食器洗浄機における通常の給水量を変化させた場合に、制御装置16が実際に出力する位相指令値を観測した結果の一例である。尚、「電力」は、ポンプモータ26の瞬時的な電圧及び電流に基づいて得られたものである。また、位相指令値は、電圧信号[V]として観測される。この位相指令値電圧が高い場合、ポンプモータ26の電圧−電流位相差は小さくなるように制御される。図11に示すように、給水量が低下するのに応じて位相指令値は上昇する傾向を示している。
そこで、図10において、ステップB2に代わるステップB5では、制御装置16は、インバータ回路35の出力電圧(=モータ電圧)とポンプモータ26の温度とに基づいて位相差の定数Kを決定する。この定数Kは、例えば2.0V前後に設定する。そして、続くステップB6では、自身が出力設定する位相指令値について複数の制御周期に亘る移動平均値Piを演算し、続くステップB7では、その移動平均値Piが定数Kを超えているか否かを判断する。尚、複数の制御周期に亘る位相指令値は時間的に変動する値であるから、それらは「時間変動値」に相当する。ステップB7においてPi≦Kであれば(「NO」)そのまま「リターン」し、Pi>Kであれば(「YES」)ステップB4にて「エア咬み検知」となる。その他の処理については第1又は第2実施例と同様である。
以上のように第2実施例によれば、制御装置16は、状況検知部46を介してポンプモータ26の電圧−電流位相差を検出し、その検出値に応じてポンプモータ26の回転数を一定に制御するための位相指令値を出力する。そして、時間的に変動する位相指令値の移動平均値Piと定数Kとを比較することで、洗浄ポンプ24がエア咬み状態にあるか否かを判定するようにした。
従って、第1実施例と同様にエア咬み判定が迅速に行われるようになり、行程時間を短縮することができる。また、位相指令値の移動平均値Piを用いることで、例えばポンプモータ26の性能が劣化することでその回転状態が不安定になったような場合でも、エア咬み判定を確実に行うことができる。更に、第2実施例の構成によれば、エア咬み判定に必要な測定値を得るために電流トランスなどのセンサが不要であるから、部品点数が少なくなり、故障の発生率を低減できると共に、低コスト化を図ることも可能である。
(第3実施例)
図12は本発明の第3実施例であり、第1又は第2実施例と異なる部分についてのみ説明する。図12は、第1実施例における図1に相当する。制御装置16は、ステップA3において「NO」と判断すると、ユーザの操作によって給水が途中で停止されたか否かを判断する(ステップA14)。そして、給水停止の操作がなければ(「NO」)ステップA3に戻る。
また、制御装置16は、ステップA5を実行すると、算出した給水速度をメモリに書き込んで記憶させる(ステップA15)。そして、続くステップA16では、メモリに記憶させた過去m回分の給水速度の内最高値となるものを選択し(ステップA16)、ステップA6に移行する。従って、ステップA10において追加給水を行う場合は、ステップA16で選択した最高値の給水速度が給水量の設定に使用されることになる。
また、ステップA14においてユーザの操作により給水が途中で停止された場合は(「YES」)、ステップA16に移行する。即ち、その場合は給水速度が妥当に算出される可能性が低いため、ステップA5を実行することなく既に得ている過去の給水速度の中から最高値となるものを選択する。その他の処理は第1又は第2実施例と同様である。
以上のように第3実施例によれば、制御装置16は、得られた過去複数回分の給水速度の内、最高を示した給水速度を使用するので、追加給水によってオーバーフローが発生することを回避できる。そして、給水が停止された場合は当該行程についての給水速度は採用しないので、給水速度の設定を妥当に行なうことができる。
(第4実施例)
図13は本発明の第4実施例であり、第1又は第2実施例と異なる部分についてのみ説明する。図13は、第1実施例における図1相当図である。制御装置16は、ステップA5において給水速度を算出すると、その給水速度が所定範囲内に収まっているか否かを判断する(ステップA17)。所定範囲内に収まっていれば(「YES」)そのままステップA6に移行する。
一方、ステップA17において、給水速度が所定範囲内に収まっていない場合(「NO」)、当該給水速度に関するステップA2〜A4における測定は、何らかの要因によって適切に行われなかったものと推定される。従って、前記給水速度は採用することなく、それに代えて既定の標準的な給水速度を採用する(ステップA18)。それから、ステップA6に移行する。従って、ステップA10では、既定の給水速度に基づいて追加給水が行われる。その他の処理は第1又は第2実施例と同様である。
以上のように第4実施例によれば、制御装置16は、得られた給水速度が所定の範囲より外れている場合、それに代えて予め定めた標準的な給水速度を使用するので、実際の給水速度から大きくかけ離れた信頼性が低い算出結果を採用することを回避できる。従って、追加給水量をより適切に設定することができる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下の様な変形又は拡張が可能である
ポンプモータ26の回転数を検出する場合、ホール素子を用いても良い。
設定値定数Kを設定する場合、必ずしもポンプモータ26の温度を反映させる必要はない。
第1実施例等において、追加給水は1回だけ行っても良い。
第2実施例において、位相指令値について平均値を求める必要はなく、単一の指令値と定数Kとを比較しても良い。
第3実施例のように、ユーザの操作により給水が途中で停止されるケースは、一般に、入れ忘れた食器を追加するためなど洗い行程で発生する可能性が高い。従って、給水速度の測定は、上記のような可能性が低いすすぎ行程において行うようにしても良い。
第3実施例と第4実施例とを組み合わせて実施しても良い。
本発明の第1実施例であり、食器洗浄機の運転開始時において、制御装置によって行われる本発明の要旨に係る部分の処理内容を示すフローチャート 図1のステップA8におけるエア咬み検知処理の内容を示すフローチャート 食器洗浄機全体の外観斜視図 扉を開いた状態の図3相当図 食器洗浄機の縦断側面図 水位センサに関する配管系統を示す食器洗浄機底部側の縦断側面図 水位センサの構成を示す図 食器洗浄機の設置状態が傾斜している場合に、食器洗浄機底部側における水位の状態を示す図5相当図 制御装置を中心とする電気的構成を示す機能ブロック図 本発明の第2実施例を示す図2相当図 食器洗浄機における通常の給水量を変化させた場合に、制御装置が実際に出力する位相指令値を観測した結果の一例を示す図 本発明の第3実施例を示す図1相当図 本発明の第4実施例を示す図1相当図
符号の説明
図面中、6は洗浄槽、16は制御装置(測定手段,判定手段,エア咬み検知手段)、24は洗浄ポンプ、26はポンプモータ、34Lは水位センサ(水位検知手段)、35はインバータ回路、38は給水弁(給水手段)、46は状況検知部(測定手段)を示す。

Claims (7)

  1. 食器を収容して洗浄するための洗浄槽と、
    この洗浄槽に給水を行うことで当該洗浄槽の底部に水を貯留させる給水手段と、
    前記洗浄槽の底部に貯留された水の水位を検知するための水位検知手段と、
    前記貯留された水を吸引して前記食器に噴射するための洗浄ポンプと、
    この洗浄ポンプを構成するモータを駆動するためのインバータ回路と、
    記モータにおける電圧−電流位相差を測定する測定手段と、
    前記測定値と予め定めた設定値とを比較することで、前記洗浄ポンプが空気を巻き込んだエア咬み状態にあるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段が前記エア咬み状態にあると判定した場合に、前記給水手段を制御して前記洗浄槽に追加給水を行うと共に、その追加給水を所定量だけ行うための時間を、以前の行程の給水時において所定量の給水を行うのに要した時間より得られる給水速度に基づいて決定するエア咬み回避手段とを備えたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 食器を収容して洗浄するための洗浄槽と、
    この洗浄槽に給水を行うことで当該洗浄槽の底部に水を貯留させる給水手段と、
    前記洗浄槽の底部に貯留された水の水位を検知するための水位検知手段と、
    前記貯留された水を吸引して前記食器に噴射するための洗浄ポンプと、
    この洗浄ポンプを構成するモータを駆動するためのインバータ回路と、
    記モータにおける電圧−電流位相差の時間変動値を測定する測定手段と、
    前記測定値と予め定めた設定値とを比較することで、前記洗浄ポンプが空気を巻き込んだエア咬み状態にあるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段が前記エア咬み状態にあると判定した場合に、前記給水手段を制御して前記洗浄槽に追加給水を行うと共に、その追加給水を所定量だけ行うための時間を、以前の行程の給水時において所定量の給水を行うのに要した時間より得られる給水速度に基づいて決定するエア咬み回避手段とを備えたことを特徴とする食器洗浄機。
  3. エア咬み回避手段は、得られた給水速度が所定の範囲より外れている場合は、予め定めた標準的な給水速度を使用することを特徴とする請求項1又は2記載の食器洗浄機。
  4. エア咬み回避手段は、得られた過去複数回分の給水速度の内、最高を示した給水速度を使用することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の食器洗浄機。
  5. エア咬み回避手段は、給水手段による給水が停止された場合は、当該行程についての給水速度は採用しないことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の食器洗浄機。
  6. エア咬み回避手段は、追加給水を、エア咬み状態が解消されるまで所定単位量ずつ段階的に行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の食器洗浄機。
  7. エア咬み回避手段は、追加給水量が上限に達した場合はその時点で追加給水を停止することを特徴とする請求項6記載の食器洗浄機。

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