JP4769843B2 - 食器洗浄機及びその指標調整方法 - Google Patents

食器洗浄機及びその指標調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、食器洗浄機に関する。食器洗浄機は、洗浄槽内に洗浄水を給水する状態(給水状態という)と給水しない状態(非給水状態という)を切り替える切替装置(例えば、給水弁)と、その切替装置を制御する制御装置を備えていることが多い。本発明は、制御装置で切替装置を制御する食器洗浄機に関する。
食器洗浄機では、洗浄工程やすすぎ工程の前に、制御装置が切替装置を給水状態に切り替えて洗浄槽内に洗浄水を給水する。
洗浄工程やすすぎ工程では、洗浄ノズルから洗浄槽内に洗浄水又はすすぎ水(以下、洗浄水という)を噴射して、洗浄槽内の食器を洗浄する。洗浄工程やすすぎ工程等の食器洗浄機の運転中は、食器を出し入れするために洗浄槽に設けられている開口が蓋によって閉塞されている。しかしながら、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されないことがある。例えば、洗浄槽を食器洗浄機の本体から引き出すことができる、いわゆる引き出し式の食器洗浄機においては、洗浄槽内に収容されている食器が蓋に接触したり、洗浄槽と蓋の間に異物が挟まることによって、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されない。洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されていない場合、洗浄工程やすすぎ工程で洗浄水が洗浄槽外に漏れてしまう。そこで、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されていることを確認してから、制御装置が切替装置を給水状態に切り替える技術が、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1の食器洗浄機は、洗浄槽と蓋と切替装置と制御装置と蓋開閉検知装置を備えている。蓋開閉検知装置は、磁石とリードスイッチを備えている。磁石は、蓋に配置されている。リードスイッチは、洗浄槽の上端部の磁石と対向する位置に配置されている。蓋が洗浄槽の上端開口部を閉塞する状態では、磁石とリードスイッチが近接する。磁石とリードスイッチが近接すると、リードスイッチが制御装置に信号を送信する。制御装置は、蓋開閉検知装置から信号を受信することによって、洗浄槽の開口が蓋により閉塞されていることを検知することができる。この食器洗浄機では、制御装置が蓋開閉検知装置から信号を受信すると、切替装置を非給水状態から給水状態に切り替える。
特開2000−139798号公報
特許文献1の蓋開閉検知装置のように洗浄槽の開口の閉塞を検知する装置を配置すると、部品数が大幅に増加し、食器洗浄機の構造が複雑となる。
本発明は、上記の問題を解決するために創作されたものであり、その目的は、部品数の増加を抑えつつ、制御装置が洗浄槽の開口の閉塞を検知して、切替装置を非給水状態から給水状態に的確に切り替えることができる技術を提供することである。
本発明の食器洗浄機は、洗浄槽と切替装置と吸気経路と排気経路とファンとサーミスタと記憶装置と制御装置を備えている。
洗浄槽には食器が収容される。切替装置は、洗浄槽内に洗浄水を給水する給水状態と洗浄水を給水しない非給水状態を切り替える。吸気経路は、洗浄槽の外側から内側に達している。排気経路は、洗浄槽の内側から外側に達している。ファンは、吸気経路と排気経路の少なくとも一方に配置されている。そのファンは、洗浄槽外の空気を吸気経路を介して洗浄槽内に導入するとともに、洗浄槽内の空気を排気経路を介して洗浄槽外に排気する。サーミスタは、ファンを通過する空気の温度を測定して測定温度を得る。記憶装置は、吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標の正常指標範囲を複数の温度範囲の各々に対応づけて記憶している。そして、制御装置は、切替装置が非給水状態であって、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容する。
制御装置は、切替装置を給水する状態に切り替えることを許容するだけでなく、実際に切替装置を給水状態に切り替えるものであってもよい。あるいは、制御装置は切替装置を給水状態に切り替えることを許容する状態に設定するだけであって、実際には切り替えないものであってもよい。後者の場合、所定条件が成立した時、例えば、所定時刻に到達した時、あるいは、他のスイッチが操作された時に、切替装置が非給水状態から給水状態に切り替える。制御装置が切替装置を給水状態に切り替えることを許容する状態に設定されていなければ、所定条件が成立しても切替装置が給水状態に切り替えない。
洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されている場合、ファンによって洗浄槽外の空気が吸気経路から洗浄槽内に導入され、洗浄槽内の空気が排気経路から洗浄槽外に排気される。しかしながら、なんらかの原因で洗浄槽と蓋の間に隙間がある場合がある。ファンが吸気経路に配置されている場合、ファンによって洗浄槽内の空気が排気経路から洗浄槽外に排気されるとともに、洗浄槽と蓋との隙間からも洗浄槽外に排気される。一方、ファンが排気経路に配置されている場合、ファンによって洗浄槽外の空気が洗浄槽内に吸気されるとともに、洗浄槽と蓋との隙間からも洗浄槽内に吸気される。これらの場合、吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗が、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されている場合と比べて小さくなる。
本発明の食器洗浄機では、吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標の基準値を記憶装置に記憶しておく。具体的には、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されている場合の定常状態の指標の値を記憶しておく。実際には、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されている場合の指標が厳密には一定にならない。また、定常状態の指標は、ファンの周辺の温度、即ち、ファンを通過する空気の温度によって変化する。ファンを通過する空気の温度は、例えば、洗浄槽内の空気の温度等を測定することによって得ることができる。このことから、この食器洗浄機では、記憶装置が複数の温度範囲のそれぞれに対応する指標の基準値を範囲として記憶している。この指標の基準値の範囲を正常指標範囲という。
洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されていれば、定常状態での指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある。逆に、洗浄槽の開口と蓋の間に隙間があると、定常状態での指標が正常指標範囲内に収まらない。このことから、定常状態での指標が正常指標範囲内にある場合は、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されていると検知することができる。また、ファンを通過する空気の温度によって定常状態での指標が変化した場合でも、制御装置は、ファンを通過する空気の温度に対応する温度範囲の正常指標範囲に基づいて、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されているか否かを検知(閉塞検知)することができる。これにより、この食器洗浄機では、蓋開閉検知装置等を用いることなく、洗浄槽が蓋によって閉塞されていることを検知したときにのみ、制御装置が切替装置を非給水状態から給水状態に切り替えることができる。
この食器洗浄機では、定常状態の指標が正常指標範囲内にあることを確認して制御装置が切替装置を給水状態に切り替えることを許容する。ここで許容するとは、他の状態が成立したときに、切替装置を給水状態に切り替えることを含む。定常状態の指標が正常指標範囲内にあることを、切替装置を給水状態に切り替えるためのアンド条件の一つとすることを含む。例えば、定常状態の指標が正常指標範囲内にあることから切替装置を給水状態に切り替えることを許容する一方、その時点では給水状態に切り替えず、その後に使用者が運転開始スイッチを操作した時、あるいは予めセットしておいた時刻になった時に、切替装置を給水状態に切り替える態様を含む。制御装置が切替装置を給水状態に切り替えることを許容していなければ、運転開始スイッチを操作しても、あるいは予定時刻になっても、切替装置は給水状態に切り替えられない。
この食器洗浄機では、制御装置は、ファンが回転しているときの測定温度が一定であるときに、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容することが好ましい。
洗浄槽内の空気の温度が洗浄槽外の空気の温度と異なることがある。例えば、食器洗浄機が乾燥工程を行った後、すぐに洗浄槽内の食器が入れ替えられて洗浄工程が開始されることがある。この場合、前回の乾燥工程によって洗浄槽内の空気の温度は高くなっている。即ち、洗浄槽内の空気は、洗浄槽外の空気と比較して高温になっている。この状態でファンを回転させると、ファンの周辺の温度は、洗浄槽外の空気によって徐々に低下される。洗浄槽内と洗浄槽外との空気の温度に差がある場合、ファンの周辺の温度が一定にならない。
上記した食器洗浄機では、ファンを回転させて洗浄槽内の空気を入れ替えることにより、洗浄槽内と洗浄槽外との空気の温度を略同一にする。その結果、ファンの周辺の温度は一定となる。この食器洗浄機によれば、ファンの周辺の温度が変化している状態でファンを通過する空気の温度を測定することを防止することができる。これにより、指標を利用して正確に閉塞検知を行うことができる。
上記した食器洗浄機では、洗浄槽内と洗浄槽外との空気の温度が略同一になったことを、サーミスタの測定温度に基づいて決定している。しかしながら、ファンを回転させてからの時間に基づいて決定してもよい。ファンの性能や洗浄槽の容量等によって、ファンが洗浄槽内の空気を入れ替える時間を予測できるからである。この食器洗浄機では、制御装置は、ファンの回転開始時点から所定時間経過後に、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容してもよい。
この食器洗浄機では、洗浄槽内の洗浄水を洗浄槽外に排水する排水装置をさらに備えていることが好ましい。制御装置は、洗浄槽内に基準水位以上の洗浄水がある場合に、排水装置が所定時間だけ洗浄槽内の洗浄水を洗浄槽外に排水した後に、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容することが好ましい。
食器洗浄機は、洗浄工程やすすぎ工程の途中で停止されることがある。この場合、洗浄槽内の洗浄水が排水されずに残ってしまう。この状態で、洗浄槽内に新たに食器が収容され、閉塞検知を行うと、サーミスタで測定される測定温度が、洗浄槽内に残っている洗浄水の影響を受ける場合がある。特に、サーミスタが洗浄槽の低い位置(例えば底面)に配置されている場合には、空気の温度を測定することができなくなってしまう。
上記した食器洗浄機では、洗浄槽内に基準水位以上の洗浄水がある場合に、排水装置が所定時間だけ洗浄槽内の洗浄水を洗浄槽外に排水した後の測定温度で正常指標範囲を決定している。この構成によれば、洗浄槽内に残った洗浄水の温度ではなく、ファンを通過する空気の温度を測定することができる。これにより、正確に閉塞検知を行うことができる。洗浄槽内の水位は、例えば、水位検知装置等によって直接水位を検知してもよい。あるいは、前回の洗浄工程やすすぎ工程が途中で停止された場合に、制御装置が基準水位以上の洗浄水が残っていると判断してもよい。所定時間とは、洗浄槽内の水位に応じて決定されてもよく、予め設定された時間であってもよい。
この食器洗浄機では、記憶装置が、正常指標範囲の他に、各温度範囲に対応する指標判定時間を記憶していることが好ましい。そして、制御装置は、ファンの回転開始時点から測定温度を含む温度範囲に対応する指標判定時間の経過後に、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容することが好ましい。
指標が定常状態に至るには、ファンを駆動し始めてからある程度の時間が必要である。これは、ファンの回転が定常状態に至るまでに、ファンを駆動し始めてからある程度の時間が必要だからである。ファンの回転が定常状態に至るまでの時間は、ファンを通過する空気の温度によって変化する。そのため、指標判定時間は、各温度範囲において、ファンを駆動し始めてから定常状態に至るまでの時間よりも長い。この食器洗浄機では、洗浄槽内の空気の温度に対応する指標判定時間経過後の指標によって制御装置が切替装置を給水状態に切り替えるか否かを判断することができる。
この食器洗浄機では、記憶装置が、各々の温度範囲に対応して、その温度範囲に対応する正常指標範囲内に設定されている基準指標範囲と基準指標範囲の範囲内に設定されている基準指標値を記憶していることが好ましい。そして、切替装置の切り替えを許容した際の指標が測定温度を含む温度範囲に対応する基準指標範囲外にある場合、制御装置は、切替装置の切り替えを許容した際の指標が基準指標値となるように測定温度を含む温度範囲に対応する基準指標値をシフトさせるとともに、基準指標値と同一のシフト量だけ測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲と基準指標範囲をシフトさせることが好ましい。
食器洗浄機を長期間に亘って使用すると、ファンの駆動性能は変化する。これにより、定常状態の指標も変化する。例えば、ファンの経年劣化によって、ファンの駆動性能が低下すると、定常状態の指標が変化する。ファンの駆動性能の変化に追従して正常指標範囲を変えることが好ましい。
この食器洗浄機では、切替装置の切り替えを許容した際の指標(すなわち正常指標範囲内にあって洗浄槽と蓋の間に隙間がないことが確認された際の指標)が基準指標範囲外である場合に、正常指標範囲と基準指標範囲をシフトさせる。この食器洗浄機によれば、定常状態のファンの駆動性能の変化に追従して正常指標範囲を変えることができる。そのため、ファンの駆動性能が変化しても、制御装置が切替装置を的確に切り替えることができる。基準指標値は、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されている場合の定常状態の指標の値であってもよいし、正常指標範囲に上限と下限が設定されている場合には正常指標範囲の中心であってもよい。
吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標には、例えば、ファン回転数、あるいは、ファン消費電力を採用することができる。通常、ファンは定常電圧で駆動されているため、ファン消費電力は、例えば、ファンに通電される電流値を測定することにより検出することができる。これ以外の指標を採用することも可能である。例えば、給気経路と排気経路の圧力差を指標とすることもできれば、ファンの運転音を指標とすることもできる。ファン回転数やファン消費電力は、特別なセンサを設けなくとも検出しやすいことから、これらを指標すると、指標を利用する食器洗浄機を安価に製造することが可能となる。
本発明は、指標がファンの回転数と消費電力の少なくとも一方に基づいて定まる上記したいずれかの食器洗浄機の指標を調整する指標調整方法も提供する。この指標調整方法は、ファン回転ステップと温度測定ステップと基準値決定ステップと指標測定ステップと指標調整ステップを有している。ファン回転ステップでは、ファンを回転させる。温度測定ステップでは、サーミスタによって測定温度を得る。基準値決定ステップは、正常指標範囲内で指標基準値を決定する。指標測定ステップでは、指標を測定する。指標調整ステップでは、指標測定ステップで測定された指標が、基準値決定ステップで決定された指標基準値から所定の範囲だけずれている場合に、ファンの回転数と消費電力の少なくとも一方を変化させて、指標を指標基準値に近づけるように調整する。
ファンの駆動性能には、個体差がある。また、食器洗浄機を長期間に亘って使用すると、ファンの駆動性能は変化する。この指標調整方法によれば、食器洗浄機に備えられているファン固有の駆動性能に合わせて指標を定めるファンの回転数と消費電力の少なくとも一方を変化させる。これにより、ファンの駆動性能の違いによって、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されているときの指標が正常指標範囲から外れることを防止することができる。
本発明の食器洗浄機によれば、吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標に基づいて、洗浄槽の開口が蓋によって閉塞されているか否かを的確に検知することができる。これにより、本発明の食器洗浄機では、部品点数を抑えつつ、切替装置を非給水状態から給水状態に的確に切り替えることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1) 本実施例の食器洗浄機では、指標が、ファンを所定消費電力で回転させているときのファン回転数と、ファンを所定回転数で回転させているときのファンの消費電力のいずれかである。
(形態2) 本実施例の食器洗浄機では、制御装置が、一つの温度範囲に対応する正常指標範囲と基準指標範囲をシフトさせる場合、他の温度範囲に対応する正常指標範囲と基準指標範囲も同じ量だけシフトさせる。
(第1実施例)
本発明を具現化した第1実施例の食器洗浄機を図面を参照しながら説明する。図1は、食器洗浄機10の縦断面図である。食器洗浄機10は、引き出し式の食器洗浄機である。食器洗浄機10は、本体12と洗浄槽14と扉15を備えている。
扉15には、操作パネル16と排気経路18が設けられている。操作パネル16には、スタートボタン等の各種のボタンやランプ等が設けられている。排気経路18は、洗浄槽14の内側から外側に達している。排気経路18の洗浄槽14の外側の端は、扉15の前面(図1の左側)に位置している。排気経路18の扉15側の端には、排気口18bが設けられている。排気経路18の洗浄槽14側の端には、開口18aが設けられている。
洗浄槽14は、本体12と扉15で形成される空間に収容されている。洗浄槽14は、本体12にスライド可能に支持されている。洗浄槽14は、本体12に対して前後方向(図1の左右方向)にスライド可能である。洗浄槽14は、扉15に連結されている。扉15を前方(図1の左方向)へ引き出すと、扉15とともに洗浄槽14が引き出される。洗浄槽14は、上端が開口14aによって開放された箱状に形成されている。洗浄槽14には、洗浄ノズル20、食器かご61等が収容されている。洗浄ノズル20には、複数の噴射口20aが形成されている。食器かご61は、種々の食器19を保持するために、食器19に対応した形状に形成されている。
洗浄槽14の上方には、蓋56が配置されている。蓋56は、図示しない昇降機構によって洗浄槽14と連結されている。扉15が閉じられた状態(洗浄槽14が本体12に収容されている状態)では、蓋56は降下して洗浄槽14の開口14aに密着して蓋をする。洗浄槽14が本体12から引き出されると、蓋56は上昇して洗浄槽14の開口14aを開放する。
洗浄槽14の底面39には、吸込凹部31が形成されている。吸込凹部31の上側開口部は、残菜フィルタ17によって覆われている。残菜フィルタ17はメッシュ状に形成されている。残菜フィルタ17は、洗浄槽14から取り外すことができる。底面39の下方には、ポンプ27が設けられている。ポンプ27は、内蔵する電気モータによってインペラ28を回転する。ポンプ27は、インペラ28を一方向に回転することもできるし、その逆の方向に回転することもできる。インペラ28が配置されている空間と吸込凹部31は、吸込流路32によって連通されている。ポンプ27が配置されている底面39の上方には、電気式のヒータ30が装着されている。ヒータ30の下方には、サーミスタ55が配置されている。サーミスタ55は、洗浄槽14に洗浄水が入れられているときには水の温度を検出し、洗浄水が入れられていないときには洗浄槽内の空気の温度を検出する。
洗浄槽14の底面39には、洗浄ノズル20が回転可能に取付けられている。洗浄ノズル20は、ポンプ27の第1吐出口11と連通している。洗浄ノズル20に形成されている複数の噴射口20aの一部の噴射口は、水を噴射したときに、洗浄ノズル20に回転モーメントを発生させる。
本体12の後方壁33(図1の右側の壁)には、排水ホース34が接続されている。排水ホース34とポンプ27の第2吐出口35は、排水流路36によって連通されている。また、本体12の後方壁33には、給水ホース40の一端が接続されている。給水ホース40の他端は、給水管88に接続される。給水ホース40には、水道水(冷水)が直接給水されることもあるし、給湯器によって加熱された温水が給水されることもある。給水ホース40の一端は、第1給水流路42を介して本体12内部の給水弁41に接続されている。給水弁41は、内蔵するソレノイドに駆動されて開閉する。給水弁41が開かれると洗浄槽14内に洗浄水を給水する状態となり、給水弁41が閉じられると洗浄槽14内に洗浄水を給水しない状態となる。給水弁41と洗浄槽14の間は、第2給水流路43によって連通されている。
本体12の後方壁33と洗浄槽14の後方壁51の間には、吸気経路63が形成されている。吸気経路63は、洗浄槽14の外側から内側に達している。吸気経路63には、乾燥ファン52が配置されている。乾燥ファン52は、内蔵するモータ(図示省略)でファン53を回転駆動する。乾燥ファン52のモータには、一定の電力が供給される。乾燥ファン52は、吸気経路63を介して洗浄槽14と接続されている。吸気経路63の洗浄槽14側には、開口63aが形成されている。乾燥ファン52には、ファン53の回転数を検知する回転数センサ50が設置されている。
食器洗浄機10の前方には、コントローラ60が装着されている。図2に示すように、コントローラ60には、操作パネル16、ポンプ27、ヒータ30、給水弁41、回転数センサ50、乾燥ファン52、サーミスタ55が接続されている。コントローラ60は、内蔵するCPU60a、メモリ60b等によって、接続されている各装置の動作を制御する。メモリ60bは、各装置の制御するための情報を記憶している。また、メモリ60bは、給水開始回転数データベース100を記憶している。
図3に示すように、給水開始回転数データベース100は、複数の温度範囲102のそれぞれに対応付けて、回転数判定時間104と基準ファン回転数106と基準ファン回転数範囲下限108と基準ファン回転数範囲上限110と正常ファン回転数範囲下限112と正常ファン回転数範囲上限114が記録されている。温度範囲102は、各温度範囲に示される最小値以上であって最大値未満の範囲を示している。基準ファン回転数範囲下限108は、同じ温度範囲の基準ファン回転数106の値から50r/minだけ減算した値であり、基準ファン回転数範囲上限110は、同じ温度範囲の基準ファン回転数106の値に50r/minだけ加算した値である。正常ファン回転数範囲下限112は、同じ温度範囲の基準ファン回転数106の値から300r/minだけ減算した値であり、正常ファン回転数範囲上限114は、同じ温度範囲の基準ファン回転数106の値に300r/minだけ加算した値である。例えば、温度範囲102が15℃以上20℃未満の場合、基準ファン回転数範囲は、3425r/minから3525r/minである。正常ファン回転数範囲は、3175r/minから3775r/minである。給水開始回転数データベース100では、基準ファン回転数範囲と正常ファン回転数範囲は、上限と下限が特定されている。しかしながら、基準ファン回転数範囲と正常ファン回転数範囲は、下限のみが特定されていてもよい。この場合、基準ファン回転数範囲と正常ファン回転数範囲は、特定されている下限以上の範囲となる。
次に、食器洗浄機10の動作について図面を参照して説明する。図4に示すように、食器洗浄機10は、閉塞検知工程、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程の順に動作する。図5、6は、ステップS10の閉塞検知工程におけるコントローラ60の処理手順を示すフローチャートである。
まず、使用者が操作パネル16に設けられているスタートボタンをオンにする。スタートボタンがオンされると、操作パネル16からコントローラ60に信号が送信される。コントローラ60は、操作パネル16から信号を受信すると、前回の洗浄工程又はすすぎ工程が途中で停止されたか否かを確認する(ステップS20)。前回の洗浄工程とすすぎ工程が完了していた場合(ステップS20でNO)、コントローラ60は、ポンプ27を駆動させる(ステップS22)。前回の洗浄工程とすすぎ工程が完了していた場合には、洗浄槽14内の洗浄水は、ポンプ27によって排水されている。しかしながら、食器19や洗浄槽14内に付着していた洗浄水が落ちて洗浄槽14内に溜まっている場合がある。洗浄槽14内に洗浄水が溜まっている場合、ポンプ27によって洗浄槽14外に排水される。コントローラ60は、ポンプ27を駆動させてから第1ポンプ駆動時間(例えば15秒)するまでポンプ27を駆動させる(ステップS24)。ポンプ27を駆動させてから第1ポンプ駆動時間が経過すると(ステップS24でYES)、コントローラ60は、ステップS30に進む。
一方において、前回の洗浄工程又はすすぎ工程が途中で停止されていた場合(ステップS20でYES)、コントローラ60は、ポンプ27を駆動させる(ステップS26)。前回の洗浄工程又はすすぎ工程が途中で停止されていた場合、洗浄槽14内の洗浄水は、ポンプ27によって排水されていない。したがって、洗浄槽14内には、多量の洗浄水が残存している。洗浄槽14内の洗浄水は、ポンプ27によって排水される。コントローラ60は、ポンプ27を駆動させてから第2ポンプ駆動時間(例えば45秒)するまでポンプ27を駆動させる(ステップS28)。第2ポンプ駆動時間は、第1ポンプ駆動時間よりも長い。第1ポンプ駆動時間と第2ポンプ駆動時間は、ポンプ27の性能や洗浄槽14の容量によって適宜変更することができる。ポンプ27を駆動させてから第2ポンプ駆動時間が経過すると(ステップS28でYES)、コントローラ60は、ステップS30に進む。ステップS30では、コントローラ60は、ポンプ27を停止させる。
コントローラ60は、乾燥ファン52を駆動させて(ステップS32)、ファン53を回転させる。コントローラ60は、サーミスタ55で測定される温度が変化しているか否かを確認する(ステップS34)。例えば、前回の乾燥工程が終了してからそれほど時間が経過していない場合、洗浄槽14内の空気の温度は洗浄槽14外の空気の温度よりも高くなっている。サーミスタ55で測定される空気の温度は、ファン53が回転しているときの乾燥ファン52のモータ周辺の温度よりも高くなる。また、例えば、前回の洗浄工程又はすすぎ工程が途中で停止されていた場合、洗浄槽14内の温度は、洗浄槽14内に残存していた洗浄水の温度に影響されている。したがって、サーミスタ55で測定される空気の温度は、ファン53が回転しているときの乾燥ファン52のモータ周辺の温度と異なる場合がある。これらの場合、ファン53によって洗浄槽14外の空気が洗浄槽14内に導入されると、洗浄槽14内の空気の温度は徐々に変化する。洗浄槽14内の空気の温度が洗浄槽14外の空気の温度と等しくなると、サーミスタ55で測定される空気の温度は略一定となる。サーミスタ55で測定される温度が変化していない場合(ステップS34でNO)、コントローラ60は、ステップS38に進む。
一方において、サーミスタ55で測定される温度が変化している場合(ステップS34でYES)、コントローラ60は、乾燥ファン52を駆動させてから所定時間(例えば300秒)経過したか否かを確認する(ステップS36)。所定時間が経過していない場合(ステップS36でNO)、ステップS34に戻る。一方、所定時間が経過している場合(ステップS36でYES)、コントローラ60は、ステップS38に進む。所定時間は、乾燥ファン52の性能や洗浄槽14の容量等によって適宜設定することができる。所定時間は、例えば、乾燥ファン52が洗浄槽14内の空気を入れ替えることができる程度の時間である。
ステップS38では、コントローラ60は、サーミスタ55の測定温度に基づいて、メモリ60bに記憶されている給水開始回転数データベース100からファン53の回転数の判定時間、基準ファン回転数範囲及び正常ファン回転数範囲を特定する。本実施例では、サーミスタ55の測定温度が15℃であるとする。この場合、ファン53の回転数を判定するのは、ファン53が駆動してから60秒後である。コントローラ60は、乾燥ファン52を駆動させてから回転数判定時間である60秒が経過したかを確認する(ステップS40)。経過していない場合(ステップS40でNO)、コントローラ60は、60秒が経過するまでステップS40を繰り返す。回転数判定時間が経過した場合(ステップS40でYES)、コントローラ60は、回転数センサ50を作動させて(ステップS42)、ファン53の回転数を検知する。
図7は、ファン53の回転数の時間による変化を示すグラフである。図7のグラフは、サーミスタ55の測定温度が15℃の場合を例に挙げる。グラフの横軸は、乾燥ファン52が駆動されてからの経過時間(秒)を示し、縦軸は、ファン53の回転数(r/min)を示す。図7の破線130は、図3の基準ファン回転数106を示す。図7の破線132,134は、それぞれ図3の基準ファン回転数範囲の下限108と上限110を示す。図7の破線136,138は、それぞれ図3の正常ファン回転数範囲の下限112と上限114を示す。図7の実線140は、回転数判定時間が経過したときのファン53の回転数が基準ファン回転数範囲内にある場合のファン53の回転数の変化を示す。実線142は、回転数判定時間が経過したときのファン53の回転数が基準ファン回転数範囲外であって、かつ、正常ファン回転数範囲内である場合のファン53の回転数の変化を示す。実線144は、回転数判定時間が経過したときのファン53の回転数が正常ファン回転数範囲の下限よりも小さい場合のファン53の回転数の変化を示す。実線146は、回転数判定時間が経過したときのファン53の回転数が正常ファン回転数範囲の上限よりも大きい場合のファン53の回転数の変化を示す。
ファン53の回転数が検知されると、コントローラ60は、検知されたファン53の回転数が基準ファン回転数範囲内であるか否かを確認する(ステップS44)。ファン53の回転数が基準ファン回転数範囲内である場合(ステップS44でYES)、即ち、図7においてファン53の回転数が実線140で示される場合、コントローラ60は、ステップS50に進む。一方、ファン53の回転数が基準ファン回転数範囲外である場合(ステップS44でNO)、コントローラ60は、ファン53の回転数が正常ファン回転数範囲内であるか否かを確認する(ステップS46)。ファン53の回転数が正常ファン回転数範囲内である場合(ステップS46でYES)、即ち、図7においてファン53の回転数が実線142で示される場合、給水開始回転数データベース100を補正する(ステップS48)。ファン53の回転数が基準ファン回転数範囲外であって正常ファン回転数範囲内である場合とは、例えば、乾燥ファン52の経年劣化による乾燥ファン52の駆動性能の低下した場合である。
ここで、給水開始回転数データベース100の補正方法について説明する。回転数センサ50で検知された値が3400r/minの場合について説明する。図8は、図3の給水開始回転数データベース100を補正した後の給水開始回転数データベース100を示す。コントローラ60は、温度が15℃から20℃に対応する基準ファン回転数106(図3で3475r/min)を、図8に示すように、回転数センサ50で検知された値である3400r/minに補正する。即ち、コントローラ60は、図3に示す基準ファン回転数106を75r/minだけ減算する。コントローラ60は、図3に示す基準ファン回転数範囲の下限108と上限110を、基準ファン回転数106と同様に75r/minだけ減算する。また、コントローラ60は、図3に示す正常ファン回転数範囲の下限112と上限114も基準ファン回転数106と同様に75r/minだけ減算する。これにより、基準ファン回転数範囲と正常ファン回転数範囲は、その幅を変えることなく、基準ファン回転数106の変化量だけシフトされる。
さらに、コントローラ60は、図3の給水開始回転数データベース100に記録されている全てのファン53の回転数に対して、上記した温度範囲15℃から20℃に対応する基準ファン回転数106と同様に、75r/minだけ減算する。即ち、コントローラ60は、一つの温度範囲に対応する基準ファン回転数106と基準ファン回転数範囲下限108と基準ファン回転数範囲上限110と正常ファン回転数範囲下限112と正常ファン回転数範囲上限114を補正するのと同時に、他の温度範囲に対応する基準ファン回転数106と基準ファン回転数範囲下限108と基準ファン回転数範囲上限110と正常ファン回転数範囲下限112と正常ファン回転数範囲上限114も補正する。
ステップS48の処理が終了すると、コントローラ60は、ステップS50に進む。ステップS50では、コントローラ60は、給水弁41を開いて、洗浄槽14内に洗浄水を給水して、処理を終了する。
上記した閉塞検知工程では、コントローラ60は、ファン53の回転数が正常ファン回転数範囲内の場合に、給水弁41を開いて洗浄槽14内に給水を開始している。しかしながら、給水を開始するための条件を他に設定してもよい。例えば、コントローラ60は、ファン53の回転数が正常ファン回転数範囲内であると、操作パネル16に洗浄工程開始を許可する信号を送信してもよい。この場合、操作パネル16は、ランプを点灯させたり、音声を発したりする。使用者は、操作パネル16を操作して、食器洗浄機10に洗浄工程を開始させる。また、例えば、食器洗浄機10は、使用者が洗浄工程開始時間を設定することができるタイマ等を備えていてもよい。この場合、コントローラ60は、上記した閉塞検知工程をタイマで設定された時間の直前に実施してもよいし、タイマがセットされた時に実施してもよい。コントローラ60がタイマがセットされた時に閉塞検知処理を実施する場合、コントローラ60は、閉塞検知処理が終了してからタイマでセットされた時間が経過するまで待って、洗浄工程を開始する。
ファン53の回転数が正常ファン回転数範囲外にある場合(ステップS46でNO)、即ち、図7においてファン53の回転数が実線144,146で示される場合、コントローラ60は、乾燥ファン52と回転数センサ50を停止させる(ステップS52)。ファン53の回転数が実線144で示される状態では、図9に示すように、洗浄槽14内に収容されている食器19が蓋56に接触して洗浄槽14の上端開口部が蓋56によって閉塞されていない。また、ファン53の回転数が実線146で示される状態では、排気経路18又は吸気経路63が異物等によって少なくとも一部が閉塞されている可能性がある。これらの場合、コントローラ60は、操作パネル16に警告信号を送信し(ステップS54)、処理を終了する。操作パネル16に送信される警告信号は、ファン53の回転数によって変えてもよい。即ち、ファン53の回転数が正常ファン回転数範囲未満の場合、洗浄槽14と蓋56との間に隙間があることを示す警告信号を送信する。一方、ファン53の回転数が正常ファン回転数範囲より多い場合、排気経路18又は吸気経路63が異物等によって少なくとも一部が閉塞されていることを示す警告信号を送信する。操作パネル16は、送信された警告信号に従って、警告ランプを点灯させたり、警告を表示したりする。
洗浄水の給水が終了すると、食器19の洗浄が行われる。図4に示すように、洗浄工程が終了すると、すすぎ工程(ステップS14)と乾燥工程(ステップS16)が行われる。
次に、乾燥ファン52のモータに通電される電流値を調整する方法について説明する。この電流調整は、例えば、食器洗浄機10を出荷する前や食器洗浄機10のメンテナンスをする際に作業者によって実施される。電流調整は、洗浄槽14の開口14aが蓋56によって閉塞されている状態で行われる。
図10は、電流調整方法の手順を示すフローチャートを示す。作業者は、サーミスタ55の測定温度情報を取得する(ステップS100)。作業者は、コントローラ60によって乾燥ファン52を駆動させる。(ステップS102)。作業者は、乾燥ファン52を駆動させてから所定時間(例えば200秒)経過したか否かを確認する(ステップS104)。作業者は、所定時間が経過するまで(ステップS104でNO)待機する。所定時間が経過すると(ステップS104でYES)、作業者は、コントローラ60によって回転数センサ50を作動させて(ステップS106)、ファン53の回転数を取得する。作業者は、給水開始回転数データベース100から、ステップS100で取得した測定温度に対応する基準ファン回転数106を特定する(ステップS108)。続いて、作業者は、ステップS106で取得したファン53の回転数が基準ファン回転数±αr/min(例えばα=10)の範囲内であるか否かを確認する(ステップS110)。ファン53の回転数が基準ファン回転数±αr/minの範囲内である場合(ステップS110でYES)、作業者は数値調整をすることなく終了する。
一方において、ファン53の回転数が基準ファン回転数±αr/minの範囲外である場合(ステップS110でNO)、作業者は、ファン53の回転数が基準ファン回転数±βr/min(例えばβ=基準ファン回転数×0.1)であるか否かを確認する(ステップS112)。ファン53の回転数が基準ファン回転数±βr/minの範囲外である場合(ステップS112でNO)、作業者は数値調整をすることなく終了する。この場合、乾燥ファン52のモータの駆動性能に問題があるため、乾燥ファン52を交換する等の別の作業を行う。一方、ファン53の回転数が基準ファン回転数±βr/minの範囲内である場合(ステップS112でYES)、作業者は、乾燥ファン52に通電される電流値が、基準ファン回転数をステップS106で取得したファン53の回転数で除算した値を現在通電されている電流値に乗算した値になるように変更して(ステップS114)電流調整を終了する。
上記した食器洗浄機10では、回転数センサ50で検知されたファン53の回転数に応じて、コントローラ60が給水弁41を開いて洗浄槽14内への洗浄水の給水を開始する。これにより、磁石とリードスイッチ等を用いた蓋開閉検知装置が不要となる。
(第2実施例)
上記した第1実施例の食器洗浄機10では、一定の電力で駆動しているファン53の回転数に基いて給水弁41の開閉を制御している。これに代えて、ファン53の回転数を一定に維持するようにしてもよい。
以下では、乾燥ファン52のモータが定常電圧(例えば100Vの交流電圧)で駆動している状態で、ファン53の回転数を3500r/minに維持するように乾燥ファン52のモータに通電する電流値を制御した場合に、モータに通電される電流値に基いて給水弁41の開閉を制御する第2実施例の食器洗浄機を図面を参照しながら説明する。図11は、第2実施例の食器洗浄機200の縦断面図である。ここで、食器洗浄機10と同じ構成のものには、図1と同じ符号を付し、重複説明を省略する。
乾燥ファン52には、ファン53と回転数センサ50とモータ以外に、モータに通電される電流値を測定する電流計254が設置されている。図12に示すように、電流計254は、食器洗浄機200のコントローラ260に接続されている。コントローラ260には、食器洗浄機10のコントローラ60と同様に、食器洗浄機200の各装置が接続されている。コントローラ260は、内蔵するCPU260a、メモリ260b等によって、接続されている各装置の動作を制御する。メモリ260bは、各装置の制御するための情報を記憶している。また、メモリ260bは、給水開始電流値データベース210を記憶している。
図13に示すように、給水開始電流値データベース210は、複数の温度範囲212のそれぞれに対応付けて、電流値判定時間214と基準電流値216と基準電流値範囲下限218と基準電流値範囲上限220と正常電流値範囲下限222と正常電流値範囲上限224が記録されている。温度範囲212は、各温度範囲に示される最小値以上であって最大値未満の範囲を示している。基準電流値範囲下限218は、同じ温度範囲の基準電流値216の値から0.005Aだけ減算した値であり、基準電流値範囲上限220は、同じ温度範囲の基準電流値216の値に0.005Aだけ加算した値である。正常電流値範囲下限222は、同じ温度範囲の基準電流値216の値から0.03Aだけ減算した値であり、正常電流値範囲上限224は、同じ温度範囲の基準電流値216の値に0.03Aだけ加算した値である。例えば、温度範囲212が15℃以上20℃未満の場合、基準電流値範囲は、0.2450Aから0.2550Aである。正常電流値範囲は、0.2200Aから0.2800Aである。給水開始電流値データベース210では、基準電流値範囲と正常電流値範囲は、上限と下限が特定されている。しかしながら、基準電流値範囲と正常電流値範囲は、上限のみが特定されていてもよい。この場合、基準電流値範囲と正常電流値範囲は、特定されている上限以下の範囲となる。
次に、食器洗浄機200の動作について図面を参照して説明する。図4に示すように、食器洗浄機200は、閉塞検知工程、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程の順に動作する。図14は、ステップS10の閉塞検知工程におけるコントローラ260の図5以降の処理手順を示すフローチャートである。図14の処理は、図5の処理の後に行われる。図14では、図6と同一の処理に対して、図6と同一の符号を付して重複説明を省略する。
まず、使用者が操作パネル16に設けられているスタートボタンをオンにする。スタートボタンがオンされると、操作パネル16からコントローラ260に信号が送信される。操作パネル16から信号を受信すると、コントローラ260は、ステップS20からステップS36の処理を実行する。コントローラ260は、サーミスタ55の測定温度情報に基づいて、メモリ260bに記憶されている給水開始電流値データベース210からファン53の電流値の判定時間、基準電流値範囲及び正常電流値範囲を特定する(ステップS202)。本実施例では、サーミスタ55の温度が18℃であるとする。この場合、ファン53の回転数を判定するのは、ファン53が駆動してから60秒後である。
コントローラ260は、回転数センサ50が検知したファン53の回転数が所定値である3500r/minに達したか否かを確認する(ステップS204)。達していない場合(ステップS204でNO)、コントローラ260は、ファン53の回転数が3500r/minに達するまでステップS204を繰り返す。ファン53の回転数が3500r/minに達すると(ステップS204でYES)、コントローラ260は、ステップS40に進む。コントローラ260は、乾燥ファン52を駆動させてから電流値判定時間である60秒が経過すると(ステップS40でYES)、電流計254によって乾燥ファン52のモータに通電される電流値の計測する(ステップS206)。
乾燥ファン52のモータに通電される電流値が計測されると、コントローラ260は、電流計254で計測された電流値が基準電流値範囲内であるか否かを確認する(ステップS208)。電流計254で計測された電流値が基準電流値範囲内である場合(ステップS208でYES)、コントローラ260は、ステップS50の処理に進む。一方、電流計254で計測された電流値が基準電流値範囲外である場合(ステップS208でNO)、コントローラ260は、電流計254で計測された電流値が正常電流値範囲内であるか否かを確認する(ステップS210)。電流計254で計測された電流値が正常電流値範囲内である場合(ステップS210でYES)、給水開始電流値データベース210を補正する(ステップS212)。電流計254で計測された電流値が基準電流値範囲外であって正常電流値範囲内である場合とは、例えば、乾燥ファン52の経年劣化による乾燥ファン52の駆動性能の低下した場合である。
ここで、給水開始電流値データベース210の補正方法について説明する。電流計254で計測された電流値が0.2375Aの場合について説明する。図15は、図13の給水開始電流値データベース210を補正した後の給水開始電流値データベース210を示す。コントローラ260は、温度が15℃から20℃に対応する基準電流値216(図13で0.2500A)を、図15に示すように、電流計254で計測された電流値である0.2375Aに補正する。即ち、コントローラ260は、図13に示す基準電流値216を0.0125Aだけ減算する。コントローラ260は、図13に示す基準電流値範囲の下限218と上限220を、基準電流値216と同様に0.0125Aだけ減算する。また、コントローラ260は、図13に示す正常電流値範囲の下限222と上限224も基準電流値216と同様に0.0125Aだけ減算する。これにより、基準電流値範囲と正常電流値範囲は、その幅を変えることなく、基準電流値216の変化量だけシフトされる。
さらに、コントローラ260は、図13の給水開始電流値データベース210に記録されている全ての電流値に対して、上記した温度範囲15℃から20℃に対応する基準電流値216と同様に、0.0125Aだけ減算する。即ち、コントローラ260は、一つの温度範囲に対応する基準電流値216を補正すると同時に、給水開始電流値データベース210に記録されている全ての電流値も補正する。
ステップS212の処理が終了すると、コントローラ260は、ステップS50に進む。ステップS50では、コントローラ260は、給水弁41を開いて、洗浄槽14内に洗浄水を給水して、処理を終了する。
一方、電流計254で計測された電流値が正常電流値範囲外である場合(ステップS210でNO)、コントローラ260は、ファン53の回転を停止させ(ステップS214)、ステップS54を実施して処理を終了する。洗浄水の給水が終了すると、食器19の洗浄が行われる。図4に示すように、洗浄工程が終了すると、すすぎ工程(ステップS14)と乾燥工程(ステップS16)が行われる。
上記した食器洗浄機200では、電流計254で計測された電流値に応じて、コントローラ260が給水弁41を開いて洗浄槽14内への洗浄水の給水を開始する。これにより、磁石とリードスイッチ等を用いた蓋開閉検知装置が不要となる。
第1実施例の食器洗浄機10では、洗浄槽14内の空気の温度によって、洗浄槽14に洗浄水を給水する時のファン回転数範囲を変えることができる。また、第2実施例の食器洗浄機200では、洗浄槽14内の空気の温度によって、洗浄槽14に洗浄水を給水する時の電流値範囲を変えることができる。これにより、洗浄槽14内の温度変化による指標の変化に対応することができる。さらに、食器洗浄機10,200では、コントローラ60,260が給水弁41を開くときのファン53の回転数、あるいは乾燥ファン52のモータに通電される電流値の基準範囲を補正することができる。これにより、乾燥ファン52の駆動性能の変化を次回以降にフィードバックすることができる。また、食器洗浄機10は、サーミスタ55の替わりに、食器洗浄機10の外側の空気の温度を測定するサーミスタであってもよい。
また、食器洗浄機10,200では、コントローラ60が基準指標値等を特定するときのサーミスタ55の測定温度を決定する前に、ポンプ27を駆動させて、洗浄槽14内の洗浄水を排水する。これにより、サーミスタ55が、洗浄槽14内に残存する洗浄水の温度を測定することを防止することができる。また、食器洗浄機10,200では、乾燥ファン52を駆動させて、洗浄槽14内の空気を入れ替えている。これにより、サーミスタ55の測定温度が、前回実施された乾燥工程の影響や洗浄槽14内に残存していた洗浄水の影響を受けることを防止することができる。その結果、正確に指標の基準範囲を特定することができる。これにより、食器洗浄機10,200では、指標を利用して正確に蓋56の閉塞を検知することができる。
また、第1実施例の食器洗浄機10では、洗浄槽14の開口14aが蓋56によって閉塞されている状態でのファン53の回転数に基づいて、乾燥ファン52のモータに通電される電流値を調整することができる。これにより、乾燥ファン52ごとの駆動性能に合わせて通電する電流値を調整することができる。また、乾燥ファン52のモータに通電される電流値を調整することにより、経年劣化によって乾燥ファン52の駆動性能が変化しても、給水開始回転数データベース100に記録されている各値106、108、110、112、114を利用して閉塞検知をすることができる。
第2実施例の食器洗浄機200では、閉塞状態での乾燥ファン52に通電される電流値に基づいて、ファン53の回転数を調整してもよい。図16は、回転数調整方法の作業手順を示すフローチャートである。図16のフローチャートでは、図10のフローチャートと同一の処理については同一の符号を付して重複する説明を省略する。作業者は、ステップS104までの処理を終了すると、給水開始電流値データベース210から、ステップS100で取得した測定温度に対応する基準電流値を特定する(ステップS300)。作業者は、電流計254の測定値を確認し、測定された電流値が基準電流値±δA(例えばδ=0.001)の範囲内か否かを確認する(ステップS302)。ステップS302でYESの場合、作業者はファン53の回転数を調整せず終了する。ステップS302でNOの場合、測定された電流値が基準電流値±εA(例えばε=基準電流値×0.1)の範囲内であるか否かを確認する(ステップS304)。ステップS304でNOの場合、作業者は回転数を調整せず終了する。ステップS304でYESの場合、作業者は、ファン53の回転数が、基準電流値を測定された電流値で除算した値を現在のファン53の回転数に乗算した値になるように変更して(ステップS306)、回転数調整を終了する。
上記した食器洗浄機10,200では、吸気経路63のみに乾燥ファン52を配置している。しかしながら、排気経路18にもファンを配置してもよいし、排気経路18のみにファンを配置してもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の食器洗浄機の断面模式図。 第1実施例の食器洗浄機の制御系統を示すブロック図。 第1実施例の給水開始回転数データベースを示す図。 食器洗浄機の運転動作を示すフローチャート。 第1実施例の閉塞検知処理を示すフローチャート。 第1実施例の閉塞検知処理を示すフローチャート。 第1実施例の時間によるファンの回転数の変化を示すグラフ。 第1実施例の補正された給水開始回転数データベースを示す図。 洗浄槽と蓋との間に隙間がある場合の食器洗浄機の断面模式図。 第1実施例の電流調整方法の作業手順を示すフローチャート。 第2実施例の食器洗浄機の断面模式図。 第2実施例の食器洗浄機の制御系統を示すブロック図。 第2実施例の給水開始電流値データベースを示す図。 第2実施例の閉塞検知処理を示すフローチャート。 第2実施例の補正された給水開始電流値データベースを示す図。 第2実施例の回転数調整方法の作業手順を示すフローチャート。
符号の説明
10:食器洗浄機
12:本体
14:洗浄槽
18:排気経路
18a:開口
18b:排気口
41:給水弁
50:回転数センサ
52:乾燥ファン
60:コントローラ
63:吸気経路
63a:開口
200:食器洗浄機
210:給水開始電流値データベース
230:給水停止電流値データベース
254:電流計

Claims (8)

  1. 食器を収容するための洗浄槽と、
    その洗浄槽内に洗浄水を給水する給水状態と洗浄水を給水しない非給水状態を切り替える切替装置と、
    洗浄槽の外側から内側に達している吸気経路と、
    洗浄槽の内側から外側に達している排気経路と、
    吸気経路と排気経路の少なくとも一方に配置され、洗浄槽外の空気を吸気経路を介して洗浄槽内に導入するとともに、洗浄槽内の空気を排気経路を介して洗浄槽外に排気するファンと、
    そのファンを通過する空気の温度を測定して測定温度を得るサーミスタと、
    吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標の正常指標範囲を複数の温度範囲の各々に対応づけて記憶している記憶装置と、
    切替装置が非給水状態であって、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容する制御装置、
    を備えることを特徴とする食器洗浄機。
  2. 制御装置は、ファンが回転しているときの測定温度が一定であるときに、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容する
    ことを特徴とする請求項1の食器洗浄機。
  3. 洗浄槽内の洗浄水を洗浄槽外に排水する排水装置をさらに備えており、
    制御装置は、洗浄槽内に基準水位以上の洗浄水がある場合に、排水装置が所定時間だけ洗浄槽内の洗浄水を洗浄槽外に排水した後に、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容する
    ことを特徴とする請求項1又は2の食器洗浄機。
  4. 制御装置は、ファンの回転開始時点から所定時間経過後に、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の食器洗浄機。
  5. 記憶装置は、正常指標範囲の他に、各々の温度範囲に対応する指標判定時間を記憶しており、
    制御装置は、ファンの回転開始時点から測定温度を含む温度範囲に対応する指標判定時間の経過後に、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲内にある場合に、切替装置を給水状態に切り替えることを許容する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の食器洗浄機。
  6. 記憶装置は、さらに、各々の温度範囲に対応して、その温度範囲に対応する正常指標範囲内に設定されている基準指標範囲と基準指標範囲の範囲内に設定されている基準指標値を記憶しており、
    制御装置は、切替装置の切り替えを許容した際の指標が測定温度を含む温度範囲に対応する基準指標範囲外にある場合に、切替装置の切り替えを許容した際の指標が基準指標値となるように測定温度を含む温度範囲に対応する基準指標値をシフトさせるとともに、基準指標値と同一のシフト量だけ測定温度を含む温度範囲に対応する正常指標範囲と基準指標範囲をシフトさせる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の食器洗浄機。
  7. 指標が、ファンの回転数と、ファンの消費電力のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の食器洗浄機。
  8. 指標がファンの回転数と消費電力の少なくとも一方に基づいて定まる請求項1から7のいずれか一項に記載の食器洗浄機の指標を調整する指標調整方法であって、
    ファンを回転させるファン回転ステップと、
    サーミスタによって測定温度を得る温度測定ステップと、
    正常指標範囲内で指標基準値を決定する基準値決定ステップと、
    指標を測定する指標測定ステップと、
    指標測定ステップで測定された指標が、基準値決定ステップで決定された指標基準値から所定の範囲だけずれている場合に、ファンの回転数と消費電力の少なくとも一方を変化させて、指標を指標基準値に近づけるように調整する指標調整ステップ、
    を有する指標調整方法。
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