JP2002273093A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP2002273093A
JP2002273093A JP2001072110A JP2001072110A JP2002273093A JP 2002273093 A JP2002273093 A JP 2002273093A JP 2001072110 A JP2001072110 A JP 2001072110A JP 2001072110 A JP2001072110 A JP 2001072110A JP 2002273093 A JP2002273093 A JP 2002273093A
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drum
water
washing
foam
detergent
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Takako Tazawa
貴子 田沢
Takayuki Hirano
高行 平野
Satoshi Nishiwaki
智 西脇
Hiroshi Nishimura
博司 西村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非低発泡洗剤を使用しても泡による弊害を生
じずに運転できるようにする。 【解決手段】 洗いの行程の直後に、ドラム内に洗いの
行程の水位以上に洗濯水を供給して、ドラムを15rp
m以下の回転速度、90°以下の回転角度で所定時間又
は所定回数揺動させる泡消しすすぎの行程を実行するこ
とにより、ドラムの内外に発生した泡をドラムの緩やか
な揺動に伴ってその揺動方向に移動させ、洗濯水中に浸
漬させて消滅させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯物の洗いをドラ
ムの回転により行うドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドラム式洗濯機においては、
洗濯物の洗いを、ドラム内に洗剤及び洗濯水と共に洗濯
物を収容した状態で、該ドラムを回転させることにより
行うようになっている。このため、その洗い時には、洗
剤を含んだ洗濯水が盛んに撹拌され、それによって、洗
剤が一般の非低発泡洗剤であった場合には、非常に多く
の泡が発生する。この発生した泡はドラム内から排水を
しても排出されず、水だけが排出されて、泡は残ってし
まう。
【0003】又、ドラム式洗濯機においては、洗濯物の
脱水も、ドラムを回転させることにより行うようになっ
ており、特に洗い直後の脱水時には、上述のごとく発生
して残った泡に、更に洗濯物から絞り出された洗剤液
(洗剤を含んだ洗濯水)がドラム外周の水槽との間でド
ラムの回転による一層の撹拌作用を受けて発生する泡が
加わる。そして、それらの泡は、ドラムの回転により更
に撹拌されることでメレンゲ状から更に粘りのあるクリ
ーム状に変化し、それがドラムの回転を阻害してしまっ
て、ドラムの回転速度が上がらないことにより、充分な
脱水ができなくなる。又、この場合、ドラム式洗濯機に
おいては、一般に、ドラムの回転速度が上がらないと、
脱水をやり直すようになっているため、運転終了までの
時間が長引いてしまう。
【0004】これらの事情から、ドラム式洗濯機におい
ては、泡立ちの少ない低発泡洗剤の使用が推奨され、非
低発泡洗剤が使用できないとされていた。なお、低発泡
洗剤は、添加されている界面活性剤の種類により発泡性
を抑えたもので、低発泡であり、泡の消去性いわゆる泡
切れも良くて、汚れの少ない洗濯物を時間をかけずに洗
濯するスピードコースや、節水仕様の全自動洗濯機に最
適であるとされているレベルのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の低発泡洗剤に比
して、非低発泡洗剤は、泡立ちは多いものの、入手が容
易で、種類も多く、更に香りも良くて、安価であり、ド
ラム式洗濯機においても、これの使用ができることを望
む使用者が多い。本発明は上述の事情に鑑みてなされた
ものであり、従ってその目的は、非低発泡洗剤を使用し
ても泡による弊害を生じずに運転できるドラム式洗濯機
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯物を洗剤及び洗濯
水と共にドラム内に収容して、該ドラムを回転させるこ
とにより洗うようにしたものにおいて、制御手段を具
え、この制御手段により、前記洗いの行程の直後に、ド
ラム内に洗いの行程の水位以上に洗濯水を供給して、ド
ラムを15rpm以下の回転速度、90°以下の回転角
度で所定時間又は所定回数揺動させる泡消しすすぎの行
程を実行するようにしたことを特徴とする(請求項1の
発明)。
【0007】このものによれば、泡消しすすぎの行程に
おいて、ドラムが緩やかに揺動される。このとき、ドラ
ムの内外に泡が発生していれば、それはドラムの緩やか
な揺動に伴ってその揺動方向に移動し、洗濯水中に浸漬
される。すると、その泡を形作っていた洗剤液の膜が水
により希釈され、それによって泡を形作り続けることが
できなくなり、泡が消滅する。これが繰返し行われるこ
とによって、ドラム内外の泡が漸次消滅されるものであ
り、かくして、非低発泡洗剤を使用しても、泡による弊
害を生じずに運転できるようになる。
【0008】この場合、制御手段は、泡消しすすぎの行
程において、ドラムを90°以上、360°以下の回転
角度で回動させる動作を付加して実行するようになって
いると良い(請求項2の発明)。このものでは、その付
加して実行するドラムの動作により、ドラムの上部に付
着して残った泡を洗濯水中に浸漬させ得るものであり、
これによって、そのドラムの上部に付着して残った泡も
消滅させることができる。
【0009】又、使用する洗剤の種類に応じて運転のコ
ースを設定することが可能なコース設定手段を具え、制
御手段が、そのコース設定手段により泡消しすすぎの行
程を必要とする洗剤の使用コースが設定されたことを条
件に、泡消しすすぎの行程を実行するようになっている
と良い(請求項3の発明)。このものでは、泡消しすす
ぎの行程を必要とする状況(この場合、使用する洗剤)
に応じた、確実な泡の消滅ができる。
【0010】更に、ドラム内又はドラム外の泡の異常発
生を検知する泡検知手段を具え、制御手段が、洗いの行
程時にドラム内又はドラム外の泡の異常発生が検知され
たことを条件に、泡消しすすぎの行程を実行するもので
あっても良い(請求項4の発明)。このものでも、泡消
しすすぎの行程を必要とする状況(この場合、洗いの行
程時でのドラム内又はドラム外の泡の異常発生)に応じ
た、確実な泡の消滅ができる。
【0011】加えて、ドラムの回転速度を検知する回転
速度検知手段を具え、制御手段が、洗いの行程の直後に
ドラムを回転させる脱水の行程を実行すると共に、その
脱水の行程時にドラムの回転速度が所定の回転速度に達
しないことが検知されたことを条件に、泡消しすすぎの
行程を実行するものであっても良い(請求項5の発
明)。
【0012】前述のように、洗いの行程の直後の脱水の
行程時に、残った泡や、洗濯物から絞り出された洗剤液
から新たに発生する泡が撹拌されると、その泡がメレン
ゲ状から更に粘りのあるクリーム状に変化することで、
ドラムの回転速度が上がらなくなる。従って、その状況
となったときにも泡の異常発生があると判断しても良い
ものであり、よって、この場合にも、泡消しすすぎの行
程を必要とする状況に応じた、確実な泡の消滅ができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図11を参照して説明する。まず、図4
に示すように、ドラム式洗濯機全体の外殻を成す外箱1
の前面部には、中央部にドア2を設け、上部に、操作パ
ネル3と洗剤投入用ケース4とを設けている。洗剤投入
用ケース4は、この場合、引出し式である。
【0014】ドア2は、図5に示すように、外箱1の前
面部の中央部に形成した洗濯物出入口5を開閉するもの
で、外箱1の前面部の裏側の上部(操作パネル3の裏
側)には操作回路ユニット6を設け、下部に制御回路ユ
ニット7を設けている。外箱1の内部には水槽8を配設
している。この水槽8は円筒状を成すものであり、その
軸方向が前後(図5中、左右)となる横軸状で、しか
も、前上がりの傾斜状に配設し、左右一対(図6参照)
の弾性支持装置9により支持している。
【0015】水槽8の内部には、ドラム10を水槽8と
同軸状に配設している。このドラム10は、洗濯、脱水
及び乾燥に共用の槽として機能するものであり、胴部の
ほゞ全域に通水孔であり通風孔でもある小孔11を多数
有し(図5に一部のみ図示)、胴部の内周部には洗濯物
掻き上げ用のバッフル12を複数有している(図5に1
つ、図11に全個図示)。
【0016】水槽8及びドラム10は、いずれも前面部
に洗濯物出し入れ用の開口部13,14を有しており、
そのうちの水槽8の開口部13を、ベロー15によって
前記外箱1の洗濯物出入口5に水密に連ね、ドラム10
の開口部14を水槽8の開口部13に臨ませることによ
り、ドラム10の内部に洗濯物出入口5が通じるように
している。
【0017】水槽8の背面部には、ドラム10を回転駆
動する駆動装置としてモータ16を配設している。この
モータ16は、この場合、例えば直流のブラシレスモー
タから成るもので、アウターロータ形であり、そのステ
ータ16aを水槽8の背面部に取付け、ロータ16bの
中心部に取付けた回転軸16cを水槽8内に挿通して、
これの前端部にドラム10の背部の中心部を取付けてい
る。
【0018】水槽8の下面部には水溜器17を取付けて
おり、この水溜器17の内部に洗濯水加熱用のヒータ1
8を配設し、水溜器17の後部には排水弁19を介して
排水ホース20を接続している。この場合、排水弁19
は電磁石やモータ等の駆動力で開放される電動式のもの
である。
【0019】一方、水槽8上には、後側に送風機21を
配設し、前側に加熱器22を配設している。このうち、
送風機21は、図6に示すように、ケーシング23の内
部に送風羽根24を設け、この送風羽根24を回転駆動
するモータ25をケーシング23の外部に設けて成るも
のであり、それらの間をベルト伝動機構26により連結
している。一方、加熱器22は、図5に示すように、ケ
ース27の内部に温風生成用ヒータ28を設けて成るも
ので、ケース27の入口部が送風機21のケーシング2
3の出口部に連通している。
【0020】更に、水槽8上の前部にはダクト29を配
設している。このダクト29は、一端部が上記加熱器2
2のケース27の出口部に連通しており、他端部が水槽
8内に臨んでいる。
【0021】水槽8の背面部には又、熱交換器30を配
設している。この熱交換器30は、上部から水が注ぎ入
れられることによって、内部を下方から通る空気の水分
を水により熱交換して冷却し凝縮させて除湿する水冷式
のものであり、全体に中空状を成している。又、この熱
交換器30は、図6に示すように、ドラム10の回転中
心たる前記モータ16の回転軸16cに対して同心円状
に湾曲する形状を成すものであり、モータ16を避けて
その図中左側に配設している。
【0022】しかして、熱交換器30は、下部に連通口
である水出口兼用の空気入口31を有しており、その空
気入口31を水槽8の内下部に連通させている。又、熱
交換器30は、上部をダクト32により前記送風機21
のケーシング23に連通させており、以上の熱交換器3
0、ダクト32、送風機21、並びに前記加熱器22、
及びダクト29により、乾燥ユニット33を構成してい
る。
【0023】熱交換器30には、内部の上部に注水管3
4を横架して設けている。この注水管34は、熱交換器
30内の下方部を臨む下面部に例えば横一列状に多数の
噴水口34aを有しており、一端部の接続部34bを熱
交換器30外に位置させている。そして、その注水管3
4の接続部34bには、注水チューブ35の一端部を接
続し、該注水チューブ35の他端部を、前記外箱1内の
最上部に配設した給水弁36に接続している。
【0024】外箱1内の最上部には又、水位センサ37
を配設している。この水位センサ37は、水槽8の底部
に取付けた図示しないエアトラップからエアチューブ3
8を介して水槽8内の水位を空気圧により検知するよう
になっている。ここで、水槽8内は前記小孔11を介し
てドラム10内と連通しており、水槽8内に貯水すれ
ば、小孔11を通じてドラム10内にも貯水されるか
ら、水位センサ37及び図示しないエアトラップとエア
チューブ38は、ドラム10内の水位をも検知する水位
検知手段として機能する。
【0025】更に、外箱1内の最上部には、給水ポンプ
39を配設している。この給水ポンプ39は、風呂水な
ど水道水以外の水を図示しない吸水ホースを介し吸入し
て吐出するもので、その吐出先である外箱1内最上部の
前部には図5に示す注水ケース40を配設している。
【0026】注水ケース40は、上記給水ポンプ39か
ら吐出される水道水以外の水を接続ホース41を介して
受容すると共に、図示しない水道の蛇口から給水弁42
(図6参照)を通じて供給される水道水を接続ホース4
3を介して受容するようになっている。しかして、注水
ケース40の内部には前記洗剤投入用ケース4が収容さ
れており、注水ケース40の前底部からは給水管44を
設けて前記水槽8内に連通させている。
【0027】この構成で、給水弁42により接続ホース
43を通じて注水ケース40内に供給された水道水は、
洗剤投入用ケース4内を経て給水管44を通じ水槽8内
に、ひいてはドラム10の前記小孔11を通じてドラム
10内に供給されるようになっている。従って、このと
き、洗剤投入用ケース4内に洗剤を入れておけば、その
洗剤が水と共にドラム10内に投入される。一方、給水
ポンプ39により接続ホース41を通じて注水ケース4
0内に供給された水道水以外の水は、直接(洗剤投入用
ケース4内を経ずに)給水管44を通じ水槽8内(ドラ
ム10内)に供給されるようになっている。従って、こ
れら給水弁42、給水ポンプ39、接続ホース43,4
1、及び注水ケース40は、水槽8内ひいてはドラム1
0内に給水する給水手段として機能するものである。な
お、給水弁42と前記給水弁36も、前記排水弁19と
同様の電動式のものである。
【0028】図7には、前記操作パネル3の構成を詳細
に示している。この操作パネル3は、「電源」スイッチ
45と、「スタート/一時停止」スイッチ46とを有す
るほかに、各種選択スイッチ47〜52を有しており、
特にその中の「コース」選択スイッチ49により各種コ
ースが選択され、その選択したコースについてそれを低
発泡洗剤使用コースとするか非低発泡洗剤(合成洗剤)
使用コースとするかが「合成洗剤」選択スイッチ51に
より選択されるようになっている。従って、この場合、
「合成洗剤」選択スイッチ51は、使用する洗剤の種類
に応じて運転のコースを設定することが可能なコース設
定手段として機能するものである。
【0029】ここで、その選択は、「コース」選択スイ
ッチ49のみを操作すれば、各種コースが低発泡洗剤使
用コースで選択され、「コース」選択スイッチ49と
「合成洗剤」選択スイッチ51とを操作すれば、各種コ
ースが非低発泡洗剤使用コースで選択されるようになっ
ている。
【0030】このほか、操作パネル3は、各種表示部5
3〜64を有し、そのうちの表示部54が上述の「コー
ス」選択スイッチ49により選択されたコースを表示
し、表示部59が非低発泡洗剤使用コースの選択を表示
するようになっている。更に、操作パネル3には、選択
スイッチ65〜68と、表示部69〜72が存してお
り、そのうちの選択スイッチ65〜68は洗い、すす
ぎ、脱水、乾燥の各行程の実行を選択するためのもの
で、表示部69〜72はその各選択時間や選択回数を表
示するものである。
【0031】一方、図8はマイクロコンピュータ73を
示しており、このマイクロコンピュータ73は、前記制
御回路ユニット7に含まれ、ドラム式洗濯機の運転全般
を制御する制御手段として機能するようになっている。
このマイクロコンピュータ73には、前記操作パネル3
の「電源」スイッチ45を除く各種スイッチ46〜5
2、65〜68から成る操作入力部74から各種操作信
号が入力されるようになっている。操作入力部74は前
記操作回路ユニット6に含まれており、前記操作パネル
3に対する使用者の操作に応じた各種操作信号を出力す
るようになっている。
【0032】このほか、マイクロコンピュータ73に
は、前記水位センサ37から水位検知信号が入力される
と共に、回転センサ75から回転検知信号が入力される
ようになっている。この回転センサ75は、図5及び図
6に示すように、前記モータ16のロータ16bに対向
させて水槽8の背面部に設けたもので、そのロータ16
bの回転を、該ロータ16bの磁極(図示せず)の回転
移動に応動して検知するホールIC等から成っている。
ここで、モータ16のロータ16bには、前述のように
回転軸16cを介してドラム10を直結しており、従っ
て、ロータ16bの回転を検知すれば、ドラム10の回
転が検知されるものであり、よって、回転センサ75は
ドラム10の回転を検知する回転検知手段として機能す
る。
【0033】更に、マイクロコンピュータ73には、前
記水槽8内の洗濯水の汚れを検知するように設けた汚れ
センサ76から汚れ検知信号が入力され、前記ドラム1
0内の洗濯物の乾燥を検知するように設けた乾燥センサ
77から乾燥検知信号が入力されるようになっている。
【0034】そして、マイクロコンピュータ73は、そ
れらの入力並びにあらかじめ記憶された制御プログラム
に基づいて、前記モータ16を駆動するインバータ回路
78に駆動制御信号を与えるようになっている。ここ
で、モータ16は、前述のように、例えば直流のブラシ
レスモータから成っており、マイクロコンピュータ73
は、前記回転センサ75からの回転検知信号に基づき、
インバータ回路78を介して該モータ16の回転速度及
び回転方向を制御するようになっている。
【0035】又、マイクロコンピュータ73は、回転セ
ンサ75からの回転検知信号に基づき、ドラム10の回
転数を検知時間で除する演算をするようになっており、
それによってドラム10の回転速度を検知する回転速度
検知手段として機能するようになっている。
【0036】そのほか、マイクロコンピュータ73は、
前記操作パネル3の各種表示部53〜64、69〜72
から成る表示ユニット79、前記洗濯水加熱用のヒータ
18、排水弁19、送風機21のモータ25、温風用の
ヒータ28、給水ポンプ39、給水弁36,42を駆動
するための駆動回路80に駆動制御信号を与えるように
なっている。
【0037】次に、上記構成のものの作用を述べる。既
述のように、本実施例のドラム式洗濯機の運転のコース
には、使用する洗剤の種類に応じて、「低発泡洗剤使用
コース」と「非低発泡洗剤使用コース」とがあり、それ
らの選択実行が可能である。
【0038】図9は「低発泡洗剤使用コース」の内容を
示しており、マイクロコンピュータ73による制御で、
洗い−脱水−すすぎ−脱水−乾燥の順に行程が進行され
る。これに対して、図10は「非低発泡洗剤使用コー
ス」の内容を示しており、同じくマイクロコンピュータ
73による制御で、洗い−泡消しすすぎ−脱水−すすぎ
−脱水−乾燥の順に行程が進行される。すなわち、「非
低発泡洗剤使用コース」では、「低発泡洗剤使用コー
ス」における「洗い」の行程の直後の「脱水」の行程と
の間に、「泡消しすすぎ」の行程が実行される内容であ
る。
【0039】この「非低発泡洗剤使用コース」におい
て、「洗い」の行程は、標準的には、給水弁42により
ドラム10内に洗剤の投入を伴って所定水位(例えば1
10mm)まで給水した後、給水弁42を閉じて、モー
タ16を作動させることによりドラム10を回転させ
る。これにより、図示しない洗濯物をあらかじめ収容し
たドラム10が、それと共に洗剤及び洗濯水を収容した
状態で回転され、洗濯物の洗いを行う。このドラム10
の回転を所定時間行った後は、図2に示すように、モー
タ16を停止(ドラム10を停止)させた状態で、排水
弁19を開放させることにより、ドラム10内及び水槽
8内からの排水を行う。
【0040】次いで、「泡消しすすぎ」の行程は、最初
に、例えば15秒間、排水弁19を開放させたまま、給
水弁42と給水弁36とを開放させることにより、ドラ
ム10内及び水槽8内からの排水を行いつつ、ドラム1
0内への給水を行う。これにより、ドラム10内及び水
槽8内に残った泡を極力流し出すようにする。なお、給
水弁42が洗濯用であるのに対して、給水弁36は、後
述で明らかなように、本来乾燥用であって、注水チュー
ブ35を通じて注水管34の噴水口34aから熱交換器
30内に給水するものであるが、その供給された水は熱
交換器30の水出口兼用の空気入口31から水槽8内に
流入し、更にドラム10の小孔11を通じてドラム10
内に流入するから、ドラム10内に給水する給水手段と
して機能するものでもある。
【0041】この後、排水弁19を閉じて、給水弁42
と給水弁36とを開放させ続けることにより、ドラム1
0内への給水を続行する。そして、ドラム10内の水位
が上述の「洗い」の行程の水位以上、例えば「洗い」の
行程の水位より高い例えば130mmの所定水位に達し
たことが検知されれば、給水弁42,36を共に閉じ
る。このようにドラム10内への給水を、洗濯用の給水
弁42だけでなく乾燥用の給水弁36まで開放させて行
うのは、この「泡消しすすぎ」の行程におけるドラム1
0内の設定水位を「洗い」の行程の設定水位以上の中で
も、それより高く定めているからであり、その高い水位
に速く到達させるためである。
【0042】又、このとき、ドラム10内から水槽8内
に泡が残っているとすれば、熱交換器30の空気入口3
1から熱交換器30内に入った泡が熱交換器30内にも
残っているため、これを熱交換器30内から空気入口3
1を通じて流し出すためにも、給水弁36を開放させて
給水を行う。なお、このときの設定水位は「洗い」の行
程における設定水位と同じであっても良い。
【0043】この後、モータ16を作動させてドラム1
0を回動させる。図3はこのときのモータ16の動作モ
ードを一部拡大して示しており、これは、具体的には図
1に示すように、「A動作」と「B動作」との組合わせ
である。
【0044】このうち、「A動作」は、ドラム10を1
5rpm以下の回転速度、90°以下の回転角度で所定
時間揺動させるもので、このために、モータ16を例え
ば60秒の間、15rpm以下の回転速度、この場合、
3.9rpmの回転速度で、例えば図11に矢印Xで示
す時計回りの正転方向と、矢印Yで示す反時計回りの逆
転方向とに例えば1秒ずつ駆動する。これにより、モー
タ16のロータ16bは90°以下の回転角度、この場
合、約23°の回転角度、正転方向と逆転方向とに交互
に回動し、従ってドラム10も、この場合、約23°の
回転角度、正転方向と逆転方向とに交互に回動し、揺動
する。なお、この「A動作」におけるドラム10の揺動
は、60秒の所定時間の間でなく、所定回数行うように
しても良い。
【0045】「B動作」は、ドラム10を90°以上、
360°以下の回転角度で回動させるもので、このため
に、モータ16を例えば2秒間だけ、例えば13rpm
の回転速度で、例えば正転方向にのみ駆動する。これに
より、モータ16のロータ16bは90°以上、360
°以下の回転角度、この場合、約155°の回転角度、
正転方向に回動し、従ってドラム10も、この場合、約
155°の回転角度、正転方向に回動する。なお、この
「B動作」におけるドラム10の回動は、正転方向だけ
でなく、逆転方向にも例えば正転方向と交互に行うよう
にしても良い。
【0046】しかして、「B動作」は、「A動作」の後
に実行するもので、これらの組合わせを3分間行うこと
により、「A動作」が3回、「B動作」が2回行われ
(A−B−A−B−A)、そのうち最後の「A動作」は
56秒間行った時点で終了する。又、この「泡消しすす
ぎ」の行程の最後には、モータ16を停止(ドラム10
を停止)させた状態で、排水弁19を開放させることに
より、ドラム10内及び水槽8内からの排水を行う。
【0047】この後の「脱水」の行程は、排水弁19を
開放させた状態で、モータ16によりドラム10を「洗
い」の行程より高い回転速度で回転させ、その遠心力に
よりドラム10の小孔11から振切った水を排水弁19
及び排水ホース20を通じて機外に排出する。なお、こ
の折り、ドラム10の回転速度が上がらないと、脱水を
やり直すようになっている。この後の「すすぎ」の行程
は「洗い」の行程と同様に行うものであり、「脱水」の
行程は上述の「脱水」の行程と同様に行う。
【0048】そして、「乾燥」の行程は、モータ16に
よりドラム10を例えば「洗い」の行程と同程度の回転
速度で回転させ、同時に、給水弁36から注水チューブ
35を通じて注水管34に注水しつつ、送風機21と加
熱器22とを作動させる。すると、ドラム10が回転さ
れる状況で、ドラム10内の空気が、小孔11から水槽
8内に出て、該水槽8内から熱交換器30内を下部の空
気入口31から上部へと通される。又、このとき、熱交
換器30内には、給水弁36から注水管34に注入され
た水がその注水管34の噴水口34aから噴射されて流
下し、この流下する水に、熱交換器30内を通る上記ド
ラム10内の空気中の水蒸気が触れて冷却され、凝縮さ
れることにより除湿される。
【0049】そして、その除湿された空気は、その後、
送風機21のケーシング23内から加熱器22のケース
27内に送り込まれて、温風生成用ヒータ28により加
熱されることにより温風化された後、ダクト29を通っ
て水槽8内に戻され、更にドラム10内に戻される。こ
のドラム10内に戻された空気は、ドラム10内を通る
過程で該ドラム10内の洗濯物から湿気を奪い、その
後、再び熱交換器30内を下部から上部へと通されると
いうことが繰返されて循環されるものであり、かくし
て、洗濯物の乾燥が行われる。
【0050】なお、以上の「非低発泡洗剤使用コース」
に比して、「低発泡洗剤使用コース」は「泡消しすす
ぎ」の行程がないだけで、残りの行程はすべて「非低発
泡洗剤使用コース」の各行程と同様に行われる。
【0051】このように本構成のものでは、「洗い」の
行程の直後に、ドラム10内に「洗い」の行程の水位以
上に洗濯水を供給して、ドラム10を15rpm以下の
回転速度、90°以下の回転角度で所定時間又は所定回
数揺動(A動作)させる「泡消しすすぎ」の行程を実行
するようにしている。
【0052】このものでは、「泡消しすすぎ」の行程に
おいて、ドラム10が新たに泡を発生しない緩やかさで
揺動される。このとき、ドラム10の内外に図11に示
すように泡Buが発生していれば、それはドラム10の
緩やかな揺動に伴ってその揺動方向に移動し、洗濯水W
中に浸漬される。すると、その泡Buを形作っていた洗
剤液の膜が水により希釈され、それによって泡を形作り
続けることができなくなり、泡が消滅する。これが繰返
し行われることによって、ドラム10内外の泡Buが漸
次消滅されるものであり、かくして、非低発泡洗剤を使
用しても、その後の「脱水」の行程で充分な脱水ができ
なくなるとか、運転終了までの時間が長引くようになる
とかいった、泡による弊害を生じずに運転できるように
なる。更に、充分な脱水ができることで、その後の「す
すぎ」の行程における、洗濯物に残留した洗剤分を除去
するすすぎの効果も充分に得られるようになる。
【0053】加えて、本構成のものの場合、「泡消しす
すぎの行程」においては、上述の動作(A動作)に、ド
ラム10を90°以上、360°以下の回転角度で回動
させる動作(B動作)を付加して実行するようにしてい
る。この付加して実行するドラム10の動作により、上
述の動作(A動作)ではドラム10の上部に付着して残
る泡を洗濯水W中に浸漬させ得るものであり、これによ
って、そのドラム10の上部に付着して残った泡Buも
消滅させることができるので、泡による弊害を一層生じ
ずに運転できるようになる。。
【0054】又、使用する洗剤の種類に応じて運転のコ
ースを設定することが可能なコース設定手段として「合
成洗剤」選択スイッチ51を具え、その「合成洗剤」選
択スイッチ51により「泡消しすすぎ」の行程を必要と
する洗剤の使用コースが設定されたことを条件に、「泡
消しすすぎ」の行程を実行するようにしている。これに
より、「泡消しすすぎ」の行程を必要とする状況(この
場合、使用する洗剤、特には非低発泡洗剤)に応じた、
確実な泡の消滅ができる。更に、この場合、「泡消しす
すぎ」の行程を必要としない状況(低発泡洗剤の適正な
使用)では、「合成洗剤」選択スイッチ51を操作しな
いことで、「泡消しすすぎ」の行程を無駄に実行するこ
とを避けることができる。
【0055】以上に対して、図12ないし図16は本発
明の第2及び第3実施例を示すもので、それぞれ、第1
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。
【0056】[第2実施例]図12ないし図14に示す
第2実施例においては、まず図12に示すように、熱交
換器30の背部にエアトラップ81を取付けている。こ
のエアトラップ81は、下部に第1の接続口82を有
し、この第1の接続口82を熱交換器30内に挿着して
該熱交換器30内と連通させ、ひいてはドラム10内と
連通させている。又、エアトラップ81は、上部に第2
の接続口83を有しており、この第2の接続口83をエ
アチューブ84を介して、前記水位センサ37と並設し
た圧力センサ85に接続している。
【0057】この構成で、前記ドラム10内、及びドラ
ム10外である水槽8内に泡が発生すると、その泡は水
槽8内から、これに下部の空気入口31で連通した熱交
換器30内に至り、更に、その熱交換器30内からエア
トラップ81の接続口82を通じエアトラップ81内に
至って、該エアトラップ81内の空気圧を上昇させる。
すると、そのエアトラップ81にエアチューブ84を介
して連通した圧力センサ85が応動し、泡検知信号を出
力する。従って、それらエアトラップ81、エアチュー
ブ84、及び圧力センサ85は泡検知手段として機能す
るものである。
【0058】なお、この泡検知手段の主体を成す圧力セ
ンサ85は、約数百〔Pa〕(参考値:数十〔mmH
O〕)程度の微小な空気圧の検知が可能なものであり、
水位センサ37がエアチューブ38及び図示しないエア
トラップを介して水槽8内(ドラム10内)の水位を同
様に空気圧により検知するのに対して、それより10倍
ほど感度の高いものである。
【0059】しかして、図13に示すように、この泡検
知手段の圧力センサ85の検知信号は、マイクロコンピ
ュータ73に入力され、マイクロコンピュータ73はそ
の入力並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基
づいて、図14に示す制御をするようになっている。
【0060】図14は前記「洗い」の行程の開始から
「脱水」の行程の開始までを表しており、この場合、マ
イクロコンピュータ73は、「洗い」の行程を開始(ス
テップS1)すると、ドラム10内の所定水位までの給
水(ステップS2)をし、更にドラム10の回転を開始
(ステップS3)させた後に、上記泡検知手段の圧力セ
ンサ85の出力を取り込んで、それが泡の異常発生レベ
ルであるか否か、すなわち、泡が異常発生したか否かの
判断をする(ステップS4)。
【0061】上記ステップS4で、泡が異常発生した
(YES)と判断されれば、その泡の異常発生の記憶を
し(ステップS5)、その後に、ドラム10を回転させ
続ける所定時間が経過したか否かの判断をする(ステッ
プS6)。又、この場合、ステップS4で、泡が異常発
生していない(NO)と判断されれば、ステップS5を
経ずにステップS6に進む。
【0062】ステップS6で、ドラム10を回転させ続
ける所定時間が経過していない(NO)と判断されれ
ば、ステップS4に戻る。これに対して、ステップS6
で、ドラム10を回転させ続ける所定時間が経過した
(YES)と判断されれば、ドラム10の回転を終了し
(ステップS7)、更にドラム10内及び水槽8内から
の排水を実行し(ステップS8)、「洗い」の行程を終
了する(ステップS9)。
【0063】その後、泡の異常発生の記憶があるか否か
の判断をし(ステップS10)、記憶がある(YES)
と判断されれば、「泡消しすすぎ」を実行し(ステップ
S11)、その後に「脱水」の行程を開始する(ステッ
プS12)。一方、ステップS10で、泡の異常発生の
記憶がない(NO)と判断されれば、ステップS11を
経ずにステップS12に進む。
【0064】すなわち、このものの場合には、「洗い」
の行程時にドラム10の内外の泡の異常発生が検知され
たときに、図10に示した順に行程を経、泡の異常発生
が検知されなかったときには、図9に示した順に行程を
経るものである。
【0065】このように本構成のものは、ドラム10の
内外における泡の異常発生を検知する泡検知手段として
エアトラップ81、エアチューブ84、及び圧力センサ
85を具え、マイクロコンピュータ73が、「洗い」の
行程時にドラム10の内外の泡の異常発生が検知された
ことを条件に、「泡消し」すすぎの行程を実行するよう
にしている。
【0066】このものでも、「泡消しすすぎ」の行程を
必要とする状況(この場合、「洗い」の行程時でのドラ
ム10の内外の泡の異常発生)に応じた、確実な泡の消
滅ができるものであり、又、「泡消しすすぎ」の行程を
必要としない状況(この場合、「洗い」の行程時でのド
ラム10の内外の泡の正常範囲の発生)では、泡検知手
段が泡の異常発生を検知しないことで、「泡消しすす
ぎ」の行程を無駄に実行することを避けることができ
る。なお、泡検知手段泡は、ドラム10内、ドラム10
外のいずれか一方のみの泡の異常発生を検知するもので
あっても良い。
【0067】[第3実施例]図15及び図16に示す第
3実施例においては、マイクロコンピュータ73が、ま
ず図15に示すように、洗いの行程の終了(ステップ1
11)後、「脱水」の行程を開始し(ステップS11
2)、ドラム10の回転及び排水を開始させる(ステッ
プS113)。この状況で、マイクロコンピュータ73
は、回転センサ75からの回転検知信号に基づき演算し
たドラム10の回転速度が所定の回転速度に達したか否
かの判断をする(ステップS114)。
【0068】図16はこのときのドラム10の回転モー
ドを示しており、マイクロコンピュータ73は、ドラム
10の回転速度を0から例えば100rpm、170r
pm、300rpm、600rpm、1000rpmと
段階的に上げるようになっている。上述のステップS1
14は、具体的には、その各段の回転速度にそれぞれ所
定時間内に達したか否かの判断をするもので、最初に
は、初段の回転速度(この場合、100rpm)に達し
たか否かの判断をする。
【0069】このステップS114で、所定の回転速度
に達した(YES)と判断されれば、その回転速度を所
定時間維持し(ステップS115)、その後にドラム1
0の回転速度を次段の回転速度目指して上昇させる(ス
テップS116)。この後、「脱水」の行程の設定時間
が経過したか否かの判断をし(ステップS117)、経
過していない(NO)と判断されれば、ステップS11
4に戻る。
【0070】これに対し、ステップS114で、所定の
回転速度に達していない(NO)と判断されれば、ドラ
ム10の回転及び排水を中断し(ステップS118)、
代わって「泡消しすすぎ」を実行する(ステップS11
9)。そして、その後にドラム10の回転及び排水を再
開し(ステップS120)、ステップS117に進む。
【0071】ステップS117で、「脱水」の行程の設
定時間が経過した(YES)と判断されれば、ドラム1
0の回転及び排水を終了し(ステップS121)、「脱
水」の行程を終了して(ステップS122)、「すす
ぎ」の行程を開始する(ステップS123)。
【0072】すなわち、このものの場合には、マイクロ
コンピュータ73が、「洗い」の行程の直後にドラム1
0を回転させる「脱水」の行程を実行すると共に、その
「脱水」の行程時にドラム10の回転速度が所定の回転
速度に達しないことが検知されたことを条件に、「泡消
しすすぎ」の行程を実行するようにしている。
【0073】前述のように、「洗い」の行程の直後の
「脱水」の行程時に、残った泡や、洗濯物から絞り出さ
れた洗剤液から新たに発生する泡が撹拌されると、その
泡がメレンゲ状から更に粘りのあるクリーム状に変化す
ることで、ドラム10の回転速度が上がらなくなる。
【0074】従って、その状況となったときにも泡の異
常発生があると判断しても良いものであり、よって、こ
の場合にも、「泡消しすすぎ」の行程を必要とする状況
(この場合、「脱水」の行程時でのドラム10内又はド
ラム10外の泡の異常発生)に応じた、確実な泡の消滅
ができるものであり、又、「泡消しすすぎ」の行程を必
要としない状況(この場合、「脱水」の行程時でのドラ
ム10内又はドラム10外の泡の正常範囲の発生)で
は、ドラム10の回転速度が正常に所定の回転速度に達
することで、「泡消しすすぎ」の行程を無駄に実行する
ことを避けることができる。
【0075】なお、本発明は上記し且つ図面に示した各
実施例にのみ限定されるものではなく、特に「泡消しす
すぎ」の行程におけるドラム10の回転速度、回転角度
のそれぞれ具体的数値等の点につき、要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のドラム式
洗濯機によれば、非低発泡洗剤を使用しても泡による弊
害を生じずに運転することができ、もって、非低発泡洗
剤の使用が問題なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す泡消しすすぎの行程
の動作モードを示す図
【図2】洗いの行程の終期から泡消しすすぎの行程にか
けてのタイムチャート
【図3】泡消しすすぎの行程のドラムの回転モードを部
分的に拡大して示すタイムチャート
【図4】ドラム式洗濯機全体の正面図
【図5】ドラム式洗濯機全体の破断側面図
【図6】ドラム式洗濯機全体の破断背面図
【図7】操作パネルの拡大正面図
【図8】電気的構成のブロック図
【図9】低発泡洗剤使用コースの行程図
【図10】非低発泡洗剤使用コースの行程図
【図11】泡の異常発生状況を示す水槽及びドラム部分
の縦断正面図
【図12】本発明の第2実施例を示す図6相当図
【図13】図8相当図
【図14】作用説明のためのフローチャート
【図15】本発明の第3実施例を示す図14相当図
【図16】脱水の行程におけるドラムの回転モードを示
す回転速度の経時変化図
【符号の説明】
10はドラム、16はモータ、36は給水弁、37は水
位センサ、42は給水弁、51は「合成洗剤」選択スイ
ッチ(コース設定手段)、73はマイクロコンピュータ
(制御手段、回転速度検知手段)、75は回転センサ、
81はエアトラップ(泡検知手段)、84はエアチュー
ブ(泡検知手段)、85は圧力センサ(泡検知手段)を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西脇 智 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 西村 博司 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 Fターム(参考) 3B155 AA03 BB12 CA02 JC12 KA25 KA33 LB18 LB19 MA01 MA02 MA06 MA07 MA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を洗剤及び洗濯水と共にドラム内
    に収容して、該ドラムを回転させることにより洗うよう
    にしたものにおいて、 制御手段を具え、この制御手段により、前記洗いの行程
    の直後に、ドラム内に洗いの行程の水位以上に洗濯水を
    供給して、ドラムを15rpm以下の回転速度、90°
    以下の回転角度で所定時間又は所定回数揺動させる泡消
    しすすぎの行程を実行するようにしたことを特徴とする
    ドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段が、泡消しすすぎの行程におい
    て、ドラムを90°以上、360°以下の回転角度で回
    動させる動作を付加して実行することを特徴とする請求
    項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 使用する洗剤の種類に応じて運転のコー
    スを設定することが可能なコース設定手段を具え、制御
    手段が、そのコース設定手段により泡消しすすぎの行程
    を必要とする洗剤の使用コースが設定されたことを条件
    に、泡消しすすぎの行程を実行することを特徴とする請
    求項1又は2記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 ドラム内又はドラム外の泡の異常発生を
    検知する泡検知手段を具え、制御手段が、洗いの行程時
    にドラム内又はドラム外の泡の異常発生が検知されたこ
    とを条件に、泡消しすすぎの行程を実行することを特徴
    とする請求項1又は2記載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 ドラムの回転速度を検知する回転速度検
    知手段を具え、制御手段が、洗いの行程の直後にドラム
    を回転させる脱水の行程を実行すると共に、その脱水の
    行程時にドラムの回転速度が所定の回転速度に達しない
    ことが検知されたことを条件に、泡消しすすぎの行程を
    実行することを特徴とする請求項1又は2記載のドラム
    式洗濯機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8370980B2 (en) * 2002-08-30 2013-02-12 Panasonic Corporation Drum type washing machine
US8381342B2 (en) * 2008-03-18 2013-02-26 General Electric Company Washing machine spray device and method
JP2021536290A (ja) * 2018-08-30 2021-12-27 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティドLg Electronics Inc. 洗濯機

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