JPH09226536A - 洗車装置 - Google Patents

洗車装置

Info

Publication number
JPH09226536A
JPH09226536A JP6735296A JP6735296A JPH09226536A JP H09226536 A JPH09226536 A JP H09226536A JP 6735296 A JP6735296 A JP 6735296A JP 6735296 A JP6735296 A JP 6735296A JP H09226536 A JPH09226536 A JP H09226536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cleaning
brush cleaning
brush
detergent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6735296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimifumi Miyao
公文 宮尾
Hirofumi Miyazaki
浩文 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MK Seiko Co Ltd filed Critical MK Seiko Co Ltd
Priority to JP6735296A priority Critical patent/JPH09226536A/ja
Publication of JPH09226536A publication Critical patent/JPH09226536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄水をスプレー銃より高圧吐出させるスプ
レー洗浄と、洗浄水を起泡させてブラシ洗浄具より吐出
させるブラシ洗浄とを可能とした洗車装置において、ブ
ラシ洗浄を実行する度にブラシに付着した汚れや泡を洗
い落とすことができるようにして、ブラシ洗浄具を清浄
な状態に維持し、次に使用する際に車体を汚したり傷つ
けたりすることのない装置を得る。 【構成】 ブラシ洗浄を実行可能な所定時間が経過する
手前で起泡洗剤から水の吐出に切り換えて、ブラシ洗浄
具に付着する洗剤の洗い流しを可能にする。また、ブラ
シ洗浄終了後のブラシ洗浄具を支持し少なくともブラシ
部を浸水させて収容し得るホルダー槽を備え、前記所定
時間が経過すると低圧の水を吐出するよう切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、装置本体より送水管
路を介して水または洗剤水からなる洗浄水を圧送し、洗
浄水をスプレー銃より高圧吐出させるスプレー洗浄と、
洗浄水をブラシ洗浄具より吐出させるブラシ洗浄とを可
能とした洗車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスプレー洗浄とブラシ洗浄とを
可能にした装置は、実公昭4−3666号公報に記載さ
れており公知である。また、特公平1−17890号公
報に記載されるように、ブラシ洗浄具より起泡させた洗
剤を吐出してブラシ洗浄を行う装置も公知である。
【0003】ところで、このような装置は、いわゆるコ
イン洗車場で使用されることが多く、来場した客がセル
フサービスで操作するため、ブラシ洗浄具の清浄な状態
を維持することが難しかった。すなわち、使用したブラ
シ洗浄具を洗う手段がなく、汚れや泡が付いたまま放置
されるため、次の使用者に不快感を与えるばかりか、ブ
ラシに泥や砂が付いていることもあり、そのようなブラ
シを使うことによって車体に傷をつけてしまう危険もあ
った。特に、上記実公昭4−3666号公報の装置のよ
うに、ブラシ洗浄具とスプレー銃とを持ち変えて使用す
るタイプの装置では、ブラシ洗浄具では専ら洗剤を吐出
し水の吐出はスプレー銃で行うので、ブラシの付着物が
洗い落とされることがなく、車体に汚れや傷をつける危
険性が高かった。
【0004】
【発明が解決すべき課題】この発明は、上記した問題点
に対処してなされたもので、課題とするところは、スプ
レー洗浄とブラシ洗浄とを可能にした装置において、ブ
ラシ洗浄を実行する度にブラシに付着した汚れや泡を洗
い落とすことができるようにして、ブラシ洗浄具を清浄
な状態に維持し、常に気持ち良く使用できると共に次に
使用する際に車体を汚したり傷つけたりすることのない
洗車装置が得られないか、という点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、装置本体よ
り送水管路を介して水または洗剤水からなる洗浄水を圧
送し、洗浄水をスプレー銃より高圧吐出させるスプレー
洗浄と、洗浄水をブラシ洗浄具より吐出させるブラシ洗
浄とを可能とした洗車装置であって、ブラシ洗浄具へ送
られる洗浄水へ空気を混入して起泡させる手段を備え、
起泡洗剤を用いてブラシ洗浄するタイプの洗車装置にお
いて、送水管路でブラシ洗浄具へ送る洗浄水を水または
洗剤水のいずれかに切り換える手段と、送水管路へ所定
時間洗浄水を送出させブラシ洗浄具を用いたブラシ洗浄
を可能にすると共に、このブラシ洗浄時には洗剤水を起
泡させて吐出させ、前記所定時間が経過する手前で水の
吐出に切り換えて、ブラシ洗浄具に付着する洗剤の洗い
流しを可能にするよう制御する手段とを備えて、上記課
題の解決をはかったものである。
【0006】また、装置本体より送水管路を介して水ま
たは洗剤水からなる洗浄水を圧送し、洗浄水をスプレー
銃より高圧吐出させるスプレー洗浄と、洗浄水をブラシ
洗浄具より吐出させるブラシ洗浄とを可能とした洗車装
置であって、ブラシ洗浄具へ送られる洗浄水へ空気を混
入して起泡させる手段を備え、起泡洗剤を用いてブラシ
洗浄するタイプの洗車装置において、送水管路でブラシ
洗浄具へ送る洗浄水を水または洗剤水のいずれかに切り
換える手段と、ブラシ洗浄時より低い送水圧で送水管路
へ水を送る低圧管路と、送水管路へ所定時間洗浄水を送
出させブラシ洗浄具を用いたブラシ洗浄を可能にすると
共に、このブラシ洗浄時には洗剤水を起泡させて吐出さ
せ、前記所定時間が経過すると前記低圧管路からの送水
に切り換えてブラシ洗浄具より一定時間だけ低圧の水を
吐出させるよう制御する手段と、ブラシ洗浄終了後のブ
ラシ洗浄具を支持し少なくともブラシ部を浸水させて収
容し得るホルダー槽とを備えて、上記課題の解決をはか
ったものである。
【0007】
【作用効果】これにより、ブラシ洗浄時には起泡洗剤を
吐出させ所定時間のブラシ洗浄を可能にする一方で、こ
の所定時間が経過する手前で水の吐出に切り換えてブラ
シ洗浄具に付着する洗剤の洗い流しを可能にするので、
ブラシ洗浄をしながら自動的にブラシ洗浄具に付着した
汚れや泡を洗い流すことができ、常にブラシ洗浄具を清
浄な状態に維持して気持ち良く使用できると共に、次に
使用する際に車体を汚したり傷つけたりすることがな
い。また、ブラシ洗浄の終わりに洗剤水を送る送水管路
に通水されて、管路内の洗剤分を排出することができる
ので、管路内に洗剤分が堆積されることがなく、管路詰
り等を防止し長期にわたり安定した使用ができる。しか
も、ブラシ洗浄の終わりに近付くと起泡洗剤が水に変わ
るため、作業しながらブラシ洗浄の終わりが視覚的に容
易に認識できるので、通常ブラシ洗浄の後に行われるス
プレー洗浄に備え、ブラシ洗浄具をスプレー銃に持ち変
える動作が円滑にできる。
【0008】なお、ブラシ洗浄終了前の洗剤の洗い流し
時間は、切換手段で洗剤水から水へ切り換えてから実際
にブラシ洗浄具で洗剤水が水に切り替わるまでの遅れ時
間を考慮し、この遅れ時間より長く設定すれば良い。こ
れにより、長い送水管路が設けられて切換操作から吐出
洗浄水が切り換えられるまでに長い遅れ時間が生じる場
合にも、この遅れ時間を予測して確実にブラシ洗いが可
能になる。また、ブラシ洗浄の終了後に所定時間のスプ
レー洗浄を行うようシーケンス制御すれば、ブラシ洗浄
具からスプレー銃に持ち変えるだけで、ブラシ洗浄によ
り車体に付着した洗剤をスプレー洗浄で洗い流すように
できる。
【0009】また、ブラシ洗浄時には起泡洗剤を吐出さ
せ所定時間のブラシ洗浄を可能にする一方で、この所定
時間が経過すると低圧管路からの送水に切り換えてブラ
シ洗浄具より一定時間だけ低圧の水を吐出させるので、
ブラシ洗浄終了後にブラシ洗浄具をホルダー槽に戻すよ
うにすれば、ブラシに付着した汚れや泡が槽内で遊離し
吐出される低圧水により溢流排出あるいは沈殿されるの
で、常にブラシ洗浄具を清浄な状態に維持して気持ち良
く使用できると共に、次に使用する際に車体を汚したり
傷つけたりすることがない。しかも、ブラシ洗浄の終了
後に洗剤水を送る送水管路に通水されて、管路内の洗剤
分を排出することができるので、管路内に洗剤分が堆積
されることがなく、管路詰り等を防止し長期にわたり安
定した使用ができる。これによりブラシ洗浄の終了後も
水の吐出が継続されることになるが、起泡洗剤の吐出が
停止し低圧の水吐出に切り替わるので、使用者は迷うこ
となくブラシ洗浄の終了が視覚的に容易に認識でき、通
常ブラシ洗浄の後に行われるスプレー洗浄に備え、ブラ
シ洗浄具をスプレー銃に持ち変える動作が円滑にでき
る。
【0010】ここで、ブラシ洗浄の終了後に所定時間の
スプレー洗浄を行うようシーケンス制御するものとし、
ブラシ洗浄終了後の作業者がブラシ洗浄具からスプレー
銃へ持ち変える間に、一定時間の低圧水の吐出を行うよ
うにすれば、ブラシ洗浄からスプレー洗浄へ遅滞なく円
滑に移行させることができ、しかも、この低圧水の吐出
とスプレー洗浄時の高圧水の吐出とを1台のポンプだけ
で行うことも可能となる。
【0011】また、装置本体側ではスプレー銃へ至る送
水管路とブラシ洗浄具へ至る送水管路とを共通1本と
し、この共通の送水管路を下流の洗車作業エリアにおい
て2方へ分岐させてスプレー銃とブラシ洗浄具とに接続
するようにすれば、装置本体から複数の洗車作業エリア
へ送水するような場合にも、各エリアに対し1本の送水
管路を配管するだけで良く、きわめて簡単に設置するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、その実施例について図面を基に説明す
る。図1は本発明一実施例の構成説明図で、ここでは、
送水管路31〜33へ水または洗剤水等(以下総称して洗
浄水という)を切り換えて圧送する装置本体1と、該本
体1と送水管路31〜33を介して接続し、洗浄水を高圧
吐出させるスプレー銃4と、先端に洗浄ブラシ6を備え
洗浄水を低圧吐出させるブラシ洗浄具5とを、適宜設け
た複数(本例では3台)の端末装置21〜23とからな
り、各端末装置21〜23で高圧のスプレー洗浄と前記洗
浄ブラシ6を用いたブラシ洗浄とを実行可能とした、コ
イン洗車場向けの洗車装置を例示している。
【0013】装置本体1には、給水管路7より送られる
水を貯える水タンク8、洗剤液を貯える洗剤タンク9、
水タンク8の水を加熱するボイラ10、送水管路31
洗浄水を圧送する高圧ポンプ11の他、以下の構成を備
えている。なお、ボイラ10は主に冬期に使用されるも
ので、冬期には温水を放出させて車体が凍り付くことを
防止すると共に、洗剤使用時の洗浄効果の維持をはかっ
ている。
【0014】12は水タンク8に貯えた水を電磁弁13
を介して高圧ポンプ11の吸込側へ送る水管路、14は
洗剤タンク9の洗剤をやはり電磁弁15を介して接続し
水管路12に設けた混合器16へ送る第1の洗剤管路、
17は電磁弁18を開くことにより高圧ポンプ11吐出
側の送水管路31の洗浄水の一部を水管路12へ帰還さ
せ送水管路31の水圧および水量を低下させる帰還管
路、19は洗剤タンク9と電磁弁20を介して接続し貯
えた洗剤を帰還管路17に設けた混合器21へ送る第2
の洗剤管路、22は高圧ポンプ11よりも低圧で送水す
る低圧ポンプ23を備え水タンク8の水を電磁弁24
a,24b,25を介して送水管路31側へ送出する凍
結防止管路である。第1の洗剤管路14は、スプレー洗
浄において洗剤水を高圧吐出させる場合に使用され、第
2の洗剤水管路19は、ブラシ洗浄において洗剤水を低
圧吐出させる場合に使用される。
【0015】凍結防止管路22は、低圧ポンプ23の下
流で三方へ分岐し、このうち分岐管路26a,26bは
それぞれ第1および第2の洗剤管路14,19へ接続
し、もう一方の分岐管路27が送水管路31へ接続して
いる。このうち、分岐管路26a,26bは主に洗剤管
路14,19のクリーニング用に設けられており、洗剤
の固化により電磁弁15,20や混合器16,21での
機能不良や管路詰りが生じるのを防止する目的を持つ。
なお、図1では主に一つの端末装置21へ接続する管路
だけを示しているが、高圧ポンプ11および各管路1
2,14,17,19,22はいずれも端末装置21
3に対応した数だけ分岐して設けられる。
【0016】装置本体1外において、28はエアー管路
で、空圧源29のエアー(圧縮空気)をブラシ洗浄具5
を備えた端末装置21,22へ供給する。端末装置23
高圧スプレー洗浄専用の端末であり、他の端末と同様に
ブラシ洗浄も可能にしたければ、図2のような端末配管
を追加してブラシ洗浄具5を接続すれば良い。
【0017】30は制御部で、端末装置21〜23に設け
られる端末制御部311〜313とデータ伝送ライン32
を介して接続され、端末装置21〜23で受け付けた洗車
入力に応じて高圧ポンプ11,低圧ポンプ23および電
磁弁13,15,18,20,24a,24b,25等
を制御し洗車動作を与える。制御部30で与える洗浄動
作は、予めプログラムされたシーケンスに従って実行さ
れ、例えば「スプレー洗浄2分〜ブラシ洗浄4分〜スプ
レー洗浄2分」といったように、スプレー銃4を使用し
たスプレー洗浄とブラシ洗浄具5を使用したブラシ洗浄
とを所定時間づつ組み合わせ、一連の動作として与えら
れる。また、制御部30では、図示しない温度センサー
で与える温度に基づき凍結防止措置の要否を判定し、必
要と認められれば低圧ポンプ23を駆動して凍結防止措
置を与える。
【0018】図2は端末装置21の構成を示す説明図で
ある。送水管路31からの水は、三方電磁弁34により
ポジションP1,P2のいずれかに切り換えられて、スプ
レー銃4へ至る第1の分岐送水管路35もしくはブラシ
洗浄具5へ至る第2の分岐送水管路36のいずれかに送
られる。第2の分岐送水管路36に送られる水は、三方
電磁弁37においてポジションP3,P4のいずれかに切
り換えられて、ブラシ洗浄具5へ送られるか排水管路3
8へ排出される。エアー管路28は、第2の分岐送水管
路34の三方電磁弁34,37間に接続され、電磁弁3
9を開くことにより第2の分岐送水管路36内へエアー
を導入する。
【0019】41はブラシ洗浄具5を先端の吐出口およ
びブラシ6から挿入させて保持するホルダー槽で、ブラ
シ洗浄具5のブラシ6を浸水させて清浄な状態に保つも
のである。42はオーバーフロー管で、所定水位を越え
てブラシ洗浄具5の吐出口から放水があると溢流させて
ホルダー槽41を所定水位に保っている。
【0020】端末制御部311には、洗車料金の投入,
洗車メニューの選択,洗車開始入力といった洗車入力を
受け付ける操作部44が接続され、この洗車入力がある
と、端末制御部311では、受け付けた洗車メニューを
含む洗車要求データを制御部30へ出力し、これに基づ
き装置本体1で洗車動作が開始されると、制御部30か
ら出力される制御信号に応じて三方電磁弁34,37お
よび電磁弁39を制御する。
【0021】図3は上記実施例における洗浄動作の一例
を示すタイムチャート図で、この図を用いて実施例の動
作を説明する。ここでは使用する端末の操作部44で
「スプレー洗浄〜ブラシ洗浄〜スプレー洗浄」の順でシ
ーケンスが設定された洗車メニューが選択され実行され
た場合を例としている。
【0022】作業者は、操作部44においてまず洗車
料金の投入と洗車メニューの選択を行い、この後スプレ
ー銃4を持って洗車開始入力をするように操作する。洗
車開始入力があると、装置本体1においてまず電磁弁1
3が開き一定時間t1遅れて高圧ポンプ11が駆動する
と共に、端末装置2では三方電磁弁34を第1の分岐送
水管路35側P1に開放させスプレー洗浄が開始され
る。遅れ時間t1は、ポンプ11の駆動に伴う圧力が電
磁弁13の開閉に影響を及ぼさないように考慮したもの
で、確実な弁の開閉を可能にしている。
【0023】こうしてスプレー洗浄が行われプログラ
ムされた所定時間に経過すると電磁弁18が開弁され、
スプレーの吐出圧が低下されスプレー洗浄を終了する。
電磁弁18の開弁と同時に電磁弁20が開弁され、送水
管路31側へタンク9の洗剤液を希釈した洗剤水が送ら
れ、所定の短時間(5〜10秒)の後に高圧ポンプ11
が停止され電磁弁13が閉じられて、スプレー銃4から
のスプレーが停止する。スプレー洗浄の停止時に電磁弁
18を開くのは、高圧スプレー状態からいきなりポンプ
11を停止するとスプレー銃4に強い反動が生じるた
め、まず電磁弁18を開き吐出圧を低下させてからポン
プ11を止めるようにし、スプレー銃4の操作性を向上
させる目的がある。また、電磁弁18と共に電磁弁20
を開き、次のブラシ洗浄工程に備えて送水管路31側へ
洗剤水を送り出しておくことにより、ブラシ洗浄工程の
開始と同時に洗剤水を吐出させることができる。
【0024】スプレー洗浄が終了すると、所定の短時
間をおいて三方電磁弁32を第2の分岐送水管路36側
2に開放させておく。ここで作業者はスプレー銃4か
らブラシ洗浄具5に持ち変えてから、操作パネル44に
おいて再度洗車開始入力を行えばブラシ洗浄工程を始め
ることができる。洗車開始入力があると、電磁弁13,
39を開き前記遅れ時間t1後にポンプ11を駆動す
る。ポンプ11が駆動されると、ステップで電磁弁1
8,20が開かれているため、送水管路31に洗剤水が
低圧で送られ分岐送水管路36へもたらされる。この管
路36では、三方電磁弁37が排水管路38側P4へ開
かれているので、エアー管路28からのエアーが導入さ
れ起泡された洗剤水が排水管路38へ排出される。所定
の待機時間t2が経過すると、三方電磁弁37が切り換
えられて起泡洗剤水がブラシ洗浄具5側へ送られ、ブラ
シ洗浄が開始される。ここで、開始当初の短時間の間は
起泡洗剤が排水管路38へ排出されるため、洗剤濃度や
エアーの混合が安定しないままブラシ洗浄具5より吐出
され、エアー圧で洗剤が飛散したり洗剤がボタボタと垂
れ落ちて作業者の着衣を濡らす等の不都合がない。
【0025】こうしてブラシ洗浄が行われ、プログラ
ムされた所定時間が経過するとポンプ11が停止されブ
ラシ洗浄が終了する。ここで、所定時間が経過するt3
+t4手前で電磁弁20を閉じて洗剤の供給を停止し、
更にt3手前で電磁弁39を閉じて洗剤起泡用のエアー
の供給を停止する。この時間t3は、装置本体1で電磁
弁20が開閉されてからブラシ洗浄具5で吐出される洗
浄水が実際に水と洗剤水との間で切り換えられるまでの
遅れ時間であり、送水管路3の長さに応じて予め設定さ
れている。また、時間t4は、ブラシ洗浄終了直前にブ
ラシ洗浄具5に付着する洗剤の洗い流しを可能にするた
めの時間であり、適宜定数(本例では30秒)で設定さ
れている。こうしてブラシ洗浄が終了すると、低圧ポン
プ23が駆動され凍結防止管路22を用いて所定時間t
5の管路クリーニングが行われる。端末では三方電磁弁
37が排水管路38側P3へ切り換えられ電磁弁39が
閉じられるため、低圧ポンプ23からの水は各管路に残
留した洗剤水を押し流して排水管路38へ排出される。
この管路クリーニング中、凍結防止管路22では、まず
電磁弁24bだけが開かれ液剤管路19を経由して帰還
管路17へ低圧水を送ることにより液剤管路19のクリ
ーニングを行い、遅れて電磁弁25を開いて低圧水の多
くを直接送水管路31へ送るように操作される。管路ク
リーニング開始後遅れ時間t1をおいて電磁弁13が閉
じられ、更に帰還管路17のクリーニングが済んだと思
われるタイミングで電磁弁18が閉じられる。
【0026】この後所定のクリーニング時間t5(本
例では30秒)が経過すると、ポンプ23が停止され電
磁弁24b,25が閉じられ、同時に三方電磁弁34を
切り換えてスプレー銃4側P1の管路を開く。作業者は
この間にブラシ洗浄具5からスプレー銃に持ち変えてか
ら、操作パネル44において洗車開始入力を行えばスプ
レー洗浄の工程を始めることができる。洗車開始入力が
あれば、ステップと同様にまず電磁弁13が開き遅れ
時間t1後に高圧ポンプ11が駆動されスプレー洗浄が
開始される。
【0027】こうしてスプレー洗浄が行われプログラ
ムされた所定時間が経過するとポンプ11が停止されス
プレー洗浄を終了する。ポンプ11停止から遅れ時間t
1後には電磁弁13が閉じ、一連の動作を終了する。
【0028】なお、図3において低圧ポンプ23および
電磁弁25のタイムチャートにおける点線部分は、凍結
防止措置中のものであり、高圧ポンプ11の休止時に低
圧ポンプ23が駆動され電磁弁25が開弁され、各ケー
スに応じて適宜にスプレー銃4,ブラシ洗浄具5もしく
は排水管路38のいずれかに吐出される。また、凍結防
止措置中において洗車動作が終了すると、電磁弁25が
開弁されると共に、三方電磁弁34が所定時間おきに切
り換えられて、低圧の凍結防止水がスプレー銃4とブラ
シ洗浄具5とへ交互に吐出され、送水管路31〜33から
スプレー銃4およびブラシ洗浄具5までの管路の凍結防
止がはかられる。
【0029】この実施例は以上のように構成されてお
り、ブラシ洗浄時には起泡洗剤を吐出させ所定時間のブ
ラシ洗浄を可能にする一方で、この所定時間が経過する
手前t3+t4で水の吐出に切り換えてブラシ洗浄具5に
付着する洗剤の洗い流しを可能にするので、ブラシ洗浄
をしながら自動的にブラシ洗浄具に付着した汚れや泡を
洗い流すことができ、常にブラシ洗浄具5を清浄な状態
に維持して気持ち良く使用できると共に、次に使用する
際に車体を汚したり傷つけたりすることがない。また、
ブラシ洗浄の終わりに洗剤水を送る送水管路3に通水さ
れて、管路3内の洗剤分を排出することができるので、
管路3内に洗剤分が堆積されることがなく、管路詰り等
を防止し長期にわたり安定した使用ができる。しかも、
ブラシ洗浄の終わりに近付くと起泡洗剤が水に変わるた
め、作業しながらブラシ洗浄の終わりが視覚的に容易に
認識できるので、通常ブラシ洗浄の後に行われるスプレ
ー洗浄に備え、ブラシ洗浄具5をスプレー銃4に持ち変
える動作が円滑にできる。
【0030】ここで、ブラシ洗浄終了前の洗剤の洗い流
し時間t3+t4は、電磁弁20を閉じて洗剤水から水へ
切り換えてから実際にブラシ洗浄具5で洗剤水が水に切
り替わるまでの遅れ時間t3を考慮し、この遅れ時間t3
よりt4だけ長く設定すれば良い。これにより、長い送
水管路3が設けられて切換操作から吐出洗浄水が切り換
えられるまでに長い遅れ時間t3が生じる場合にも、少
なくとも時間t4の間は確実にブラシ洗いが可能にな
る。
【0031】また、ブラシ洗浄時には起泡洗剤を吐出さ
せ所定時間のブラシ洗浄を可能にする一方で、この所定
時間が経過すると凍結防止管路22からの送水に切り換
えてブラシ洗浄具5より一定時間t5だけ低圧の水を吐
出させるクリーニング工程を行うので、ブラシ洗浄終了
後にブラシ洗浄具5をホルダー槽41に戻すようにすれ
ば、ブラシに付着した汚れや泡が槽41内で遊離し吐出
される低圧水により溢流排出あるいは沈殿されるので、
常にブラシ洗浄具5を清浄な状態に維持して気持ち良く
使用できると共に、次に使用する際に車体を汚したり傷
つけたりすることがない。しかも、前記時間t4に加え
てブラシ洗浄の終了後にも送水管路3に通水され、管路
内の洗剤分を完全に排出することができるので、管路3
内に洗剤分が全く堆積されることがなく、管路詰り等を
確実に防止する。これによりブラシ洗浄の終了後も水の
吐出が継続されることになるが、起泡洗剤の吐出が停止
し低圧の水吐出に切り替わるので、使用者はブラシ洗浄
の終了を視覚的に認識でき、通常ブラシ洗浄の後に行わ
れるスプレー洗浄に備え、ブラシ洗浄具5をスプレー銃
4に持ち変える動作が円滑にできる。
【0032】また、装置本体1側ではスプレー銃4へ至
る送水管路とブラシ洗浄具5へ至る送水管路とを共通1
本とし、この共通の送水管路3を下流の洗車作業エリア
において2方へ分岐させてスプレー銃4とブラシ洗浄具
5とに接続するようにしており、装置本体1から複数の
洗車作業エリアへそれぞれ1本の送水管路を配管するだ
けで良く、設置がきわめて簡単になる。
【0033】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々
の実施例が考えられる。例えば、装置本体1に1組のス
プレー銃4とブラシ洗浄具5だけが接続された装置にも
当然に適用可能であるし、洗浄水として水や洗剤水の他
にワックス水や消泡剤入りトリートメント液等を吐出す
る装置も公知であり、これら公知の装置いずれにも適用
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成説明図である。
【図2】実施例要部の構成説明図ある。
【図3】実施例の動作の一例を説明するタイムチャート
図である。
【符号の説明】
1 装置本体 31〜33 送水管路 4 スプレー銃 5 ブラシ洗浄具 6 洗浄ブラシ 11 高圧ポンプ 20 洗浄水の切換手段たる電磁弁 28 エアー管路 30 制御部 34 三方電磁弁 35 第1の分岐送水管路 36 第2の分岐送水管路 37 三方電磁弁 41 ホルダー槽

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体より送水管路を介して水または
    洗剤水からなる洗浄水を圧送し、洗浄水をスプレー銃よ
    り高圧吐出させるスプレー洗浄と、洗浄水をブラシ洗浄
    具より吐出させるブラシ洗浄とを可能とした洗車装置で
    あって、ブラシ洗浄具へ送られる洗浄水へ空気を混入し
    て起泡させる手段を備え、起泡洗剤を用いてブラシ洗浄
    するタイプの洗車装置において、 送水管路でブラシ洗浄具へ送る洗浄水を水または洗剤水
    のいずれかに切り換える手段と、送水管路へ所定時間洗
    浄水を送出させブラシ洗浄具を用いたブラシ洗浄を可能
    にすると共に、このブラシ洗浄時には洗剤水を起泡させ
    て吐出させ、前記所定時間が経過する手前で水の吐出に
    切り換えて、ブラシ洗浄具に付着する洗剤の洗い流しを
    可能にするよう制御する手段とを備えたことを特徴とす
    る洗車装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗車装置において、制御
    手段における前記所定時間手前のブラシ洗浄具に付着す
    る洗剤の洗い流し時間は、前記切換手段で洗剤水から水
    へ切り換えてから実際にブラシ洗浄具で洗剤水が水に切
    り替わるまでの遅れ時間を考慮し、この遅れ時間より長
    く設定されていることを特徴とする洗車装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の洗車装置において、制御
    手段では、ブラシ洗浄の終了後に所定時間のスプレー洗
    浄を行うようシーケンス制御することを特徴とする洗車
    装置。
  4. 【請求項4】 装置本体より送水管路を介して水または
    洗剤水からなる洗浄水を圧送し、洗浄水をスプレー銃よ
    り高圧吐出させるスプレー洗浄と、洗浄水をブラシ洗浄
    具より吐出させるブラシ洗浄とを可能とした洗車装置で
    あって、ブラシ洗浄具へ送られる洗浄水へ空気を混入し
    て起泡させる手段を備え、起泡洗剤を用いてブラシ洗浄
    するタイプの洗車装置において、 送水管路でブラシ洗浄具へ送る洗浄水を水または洗剤水
    のいずれかに切り換える手段と、ブラシ洗浄時より低い
    送水圧で送水管路へ水を送る低圧管路と、送水管路へ所
    定時間洗浄水を送出させブラシ洗浄具を用いたブラシ洗
    浄を可能にすると共に、このブラシ洗浄時には洗剤水を
    起泡させて吐出させ、前記所定時間が経過すると前記低
    圧管路からの送水に切り換えてブラシ洗浄具より一定時
    間だけ低圧の水を吐出させるよう制御する手段と、ブラ
    シ洗浄終了後のブラシ洗浄具を支持し少なくともブラシ
    部を浸水させて収容し得るホルダー槽とを備えたことを
    特徴とする洗車装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の洗車装置において、制御
    手段では、ブラシ洗浄の終了後に所定時間のスプレー洗
    浄を行うようシーケンス制御するものとし、ブラシ洗浄
    終了後の作業者がブラシ洗浄具からスプレー銃へ持ち変
    える間に、前記一定時間の低圧水の吐出を行うように制
    御することを特徴とする洗車装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または4いずれかに記載の洗車
    装置において、装置本体側ではスプレー銃へ至る送水管
    路とブラシ洗浄具へ至る送水管路とを共通1本の管路と
    し、この共通の送水管路は下流の洗車作業エリアにおい
    て2方へ分岐されてスプレー銃とブラシ洗浄具とに接続
    されるようにしたことを特徴とする洗車装置。
JP6735296A 1996-02-27 1996-02-27 洗車装置 Pending JPH09226536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6735296A JPH09226536A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 洗車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6735296A JPH09226536A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 洗車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09226536A true JPH09226536A (ja) 1997-09-02

Family

ID=13342551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6735296A Pending JPH09226536A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 洗車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09226536A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017087809A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 株式会社ダイフク 洗車機および水抜き制御方法
JP2021087912A (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 Jr東日本コンサルタンツ株式会社 洗浄装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017087809A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 株式会社ダイフク 洗車機および水抜き制御方法
JP2021087912A (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 Jr東日本コンサルタンツ株式会社 洗浄装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020002989A1 (en) Vehicle wash system including a variable speed single pumping unit
JPH09226536A (ja) 洗車装置
JP3512289B2 (ja) 洗車装置
JPH07265815A (ja) スプレー洗浄装置
JP3098706B2 (ja) 洗車装置
JP3512555B2 (ja) 洗車装置
JP4136115B2 (ja) スプレー洗浄装置
JP4058016B2 (ja) 洗車機
JP4076941B2 (ja) 洗車機
JP2823444B2 (ja) 洗浄装置
JPH09104325A (ja) スプレー洗浄装置
JP4621392B2 (ja) システム洗車機
JPH081165Y2 (ja) 洗車装置
JP2937812B2 (ja) システム洗車機
JPH0233537B2 (ja) Senshakiniokerutoketsuboshihoho
JP2527127B2 (ja) スプレ―洗浄装置
JPH0236423B2 (ja) Senshakinotoketsuboshihoho
JP2707179B2 (ja) 洗車方法
JPH08142806A (ja) 洗車方法および装置
JPH0227179B2 (ja)
JP2596338Y2 (ja) 洗車装置
JP2004189044A (ja) 洗車機
JP2000139548A (ja) 自動洗髪機
JPH037247Y2 (ja)
JP2000139550A (ja) 自動洗髪機