JP2527127B2 - スプレ―洗浄装置 - Google Patents

スプレ―洗浄装置

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JP2527127B2 JP5100347A JP10034793A JP2527127B2 JP 2527127 B2 JP2527127 B2 JP 2527127B2 JP 5100347 A JP5100347 A JP 5100347A JP 10034793 A JP10034793 A JP 10034793A JP 2527127 B2 JP2527127 B2 JP 2527127B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗浄水をポンプで圧
送し手元弁付きのスプレーガンにより噴射させる方式の
スプレー洗浄装置に関し、特に洗剤等の液剤を洗浄水へ
混入させてスプレーできるようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗浄水を貯える貯水部からス
プレーガンへ至る洗浄水管路に高圧ポンプを備え、洗浄
水をポンプで圧送しスプレーガンより噴射させて洗浄に
供するスプレー洗浄装置であって、洗剤等の液剤を貯え
る液剤タンクと、該液剤タンクから洗浄水管路へ液剤を
流下させる液剤管路とを備え、液剤タンクより液剤を洗
浄水に混入させ、液剤混合水を噴射できるタイプのスプ
レー洗浄装置が知られている。この液剤の混合方法とし
ては、特開昭60−150489号公報に見られるよう
に洗浄水管路のポンプ吐出側へ液剤管路を接続する方法
と、実開昭51−20367号公報に記載されるように
洗浄水管路のポンプ吸込側へ液剤管路を接続する方法と
が知られている。
【0003】ところで、上記前者の方法では、ポンプ吐
出側の高圧下で液剤を混合させなければならず、別個に
液剤給送用のポンプを用いるかポンプ吐出圧を下げて液
剤を混合させなければならなかった。すなわち、水流中
に液剤を混入させるには通常、流路を部分的に絞りこの
絞り部分の下流に負圧を発生させて液剤を吸い込ませる
方法がとられるが、高圧下にあって流路を絞ると大きな
管路抵抗となって吐出効率を著しく低下させるばかりか
ポンプにも大きな負担をかけることになるので、ポンプ
吐出側で液剤を混合させるには、液剤を別個のポンプで
給送して極端な絞り部を形成しないようにするか、また
は特公昭59−41796号公報に見られるように液剤
を混合する管路を別に設けた上でポンプの吐出圧をかな
り低下させて混合させなければならなかった。また、ポ
ンプ駆動中にスプレーガンで手元弁が閉じられると洗浄
水が液剤管路側へ逆流するため、必ず逆止弁を設けて逆
流を防止しなければならないなど構造が複雑になる不都
合があった。
【0004】これに対し、上記後者の方法ではポンプ吸
込側で液剤を混合させるため、液剤を吸い込むための負
圧を発生させることが容易にでき、別個にポンプを使用
することなく良好に液剤の混合ができ、しかも高圧のま
ま液剤混合水を噴射できる利点がある。しかしこの反
面、液剤混合水の噴射中にスプレーガンで手元弁が閉じ
られると、液剤管路から洗浄水管路へ液剤が供給される
一方で、洗浄水管路の洗浄水はアンローダバルブを介し
てポンプ吸込側へ帰還されることとなり、不必要に洗剤
が消費されたり洗浄水管路に濃度の高い液剤を滞留させ
る結果となり、管路詰りの原因となる問題があった。ま
た特に、図1に示したように手元弁4の閉弁に伴い洗浄
水が貯水部6へ帰還されるような場合には、貯水部の洗
浄水に液剤を混入させてしまう不都合がある。
【0005】また、液剤混合水を使用した後、通常は洗
浄面に付着した液剤を洗い流す必要があるが、従来の装
置では液剤混合水と通常の洗浄水との切換を装置本体で
行うようになっており、作業中に装置本体まで行って洗
浄水の切換操作をしなければならない煩わしさがあっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
の課題とするところは、ポンプ吸込側で液剤を混合させ
る構成を採用して、別個にポンプを必要とせずに液剤の
混合を可能にして高圧のまま液剤混合水を噴射できると
共に、不必要な液剤の消費がなく管路詰りの心配もない
装置を提供することにある。また、スプレーガンにおけ
る手元弁の操作のみにより液剤混合水から通常の洗浄水
への切換を可能にし、便利に能率良く使用できる装置を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、洗浄水を貯
える貯水部からスプレーガンへ至る洗浄水管路に高圧ポ
ンプを備え、洗浄水をポンプで圧送し手元弁付きのスプ
レーガンより噴射させて洗浄に供するスプレー洗浄装置
において、前記ポンプの吐出側管路の水圧に応じて開弁
されるアンローダバルブと、該アンローダバルブにより
開路され前記ポンプより吐出された洗浄水を前記ポンプ
の吸込側へ帰還させる帰還管路と、前記手元弁の開閉を
検出するスイッチ手段と、前記洗浄水管路のポンプ吸込
側へ接続し洗剤等の液剤を洗浄水へ混入させる液剤管路
と、該液剤管路を開閉する電磁弁と、液剤混合水の噴射
に際しては前記電磁弁を開いて洗浄水に前記液剤を混入
させ、液剤混合水の噴射中に前記スイッチ手段で手元弁
が閉じられたことを検出すると前記電磁弁を閉じるよう
に制御し、この後所定時間以内に手元弁が再開されたこ
とを検出すると前記電磁弁を閉じたまま洗浄水を噴射さ
せ、前記所定時間以上にわたり手元弁が閉じられたまま
のとき前記ポンプを停止するように制御する手段とを備
えて、上記課題の解決をはかったものである。
【0008】また、上記のスプレー洗浄装置において、
前記帰還管路から分岐し洗浄水を装置外へ排出させる排
出管路と、前記アンローダバルブより帰還管路へ導入さ
れる洗浄水を帰還管路に沿って還流させるか前記排出管
路へ排出させるかいずれかに切り換える管路切換手段と
を備え、前記制御手段では、液剤混合水の噴射中に前記
スイッチ手段で手元弁が閉じられたのを検出すると、前
記電磁弁を閉じると共に、前記管路切換手段を作動させ
て所定時間だけ前記排出管路より洗浄水を排出させるよ
うに制御することにより、液剤混合水の噴射中に手元弁
が閉じられたときの管路に残留する液剤を速やかに排出
することができる。
【0009】
【実施例】以下その具体例について図面を基に説明す
る。図1は本発明一実施例の構成説明図で、1はスプレ
ー洗浄装置本体で、ホース2を延出させその先端にスプ
レーガン3を備えている。このスプレーガン3には手元
弁4が備えられ、レバー5により任意に開閉操作が可能
である。6は前記本体内に備えられる温水装置で、その
内部にはボールタップ7により常に一定水位の水が貯え
られ、バーナ8を運転することによりこの水を加熱す
る。9はモータ10により駆動されるポンプで、吸入側
は管路11を介して前記温水装置6と、吐出側は管路1
2を介して前記ホース2とそれぞれ連通し、温水装置6
内の水もしくは温水を圧送し、前記スプレーガン3より
噴射させる。
【0010】13は洗剤液を貯える洗剤タンクで、管路
14を介して前記管路11に備えられる混合器15と連
通しており、この混合器15では管路11を流れる水に
管路14より送られて来る洗剤液を混合させる。16は
管路14に設けられる電磁弁、17は同じく管路14に
設けられる流量調節弁で、電磁弁16を開くことにより
スプレーガン3より噴射する洗浄水を洗剤混合水とし、
閉じることにより洗浄水をただの水もしくは温水として
おり、また調節弁17により前記洗剤混合水の洗剤濃度
を調節する。
【0011】18は前記ポンプ吐出側管路12に備えら
れるアンローダバルブで、ポンプ9の駆動中に手元弁4
が閉じられる等してポンプ9の吐出側の水圧が通常の洗
浄で使用される吐出圧(本例では約70kg/cm2)を上回
る高圧(本例では80〜90kg/cm2)に達すると開弁さ
れ、水圧が所定の低圧(本例では10〜20kg/cm2)以
下に降下するまで開弁を保持するよう動作するもので、
開弁により洗浄水は帰還管路19を介して前記温水装置
6へ帰還される。
【0012】20は帰還管路19より分岐し前記本体1
外へ開口する排出管路、21・22は管路19及び管路
20に設けられる電磁弁で、常時は21が開弁、22が
閉弁された状態にあり、洗浄水を温水装置6へ帰還させ
るよう管路19を形成している。ここで、アンローダバ
ルブ18の開弁の際に洗浄水が前記電磁弁16を開弁し
て洗剤水とされている場合は、洗剤水が温水装置6内に
混入されないよう、弁21を閉じ、弁22を開いて洗剤
水を本体1外へ排出するよう管路の切換えを行なう。
【0013】25は前記帰還管路19に備えられる検出
手段たる圧力スイッチで、ポンプ9の駆動中に手元弁4
が閉じられる等して前記アンローダバルブ18が開弁
し、洗浄水の大部分が帰還管路19へ流れ込んで所定圧
以上(本例では10〜20kg/cm2)の通水が生じたのを
検出する。26は帰還管路19の圧力スイッチ25より
下流に位置して設けられる流量絞り部で、オリフィス等
により適宜管路抵抗を与えて圧力スイッチ25の作動を
確実なものとする。
【0014】23は前記吐出側管路12に前記アンロー
ダバルブ18により開放される帰還管路19への分岐点
より下流に位置して設けられる逆止弁、24は該逆止弁
23より更に下流に位置して吐出側管路12内の圧力を
検出する圧力スイッチで、ポンプ9の駆動に伴い吐出さ
れる洗浄水が所定圧(前記した通常の洗浄時の水圧より
低く、本例では20〜50kg/cm2)に至ったのを検出す
る。
【0015】以上の構成を有する洗浄装置において、ポ
ンプ9が駆動しスプレーノズル3の手元弁4が開弁され
るとスプレー洗浄が開始され、その噴射される洗浄水
は、温水装置6においてバーナ8を運転しなければ冷
水、運転すれば温水、更に電磁弁16を開けば洗剤水と
なる。ポンプ9の駆動中、手元弁4が閉じられると、吐
出側管路12内の洗浄水圧が上昇しアンローダバルブ1
8が押し開かれ、洗浄水は帰還管路19により温水装置
6内へ戻される。更にこの状態で手元弁4が再び開弁さ
れると、洗浄水はスプレーガン3側に開放されアンロー
ダバルブ18を開弁していた水圧が急激に失われてアン
ローダバルブ18が閉じ、スプレー洗浄が再開される。
【0016】圧力スイッチ25は、ポンプ9駆動中に手
元弁4が閉じられアンローダバルブ18が開弁されて、
ポンプ9からの全洗浄水が帰還管路19内に流れること
によってON状態となり、手元弁4が再開されアンロー
ダバルブ18が閉じると、これに応じてOFF状態とな
る。従って、圧力スイッチ25は、ポンプ9駆動中の手
元弁4の開閉に応じてON/OFFされることになる。
【0017】一方、圧力スイッチ24は、ポンプ9の駆
動に伴う洗浄水の吐出圧を検出してON状態となり、途
中で手元弁4が閉じられアンローダバルブ18が開いた
後も、逆止弁23により該弁23の下流の管路内は蓄圧
された状態となりON状態が保持される。従って圧力ス
イッチ24は、ポンプ9の駆動停止後に手元弁4が開か
れて、逆止弁23下流の管路がスプレーガン3において
開放されるまでOFFされることはない。
【0018】図2は上記実施例の制御系を示すブロック
図である。30は洗浄装置本体1の前面に設けられる操
作パネルで、電源スイッチ31のほか、洗浄の開始又は
終了の操作を行なう運転キー32、スプレーしている洗
浄水の区別を点灯表示するLED33−1〜3より成る
表示部34が備えられている。
【0019】35は制御部で、操作パネル30及び前記
圧力スイッチ24・25からの信号に応じて各部の制御
を行なうもので、温水装置6におけるバーナ8の駆動回
路36、ポンプ9の駆動回路37、電磁弁16の駆動回
路38、電磁弁21・22の駆動回路39、表示部34
の駆動回路40、及び制御回路41から成っている。制
御回路41は、入出力回路42・CPU43及びメモリ
回路44から成り、いわゆるマイクロコンピュータを構
成している。
【0020】図3は上記実施例のメモリ回路44に書き
込まれたプログラムの概要を表すフローチャート図、図
4はポンプ9及び圧力スイッチ24・25それぞれの作
動状態を表すタイムチャート図で、以下この両図を基に
実施例の具体的動作を説明する。
【0021】操作パネル30において電源ONされると
プログラムスタートする。操作パネル30において運転
キー32が押されると(1)、ポンプ9を駆動すると共に
表示部34においてLED33−1を点灯し(2)、まず
冷水スプレーのモードで運転を開始する。
【0022】次に圧力スイッチ24・25の状態をモニ
タし、スプレーガン3において手元弁4が開弁されてス
プレー洗浄が開始されたか否かを確認する(3)。すなわ
ち、ポンプ9が起動すると圧力スイッチ24がONに転
じ、更に作業開始前で手元弁4が閉じられているとアン
ローダバルブ18が押し開かれて圧力スイッチ25がO
Nに転じる。この状態で手元弁4が開かれると、アンロ
ーダバルブ18が閉じて圧力スイッチ25がOFFに転
じるのである。
【0023】こうしてステップ(3)で手元弁4の開弁が
一旦確認されると、引き続いて圧力スイッチ24・25
の状態をモニタし手元弁4が閉弁されたか否かを監視す
る(4)。すなわち、手元弁14が閉じられアンローダバ
ルブ18が開弁して圧力スイッチ25がONに転じるの
を検出する。
【0024】ステップ(4)で手元弁4が閉じられたのを
検出すると、洗浄水が洗剤水である洗剤モードで成され
ていたか否かを確認し(5)、洗剤モードであれば電磁弁
16を閉じると共に一定時間T0(本例では2〜3秒)
の間だけ電磁弁21を閉じ、電磁弁22を開いて(6)、
前記帰還管路19へ流入した洗剤水を管路20より本体
1外へ排出する。
【0025】更に、ステップ(4)で手元弁4が閉弁され
た時点からタイムカウントを始め、一定時間T1(本例
では2〜3秒)の間に圧力スイッチ25の状態に変化が
生じたか否か、すなわち手元弁4が再び開弁されて圧力
スイッチ25がOFFに転じたか否かを監視する(7)。
【0026】ここで、変化が認められれば、洗剤水の切
換命令有りと判断して、ステップ(8)(9)においてそれ
まで噴射していた洗浄水が水・温水又は洗剤水のいずれ
であったかを確認し、冷水モードであれば温水装置6の
バーナ8を運転して温水モードに切換え(10)、温水モー
ドであれば更に電磁弁16を開いて洗剤モードに切換え
(11)、洗剤モードであればバーナ8の運転を停止すると
共に電磁弁6を閉じて冷水モードに切換える(12)、とい
ったように動作し、それぞれ洗浄水を切り換えてスプレ
ー洗浄が再開される。
【0027】前記ステップ(7)で変化が認められなけれ
ば、更に一定時間T2(本例ではT1+T2=10秒)待
機し(13)、この間に手元弁4が開かれるといった操作が
一度もなければポンプ9の運転を停止する(14)。一方そ
の間に手元弁4が開かれて圧力スイッチ25がOFFに
転じれば、まずそれまで実行していたモードを確認し(1
5)、洗剤モードであればステップ(6)で閉じられている
電磁弁16を開く(16)よう動作してステップ(3)へリタ
ンし、それまで行なっていたモードのまま洗浄を再開す
る。
【0028】ステップ(14)においてポンプ停止後、更に
一定時間T3(本例では3分)の間何の変化もなく放置
されるか(17)、操作パネル30において運転キー32が
押されると(18)、洗浄作業終了と判断して表示部34の
LED33を消灯しバーナ8を停止、電磁弁16を開き
(19)リタンする。一方、前記T3の間に開弁されると、
これを圧力スイッチ24で検出して(20)、ポンプ9を駆
動し(21)ステップ(15)(16)を介してステップ(3)よりそ
れ以前に行なっていたモードのまま洗浄を開始する。
【0029】尚、ステップ(20)では、ポンプ9の停止に
より圧力スイッチ25はOFFされている一方で、圧力
スイッチ24は逆止弁23の作用で逆止弁23下流の管
路に洗浄水圧が蓄圧されON状態に保持されており、手
元弁4が開弁され、前記蓄圧された水圧がスプレーガン
3より開放されて圧力スイッチ24がOFFに転じるの
を検出している。
【0030】上記のごとく、本実施例では2個の圧力ス
イッチ24・25をモニタすることにより、各状態での
手元弁4の開閉操作を検出し、これにより使用者の命令
を判断して、ポンプ9のON/OFFをはじめ、洗浄水
の切換えを行なっている。すなわち、洗浄中に手元弁4
が閉じられ一定時間T1以内に手元弁4が再び開弁され
れば、洗浄水切換命令と判断して洗浄水の切換えを行な
い、前記T1以内に開弁されなければ待機中と判断し、
それまでの洗浄水のモードを切換えることなく再動作可
能な状態でT2+T3の間待機する。待機時間中、T2
け経過するとポンプ9を停止して、動力の節減を計って
いる。
【0031】なお、上記実施例ではアンローダーバルブ
18と逆止弁23とを別々に設けた例を示したが、逆止
弁構造を具備した公知の調圧機能付きアンローダバルブ
を用いれば、改めて逆止弁23を設ける必要がない。ま
た実施例では、手元弁4の開閉を検出する手段として帰
還流路19の水圧上昇によりアンローダバルブの開閉状
態を検知する圧力スイッチ25を用いたが、この他にも
例えばアンローダバルブ18が開くときの機械動作を検
出するマイクロスイッチ等を用いることができる。
【0032】
【発明の効果】このように本発明によれば、液剤混合水
の噴射中にスプレーガンの手元弁が閉じられると、スイ
ッチ手段でアンローダバルブの開閉状態を介してこれを
検出し、電磁弁を閉じて液剤管路からの液剤の流出を止
めるので、噴射停止中に液剤を無駄に消費することがな
く、また液剤の流出に伴う管路詰りの不都合を解消し、
経済的に安定した使用ができる。なお、液剤管路の電磁
弁は通常の洗浄水と液剤混合水との切換に使用されるも
のであり、液剤の流出防止のために改めて設けられる必
要がないなど、この発明は追加設備の少ない安価な装置
で実施可能である。
【0033】更に、液剤混合水の噴射中にスプレーガン
の手元弁が閉じられから所定時間以内に手元弁が再開さ
れたことを検出すると、電磁弁を閉じたまま洗浄水を噴
射させて液剤混合水から通常の洗浄水に切り換えられる
ので、作業者は、液剤混合水を使用した作業を終えて洗
浄面をすすぎ洗いしたい場合に、手元弁を所定時間のう
ちに開閉操作することによって容易に液剤混合水から通
常の洗浄水に切り換えることができ、従来のように装置
本体まで行って切換操作する手間がなく便利に能率良く
使用することができる。しかも、手元弁が閉じられて所
定時間以上放置されると今度はポンプが自動的に停止さ
れるから、スプレーしないままポンプが必要以上に駆動
される無駄がない。このように、本発明によれば、液剤
を使用したスプレー洗浄を無駄なく効率良く実施できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の構成説明図である。
【図2】実施例の制御系を示すブロック図である。
【図3】実施例の動作プログラムの概要を示すフローチ
ャート図である。
【図4】実施例の作動を表すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置本体 3 スプレーガン 4 手元弁 9 ポンプ 14 液剤管路 16 電磁弁 18 アンローダバルブ 19 帰還管路 20 排出管路 21・22 管路切換手段たる電磁弁 25 スイッチ手段たる圧力スイッチ 35 制御手段たる制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−70487(JP,U) 実開 昭51−36101(JP,U) 特公 平6−9678(JP,B2) 実公 昭62−18308(JP,Y2) 実公 平3−26957(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水を貯える貯水部からスプレーガン
    へ至る洗浄水管路に高圧ポンプを備え、洗浄水をポンプ
    で圧送し手元弁付きのスプレーガンより噴射させて洗浄
    に供するスプレー洗浄装置において、前記ポンプの吐出
    側管路の水圧に応じて開弁されるアンローダバルブと、
    該アンローダバルブにより開路され前記ポンプより吐出
    された洗浄水を前記ポンプの吸込側へ帰還させる帰還管
    路と、前記手元弁の開閉を検出するスイッチ手段と、前
    記洗浄水管路のポンプ吸込側へ接続し洗剤等の液剤を洗
    浄水へ混入させる液剤管路と、該液剤管路を開閉する電
    磁弁と、液剤混合水の噴射に際しては前記電磁弁を開い
    て洗浄水に前記液剤を混入させ、液剤混合水の噴射中に
    前記スイッチ手段で手元弁が閉じられたことを検出する
    と前記電磁弁を閉じるように制御し、この後所定時間以
    内に手元弁が再開されたことを検出すると前記電磁弁を
    閉じたまま洗浄水を噴射させ、前記所定時間以上にわた
    り手元弁が閉じられたままのとき前記ポンプを停止する
    ように制御する手段とを備えたことを特徴とするスプレ
    ー洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスプレー洗浄装置におい
    て、前記帰還管路から分岐し洗浄水を装置外へ排出させ
    る排出管路と、前記アンローダバルブより帰還管路へ導
    入される洗浄水を帰還管路に沿って還流させるか前記排
    出管路へ排出させるかいずれかに切り換える管路切換手
    段とを備え、前記制御手段では、液剤混合水の噴射中に
    前記スイッチ手段で手元弁が閉じられたのを検出する
    と、前記電磁弁を閉じると共に、前記管路切換手段を作
    動させて所定時間だけ前記排出管路より洗浄水を排出さ
    せるように制御することを特徴とするスプレー洗浄装
    置。
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