JP3512555B2 - 洗車装置 - Google Patents

洗車装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送水管路からの洗浄
水を洗浄銃より高圧スプレーさせるスプレー洗浄と、送
水管路からの洗浄水をブラシ洗浄具より低圧吐出させる
ブラシ洗浄とを可能とした洗車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスプレー洗浄とブラシ洗浄とを
可能にした装置は、実公4−3666号公報に記載さ
れており公知である。この従来の装置では、ブラシ洗浄
具の先端より低圧の水もしくは洗剤水を吐出しながらブ
ラッシングするものであるが、ブラッシングに伴い水が
飛散して作業者の着衣を濡らし易いといった不都合が見
られ、またこれに対処して水量を減らすと車体に付着し
た砂粒が流れ落ちずにブラシに付着して洗車キズの原因
になる問題があった。
【0003】また、特公平2−36422号公報に記載
されるように、装置本体から送水管路を介して複数の洗
車エリアへ水または洗剤水を圧送し、洗車エリアではそ
れぞれ送水管路からの洗浄水を洗浄銃より高圧スプレー
させるスプレー洗浄を可能にした装置が知られている。
この種の装置は、近年増加するコイン洗車場向けに普及
してきており、複数の洗車エリアでの洗車を可能にしな
がら洗剤補充等の保守管理を装置本体1ヵ所でできるな
どの利点がある。しかし、この種の装置はスプレー洗浄
しか提供することができず、車体にこびり付いた汚れを
十分に洗い落とすことができないといった不都合があっ
た。従って、洗車エリアで上記ブラシ洗浄をも可能にす
ることが考えられるのであるが、単に実公4−366
6号の方式を応用したのでは、スプレー洗浄用の管路と
ブラシ洗浄用の管路とを洗車エリア毎に配管することと
なり、管路がきわめて複雑なものとなってしまう問題が
あった。
【0004】一方、特公平1−17890号公報に記載
されるように、ブラシ洗浄具より起泡させた洗剤を吐出
させてブラッシング洗浄を行う装置が知られている。こ
の従来の装置では、洗剤を起泡させて使用するため飛散
が少なくまた車体への付着性も向上するため、洗剤を効
果的に作用させることができる反面、予洗浄からすすぎ
まで全てブラシ洗浄具を使用して洗車するため、車体に
砂粒等が付着したままブラッシングすることとなり、洗
車キズを生じ易いという欠点があった。また、上記した
特公平2−36422号の装置のように、装置本体から
ブラシ洗浄具まで長い配管を必要とする場合には、配管
途中で泡同士が結合してブラシ洗浄具に至るまでに大き
な泡となり、吐出と同時にはじけて洗剤が飛散したり、
管路内に空気の塊が形成されて安定した流出が得られな
いといった不都合があった。
【0005】
【発明が解決すべき課題】この発明は、上記した従来装
置でかかえる問題点を解決し、それぞれの利点を活かし
て、従来見られなかった新規な洗車装置を提案するもの
である。すなわち、この発明の課題とするところは、1
台の装置本体から複数の洗車エリアへ洗浄水を送り、洗
車エリアでは高圧スプレー洗浄と起泡洗剤を使用したブ
ラシ洗浄とを実行可能として、コイン洗車場向けに集中
保守管理を可能としつつ、洗車キズのない汚れ落とし効
果の高い洗車を提供できる洗車装置が得られないか、と
いう点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、装置本体か
ら送水管路を介して複数の洗車エリアへ水または洗剤水
(以下洗浄水という)を高圧または低圧に切り換えて圧
送し、洗車エリアでは、送水管路からの洗浄水を洗浄銃
より高圧スプレーさせるスプレー洗浄と、送水管路から
の洗浄水をブラシ洗浄具より低圧吐出させるブラシ洗浄
とを可能とした洗車装置であって、前記送水管路を分岐
させて前記スプレー銃およびブラシ洗浄具それぞれへ接
続する分岐管路と、該分岐管路のうちブラシ洗浄具へ至
る管路へ接続しエアーを導入して洗浄水を起泡させるエ
アー管路とを備え、少なくともエアー管路によるエアー
の導入はそれぞれの洗車エリアにおいて行うことを特徴
として、上記課題の解決をはかったものである。
【0007】なお、前記分岐管路のエアー管路との接続
部から前記ブラシ洗浄具の吐出口までの管路途中にオリ
フィスを形成することが望ましい。また、このオリフィ
スは前記分岐管路とブラシ洗浄具とを接続するカプラー
において形成すれば良い。
【0008】
【作用効果】これにより、1台の装置本体から複数の洗
車エリアへ洗浄水を送り、洗車エリアでは高圧スプレー
洗浄と起泡洗剤を使用したブラシ洗浄とを実行可能とし
て、コイン洗車場向けに集中保守管理を可能としつつ、
洗車キズのない汚れ落とし効果の高い洗車を提供でき
る。また、送水管路を各洗車エリア等で分岐させてスプ
レー銃およびブラシ洗浄具それぞれへ接続するから、装
置本体からは各洗車エリアへ1本の送水管路だけを配管
すれば良く、複雑になりがちな装置本体回りの配管を従
来のスプレー洗浄専用の装置と同等にまで簡略化でき
る。しかも、エアー管路によるエアーの導入を洗車エリ
アで行い、洗浄水を起泡させてからブラシ洗浄具で吐出
されるまでの管路を短くできるから、配管途中で泡同士
が結合して吐出と同時にはじけて洗剤が飛散したり、管
路内に空気の塊が形成されて安定した流出が得られない
といった不都合を解消することができる。
【0009】更に、装置本体からは各洗車エリアへ1本
の送水管路だけを配管すれば良く、エアー管路によるエ
アーの導入も洗車エリアで行うから、1台の装置本体か
ら複数の洗車エリアへ洗浄水を送るようにした既存の装
置と比べ、何一つ追加することなく装置本体側の配管が
でき、洗車エリア側への管路追加だけで良い。このた
め、既存の装置にブラシ洗浄機能を追加することが容易
にでき、しかも特定の洗車エリアだけブラシ洗浄機能を
付加するといった、エリア毎の柔軟な洗車場設計が可能
になる。
【0010】なお、分岐管路のエアー管路との接続部か
ら前記ブラシ洗浄具の吐出口までの管路途中にオリフィ
スを形成すれば、オリフィスにおいて起泡洗剤がつぶさ
れて泡が細かくなりクリーム状となって吐出されるの
で、起泡洗剤をブラシ洗浄具より安定して流出させるこ
とができ、しかもキメ細かな泡が車体に均一に広がって
効果の高いブラシ洗浄が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、その実施例について図面を基に説明す
る。図1は本発明一実施例の構成説明図で、ここでは、
送水管路31〜33へ水または洗剤水等(以下総称して洗
浄水という)を切り換えて圧送する装置本体1と、該本
体1と送水管路31〜33を介して接続し、洗浄水を高圧
吐出させるスプレー銃4と、先端に洗浄ブラシ6を備え
洗浄水を低圧吐出させるブラシ洗浄具5とを、適宜設け
た複数(本例では3台)の端末装置21〜23とからな
り、各端末装置21〜23で高圧のスプレー洗浄と前記洗
浄ブラシ6を用いたブラシ洗浄とを実行可能とした、コ
イン洗車場向けの洗車装置を例示している。
【0012】装置本体1には、給水管路7より送られる
水を貯える水タンク8、洗剤液を貯える洗剤タンク9、
水タンク8の水を加熱するボイラ10、送水管路31
洗浄水を圧送する高圧ポンプ11の他、以下の構成を備
えている。なお、ボイラ10は主に冬期に使用されるも
ので、冬期には温水を放出させて車体が氷付くことを防
止すると共に、洗剤使用時の洗浄効果の維持をはかって
いる。
【0013】12は水タンク8に貯えた水を電磁弁13
を介して高圧ポンプ11の吸込側へ送る水管路、14は
洗剤タンク9の洗剤をやはり電磁弁15を介して接続し
水管路12に設けた混合器16へ送る第1の洗剤管路、
17は電磁弁18を開くことにより高圧ポンプ11吐出
側の送水管路31の洗浄水の一部を水管路12へ帰還さ
せ送水管路31の水圧および水量を低下させる帰還管
路、19は洗剤タンク9と電磁弁20を介して接続し貯
えた洗剤を帰還管路17に設けた混合器21へ送る第2
の洗剤管路、22は高圧ポンプ11よりも低圧で送水す
る低圧ポンプ23を備え水タンク8の水を電磁弁24
a,24b,25を介して送水管路31側へ送出する凍
結防止管路である。第1の洗剤管路14は、スプレー洗
浄において洗剤水を高圧吐出させる場合に使用され、第
2の洗剤水管路19は、ブラシ洗浄において洗剤水を低
圧吐出させる場合に使用される。
【0014】凍結防止管路22は、低圧ポンプ23の下
流で三方へ分岐し、このうち分岐管路26a,26bは
それぞれ第1および第2の洗剤管路14,19へ接続
し、もう一方の分岐管路27が送水管路31へ接続して
いる。このうち、分岐管路26a,26bは主に洗剤管
路14,19のクリーニング用に設けられており、洗剤
の固化により電磁弁15,20や混合器16,21での
機能不良や管路詰りが生じるのを防止する目的を持つ。
なお、図1では主に一つの端末装置21へ接続する管路
だけを示しているが、高圧ポンプ11および各管路1
2,14,17,19,22はいずれも端末装置21
3に対応した数だけ分岐して設けられる。
【0015】装置本体1外において、28はエアー管路
で、空圧源29のエアー(圧縮空気)をブラシ洗浄具5
を備えた端末装置21,22へ供給する。端末装置23
高圧スプレー洗浄専用の端末であり、他の端末と同様に
ブラシ洗浄も可能にしたければ、図2のような端末配管
を追加してブラシ洗浄具5を接続すれば良い。
【0016】30は制御部で、端末装置21〜23に設け
られる端末制御部311〜313とデータ伝送ライン32
を介して接続され、端末装置21〜23で受け付けた洗車
入力に応じて高圧ポンプ11,低圧ポンプ23および電
磁弁13,15,18,20,24a,24b,25等
を制御し洗車動作を与える。制御部30で与える洗浄動
作は、予めプログラムされたシーケンスに従って実行さ
れ、例えば「スプレー洗浄2分〜ブラシ洗浄4分〜スプ
レー洗浄2分」といったように、スプレー銃4を使用し
たスプレー洗浄とブラシ洗浄具5を使用したブラシ洗浄
とを所定時間づつ組み合わせ、一連の動作として与えら
れる。33は外気温度を検出する温度センサーで、制御
部30では温度センサー33で与える温度に基づき凍結
防止措置の要否を判定し、必要と認められれば低圧ポン
プ23を駆動して凍結防止措置を与える。
【0017】図2は端末装置21の構成を示す説明図で
ある。送水管路31からの水は、三方電磁弁34により
ポジションP1,P2のいずれかに切り換えられて、スプ
レー銃4へ至る第1の分岐送水管路35もしくはブラシ
洗浄具5へ至る第2の分岐送水管路36のいずれかに送
られる。第2の分岐送水管路36に送られる水は、三方
電磁弁37においてポジションP3,P4のいずれかに切
り換えられて、ブラシ洗浄具5へ送られるか排水管路3
8へ排出される。エアー管路28は、第2の分岐送水管
路34の三方電磁弁34,37間に接続され、電磁弁3
9を開くことにより第2の分岐送水管路36内へエアー
を導入する。40は大気開放弁で、三方電磁弁37にお
いて排水管路38側が閉じられると管路38を大気に開
放し、管路内の水等を流下させ排出させるもので冬期の
凍結防止に寄与する。
【0018】ブラシ洗浄具5は、その把持筒41の端部
において第2の分岐送水管路36とカプラー42を介し
て接続されている。このカプラー42における通水部4
2aは分岐送水管路36および把持筒41内の管路41
aより内径が小さく、この結果、分岐送水管路36から
前記ブラシ洗浄具5の吐出口までの管路途中にオリフィ
スが形成されることになる。これにより、分岐送水管路
36より送られる起泡洗剤は、カプラー42において流
路が狭められ、大きな泡がつぶれ細かなものに再生され
てブラシ洗浄具5より吐出されることになる。
【0019】端末制御部311には、洗車料金の投入,
洗車メニューの選択,洗車開始入力といった洗車入力を
受け付ける操作部44が接続され、この洗車入力がある
と、端末制御部311では、受け付けた洗車メニューを
含む洗車要求データを制御部30へ出力し、これに基づ
き装置本体1で洗車動作が開始されると、制御部30か
ら出力される制御信号に応じて三方電磁弁34,37お
よび電磁弁39を制御する。
【0020】図3は上記実施例における洗浄動作の一例
を示すタイムチャート図で、この図を用いて実施例の動
作を説明する。ここでは使用する端末の操作部44で
「スプレー洗浄〜ブラシ洗浄〜スプレー洗浄」の順でシ
ーケンスが設定された洗車メニューが選択され実行され
た場合を例としている。
【0021】作業者は、操作部44においてまず洗車
料金の投入と洗車メニューの選択を行い、この後スプレ
ー銃4を持って洗車開始入力をするように操作する。洗
車開始入力があると、装置本体1においてまず電磁弁1
3が開き一定時間t1遅れて高圧ポンプ11が駆動する
と共に、端末装置2では三方電磁弁34を第1の分岐送
水管路35側P1に開放させスプレー洗浄が開始され
る。遅れ時間t1は、ポンプ11の駆動に伴う圧力が電
磁弁13の開閉に影響を及ぼさないように考慮したもの
で、確実な弁の開閉を可能にしている。
【0022】こうしてスプレー洗浄が行われプログラ
ムされた所定時間に経過すると電磁弁18が開弁され、
スプレーの吐出圧が低下されスプレー洗浄を終了する。
電磁弁18の開弁と同時に電磁弁20が開弁され、送水
管路31側へタンク9の洗剤液を希釈した洗剤水が送ら
れ、所定の短時間(5〜10秒)の後に高圧ポンプ11
が停止され電磁弁13が閉じられて、スプレー銃4から
のスプレーが停止する。スプレー洗浄の停止時に電磁弁
18を開くのは、高圧スプレー状態からいきなりポンプ
11を停止するとスプレー銃4に強い反動が生じるた
め、まず電磁弁18を開き吐出圧を低下させてからポン
プ11を止めるようにし、スプレー銃4の操作性を向上
させる目的がある。また、電磁弁18と共に電磁弁20
を開き、次のブラシ洗浄工程に備えて送水管路31側へ
洗剤水を送り出しておくことにより、ブラシ洗浄工程の
開始と同時に洗剤水を吐出させることができる。
【0023】スプレー洗浄が終了すると、所定の短時
間をおいて三方電磁弁32を第2の分岐送水管路36側
2に開放させておく。ここで作業者はスプレー銃4か
らブラシ洗浄具5に持ち変えてから、操作パネル44に
おいて再度洗車開始入力を行えばブラシ洗浄工程を始め
ることができる。洗車開始入力があると、電磁弁13,
39を開き前記遅れ時間t1後にポンプ11を駆動す
る。ポンプ11が駆動されると、ステップで電磁弁1
8,20が開かれているため、送水管路31に洗剤水が
低圧で送られ分岐送水管路36へもたらされる。この管
路36では、三方電磁弁報37が排水管路38側P4
開かれているので、エアー管路28からのエアーが導入
され起泡された洗剤水が排水管路38へ排出される。所
定の待機時間t2が経過すると、三方電磁弁37が切り
換えられて起泡洗剤水がブラシ洗浄具5側へ送られ、ブ
ラシ洗浄が開始される。ここで、開始当初の短時間の間
は起泡洗剤が排水管路38へ排出されるため、洗剤濃度
やエアーの混合が安定しないままブラシ洗浄具5より吐
出され、エアー圧で洗剤が飛散したり洗剤がボタボタと
垂れ落ちて作業者の着衣を濡らす等の不都合がない。
【0024】こうしてブラシ洗浄が行われ、プログラ
ムされた所定時間が経過するとポンプ11が停止されブ
ラシ洗浄が終了する。この終了と同時に、低圧ポンプ2
3が駆動され凍結防止管路22を用いて管路クリーニン
グが行われる。端末では三方電磁弁37が排水管路38
側P3へ切り換えられ電磁弁39が閉じられるため、低
圧ポンプ23からの水は各管路に残留した洗剤水を押し
流して排水管路38へ排出される。この管路クリーニン
グ中、凍結防止管路22では、まず電磁弁24bだけが
開かれ液剤管路19を経由して帰還管路17へ低圧水を
送ることにより液剤管路19のクリーニングを行い、遅
れて電磁弁25を開いて低圧水の多くを直接送水管路3
1へ送るように操作される。管路クリーニング開始後遅
れ時間t1をおいて電磁弁13が閉じられ、更に帰還管
路17のクリーニングが済んだと思われるタイミングで
電磁弁18が閉じられる。
【0025】この後所定のクリーニング時間t3(約
30秒)が経過すると、ポンプ23が停止され電磁弁2
4b,25が閉じられ、同時に三方電磁弁34を切り換
えてスプレー銃4側P1の管路を開く。作業者はこの間
にブラシ洗浄具5からスプレー銃に持ち変えてから、操
作パネル44において洗車開始入力を行えばスプレー洗
浄の工程を始めることができる。洗車開始入力があれ
ば、ステップと同様にまず電磁弁13が開き遅れ時間
t1後に高圧ポンプ11が駆動されスプレー洗浄が開始
される。
【0026】こうしてスプレー洗浄が行われプログラ
ムされた所定時間が経過するとポンプ11が停止されス
プレー洗浄を終了する。ポンプ11停止から遅れ時間t
1後には電磁弁13が閉じ、一連の動作を終了する。
【0027】なお、図3において低圧ポンプ23および
電磁弁25のタイムチャートにおける点線部分は、凍結
防止措置中のものであり、高圧ポンプ11の休止時に低
圧ポンプ23が駆動され電磁弁25が開弁され、各ケー
スに応じて適宜にスプレー銃4,ブラシ洗浄具5もしく
は排水管路38のいずれかに吐出される。また、凍結防
止措置中において洗車動作が終了すると、電磁弁25が
開弁されると共に、三方電磁弁34が所定時間おきに切
り換えられて、低圧の凍結防止水がスプレー銃4とブラ
シ洗浄具5とへ交互に吐出され、送水管路31〜33から
スプレー銃4およびブラシ洗浄具5までの管路の凍結防
止がはかられる。
【0028】以上のように構成される実施例によれば、
1台の装置本体1から複数の洗車エリアにそれぞれ設け
られた端末装置21〜23へ送水管路31〜33を介して洗
浄水を送り、洗車エリアではスプレー銃4による高圧ス
プレー洗浄と起泡洗剤を使用したブラシ洗浄具5による
ブラシ洗浄とを実行可能とし、コイン洗車場向けに装置
本体1での集中保守管理を可能としつつ、各洗車エリア
では洗車キズのない汚れ落とし効果の高い洗車を提供で
きる。また、送水管路31〜33を各端末装置21〜23
分岐させてスプレー銃4およびブラシ洗浄具5それぞれ
へ接続するから、装置本体1から各端末装置21〜23
では1本の送水管路だけを配管すれば良く、複雑になり
がちな装置本体1回りの配管を従来のスプレー洗浄専用
の装置と同等にまで簡略化できる。しかも、エアー管路
28によるエアーの導入も各洗車エリアの端末装置21
〜23で行い、洗浄水を起泡させてからブラシ洗浄具で
吐出されるまでの管路を短くできるから、配管途中で泡
同士が結合して吐出と同時にはじけて洗剤が飛散した
り、管路内に空気の塊が形成されて安定した流出が得ら
れないといった不都合を解消することができる。
【0029】更に、装置本体1からは各洗車エリアへ1
本の送水管路だけを配管すれば良く、エアー管路28に
よるエアーの導入も洗車エリアで行うから、1台の装置
本体1から複数の洗車エリアへ洗浄水を送るようにした
既存の装置と変わらぬ簡単な配管で装置本体1を構成で
き、ブラシ洗浄具5を使う洗車エリア側への管路追加だ
けで本願発明を実施できる。このため、既存の装置にブ
ラシ洗浄機能を追加することが容易にでき、しかも図2
に示すように特定の洗車エリアだけブラシ洗浄機能を付
加するといった、エリア毎の柔軟な洗車場設計が可能に
なる。
【0030】また、カプラー42において、分岐送水管
路36のエアー管路28との接続部から前記ブラシ洗浄
具5までの管路途中にオリフィスを形成しているので、
このオリフィスにおいて起泡洗剤がつぶされて泡が細か
くなり、クリーム状の泡となって吐出されるので、起泡
洗剤をブラシ洗浄具より安定して滑らかに流出させるこ
とができ、しかもキメ細かな泡が車体に均一に広がって
効果の高いブラシ洗浄が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成説明図である。
【図2】実施例要部の構成説明図ある。
【図3】実施例の動作の一例を説明するタイムチャート
図である。
【符号の説明】
1 装置本体 21〜23 各洗車エリアに設けられる端末装置 31〜33 送水管路 4 スプレー銃 5 ブラシ洗浄具 6 洗浄ブラシ 8 水タンク 11 高圧ポンプ 28 エアー管路 30 制御部 311〜313 端末制御部 32 データ伝送ライン 34 三方電磁弁 35 第1の分岐送水管路 36 第2の分岐送水管路 37 三方電磁弁 38 排水管路 42 オリフィスを形成するカプラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体から送水管路を介して複数の洗
    車エリアへ水または洗剤水(以下洗浄水という)を高圧
    または低圧に切り換えて圧送し、洗車エリアでは、送水
    管路からの洗浄水を洗浄銃より高圧スプレーさせるスプ
    レー洗浄と、送水管路からの洗浄水をブラシ洗浄具より
    低圧吐出させるブラシ洗浄とを可能とした洗車装置であ
    って、前記送水管路を分岐させて前記スプレー銃および
    ブラシ洗浄具それぞれへ接続する分岐管路と、該分岐管
    路のうちブラシ洗浄具へ至る管路へ接続しエアーを導入
    して洗浄水を起泡させるエアー管路とを備え、少なくと
    もエアー管路によるエアーの導入はそれぞれの洗車エリ
    アにおいて行うことを特徴とする洗車装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗車装置において、前記
    分岐管路のエアー管路との接続部から前記ブラシ洗浄具
    の吐出口までの管路途中にオリフィスを形成したことを
    特徴とする洗車装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の洗車装置において、前記
    オリフィスは前記分岐管路とブラシ洗浄具とを接続する
    カプラーにおいて形成されることを特徴とする洗車装
    置。
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