JP4076941B2 - 洗車機 - Google Patents

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本発明は、自動車の車体に対して、洗浄水を散布しながらブラッシング洗浄する低圧洗車と、高圧の洗浄水を噴射してジェット洗浄する高圧洗車とを実行可能にした洗車機で、凍結の虞がある環境下で使用する場合に適切な凍結防止措置を施せるようにしたものである。
この種の洗車機として、自動車を跨ぐように門型に形成された洗車機本体を往復走行させて自動車の車体を洗浄するタイプの洗車機がある。このような洗車機において、本出願人は、洗浄水を散布しながら車体をブラッシング洗浄する低圧洗車と、高圧の洗浄水を噴射して車体をジェット洗浄する高圧洗車とを実行可能にしたものを提案している(特開平5−338517号)。このような洗車機では、寒冷地での冬期使用で少しでも洗車の間隔があくと凍結の虞がある。特に、高圧洗車は使う人と使わない人がいるため、洗車機が使用されたとしても高圧洗車が実行されない以上、高圧管路が凍結して動作不能になる可能性があった。
また、本出願人は、気温が所定温度以下に達した状態で洗車を行った後、管路に圧縮空気を導入して残留した洗浄水を排出する水抜きと、回転ブラシの空転させる水切りとの凍結防止措置を自動的に行うようにした洗車機を提案している(特開昭62−77266号)。この洗車機のように、凍結の虞がある条件で使用した後は、自動的に凍結防止措置を実行するようにすれば、凍結の危険性はきわめて低くなる。
しかし、低圧及び高圧の洗車が実行できる洗車機において、前述の凍結防止措置を採用した場合、凍結の虞のある条件で使用した後は、毎回、低圧管路と高圧管路の凍結防止措置が実行されることになってしまい、使用頻度の高い低圧管路について洗車が終了する毎に凍結防止措置を行うことは非常に無駄であるとともに、凍結防止措置中に次の洗車を受け付けたとしても凍結防止措置が終了するまで洗車が実行されず洗車の回転率が低下するという問題があった。
特開平5−338517号 特開昭62−77266号
本発明が解決しようとする課題は、凍結の虞のある条件で洗車を実行する際に、必要最小限のタイミングで凍結防止措置を行い、無駄なく洗車の回転率を低下させない洗車機を提案することにある。
本発明は、凍結防止が必要な条件で高圧洗車を含む洗車を実行した後に、次の洗車として低圧洗車のみを実行する洗車が選択されたとき、高圧管路のみ凍結防止措置を施すようにしたものである。
加えて、凍結防止が必要な条件で高圧洗車を含む洗車を実行した後、次の洗車が選択されるまでに所定時間が経過した場合は、低圧及び高圧管路の両方に対して凍結防止措置を施すようにしたものである。このような洗車機における凍結防止措置を実行中に、低圧洗車のみを行う洗車が選択された場合は、低圧管路の凍結防止措置を中止し、高圧管路の凍結防止措置を洗車動作と同時に実行させるようにしたものである。
本発明の洗車機によれば、高圧洗車を含む洗車の洗車動作が終了した後、引き続いて実行される洗車動作が低圧洗車のみを行う洗車であった場合は、前回の高圧洗車で用いた高圧管路のみに凍結防止措置を施すようにしたので、洗車の度に全ての管路に対して凍結防止措置を行うといった無駄をなくすことができる。また、高圧洗車を含む洗車が終了してから、所定時間経過しても次の洗車が選択されない場合は、全ての管路に対して凍結防止措置を施すようにしたので、長期不使用による管路内の凍結は確実に防止できる。更に、凍結防止措置を施している最中に、次の洗車コースが選択されたときに、その洗車コースが低圧洗車のみを実行する洗車であった場合、低圧管路の凍結防止措置を中止して直ちに洗車動作に移行させ、高圧管路の凍結防止措置を洗車動作中に同時進行で行うようにしたので、洗車の回転率を低下させることなく、凍結の防止を図ることができる。
給油所や有人の洗車場のみならず、無人のコイン洗車場に設置して自動的に洗車機の凍結防止を図る洗車機に採用できる。
以下、本発明の一実施例について図面を基に説明する。図1は本発明一実施例の正面説明図、図2は同平面説明図である。
1は自動車車体を跨ぐように門型状に形成した洗車機本体で、正転逆転可能な走行モータ4・4により、車輪2・2を回転駆動してレール3・3に沿って往復走行する。5はモータ4の出力軸に連結したロータリーエンコーダで、モータ4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。18は自動車の上面高さを検出する車形検出装置で、発光素子を上下に複数配列させた発光部18aと、発光素子と対をなす受光素子を上下に複数配列させた受光部18bとからなり、各発光素子の光が対となる受光素子へ透光するか遮光するかによって自動車の有無を検出し、車体検出と判断された最も上方にある受光素子の高さ位置から車体の上面位置を検出する。19は操作パネルで、本体1の前面に備えられ、洗車コースの設定や料金受付などの操作を行う。
6は主に自動車の上面をブラッシングする上面洗浄ブラシ、7・7は主に自動車の側面をブラッシングする側面洗浄ブラシ、8は主に自動車の上面をブローする上面乾燥ノズル、9・9は主に自動車の側面をブローする側面乾燥ノズルであり、洗車装置本体1の往復走行に伴って、車体の洗浄,乾燥等の処理を行う。10〜13はいずれもアーチ状に形成された散水ノズルで、10・13は水専用ノズル、11は洗剤用ノズル、12はワックス用ノズルである。14・15・15は高圧の洗浄水を車体に噴射するジェットノズルで、14は主に自動車上面に向けて放水する上面噴射ノズル、15・15は主に自動車側面に向けて放水する側面噴射ノズルである。このうち上面噴射ノズル14は、前記上面乾燥ノズル8に取り付けられ、該ノズル8と共に昇降可能とされており、自動車上面に沿って昇降し高圧水を作用させることができる。16はガンノズルで、本体1上部に回動自在に取り付けられたブーム17を介して本体1と接続し、洗い残し部分の補洗浄等に使用される。
20は洗車機本体1と連動して自動車下部の洗浄を行なう下部洗浄装置で、21は下部洗浄装置本体、22はこの本体21とチェーン23およびホース24を介して連設する台車である。本体21には、チェーン23を介して台車22を走行させるモータ25と、台車22の走行に伴いホース24を繰り出したり巻き取ったりするホースリール26とを備えている。台車22は、本体走行レール3・3間に平行に設けられたレール27・27上に支持され、モータ25の駆動に伴い自動車Aの下方を走行する。台車22には、上方に向けて高圧の洗浄水を噴射する下部洗浄ノズル28が備えられ、ホース24より送水を得て台車22の走行に伴い噴水し、自動車下部の洗浄を行なう。29・29は自動車A下部に台車22の走行スペースを確保するべく設けられた、自動車Aの停車台である。
30は水源36からの水を貯える給水タンクで、前記した各ノズルへ送水する給水ポンプを備えている。31は吐出圧10kg/cm2以下の低圧ポンプで、うず巻ポンプからなり、ホース33を介して洗車機本体1の散水ノズル10〜13へ送水する。32は吐出圧30kg/cm2以上の高圧ポンプで、プランジャーポンプからなり、ホース34を介して洗車機本体1のジェットノズル14・15・15及びガンノズル16と、ホース35を介して下部洗浄装置20の下部洗浄ノズル28にそれぞれ送水する。
図3は上記実施例における管路構成を示す説明図である。
低圧ポンプ31の送水は、ホース33を経て本体1へ至り、給水管路42〜45に分岐されてそれぞれ電磁弁46〜49を介して散水ノズル10〜13に至っている。洗剤用ノズル11に至る管路43には、洗剤タンク50と連通した洗剤管路51が混合器52において接続され、管路43への通水に伴い洗剤タンク50より洗剤を吸引して、洗剤水溶液をノズル11より放出させる。53は洗剤管路51に設けられる電磁弁、54は同じく液量調節弁である。ワックス用ノズル12へ至る管路44には、ワックスタンク55と連通したワックス管路56が混合器57において接続され、管路44への通水に伴いワックスタンク55よりワックス液を吸引して、ワックス水溶液をワックス用ノズル12より放出させる。58はワックス管路56に設けられる電磁弁、59は同じく液量調節弁である。こうして、低圧ポンプ31から各散水ノズル10〜13に至る低圧管路が形成される。
高圧ポンプ32の送水は、ホース34を経て本体1へ至り、給水管路60〜62に分岐されてそれぞれ電磁弁63〜65を介してジェットノズル14・15・15およびガンノズル16に至っている。また高圧ポンプ32の送水は、ホース35により下部洗浄装置20にももたらされ、電磁弁66を介して下部洗浄ノズル28へ至っている。こうして、高圧ポンプ32から各噴射ノズル14・15・28に至る高圧管路が形成される。
41はコンプレッサと接続して圧縮空気を貯えるエアタンクで、電磁弁67を介してホース33と、電磁弁68を介してホース34と、電磁弁69を介してホース35とそれぞれ連通し、必要に応じて低圧給水管路42〜45及び高圧給水管路60〜62の水抜き(凍結防止措置)を行う。また、電磁弁70を介して洗剤管路51と、電磁弁71を介してワックス管路56とそれぞれ連通し、必要に応じて液剤管路51・56の液抜き(凍結防止措置)を行う。更に、電磁弁72を介して給水管路43と接続しており、洗剤用ノズル11より洗剤水溶液を放出する際に管路43へエアが導入されることにより洗剤が起泡されて、洗剤の車体への定着性を向上させるとともに、洗車機としてのショー効果が得られる。
凍結防止措置は、各管路内に残留する洗浄水を排出するもので、エアタンク内の圧縮空気を管路に導入することで行われる。
低圧管路側の凍結防止措置は、まず電磁弁53・58・70・71を開放し液剤管路51・56内に圧縮空気を導入し、該管路内に残留する液剤を排出する。このとき管路内の液剤は、それぞれの接続される混合器52・57において流路が絞られて管路抵抗が大きいため液剤管路の吸込口から排出され、液剤管路の空圧導入位置から混合器までの間の液剤は残留する。この後、電磁弁67・46〜49を開いてホース33から給水管路42〜45内へ圧縮空気を導入し、該管路内の水を各ノズル10〜13より排出する。このとき各管路において、混合器の有無・ノズル形式の差などによって管路抵抗が異なるので、管路毎に順次一定時間づつ開成してそれぞれの管路の水抜きを行なう。次に、電磁弁53・58を閉じたまま電磁弁70・71を開いて液剤管路に圧縮空気を導入し、液剤管路51・56内に残留した混合器側管路の液抜きを行なう。
高圧管路側の凍結防止措置は、使用した洗浄装置毎に実行可能で、ジェットノズル14・15・15では、電磁弁68・63・64を開いてホース34から給水管路60・61内へ圧縮空気を導入し、該管路内の水を各ジェットノズル14・15より排出する。ガンノズル16では、電磁弁68・65を開いてホース34から給水管路62内へ圧縮空気を導入し、該管路内の水を各ガンノズル16より排出する。下部洗浄ノズル28では、電磁弁69・66を開いてホース35へ圧縮空気を導入し、該ホース内の水をノズル28より排出する。
図4は上記実施例の制御系を示す説明図である。
73は制御部で、マイクロコンピューター74を備え、入力ポート75において操作パネル19をはじめロータリーエンコーダー5及び車体検出装置18と接続し、出力ポート76において洗車機本体1・下部洗浄装置20および給水装置30の各動作機器と接続している。尚、77は温度センサで、本体1の底部付近の外的影響を受けにくい位置に設けられ、洗車機を使用する外気温を検出するものである。
制御部73は、操作パネル19において洗車を受け付け、ロータリーエンコーダー5及び車体検出装置18のデータを基に自動車の形状を検出し、この検出した自動車の形状に沿って予めプログラムされたシーケンスに沿って洗車機本体1・下部洗浄装置20および給水装置30の各動作機器を制御する。また、温度センサ77で検出される外気温に基づいて、凍結防止措置の要否を決定し、必要に応じて凍結防止措置を施す。更に、マイクロコンピュータ74にタイマー機能を持たせ、洗車動作が終了してから次の洗車が行われるまでの時間を計時し、必要に応じて凍結防止措置を施す。
操作パネル19には、洗車機の操作ガイドなどを表示するLCD表示器78、洗車コースを選択するコースキー79、ジェットノズル14・15・15を用いた予備洗浄を選択する予備洗浄キー80、下部洗浄装置20を用いた車体下部の洗浄を選択する下部洗浄キー81、ガンノズル16を用いた補洗浄を選択する洗浄ガンキー82、洗車を開始するスタートキー83、洗車を中止するストップキー84を備え、顧客の希望に添った洗車形態を設定する。コースキー79では、それぞれ異なるシーケンス動作を与える複数の洗車コースのうち希望のコースを選択でき、ここでは、通常の水洗いコース、シャンプーコース、ワックスコースが選択できる。予備洗浄キー80では、ブラッシング洗浄に入る前に高圧水による予備洗浄を行う選択できる。下部洗浄キー81では、コースキー79で設定した洗車コースと同時に下部洗浄も行う選択ができる。洗浄ガンキー82は、コースキー79で設定した洗車コースが終了した後に補洗浄を行う選択ができる。
従って、洗車を行なう場合は、まずコースキー79において希望の洗車コースを指定し、高圧水による予備洗浄を希望するときは予備洗浄キー80を、下部洗浄を希望するときは下部洗浄キー81を、またこの両方を希望するときは両方のキー80・81を押し、この後スタートキー83を押せば良い。洗車後、洗い残しが生じた場合は、洗浄ガンキー82を押した後スタートキー83を押せば、ガンノズル16より高圧水を放出し補洗浄を行なうことができる。また、洗車コースの指定をしないまま、予備洗浄キー80もしくは下部洗浄キー81を押してスタートキー83を押せば、高圧水による洗浄または下部洗浄を単独で実行することができる。尚、これら予備洗浄と下部洗浄を組み込んだ洗車コースを設定し、コースキーで選択できるようにしてもよく、この場合予備洗浄キー80、下部洗浄キー81等は省略することができる。
続いて、以上のように構成する本発明の洗車機の動作を説明する。図5は上記実施例の動作を示すフローチャート図である。
電源投入に伴い、制御部73ではコース選択の待機状態となり(1)、操作パネル19において、希望する洗車動作の指定(すなわち洗車コース・予備洗浄・下部洗浄の指定)がなされると、洗車内容がマイクロコンピュータ74に書き込まれ(2)、スタートキー83が押されると洗車動作が実行される(3)。
図6は洗車動作例を示す説明図であり、ここでは、洗車コースとしてワックス工程を含む2往復のワックスコースを、高圧洗浄および下部洗浄を伴って実行した場合の動作を示している。スタートキー83を入力して洗車動作が開始されると、次の順序で洗車が実行される。
○第1往工程
洗車機本体1の往行に伴い、ロータリーエンコーダ5で所定距離移動する毎に車形検出装置18からの自動車の上面位置データを取り込み、洗車する自動車の車形検出が行われる。同時に、ジェットノズル14・15・15からは高圧水が噴射され、自動車上面及び側面の砂や泥を洗い流す高圧洗浄が行われる。
○第1復工程
本体1の復行に伴い、洗剤用ノズル11から起泡された洗剤水が放水され、上面洗浄ブラシ6及び側面洗浄ブラシを7・7を第1往工程で検出された車形データに基づいて自動車に接離させながらブラッシング洗浄が行われる。同時に、下部洗浄装置20の台車22が往行し、下部洗浄ノズル27より高圧水が噴射して下部洗浄が行われる。
○第2往工程
本体1の往行に伴い、水専用ノズル10・13よりすすぎ水、ワックス用ノズル12よりワックス水をそれぞれ散布しながら回転ブラシ3・4・4を作動させて、ワックスがけを行なう水専用ノズル5よりすすぎ水を放出しながら上面洗浄ブラシ6及び側面洗浄ブラシを7・7を作動してワックス掛けが行われる。同時に、前記台車22が復行し、下部洗浄ノズル27より噴射して下部洗浄が繰り返し行われる。
○第2復工程
本体1の復行に伴い、上面乾燥ノズル8及び側面乾燥ノズル9・9を作動して自動車の車体に高速の風を吹き付け、残留する水滴を吹き飛ばすブローが行われる。
こうして、洗浄動作が終了すると(4)、温度センサ77で検出される外気温が凍結の虞のある状態(例えば5℃以下)になっているか否かを確認し(5)、凍結の虞が無い状態であれば、洗車コースの選択待機状態にリターンする。外気温が凍結の虞のある温度になっていると、管路内の凍結を防ぐために使用した管路の水抜きを行う凍結防止制御へ実行する。
図7は凍結防止の制御を示すフローチャート図である。
まず、洗車動作が終了してからの経過時間を検出し(6)、所定時間(3分程度)経過するのを待ってから、前記処理(2)で書き込んだデータを読み出し、実行した前回の洗車内容を確認する(7)。ここで、前回実行した洗車が、低圧洗車であった場合は、低圧管路(液剤管路51・56、給水管路42〜45)について凍結防止措置を施す(8)。この凍結防止措置中に次回の洗車を受け付けると(9)、直ちに凍結防止措置を中止し(10)、メインルーチンにおけるスタートキー入力待ちに移行する。この措置が終了すると(11)、メインルーチンにおけるコース選択の待機状態にリターンする。
処理(7)で確認した前回実行した洗車が、予備洗浄や下部洗浄を含む洗車であった場合は、使用した低圧管路と高圧管路に対して凍結防止措置を施す(12)。図6で例示した洗車コースでは、低圧のワックス洗車と高圧の予備洗浄及び下部洗浄を実行しているので、低圧管路(液剤管路51・56、給水管路42〜45)と、使用した高圧管路(給水管路60・61・ホース35)に対して凍結防止措置が行われることになる。この凍結防止措置中に次回の洗車を受け付けると(13)、受け付けた洗車内容を確認し(14)、受け付けた洗車が低圧洗車であれば、低圧管路の凍結防止措置を中止し、高圧管路の凍結防止措置を続行し(15)、洗車動作に移行する。受け付けた洗車が高圧洗車を含むものであれば、直ちに凍結防止措置を中止し(16)、洗車動作に移行する。尚、受け付けた洗車が予備洗浄だけ行い、下部洗浄を行わないような場合、予備洗浄の凍結防止措置のみを中止して、下部洗浄の凍結防止措置を続行させるようにする。この措置が終了すると(17)、メインルーチンにおけるコース選択の待機状態にリターンする。
このように、この実施例では、予備洗浄や下部洗浄のように洗車が行われる度に使用されるわけではない高圧管路に対して、寒冷地での凍結を確実に防止することができ、しかも次の洗車で使用する管路については凍結防止措置を行わず、使用しないものについてのみ凍結防止措置を施すようにしたので、無駄なく凍結の防止が図られる。
尚、本発明は上記構成に限られるものではなく、洗車機は自動車を搬送するものや自動車と洗車機本体を相互に移動させるものでも良い。また、凍結の虞がある状態を検出するのに温度センサを使用したが、マイクロコンピュータに内蔵されるカレンダー時計により得られる月日時の情報に基づき、凍結防止措置を施す月日や時間帯を設定して置くようにしても良い。
特に、散水ノズルから洗浄水やワックスを散布しながらブラシ洗浄を行う通常の低圧洗車と、高圧の洗浄水を噴射させてジェット洗浄を行う高圧洗車とを実行可能にした洗車機で、確実で且つ無駄なく凍結防止を図れる洗車機を提供できる。
本発明の実施例1の洗車機を示す正面図である。 同装置の上面図である。 同装置の管路構成を示す説明図である。 同装置の制御系を示すブロック図である。 同装置の動作を示すフローチャート図である。 洗車動作を示す説明図である。 凍結防止措置の動作を示すフローチャート図である。
符号の説明
1 洗車機本体
10 水専用水ノズル
11 洗剤用ノズル
12 ワックス用ノズル
14 上面噴射ノズル
15 側面噴射ノズル
16 ガンノズル
19 操作パネル
20 下部洗浄装置
28 下部洗浄ノズル
30 給水タンク
31 低圧ポンプ
32 高圧ポンプ
41 エアタンク
73 制御部
77 温度センサ(凍結条件検出)

Claims (4)

  1. 自動車の車体に対して、洗浄水を散布しながらブラッシング洗浄する低圧洗車と、高圧の洗浄水を噴射してジェット洗浄する高圧洗車とを実行可能にした洗車機において、
    凍結防止措置が必要となる条件を検出する手段と、前記低圧洗車のみを実行するか高圧洗車を含む洗車を行うかを選択する手段と、前記検出手段で凍結防止措置が必要と判断された場合に洗車動作終了後に凍結防止措置を施すよう制御する手段とを備え、
    該制御手段は、凍結防止が必要な条件で高圧洗車を含む洗車を実行した後に、次の洗車として低圧洗車のみを実行する洗車コースが選択された場合に、高圧管路のみ凍結防止措置を施すようにしたことを特徴とする洗車機。
  2. 洗車動作が終了してからの時間を計時する手段を備え、前記制御手段は、凍結防止が必要な条件で高圧を含む洗車を実行した後に、次の洗車が選択されるまでに所定時間以上経過したら、低圧及び高圧管路の凍結防止措置を施すようにしたことを特徴とする上記請求項1記載の洗車機。
  3. 前記制御手段は、凍結防止措置を実行中に低圧洗車のみを実行する洗車が選択されると、低圧管路の凍結防止措置を中止し、高圧管路の凍結防止措置を洗車動作と同時に実行させることを特徴とする上記請求項1又は2記載の洗車機。
  4. 前記凍結防止措置は、タンクから各ノズルに至る管路内に圧縮空気を導入して水及び液抜きを行うことを特徴とする上記請求項1乃至3記載の洗車機。

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