JP2573199Y2 - 洗浄機の自動運転装置 - Google Patents

洗浄機の自動運転装置

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JP2573199Y2 JP1992047428U JP4742892U JP2573199Y2 JP 2573199 Y2 JP2573199 Y2 JP 2573199Y2 JP 1992047428 U JP1992047428 U JP 1992047428U JP 4742892 U JP4742892 U JP 4742892U JP 2573199 Y2 JP2573199 Y2 JP 2573199Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高圧水を噴射して高圧
洗浄を行う洗浄機の自動運転装置に関し、特に噴射ノズ
ルの開閉でポンプを駆動する電動モータ又はエンジンの
回転を自動的に制御するようになした洗浄機の自動運転
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水道栓や、タンク内の水を、例えば高圧
ポンプを用いて高圧水を噴射し各種機械等の高圧洗浄を
行う洗浄装置においては、タンク内の水が空になった
(いわゆる渇水状態)にもかかわらず、それに気付かず
継続してポンプを運転させてしまうことがある。この場
合に、ポンプをそのまま運転させると、ポンプ内を流通
する水が無くなるために過熱等によりポンプが損傷して
しまうことがある。
【0003】このようなことから、タンク内にレベルス
イッチあるいはフロースイッチを設け、液がなくなって
くる(液面がタンク底面近傍まで低下する)と、レベル
スイッチ等の作動によりエンジン運転を自動的に停止さ
せ、ポンプの運転を停止させるようにしたものが考えら
れている(例えば、実公昭63ー34198号公報参
照)。
【0004】また、高圧洗浄機において、噴射ノズルの
開閉とポンプの運転及び停止を連動させて制御を行い、
噴射ノズルの不使用時にはアンローダ弁が作動し、ポン
プを無負荷にし自動的に停止させるようにしたものが、
例えば、本考案の出願人の出願に係わる実開平3ー86
061号公報に基づく全文明細書に記載されている。
【0005】そして、前記実開平3ー86061号公報
に基づく全文明細書に記載された液体噴射装置の構成
(特に、その従来例として記載された前記公開公報の第
4図に係わる考案)に加え、さらにレベルスイッチや低
圧センサ等の液量検出センサを配管系路やタンク内に設
けてポンプ駆動用の電動モータと電気的に連動させるこ
とにより、渇水時の運転自動停止機能を持たせるように
した高圧洗浄機が考えられている。図4はそのような従
来の渇水時のポンプ停止機能を備えた洗浄機Sの流体回
路及び電気回路の一例を模式的に示すものである。
【0006】図4において、洗浄機Sの電動モータ1に
より駆動されるプランジャ式等の高圧ポンプ2は、その
吸入側はタンク3内の水を導く吸入管路4と接続され、
吐出側は吐出管路5を介してアンローダ弁6のインポー
ト6aに接続され、前記アンローダ弁6のアウトポート
6bはノズル管路7を介して噴射ガン8に接続されてい
る。このアンローダ弁6は、前記ノズル管路7内の圧力
が所定圧力以上となったときに作動するようになってい
る。さらに、前記アンローダ弁6のバイパスポート6c
は、戻し管路9を介して前記タンク3に接続されてい
る。そして、前記噴射ガン8の先端には扇形ノズル8a
及び直進ノズル8bが切替え自在に設けられ、前記ノズ
ル管路7からの水を噴射させるようになっている。前記
噴射ガン8の内部には、前記噴射ノズル8a,8bから
の噴射を制御する開閉弁8cが設けられ、トリガレバー
(図示せず)に連動させて開閉するようになっている。
なお、前記タンク3内の前記吸入管路4との接続部分に
は、水中の異物を除去するためのストレーナ10が備え
られている。
【0007】前記吐出管路5には、該管路5内の圧力が
所定圧力以上となったときに電気接点が閉じるととも
に、所定圧力以下のときには開くようになされた常開接
点からなる圧力スイッチ11が介装されている。他方、
前記ノズル管路7には、該管路7内の圧力が所定圧力以
上となったときに電気接点が開くとともに、所定圧力以
下のときには閉じるようになされた常閉接点からなる圧
力スイッチ12が接続されている。そして、これらの圧
力スイッチ11、12は、リレー(図示せず)を介して
電動モータ1に接続されている。前記圧力スイッチ11
及び12はOR回路を構成し、そのどちらかが閉じてい
れば、手動電源スイッチ(図示せず)を入れることによ
り前記電動モータ1が作動してポンプ2が駆動される構
成になっている。以上の構成は、前記実開平3ー860
61号公報に基づく全文明細書に記載された従来技術に
関するものとほぼ同様である。
【0008】すなわち、このような構成によると、先ず
洗浄機Sの始動前には、前記手動電源スイッチは切られ
ていて、開閉弁8cが閉、アンローダ弁6が不作動、吐
出管側圧力スイッチ11が開、ノズル管側圧力スイッチ
12が閉となっている。このような状態で前記手動電源
スイッチを入れ前記電動モータ1を作動させると、前記
ポンプ2が駆動され、前記タンク3内の水は、ストレー
ナ10→吸入管路4→ポンプ2→吐出管路5→アンロー
ダ弁6→ノズル管路7→噴射ガン8の経路で送り出され
る。時間の経過にともなって次第に、前記吐出管路5内
及びノズル管路7内の圧力が高まっていき、先ず前記吐
出管路5内の圧力が所定圧力に達し前記吐出管路側圧力
スイッチ11が閉じ、次に前記ノズル管路側圧力スイッ
チ12が開く。前記開閉弁8cは閉じられたままの状態
では、前記ノズル管路7内の圧力はさらに上昇し、やが
て所定の作動圧力に達して前記アンローダ弁6が作動
し、それまで前記アンローダ弁6のインポート6aに流
入しアウトポート6bから吐出されていた水が、今度は
バイパスポート6cから吐出して前記戻し管路9から前
記タンク3に戻される。したがって、前記ポンプ2は無
負荷となり、その結果、前記吐出管路5内の圧力が所定
圧力以下となって前記吐出管路側圧力スイッチ11が開
き、前記ノズル管路側圧力スイッチ12も開いているこ
とから、前記電動モータ1は停止し、したがって前記ポ
ンプ2も停止する。
【0009】次に、洗浄作業を行うためにトリガレバー
を操作すると、前記開閉弁8cが開き前記ノズル管路7
内の高圧水が前記ノズル8a又は8bから噴射される。
こうして、前記ノズル管路7内の圧力は所定圧力以下と
なり、前記ノズル管路側圧力スイッチ12は閉じて前記
電動モータ1を作動させ、前記ポンプ2を駆動する。し
たがって、タンク3内の水は、ストレーナ10→吸入管
路4→ポンプ2→吐出管路5→アンローダ弁6→ノズル
管路7→噴射ガン8の経路で送り出され、洗浄作業を行
うことができる。前記ポンプ2が再び駆動されて間もな
く、前記吐出管路5内及びノズル管路7内の圧力が上昇
していき、先ず前記吐出管路5内の圧力が所定圧力に達
して前記吐出管路側圧力スイッチ11が閉じ、次に前記
ノズル管路7内の圧力が所定圧力に達して前記ノズル管
路側圧力スイッチ12が開き、前記ポンプ2は運転を続
け、継続して高圧洗浄作業を行うことを可能とする。
【0010】その後、洗浄作業を中断するためにトリガ
レバーの操作を中止すると、前記開閉弁8cが閉じ噴射
は中断される。こうして、前記ノズル管路7内の圧力は
次第に上昇していき、所定圧力に達すると前記アンロー
ダ弁6が作動を始め、それまで前記アンローダ弁6のイ
ンポート6aに流入しアウトポート6bから吐出されて
いた水が、今度はバイパスポート6cから吐出して前記
戻し管路9から前記タンク3に戻される。したがって、
前記ポンプ2は無負荷となり、その結果、前記吐出管路
5内の圧力が所定圧力以下となって前記吐出管路側圧力
スイッチ11は開かれる。一方、前記ノズル管路7には
高圧水が閉じ込められた状態を維持しているので前記ノ
ズル管路側圧力スイッチ12は開いている。このよう
に、前記双方の圧力スイッチ11、12が開いているの
で、前記電動モータ1は停止し、したがって前記ポンプ
2も停止する。
【0011】そして、再び洗浄作業を行う場合には、前
述したようにトリガレバーを操作して開閉弁8cを開
き、噴射ノズル8a又は8bにより高圧水の噴射が行わ
れる。以上説明したように、噴射ガン8の開閉弁8cの
開閉作動と連動して自動的に電動モータ1、すなわちポ
ンプ2の運転及び停止を行わせることができる。次に、
図4の従来の洗浄装置Sにおいて、付加的に設けられた
渇水時の運転停止機能の構成について説明する。 図4
において、前記ストレーナ10と前記ポンプ2とを接続
する前記吸入管路4に、該管路4内の流量がゼロになる
と電気接点が開く常閉接点からなるフロースイッチ13
を設け、リレー(図示せず)を介してポンプ駆動用の前
記電動モータ1と電気的に接続されている。前記フロー
スイッチ13は、0〜2Kg/cm2程度の低圧力の変動を感
知する低圧力スイッチからなる。このような付加的構成
により、渇水時には前記ポンプ2に流入される前記吸入
管路4内の水はなくなる(ポンプ2内を水が通過しなく
なる)ので、前記フロースイッチ13が作動して前記電
動モータ1、すなわちポンプ2を自動的に停止させるこ
とができ、過熱によるポンプの損傷を防止することがで
きる。なお、前記フロースイッチ13に換えて、レベル
スイッチや低圧センサ等の液量検出センサをタンク3内
に設けてポンプ駆動用の電動モータ1と電気的に連動さ
せることにより、渇水時の運転自動停止機能を持たせる
ようにした高圧洗浄機も考えられている。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】このように、前記従来
の渇水停止機能を備えた洗浄機Sにおいては、タンク内
の水がなくなる等の渇水時には電動モータ及びポンプを
自動的に停止させることができ、経済的な運転を可能と
し、また、過熱によるこれら部材の損傷を防止すること
ができる。しかしながら、前記フロースイッチ(または
レベルスイッチ)はわずかな圧力変動にも鋭敏に感応す
る低圧力センサから構成されているので、これを電動モ
ータ、すなわちポンプを停止させるための液量検知装置
として用いた場合に、低圧の洗浄機には有効に機能する
が、例えば、脈動が多く、非常に圧力の変動幅が大きい
プランジャポンプ等の高圧ポンプを用いた高圧洗浄機に
採用した場合には、ポンプ吐出圧力の脈動や外部振動に
よる水面変動等のためスイッチ作動が不安定になり、ま
た誤作動等のトラブルを生じるという問題点があった。
したがって、前述のフロースイッチ及びレベルスイッチ
等の低圧力スイッチは、高圧の洗浄機における渇水事故
対策としてのポンプ自動停止装置に用いるには不向きで
あった。
【0013】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、噴射ノズルの開閉に応じ
て自動的に電動モータ、すなわちポンプの運転及び停止
を行えるようにされ、しかも、ポンプ吐出圧力の脈動や
外部振動等による誤作動並びに電気的トラブルなどを少
なくして信頼性の高い渇水時自動停止機能を可能とし、
前記フロースイッチ等を削除し、自動運転用の圧力スイ
ッチのみにて構成させるため、シンプル及び安価に構成
することができるとともに、部品交換等のメインテナン
ス作業を容易に行うことができ、かつ、電気部品や配管
部品の耐久性を向上させるようにされた、洗浄機の自動
運転装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本考案に係わる洗浄機の自動運転装置は、基本的に
は、高圧水を噴射ノズルから噴射させるポンプと、該ポ
ンプを駆動する電動モータと、前記噴射ノズルを開閉さ
せる開閉弁と、該開閉弁に接続され前記ポンプ側の管路
内の圧力が所定圧力以上となったときに作動するアンロ
ーダ弁とを備えた洗浄機において、前記アンローダ弁の
前記ポンプ側及び前記開閉弁側に各々圧力スイッチを設
け、これ等二つの圧力スイッチにより渇水状態を検知せ
しめて前記電動モータの作動を停止させる自動停止手段
を備えたことを特徴とする。
【0015】そして、より具体的な例としては、前記渇
水状態は前記二つの圧力スイッチの圧力がともにゼロに
なった状態として検出し、更には、前記自動停止手段は
前記渇水状態を検知した時点から一定時間経過後に前記
電動モータの作動を停止させる限時動作接点を備えたタ
イマからなることを特徴とする。
【0016】
【作用】前述の特徴を備えた本考案の洗浄機の自動運転
装置においては、アンローダ弁のポンプ側及び開閉弁側
に設けられた各々の圧力スイッチの作用により、開閉弁
の開閉作動と連動して自動的に電動モータ、すなわちポ
ンプの運転及び停止を行わせることができる。
【0017】また、前記二つの圧力スイッチの圧力がと
もにゼロとなったことを検知して渇水状態と判断し、そ
の渇水状態と判断した時点から限時動作接点を備えたタ
イマ一が作動して、一定時間経過後に前記電動モータの
作動を停止させる。
【0018】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例を説明す
る。図1は本考案の洗浄機の自動運転装置の全体の概略
を示す配管系統図、図2は図1の電気系統要部のシーケ
ンス図、図3は図2のシーケンス図に基づいた主要部の
作動のフローチャートである。
【0019】図1において、本考案に係わる洗浄機の自
動運転装置の主要部Hは、基本的には前述の図4に示し
た従来技術の構成と同一である。すなわち、電動モータ
21により駆動されるプランジャ式等の、例えば常用圧
力100Kg/cm2程度の高圧ポンプ22は、その吸入側は
タンク30内の水を導く吸入管路40と接続され、吐出
側は吐出管路41を介してアンローダ弁60のインポー
ト61に接続され、前記アンローダ弁60のアウトポー
ト62はノズル管路42を介して噴射ガン80に接続さ
れている。このアンローダ弁60は、前記ノズル管路4
2内の圧力が所定圧力以上となったときに作動するよう
になっている。さらに、前記アンローダ弁60のバイパ
スポート63は、戻し管路43を介して前記タンク30
に接続されている。そして、前記噴射ガン80の先端に
は扇形ノズル81及び直進ノズル82が切替え自在に設
けられ、前記ノズル管路42からの水を噴射させるよう
になっている。前記噴射ガン80の内部には、前記噴射
ノズル81,82からの噴射を制御する開閉弁83が設
けられ、トリガレバー(図示せず)に連動させて開閉す
るようになっている。なお、前記タンク30内の吸入管
路40入口部分には、水中の異物を除去するためのスト
レーナ31が備えられ、また前記タンク30底部にはド
レンコック32が設けられている。
【0020】前記吐出管路41には、該管路41内の圧
力が所定圧力、例えば20Kg/cm2以上となったときに閉
じるとともに、所定圧力以下のときには開くようになさ
れた常開接点からなる、比較的高圧で作動する圧力スイ
ッチ51が接続されている。他方、前記ノズル管路42
には、該管路42内の圧力が前記と同様の所定圧力以上
となったときに開くとともに、所定圧力以下のときには
閉じるようになされた常閉接点からなる圧力スイッチ5
2が接続されている。そして、これらの圧力スイッチ5
1、52は、リレー(図示せず)を介して前記電動モー
タ21に接続されている。前記圧力スイッチ51及び5
2は、図2に示す如くOR回路を構成し、そのどちらか
が閉じていれば前記リレーを介して前記電動モータ21
が作動してポンプ22が駆動される構成になっている。
【0021】以上の説明から明らかなように、本考案に
係わる洗浄機の自動運転装置の主要部Hは、基本的には
前記従来技術と同一の構成であり、したがって該主要部
Hに係わる作用も前記従来技術のものと同一であり、こ
こでは重複する説明は省略する。本考案の洗浄機の自動
運転装置の図示例には、以上の主要部Hの構成に加え、
さらにこの主要部Hへの給水系統が付設されている。す
なわち、本実施例においては、水道栓45からの供給水
をボイラ70で加熱して、前記噴射ガン80から温水を
噴射させるようになしたものである。前記水道栓45は
給水管46を介して前記ボイラ70に接続され、該給水
管46には供給水量を調整するための給水口47及び減
圧弁48が設けられている。前記ボイラ70からの温水
は、温水供給管路49、並びに前記タンク30の供給口
に備え付けられたオーバーフロー防止用流量調整弁(ボ
ールタップ弁)33を介して前記タンク30内に注入さ
れるようになっている。また、ボイラ用燃料は、燃料ポ
ンプ91の作用により、燃料タンク90から燃料管路9
2を介して前記ボイラ70へと供給される。なお、71
はバーナーユニット、72はバーナーユニットの作動を
制御するサーモスタット、91aは前記燃料ポンプ91
及びバーナー用ブロワー91bを駆動する電動モータ、
そして93は燃料フィルターである。
【0022】このように構成された給水系統によれば、
前記水道栓45が開かれることにより前記ボイラ70ま
で送出された水は、該ボイラ70のバーナーユニット7
1により温められて温水供給管路49及び流量調整弁3
3を介してタンク30に注入され、温水は該タンク30
で大気に接触させることにより含有空気分が気泡となっ
て大気中に排出される。
【0023】次に、図2及び図3により、本考案一実施
例の自動停止手段を備えた洗浄機の自動運転装置の作用
について説明する。図2は電気系統要部のシーケンス
図、図3は図2のシーケンス図に基づいた主要部の作動
のフローチャートである。電源を入れ、主モータ21の
RUNスイッチをオンさせると、該主モータ21は始動
し高圧ポンプ22を駆動する。このとき、前記タンク3
0内に水がなければ(渇水状態)、ポンプ側の前記圧力
スイッチ51及び吐出側の前記圧力スイッチ52に作用
する圧力は共にゼロである。この渇水状態を検知した時
点からタイマT1が作動して、所定時間(たとえば50
秒間)後に、前記圧力スイッチ51及び52と無関係に
前記モータ21の作動を停止させるようになっている。
この時間は猶予期間であり、モータの始動後に即、駆動
を絶つと、機械系統及び電気系統の故障を招き易く、ま
た不経済的である等の理由からこれが設けられている。
なお、前記圧力スイッチ51及び圧力スイッチ52はO
R回路を構成するので、前記タイマT1の設定時間内は
前記ノズル管路42側の圧力スイッチ52の作用により
前記ポンプ22は駆動され続ける。
【0024】次に、前記猶予期間T1内に前記タンク3
0内に水が注入されると、前記ポンプ22の作用により
水が吐出管路41→アンローダ60→ノズル管路42へ
と圧送される。このときノズル(開閉弁)83は閉じら
れているので、前記ノズル管路42内の圧力は次第に高
まり、所定圧力に達して前記ノズル管路42側の圧力ス
イッチ52は開く。前記吐出管路41内の圧力は一時的
に高まるが、前記アンローダ弁60の作用によりゼロと
なり前記ポンプ側の圧力スイッチ51は開き、その時点
からタイマT2が作用し、一時停止遅延時間(例えば6
0秒)後にポンプ22は運転を停止する。
【0025】次に、洗浄を行うために前記ノズル83を
開くと、前記吐出管路41に水が流入して圧力が次第に
高まり所定圧力以上に達して、前記ポンプ側圧力スイッ
チ51は閉じ、前記モータ21により再びポンプ22は
駆動される。他方、前記ノズル管路42に閉じ込められ
ていた水は、一気に前記噴射ガン80から噴射されるの
で、前記ノズル管路42内の圧力は急減するが、再び上
昇する。このように、前記モータ22の手動RUNスイ
ッチをオン・オフしなくても、前記ノズル83の開閉操
作により、前記モータ21は自動的に駆動又は停止され
る。
【0026】以後、前記作動が繰り返されているうち
に、何等かの理由により渇水状態となったときには、前
記ポンプ側圧力スイッチ51、及び前記吐出側圧力スイ
ッチ52で検知される圧力は共にゼロとなり、その時点
からタイマT1が作動して所定時間後にモータ21が停
止し、したがってポンプ22は停止する。また、運転ラ
ンプGLは、通常の自動運転中は点灯し続けるもので、
その期間中はモータ21が一時運転停止をしても消灯し
ない。この運転ランプGLが消えたときは、操作者が意
識的にSTOPスイッチを切ったか、あるいは渇水状態
等何等かの異常を検知したかのどちらかである。
【0027】なお、本実施例では、洗浄機の自動運転装
置の付属装置としてボイラーを同時に作動させたもので
あるが、他の付属装置を設けたものにも適用できること
は勿論である。
【0028】
【考案の効果】噴射ノズルの開閉に応じて自動的に電動
モータ、すなわちポンプの運転及び停止を行えるように
され、しかも、ポンプの脈動や外部振動等による誤操作
並びに電気的トラブルなどを少なくして信頼性の高い渇
水時自動停止機能を可能とし、また、全体を安価に構成
することができるとともに、部品交換等のメインテナン
ス作業を容易に行うことができ、かつ、電気部品や配管
部品の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の洗浄機の自動運転装置の全体の概略
を示す配管系統図である。
【図2】 図1の電気系統要部のシーケンス図である。
【図3】 図2のシーケンス図に基づいた主要部の作動
のフローチャートである。
【図4】 従来の渇水時自動ポンプ停止機能を備えた洗
浄機Sの流体回路及び電気回路を模式的に示す図であ
る。
【符号の説明】
21 電動モータ 22 ポンプ 30 タンク 51 圧力スイッチ(ポンプ側) 52 圧力スイッチ(開閉弁側) 60 アンローダ弁 80 噴射ガン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−61732(JP,A) 特開 昭60−150489(JP,A) 実開 平3−86061(JP,U) 実開 平3−7983(JP,U) 実開 昭63−19046(JP,U) 実公 昭63−45579(JP,Y2) 実公 昭63−34198(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 1/00 - 11/04 F04B 49/00 - 51/00 F04D 15/00 - 15/02

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧水を噴射ノズル81、82から噴射
    させるポンプ22と、該ポンプ22を駆動する電動モー
    タ21と、前記噴射ノズル81、82を開閉させる開閉
    弁83と、該開閉弁83側のノズル管路42内の圧力が
    所定圧力以上となったときに作動するアンローダ弁60
    とを備えた洗浄機において、前記アンローダ弁60の前
    記ポンプ22側及び前記開閉弁83側に各々圧力スイッ
    チ51、52を設け、これ等二つの圧力スイッチ51、
    52により渇水状態を検知せしめて前記電動モータ21
    の作動を停止させる自動停止手段T1、T2、R1、R
    2を備えたことを特徴とする洗浄機の自動運転装置。
  2. 【請求項2】 前記渇水状態は、前記二つの圧力スイッ
    チ51、52の圧力がともにゼロになった状態として検
    出することを特徴とする請求項1記載の洗浄機の自動運
    転装置。
  3. 【請求項3】 前記自動停止手段は、前記渇水状態を検
    知した時点から一定時間経過後に前記電動モータ21の
    作動を停止させる限時動作接点を備えたタイマT1から
    なることを特徴とする請求項1又は2記載の洗浄機の自
    動運転装置。
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