JPH09223431A - 車両用ドアスイッチ - Google Patents

車両用ドアスイッチ

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JPH09223431A
JPH09223431A JP8054098A JP5409896A JPH09223431A JP H09223431 A JPH09223431 A JP H09223431A JP 8054098 A JP8054098 A JP 8054098A JP 5409896 A JP5409896 A JP 5409896A JP H09223431 A JPH09223431 A JP H09223431A
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JP
Japan
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switch
sliding chamber
case
push rod
sliding
Prior art date
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Pending
Application number
JP8054098A
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English (en)
Inventor
Mineo Hirano
峰男 平野
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Niles Parts Co Ltd
Original Assignee
Niles Parts Co Ltd
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Publication date
Application filed by Niles Parts Co Ltd filed Critical Niles Parts Co Ltd
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Priority to KR1019970000460A priority patent/KR100458158B1/ko
Priority to DE69711745T priority patent/DE69711745T2/de
Priority to EP97101261A priority patent/EP0790628B1/en
Priority to DE0790628T priority patent/DE790628T1/de
Priority to US08/791,740 priority patent/US5836442A/en
Publication of JPH09223431A publication Critical patent/JPH09223431A/ja
Priority to HK98100894A priority patent/HK1001877A1/xx
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/12Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H13/14Operating parts, e.g. push-button
    • H01H13/18Operating parts, e.g. push-button adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. door switch, limit switch, floor-levelling switch of a lift
    • H01H13/183Operating parts, e.g. push-button adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. door switch, limit switch, floor-levelling switch of a lift for actuation by moving a closing member, e.g. door, cover
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/58Electric connections to or between contacts; Terminals
    • H01H1/5866Electric connections to or between contacts; Terminals characterised by the use of a plug and socket connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/02Bases, casings, or covers
    • H01H9/04Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings
    • H01H2009/048Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings using a sealing boot, e.g. the casing having separate elastic body surrounding the operating member and hermetically closing the opening for it

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチの奥行きが小さく、またカプラーに
よる接続ができて組立施工が簡単な車両用ドアスイッチ
を提供する。 【解決手段】 スイッチケース1に構成したシリンダー
状スイッチ摺動室2の横位置に隣設して雌コネクターと
嵌合する雄コネクター凹部3を一体に構成する。スイッ
チ摺動室2に対してプッシュロッド12を突設したスイ
ッチ摺動子10をコイルスプリング14により弾性付勢
して摺動自在に内挿してなる。スイッチ摺動子10に設
けた摺動板22によって構成した可動側電極22をスイ
ッチ摺動室2の内壁に沿設した固定側電極21と摺動方
向に変位離接するスイッチを構成し、固定側電極21の
他端部を雄コネクター凹部3に突出するようにインサー
ト成形してターミナル20を構成することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアー回り
に固設収容する小型化可能なスイッチであり、殊に奥行
き方向のサイズを小さくすることができる車両用ドアス
イッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より車両ドアの開閉と連動してON
/OFFする種々のドアスイッチが使用されている。即
ちこの種の車両用ドアスイッチは図7に示すように、ケ
ース50の取付ベース51面から突出するように、摺動
自在に挿入したプッシュロッド52をコイルスプリング
53によって常時突出する方向に弾性付勢すると共に、
極盤54に配設した固定電極55に上記プッシュロッド
52に固設した可動電極56を離接する構造になってい
る。
【0003】そして、上記極盤54の底面にコネクター
57を連続して一体に成形し、車両組立後にハーネス側
のコネクター58と嵌合して配線接続するカプラー59
を構成している。また60は、固定側接点の一つを兼用
するマウント孔を構成したブラケットである。
【0004】しかし、車両に実装した場合のスイッチの
ON/OFF切替位置の精度を向上させるため、この種
のドアスイッチは、相対変位量が大きく現れるストライ
カーの近傍に設置することが切望されているが、その場
合、取付部分の奥行きのスペースに制限がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造の場
合、奥行き(取付ベース51の取付面からハーネス側の
コネクター58までの長さL)が大きくなるためストラ
イカーの近傍に設けることができず、一般にヒンジ側に
装着されている。
【0006】このため、カプラーを独立してハーネスを
介して接続したハーネスタイプにし、奥行きを小さくし
た構造のもの(例えば、実開平1−172231、実開
平1−130237)が使用されているが、このハーネ
スタイプのスイッチの場合、カプラーを別位置に設置す
ることができるため小型化は可能となるものの、ハーネ
スによる本体とカプラーの接続等、組立工数が増大する
ため生産コストが高騰する問題を有していた。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、スイッチの奥行きが小さくなりストライカーの近
傍に設置することが可能になると共に、カプラーによる
接続ができて組立施工が簡単な車両用ドアスイッチを提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、コネクターをスイッチ組立体部の脇に設
置し、スイッチ奥行きの小型化を図るものである。また
このときスイッチケースの成形に際してスイッチ組立体
部の導電構造とコネクター部の導電構造を一つの導電部
材をインサート成形することによって一体化し、部品数
を少なくすると共に組立工数を削減するものである。
【0009】請求項1の発明は、シリンダー状スイッチ
摺動室を構成したスイッチケースの前方にプッシュロッ
ドを突設したスイッチ摺動子を突出方向に弾性付勢して
摺動自在に内挿し、該スイッチ摺動子に設けた可動側電
極を前記スイッチ摺動室の内壁に固設した固定側電極と
摺動方向に変位離接してなるスイッチにおいて、前記ス
イッチケースのスイッチ摺動室の横位置に隣設して雌コ
ネクターと嵌合する雄コネクター凹部を一体に成形する
と共に、前記スイッチ摺動室の内壁に固設した固定側電
極の端部を該雄コネクター凹部に突出するようにインサ
ート成形し、ターミナルを構成したことでなる。
【0010】請求項2の発明は、スイッチケースのフラ
ンジ部にプレス加工した金属板のブラケットをインサー
ト成形し、該ブラケットの一部を該スイッチケースのス
イッチ摺動室の内壁面に沿設し、固定側電極の一つとし
たことでなる。
【0011】請求項3の発明は、ターミナルが、スイッ
チケースにインサート成形した略コ字状の導電板でな
り、一端部が前記スイッチ摺動室の内壁に露出した固定
側電極を構成すると共に、他端部が前記スイッチ摺動室
に隣設した雌コネクター内に突出したことでなる。
【0012】
【発明の実施の形態】即ち、本発明は図1に示すよう
に、合成樹脂によって成形したスイッチケース1に構成
してなるシリンダー状スイッチ摺動室2に、前方にプッ
シュロッド12を突設したスイッチ摺動子10を摺動自
在に内挿し、プッシュロッド12が突出する方向に弾性
付勢する。
【0013】該スイッチ摺動子10に設けた可動側電極
22を上記スイッチ摺動室2の内壁に沿設固着した固定
側電極21と摺動方向に変位離接してなるスイッチにお
いて、上記スイッチケース1のスイッチ摺動室2の横位
置に隣設して雌コネクター29と嵌合する雄コネクター
凹部3を一体に成形してなる。
【0014】上記スイッチケース1と雄コネクター凹部
3の成形に際して、スイッチ摺動室2の内壁に沿設固着
した固定側電極21の他端部を雄コネクター凹部3に突
出するようにインサート成形し、ターミナル20を構成
したものであり、コネクター部をスイッチ組立体部と一
体化しているため、該コネクター部に異常な荷重が加わ
ってもコネクター部が脱落または離脱することがないだ
けでなく、コネクター部をスイッチ組立体部の脇に設置
しているため、スイッチの奥行き寸法が小さくなり小型
化を図ることができる。
【0015】また雄コネクター凹部3内でターミナル2
0を構成する固定側電極21を一部品で構成することが
できると共に、該部材をスイッチケース1成形時にイン
サート成形するため、可動側電極22の摺動電極22の
摺動変位量に対する固定側電極21の位置設定が高精度
になり、ON/OFF切替位置精度の向上を図ることが
できる。
【0016】また上記スイッチケース1のフランジ部4
にプレス加工した金属板のブラケット5をインサート成
形し、該ブラケット5の一部を該スイッチケース1のス
イッチ摺動室2の内壁面に沿設し、アース側電極8とな
る固定側電極の一つとすることもでき、更なる組立工数
の削減を図るものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る車両用ドアスイッチの具
体的な一実施例を図1乃至図5を参照して説明する。符
号1は、非導電性の合成樹脂によって成形したスイッチ
ケースであり、該スイッチケース1の底面側から矩形シ
リンダー状のスイッチ摺動室2と、該スイッチ摺動室2
の横位置に隣設した雄コネクター凹部3を成形してな
る。
【0018】上記スイッチケース1のフランジ部4には
導電体の金属平板をプレス加工したブラケット5をイン
サート成形し、スイッチケース1成形と同時に一体化し
てなるもので、周縁にゴムカバー巻込み縁6を形成する
と共に一端にカラー状の立ち上がり部をもったマウント
孔7を穿設し、また内端の一部をスイッチケース1のス
イッチ摺動室2の内壁面に沿設露出したアース側電極板
8を構成してなる。
【0019】上記スイッチケース1のスイッチ摺動室2
には、フランジ部4側に構成した内段部9に肩部11を
係止してプッシュロッド12を前方へ突出したスイッチ
摺動子10を矢印A方向に摺動自在に内挿すると共に、
該摺動室2の底面側に嵌着した底蓋部材13との間に弾
装したコイルスプリング14によりスイッチ摺動子10
が常時前方へ突出する向きに弾性付勢してなる。
【0020】上記底蓋部材13は、側壁15の対向位置
外面に突設した一対のスナップ係止突起16,16をス
イッチケース1のスイッチ摺動室2壁面に対応開設した
透窓17,17の孔縁とスナップ係止して組立一体化す
るもので、コイルスプリング14は、該底蓋部材13の
内面中央に突出した膨出部18をスイッチ摺動子10の
内面中央に突設した突軸19にそれぞれ端部を保持され
た状態で弾装され、該突軸19が圧縮時の挫屈を阻止す
る。
【0021】また符号20,20は、上記スイッチケー
ス1の雄コネクター凹部3の内部に突設した一対の良導
電体のターミナルであり、他端部をそれぞれアース側電
極板8と対向するスイッチ摺動室2の内壁面に沿設露出
してターミナル側電極板21,21を構成するようにイ
ンサート成形し、スイッチケース1の成形と同時に一体
化してなる。
【0022】上記ターミナル側電極板21,21とアー
ス側電極板8間は、スイッチ摺動子10に対して基部に
穿設した透孔22dを突軸19に外挿した状態でコイル
スプリング14端で押圧一体化して取り付けられた導電
性弾性板材からなる摺動板バネ22によって短絡または
開放されるスイッチ機構を構成する。
【0023】該摺動板バネ22は、基部から延びる舌片
摺接端22a,22b,22cを非作動位置で摺動自在
に圧接すると共に、作動位置では舌片摺動端22cがア
ース側電極板8と接した状態のまま残りの舌片摺接端2
2a,22bがターミナル側電極板21a,21bから
外れてスイッチ摺動室2の内壁面上に移動する構造にな
る。
【0024】また符号23は、スイッチの前面を水密的
に覆うためのゴムカバーであり、周縁に上記ブラケット
5のゴムカバー巻込み縁6に係着するシールリップ24
を周設すると共に、スイッチ摺動子10のプッシュロッ
ド12と対応位置してダイヤフラム状の押圧変形カバー
部25、ブラケット5のマウント孔7と対応位置して構
成したシール型マウントビスホール部26、及びマウン
ト孔7のカラーのレベルより高くしたシール段部26a
を構成してなる。
【0025】尚、図6中、符号27は、上記ドアスイッ
チを車両のドア受け(ストライカー)部にある取付部板
28の面に固設するためのマウントビスであり、締結に
よって頚部27aがシール段部26aを押し潰すと同時
にマウント孔7のカラーへの圧着により、ブラケット5
がシールリップ24を取付板28の面に圧接し、ドアス
イッチの取付けと同時に水密構造となる。
【0026】また雄コネクター凹部3と嵌合する雌コネ
クター29は、該雄コネクター凹部3に突設した一対の
ターミナル20,20と対応する接続構造を具備した構
造になり、嵌合位置において側壁に構成したスナップ係
合突起30をスイッチケース1の雌コネクター凹部3側
壁に穿設してなる雌コネクター係合孔31とスナップ係
合し、抜落を防止する構造になっている。
【0027】上記構成になる車両用ドアスイッチは、通
常はコイルスプリング14の弾性力によってスイッチ摺
動子10がプッシュロッド12を突出する方向に移動し
ており、該スイッチ摺動子10に組み付けられた摺動板
バネ22は舌片摺接端22a,22bをターミナル側電
極板21,21と、他の舌片摺接端22cをアース側電
極板8と接続し、両ターミナル20,20間、及びター
ミナル20と車体側の取付板28と導通しているブラケ
ット5間をそれぞれ電気的に短絡し、スイッチは「O
N」作動状態にある。
【0028】ドア22を閉止すると、該ドアによってゴ
ムカバー23の押圧変形カバー部25が変形してスイッ
チ摺動子10のプッシュロッド12がコイルスプリング
14の弾性に抗して押し込まれ、該スイッチ摺動子10
に組み付けられた摺動板バネ22が所定のストロークを
越えて変位する。
【0029】従って摺動板バネ22の舌片摺接端22c
はアース側電極板8と接した状態のままであるが、残り
の舌片摺接端22a,22bはターミナル側電極板21
a,21bから外れてスイッチ摺動室2の内壁面上に移
動しているため、両ターミナル20,20間、及び各タ
ーミナル20または20とブラケット5(車体)間がそ
れぞれ電気的に開放され、スイッチは「OFF」作動状
態となる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る車両用ド
アスイッチは、コネクター部をスイッチケースと一体に
構成し、スイッチケースに横設したことによりスイッチ
全体の奥行きを小さくして薄型化することができたもの
で、スイッチ全体を薄型化したことで、ドアスイッチを
車体に容易に取り付けることができる特徴を有するもの
である。
【0031】また上記構成によれば、可動側の摺動板バ
ネと摺接するターミナル側電極板と雄コネクター凹部に
突設したターミナルとを一体化し、スイッチケース成形
時にインサート成形したことにより部品点数及び組立工
数を削減することができ、生産性を向上することができ
る等の特徴を有するものであり、本発明実施後の効果は
極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ドアスイッチの一実施例を
示す縦断面図である。
【図2】図1におけるX−X線断面図である。
【図3】図1におけるY−Y線断面図である。
【図4】同ドアスイッチの分解斜視図である。
【図5】同ブラケットとターミナルの分解斜視図であ
る。
【図6】同ドアスイッチの作動状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】従来の車両用ドアスイッチを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スイッチケース 2 スイッチ摺動室 3 雄コネクター凹部 5 ブラケット 7 マウント孔 8 アース側電極板 10 スイッチ摺動子 12 プッシュロッド 13 底蓋部材 14 コイルスプリング 20 ターミナル 21 ターミナル側電極板(固定側電極) 22 摺動側板バネ(可動側電極) 22a,22b,22c 舌片摺接端 23 ゴムカバー 24 シールリップ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項3の発明は、ターミナルは、スイッ
チケースにインサート形成した略コ字状の導電板でな
り、一端部が前記スイッチ摺動室の内壁に露出した固定
側電極を構成すると共に、他端部が前記スイッチ摺動室
に隣設したコネクター凹部内に突出したことでなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また雄コネクター凹部3内でターミナル2
0を構成する固定側電極21を一部品で構成することが
できると共に、該部材をスイッチケース1成形時にイン
サート成形するため、可動側電極22の摺動電極の摺動
変位量に対する固定側電極21の位置設定が高精度にな
り、ON/OFF切替位置精度の向上を図ることができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また雄コネクター凹部3と嵌合する雌コネ
クター29は、該雄コネクター凹部3に突設した一対の
ターミナル20、20と対応する接続構造を具備した構
造になり、嵌合位置において側壁に構成したスナップ係
合突起30をスイッチケース1のコネクター凹部3側
壁に穿設してなる雌コネクター係合孔31とスナップ係
合し、抜落を防止する構造になっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】ドアを閉止すると、該ドアによってゴムカ
バー23の押圧変形カバー部25が変形してスイッチ摺
動子10のプッシュロッド12がコイルスプリング14
の弾性に抗して押し込まれ、該スイッチ摺動子10に組
み込まれた摺動子板バネ22が所定のストロークを越え
て変位する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車両用ドアスイッチ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用ドア
に設置した車両用ドアスイッチを改良したものであり、
特に車両用ドアスイッチの小型化を図ると共に、信頼性
を向上させた車両用ドアスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両ドアの開閉に連動してON
/OFFする種々の車両用ドアスイッチが使用されてい
た。例えば、実開平3−15429号公報が示すドアス
イッチは、プッシュロッド(押圧体)に係止弾片を設
け、この係止弾片をケース(絶縁筒体)に係止すること
で、スプリングによって付勢されたプッシュロッドがケ
ースの外方に飛び出さないように抜け止めを行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の車両用ドアス
イッチは、車両に実装した場合のスイッチのON/OF
F切替位置の制度を向上させるため、相対変位量が大き
く現れるストライカの近傍に設置することが切望されて
いるが、その場合、取付部分のスペースに制限があり、
車両用ドアスイッチを小型化する必要があった。更に、
車両用ドアスイッチは、各種の制御ユニットにドア開閉
情報を提供するため、信頼性が重要に成っている。しか
しながら、例えば、上記した実開平3−15429号公
報に示すドアスイッチは、係止弾片が有るためにドアス
イッチが大型となる問題や、スプリングがプシュロッド
の係止弾片に引っ掛ってプッシュロッドの動きが阻害さ
れるとか、最悪の場合には係止弾片が折れるといった品
質上の問題点があった。
【0004】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、車両用ドアスイッチの奥行きや幅等の全体
寸法が小型化に成り、そのため、ドアストライカの近傍
に容易に設置することができると共に、信頼性を格段に
向上させた車両用ドアスイッチを提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、まず請求項1記載の発明は、摺動室を有するケース
と、摺動室内に摺動自在に配置しかつスプリングによっ
てケースの外方に付勢されたプッシュロッドと、マウン
トビスが接触するマウント孔を有すると共にケースに装
着した金属製のブラケットとを備え、プッシュロッドに
設けた可動接点が摺動室に設けた固定電極と離接してス
イッチ動作する車両用ドアスイッチにおいて、ブラケッ
トがプッシュロッドを挿通する挿通孔を有するととも
に、プッシュロッドがその外壁に段差部を有し、段差部
が挿通孔の内周縁に係合することで、スプリングによっ
て付勢されたプッシュロッドをケースに保持したことを
特徴とする車両用ドアスイッチを提供する。
【0006】また、請求項2記載の発明は、前記プッシ
ュロッドの段差部が挿通孔の内周縁に面接触した状態で
係合するように構成したことを特徴とする車両用ドアス
イッチを提供する。
【0007】また、請求項3記載の発明は、内底にスプ
リング支持部を形成した摺動室を有するケースと、摺動
室内に摺動自在に配置し、かつスプリングによってケー
スの外方に付勢されたプッシュロッドと、プッシュロッ
ドに設け略ハ字状に広がった舌片摺動端を有する可動接
点と、前記摺動室に設けると共に前記可動接点に接離す
る固定電極と、を備えた車両用ドアスイッチにおいて、
前記可動接点は、舌片摺動端の基部側の傾斜面を形成
し、前記ケースは、摺動室の開口端部に、前記傾斜面が
係止する係止部を形成したことでなる。
【0008】また、請求項4記載の発明は、前記プッシ
ュロッドは、前記ケースの摺動室に係合する面に、案内
凸部を形成し、前記ケースの摺動室は、内壁に、前記案
内凸部が係合するレール部を形成したことでなる。
【0009】また、請求項5記載の発明は、前記ケース
は、前記係止部の外側に第1縦穴を穿設し、かつ前記係
止部の外側に第2縦穴を穿設し、前記第1縦穴は、該第
1縦穴内に向けて第1係止爪を形成し、前記第2縦穴
は、該第2縦穴内に向けて第2係止爪を形成し、前記ブ
ラケットは、前記第1係止爪に係合する第1係止孔を穿
設し、かつ前記第1縦穴に嵌入する折曲片と、前記第2
係止爪に係合する第2係止孔を穿設し、かつ前記第2縦
穴に嵌入する固定電極と、を一体形成したことでなる。
【0010】また、請求項6記載の発明は、前記固定電
極は、下端部中央に接点ギャップ用突部を形成し、前記
ケースは、第2縦穴の内底中央に、前記接点ギャップ用
突部が係合する接点ギャップ溝を連続形成したことでな
る。
【0011】また、請求項7記載の発明は、前記ケース
は、前記摺動室内において、前記係止部の下側に、ター
ミナルを支持する板状支持部を形成し、前記係止部の下
側に、前記第2縦穴内の固定電極を露出する接点露出溝
を形成したことでなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る車両用ドア
スイッチSの実施形態を添付図面を用いて説明する。ま
ず符号1で示す部材は、非導電性の合成樹脂によって形
成したケースであり、矩形のシリンダー形状をした摺動
室11と、フランジ部12とを有している。
【0013】 上記ケース1は、フランジ部12に金属製
のブラケット6を装着している。該ブラケット6は、図
1に示すごとく、一端にカラー状の立ち上り部をもった
マウント孔61と、前記摺動室11の内壁面に露出させ
た固定電極62と、後述するプッシュロッド3を挿通す
るための挿通孔63と、前記摺動室11内の上方に形成
した第1係止爪15に係合する第1係止孔65と、第2
係止爪16に係合する第2係止孔66と、前記第1係止
孔65を穿設した折曲片67とを備えている。
【0014】前記マウント孔61は、マウントビス4の
挿入穴で、周囲に上方向に突出したカラー64を形成し
ている。該カラー64は、図2に示すように、マウント
ビス4をゴムカバー8のビス穴84、ブラケット6のマ
ウント孔61、ケース1の貫通穴17を介して車体に螺
着したとき、前記マウントビス4の頸部41がシール段
部83を圧縮して、該カラー64に頸部41が接触し
て、電気接続するようにしたものである。
【0015】前記固定電極62は、図1に示すように前
記摺動室11の貫通穴17側の近傍に形成した第2縦穴
19に圧入される舌片状のもので、先端に接点ギャップ
用突部68を形成している。該第2縦穴19は、底面の
摺動室11側中央に、前記接点ギャップ用突部68が遊
嵌する接点ギャップ溝11aを形成している。折曲片6
7は、ケース1の摺動室11の周部に形成した第1縦穴
18に圧入される舌片状のもので、中央に第1係止孔6
5を穿設している。
【0016】前記第1縦穴18は、前記摺動室11内に
おいて、内壁に形成したターミナル7係止用の配設溝1
1bに連続形成している。該第1縦穴18の開口端の摺
動室11側には、スプリング2で付勢された可動接点3
1の舌片摺動端31cの傾斜面31eが係止する係止部
11cを形成している。該第1縦穴18は、前記係止部
11cの対向する位置に第1係止爪15を形成してい
る。該第1係止爪15は、上側に向けて形成した弾性片
で、先端部の爪を第1縦穴18内に突出している。前記
係止部11cの真下には、前記配設溝11bと、該配設
溝11bの両側に形成し、ターミナル7の両側を保持す
る板状支持部11eとを形成している。
【0017】前記第2縦穴19は、前記摺動室11内に
おいて、内壁に形成した前記接点ギャップ溝11aと、
接点露出溝11fとに連続している。該第2縦穴19の
開口端の摺動室11側には、スプリング2で付勢された
可動接点31の舌片摺接端31dの傾斜面31fが係止
する係止部11dを形成している。該第2縦穴19は
前記係止部11dの対向面側に第2係止爪16を形成し
ている。該第2係止爪16は、下側に向けて形成した弾
性片で、先端部の爪を第2縦穴19内に突出している。
前記係止部11dの真下には、前記接点露出溝11fを
形成している。
【0018前記接点ギャップ溝11aは、摺動室11
のブラケット6を嵌入する側の内壁に形成した接点露出
溝11fの略中心線上に形成している。前記配設溝11
bは、ターミナル7の固定電極71を、摺動室11の内
壁に露出した状態に設置するための溝である。前記係止
部11cは、図1に示すように摺動室11のターミナル
7側の開口端に、対向して形成した2つの突出片でな
る。尚、該係止部11cは、スプリング2に付勢された
可動接点31の傾斜面31eが係止する形状であればよ
く、その形状は特に限定しない。例えば、該係止部11
cは、板状支持部11e及び配設溝11b上に形成した
橋梁状のものでもよい。
【0019】前記係止部11dは、図1に示すように前
記摺動室11の係止部11cの対向位置に形成され、対
象形状をしている。該係止部11dは、摺動室11の貫
通穴17側の開口端に、対向して形成した2つの突出片
でなる。尚、該係止部11dは、スプリング2に付勢さ
れた可動接点31の傾斜面31fが係止する形状であれ
ばよく、その形状は特に限定しない。例えば、該係止部
11dは、接点露出溝11f及び接点ギャップ溝11a
上に形成した橋梁状のものでもよい。
【0020】 上記ケース1の摺動室11には、プッシュ
ロッド3を配置している。該プッシュロッド3は、図2
に示す矢印ON,OFF方向に摺動自在であり、かつス
プリング2によってケース1の外方に付勢されている。
また該プッシュロッド3は、その外壁に段差部32を有
しており、該段差部32が前記挿通孔63の内周縁に係
合することで、スプリング2によって付勢されたプッシ
ュロッド3をケース1に保持し、プッシュロッド3がケ
ース1から外方に飛び出さない様にしている。また、該
プッシュロッド3は、内部中央に略四角柱形状の突軸3
3を突設しており、該突軸33によって可動接点31の
中央、及びスプリング2の端部を保持し、かつ突軸33
がスプリング2の圧縮時における挫屈を阻止している。
【0021】前記プッシュロッド3は、前記段差部32
に下方に、可動接点31の舌片摺動端31c、31dが
出没自在に挿入配置される切欠部34を有する。また、
プッシュロッド3の周囲には、図1に示すように摺動室
11の内壁の左右に形成したレール部11g、11hの
間に係合する案内凸部35、36を形成している。該案
内凸部35、36は、プッシュロッド3の上端から下端
まで形成した2本で1組の突起である。
【0022】 また前記摺動室11は、その底面側にスプ
リング支持部13を設けており、該スプリング支持部1
3と前記プッシュロッド3との間のスプリング2を弾装
してプッシュロッド3をケース1の外方に付勢してい
る。
【0023】 またターミナル7は、固定電極71及び嵌
合爪72を有しており、該嵌合爪72をケース1の孔1
4に嵌合することでケース1に固定するとともに、固定
電極71を前記摺動室11の内壁に配置している。該タ
ーミナル7は各種の制御回路やルームランプ等に電気的
に接続される。
【0024】 前記摺動室11内における各固定電極6
2、71が対向した空間には、可動接点31を装着して
いる。該可動接点31は、その基部31aに透孔31b
を穿設するとともに、基部31aから両側に、ハ字状に
開いて延びた一対の舌片摺動端31c、31dを延設し
ている。舌片摺動端31c、31dは、先端が略V字状
に折曲している。そして、透孔31bに前記突軸33を
挿入し、スプリング2で基部31aをプッシュロッド3
の内面に押し付けることにより、可動接点31をプッシ
ュロッド3に一体化している。
【0025】 前記固定電極62、71は、その長さが変
えてある。具体的にはブラケット6側の固定電極62に
比べてターミナル7側の固定電極71の寸法を長く設定
している。そのため、プッシュロッド3に押圧力が加わ
っていない状態、すなわち車両ドアが開いている状態で
は、固定電極62、71に可動接点31の舌片摺動端3
1c、31dがそれぞれ接触し、これにより車両用ドア
スイッチSがON作動状態に成る。逆に、プッシュロッ
ド3に対して図2に示す矢印OFF方向に押圧力が加わ
った状態、すなわち車両ドアが閉じている状態では、ブ
ラケット6側の固定電極62から他方の舌片摺接端31
dが離れ、これにより車両用ドアスイッチSがOFF作
動状態に成る。ただし、ターミナル7側の固定電極71
と一方の舌片摺動端31cとは常に接触している。
【0026】 また符号8で示す部材は、スイッチの前面
を水密的に覆うためのゴムカバーである。該ゴムカバー
8は、前記ケース1のフランジ部12に係着するシール
リップ81と、前記プッシュロッド3を収納するダイヤ
フラム状の押圧変形カバー部82と、前記マウント孔6
1のカラー64より高い位置にシール段部83とを備え
ている。
【0027】 また、符号4で示す部材は、該車両用ドア
スイッチSを車両のストライカ部にある車体側取付部5
に固定するためのマウントビスである。該マウントビス
4は、スクリュードライバ等で締め付けると、その頚部
41がマウント孔61のカラー64へ接触する。これに
より、車両用ドアスイッチSが車体側取付部5に取り付
けられ、それと同時に車両用ドアスイッチSが車体側取
付部5を介してボディアースされ、かつ頚部41とシー
ル段部83とが密着することでシール段部83において
水密構造が形成される。
【0028】次に、上記車両用ドアスイッチSの組付け
手順を説明する。 まず、ターミナル7をケース1の配設
溝11bに挿入し、嵌合爪72を孔14に係合する。可
動接点31の透孔31bを突軸33に嵌入し、舌片摺動
端31c、31dを切欠部34に挿入する。該可動接点
31は、舌片摺動端31c、31dが外側に広がろうと
する弾圧力を有し、その弾圧力で傾斜面31e、31f
の近傍が切欠部34の奥端の内壁側に圧接して、仮止め
される。
【0029】スプリング2の上端を前記突軸33に嵌入
し、舌片摺動端31c、31dを内側に圧縮させて、プ
ッシュロッド3を摺動室11に嵌入する。前記スプリン
グ2の下端は、スプリング支持部13に係合させる。案
内凸部35、36は、各々のレール部11g、11hの
間に係合し、プッシュロッド3の上下動がガタ付きな
く、スムーズなものになる。
【0030】プッシュロッド3を摺動室11に挿入して
手を離すと、該プッシュロッド3及び可動接点31は、
スプリング2に付勢されて上方向に押し戻される。可動
接点31は、傾斜面31e、31fが係止部11c、1
1dに圧接して、該可動接点31及びスプリング2が摺
動室11から飛び出すことがない。ブラケット6をケー
ス1に組付けるとき、スブリング2に付勢された可動接
点31及びプッシュロッド3を、摺動室11から飛び出
さないように押されることが不要となり、組付け作業が
容易となる。
【0031】ブラケット6の折曲片67を第1縦穴18
に、固定電極62を第2縦穴19に圧入する。該折曲片
67は、第1縦穴18に嵌入されると、第1係止孔65
が第1係止爪15に係合して、ブラケット6をケース1
に係止する。前記固定電極62は、第2縦穴19に嵌入
されると、該固定電極62が摺動室11内の接点露出溝
11fに係合すると共に、接点ギャップ用突部68が接
点ギャップ溝11aに係合し、かつ第2係止孔66が第
2係止爪16に係合して、ブラケット6をケース1に係
止する。挿通孔63の縁には、プッシュロッド3の段差
部32が当接するので、スプリング2、可動接点31及
びプッシュロッド3が摺動室11から弾出することを阻
止する。
【0032】前記ブラケット6、プッシュロッド3、及
びケース1の上面をゴムカバー8で覆う。該ケース1を
車体側取付部5に挿入し、マウントビス4でゴムカバー
8とブラケット6とケース1とを、車体側取付部5に固
定する。これにより、ブラケット6が更にケース1に堅
固され、前記スプリング2、可動接点31、及びプッシ
ュロッド3がケース1から弾出することがない。
【0033】 次に、上記構成から成る車両用ドアスイッ
チSの作用を説明する。上記構成の車両用ドアスイッチ
Sは、車両ドアを開けると、スプリング2の弾性力によ
ってプッシュロッド3が図2に示す矢印ON方向に突出
する。このとき、固定電極62、71の双方に舌片摺動
端31c、31dがそれぞれ接触し、これにより車両用
ドアスイッチSは各種の制御回路やルームランプ等にO
N信号を導出する。電流は、ターミナル7から可動接点
31の舌片摺動端31c、舌片摺動端31d、ブラケッ
ト6の固定電極62、マウント孔61、マウントビス4
を通り車体側取付部5からアースされる。このとき、プ
ッシュロッド3は、段差部32がブラケット6の挿通孔
63の内周縁に係合し、これによってプッシュロッド3
がケース1から外方に飛び出さない様に保持される。
【0034】 また車両用ドアスイッチSは、車両ドアを
閉めると、スプリング2の弾性力に抗して可動接点31
の舌片摺接端31dがブラケット6側の固定電極62か
ら離れ、これにより車両用ドアスイッチSはOFF状態
と成る。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、摺動室を有するケー
スと、摺動室内に摺動自在に配置しかつスプリングによ
ってケースの外方に付勢されたプッシュロッドと、マウ
ントビスが接触するマウント孔を有すると共にケースに
装着した金属製のブラケットとを備え、プッシュロッド
に設けた可動接点が摺動室に設けた固定電極と離接して
スイッチ動作する車両用ドアスイッチにおいて、ブラケ
ットがプッシュロッドを挿通する挿通孔を有するととも
に、プッシュロッドがその外壁に段差部を有し、段差部
が挿通孔の内周縁に係合することで、スプリングによっ
て付勢されたプッシュロッドをケースに保持したことに
より、車両用ドアスイッチの奥行きや幅等の全体寸法が
小型化に成り、そのためドアストライカの近傍に容易に
設置することができると共に、スプリングがプッシュロ
ッドに引っ掛ってプッシュロッドの動きが阻害されると
か、プシャッシュロッドがケースから飛び出すことを阻
止する部材が折れるといった品質上の問題点が発生せ
ず、信頼性を格段に向上させることができる効果があ
る。
【0036】 また、請求項2の発明は、前記プッシュロ
ッドの段差部が挿通孔の内周縁に面接触した状態で係合
するように構成したことにより、前記効果に加えて、プ
ッシュロッドの挿通孔に対する接触面積が広く成り、そ
のため、プッシュロッドが長期にわたって摩耗し難い効
果がある。
【0037】また、請求項3有するケースと、摺動室内
に摺動自在に配置し、かつスプリングによってケースの
外方に付勢されたプッシュロッドと、プッシュロッドに
設け略ハ字状に広がった舌片摺動端を有する可動接点
と、前記摺動室に設けると共に前記可動接点に接離する
固定電極と、を備えた車両用ドアスイッチにおいて、前
記可動接点は、舌片摺動端の基部側の傾斜面を形成し、
前記ケースは、摺動室の開口端部に、前記傾斜面が係止
する係止部を形成したことで、ケースの摺動室内に、ス
プリングに付勢された可動接点を挿入して組付けると
き、前記可動接点の前記傾斜面が、前記係止部に係止す
るので、該可動接点が摺動室から飛び出さないように手
で保持する必要がなく、組付け作業がし易い。
【0038】また、請求項4記載の発明は、前記プッシ
ュロッドは、前記ケースの摺動室に係合する面に、案内
凸部を形成し、前記ケースの摺動室は、内壁に、前記案
内凸部が係合するレール部を形成したことで、前記プッ
シュロッドのガタ付きを解消し、動きをスムーズにする
ことができる。
【0039】また、請求項5記載の発明は、前記ケース
は、前記係止部の外側に第1縦穴を穿設し、かつ前記係
止部の外側に第2縦穴を穿設し、前記第1縦穴は、該第
1縦穴内に向けて第1係止爪を形成し、前記第2縦穴
は、該第2縦穴内に向けて第2係止爪を形成し、前記ブ
ラケットは、前記第1係止爪に係合する第1係止孔を穿
設し、かつ前記第1縦穴に嵌入する折曲片と、前記第2
係止爪に係合する第2係止孔を穿設し、かつ前記第2縦
穴に嵌入する固定電極と、を一体形成したことで、ブラ
ケットを折曲片と第2係止孔とでケース圧嵌し、第1係
止爪と第2係止爪とでブラケットをケースに係止して堅
固できる。
【0040】また、請求項6記載の発明は、前記固定電
極は、下端部中央に接点ギャップ用突部を形成し、前記
ケースは、第2縦穴の内底中央に、前記接点ギャップ用
突部が係合する接点ギャップ溝を連続形成したことで、
接点の接触具合を良好にできる。
【0041】また、請求項7記載の発明は、前記ケース
は、前記摺動室内において、前記係止部の下側に、ター
ミナルを支持する板状支持部を形成し、前記係止部の下
側に、前記第2縦穴内の固定電極を露出する接点露出溝
を形成したことで、ターミナルから突出した接片形状の
固定電極を、前記第2縦穴に圧入してブラケットをケー
スに固定する役目と、固定接点の役目とを兼備して、部
品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施形態の分解斜視図であ
る。
【図2】図1に示すもののON状態を示す縦断面図であ
る。
【図3】図1に示すもののOFF状態を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】 1 ケース 2 スプリング 3 プッシュロッド 4 マウントビス 5 車体側取付部 6 ブラケット 7 ターミナル 8 ゴムカバー 11 摺動室11c、11d 係止11e 板状支持部 11f 接点露出溝 11g、11h レール部 12 フランジ部 13 スプリング支持部15 第1係止爪 16 第2係止爪 18 第1縦穴 19 第2縦穴 31 可動接点31a 基部 31c、31d 舌片摺動端 31e、31f 傾斜面 32 段差部35、36 案内凸部 61 マウント孔 62、71 固定電極 63 挿通孔65 第1係止孔 67 折曲片 68 接点ギャップ用突部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー状スイッチ摺動室を構成した
    スイッチケースの前方にプッシュロッドを突設したスイ
    ッチ摺動子を突出方向に弾性付勢して摺動自在に内挿
    し、該スイッチ摺動子に設けた可動側電極を前記スイッ
    チ摺動室の内壁に固設した固定側電極と摺動方向に変位
    離接してなるスイッチにおいて、 前記スイッチケースのスイッチ摺動室の横位置に隣設し
    て雌コネクターと嵌合する雄コネクター凹部を一体に成
    形すると共に、前記スイッチ摺動室の内壁に固設した固
    定側電極の端部を該雄コネクター凹部に突出するように
    インサート成形し、ターミナルを構成したことを特徴と
    する車両用ドアスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記スイッチケースのフランジ部にプレ
    ス加工した金属板のブラケットをインサート成形し、該
    ブラケットの一部を該スイッチケースのスイッチ摺動室
    の内壁面に沿設し、固定側電極の一つとしたことを特徴
    とする請求項1記載の車両用ドアスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記ターミナルは、スイッチケースにイ
    ンサート成形した略コ字状の導電板でなり、一端部が前
    記スイッチ摺動室の内壁に露出した固定側電極を構成す
    ると共に、他端部が前記スイッチ摺動室に隣設した雌コ
    ネクター内に突出したことを特徴とする請求項2記載の
    車両用ドアスイッチ。
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