JP2565581Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2565581Y2
JP2565581Y2 JP1990021545U JP2154590U JP2565581Y2 JP 2565581 Y2 JP2565581 Y2 JP 2565581Y2 JP 1990021545 U JP1990021545 U JP 1990021545U JP 2154590 U JP2154590 U JP 2154590U JP 2565581 Y2 JP2565581 Y2 JP 2565581Y2
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貞雄 国分
実 西尾
好孝 服部
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、操作力が大きくなってはっきりとした操作
感が得られるスイッチ装置に関する。
(従来の技術) マイクロスイッチを用いたプッシュスイッチでは、非
常に小さな操作力で切換えがなされるために、切換える
意思が無くても僅かに押釦に触れただけで切換え動作が
なされてしまうことがあった。このような状態が生じな
いようにするために、操作力を大きくしてはっきりとし
た操作感を得ようとする場合、従来においては、マイク
ロスイッチと別個の操作力を大きくするためのばねを配
設するようにしていた。
しかし、上記構成では、スイッチ本体と別個にばねを
配設することになるから、余分なスペースが必要で限ら
れたスペースに収まらない場合が生ずる不具合があっ
た。
このような不具合を解消する構成の一例を第6図ない
し第8図に示す。この第6図において、機枠1はベース
2及びケース3からなる。ベース2及びケース3の対向
する内面には、固定接点4,5が配設されている。ベース
2にはU字状をなす端子体6が設けられており、この端
子体6は第8図にも示すように基部7並びにベース2か
らそれぞれ上方に突設された第1の支持部8及び第2の
支持部9からなる。この第1の支持部8の右側面には係
合溝8aが形成され、第2の支持部9の左側面には係合溝
9aが形成されている。また、固定接点4,5と接離する可
動接点10を有する可動体11は、平面状の上板ばね12とこ
の上板ばね12の左端に可動接点10により固着された下板
ばね13とから構成されている。この下板ばね13は、円弧
状に湾曲した形状を有している。上板ばね12には、第7
図に示すように右端側にほぼ矩形の孔12aが形成され、
中間部にほぼ矩形の孔12bが形成されている。そして、
上板ばね12の孔12aが第1の支持部8の係合溝8aに係合
されると共に、下板ばね13の右先端部が第2の支持部9
の係合溝9aに係合されている。
この構成では、常時は可動接点10が固定接点5に接触
するようになっており、操作子14により上板ばね12の子
12aと子12bとの間の部分を押圧すると、その押込み操作
に応じて可動体11が変位して可動接点10が固定接点4に
接触するようになる。ここで、下板ばね13のばね力を適
当な強さに設定することにより、操作子14の操作力を大
きくしてはっきりとした操作感を得ている。これによ
り、別個のばねを設ける必要をなくしている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来構成では、組立時において、可動体11を支持
部8,9に取付ける場合、上板ばね12の孔12aを第1の支持
部8の係合溝8aに係合させると共に、下板ばね13の右先
端部を第2の支持部9の係合溝9aに係合させながら、可
動体11を下方に押さえ付けて第6図に示す状態にする。
この場合、可動体11の下方への押さえ付けにより、下板
ばね13も下方に移動して該下板ばね13の右先端部に下向
きの力が作用するから、この右先端部が第2の支持部9
の係合溝9aから外れて下方に移動してしまうことがあ
り、組立不良が生じるという問題点があった。
そこで、本考案の目的は、別個のばねを設けることな
く大きな操作力を得ることができると共に、組立不良の
発生を防止できるスイッチ装置を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のスイッチ装置は、機枠に設けられた固定接点
と前記機枠に設けられた第1の支持部とを備え、この第
1の支持部に一端が支持され他端に前記固定接点と切離
する可動接点が設けられた上板ばねを備え、この上板ば
ねのうち前記可動接点側に一端が設けられ他端の両側に
先端側へ延びる一対の突片部を有すると共に一部が湾曲
した形状をなす下板ばねを備え、そして、前記機枠に設
けられ前記下板ばねの他端が係合する断面ほぼV字状を
なす係合溝を有する第2の支持部を備え、この第2の支
持部の両側に設けられ前記下板ばねの他端に下向きの力
が作用するときに前記突片部に当接して該下板ばねの変
位を阻止する一対の受け部を備え、更に、前記受け部の
高さ位置と前記係合溝の最深部の高さ位置とを同じに構
成すると共に、前記受け部のうちの前記下板ばね側の端
部の位置と前記係合溝の最深部の位置とを同じに構成し
たところに特徴を有する。
(作用) 上記手段によれば、組立時において、上板ばねの一端
を第1の支持部に係合させると共に、下板ばねの他端を
第2の支持部の係合溝に係合させながら、上板ばね及び
下板ばねを下方に押さえ付ける。この場合、上記押さえ
付けにより該下板ばねの他端に下向きの力が作用する。
このとき、第2の支持部に設けられた一対の受け部に下
板ばねの他端の一対の突片部が当接して、下板ばねの変
位が阻止される。従って、下板ばねの他端が第2の支持
部の係合溝から外れることを確実に防止でき、組立不良
がなくなる。また、受け部の高さ位置と係合溝の最深部
の高さ位置とを同じに構成すると共に、受け部のうちの
下板ばね側の端部の位置と係合溝の最深部の位置とを同
じに構成した、即ち、受け部が下板ばね側へ向けて突出
しないように構成したので、下板ばねが作動して変形す
るときに受け部の上面に接触することがない。このた
め、下板ばねのばね荷重を設計するときの拘束条件が少
なくなるから、それだけ設計の自由度が大きくなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例につき第1図ないし第5図を
参照しながら説明する。
まず第1図において、機枠21はベース22及び容器状を
なすケース23から構成されている。このベース22には固
定接点24を有する固定接点用導体25が設けられ、ケース
23には固定接点26を有する固定接点用導体27が設けられ
ており、固定接点24,26が所定の間隔を存して互いに対
向位置されている。また、導電性部材をほぼU字状に曲
成して形成された端子体28は、基部29がベース22にイン
サート成形により配設されており、ベース22から上方に
突出して第1及び第2の支持部30及び31が設けられてい
る。第4図に示すように、この第1の支持部30の右側面
には、幅方向に沿って切欠状の係合溝30aが形成されて
いる。第2の支持部31の左側面には、係合部として例え
ば幅方向に沿って切欠状の係合溝31aが形成されてい
る。この係合溝31aの断面形状は、ほぼV字状をなして
いる(第1図及び第4図参照)。この場合、左方側の第
2の支持部31の係合溝31aは、右方側の第1の支持部30
の係合溝30aよりも低い位置となるように設定されてい
る。ここで、第2の支持部31は、上部側の幅寸法が基部
29及び第1の支持部30の幅寸法よりも狭く形成されてい
る。そして、第2の支持部31の両側部には、受け部とし
て段部31b,31bが形成されている。この断部31b,31bの位
置は係合溝31aの底部の位置と合うようになっている。
また、先端部に固定接点24,26と接離する可動接点32
が配設された可動体33は、平面状の上板ばね34と、先端
部が円弧状に湾曲され基端部が平面状をなす下板ばね35
とからなる。この場合、第3図に示すように、上板ばね
34と下板ばね35の各左端部に形成された貫通子に可動接
点32の軸部を挿通し且つかしめることにより、上板ばね
34に下板ばね35が固着されている。上板ば34には、第2
図に示すように基端部側にほぼ矩形の孔34aが形成さ
れ、中間部にほぼ矩形の孔34bが形成されている。ここ
で、下板ばね35の他端である先端部35aの両側には、先
端側へ延びる突片部35b,35bが形成されている。そし
て、上板ばね34の孔34aが前記第1の支持部30の結合溝3
0aに係合されると共に、下板ばね35の先端部35aが第2
の支持部31の係合溝31aに係合され且つ突片部35b,35bが
第2の支持部31の断部31b,31bに載置されている。ま
た、ケース23の第1図中右部にはプッシャ36が上下移動
可能に支持されており、このプッシャ36が下方に移動さ
れると、その先端部が上板ばね34のうち孔34aと孔34bと
の間の部分34cに当接して押圧するようになっている。
しかして、上記構成によれば、プッシャ36が押込まれ
ていない第1図に実線で示す状態では、上板ばね34はほ
ぼ平面状態を呈しており、可動接点32が固定接点26に接
触している。この状態で、プッシャ36が下方に押込移動
されると、該プッシャ36の先端部が上板ばね34の部分34
cに当接して下方に変位させることにより、上板ばね34
が湾曲するようになる。そして、該湾曲が死点即ち上板
ばね34の部分34cが下ばね35の先端部35aが支持された第
2の支持部31の係合溝31aに達すると、下板ばね35の湾
曲状態が変化して上板ばね34の湾曲状態が反転して第1
図中二点鎖線で示す状態になり、可動接点32が固定接点
24に接触される。この状態から、プッシャ36に対する押
込を解除すると、下板ばね35の復元力で、該下板ばね35
及び上板ばね34の双方が第1図に実線で示す元の状態に
戻される。
上記したプッシャ36を押込む場合、下板ばね35のばね
力により該プッシャ36の押込に対して反力即ち操作力を
与えることができる。従って、下板ばね35のばね力を適
当な大きさに設定すれば、下板ばね35のみで高い反発力
を得ることができ、大きな操作力を与えるためのばねを
別個に設けることなく、プッシャ36に大きな操作力を与
えることができる。このため、限られたスペースでも十
分に収納できる。
さて、上記構成を組立てる場合について、第5図を参
照して説明する。まず、第5図に示すように、ベース22
に可動体33を取付ける。この場合、上板ばね34の右端部
の孔34aを第1の支持部30の係合溝30aに係合させると共
に、下板ばね35の先端部35aを第2の支持部31の係合溝3
1aに係合させる。この後、ケース23をベース22に取付け
る。この場合、ケース23により上板ばね34及び下板ばね
35を下方に押さえ付けながら取付けを行なう。この押さ
え付けにより、下板ばね35が下方に移動するから該下板
ばね35の先端部35aに下向きの力が作用する。このと
き、第2の支持部31に設けられた段部31b,31bに下板ば
ね35の突片部35b,35bが当接しているから、下板ばね35
の先端部35aの下方への変位が阻止される。従って、下
板ばね35の先端部35aが第2の支持部31の係合溝31aから
外れることを確実に防止でき、従来(第6図ないし第8
図参照)とは異なり組立不良をなくすことができる。
尚、上記実施例では、突片部35bを下板ばね35の先端
部35aの両側に設けたが、これに限られるものではな
く、突片部を下板ばねの先端部の中央に1か所設けると
共に、この突片部に対応して第2の支持部に孔部または
切欠部を設け、この孔部または切欠部に突片部を当接さ
せるようにしても良い。また、上記実施例では、上板ば
ね34及び下板ばね35を2枚の板ばねを固着して構成した
が、これに代えて、1枚の板ばねを折り曲げて構成して
も良い。更に、上記実施例において、上板ばね34、下板
ばね35等の部品の名称における上、下、或いは各板ばね
34,35の変位方向を示す上向き、下向きという言葉は、
スイッチ装置を第1図に示すように設置した場合に適す
るように便宜的に付けたものであり、絶対的な上下関係
を示すものではない。従って、スイッチ装置は、第1図
に示す設置状態に限られず、例えば上下逆に、90度回転
させた状態に、或いは斜めに設置しても良いことは勿論
である。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、下板ばねの
他端に下向きの力が作用するとき、第2の支持部に設け
られた受け部に、下板ばねの他端に設けられた突片部が
当接して該下板ばねの変位を阻止する構成とし、更に、
受け部の高さ位置と係合溝の最深部の高さ位置とを同じ
に構成すると共に、受け部のうちの下板ばね側の端部の
位置と係合溝の最深部の位置とを同じに構成したので、
別個のばねを設けることなく大きな操作力を得ることが
できると共に、組立不良の発生を防止でき、また、下板
ばねのばね荷重を設計するときの設計の自由度を大きく
し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は縦断側面図、第2図は可動体の上面図、第3図
は第2図中III−III線に沿う断面図、第4図は端子体の
斜視図、第5図は組立途中を示す縦断側面図である。ま
た、第6図ないし第8図は従来構成を示すもので、第6
図は第1図相当図、第7図は第2図相当図、第8図は第
4図相当図である。 図面中、21は機枠、24,26は固定接点、28は端子体、30
は第1の支持部、30aは係合溝、31は第2の支持部、31a
は係合溝、31bは段部(受け部)、32は可動接点、33は
可動体、34は上板ばね、35は下板ばね、35bは突片部を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 服部 好孝 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 実開 平1−170920(JP,U) 実開 昭60−136431(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠に設けられた固定接点と、 前記機枠に設けられた第1の支持部と、 この第1の支持部に一端が支持され他端に前記固定接点
    と切離する可動接点が設けられた上板ばねと、 この上板ばねのうち前記可動接点側に一端が設けられ他
    端の両側に先端側へ延びる一対の突片部を有すると共に
    一部が湾曲した形状をなす下板ばねと、 前記機枠に設けられ前記下板ばねの他端が係合する断面
    ほぼV字状をなす係合溝を有する第2の支持部と、 この第2の支持部の両側に設けられ前記下板ばねの他端
    に下向きの力が作用するときに前記突片部に当接して該
    下板ばねの変位を阻止する一対の受け部とを備え、 前記受け部の高さ位置と前記係合溝の最深部の高さ位置
    とを同じに構成すると共に、前記受け部のうちの前記下
    板ばね側の端部の位置と前記係合溝の最深部の位置とを
    同じに構成したことを特徴とするスイッチ装置。
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