JP2591290Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

Info

Publication number
JP2591290Y2
JP2591290Y2 JP1990019800U JP1980090U JP2591290Y2 JP 2591290 Y2 JP2591290 Y2 JP 2591290Y2 JP 1990019800 U JP1990019800 U JP 1990019800U JP 1980090 U JP1980090 U JP 1980090U JP 2591290 Y2 JP2591290 Y2 JP 2591290Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
upper leaf
lower leaf
spring
movable contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990019800U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03110728U (ja
Inventor
貞雄 国分
実 西尾
好孝 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP1990019800U priority Critical patent/JP2591290Y2/ja
Publication of JPH03110728U publication Critical patent/JPH03110728U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591290Y2 publication Critical patent/JP2591290Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、操作力が大きくてはっきりとした操作感が
得られるスイッチ装置に関する。
(従来の技術) マイクロスイッチを用いたプッシュスイッチでは、非
常に小さな操作力で切換えがなされるために、切換える
意思が無くても僅かに押釦に触れただけで切換え動作が
なされてしまうことがあった。このような状態が生じな
いようにするために、操作力を大きくしてはっきりとし
た操作感を得ようとする場合、従来においては、マイク
ロスイッチと別個に操作力を大きくするためのばねを配
設するようにしていた。
しかし、上記構成では、スイッチ本体と別個にばねを
配設することになるから、余分なスペースが必要で限ら
れたスペースに収まらない場合が生ずる不具合があっ
た。
このような不具合を解消する構成として、出願人は実
願平1−83314号を出願している。この構成について、
第8図に従って説明する。この第8図において、平面状
の上板ばね1に対して、先端部が円弧状に湾曲され基端
部が平面状をなす下板ばね2を可動接点3によりかしめ
固着することにより、該可動接点3が配設された可動体
4を構成している。この構成では、下板ばね2のばね力
を適当な強さに設定することにより、操作力を大きくし
てはっきりした操作感を得ており、別個のばねを設ける
必要をなくすことができる。また、上記構成では、可動
体4を上板ばね1及び下板ばね2という2個の板ばねに
より構成すると共に、両板ばねの材質等を変えることに
より、上板ばね1側の部品コストを下げることができ
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来構成では、上板ばね1に下板ばね2を取着す
るに際しては、上板ばね1及び下板ばね2の図中各左端
部に貫通孔を形成し、この各貫通孔に可動接点3を挿通
させ且つかしめ固着している。この固着により、上板ば
ね1から下板ばね2が外れることはない。しかし、上板
ばね1に対して下板ばね2が可動接点3を支点として回
動するおそれがあるため、上板ばね1と下板ばね2の位
置が合わなくなるという問題点があった。
そこで、本考案の目的は、上板ばねに下板ばねを取着
した後、これら上板ばねと下板ばねの位置が合わなくな
ることを防止できるスイッチ装置を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のスイッチ装置は、機枠に設けられた固定接点
を備えると共に、前記機枠に一端が支持され他端に前記
固定接点と接離する可動接点が設けられた上板ばねを備
え、一端が前記上板ばねのうちの前記可動接点側に重合
されて前記可動接点により固着され且つ他端が前記機枠
に支持されると共に一部が湾曲した形状をなす下板ばね
を備え、そして、前記上板ばねと前記下板ばねとの重合
部分にこれら上板ばねと下板ばねの互いの位置合わせを
行なう掛合片を備え、この掛合片を、上板ばねと下板ば
ねとを重合した状態でプレスにより切起こし形成するよ
うに構成したところに特徴を有する。
(作用) 上記手段によれば、上板ばねに下板ばねを重合して可
動接点により固着して後は、上板ばねと下板ばねとの重
合部分に設けられた掛合片によって、これら上板ばねと
下板ばねとの互いの位置合わせが行なわれる。従って、
上板ばねと下板ばねの位置が合わなくなることを防止で
きる。特に、上板ばねと下板ばねの互いの位置合わせを
行なうための掛合片を、上板ばねと下板ばねとを重合し
た状態でプレスにより切起こし形成する構成としたの
で、二つの板ばねが互いにずれることを止める機能(回
り止め機能)が大幅に高くなり、また、掛合片を形成す
る際の作業が簡単になると共に、掛合片の位置精度が高
くなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例につき第1図ないし第7図を
参照しながら説明する。
まず第4図において、機枠11はベース12及び容器状を
なすケース13から構成されている。このベース12には固
定接点14を有する固定接点用導体15が設けられ、ケース
13には固定接点16を有する固定接点用導体17が設けられ
ており、固定接点14,16が所定の間隔を存して互いに対
向位置されている。また、導電性部材をほぼU字状に曲
成して形成された端子体18は、基部19がベース12にイン
サート成形により配設されており、ベース12から上方に
突出して第1及び第2の支持部20及び21が設けられてい
る。これら第1及び第2の支持部20及び21には、幅方向
に沿って切欠状の係止部20a及び21aがそれぞれ形成され
ている。この場合、左方側の第2の支持部21の係止部21
aは、右方側の第1の支持部20の係止部20aよりも低い位
置となるように設定されている。
また、先端部に固定接点14,16と対向する可動接点22
が配設された可動体23は、平面状の上板ばね24と、先端
部が円弧状に湾曲され基端部が平面状をなす下板ばね25
とからなる。この場合、上板ばね24及び下板ばね25の第
1図中各左端部には、第3図に示すように貫通孔24a及
び25aが形成されており、各左端部を重ね合わせた状態
で貫通孔24a及び25aに可動接点22の軸部が挿通されてか
しめられている。これにより、下板ばね25の左端部が上
板ばね24の左端部に取着されている。上板ばね24と下板
ばね25との重合部分には、可動接点22を挟んで第1図中
上下両側に位置して例えばプレスにより掛合部として掛
合片24b,25bが切起こされている。この掛合片24b,25bに
より、上板ばね24に対して下板ばね25が回り止めされ、
上板ばね24と下板ばね25の互いの位置合わせが行なわれ
ている。また、上板ばね24には、基端部側にほぼ矩形状
の孔24cが形成され、中間部にほぼ矩形状の孔24dが形成
されている。そして、第4図に示すように、上板ばね24
の孔24cが前記第1の支持部20の係止部20aに係合され、
下板ばね25の先端部が第2の支持部21の係止部21aに係
合されている。ケース13の第4図中右部にはプッシャ26
が上下移動可能に支持されており、このプッシャ26は非
操作状態でその先端部が上板ばね24のうち孔24cと孔24d
との間の部分24eに当接するようになっている。
しかして、上記構成によれば、プッシャ26が押込まれ
ていない第4図に実線で示す状態では、上板ばね24はほ
ぼ平面状態を呈しており、可動接点22が固定接点16に接
触している。この状態で、プッシャ26が下方に押込移動
されると、該プッシャ26の先端部が上板ばね24の部分24
eを押圧して下方に変位させることにより、上板ばね24
が湾曲するようになる。そして、該湾曲が死点即ち上板
ばね24の部分24eが下ばね25の先端部が支持された第2
の支持部21の係止部21aに達すると、下板ばね25の湾曲
状態が変化して上板ばね24の湾曲状態が反転して第4図
に二点鎖線で示す状態になり、可動接点22が固定接点14
に接触される。この状態から、プッシャ26に対する押込
を解除すると、下板ばね25の復元力で、該下板ばね25及
び上板ばね24の双方が、第4図に実線で示す元の状態に
戻される。
ここで、上記したプッシャ26を押込む場合、上板ばね
24に掛かる応力に比べて下板ばね25に掛かる応力の方が
大である。この場合、上板ばね24と下板ばね25とが別体
であるから、下板ばね25の方だけ強度を強くすることが
できる。即ち、上板ばね24は比較的強度の弱い低コスト
の部材を用い、下板ばね25の方だけ強度の強い部材を用
いることができ、全体のコストを低くすることができ
る。また、プッシャ26を押込む場合、下板ばね25のばね
力により該プッシャ26に押込に対して反力即ち操作力を
与えることができる。従って、下板ばね25のばね力を適
当な大きさに設定すれば、下板ばね25のみで高い反発力
を得ることができ、操作力を大きくするためのばねを別
個に設けることなく、プッシャ26に大きな操作力を与え
ることができる。このため、限られたスペースでも十分
に収納できる。
さて、上述した可動体23を製造する場合について第5
図ないし第7図も参照して説明する。
上板ばね24については、帯状の板材27を第5図に図示
する形状に打ち抜く。即ち、上板ばね24の両端には連結
部28,28が残されており、これらにより板材27に上板ば
ね24が残されるようになっている。また、板材27のうち
上板ばね24の両端外方に位置して位置決め孔29,29が形
成されている。そして、このような打ち抜き形状30が板
材27の延びる方向に隣接して並べて形成される(第7図
参照)。一方、下板ばね25についても、帯状の板材31を
第6図に図示する形状に打ち抜く。即ち、下板ばね25の
左端には連結部32が残されており、これにより板材31に
下板ばね25が残されるようになっている。また、板材31
のうち下板ばね25の両端外方に位置して位置決め孔33,3
3が形成されている。この場合、板材27と板材31とを重
合して位置決め孔29,29と位置決め孔33,33とを合わせる
と、第1図及び第2図に示すように上板ばね24と下板ば
ね25が所定位置に互いに位置が合うように設定されてい
る。そして、このような打ち抜き形状34が板材31の延び
る方向に隣接して並べて形成される(第7図参照)。
この後、第7図に示すように、板材27と板材31とを重
合して位置決め孔29,29と位置決め孔33,33とを合わせ、
この状態で、プレス手段35により上板ばね24と下板ばね
25の重合部分に掛合片24b,25bを切起こす。これら掛合
片24b,25bにより、上板ばね24と下板ばね25とが互いに
位置合わせされると共に、上板ばね24と下板ばね25とが
仮固着される。この後、貫通孔24a及び25aに可動接点22
を挿通し且つかしめ固着し、連結部28,32を打ち抜くこ
とにより、可動体23を製造している。
上記構成の可動体23においては、可動接点22によるか
しめ固着によって上板ばね24と下板ばね25とが重合され
て取着されている。そして、上板ばね24と下板ばね25と
の重合部分に設けられた掛合片24b,25bによって、上板
ばね24に対して下板ばね25が回り止めされて、これら上
板ばね24と下板ばね25の互いの位置合わせが行なわれ
る。このため、従来(第9図参照)とは異なり、上板ば
ね24と下板ばね25の位置が合わなくなることを防止でき
る。
尚、上記実施例では、掛合片24b,25bを形成した後
で、可動接点22のかしめ固着を行なうようにしたが、こ
れに代えて、可動接点のかしめ固着を行なってから掛合
片を形成しても良く、また、可動接点のかしめ固着及び
掛合片の形成を同時に行なうようにしても良い。更に、
上記実施例では、上板ばね24と下板ばね25の重合部分の
2か所に掛合片24b,25bを形成したが、これに限られる
ものではなく、1か所或いは3か所以上に形成しても良
い。この他、上記実施例では、掛合手段として掛合片24
b,25bを形成したが、代わりに、上板ばねと下板ばねに
凸部と凹部を設け、これらを嵌合して上板ばねと下板ば
ねとを回り止めしても良く、掛合手段としては両板ばね
の回り止めを可能とする構成であれば良い。
また、上記実施例において、上板ばね24、下板ばね25
等の部品の名称における上、下、或いは各板ばね34,35
の変位方向を示す上向き、下向きという言葉は、スイッ
チ装置を第4図に示すように設置した場合に適するよう
に便宣的に付けたものであり、絶対的な上下関係を示す
ものではない。従って、スイッチ装置は、第4図に示す
設置状態に限られず、例えば上下逆に、90度回転させた
状態に、或いは斜めに設置しても良いことは勿論であ
る。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、上板ばねと
下板ばねとの重合部分に、これら上板ばねと下板ばねの
互いの位置合わせを行なう掛合片をプレスにより切起こ
し形成する構成としたので、上板ばねに下板ばねを取着
した後、これら上板ばねと下板ばねの位置が合わなくな
ることを防止でき、また、二つの板ばねが互いにずれる
ことを止める機能が大幅に高くなり、しかも、掛合片を
形成する際の作業が簡単になると共に、掛合片の位置精
度を高くし得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は可動体の上面図、第2図は同側面図、第3図は
第1図中III−III線に沿う断面図、第4図は全体の縦断
側面図、第5図は上板ばねを打ち抜く場合の打ち抜く形
状を示す板材の平面図、第6図は下板ばねを打ち抜く場
合の第5図相当図、第7図は製造工程を示す斜視図であ
る。また、第8図は従来構成を示す第2図相当図であ
る。 図面中、11は機枠、14,16は固定接点、22は可動接点、2
3は可動体、24は上板ばね、25は下板ばね、24b,25bは掛
合片(掛合部)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 服部 好孝 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 実開 平1−95028(JP,U) 実開 昭57−153809(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠に設けられた固定接点と、 前記機枠に一端が支持された他端に前記固定接点と接離
    する可動接点が設けられた上板ばねと、 一端が前記上板ばねのうちの前記可動接点側に重合され
    て前記可動接点により固着され且つ他端が前記機枠に支
    持されると共に一部が湾曲した形状をなす下板ばねと、 前記上板ばねと前記下板ばねとの重合部分に設けられこ
    れら上板ばねと下板ばねの互いの位置合わせを行なう掛
    合片とを具備し、 前記掛合片を、前記上板ばねと前記下板ばねとを重合し
    た状態でプレスにより切起こし形成するように構成した
    ことを特徴とするスイッチ装置。
JP1990019800U 1990-02-28 1990-02-28 スイッチ装置 Expired - Fee Related JP2591290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990019800U JP2591290Y2 (ja) 1990-02-28 1990-02-28 スイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990019800U JP2591290Y2 (ja) 1990-02-28 1990-02-28 スイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03110728U JPH03110728U (ja) 1991-11-13
JP2591290Y2 true JP2591290Y2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=31522904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990019800U Expired - Fee Related JP2591290Y2 (ja) 1990-02-28 1990-02-28 スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591290Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070255356A1 (en) * 2006-04-28 2007-11-01 Ondine International, Ltd. Photodisinfection delivery devices and methods

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811104U (ja) * 1981-07-15 1983-01-24 クラリオン株式会社 板金等の固定機構
JPH0195028U (ja) * 1987-12-15 1989-06-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03110728U (ja) 1991-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2586531Y2 (ja) 分岐接続箱用中継端子
JPH0635413Y2 (ja) コネクタ
JPH0710994Y2 (ja) ステアリングホイールのホーンスイツチ
JPH09117038A (ja) 電気接続用配線板
JP2591290Y2 (ja) スイッチ装置
US4055736A (en) Push switch
JP2004031171A (ja) 2段動作プッシュスイッチ
JP2000057885A (ja) 押釦スイッチ及びその製造方法
JP3678600B2 (ja) ブレーカ装置
JP2565581Y2 (ja) スイッチ装置
JP2006092825A (ja) 温度スイッチと温度スイッチの組立方法
JP3226211B2 (ja) バスバー配線板
JP3692218B2 (ja) プッシュスイッチ装置
EP0155390A2 (en) Method of making snap action switches
JPH0535538Y2 (ja)
JPH0323634Y2 (ja)
JP2571815Y2 (ja) 多方向傾動操作レバーの配線構造
JPH084695Y2 (ja) 基板用接続端子
JPH0539024Y2 (ja)
JPS6341705Y2 (ja)
JPH0220776Y2 (ja)
JPH0451376Y2 (ja)
JPS6110277Y2 (ja)
JPS624980Y2 (ja)
JP2500290Y2 (ja) スイツチ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees