JP3533868B2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP3533868B2
JP3533868B2 JP04125897A JP4125897A JP3533868B2 JP 3533868 B2 JP3533868 B2 JP 3533868B2 JP 04125897 A JP04125897 A JP 04125897A JP 4125897 A JP4125897 A JP 4125897A JP 3533868 B2 JP3533868 B2 JP 3533868B2
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和司 松川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押釦スイッチに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、押釦スイッチとしては、いわ
ゆるワイドハンドル形スイッチに用いられる押釦スイッ
チ(例えば、特開平4−22027号公報)が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の押釦
スイッチは、上述のワイドハンドル形スイッチに用いら
れるものに限らず、常開型の押釦スイッチと常閉型の押
釦スイッチとで、可動接点を有する開閉素子ブロック
や、固定接点を有する接点端子板ブロックなどの形状が
異なっている。このため、常開型の押釦スイッチと常閉
型の押釦スイッチとで、それぞれ形状の異なる専用の開
閉素子ブロック及び接点端子板ブロックが必要であり、
コストが高くなってしまうという不具合があった。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、低コスト化が可能な押釦スイッチを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、押釦ハンドルと、可動接点が固
着され押釦ハンドルの押操作に連動して回動する開閉素
子ブロックと、開閉素子ブロックが電気的に接続される
端子板ブロックと、可動接点が接離する固定接点が固着
された接点端子板ブロックと、各ブロックが収納される
ボディとを備え、接点端子板ブロックは、固定接点を固
着するための一対の接点片を有する端子板と、一対の接
点片の一方の接点片に固着される上記固定接点とで構成
され、開閉素子ブロックは、表裏を逆にしてもボディに
組み込み可能な板状の開閉素子と、開閉素子に固着され
た上記可動接点とで構成され、固定接点が固着された接
点片に応じて上記可動接点が固定接点と対向する組み込
み方向で開閉素子がボディに組み込まれ、ボディには、
開閉素子ブロックが反転しないように開閉素子ブロック
の回動範囲を規制するリブが突設されて成ることを特徴
とするものであり、常開型の押釦スイッチと常閉型の押
釦スイッチとで開閉素子、端子板の共通化が図れるか
ら、コストの低減を図ることが可能になる。また、ボデ
ィに、開閉素子ブロックが反転しないように開閉素子ブ
ロックの回動範囲を規制するリブが突設されているの
で、押釦ハンドルを押操作したときに、開閉素子ブロッ
クが反転しないようにすることができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、可動接点及び固定接点がかしめにより固着されるの
で、開閉素子への固定接点のかしめ方向を変更するとと
もに、端子板への固定接点のかしめ位置を変更し、ボデ
ィへの開閉素子の組み込み方向を変更することにより、
常開型の押釦スイッチと常開型の押釦スイッチとを構成
することが可能となり、常開型の押釦スイッチと常閉型
の押釦スイッチとで開閉素子、端子板の共通化が図れる
から、コストの低減を図ることが可能になる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、端子板ブロック及び接点端子板ブロッ
クが、電線と接続される一対の端子片を有し、端子片
と、端子片に電線を圧接接続する鎖錠ばねと、端子片と
電線との接続を外すために鎖錠ばねを圧接解除方向に撓
ませる解除釦とで速結端子を構成しているので、電線が
容易に且つ確実に接続できることから均一な結線と省施
工化が図れ、しかも一対の端子片を有することにより送
り配線が可能となり、さらに省施工化が図れる。
【0008】
【0009】請求項の発明は、請求項1乃至請求項
の発明において、ボディとカバーとで形成される器体
が、埋込用配線器具の取付枠に取り付けることができる
取付部を備えるとともに、取付枠の取付窓の短手方向に
おける器体の寸法に略等しい幅寸法に形成され且つ押操
作により押釦ハンドルを移動させる操作ハンドルを取着
する取着部を備えているので、操作ハンドルを取着する
ことにより操作性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】常開型の押釦スイッチ5は、図1
乃至図5に示すように、合成樹脂製の箱状のボディ5a
と、合成樹脂製のカバー5bとで器体が形成され、カバ
ー5bの対向する一対の側面から垂下したボディ係止脚
10に設けたボディ係止孔10aをボディ5aの係止突
起9に係止させて結合するようになっている。カバー5
bには更に両側面に、図6に示す金属製の取付枠2の両
側片2b,2bの縦辺に穿設してある一対の係止孔8に
夫々対応した係止爪11a,11bを一体に突設し、一
方の係止爪11bの背部にはカバー5bの外壁を上下に
貫通した孔よりなるたわみ代を得るための空間12を形
成して、係止爪11bが内側へ弾性的にたわむことがで
きるようになっている。
【0011】また、ボディ5aは、両側に端子収納部1
3、14が形成され、一方の端子収納部13には端子板
ブロック15の端子部15b、鎖錠ばね16,16、解
除釦17からなる速結端子が収納され、他方の端子収納
部14には接点端子板ブロック25Aの端子部25c、
鎖錠ばね19、鎖錠ばね21、解除釦22からなる速結
端子が収納されている。各端子は、ボディ5aの底面に
穿孔された電線挿通孔55(図3及び図5参照)より挿
入された電線を、鎖錠ばね16,16,19,21のば
ね力により鎖錠ばね16,16,19,21と端子片1
5c,15c,25d,25dとの間に挟持することに
よって保持する。ここで、端子片15c,15c,25
d,25dの内側面はローレット加工が施されており、
電線の圧接時における接触安定性が図られる。また、ボ
ディ5aの底面に穿孔された釦操作孔56,56よりド
ライバ等の治具を挿入して解除釦17,22を操作する
ことによって、鎖錠ばね16,16,19,21を撓ま
せて電線が容易に抜くことができる。なお、各端子は、
それぞれ端子片15c,15c対、端子片25d,25
d対を有しているので、一方の端子片を送り配線用に利
用することができ、省施工化が図れる。
【0012】端子板ブロック15は端子部15bの一端
部から支持板15aが延出されており、支持板15aに
は開閉素子ブロック24Aが接触接続される。ここに、
開閉素子ブロック24Aの開閉素子24は導電板により
形成してあり、中央収納部23内に入れられ、開閉素子
24の両端下部に設けた突部28を中央収納部23の側
壁に設けたV状凹部27(図7(b)参照)に嵌め込ん
で下端縁が上記支持板15aに接した状態でV状凹部2
7の下部を中心に回動自在となっている。
【0013】接点端子板ブロック25Aは端子板25と
固定接点26とで構成される。ここに、端子板25は、
図8乃至図11に示すように、端子部25cから延出さ
れ先端が折曲された一対の接点片25a,25bを有す
る。この接点片25a,25bそれぞれには、固定接点
26をかしめ固定するための孔25cが穿孔されてお
り、接点片25aに穿孔された孔25cのみに固定接点
26がかしめ固定されている(図12参照)。なお、後
述するように、常閉型の押釦スイッチ5’(図19及び
図20参照)の場合には、接点片25bに穿孔された孔
25cのみに固定接点26がかしめ固定される(図21
参照)。
【0014】上述の接点片25aは、ボディ5aに突設
された隔壁14a及びリブ23d(図7参照)を乗り越
えて中央収納部23に収納され、接点片25bはボディ
5aに突設された隔壁14a及びリブ23c(図7参
照)を乗り越えて中央収納部23に収納される。接点片
25aと接点片25bとは、端子部25cから延出され
て折曲される位置までの長さが異なり、接点片25bの
方が延出距離が短い位置で折曲されており、接点片25
aの先端の方が接点片25bの先端よりも端子部25c
から離れた位置になるようにしてある。ここに、接点片
25aは略垂直に折曲されているのに対し、接点片25
bは接点片25aと異なる角度に折曲されている。な
お、端子板25の一対の端子片25dには端子収納部1
4に収納された状態で接点端子板ブロック25Aのがた
つきを防止するためのダボ25fが突設されている。ま
た、端子板15ブロックの一対の端子片15c,15c
にも同様のダボが突設されている。
【0015】また、上述の開閉素子ブロック24Aは、
図13に示すように、板状の開閉素子24の上部に穿孔
された孔24dに可動接点29がかしめ固定されてお
り、開閉素子24の回動に応じて可動接点29が固定接
点26に接離するものであり、後述の押釦ハンドル32
が押操作されていない時には可動接点29が固定接点2
5から開離している(図14参照)。なお、後述するよ
うに、常閉型の押釦スイッチ5’(図19及び図20参
照)の開閉素子ブロック24Bは、開閉素子24の孔2
4dに可動接点29をかしめる方向が異なるだけである
(図25参照)。
【0016】ここで、開閉素子ブロック24Aはコイル
スプリング30と、反転ハンドル31と、押釦ハンドル
32及びスライドカム33等とから構成される反転機構
により回動される。コイルスプリング30は上記開閉素
子24の横片の上縁に設けたばね座24aに下部を係止
させ、上部を反転ハンドル31の下部に一体に突設させ
ている筒部31a内に挿入させて反転ハンドル31の両
側方向への動きに応じて開閉素子ブロック24Aを回動
させるようになっている。反転ハンドル31はカバー5
bの凹部51の底部に開口した孔52に下方から凹部5
1内に挿入され、反転ハンドル31の下部の筒部31a
の両側に設けた逆三角形状の軸31cをカバー5bの内
壁の軸受50に回動自在に枢支してあり、反転ハンドル
31の上部の直方体部31bの両側上部には上記スライ
ドカム33に掛合する掛合突起34,34を突設してい
る。
【0017】押釦ハンドル32は平面形状が四角形状を
しており、上記カバー5bの四角形状をした凹部51の
両側内壁面に形成された上下方向の係止溝35に係止突
起36,36を係止して上下動自在に凹部51内に収納
されており、平片37bから下向きに開拡した2つの復
帰ばね片37a,37aを下方に向けて一体延設して構
成した復帰ばね37を平片37bに穿設した孔37dに
押釦ハンドル32の下面に突設した突起(図示せず)を
挿入することにより、押釦ハンドル32下面に取り付
け、この復帰ばね37の復帰ばね片37a,37a先端
を凹部51の底面に弾接することにより上方に常時付勢
されている。
【0018】スライドカム33はポリアセタールのよう
な弾性に富む熱可塑性樹脂により略ロ状に形成されたも
ので、対向する側辺部の下面に上記反転ハンドル31の
掛合突起34に対応する掛合カム体38を突設し、更に
別の側辺部の中央部にはハ状に一体突設した一対のばね
片33a,33aを備え、このばね片33a,33aの
先端間に押釦ハンドル32の下面に形成している突起3
2A(図15参照)を挿入して押釦ハンドル32の下面
においてスライドカム33を摺動自在に装着し且つばね
片33a,33aの弾性によって反摺動方向への復帰力
を与えるようになっている。
【0019】このようにして構成した常開型の押釦スイ
ッチ5は図6に示す金属製の取付枠2の取付窓6に下方
からカバー5bを嵌めるようにして、取付枠2の一方の
側片2bの縦辺下端をカバー5bの周辺上面に当接した
状態でこの当接点を支点として回動させれば支点側の係
止爪11aが係止孔8に係入し、他方の側片2bの縦辺
の下端は係止爪11bを空間12のたわみ代と、カバー
5bの材質の弾力性によって内方向に押圧させて係止爪
11bを乗り越え、係止爪11bを係止孔8に係入させ
る。係止爪11a,11bを係止孔8,8に夫々係入さ
せて係止固定された押釦スイッチ5は押釦ハンドル32
を取付枠2の窓孔6より突出させる。
【0020】なお、取付枠2の取付窓6の上下には、取
付枠2をJIS規格等によって規格化されているスイッ
チボックスなどの埋込ボックスに取り付けることができ
るように、ボックスねじが挿通する長孔57が穿孔さ
れ、また、取付枠2の前面側にプレートが取り付けられ
るように、プレートねじが螺合するねじ孔60が形成さ
れている。なお、本実施形態における押釦スイッチ5の
器体は、取付枠2に最大3個まで取り付けることができ
る寸法に形成されている。
【0021】このようにして取付枠2に取り付けられた
押釦スイッチ5には、いわゆるワイドハンドル形スイッ
チを構成するためのピアノハンドル43が操作ハンドル
として付設される。このピアノハンドル43は背面部の
一端部に設けられた軸受部45に、カバー5bの上部に
突設した軸部54を回動自在にはめ込み、他端部の背方
に突設された抜止片43b(図2参照)をカバー5bの
空間12内に挿入して抜止片43bが空間12から抜け
ないようになっている。ここに、ピアノハンドル43
は、幅寸法がボディ5aとカバー5bとを結合して構成
される器体の長手方向の寸法と略同一寸法に形成されて
おり(図2参照)、操作ハンドル32に比べて比較的大
きな操作ハンドル(ワイドハンドル)となる。したがっ
て、操作ハンドル32を操作する場合に比べて操作性が
向上する。
【0022】上記のようにピアノハンドル43が押釦ス
イッチ5に取り付けられるのであるが、ピアノハンドル
43の他側部を押圧操作すると、軸受部45と軸部54
との軸支部を中心にしてピアノハンドル43が回動す
る。そして、このピアノハンドル43の回動により押釦
ハンドル32を押し駆動できるようになっている。次
に、ワイドハンドル形スイッチ(ピアノハンドル式スイ
ッチ)の動作を図3、及び図16乃至図18に基づいて
説明する。
【0023】まず、図3の状態からピアノハンドル43
を押し下げると、押釦ハンドル32が復帰ばね片37a
に抗して押し下げられ、押釦ハンドル32の押し下げに
よりスライドカム33が下降してスライドカム33の一
方の端部の掛合カム体38の内側傾斜面に沿うように掛
合突起34が押し下げられて反転ハンドル31が回動す
る。ここで、反転ハンドル31の掛合突起34の内側に
内側傾斜面を形成してあるので、上記のように押釦ハン
ドル32の押し下げにより反転ハンドル31を回動する
に当たり、スライドカム33のばね片33aに抗してス
ライドカム33をスライドしながら反転ハンドル31と
スライドカム33とが摺動摩擦抵抗を受けずスムーズに
反転ハンドル31を回動させることができる。
【0024】ピアノハンドル43が押し下げられる前
は、図16に示すように可動接点29が固定接点26か
ら開離して、開閉素子ブロック25Aがボディ5aに突
設されたリブ23b(図7参照)に当接している。この
状態から、上記のようにして反転ハンドル31を回動さ
せるとコイルスプリング30が揺動して開閉素子ブロッ
ク24Aが回動し、図17に示すように可動接点29が
固定接点26に接触する。
【0025】ところで、従来のピアノハンドル式スイッ
チでは、ピアノハンドルが押し下げられた場合、開閉素
子ブロックが反転した後に可動接点が固定接点に接触す
るようになっており、開閉素子ブロックが反転するまで
は復帰動作をする。これに対し、本実施形態では、支持
板15aに対する開閉素子ブロック24Aの角度が90
度になって開閉素子ブロック24Aが反転するまでに可
動接点29が固定接点26に接触するように接点端子板
ブロック25Aの接点片25aの折曲位置が決まってい
る。このため、本実施形態では、押釦ハンドル32を押
し下げると、開閉素子ブロック24Aが反転する前に、
瞬時に可動接点29と固定接点26とが接触するので、
操作時にクリック感があり操作感触がよい。また、押釦
ハンドル32の押し下げを解除すると、復帰ばね37の
復帰ばね片37aで押釦32が押し上げられて、同時に
スライドカム33もばね片33aのばね力で中央部位に
摺動復帰する。ここに、押釦ハンドル32が押される前
は、開閉素子ブロック24Aは、図18(a)に示すよ
うに、ボディ5aに突設されたリブ23b(図7参照)
に接触している。そして、押釦ハンドル32を押操作す
ると、開閉素子ブロック24Aが回動して図18(b)
に示すように、可動接点29が固定接点26と接触す
る。ここに、開閉素子ブロック24Aの回動範囲は、上
記リブ23b及び固定接点26により規制される。
【0026】次に、常閉型の押釦スイッチについて説明
する。図19及び図20は常閉型の押釦スイッチ5’を
示すが、基本構造は上述の常開型の押釦スイッチ5と略
同じであり、同じ構成要素には同一の符号を付してある
ので、相違する点のみ説明する。常閉型の押釦スイッチ
5’の構造は、接点端子板ブロック25Bの固定接点2
6の配設位置、開閉素子ブロック24Bの可動接点29
のかしめ方向、開閉素子ブロック24Bの配設配置のみ
が常開型の押釦スイッチ5と相違する。
【0027】接点端子板ブロック25Bは、図21乃至
図23に示すように、端子板25の折曲片25bの孔2
5cに固定接点26がかしめ固定されている(図24参
照)。ここに、端子板25は、接点端子板ブロック25
A,25Bで共通であり、接点端子板ブロック25Bと
接点端子板ブロック25Aとは端子板15への固定接点
26のかしめ位置が異なるだけである。
【0028】また、開閉素子ブロック24Bは、図25
に示すように、開閉素子24に可動接点29がかしめ固
定されている。ここに、開閉素子24は開閉素子ブロッ
ク24A,24Bで共通であり、開閉素子ブロック24
Bと開閉素子ブロック24Aとは開閉素子24への可動
接点29のかしめ方向が異なるだけである。ここに、開
閉素子ブロック24B及び接点端子ブロック25Bは図
26及び図27に示すようにボディ5へ収納され、開閉
素子ブロック24Bの組み込み方向が開閉素子ブロック
24Aとは異なる。つまり、押釦ハンドル32が押操作
される前は、図28(a)に示すように可動接点29が
固定接点26に接触しており(図20参照)、押釦ハン
ドル32を押操作すると、図28(b)に示すように開
閉素子ブロック24Bが回動するこにより可動接点29
が固定接点26から開離する。ここに、開閉素子ブロッ
ク24Bの回動範囲は、固定接点26及びボディ5aに
突設されたリブ23a(図7参照)により規制される。
ここで、本実施形態では、開閉素子ブロック24Bが回
動したときに、支持板15aに対する開閉素子ブロック
24Aの角度が90度になって開閉素子ブロック24A
が反転する前までに開閉素子ブロック24Bが停止する
ように上述のリブ23aが突設されている。
【0029】以上説明したように、本実施形態では、開
閉素子24への固定接点29のかしめ方向を変更すると
ともに、端子板25への固定接点26のかしめ位置を変
更し、ボディ5aへの開閉素子24の組み込み方向を変
更することにより、常開型の押釦スイッチ5と常閉型の
押釦スイッチ5’とで開閉素子24、端子板25の共通
化が図れるので、コストの低減を図ることが可能になる
のである。すなわち、従来のように常開型の押釦スイッ
チと常閉型の押釦スイッチとでそれぞれ形状の異なる開
閉素子及び端子板を用意する必要がなくなるのである。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、押釦ハンドルと、可
動接点が固着され押釦ハンドルの押操作に連動して回動
する開閉素子ブロックと、開閉素子ブロックが電気的に
接続される端子板ブロックと、可動接点が接離する固定
接点が固着された接点端子板ブロックと、各ブロックが
収納されるボディとを備え、接点端子板ブロックは、固
定接点を固着するための一対の接点片を有する端子板
、一対の接点片の一方の接点片に固着される上記固定
接点とで構成され、開閉素子ブロックは、表裏を逆にし
てもボディに組み込み可能な板状の開閉素子と、開閉素
子に固着された上記可動接点とで構成され、固定接点が
固着された接点片に応じて上記可動接点が固定接点と対
向する組み込み方向で開閉素子がボディに組み込まれ、
ボディには、開閉素子ブロックが反転しないように開閉
素子ブロックの回動範囲を規制するリブが突設されて成
るので、常開型の押釦スイッチと常閉型の押釦スイッチ
とで開閉素子、端子板の共通化が図れるから、コストの
低減を図ることが可能になるという効果がある。また、
ボディに、開閉素子ブロックが反転しないように開閉素
子ブロックの回動範囲を規制するリブが突設されている
ので、押釦ハンドルを押操作したときに、開閉素子ブロ
ックが反転しないようにすることができるという効果が
ある。
【0031】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、可動接点及び固定接点がかしめにより固着されるの
で、開閉素子への固定接点のかしめ方向を変更するとと
もに、端子板への固定接点のかしめ位置を変更し、ボデ
ィへの開閉素子の組み込み方向を変更することにより、
常開型の押釦スイッチと常開型の押釦スイッチとを構成
することが可能となり、常開型の押釦スイッチと常閉型
の押釦スイッチとで開閉素子、端子板の共通化が図れる
から、コストの低減を図ることが可能になるという効果
がある。
【0032】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、端子板ブロック及び接点端子板ブロッ
クが、電線と接続される一対の端子片を有し、端子片
と、端子片に電線を圧接接続する鎖錠ばねと、端子片と
電線との接続を外すために鎖錠ばねを圧接解除方向に撓
ませる解除釦とで速結端子を構成しているので、電線が
容易に且つ確実に接続できることから均一な結線と省施
工化が図れ、しかも一対の端子片を有することにより送
り配線が可能となり、さらに省施工化が図れるという効
果がある。
【0033】
【0034】請求項の発明は、請求項1乃至請求項
の発明において、ボディとカバーとで形成される器体
が、埋込用配線器具の取付枠に取り付けることができる
取付部を備えるとともに、取付枠の取付窓の短手方向に
おける器体の寸法に略等しい幅寸法に形成され且つ押操
作により押釦ハンドルを移動させる操作ハンドルを取着
する取着部を備えているので、操作ハンドルを取着する
ことにより操作性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示し、常開型の押釦スイッチの分解
斜視図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】同上の背面図である。
【図6】同上を取り付ける取付枠の斜視図である。
【図7】(a)は同上のボディの要部平面図、(b)は
(a)の断面図である。
【図8】同上に用いる接点端子板ブロックの平面図であ
る。
【図9】同上に用いる接点端子板ブロックの正面図であ
る。
【図10】同上に用いる接点端子板ブロックの側面図で
ある。
【図11】図8のA−A’断面図である。
【図12】同上に用いる接点端子板ブロックの要部断面
図である。
【図13】同上に用いる開閉素子ブロックを示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図14】同上のカバーを取り外した状態の平面図であ
る。
【図15】同上の要部説明図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【図17】同上の他の動作説明図である。
【図18】同上の別の動作説明図である。
【図19】実施形態を示し、常閉型の押釦スイッチの分
解斜視図である。
【図20】同上の断面図である。
【図21】同上に用いる接点端子板ブロックの平面図で
ある。
【図22】同上に用いる接点端子板ブロックの正面図で
ある。
【図23】図21のA−A’断面図である。
【図24】同上に用いる接点端子板ブロックの要部断面
図である。
【図25】同上に用いる開閉素子ブロックを示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図26】同上のカバーを取り外した状態の平面図であ
る。
【図27】同上の要部断面図である。
【図28】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
5 押釦スイッチ 15 端子板ブロック 15a 支持板 24 開閉素子 24A 開閉素子ブロック 25 端子板 25A 接点端子板ブロック 25a 接点片 25b 接点片 26 固定接点 29 可動接点 32 押釦ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−29577(JP,A) 特開 平6−76686(JP,A) 特開 平6−111686(JP,A) 実開 昭63−194442(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 1/26 H01H 13/00 - 13/76 H01H 19/00 - 21/88 H01H 23/00 - 23/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押釦ハンドルと、可動接点が固着され押
    釦ハンドルの押操作に連動して回動する開閉素子ブロッ
    クと、開閉素子ブロックが電気的に接続される端子板ブ
    ロックと、可動接点が接離する固定接点が固着された接
    点端子板ブロックと、各ブロックが収納されるボディ
    を備え、接点端子板ブロックは、固定接点を固着するた
    めの一対の接点片を有する端子板と、一対の接点片の一
    方の接点片に固着される上記固定接点とで構成され、開
    閉素子ブロックは、表裏を逆にしてもボディに組み込み
    可能な板状の開閉素子と、開閉素子に固着された上記可
    動接点とで構成され、固定接点が固着された接点片に応
    じて上記可動接点が固定接点と対向する組み込み方向で
    開閉素子がボディに組み込まれ、ボディには、開閉素子
    ブロックが反転しないように開閉素子ブロックの回動範
    囲を規制するリブが突設されて成ることを特徴とする押
    釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 可動接点及び固定接点はかしめにより固
    着される成ることを特徴とする請求項1記載の押釦スイ
    ッチ。
  3. 【請求項3】 端子板ブロック及び接点端子板ブロック
    は、電線と接続される一対の端子片を有し、端子片と、
    端子片に電線を圧接接続する鎖錠ばねと、端子片と電線
    との接続を外すために鎖錠ばねを圧接解除方向に撓ませ
    る解除釦とで速結端子を構成して成ることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の押釦スイッチ。
  4. 【請求項4】 ボディとカバーとで形成される器体は、
    埋込用配線器具の取付枠に取り付けることができる取付
    部を備えるとともに、取付枠の取付窓の短手方向におけ
    る器体の寸法に略等しい幅寸法に形成され且つ押操作に
    より押釦ハンドルを移動させる操作ハンドルを取着する
    取着部を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至請求
    3のいずれかに記載の押釦スイッチ
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