JP4495613B2 - スイッチ装置 - Google Patents
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Description
前記ケース31内部には、レバー32に連動する可動接点と固定接点とがあり、これらの接点につなげられた一対の接片33、33が、レバー32の突出する側と反対側のケース31の一端面から外部に突出している。
また、取付部35には、後述する端子41を嵌入させるための取付孔36が形成されている。
前記取付孔36は、端子41の断面が収まる大きさの略H字形に形成され、互いに対向する一対の係止片37、37を備えている。
また、ケース31の一隅側には挿通孔38が設けられ、この挿通孔38に後述する係合ピン42を嵌合させることによりケース31の位置ズレを防止するようになっている。
そして、端子41に取付孔36を嵌入させる共に、係合ピン42に挿通孔38を挿通することにより、スイッチ装置30は、ハウジング40の所定位置に固定されると共に、各接片33は、ハウジング40側の各端子41に対して電気的にも接続される。
このような従来のスイッチ装置30は、例えばドアロック用検出スイッチとして用いられている。
そのために、従来のスイッチ装置30は、例えば右開閉のドアに用いることができても、左開閉のドアには用いることができず、右開閉のドア用と左開閉のドア用の2種類のスイッチ装置を用意しなければならないという問題があった。
本発明は、前述したような問題点を解決するためになされたもので、1種類で左右両方向から外部接続部材を接続可能なスイッチ装置を提供することを目的とする。
また、前記課題を解決するための第2の手段として、前記ケースには、外部の取付部材に前記ケースを位置決めして取付可能な位置決め孔が形成されていることを特徴とする。
そのために、本発明のスイッチ装置を取り付ける取付部材が、例えばドアの場合だと、左開閉のドアでも右開閉のドアでも、1種類のスイッチ装置で対応できドアロック装置の標準化が可能である。
また、固定接点は、ケース内部に収納したウエハに支持され、固定接点の接続部は、ウエハからの延出部分をU字状に折り返して形成され、U字状の接続部は、一方側が開放部によって開放されている共に、他方側の折り返し基部が切り欠きされて差込孔が形成され、挿通孔から差し込んだ外部接続部材は、開放部及び差込孔を挿通して接続部に接続することができるので、外部接続部材を左右両方向から挿入して固定接点に確実に接続できる。
また、ケースには、外部の取付部材にケースを位置決めして取付可能な位置決め孔が形成されているので、外部の取付部材の所定位置に容易に位置決めして取り付けることができる。
また、それぞれの弾接部は、外部接続部材に接続する部分が山形形状に折り曲げられて片持ち状をなしているので、侵入する外部接続部材を山形形状で片持ち状の弾接部でガイドすることができ、取付作業性に優れている。
また、空洞部1aは、互いに対向する左右の第1、第2側板1b、1cに挟まれていると共に上方が天板1dで遮蔽されて、下方が開放されている。
前記互いに対向する左右の第1、第2側板1b、1cには、下部側に所定の間隔でスナップ孔1f、1fがそれぞれ貫通形成されている。
また、左右の第1、第2側板1b、1cのそれぞれには、スナップ孔1fの図示奥側に、ソケット等の後述する外部接続部材10が挿通可能な一対の第1、第2挿通孔1g、1hが図示上下にそれぞれ貫通形成されている。
前記第1、第2挿通孔1g、1hが形成された部分の空洞部1a内には、後述する第1、第2固定接点4、6の第1、第2接続部5、7が位置するようになっている。
前記本体部2b下部には、互いに対向する左右の側部からつば状に突出する一対のストッパー壁2cが形成されている。
前記レバー部材2を空洞部1aの所定位置に回動自在に支持すると、天板1dのレバー挿通孔1eから操作部2aが図示上方に挿通するようになっている。
また、レバー部材2を回動自在に支持可能な回動支持部2eが、ストッパー壁2cの図示奥側に円柱状で高さが低く突出形成されている。
そして、レバー部材2は、回動支持部2eがケース1の左右の第1、第2側板1b、1cの内面に支持されて回動自在になっている。
また、レバー部材2の回動支持部2eが形成された部分の内部には、後述する弾性部材8を支持可能なバネ支持部(図示せず)が形成されている。
前記バネ支持壁3bには、コモン接点である第1固定接点4の一部がインサート成型等により埋設されており、基部3aには、個別接点である第2固定接点6の一部が埋設されて支持されている。そして、第1、第2固定接点4、6が互いに絶縁されている。
また、ウエハ3の互いに対向する左右の側面には、ケース1のスナップ孔1f、1fにスナップ係合可能な突起部3e、3eが突出形成されている。
前記突起部3e、3eに挟まれた部分の基部3aには、ケース1の第1位置決め孔1jと略同じ径寸法の貫通孔3fが形成されている。
そして、ウエハ3をケース1の空洞部1aに挿入してスナップ孔1fに突起部3eをスナップ係合すると、ケース1側の位置決め孔1jとウエハ3の貫通孔3fとが重なるようになっている。
前記第2固定接点6は、第2接続部7が第1接続部5と同様に、端面3gからの延出部分を端面に沿って略U字状に折り返して形成されている。
そのために、第2接点部6aより高い第1接点部4aには、後述する可動接点9が常時接するようになっているが、高さの低い第2接点部5aには、レバー部材2を回動させることで可動接点9が接離可能になっている。
また、第1接続部5には、開放部5a近傍及び差込孔5c近傍に、互いに対向する内向きに山形形状に折り曲げられて片持ち状をなした第1、第2弾接部5d、5eが形成されている。
このことにより、後述する外部接続部材10が、開放部5a側、あるいは差込孔5c側のどちらから挿入されたとしても、第1、第2弾接部5d、5eがスムーズに弾性変形して、外部接続部材10に弾接することができる。
そのために、第1、第2固定接点4、6と外部接続部材10との電気的な接続を確実に行うことができる。
また、折り返し基部5bは、切り欠き形成した差込孔5cを挟んで互いに対向する連結部5f、5fが形成され、この連結部5f、5fが略U時状に折り返されている。前記第2弾接部5eは、折り返し基部5bを切り欠きする時に、同時に形成されるようになっている。
また、第2固定接点6の第2接続部7は、第1接続部5と同じ構成なので、同じ番号を付して詳細な説明は省略する。前記第2接続部7は、開放部7a、折り返し部7b、差込孔7c、第1弾接部5d、第2弾接部5e、連結部7fからなっている。
更に、ケース1の第2側板1cの第1挿通孔1gと第1接続部5の差込孔5cとが対峙すると共に、第2側板1cの第2挿通孔1hと第2接続部7の差込孔7cとが対峙する。
前記第1、第2固定接点4、6は、ウエハ3に埋設した部分を挟んで第1、第2接点部4a、6aと、第1、第2接続部5、7とが離れた位置に形成されている。そのために、第1、第2接続部5、7に、後述するプラグ等の外部接続部材10を接続したときに発生する火花等の異物が、第1、第2接点部4a、6aに飛散するのを防止することができる。
そして、バネ受け部3cに弾性部材8を載置すると、一端部8aがウエハ3のバネ係止部3dに嵌合して弾性部材8がウエハ3に係止されると共に、他端部8bがレバー部材2の右側のストッパ壁2cに弾接して、レバー部材2を上方に弾性付勢するようになっている。
そして、レバー部材2の接点収納部2d内の空洞部に収納して保持した可動接点9は、動きが規制されて抜け止めされるようになっている。
前記レバー部材2の接点収納部2d内に保持した可動接点9は、レバー部材2の回動操作で、第1、第2接点部9b、9cが第1、第2固定接点4、6の板状の第1、第2接点部4a、6aを挟み込んで、円弧状の第1、第2接点部4a、6aに沿って摺動可能になっている。
この初期状態における可動接点9の第1接点部9bは、第1固定接点4の第1接点部4aに接触しており、第2接点部9cは、第2固定接点6の第2接点部6aから離間している。
そのために、第1、第2固定接点4、6は、電気的に不動通状態となっている。
この時の可動接点9は、レバー部材2の接点収納部2d内の空洞部で動きが規制されているので、レバー部材2の回動操作に確実に連動して回動するので、レバー部材2の回動操作で確実にスイッチ回路を切り換えることができる。
このことにより、可動接点9の第2接点部9cが第2接点部6aから離間して、スイッチ回路が初期状態に復帰する。
前述したような本発明のスイッチ装置の可動接点9は、レバー部材2の接点収納部2dに収納するだけで動きが規制されて抜け止めされるので、組立性に優れていると共に、レバー部材2の回動に忠実に連動して回動することができ、スイッチ回路の切り換えタイミングのバラツキをなくすることができる。
そして、本発明のスイッチ装置は、左右の第1、第2側板1b、1cに形成した第1、第2挿通孔1g、1hと第1、第2接続部5、7とが対峙しているので、例えば右開閉のドアからなる取付部材11に取り付けるには、図6に示すように、右側の第2側板1c側を右開閉のドアである取付部材11と対向させて、第2側板1c側の第1、第2挿通孔1g、1hに外部接続部材10を挿通すると、開放部5aから外部接続部材10が侵入して、第1、第2弾接部5d、5eに弾接する。
更に、強固に取付部材11に取り付けるにはネジ等を用いて取り付けることも可能である。
即ち、本発明のスイッチ装置は、姿勢を変えることなく、左右両方向から外部接続部材10に第1、第2固定接点4、6を接続できるので、1種類で右開閉のドア用と左開閉のドア用とを兼用することができる。
また、第1、第2接続部5、7は、開放部5a、7aを第2側板1cに対峙させると共に、折り返し基部5b、7bを第1側板1bと対峙させたもので説明したが、この逆でも良い。
1a 空洞部
1b 第1側板
1c 第2側板
1f スナップ孔
1g 第1挿通孔
1h 第2挿通孔
2 レバー部材
2a 操作部
2b 本体部
2c ストッパ壁
3 ウエハ
3a 基部
3b バネ支持壁
3c バネ受け部
4 第1固定接点
4a 第1接点部
5 第1接続部
5a 開放部
5b 折り返し基部
5c 差込孔
5d 第1弾接部
5e 第2弾接部
5f 連結部
6 第2固定接点
7 第2接続部
8 弾性部材
9 可動接点
10 外部接続部材
11 取付部材
Claims (4)
- 内部に空洞部が形成されたケースと、前記空洞部に収納された固定接点と、この固定接点に接続することによりスイッチング動作可能な可動接点と、この可動接点を保持した状態で操作可能な可動部材とを備え、
前記固定接点には、外部に配設している外部接続部材に接続可能な接続部が形成され、前記空洞部を挟んで互いに対向する左右の側板には、前記外部接続部材を挿通させて前記接続部に接続するための挿通孔がそれぞれ形成され、
前記固定接点は、前記ケース内部に収納したウエハに支持され、前記固定接点の前記接続部は、前記ウエハからの延出部分をU字状に折り返して形成され、前記U字状の接続部は、一方側が開放部によって開放されている共に、他方側の折り返し基部が切り欠きされて差込孔が形成され、
前記挿通孔から差し込んだ前記外部接続部材は、前記開放部及び前記差込孔を挿通して前記接続部に接続することを特徴とするスイッチ装置。 - 前記ケースには、外部の取付部材に前記ケースを位置決めして取付可能な位置決め孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
- 前記開放部近傍及び前記差込孔近傍の前記接続部には、前記開放部及び前記差込孔を挿通する前記外部接続部材に弾接可能な弾接部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスイッチ装置。
- 前記それぞれの弾接部は、前記外部接続部材に接続する部分が山形形状に折り曲げられて片持ち状をなしていることを特徴とする請求項3記載のスイッチ装置。
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